ほんの少し可笑しい提督と艦娘達
〜大本営扉前〜
提督「ダッル」
瑞鶴「大本営に来てまで言わないの。それに作戦会議でしょ?」
響「ソ連っていったかい?」
提督瑞鶴「言ってないから帰れ」
響「ア、ハイ」
提督「何アイツ」
瑞鶴「特型III型暁型駆逐艦二番艦響ですね」
提督「長。まぁいい。とりま入るぞ」ガチャ
???「お待ちしておりました」
提督「誰?」
瑞鶴「この人?」
???「申し遅れました。大本営案内役の者です。案内人とでも呼んで下さい。そちらは呉鎮守府提督様と呉鎮守府所属の瑞鶴様ですね?」
提督瑞鶴「うん」
案内人「では向かいましょう」
提督「早速だけど召集された理由何?」テイトクサン。ヒロイデスネ
案内人「おや?手紙を読まれてないので?」
提督「いや。読んだが裏がありそうで」ヨンダノワタシダヨー
案内人「流石にわかりますか。まぁ…会議であれば管轄の違う貴方様を呼ぶ必要はありませんしね」
提督「んで?本当は?」ナニアレオイシソウ!
案内人「そちらの方を待機所へ預けてからでも?」
提督「勿論」エ?ワタシオイテクノ?
〜瑞鶴を置いてきたあと〜
案内人「では説明させていただきます。''あれ''がとうとう出来ました」
提督「やっと?遅いわ」
案内人「詳しい事は大将が説明してくれるみたいですがね」
提督「焦らすなよ。あと大将に様を付けなかったからお前の階級は大将か大将以上だな」
案内人「あ!わかっちゃいます?」
提督「流石にな」
案内人「そうですか。あ、つきました。では、私はこれで」
提督「うん。ありがと。入るぞー」ガチャ
???「遅いではないか」
提督「緊急召集掛けといて遅いと言われてもね。むしろ早く来た方だ」
???「何だと!」
???「我々を何だと思っている!」
???「そうだ!」
???「これ!辞めないか!大元帥殿の前だぞ!」
???×3「申し訳ございません」
大元帥「いや。大丈夫だ。では揃った事だし自己紹介をしようか」
???「は!私は以大将です。以後お見知り置きを」
???「私は呂中将だ。覚えとけ」
???「私は波少将です」
???「俺は耳大佐だ」
提督「俺は…大元帥、言っていいか?」
大元帥「ダメに決まってるだろ。階級だけ言え」
提督「徹底してんな。俺はどっかの鎮守府の提督だ。宜しくしたくはないが宜しく」
大元帥「では改めて始めよう。最初にだが。ついに出来た」
以大将「出来たのでありますか!」
呂中将「これで世界が安全になる希望が持てる」
波少将「ごもっとも」
耳大佐「…」
大元帥「でだ。問題も勿論出た」
提督「その前に名前を決めといたらどうだ?あれではわかりにくい」
大元帥「では『対艦艇用拳銃』でいこう。でだ。問題と言うのは重量だ。一丁36kgもある。サイズは拳銃サイズなのだがな。今、使えるのは呉鎮守府提督とドイツ軍所属のアイツしかおらん」
提督「って事は俺が貰える感じ?」
以大将「馬鹿言え!当然解決している!ですよね?大元帥殿?」
大元帥「そうだ…と言いたかったな。こればっかりは無理だった。どのみち軽くなった所で反動をマトモに受けて使えるのも呉鎮守府提督とドイツ軍所属だけだがな」
呂中将「ではドイツからかして貰い運用するのは?」
大元帥「ドイツが許可しても呉鎮守府提督は許可しないだろ?」
提督「あぁ。勿論だ」
以大将「なぜ此奴の許可がいる!」
大元帥「ほら。答えてやり」
提督「面倒。ドイツ軍所属のアイツはな。俺の家のメイドだからな。ドイツが許可した所で家が襲われた時に備えるために置いとかなきゃいけないんだわ。家には家族がいるからアイツを持ってくる事は許可出来ない。要するにアイツは俺の命令でしか動かん」
波少将「そんなの知った事か!日本の未来が掛かってるだよ!」
提督「日本の未来だけで国際法を裏切るのもアウトだと思うぜ。なぁ大元帥?」
大元帥「あぁ。無論。と言う訳で対艦艇用拳銃は呉鎮守府提督の所有物とし呉鎮守府提督が運用する事でいいかな?」
耳大佐「大元帥殿!質問がございます」
大元帥「なんだ?」
耳大佐「なぜコイツらは呉鎮守府提督をそこまで嫌うのですか?」
大元帥「それはな。呉鎮守府提督は陸軍所属だからだよ。海軍と陸軍は猿犬の仲だろ?そう言う事だ。他には?………ないな?では解散とする」
提督を除く全員「は!」
提督「へーい」
前回にコメントを下さった『ねむ』様。ありがとうございます。はい。思う存分期待して下さい。読み飽きなくて安心しました。これからも宜しくお願いします
続き期待してます。