「提督さん、みーつけた♡」

「くっくるな!!」

「提督さん....さあ、一緒に行こ?」

「どこに行く気だ!?」

「もちろん、2人だけの世界....♡」

提督「あれ...俺、寝てた?」

どうやら、執務室の椅子で寝ていたようだ。

瑞鶴「あ、起きた!!」

提督「あれ...瑞鶴?」

瑞鶴「そうだよ!提督さん、すごく静かに寝てたから、死んじゃったのかなって思った！」

提督「勝手に殺さないでくれ....」

ん、そうか。今日の秘書官は瑞鶴だったか。

瑞鶴「提督さん、すごくうなされてたけど...大丈夫?」

提督「うん...って、うわ、汗だくだ」

瑞鶴「シャワー浴びてきなよ?執務は瑞鶴がやっておくからさ」

提督「うん...お願い」

瑞鶴「...♪」

うん...今日は提督さんから他の女の匂いはしなかった。いい子にしてたみたいね。

さあ、今のうちに提督さんの部屋に....

瑞鶴「お邪魔しまーす...」ｶﾞﾁｬ

うん、前に合鍵作って良かった。

瑞鶴「...提督さんの香り....」ｽ-ﾊ-

瑞鶴「...//」

瑞鶴「...♡」

瑞鶴「って、そんな暇無い!!」

早く目的を達成しないと....

瑞鶴「さて..提督さんの服を...?」

瑞鶴「なに...?これ...?」

指輪....?

瑞鶴「...!!ついに瑞鶴と結婚してくれるの!?」

嬉しい!提督さん、そんなことを考えてくれてたなんて!

瑞鶴「....ん?」

裏側になにか書いてある...?

瑞鶴「.....」ハイライトオフ

提督「上がったぞー...あれ、瑞鶴?」

提督「帰ったのか...?」

風呂からあがると、執務室には誰もいなかった。

提督「まあいいや。仕事...」

瑞鶴「....ごめん」ﾊﾞﾁｯ

提督「え」ﾊﾞﾀｯ

提督「...ん?」

目が覚めると、薄暗い部屋の椅子に座ってた。

瑞鶴「あ、提督さん起きた♡」

提督「瑞鶴...?あれ、手が動かない」

瑞鶴「当然だよ....?私が椅子に縛り付けてるもん」

提督「え....なんで」

瑞鶴「提督さん、これ、なに?」

瑞鶴が小さな箱を見せてくる。

提督「...!!それは、指輪....」

俺が先日購入した指輪だった。

瑞鶴「だれとの?」ｽﾞｲｯ

提督「....」

瑞鶴「...ねえ、だ れ と の ?」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ

提督「...それは...」

瑞鶴「....知ってるよ。榛名さんでしょ」

提督「...」

瑞鶴「指輪の内側に2人の名前が掘ってある...素敵だね〜」

瑞鶴は指輪を眺めている。

提督「...ああ、俺は榛名と結婚する。」

瑞鶴「...へぇ...」

瑞鶴「...そっか。瑞鶴じゃないんだぁ...」

提督「ず、瑞鶴?」

瑞鶴「...許さない...」

瑞鶴「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」ﾕﾗｧ

瑞鶴「提督さん、瑞鶴を裏切ったんだ」

俺は逃げた。瑞鶴がとても直視できないほど禍々しいオーラをまとったのだ。

逃げて、逃げて、逃げた。

俺は憲兵の制止も振り払って街に走った。

提督「はあ...はあ...」

街で1番大きいショッピングモールにきた。ここなら人の目がある。

提督「さすがに...ここまでは来れない...だろ...」

瑞鶴「ねえ、どこ行くの...?」

提督「うわあ!!」

瑞鶴「提督さん、みーつけた♡」

提督「くっくるな!」

瑞鶴「提督さん...さあ、一緒に行こ?」

提督「どこに行く気だ!?」

瑞鶴「もちろん、2人だけの世界...♡」

〜番外編〜

瑞鶴「てーとくさんっ♪」

提督「お、どうした瑞鶴」ｶﾀｶﾀ

瑞鶴「ん〜、構ってよ〜♪」ｷﾞｭｯ

提督「今仕事中だからあとで〜」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

瑞鶴「むぅー...//」

提督「仕事終わったらいくらでも遊んでやるから」

瑞鶴「やった!」

〜3時間後〜

瑞鶴「...むう〜」

提督「zzz...zzz...」爆睡中

瑞鶴「...不貞腐れるぞ〜...」

瑞鶴（...まあ、寝顔可愛いから、いっか）

瑞鶴「...瑞鶴も一緒に寝る...」

瑞鶴「...膝、借りるね...?」