海未・真姫「私達に相談?」希「・・・実は」
仕事を変えて半年ほどドタバタしておりましたので、時間に余裕もできてリハビリついでに、思いつきで書きたい衝動に駆られたので投稿致しました。
お目に留めて頂いた方ありがとうございます。のぞえりと安定のことうみです。ことうみは正義です!えりもことりもでてきませんがorz
チャプター詐欺です・・・すいません。話的には一期と二期の間です。「7巻の付属だったから・・・」μ’Sで一番好きな曲です。
閑話休題 秘密の花園
・音ノ木坂学院の音楽室
一度は諦めたラブライブ出場への夢、μ’Sの危機を乗り越えて、また一つになった彼女達。
海未と真姫は音楽室で新曲の最終打ち合わせを。残りのメンバーは絵里の指示のもとダンスのトレーニングを行っていた。
そんな、いつもどうりの一日は、控えめのノックから静かに動き出す・・・。
海未「希が相談なんてめずらしいですね」
希「うん・・・実はな・・・うーんと・・・」
真姫「歯切れが悪いわね、向こうで何かあったの?」
希「いや、そうゆうわけじゃないんよ?二人にしかできない相談で・・・」
海未「??・・・なんでしょう」
希「これ・・・見てくれへん?」
海未・真姫「??」
海未「これは・・・」
真姫「詞??」
希「・・・」
海未「希がこれを?」
希「う、うん・・・どう?」
海未「とても素敵だと思います」
真姫「そうね、何か熱い愛情が伝わってくる詞ね」
希「そ、そうかな?///」
海未「・・・私の勘違いかもしれませんが。これは絵里の事ですか?」
希「さすがμ’Sの歌詞担当やね、不器用で真っ直ぐで、だから周りに冷たく当たってるように勘違いされてしまう・・・でも、本当は弱くて、そんな弱い自分をずっと押し隠して3年間頑張ってきたえりち、うちはそばでそんなえりちをずっと見て、応援してきた。そんな事を思い返してたら自然と言葉が溢れてきて・・・」
真姫「それで、希はこれを曲にして欲しい・・・と?」
希「う、うん。新曲が完成間近で忙しいのは判ってるんよ・・・でも、どうしても次のライブで披露したいなて」
海未「次のライブで・・・?また急ですね」
真姫「海未、次のライブっていつだったかしら?」
海未「講堂の使用許可は・・・10月21日にとっていますね」
真姫「なるほどね。希も粋な事考えるじゃない」
海未「??」
真姫「判ったわ、次のライブの新曲はこっちにしましょ」
海未「真姫、判ったのでしたら私にも教えて頂けませんか?」
真姫「あら、海未。貴方って案外薄情なんじゃない?10月21日よ何か思いあたる事はないの?」
海未「えーっと・・・ことりの誕生日は9月12日ですから違いますね、ことりと初めて出会った日・・・も、ちがいますね。初めて手を繋いだ日・・・でも無いですね・・・」
真姫・希「・・・」
海未「真姫!ことり記念日に10月21日はありませんが?」
真姫「・・・海未、貴方の頭の中にはことりが巣を作ってるのは良く判ったわ」
海未「な///そんな事ありません!それでは私がことりしか見てないみたいじゃないですか!心外です///!」
希「・・・海未ちゃんもう手遅れや・・・10月21日はな、えりちの誕生日なんよ」
海未「・・・そ、そうでした!絵里の誕生日じゃないですか!」
真姫「まさか、本当に忘れてたわけじゃないでしょうね」
海未「うっ・・・そんな事ありません!メンバーの誕生日くらい把握しています!」
真姫「どうだか・・・で、希はこの曲を絵里にプレゼントしたいってわけね?」
希「うん、駄目かな?」
真姫「ここまで素直な希を見れたのも珍しいし私はやりたいけど海未はどうかしら?」
海未「もちろん賛成です!」
希「それでな・・・えりちをセンターにしたげて欲しいんよ」
海未「絵里をセンターに?そういえば、絵里は見栄えが強すぎるとにこが言って、センターになった事はありませんでしたね」
真姫「あれは・・・完全ににこちゃんの嫉妬よ・・・センター付近で踊る事はあってもそういえば無いわね」
希「やろ?やから・・・うちの思いつきやけど・・・」
真姫「いいんじゃない?絵里へのプレゼントなんだし」
海未「ええ、素敵なプレゼントになりそうですね」
希「で、海未ちゃんには歌詞の最終的な手直しの相談をしたくて・・・」
海未「このままでも十分素敵な歌詞だと思いますが?」
希「このままやとえりちにばれてしまいそうやん?」
海未「ふふ・・・希も案外可愛い所があるのですね」
希「それと、この歌詞を書いたのは海未ちゃんって事にしてほしい」
海未・真姫「え!?」
真姫「どういう事よ?」
希「・・・」
海未「希?」
希「うちは・・・見守る立場でいたいんよ」
真姫「まったく・・・面倒な人ね」
海未「ええ、全くです・・・仕方ありませんね」
真姫「それで、やっぱりラブソングにするの?」
希「ううん、真姫ちゃんにお願いしたいのはそこなんよ。うちは、この詞をラブソングにしたくない」
真姫「難しい事言うわね、どうみてもラブソングよ」
希「ラブソングではなく、えりちが引き立つかっこいい曲にしてあげたい」
真姫「なるほどね、どこまでも絵里の為に考えて来って訳ね」
希「うちの我儘やけど・・・ね」
真姫「いいわ、やってみるわ」
希「真姫ちゃん・・・ありがとう!」
海未「しかし、ダンスはどうするのですか?絵里が考えるのですよ?」
希「あっ・・・どうしよ・・・」
真姫「まあ、そこは私と海未で上手くやるわよ。それはそうと希、結構時間たったけどダンスの練習はいいの?皆心配してるんじゃない?」
希「ああ~!そうやった!休憩時間とっくに終わってる!ごめん戻るな」
海未「絵里が探しにくるかもしれません、早く戻って下さい!」
希「うん、ごめん海未ちゃん真姫ちゃん。お願いな!」
真姫「全く、騒々しいわね」
海未「ふふ・・・でも、あんな希を見てたのは初めてですし。たまにはいいじゃないですか」
真姫「そうね、・・・今から曲を変更するなんて絵里に言ったらなんて言うかしらね」
海未「私は、曲を聞いたら納得してくれる気がしています」
真姫「・・・同感ね」
真姫「まったく~、世話のかかる先輩を持つと苦労するわね」
海未「その割には楽しそうな顔をしていますが?」
真姫「そうね、この曲を絵里が聴いた時にどんな顔をするか・・・想像したら楽しみだわ」
真姫「そういえば、この詞曲名が書いてないんじゃない?」
海未「いえ、書いてありましたよ裏側に。散々悩んだんでしょうね、かなりの数の中から一つだけ丸が付いていました、これです」
真姫「へぇ~」
海未「LONELIST BABY・・・ですか、希も意地悪ですね」
真姫「ま、それでこそ希よ」
真姫・海未「ふふっ・・・・さて、やるわよ(やりましょう)」
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