「──そう言えばさ」

「なによ」

穂乃果「にこちゃんって、なに型？」

にこ「は？」

海未「またですか……」

穂乃果「いーじゃん！気になるんだもん！」

にこ「なに？どう言うこと？」

ことり「えっとね？穂乃果ちゃんは、にこちゃんの血液型を教えて欲しいんだって」

にこ「……あぁ、そう言う」

海未「聞いたところで、なにがどうなるものでも無いでしょうに」

穂乃果「そんな事ないよ！」

穂乃果「タイプ毎の違いって絶対あるって、穂乃果は思うんだよ！」

海未「昔から話しているのに、結局なんの結論も出ていないではありませんか」

海未「正直、もうこの議論は飽きました」

穂乃果「ある！絶対あるもん！」

にこ「……」

ことり「ち、ちなみに、にこちゃんはなに型なの？」

にこ「へ？私はAだけど」

穂乃果「うそぉ！？」

にこ「……どう言う意味よ」

穂乃果「穂乃果、にこちゃんは絶対O型だと思ってたのに」

海未「なにを根拠に言っているのですか」

穂乃果「だって、にこちゃんって結構大雑把な性格してるじゃん！」

にこ「どこがよ！」

ことり「──穂乃果ちゃん、」

穂乃果「え？」

ことり「この部室の棚、よく見てみて？」

穂乃果「棚？」

穂乃果「……」ｼﾞｨ-

【整理整頓】

穂乃果「……見たよ？」

ことり「どう思った？」

穂乃果「へ？き、綺麗に並んでるな〜って」

ことり「でしょ？」

穂乃果「？？？」

海未「……つまり、にこは物の管理がキチンと行き届いている。と言うわけですね？」

ことり「その通りです♪」

ことり「ここだけ見ても、にこちゃんは凄く几帳面な性格だなって。そう思うよ？」

穂乃果「た、たしかに！」

にこ「なんか恥ずかしいんだけど……」

海未「その点、穂乃果の部屋の本棚は種類も順番も滅茶苦茶に並んでいますね」

穂乃果「で、でも！ちゃんと本棚には入れてるから！」

にこ「あんた、よく気にならないわね」

穂乃果「なにが？」

にこ「順番。あと種類」

海未「そうですね。同じ作品は同じ場所へ、巻ごとにちゃんと並べられていないと、私もまったく落ち着きません」

にこ「本当よ。一巻抜けたりしてるだけで、一日中その事が頭から離れなくなるわ」

海未「凄く分かります。家中大捜索した後、新たに本屋へ買いに行く事もありますよ」

にこ「あ〜あるある。ついでにあっちコッチ掃除したくなるわよね」

海未「えぇ、気が付いたら模様替えしている時もありました」

「アンタもだったのねぇ」

「そうなんですよ」

ことり(A型談義が始まっちゃった……)

穂乃果「そう言うものなの？」

ことり「あ、あはは……どうだろうねぇ」

ガチャ

凛「お疲れにゃ〜」

花陽「お疲れさまです」

穂乃果「おぉ、ちょうどいい所に！」

凛「へ？」

花陽「？」

穂乃果「凛ちゃんはもちろんOだよね？」

凛「おー？なにが？」

ことり「穂乃果ちゃん、いきなり過ぎ」

穂乃果「あぁ、ごめんごめん」

花陽「どうしたの？」

穂乃果「二人の血液型を聞きたいなーって」

凛「凛はA型だけど？」

穂乃果「え"っ」

花陽「花陽はBだよ」

穂乃果「そ、そんなぁ……」

ことり「花陽ちゃんってB型だったんだね」

花陽「うん。ことりちゃんは？」

ことり「ことりはOで〜す♪」

凛「あ〜、何となくわかるにゃ」

ことり「そう？」

凛「だって、ことりちゃんってさ？」

ことり「？」

凛「たまに突拍子も無いことするじゃん」

ことり「え"っ」

花陽「り、凛ちゃん！」

凛「枕とチーズケーキ鍋の事は、たぶん一生忘れないんじゃないかなぁ」

穂乃果「あぁ、確かに」

ことり「……すみませんでしたぁ」ｶﾞｸｯ

花陽「こ、ことりちゃん！しっかり！」

凛「まぁでも、それ言ったら穂乃果ちゃんは、いっつも変なこと言ってるけどね」

穂乃果「り、凛ちゃんだって偶に変なこと言うじゃん！」

凛「凛は普通の事しか言わないよ〜？」

穂乃果「嘘だよ！」

凛「ホントだも〜ん」

花陽「ふ、二人とも落ち着いて」

にこ「……あら？あんた達来てたのね」

海未「すみません。にこと話し込んでいたもので、気がつきませんでした」

花陽「ううん。大丈夫だよ」

凛「にこちゃんはO型だよね？」

にこ「……あんたら、私のこと一体どう言う風に見てんのよ」

海未「凛。にこは私と同じA型ですよ」

凛「え"っ」

にこ「なんなのよ！その顔はっ！」

凛「いやぁ……だって、中々無い組み合わせだなぁって思ってさぁ」

花陽「に、にこちゃんは凄く几帳面で細かい気配りが出来る人だと思います！」

にこ「と、突然なによっ///」

花陽「体調やスケジュール管理はもちろん、お弁当の配分やレッスン内容のメモ……」

花陽「どれを取っても完璧なんです！」

にこ「〜っ///」

海未「何故、その熱意が勉強に向かないのでしょうね」

にこ「うっさい！！」

穂乃果「そうだったんだ……」

凛「意外すぎるにゃ」

穂乃果「凛ちゃんもA型でしょ？」

凛「まぁ、そうなんだけど」

にこ「は？あんたもAなの？」

凛「まぁね」

海未「──と、言うことは」

海未「普段忙しない貴方にも、きっと見た事のない几帳面な部分があるのでしょうね」

にこ「この子が几帳面ねぇ」

穂乃果「ホントかなぁ」

凛「……な〜んか腑に落ちないにゃ。」

花陽「あ、あの……」

海未・にこ『？』

花陽「凛ちゃん、お外で座る時は必ずハンカチを敷くんです」

凛「！？」

花陽「あと、お部屋の掃除も毎日ちゃんとしてたり、花とか飾ってたり──」

凛「か、かよちん！もういいから！」

花陽「美容系にも結構気配りを」「わぁあああストップストップ！！」

凛「はぁっ、はぁっ……っ//」

花陽「ご、ごめん凛ちゃん……」

「へぇ〜？美容に気配りを？」

穂乃果「そうだったんだぁ〜」ﾆﾔﾆﾔ

凛「うぅ…っ///」

穂乃果「具体的には何をしてるの？」

凛「〜っ///」

穂乃果「ねぇねぇ」ﾆﾔﾆﾔ

凛「そ、そーゆーデリカシーの無い所がO型の悪いとこなんだよ！」

穂乃果「うっ」

海未「確かに」

穂乃果「！？」

にこ「たまに空気も読めないわよね」

穂乃果「く、空気も読めない！？」

ことり「……」

花陽(あぁあぁぁぁ……こ、ことりちゃんにもダメージが……っ)

ガチャ

希「お疲れやってんて〜ん♪」ﾃｹﾃﾝｯ

絵里「なんなのよそれ」ｸｽｯ

花陽「た、たすけて〜！」

絵里「わっ！ど、どうしたのよ？」

希「なにかあったん？」

花陽「うぅ……そ、それが……」

【A型】

海未「……この配置はなんなのですか？」

にこ「A軍とO軍でしょ」

海未「闘うんですか？」

にこ「さぁ」

凛「シャーッ！」

【O型】

穂乃果「デリカシーぜろ……オマケに空気も読めないリーダー……」

ことり「……思い返せば色々やっちゃってた様な気もします」

穂乃果「あはは……私って、本当に必要なのかな……」

ことり「穂乃果ちゃん……二人でO型の国に行こう？」

絵里「？」

希「なんなんこれ？」

花陽「はうぅ……」

穂乃果「あ！」

絵里「へ？」

ダダダダッ

穂乃果「絵里ちゃん！！」ｶﾞｼｯ

絵里「な、なに！？」

穂乃果「絵里ちゃんってなに型！？」

絵里「かた……？」

花陽「えっと、血液型のことだよ」

絵里「あぁ。そう言うことなの」

穂乃果「っ」

絵里「……私はB型よ」

穂乃果「！」

花陽「え、絵里ちゃんもBだったの！？」

絵里「あら、花陽もだったのね」

花陽「わぁ〜♪やったー！」

絵里「ふふっ」

穂乃果「……」

ことり「……」

穂乃果「……ことりちゃん。」

ことり「……穂乃果ちゃん。」

穂乃果・ことり『うわぁーんっ！！』ｷﾞｭｯ

ﾋｼｯ

穂乃果「……？」

ことり「の、のぞみちゃん？」

希「……」

希「ウチもOでぇーす♪」

穂乃果「！」

ことり「！」

穂乃果・ことり『やったぁーっ！！！』

希「いぇーい♪」

にこ「……どうする？」

海未「何がですか？」

にこ「あっちの陣営に一人加わったわ」

海未「そうですね」

にこ「三対三よ。五分五分ね」

海未「そんなに対決したいのですか？」

にこ「……なんとなく言っただけよ」

凛「希ちゃんも敵にゃー！」

穂乃果「やったよー！」

ことり「コレでコッチも3人だねぇ」

希「3人だとなんか良いことあるん？」

穂乃果「あるよ。コレで……」

穂乃果「にこちゃん達に勝てるっ！！」

にこ「！」

海未「はぁ？」

凛「かかって来いにゃー！」

穂乃果「にこちゃん！そして海未ちゃん！」

にこ「なによ」

海未「……」

穂乃果「ここに居るA型……つまりにこちゃん達2人の悪いところ、言うね」

にこ「はぁ！？なによそれ！」

海未「と言うか、なぜそこに凛が入っていないのですか？」

穂乃果「凛ちゃんにはことりちゃんから直々に言うから！」

ことり「よろしくね♪」

凛「しゃー！」

穂乃果「穂乃果はね、待ってたんだよ。この構図をね」

にこ「意味わかんないわ。大体この構図ってなによ？」

海未「……2対1になる事を、ですか？」

穂乃果「希ちゃん！」

海未「！」

希「はいな〜♪」

穂乃果「──コレで、2対2だよ」

希「にひひ〜♪」

海未「……」

にこ「ふんっ！」

絵里「──へぇ〜、ササニシキって少し甘い風味がするのねぇ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

花陽「うん。炊き方によっては、もう少し甘みを引き出す事も出来るよ？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

絵里「炊き方でそんなに変わるの！？」

花陽「もちろんだよ〜♪」

絵里「凄い……勉強になるわ。」

花陽「えへへ〜♪」

穂乃果「希ちゃん」

希「ん？」

穂乃果「私は海未ちゃんを倒すから、希ちゃんはにこちゃんをお願い！」

希「おっけ〜☆」

にこ「上等だわ。──海未っ！」

海未「……」

にこ「穂乃果は頼んだわよ」

海未「……正直、負ける気がしませんね」

穂乃果「なにをーっ！！」

にこ「のぞみ！かかってらっしゃい！」

希「望むところ──」ﾌﾞﾝｯ

にこ「！？」ﾊﾞｯ

希「やん？」

にこ「う、うしろ！？」

希「くらえっ！！６の付く日限定秘奥義っ！！ワシワシ超☆占事マックス！！！」ﾜｼｯ

にこ「……ﾌｯ」ﾆﾔ

ｻﾞｸｯ

希「──ッ！！？！？」

「いったぁああああああいっっ！！！！！」

穂乃果「の、のぞみちゃん！！？」

希「うぅぅっ……、ウチのゆびいぃぃ……」

にこ「オーッホッホッホ！掛かったわね！」

にこ「今の私にはコレ──」ﾊﾞｯ

穂乃果「！？」

希「っ」

にこ「アンタのくそワシワシに対抗して作った、この鉄板に溶接した剣山プレートがあるんだから！」

にこ「オマケにブラでカムフラージュしてあるから、側から見ればただ見栄を張ってる様にしか見えないわっ！！」

穂乃果「信じられないっ！！言ってて悲しくならないの！？」

にこ「うっさいうっさいうっさぁああああああああいっ！！！勝てば巨乳！負ければ貧乳なのよぉ！！！」

穂乃果「くっ！」

「……にこっち。」

にこ「！」

希「……」

希「……ウチ、ホンマに今日はどうなってもええわ。」

にこ「は、はぁ？何言ってるのよ、」

希「どうなってもいい。ただ……」

希「にこっちを滅茶苦茶にしたいっ！！」

にこ「上等よぉおおおおおおっっ！！！」

穂乃果「……」

ﾄﾝﾄﾝ

穂乃果「へ？」

海未「……」

穂乃果「う、海未ちゃん」

海未「……本当に良いのですか？」

穂乃果「え？な、なにが？」

海未「貴方が提案した、お互いの欠点を言い合うと言うこの企画──」

海未「しかし、もしそんな事を行えば、恐らく貴方はこれからの数日間を、とてつもなく切ない気持ちで過ごす事になるかと思いますが……」

穂乃果「ッッッ」

海未「そもそも、口喧嘩で私に勝ったことなど、貴方は一度もないじゃないですか」

穂乃果「……そーやって強がってられるのも今のうちだけだよ！」

海未「いえいえ、コレは決して強がりや慢心などではありません」

穂乃果「？」

海未「それどころか、これからの数分間、日頃の鬱憤を晴らす為の行為に大義名分が付くのかと思うと、寧ろ笑いさえ込み上げて来ます。」

穂乃果「え……」

海未「知っていましたか？普段の私が、本音の約６割程でしか叱っていなかった事を」

穂乃果「ろ、６割……？」

海未「えぇ、そうです。」

海未「私自身が定めていた、貴方の自尊心や体面を傷付けない為の、言葉選びによるフィルタリング。ことりと言う存在の抑止力と、仲裁による緊張緩和。同じクラスの方々への体裁。μ'sに於ける貴方と私の立場など──」

穂乃果「〜ッッッ」

海未「こう言った、様々な見えない力が微妙な加減で働きかけていた事により、私は今まで、その本音を押し殺して来ました」

穂乃果「ぁ……ぇ、ご、ごめん……」

海未「──１０年程でしょうか。こうして考えてみると、とても長い時間ですね」

海未「今から私が言う事は、決して貴方に対する恨み辛みや、罵詈雑言ではありません」

穂乃果「……っ…っっ！」

海未「貴方がこれからの人生を清く正しく、そして豊かな気持ちで送って行ける様、私の人生と経験、そして魂を込めて──」

海未「この数分間に、命をかけます」

穂乃果「〜ッッッ」

海未「……覚悟は出来ましたか？」

穂乃果「ﾋ...ﾋｨ......ｯ」

穂乃果「の、の、のぞみちゃん……っ」ﾁﾗｯ

にこ「アンタがあの時余計なこと言わなきゃ私がこの部でマスコットみたいな扱い受けることなかったのよぉ！！」

希「ウチが来る前からもうマスコットやったやん！？絶対みんな思ってたから！！」

にこ「思ってるワケないでしょーが！！最初はクールでカッコいい先輩って感じで通してたのよぉ！！」

希「クールでカッコいい！？にこっち頭ん中もツインテールなん！？それこそあり得ないでしょ！？」

にこ「はぁあああ！！？頭ん中もツインテールってどーゆー意味よぉ！？」

希「そのまんまの意味だからっ！！！」

穂乃果「うっ……」

穂乃果「こ、ことりちゃ──」

ことり「凛ちゃん……どうしてさっき、あんな事言ったの？」ﾓﾐ

凛「り、凛はただ……事実を言っただけで……っ」ﾋﾟｸｯ

ことり「ふぅ〜ん。事実なら、なに言ってもいいの？」ﾂﾂ-

凛「はぅっ///ち、違うの！ただ物のはずみでっ、ひゃうっ///」ﾋﾞｸﾝｯ

ことり「物のはずみかぁ、それならぁ、今ことりがしてるコレもぉ、物のはずみって事で良いんだよねぇ？」ｻﾜｻﾜ

凛「うぅっ///も、物のはずみでこんなとこ触んな……あんっ///」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

穂乃果「」

海未「いざ、尋常に勝負。」ﾆｺｯ

───

─

ガラッ

真姫「お疲れ」

真姫「遅くなってごめんなさい。譜面の手直しに手間取っちゃって──」

にこ「このぉおっぱいオバケェッ！！！」

希「壁っ！！壁っ！！壁ぇえええっ！！！」

ことり「ちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅん」ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ

凛「」ﾋﾞｸｯﾋﾞｸﾝｯ

真姫「……」

海未「いいですか？先ずは貴方の生活習慣を改める為に、私の起床時間である午前5時に合わせて貰います。その後、ストレッチと柔軟体操。軽いランニングも兼ねて私の家に来てください。そして──」ｸﾄﾞｸﾄﾞｯ

穂乃果「ﾊｲ ﾊｲ ﾜｶﾘﾏｼﾀ」

花陽「炊けましたぁ♪」ﾎｶｧ

絵里「ほわあぁぁぁ……っ」

「──で？」

真姫「着替えもせず、屋上にも行かずに、貴方たちは一体何をしていたのかしら？」

穂乃果「……」

絵里「……」

海未「……」

ことり「……」

花陽「……」

にこ「……」

希「……」

真姫「……あと、そこの凛擬きはなんなの」

凛「」

ことり「あ……え、えっとね？少し強く弄び過ぎちゃったと言いますか……えへへ」

にこ「凛！ほら、起きなさい！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁｯ

凛「……んぁ！？ここどこ！？」

真姫「……」

海未「あ、あの、違うんです！実は──」

真姫「実は、なに？」

海未「えっと……ね、ねぇ？にこ？」

にこ「はぁ！？なんで私にふるのよ！？」

海未「貴方が穂乃果の挑発に乗ったからじゃないですか！」

にこ「そ、それなら……、穂乃果！」

穂乃果「ぅえ！？」

にこ「元はと言えばアンタが原因でしょーが！説明しなさい！」

穂乃果「うぇ！？そ、そんなぁ……」

真姫「……」

真姫「……ところで、」ﾁﾗｯ

絵里「！」

花陽「ひぐっ！？」

真姫「アンタたちはなんで、口にご飯粒つけてるわけ？」

絵里「え、えっとぉ……それはね？」

花陽「はひぃ……っ、はひぃ……」

真姫「まさかとは思うけど、練習もせずにずっと二人でご飯食べてたなんて──」

真姫「そんな事ある訳ないわよねぇ？」

絵里「うぅ……は、花陽ぉ……っ」ｷﾞｭｯ

花陽「ひいぃぃ……絵里ちゃん……っ」ｷﾞｭｯ

真姫「…………ハァ、」

希「あ、あんな？真姫ちゃん。実はウチら、血液型の話をしてたんよ」

穂乃果「そ、そうそう！」

希「それでな？血液型ごとで性格の違いってあるんやないかなぁって……みんなで話してて……ね？」

真姫「……」

にこ「……ち、因みに、真姫はなに型なの……？」

真姫「……AB。」

穂乃果「お、おお！AB！」

凛「初めてのAB！」

ことり「す、凄いねぇ！μ'sで唯一のABだよぉ！」

真姫「……」

海未「そ、そうですねぇ！プレミアムな感じがします！」

絵里「さすが真姫ね！やっぱり他の子たちとは一味違」

「──てゆーか、」

『！？』

真姫「"この後"もあるんだから、私におべっか使ってないで早く準備しなさい」

絵里「えっ！？」

希「こ、このあと？」

にこ「それってどう言う……」

真姫「決まってるじゃない」

真姫「練習が終わったら、私の家で特別レッスンがあるからよ」

凛「と、特別レッスン！？」

海未「あ、あの……あまり遅くなるのは……」

花陽「わ、わたしも……」

真姫「心配しないで。家には連絡しておいてあげるから」

ことり「それは助かるけど……」

穂乃果「てゆーか真姫ちゃん、特別レッスンって一体なにするの？」

真姫「……」

真姫「……血液型の話よっ///」

【おわり】