8人「滋賀県!?」(第一話)
プロローグ:http://sstokosokuho.com/ss/read/464 からの正式な第一話です。新曲完成までとなります。長編予定です・・・。初投稿になりますので。何卒ご容赦頂けると幸いです。
キャラ設定口調はアニメ版、新曲は豆フェス1の設定です、ダンスの構成など、一部は現実とはかなり異なります
ガールズラブタグは若干のことうみ要素を含んでおります。そちらもご容赦頂けると幸いです。
[レッスン2: 似たもの同志? ]
絵里「海未、真姫新曲の進み具合はどう?」
部室にて、μ’Sによる滋賀県での野外フェス参加の正式な返事をしてから二日後の事。フェス開催まで残り一か月。
絵里・海未・ことり・真姫による新曲作りが行われていた。
真姫「順調よ、海未が凄くいい詩を書いてくれたから、期待してもらっていいわ」
海未「わ、私はただ。ことりとの日々を考えていたら自然と言葉が浮かんだだけで」
ことり「海未ちゃん・・・そんな事いわれたら、私恥ずかしいよ///」
海未「ち、違います!誤解です!い、いえ・・・ことりが何を考えているか想像できませんが・・・とにかく誤解です!」
絵里「海未・・・動揺しすぎよ、少し落ち着きなさい」
海未「絵里!ですが、このままでは私がことり好きになってしまうではありませんか!」
ことり「・・・海未ちゃん、私の事嫌いなの?」
海未「え、いえ・・・それは・・・す、す・・・・いえません!」
ことり「えー、言って欲しいなあ・・・」
真姫「見てられないわね、まったく」
絵里「そういうのはこっそりしなさい?二人とも」
海未「誤解です・・・誤解なんです・・・」
絵里「まあ、いいわ。とにかく新曲は順調なのね?」
真姫「ええ、メロディーはほぼ決まっているわ。後は詩と合わせるだけよ、聞いてみる?」
絵里「ダンスの構成を考えたいから、お願いできる?」
ことり「私も!新曲に合わせて衣装考えようと思ってたの!」
真姫「いいわ、演奏するわね?」
~♪ピアノで奏でられるメロディーに絵里とことりは若干面喰っているようだった。
絵里「なんというか、すごく情熱的なメロディーね」
ことり「そ、そうだよね・・・海未ちゃん、一体どんな詩を書いたの?」
海未「誤解なんです・・・ゴカイデス・・・」
真姫「海未は当分戻って来そうにないわね。詩は・・・完成してからのお楽しみよ!」
絵里「海未には悪いけど、そっとしておきましょう。ことり、衣装は決まりそう?」
ことり「えっと、イメージは沸いたよ。それで、絵里ちゃんに相談があるんだけど」
絵里「何かしら?衣装に関してはにこの方がアドバイスできると思うわよ?」
ことり「ううん、ダンスなんだけど。衣装を三タイプにしようと思うの、今回は三人を一組でダンス構成を考える事ってできそう?」
絵里「なるほどね、難しいけれど・・・やりがいはありそうね!考えてみるわ!」
ことり「ありがとう絵里ちゃん、衣装も期待してね!」
真姫「もうあまり時間もないし、今週中には新曲の練習を開始したいところね」
海未「・・・はっ!私は何を!」
絵里「海未、おかえりなさい。ダンスの構成についてちょっと相談にのってくれる?」
海未「え、ええ・・・かまいませんが、どこまで話が進んだのです??」
ことり「ないしょ♪」
こうして、つつがなく新曲は完成に向かう。
一方の希・穂乃果・花陽・凛はにこの練習メニューをこなしていた。
穂乃果・凛「にこちゃん!もう走れないよ!」
にこ「なにを・・・弱音を・・・吐いてるのよ・・・ハァハァ・・・後3セット、いくわよ!」
希「にこっち、気合が入ってるのは判るけど、さすがにとばしすぎやって。一旦休憩しよ?」
にこ「A-RISEの推薦なのよ!?中途半端なパフォーマンスはできないわ!」
希「それはそうやけど、体壊してたら意味ないよ?休憩も大事や」
花陽「そうだよにこちゃん、さすがに無理しすぎだよ」
にこ「くっ・・・わかったわ!10分休憩よ!」
凛「・・・ふぅ、にこちゃんはりきってるねー」
穂乃果「やっぱりA-RISEの推薦ってゆうのが大きいのかなあ?・・・それにしても頑張りすぎだよー、ちょっと心配。穂乃果みたいにならないといいけど・・・」
花陽「そうだね、にこちゃんはずっとA-RISEのファンだったみたいだし。理由はどうあれ、期待を向けられてると思うといてもたってもいられないんじゃないかな?」
希「気持ちは判るんやけどね、うちらでしっかりフォローしたろ?にこっちも頑固な所あるしね」
凛「世話のかかる先輩にゃー」
にこ「あんたたち、聞こえてるわよ・・・そうね、いてもたってもいられないってゆうのは正直な所ね。後一か月でどれだけのパフォーマンスができるか、不安なのよ」
穂乃果「気持ちは判るよ・・・穂乃果もμ’Sの集大成を披露しようとした時にどれだけ練習しても、まだ・・・まだもう少しって思ってた。でも、結局体を壊して皆に迷惑を掛ける事になっちゃって。それで凄く後悔した。自分や皆を信じる事も大事だよにこちゃん、今の私達ならきっと最高のライブができると思う」
にこ「まさか、穂乃果に諭されるなんてね・・・それは希の役目じゃないの?まったく。そうね、少し無理をしすぎたわ。新曲の練習も控えてるわけだし、絵里がリストアップした曲の練習を重点的にして。基礎トレーニングはコンディション調整の範囲にしましょう」
凛「にこちゃんもやればできるにゃー」
にこ「凛!それはどういう意味かしら??」
希「まあまあ、はりきりすぎも良くないけど。しっかり練習はしないとね。・・・っと、そろそろ10分たつんやない?にこっちこの後はどうする?」
にこ「・・・そうね、絵里達の事も気になるし。クールダウンで軽くランニングをして合流しましょう」
花陽「新曲かあ・・・どんな曲なのかなあ」
凛「明るくて元気な曲がいいにゃー」
穂乃果「皆で盛り上がれる熱い曲がいいよね!」
にこ「真姫の事だし、もう作曲終わってるんじゃない?聞かせて貰いましょ。今から合流するって絵里にメールしておくわ」
・・・・・
絵里「あら?にこからメールだわ。こっちに来るみたいよ?」
海未「ですが絵里、流石に時間が・・・、私達が穂乃果達に合流したほうがいいとおもいますが?」
絵里「それもそうね、真姫、曲の録音はできた??」
真姫「・・・いいわ、合流したら皆に聞いてもらいましょ」
絵里「ことりは?」
ことり「ここだよー、デザインを考えてたの、大まかには考えたから後で発表するね!」
絵里「じゃあ、にこに返事しておくわね」
・・・・・
にこ「こっちに来るって、新曲期待してなさいだってさ」
穂乃果「おおー!なんとかなるもんだねー!!」
凛「海未ちゃんも真姫ちゃんも凄いよー」
花陽「そこまでゆわれると、期待しちゃうなー」
希「じゃあ、うちらは着替えておこか」
夕日が刺す神田明神に9人が集合する・・・
真姫「どうかしら?」
穂乃果「なんというか・・・えきぞちっくだよね!?」
凛「すごく情熱的にゃー!!」
花陽「ちょ、ちょっと恥ずかしいかも・・・」
希「海未ちゃん?」
海未「な、なんですか希」
希「海未ちゃんもこんな詩を書くんやね、ちょっとびっくり」
海未「そ、それはもういいじゃないですか///」
絵里「希、だめよ海未がまた遠くに行ってしまうわ!」
にこ「・・・」
真姫「にこちゃん?」
にこ「センターは誰にするの?」
絵里「私は希に頼もうと思ってたんだけど・・・明確にはないわね、今回は3人一組で踊ってもらおうと思うの。
ことりの衣装に合わせる形よ、そうね。とりあえず発表を先にするわ」
海未「勝手ながら私と絵里で決めさせて頂きました」
絵里「まずは、私と海未、それと真姫の三人」
海未「次に、にこ・穂乃果・凛で組んで貰います」
希「と、いう事は。うちとことりちゃんと花陽ちゃん?」
絵里「ええ、その通りよ!」
凛「なんかこの3人だと落ち着くにゃー!」
穂乃果「だよね!海未ちゃんにガミガミ言われたりしないもん!」
にこ「あんたたちね・・・きっと三バカって言われるわ・・・」
希「ことりちゃん、花陽ちゃん、よろしくね」
ことり「私たちの衣装はふわふわしたイメージなんだよ♪」
花陽「うん!なんだかほんわかした三人だよね」
真姫「私達は、まあ大丈夫そうね」
海未「何がとは言いませんが、そう思います」
絵里「そうね・・・心配が少ない三人ではあるわね」
にこ「いや・・・絵里、あんたはどっちかってゆうと私達寄りよね?!それに・・・ちょろくてへたれそうな三人だわ・・・」
絵里・海未・真姫「どういう意味(ですか)よ!」
ことり「え、えーっと。衣装の発表もしちゃっていいかな?」
穂乃果「この曲の衣装・・・想像つかないよー」
ことり「穂乃果ちゃん達のグループはこんな感じなの」
凛「動きやすそうにゃー!」
にこ「いいんじゃない?私は好きだわ」
穂乃果「パンツの丈短くない?!にこちゃんと凛ちゃんはいいけど・・・・ダイエットだ!」
海未「穂乃果!あなたという人はまた太ったのですか?!」
穂乃果「ちょ、ちょっとだけだよー・・・試作品のお饅頭の試食しただけだもん!」
海未「食事管理はしっかりなさいと言ったじゃありませんか!」
穂乃果「海未ちゃんがいじめるー、にこちゃん、凛ちゃん助けてー」
にこ「自業自得よ」
凛「海未ちゃん怒ると怖いにゃー」
ことり「穂乃果ちゃーん、海未ちゃーん。うう・・・聞いてない・・・。次いくね、私たちのグループだよ」
希「いいやん!凄く可愛い感じやね!」
花陽「素敵です!」
希「でも、ええの?あの曲調だったらもうちょっと大胆な方がよくない?」
花陽「そ、そうだよね!ちょっと恥ずかしいけど、もうちょっと大胆でもいいと思う」
ことり「ふふっ♪そこは理由があって、海未ちゃん達との対比で考えたの♪
と、いう事で最後は海未ちゃん達!」
絵里「これでもかってゆうくらい大胆ね・・・」
真姫「海未?」
海未「・・・」
ことり「海未ちゃーん?」
海未「ことり?確かにスカートはひざ下がいいと言った事もあります。ですが!この腰まで伸びている切れ込みはなんですか!?」
ことり「スリットよ?」
海未「こ、これでは下着が丸見えではありませんか!?絵里と真姫は平気なのですか!?」
真姫「わ、私は平気よ?!」
凛「真姫ちゃん声が上擦ってるにゃー」
絵里「さ、流石に私はちょっと恥ずかしいわ・・・」
にこ「あらあら、早速へたれが発動かしら??」
絵里・真姫「なんですって!?いいわ!これくらい着こなして見せるわよ!」
海未「ちょっと二人とも!にこの口車に乗せられては・・・」
ことり「海未ちゃんだったらきっと似合うと思って考えたんだよ??」
海未「うう・・・ことりは卑怯です!今回だけですよ!!」
希・花陽「・・・ちょろすぎ(や)だよ」
絵里「明日からは私達も合流して本格的に練習を始めます!各パートに関しては各グループの3年生を暫定的なリーダーとします、皆それでいいかしら?」
穂乃果「・・・一つだけいいかな?」
絵里「穂乃果?なにかしら」
穂乃果「この曲のセンターは、絵里ちゃんがいいと思う」
絵里「わ、私!?私には穂乃果やにこの様な明るさや、ことりの様な皆を引き付ける愛らしさがないわ・・・センターは、合わないと思う」
穂乃果「ううん、今回の曲はすごく絵里ちゃんが映えると思うの」
ことり「実は、絵里ちゃん達がセンターで踊る様に衣装は考えました!」
希「そうやね、えりち・海未ちゃん・真姫ちゃんはクールな大人の女性って感じやし!」
にこ「私も曲を聴いた時から絵里がいいと思っていたわ」
凛「絵里ちゃん達のカッコいいダンスで皆メロメロにゃー」
花陽「絵里ちゃん達だったらこの曲にぴったりだよね!」
海未「で、ですが・・・私達は元々センターという柄では・・・」
真姫「そうよ!ちゃんと考えるべきだわ!それに、μ’Sにセンターはないんでしょ?」
穂乃果「考えた結果だよ!お願いできないかな?」
絵里「・・・一日時間を頂戴、三人で話し合ってみるわ」
穂乃果「わかった!」
にこ「あんたたちって、一歩が踏み出せないタイプよね!似たもの同志だわ」
希「まあまあ、にこっち。ってことは、明日はoffにする?昨日今日とハードな練習だった訳やし」
にこ「・・・・そうね、私からもお願いするわ」
穂乃果「決定!明日の練習はお休みにしよう!絵里ちゃん・海未ちゃん・真姫ちゃん!いい返事まってるからね!」
突如、センターに抜擢されそうになる3人。それは思いもよらなかった事で・・・。
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