ある日の呉鎮守府

ｻﾞｰｻﾞｰ

???「雨ですね」

???「そうやな。新しい提督来れんかもな」

???「それは困りますね」

外では

提督「何この雨!ヤバ!」ﾀﾞｯｼｭ

提督「お!あれ鎮守府か?違う!定食屋だわ!」

提督「な、なんとかついた···死ぬかと思ったぜ。取り合えずピンポンでも鳴らして呼び出すか」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

＜ｳﾜ!ﾏｼﾞﾃﾞｷﾀ!

＜ﾘｭｳｼﾞｮｳｻﾝﾃﾞﾑｶｴｵﾈｶﾞｲｼﾏｽ

＜ｶｶﾞｻﾝｶﾞﾃﾞﾛｯﾃｹﾞﾝｽｲﾊﾝｶﾗﾔ

＜ｱﾀﾏﾆｷﾏｼﾀ

提督「色々と失礼だな。これは教育必須な予感」

???「こんにちは。ようこそおいでなさいました。私はここの鎮守府の秘書艦の加賀です。宜しくお願いします」

提督「こちらこそお願いします。所で加賀さん」

加賀「何でしょうか?」

提督「早く鎮守府に入れて貰えます?」

加賀「ア、ハイ」

改めて呉鎮守府

加賀「ここは呉鎮守府。戦艦大和の生まれの地であり我々の住む拠点です」

提督「知ってる。だから俺はここを志願した」

提督「それよりも自己紹介をしてくれるか?」

加賀「はい。私は加賀型空母の一番艦加賀です。所属はここ呉鎮守府の第一航空戦隊···通称『一航戦』です。提督の秘書艦をやらせていただきます。お願いします」

提督「改めて宜しく。俺は本日付で呉鎮守府の提督に成った者だ。本名は軍の命令により伏せている。宜しく」

加賀（優しそうな人で良かった）

???「お!いたいた!加賀さーん!」

加賀「あら鈴谷さん」

鈴谷「その人、提督?」

加賀「えぇ。自己紹介を頼めますか?」

提督「いいぞ。本日以下略。宜しく」

鈴谷「よーろしくー。所で提督さん!カレー好き?」

提督「好きだ好きだ大好きだ!」

鈴谷「どこの少佐?仲良く出来そう!これからよーろしくー」

提督「フレンドリーな奴だな」

加賀「それがあの子の取り柄ですので」

提督「食堂に全員を集めてくれ。自己紹介をする」

加賀「はい。分かりました」

食堂

ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔﾅﾉﾃﾞｽ!?ﾎﾟｲ!

提督「あーーー。こんちは」

ｼｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ

提督「本日以下略。宜しく」

艦娘s「お願いします（なのです）（ぽい!）（なのね）」

提督（想像以上に多いな）

加賀（この提督！同じ挨拶しかしてない！）

提督「加賀さん」

加賀「加賀で大丈夫です」

提督「あ、じゃあ加賀。執務室どこ？」

加賀「こちらです」

加賀（仕事馬鹿だったか…）

提督（真面目そうな人でよかった」

翌日

提督「昨日の台風みたいな雨の後とは思えないほど晴れてんな」

提督「加賀は〜…ってまだ来てない。可笑しいな。執務は8時から始めるとジジイ（元帥）から聞いてるんですだがな」（正しくは8時を目明日に集合して朝食を取り、9時から執務を開始する）

提督「まぁいいや。先にやってるか〜」

9時（表記を0900にしない理由はわかりにくいから）

ｺﾝｺﾝ

提督「どうぞー」

ｼﾂﾚｲｼﾏｽ

提督「遅いぞ加賀！まぁいいか」

加賀「提督。朝食はどうしました？」

提督「朝食？何それ？」

加賀「は？」

提督「え？」

加賀（この提督、まさか家が貧しくて昼しく食べれてない？）

提督（俺が前いた所では朝は何も食ってないからなー。朝食で一瞬ビビった）

加賀「え〜と…。で、では朝食をお持ちしますね」

提督「ありがとう」

提督（朝食って何かな？）

10分後

ｺﾝｺﾝ

提督「どうぞー」

ｼﾂﾚｲｼﾏｽ

加賀「朝食をお持ちしました」

提督「お！生卵に白米に生姜焼き！そして！何これ？カレー？」

加賀「鈴谷さんが『朝食にカレーも美味しいよ！ほら！提督にも渡しといて』っと言っていたので持ってきました。食べないのであれば私が食べます」

提督「食べるわ！食べるけど！朝からカレーは聞いてない」

加賀「あの人は色々と規格外ですので」

提督「1番規格外なのは俺なんだけどな…」ﾎﾞｿ

加賀「え？なんですか？」

提督「いや。なんでもない。今日、誰か来るの？」

加賀「どうしてそう思いで？」

提督「玄関が飾られてたら誰もが思うことだよ」

加賀「そうですね。元帥様がいらっしゃいます」

提督「あのジジイ？インターホンが鳴っても出るなよ？追い返すから」

加賀「やめてください。ここの鎮守府の評判が下がります」

提督「んで何時？」

加賀「10時です」

提督「あと20分じゃねーかよ！急いで食うわ！」

加賀「追い返すのにですか？」

提督「多分、別件だと思うから」

10時

元帥「おーす！来たぞ若造よ」

提督「帰れジジイめ！」

元帥「ここには馴染んでるかの？」

提督「昨日来たばっかで馴染むのクソもないだろ」

元帥「それもそうか」

元帥「所でお前さんに頼があるんだがな」

提督「拒否」

元帥「早いわ！この鎮守府の学力を測れ」

提督「んでどうすんの？そのデータ」

元帥「今年の艦娘の採用テストの難易度の参考にする。低ければ低い程、難易度は低くなるからな」

提督「今日が終わったらな」

元帥「つまり？」

提督「来年だな」

元帥「今週中に終わらせろ」

提督「うわ面倒！」

元帥「まぁまぁそう言わずに」

提督「マジか…」

ﾃｲﾄｸｱﾌﾞﾅｲ！

提督「へ？」

ﾁｭﾄﾞｰｰｰﾝ

⁇?「提督ーーー！！！」

???「提督！死なないで下さい！」

提督「死ぬどころか瀕死すらになってないんだが？」

⁇?・加賀「え？」

提督「なぜ加賀もいる！君誰？」ﾎｳﾀﾞﾝｷｬｯﾁ

⁇?「申し遅れました。大和型1番艦大和です」

提督「わーい！大和だー！じゃねーよ！なんでいるんだよ！」

大和「元帥様が所属している軍令部で働いてたのですが元帥様から『新しい提督が呉へ行くらしいから早めに行っといて』と言われたので来ました」

提督「オイ！ジジイ！っていないし！」

加賀「それよりも提督。貴方はなぜ91式徹甲弾を持っているのかしら？」

提督「ノリで掴んだらキャッチできた」ﾃﾍﾍﾟﾛ

大和「46cm砲の平均弾速は時速1,710km/hですよ？キャッチどころか体ごと木端微塵です」

提督「大和魂の加護を受けたお陰だな」

大和・加賀（これ絶対何か隠してますね。元帥様にでも聞きましょう」