提督「お？これは…」

提督「上からの書類か」

1/14より夕張型軽巡洋艦夕張の改二改装を許可する。

さらに改二に加え、改二特、改二丁の

コンバート改装も1/14日付けで許可するものとする。

なお、改二では対空カットインが、丁では無条件先制対潜が可能である

提督「…なるほどな」

ガチャ

五月雨「あら、あなた」

五月雨「なにか有ったんですか？」

提督「お、さみさみ」

提督「お前にも関係がある話だなあ」

五月雨「？」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

五月雨「夕張さんの改二ですか」

提督「そ、夕張が決めるって事にしておいて」

五月雨「先に質問があります」

提督「なんだ？」

五月雨「コンバート改装はどっちにするんですか？」

提督「いや、まだしないかなあ」

提督「たしか戦闘詳報が一枚もない」

五月雨「ふふっ、お茶目さん」

提督「おい、もしかしなくともバカにしただろ」

五月雨「夕張さん呼んできますね」スイー

提督「あっ、ちょっ」

バタン

提督「消えやがった」

提督「まあいいや、工廠に連絡しとこ」ガチャ

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

五月雨「♪~♪」

五月雨「夕張さ~ん、居ますか~」コンコン

夕張「あ、五月雨ちゃん？」

夕張「ちょっとまって~」

五月雨「は~い」

夕張「あ、ごめんね」

夕張「今日お休みだったの」

五月雨「すいません、お休みの日に」

夕張「いや、いいのよ」

夕張「それで何の話？」

五月雨「あ、そうでした」

五月雨「えっと…夕張さんの改二が実装されたらしいです」

夕張「あら、そうなのね」

五月雨「あの人は夕張さんに決めて欲しいらしいです」

夕張「もちろん、強化できるなら強化するわよ！」

五月雨「じゃあ工廠だと思います」

夕張「じゃあ急ぐわよ~」ダダダダダ…

五月雨「あ、夕張さん待って下さい！」

工廠

ガチャ

明石「あ、夕張さん、五月雨ちゃん」

明石「すでに改装の準備はOKです！」

夕張「…なんか大きくない？」

明石「夕張さんの改二って艦種変更もあるので大きくなるんですよ」

五月雨「艦種変更…ですか？」

明石「って言っても水上機母艦が軽空母になる位の変更ですが」

夕張「ふ~ん」

明石「で、どうします？今から始めたら二時間後には起きれますよ！」

夕張「もちろん、やるわよ」

明石「では、ここに入ってください」

夕張「ええ」

五月雨「ゆ、夕張さん…」

夕張「大丈夫よ、五月雨ちゃん」

明石「では、始めますよ」ポチッ

シュー…ストン

五月雨「…」

二時間五十分後

提督「おい、二時間で終わるんだよな？」←後で来ました

明石「おかしいですね…」ダラダラ

五月雨「大丈夫ですよ、あなた」

提督「さみさみ？」

五月雨「三時間でも、五時間でも、待ちましょう」

五月雨「きっと無事に戻ってきますから」

五月雨「二人で、ね」

提督「…ああ、そうだな」

明石（え！？無視されてる？）ガーン

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

四時間五十分後

提督「やっぱり心配か？」

五月雨「四時間も時間掛かってますからね」

提督「まあ、瑞鶴改二甲の時は昼に始めて次の昼まで掛かったからな」

五月雨「でも結局改二に戻してますよね」

提督「まあ、翔鶴がそっちが良いって言うから…」

五月雨「絶対あなたの好みの問題ですよね」

提督「ばれたか」

五月雨「加賀さんが「五航戦は甲の方がよかったです」って」

提督「翔鶴じゃないのか？」

五月雨「あなたが「翔鶴は改二甲がいい」って言ってたの忘れてないですよ」

提督「だってジェット運用できるんだもん」

五月雨「瑞鶴さんと翔鶴さんしか運用できないんですよ」

提督「大鳳と翔鶴だと思ってたんだもん」

五月雨「言い訳ですか？」

提督「そうだよ」

五月雨「認めないで下さい…」

五月雨「まあ良いです」

提督「いいのか…」

五月雨「今執務室には？」

提督「大淀」

五月雨「ふ～ん」

提督「あ、五時間たったな」

明石「ですね…」

九時間五十分後

五月雨「Zzz…」

提督「さすがに寝たか」

五月雨「んん…夕張さん…」

明石「はい、毛布です」

提督「お、ありがと」パッ　ファサ

五月雨「んあ…夕張さん…」

提督「珍しいな、いつもは「あなた」なのに」

明石「それだけ夕張さんを信頼してるんですかね」

ガチャ…ガラガラ

明石「あ」

提督「おい、さみさみ、起きろ！」

五月雨「えへへえ…あなたあ」ギュー

提督「…駄目だこりゃ」

夕張（改二）「コンパクトボディに充実の重武装を施した実験艦的な存在の軽巡、夕張です！」

提督「おう、お疲れ」

夕張「で、何時間掛かったんですか？」

提督「十時間くらいじゃないか？」

夕張「あれ？明石さん三時間くらいって…」

明石（すいません！）

<ﾔｾﾝﾀﾞｰ!ｻｱ､ｻﾝｽｲｾﾝｷｶﾝｾﾝﾀﾞｲ!ｼｭﾂｹﾞｷ!

提督「いつものだな」

夕張「あれですね、5500㌧級一隻がうるさいですね」

提督「いつも通りだろ」

夕張「なんか耳良くなった気がします…」

提督「まあ、元の性能よくなきゃ実験艦なんてできないわな」

夕張「あっ、五月雨ちゃんは！？」

提督「もう寝たぞ」

五月雨「Zzz…」

夕張「そうですか…」

明石「あ、艤装預かりますよ」

夕張「あ、ありがとう」ガチャ

提督「たしか、装備はないんだっけ」

夕張「あ、はい」

提督「でも、いろいろ付けるとなあ」

夕張「そうなんですよね…」

提督「まあ、上から幾つか任務か降ってきてるから」

夕張「どんな任務なんですか？」

提督「六水戦、知ってるだろ？」

夕張「もちろんです」

提督「えっと、六水戦の出撃と、編成が任務になってんだわ」

夕張「えっと、睦月ちゃんと、如月ちゃんと…」

提督「あと弥生と望月かな」

夕張「睦月型の皆さんとですか」

提督「まあ、考えるのは後にしよう」

提督「ほれ、明日の秘書艦は久し振りに夕張だ」

夕張「ありがとうございます！」

提督「おう、さみさみ連れて帰るよ」ヨイショ

夕張「て、い、と、く♪」

提督「なんだ？」

夕張「五月雨ちゃんと寝て良いですか？」

提督「おう、いいぞ」

提督「今日は特別だ」

軽巡寮

夕張の部屋

夕張「どうぞ～」

提督「もうちょっと部屋どうにかなんない？」

夕張「失礼ですよ」

提督「このベットでいい？」

夕張「話そらさないで下さい、そこでいいですけど」

提督「はいはい、ごめんって」ポン

夕張「ふふっ、ありがとうございます」

提督「じゃ、ごゆっくり」

ガチャ

夕張「全く、提督は憎めないですね」チラッ

五月雨「Zzz…」

夕張「まあ、いいか」

夕張「寝ましょう♪」ポンッ

ちなみに、提督は…

摩耶「Zzz…」ギュッ

提督「Zzz…」ギュッ

摩耶と添い寝してた　＊時雨、霞は一人がいいそうです。

朝

夕張「んん…」パチッ

夕張「朝か…なんか腰に違和感が…」

五月雨「スウ…スウ…」ギュウ

夕張「ふふっ、そうだったわね」

五月雨「んん…夕張さん、まだですか…」

夕張「五月雨ちゃん、もう終わったわよ」ポンポン

五月雨「んあっ？夕張さん？」

夕張「そうよ、お早う」

五月雨「ここは…」

夕張「私の部屋」

五月雨「そうですか…」

夕張「どう？私の改二は？」

五月雨「凄いです！」

五月雨「私にも改二が来たらいいな…」

夕張「あ、ごめんね」

五月雨「いえ、いいんです」

夕張「ふふっ、ねえ五月雨ちゃん」

五月雨「なんですか？」

夕張「改の私と、改二の私」

夕張「どっちの方が好き？」

五月雨「どうでしょう…」

夕張「そう、わかったわ」

五月雨「っと…そろそろお暇しますね」

夕張「うん、じゃあね」

五月雨「あ、夕張さん」

夕張「なあに？」

五月雨「たぶん、提督は改二の方が好きだと思いますよ」

夕張「…そう、わかったわ」

五月雨「では」

ガチャ

五月雨「失礼しました」

夕張「は～い、また来てね～」

バタン

夕張「改二の方が好き…か」

夕張「嬉しいわね」

夕張「さて、今日は秘書艦よ～！」

艦！