ことり「収容違反だってば!!」
補遺:
SCPとことりと幼馴染二人のお話をします
第十回までします。
全てのSCiPの設定は、話の都合上ある程度の改変が施されています。
加えて、ことりと幼馴染二人も普段以上の性格になっています。
宜しくお願いします。
第二回
SCP-1306【万能鳥餌】
と
ことりと幼馴染二人
〈本家〉
http://ja.scp-wiki.net/scp-1306
タッタタッタ
ことり「ハートをみぃ〜がくっきゃない♪」
ことり「ホンキでみぃ〜がくっきゃな──」
ことり「……ん?」
ザッ
ことり「なんだろ、コレ」スッ
ことり「ポストの上に……ノート?」
ことり「なんだろ?誰かが置いて忘れちゃったのかな?」
ことり「……」
ことり(……ちょっとだけなら、ね?)
ペラッ
ことり「ん〜、名前とか手掛かりになりそうな事は全然書いてないなぁ……」ペラッ
ことり「──ん?なんだろこれ、えっとぉなになに?」
ことり『"万能鳥餌"?』
ことり「んん……ピーナッツバター。ヒマワリの種。それから……ふむふむ」
ことり「"コレらを混ぜ合わせて使用することで、その効果が得られます"」
ことり「……効果?」
ことり「ん?まだ続きがある」
ことり「"それら混合した物を市販の給仕機に格納し、対象の出現を待つ"?」
ことり「対象?鳥のことだよね?」
ことり「でも、給仕機かぁ……お家になにかあったかなぁ」
ことり「う〜ん」
ことり「──帰って検証してみよっかな。」
───
─
【南家】
ことり「さてと、あのノートに書いてあるレシピを試してみよっかな」フンスッ
ことり「えっと、先ずはピーナッバターとひまわりの種。あとは──」
ことり「え"っ、こんなの混ぜちゃって本当に大丈夫なの……?」
ことり「鳥のエサなんだよね……?
ことり「まぁ、メモに書いてあるんだし、きっとコレで良いんだよね。うん」
ことり「混ぜまーす♪」ゴトッ
ことり「ねるねるねるねはイヒヒヒヒッ」
ことり「ねればねるほと色が変わって、こうやって付けて」ネリネリ
ことり「──食べません!」バンッ
ことり「よし。後はコレを窓辺に置いたら終了〜♪」
ことり「ふふ。どんな動物が来てくれるんだろう」
ことり「楽しみだなぁ〜」
〜10分後〜
ことり「……う〜ん。まだかなぁ」
ことり「スズメ、ハト、カラス……はいいや。あとは……」
ことり「…………スズメ。」
〜20分後〜
ことり「……」クルクル
ことり「びーといん、びーといん、びびびびびびびぃー・・・」カタカタ
ことり「……」ボォ-
〜30分後〜
ことり(……飽きちゃった。)スッ
pi pi
ことり「……」prrr prrr pr
<モシモ-シ?
ことり「あ、ズドラーストヴィチェ〜♪」
<ハ?
───
─
ガチャ
ことり「いらっしゃ〜い♪」
穂乃果「来たよ!」
海未「お邪魔します」
穂乃果「ことりちゃん!あの挨拶なに!?」
ことり「気にしないないナイジェリア〜♪」
穂乃果「!?」
海未「──さて、予習でもしますか」スッ
穂乃果「!」
穂乃果「ちょっと海未ちゃん!」
海未「はい?」
穂乃果「私たちは遊びに来たんだよ!?真面目に遊んで!」
海未「……」ピンッ
穂乃果「あぅっ!」
海未「真面目に馬鹿なことを言わないで下さい」
穂乃果「うぅ……っ」
ことり「あ、あはは……」
海未「はい、教科書のここからです。」
穂乃果「……それは私に言ってるのかな?」
穂乃果「園田海未さん。」
海未「えぇ、そうですよ」
海未「高坂穂乃果。」スッ
穂乃果「──面白い冗談だね」スッ
海未「……」ザッ
穂乃果「……」ダンッ
ことり「あの……」
穂乃果「……勝負、する?」
海未「いいでしょう」
穂乃果「っ」グッ
海未「……」スッ
「最初は!」「グー!」
穂乃果「ジャン!」
海未「ケン!」
穂乃果・海未『ポンッ!!』グ-
穂乃果「あい!」
海未「こで!」
穂乃果「しょ!」チョキ
海未「しょ!」グ-
穂乃果「あー!?また負けたぁーっ!!」
海未「ふふ。コレで49勝27敗」
海未「夢の50勝までリーチです。」
穂乃果「なんで負けるかなぁー!」
海未「日頃の行いの差です」
ことり「それじゃあ、海未ちゃんには勝利のクッキーを進呈しまーす♪」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「うぅ……」
ことり「穂乃果ちゃん」
穂乃果「なぁに〜」
ことり「はいキャンディー♪」
穂乃果「はむっ」パクッ
穂乃果「あぁ……甘くて癒されるぅ。」コロコロ
ことり「えへへ」
……ブブブブッ
ことり「んん?この音って……」
穂乃果「うわぁ、もしかして蜂じゃない?」
ことり「わわわ!ま、窓閉めなきゃ!」
海未「かなり大きな音ですね。クマバチでしょうか」
ことり「よいしょっと……ん?」
ブブブブッ
ことり「…………えっ」
【工作用紙で出来たハチドリのコスチュームを着ている幼年のゴールデンレトリーバー】
ことり「」
海未「……ことり?」
穂乃果「ダメだよ?ことりちゃん。面白い顔になってるよ?」
ことり「」
穂乃果「……わぉ、固まってる」ツンツン
海未「まったく、なんだと言うのですか」スッ
海未「よいしょっと……」チラッ
【工作用紙で出来たハチドリのコスチュームを着ている幼年のゴールデンレトリーバー】
海未「……………………は?」
穂乃果「──ねぇ、どうしたの?」
海未「」
ことり「」
穂乃果「もうっ!二人とも!」
穂乃果「いっつも穂乃果に言ってるじゃん!女の子なんだから、仕草とかもう少し女の子らしくしなさいって!」
海未「」
ことり「」
穂乃果「ちょっと!穂乃果の話聞いt」チラッ
【工作用紙で出来たハチドリのコスチュームを着ている幼年のゴールデンレトリーバー】
穂乃果「……」
穂乃果「………………ぁぇ?」
ブブブブッ
パクパク
穂乃果「」
ことり「」
海未「」
ブブブブ…………
穂乃果「……」
ことり「……」
海未「……」
穂乃果「…………なに、あれ」
ことり「…………いぬ。」
海未「」
穂乃果「…………だよね」
ことり「…………そらとぶいぬ」
穂乃果「…………だよね。」
「……ふ、ふふっ」
穂乃果「へ?」
海未「ふふ……っ、ふふふふふふふっ」
海未「アーッハッハッハッハッ!!!!」
穂乃果「!?」
ことり「いぬいぬ」
海未「イッヒッヒッヒッwwwさw最高ですよwww」
穂乃果「う、うみちゃん……?」
海未「とっても面白い隠し芸でしたぁww」
ことり「ちゅんちゅん」
海未「……はぁ。凄いですね、二人とも」
穂乃果「……」
海未「一体どうやったのですか?まるで本当に子犬が飛んでいる様に見えましたよ?」
ことり「……」
穂乃果「ぇ……海未ちゃん、あのね?」
海未「きっとアレですよね?犬のヌイグルミにコスチュームを着せて、紐で釣ったんですよね?」
海未「動きがとてもリアルでしたよ。みんなの前でやればきっと大ウケ間違いなしです」
穂乃果「だ、だからね?アレは──」
ニョキニョキニョキッ!
穂乃果「!?」バッ
海未「ひっ!?」ズザッ
ことり「っ!」ドッ
ニョキニョキッ!ニョキニョキッ!
穂乃果「あ……あぁ、あ……っ!」
海未「ひいぃぃいぃぃぃっ!!」
ことり「あ、あ、足っ!足ぃ!!」
ことり「スッゴい大っきなあしぃいいいいいいいいいっ!!!」
パクパク
穂乃果「きゃあああああああああああああああああああああっっ!!!!!!!」ドタタッ
海未「いやあああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!」ズザッ
ことり「やだぁああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」ババッ
ヒュルルルルン……
ことり「足……あし、鳥の……大っきなあしがいっぱい生えてきたあぁぁ……っ」ビクビクッ
海未「の……の、呪いですっ……、昨日食べた手羽先の呪いですぅ……っ!」ガタガタッ
穂乃果「〜ッッッ」チラッ
穂乃果「……あ、あれ?」
ことり「ピイィィィィ……ッ」
海未「仏説摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度……っ」
穂乃果「ぁ……い、いない?」
穂乃果「ふ、二人とも!もう居なくなったみたいだよ!」
ことり「……ほ、ほんと?」
海未「集滅道無智亦無得以無所得故菩提薩埵依般若波羅蜜多故心無罣礙無罣礙故ッ!!」
穂乃果「海未ちゃん!大丈夫だってば!」
海未「ぎゃーてーぎゃーてーはらぎゃーてー!はらそうぎゃーてーぼーじーそわかぁーッ!!!」ブンブンッ
───
─
穂乃果「落ち着いた?」
海未「……うん。」
ことり(相当ショックだったみたいだね……。ことりもだけど、)
穂乃果「あ〜、ちょっと横になった方がいいのかな?」
ことり「大丈夫?なにか飲む?」
海未「……うぅん、へいき。だからそんなに気を使わないで」
穂乃果(うわぁ……)
ことり(敬語じゃない海未ちゃんなんて、何年ぶりだろぉ……)
海未「拙者のことはいいから、二人でゆっくり話して下さんせ」
穂乃果「……」
ことり(……だれ、)
穂乃果「そ、それにしても、どうしてこんな事になったんだろう?」
ことり「う〜ん……。特になにか変わった事した覚えは……」
ことり「あっ」
穂乃果「え?」
ガラッ
ことり「──コレかも、」
穂乃果「なにそれ?ペットの餌入れ?」
ことり「えっと、実はね?今朝こんなノートを拾ったの」ガサッ
穂乃果「ん?なにこれ?」
穂乃果「……材料?給餌器?コレ、なんかの餌のレシピなの?」
ことり「さっきの空飛ぶワンちゃんも食べてたから、多分あの子たち用のなんだと思う」
穂乃果「"万能鳥餌"……?」
穂乃果「え!?じゃあアレって全部鳥なの!?」
ことり「う、う〜ん……」
穂乃果「──てゆー事はさ?あの大っきな足も、コレを食べに来たってこと……?」
ことり「さっきより餌が減ってるから、もしかしたら……」
カツッ カツッ カツッ
穂乃果「!?」
ことり「な、なに!?」
海未「ひいぃぃいぃぃぃっ!!」ズザッ
ホッホ-ゥ
穂乃果「……ふ、ふくろう?」
ことり(あ、可愛い)
カツッ カツッ
穂乃果「……今度は、普通の鳥だね」
ことり「でも、ここら辺にフクロウなんて居るのかなぁ?」
海未「ふ、不Crow?なんなんですかソレ……八咫烏(ヤタガラス)の親戚ですか……?」ビクビクッ
カツッ……
穂乃果「あれ?餌箱まで来たのに、飛び移らないね」
ことり「どうしたんだろう?」
ギッ...ギギギッ...
穂乃果「んん?……なんだろう、爪で地面を引っ掻き出したよ?」
ことり「???」
ギギッ...ギッギッギギギッ......
海未「うぅ……きっとコレ、呪いのリズムなんですぅ……っ」
穂乃果「でも、なんか可愛いね」
ことり「!」
ギギッ
ことり「──コレって、もしかしたら何かのマークじゃないかなぁ?」
穂乃果「え?……ホントだ。なんかよく分からないマークに見えるね」
海未「き、きっと……そこからナニかを召喚する気なんですぅ……っ」
……。
穂乃果「……止まっちゃった。」
ことり「マークの上でジッとしてるね」
海未「〜ッッッ」
穂乃果「疲れちゃったのかな?」
ことり「ふふ。可愛いねぇ♪」
穂乃果「でもさ、この子ってどこから飛んで来たのかn」
ニョキニョキニョキッ!!!
穂乃果「!!?!?」
ことり「わあああああああああっっ!!!」
海未「ふわぁあああああああっっ!!!!」
パクパクッ
穂乃果「あっ、あしぃ!!?足伸びたぁああああああっ!!!」
ことり「見えない聞こえない!!ことりなぁーんにも見えないし聞こえなぁあああああいっ!!!!」ギュッ
海未「」バタッ
カツッ カツッ カツッ......。
穂乃果「伸びたよぉおおお!!!脚だけ10倍くらい伸びたよぉおおおおおっ!!!!!」
ことり「ららららー!ららららー!うぇっかっとぅーざーじゃ◯りぱーっ!!!」ギュッ
海未「」
穂乃果「うぅ……っ、な、なんなの一体……っ」チラッ
……
穂乃果「ぁ……良かったぁ……やっぱりコレ食べに来ただけなんだ……」
ことり「すっごーい!!たーのしいーっ!!」
穂乃果「こ、ことりちゃん!!ことりちゃーんっ!!!」ユサユサッ
ことり「アワ、アワワワワ……ッ」
穂乃果「ことりちゃんっ!!!」ペチンッ
ことり「ぷにゅん!」
穂乃果「しっかりして!」
ことり「うぅ……しっかりしたくなぁい、」
穂乃果「もうやめよ!?アレ片付けちゃおうよっ!!」
ことり「でで、でもさ?途中で止めちゃったりしたら……何か良くない事とか、ありそうじゃない……?」
穂乃果「海未ちゃんみたいな事言わないでよぉ!!呪いなんてある訳ないじゃん!!」
ことり「でもぉ……」
チュン!
穂乃果「!?」
ことり「ひいぃっ!?」
(・8・)
穂乃果「な……なに、アレ……?」
ことり「っ……っっ!」
(・8・)
穂乃果「こ、ことりちゃんの事……ジッと見てるよ……?」
ことり「〜ッッッ」
(・8・)
穂乃果「あの……さ?あ、挨拶とか……した方がいいのかも……?」
ことり「うっ……、えっと……」
ことり「こ、こんにち……わ?」
(・8・)
ことり「うぅ……っ」
(・8・)
(・8・)<コレハヨソウデキナカッタデショ?
ことり「!!?!?」
(^8^)<ネェ?コトリ
ことり「」バタッ
穂乃果「!?」
ことりちゃぁあああああああんっっ!!!!
───
─
コンコンッ
ガチャ
理事長「みんな、もうすぐお夕飯の時間だけど──」
理事長「?」
穂乃果「……」
海未「……」
ことり「……」
理事長「……ど、どうしたの?」
穂乃果「……すみません」スッ
海未「……失礼します」スッ
理事長「え?」
ガチャ......バタンッ
理事長「ぇ……えっと、」
ことり「……」
理事長「こ、ことり……?」
ことり「……」
スッ
ことり「あんなの予想出来るわけないです」
理事長「は?」
ことり「……お邪魔しました。」
バタンッ
理事長「……」
理事長「………………え?」
おわり。
scpっすか~いいっすね~!
個人的にリクエスト、SCP-3007
無理っすかね?自分怖いから見たくないんですよ…
よかったらお願いしまーす!
応援してます!頑張ってください!
あ、すみませぇん
間違えてました正しくはscp-1690-jp
トンあるいはウロボロスです!
これめっちゃ怖いから見たくないんです!
すみません!
では!長文失礼しました!