提督と艦娘達 〜提督の過去〜
この作品は『ちょっぴり可笑しい提督と艦娘達』から始まる提督と艦娘達の中で明かす気がない提督の過去や正体についてを書いております。お手数をお掛けしますが『ちょっぴり可笑しい提督と艦娘達』から読んで下さい。この作品には直接艦娘は登場せずある程度改名して登場しています
ガチャ
???「オイ!出ろ!」
うるせぇな
???「出ろって言ってるだろ!」
黙れよ
???「サッサと行け!」
提督?「チッ。わかってる。出りゃいいんだろ!」ナグリ
そう言いつつ男性のお腹を殴る
???「グハッ!クソが!」
提督?「うるせぇの。聞こえてるから。黙れ」ケリ
そして今度は肩を蹴る。力を入れて蹴ったので男の左肩はなくなった
???「アハハハ。相変わらずの馬鹿力だねぇ?それでも人間かい?『ロー君』」
ロー「人間だ。今から行く国の言葉に『腐っても鯛』って言葉があるだろ?それさ」
???「なら君は腐っても人間じゃなくて『出来立ての兵器』かな?」
ロー「好きなだけ言え。それで?セクハラやパワハラでお忙しい輸送隊指揮官殿。何かありましたかな?」ニタァ
輸送指揮「皮肉を言う暇も出来たか。まぁいい。これでお別れだから許そう。着いたぞ。サッサと荷物を持て。…って言っても荷物ないか!全て燃えたもんな!ハハハハハ」
屑が。燃やしたのはお前だろ
ロー「ありがと…さん!」ナグリ
心臓目掛けて殴る。相手との距離は50cm。外す訳がない。無論、当たったが
輸送指揮「クソ…」
ロー「クソはこっちのセリフだ。汚職で汚れる暇があったんなら青酸でも用意しときゃよかったのに」
〜下船〜
???「ロー殿!ロー殿はいらっしゃいませんか!」
んあ?呼ばれたか。どこ?
ロー「ここだが」
この人か。って女性かよ…
???「ロー殿!ここにいましたか。一応、確認させていただきますね。試作運用自立型改造人間二号様でよろしいですか?」
ロー「うん。ところでなんでローって名前」
言ってないがローは本名ではない。本名であればもっと長い
???「我が国『大日本帝国』では以呂波歌を使用しておりまして、それに番号を照らし合わせるとちょうど以呂波の呂なので伸ばしてローですね」
ロー「なんて安直な!ところでどちらさん?」
???「あ、申し遅れました!申し訳ございません。明日野 浩一(あすのこういち)と申します。大君陛下から直々に頼まれて世話係になりました。階級は少尉で所属は陸軍です」
ロー「待て。浩一?男か?」
明日野「いえ。親が男の子だと思ってたらしくて浩一で提出して気づいた時には遅かった感じです」
ロー「最悪だな。まぁなんだ。宜しく」(舐められないかな?)
明日野「はい。宜しくお願いします」(怒られないかな?)
ロー「明日野さん」
明日野「あ!明日野で大丈夫です」
ロー「そうか。この町、おかしくね?」
明日野「どこがでしょうか?」
ロー「俺が昔行ったグレートブリテン及び北アイルランド連合王国とかソビエト社会主義共和国連邦とかエチオピア連邦民主共和国とかは町へ行くと誰もいなくて、いたとしても子供やヤクザや不良だったのにこの国だと皆普通に歩いてる。おかしくね?」ユビサシ
明日野「え!?United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(イギリス)に行った事あるんですか!?」
ロー「あるよ。っと言うか大人しくグレートブリテン及び北アイルランド連合王国って言えよ発音いいな」
明日野「そうですね。あ、で。皆か普通の理由ですよね?簡単ですよ。ローさんは『軍機』ですので国民には伝えられないんですよ」
ロー「へぇー。あんがと。ついでに聞くが俺はどこの配属になったんだ?」
明日野「少し待って下さいね。えーと…」カミトリダシ
ロー「まぁどうせ陸軍だろうな」
明日野「凄い!どうして分かったんですか?」
ロー「俺を逃がさないためと考えたら直ぐわかる。海軍ではカッターで逃げられるからね」
明日野「えーと…。その事なんですが。陸軍配属の理由が人手不足みたいですよ」
ロー「は!?人手不足!?それだけで!?この国すげぇな」
明日野「そうですよね!凄いです!ではさっそく陸軍の寮に行きましょう!」
ロー「うるせぇよ」
明日野「あ、はい」
その後、俺は寮へ行って軍服に着替えた後、明日野に外出許可を取り町を回った。正直言って新しく来た国がこんなにいい国だとは思わなかった
〜翌日 大本営広場にて〜
明日野「…んで?なんですか!その子!」ユビサシ
???「!?」ビクビク
ロー「いやな?昨日、外出したじゃん?あと指差すな」
明日野「はい。あとすみません」
ロー「しばらく歩いてると後ろから魂の匂いがしたんだよ」
明日野「流石ですね。魂の匂いもわかるんですか」
ロー「それで生きてるか死んでるかを区別する。んでね?振り返るとこの子がいたんだよ。話を聞くと親が外国人に殺されたみたいで2日間必死に逃げてここに辿り着いたらしくてね?可哀想だから拾った」
明日野「拾ってどうするんですか!?軍で育てられるかもわからないんですよ!?」
ロー「けど外に放っておく事も出来ないし?だから俺が育てる」
明日野「どうしてその理論にまで辿り着くんですか!ただのロリコンですよ!」
ロー「ロリコンとやらは知らんが理論はある。コイツは俺に似てる。主に服装が。だから俺が育てる」
明日野「だからロー殿の思考回路がおかしいんですよ!わかります?おかしいんです!」
ロー「知るか。ともあれなんと言おうとコイツは俺が育てる」
明日野「じゃあその子に良いって言ったら許可書を発行してあげます」
ロー「嫌と言ったらはあえて聞かないでおこう。んで君、どうなんだい?」
???「………貴方が新しいお父さんになるの?」
ロー「お父さんにはなれない。…が君の1番の物になろう」
???「………友達とか兄妹みたいな者になるの?」
ロー「ああ。俺も友達がいなくってね。ちょうど欲しかったところさ」
明日野「え?私は?」
ロー「お前は奴隷」
明日野「え、酷い!!!」
ロー「んで?どうかな?」
???「うん。喜んで引き受けるよ。ローさん」
ロー「だとよ」
明日野「…はぁ……。わかりました。許可書を取ってきます。貴女、お名前は?」
???「名字しかない」
ロー「名字もあるのか!凄いな!」
???「そうなのかい?」
ロー「俺は名前が消されたからな。ローってのはあくまでも通称なんだよ」
???「そうか。名字は平石さ」
明日野「平石さんね。名前がないと許可書を出せないんだけどどうする?」
ロー「じゃあ俺がつけるよ」
明日野「えぇ!?」
ロー「それでいいか?」
???「うん」
ロー「そうだな…。声が透き通っていて響きやすいから『響』なんてどうだ?」
???「響…わかった。これからよろしく。ローさん」
ロー「おうよ!響」
明日野「響さんね。登録しとくから服とか買いに行ったら?その馬鹿と」
ロー「酷くね!?」
響「これも悪くないな」ボソッ
ロー「響!箸取って!」
響「自分でお願い出来るかい?今、手を洗ってて」テアライウガイナウ
ロー「そうか。悪いな」
明日野「これ私も住む必要ありました?」
ロー「人事部らへんに護衛をつけろって言われたんだろ。いちいち帰るのも面倒だと思った俺の優しさなんだが?」
明日野「ありがとうございますよーだ」ベェー
ロー「さぁー飯だ飯だ。今日は気合いを入れて!いつもの汁に沢庵に麦ご飯にシシャモの2分の1サイズカットやで」
明日野「相変わらず貧相ですね。高級官職なんですからもっと贅沢しても…」
ロー「贅沢はいらんほど味わったからいい。ほれ。サッサと食え」
明日野「はいはーい」
明日野(無駄にウマイ…)
4/27日 明日野さんは阿賀野さんですよ
4/28日 響はその名の通りスーパーアルティメット不死鳥『響』様ですよ
更新楽しみにしてます‼
頑張ってください‼