【艦これ】艦娘をお姫様抱っこしてベッドにぶん投げてみたその後
この作品は「艦娘をお姫様抱っこしてベッドにぶん投げてみる」のその後ifです。あの出来事から、艦娘達はどう変わったのか、どんなその後があったのかをお楽しみください。
一年を振り返るつもりで、年末中に完成させたかったのですが間に合いませんでした。
飛龍「…」ポー
『もちろん好きだぞ。お前だけでなく、皆んなのことも好きだがな』
飛龍「ふふふっ…」
蒼龍「どうしたのさ飛龍」
飛龍「ひゅあ!?な、何が?!」
蒼龍「いや、こっちが聞いてるんだけど…」
飛龍「え、あはは…ごめん」
蒼龍「それで、なんでニヤニヤしてたの?」
飛龍「い、いや、それはぁ…」
蒼龍「どーせ提督のことでしょ?抱っこされた時のことでも思い出したの?」
飛龍「え!?いや、そんなんじゃ!って、ちょっと待って!なんで知ってるのさぁ!」
蒼龍「それはまぁほら、この前私が秘書艦だったし?」
飛龍「ふーん、蒼龍もなにかされたの?」
蒼龍「何かされたって言うか…ちょっと大胆なこと…しちゃった…かな…///」カァァァ
飛龍「ぇ…」
この後何をしたのか聞こうとしたが頑なに口を開かなかった
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佐渡「…なぁえと、佐渡様って可愛いか?」
択捉「?…はい、佐渡は可愛いと思いますよ?」
佐渡「そ、そうか…」
択捉「…?そうだ、この前のアイスありがとうございます」
佐渡「ん、おう!司令からお詫びにって貰ったもんだからさ、お礼なら司令に直接言ってやんな」
択捉「そうします。ん?お詫びってことは、司令が何かしちゃったんですか?」
佐渡「それは…い、言えないっ…///」
択捉「…っ!!!」
択捉「(こ、これは…恋する乙女の顔…!司令、一体佐渡に何を…!)」
この時までは自分以外の海防艦はライバルにならないと思っていた
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旗風「みなさん、お茶をお持ちしました!」
神風「ありがとうございます。ねぇ旗風、最近司令官を見ると首を気にしてるけど…」
旗風「ひゃあああ!」
神風「わあああ!って急に叫ばないで!」
旗風「あ、あぁ、ごめんなさい…」
神風「それで、本当にどうしたの?」
旗風「ぅぅ…ダメです!恥ずかしくて言えません!」
神風「何かされたのね!?ちょっと詳しく聞いてくるから!」
旗風「あぁ!ダメです!ダメですって!」ギュ
神風「話して!司令に…詳しく…お話を!」グギギ
松風「なんだか騒がしいね…どうしたのさ」呆れ
神風「松風!旗風を引き剥がして!」
旗風「松姉!神風を止めてぇ!」
松風「やれやれ…僕には神風を止める理由は無いんだけどなぁ…ちゃんと説明してくれるなら協力するよ?」
旗風「うぅ…わ、わかりました。言います、言いますから、お願いします!」
松風「仕方ないなぁ…」
神風「あ、松風!やめて!私は司令のところに」
松風「まぁまぁ落ち着いて、旗風が説明してくれるから、一緒に詳しく聞こうじゃないか」
神風「…はぁ、わかりました。そのかわり、絶対にはぐらかしたりしないでね」
旗風「うぅ…消えてしまいたい…」
その後、白状した旗風は布団から出てこなくなった
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雷「司令官!また私がMVPよ!」
提督「おー、頑張ってるな。よしよし」ナデナデ
雷「えへへ〜♪」ナデラレ
電「雷ちゃんばかりずるいのです。電も司令官さんに撫でられたいのです」
暁「そうよ、別に私が撫でられたいわけじゃないんだけど、ふこーへーだわ!ぷんすか」
提督「いや、別に雷だけ特別なわけじゃないから、頼まれれば撫でるよ」ナデナデ
電「きゃっ、えへへ…なのです」
響「司令官、私のことも撫ででくれ」
提督「ん、おう」ナデナデ
響「ん、悪くない」
雷「ちょっと司令官!MVPは私なのよ!」
提督「す、すまん…俺の膝の上なら」
雷「じゃあそこで」
提督「うぉ…両手に花、いや、ハーレムか」
暁「ちょっと!私だけのけものにしないでちょーだい!」
提督「いや、暁は別に撫でられたいわけじゃ無いんだろ」
暁「そ、それは…ぅぅ…」涙目
雷「司令官?ちゃんと暁も仲間に入れてあげないとだめよ?」
提督「わかってる。ほら、暁カモン!」両手広げ
暁「わ、わたしはそんなお子様じゃないんどから…」
提督「あれもうほっといていいんじゃないのか?」
響「そうだね、暁が来ると私の場所がなくなってしまう」
電「なのです」
暁「うぇえええん!ごめんなさぁい!」ピエー
このあとめちゃくちゃナデナデした
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提督『綾波…』ドン(夢)
綾波『し、司令官…///』(夢)
提督『綾波、俺はもう、お前への気持ちを抑えられない…』(夢)
綾波『わ、私は…司令官となら…嫌じゃない、です…///』(夢)
提督『嬉しいよ…綾波』グイッ(夢)
綾波『司令官…///』(夢)
ムニー
綾波「ひゃ、ひゃへへふははいひへぇはんー…!」ほっぺムニー
敷波「いつまで夢見てんのさー早く起きろー」ムニー
綾波「ふぇ…?ゆめ?」
敷波「もう…どんな夢見ようが勝手だけどさ、変な寝言を言うのはやめてよね」
綾波「ぇ…え!?…わ、わたし、声に出て…」
敷波「ワタシハーシレイカントナラ-イヤジャナイデスー」
綾波「ぁ…あ…あぁ!…うぅぅ…///」布団被り
敷波「はぁ…そんな夢…アタシが見たいよ…まぁいいけどさぁ…」
あれ以来自分のほっぺが気になって仕方なくなった綾波だった
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大鳳「…」
大鳳「…///」カァァァ
大鳳「くっ…ダメね。思い出しただけでも照れてしまうわ…こんな調子じゃ、直接顔を合わせただけでも赤くなってしまいそう…」
大鳳「もっと集中して、提督の前でも動揺しないように…」
鳳翔「あら、大鳳さん。坐禅ですか?」
大鳳「はい。艦娘としての技量だけでなく、精神も鍛えるべきだと思ったの」
鳳翔「良い心掛けです。心の乱れは行動の全てに影響します。どんな時であっても、落ち着いていれば自分の思い通りに物事を動かせます」
大鳳「そうね。そういう鳳翔さんは、常に落ち着いているように見えるけど」
鳳翔「私なんて、いつも慌ててばっかりですよ」フフッ
鳳翔「ところで、大鵬さんはどうして精神を鍛えようと思ったんですか?」
大鳳「…最近、提督と二人きりになった時があって、緊張してしまってまったく冷静を保てなかったの…だからかしら」
鳳翔「そういうことですか。私も提督の前では、普段のように落ち着いていられません。お互い、好きな人の前では緊張しちゃいますね!」
大鳳「ふふっ…そうね」
鳳翔「坐禅、私もご一緒しても良いですか?」
大鳳「はい。お互いに頑張りましょう」
瑞鶴「…」
翔鶴「どうしたの瑞鶴?」
瑞鶴「翔鶴姉、私もあそこに混ざってもいいかな?」
翔鶴「え?えぇ。珍しいわね」
瑞鶴と、何故か翔鶴も加わり後から来た他の空母たちも坐禅を初め、その日の弓道場は恐ろしく静かだったという
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山風「提督…私、MVPだった…から」
提督「ん、あぁ、いいぞ。夜だろ?」
山風「うん…それだけ………♪」
村雨「じ〜〜〜」ジー
夕立「村雨、どうかしたっぽい?」
村雨「うーん、ねぇ夕立、山風と提督、なんか距離近くない?」
夕立「んーどうかな?夕立も提督さんに抱きついたりしてるけど、それに比べたら全然っぽい」
村雨「夕立に聞いたのがバカだった」
夕立「ひどいっぽい!?」
村雨「はぁ…いいなぁ、私も提督にかまってほしい…MVP取ったら、褒めてくれるかな」
こうして提督の知らないところで艦隊の士気が上がっていくのだった
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吹雪「…白雪ちゃん、この前はごめんね」
白雪「え、っと…何のことですか?」
吹雪「ほら、司令官との…その」
白雪「あ…そ、それならもう、全然気にしてないので…///」
吹雪「う、うん…でも、やっぱり謝りたくって…白雪ちゃんはほっぺを引っ張られただけ、だもんね…」
白雪「えと、はい…」
吹雪「私は…その、お腹に…顔を…埋められて…」
白雪「…」
吹雪「だから…その、あれくらいのことで怒っちゃって、ごめんっていうか…」
白雪「吹雪ちゃんは…いっぱい楽しめたようでよかったですね」
吹雪と白雪の距離は縮まったが白雪がこのことを根に持つようになった
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雷「司令官!また私がMVPよ!」
提督「おー、頑張ってるな。よしよし」ナデナデ
雷「えへへ〜♪」ナデラレ
アイオワ「…」ジー
アイオワ「Admiralはああいう反応が見たかったのかしら…?」
アイオワ「(でも私だって子供じゃないのだから、撫でられたくらいであんなにはしゃぐのは恥ずかしい…いや、人がいないところなら多少ハメを外しても良いかもしれないわね)」
アイオワ「(…待って、いつからまた撫でられると思い込んでいたの?Admiralは遊びだと言っていたからあの一回限りかもしれないのに…)」
アイオワ「(まさか、私がまた撫でられたいと思っているの?)」ドキ
アイオワ「…」
アイオワ「(私が駆逐艦ならあそこに混ざれたのに…)」
それから何かあるたびに提督に頭を差し出すようになったが一向に撫でられることはないそうだ。
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迅鯨「提督ー!遅いですよー!はやくー!」
提督「はぁ…はぁ…艦娘の…体力って…凄いな」ゼーハー
迅鯨「もう、早く行かないと並んじゃいますよ!」
提督「なんで買い物っつったのにカフェに行くんだよ」
迅鯨「カフェもお買い物と同じです。それに提督とじゃないと行けないんですよー」
提督「なんだよりゃ、カップル限定とかか?」
迅鯨「そうです」
提督「」
迅鯨「なんですか、文句でもあるんですか」
提督「お前反省してないだろ」
迅鯨「してますよぉ!」
提督「反省してるなら距離感というか、秩序をだな」
迅鯨「あ、見えましたよ!」
提督「こら、話を逸らすな」
迅鯨「今日だけです。今日が過ぎたら大人しくしていますから、今日だけは恋人でいませんか?」
提督「はぁ…今日だけだからな」
迅鯨「はい!」
店ではカップル用のストローや料理が出てきて、提督は恥ずかしさでダメージを受けたが、迅鯨は大満足したようだった。
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鬼怒「あー疲れたー」ゴローン
五十鈴「ちょっと、はしたないわよ?ていうか、ベッドに寝転ぶならシャワー浴びてきてからにしなさい」
鬼怒「いーじゃん私のベッドだし」
五十鈴「そういうことじゃなくて!あんたに好きな人ができても、その人の前で同じようなことするのって話」
鬼怒「ふぇ!?」
五十鈴「男女って結婚したら一緒のベッドで寝るんでしょ?今から癖つけとかないと、いつか恥かくわよ」
鬼怒「わ、私だって結婚できるかわからないし…」
五十鈴「せっかく容姿端麗な艦娘に生まれたのに生涯孤独で終わるなんてもったいないわよ!」
鬼怒「それ自分でいっちゃう!?」
五十鈴「みんな言ってるからいいの!」
鬼怒「えぇ」
五十鈴「まったく、あんただって可愛いんだから、自覚持ちなさいよね」
鬼怒「…そんな事言ったって…」
鬼怒「(私が好きなのは提督だもん…)」カァァ
五十鈴「………まさかね」
妹に恋心が芽生えたのではと少し焦る五十鈴であった
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曙「ぁ…クソ提督」
提督「どうしたぼの」
曙「ぼの……えへへぇ///」フニャ
提督「?…どうしたんだ」
曙「なっ…なんでもないわよ」
提督「…ぼの?」
曙「!…」ビクッ
提督「ふははっ…可愛いやつめ」ワシャワシャ
曙「ちょっやめなさいよ!やめてって!」
提督「あーうん、ごめんごめん」ナデナデ
曙「ん…だから…やめなさいって…」ヘニャ
提督「さっきまでの勢いはどうしたんだ?」ナデナデ
曙「…うるさい」ギュッ
提督「まったく、本当にぼのは可愛いな」
曙「その…クソ提督も、かっこいいわよ…///」カァァ
提督「ん、ありがとう」
漣「き、気まずくて出れない…」
朧「遠征遅れちゃう…」
潮「…///」
最近の鎮守府では、曙の扱い方を理解した提督と、前よりも提督に甘えるようになった曙のイチャイチャをたまに見るようになった
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朝潮「あれ、満潮、髪は結ばないのですか?」
満潮「え?まぁ…たまにはこういうのも良いかなって」
朝潮「そうなんですね。その髪型も似合っていますよ」
満潮「ありがと」
霞「…とか言って、どうせ司令官にそっちも似合ってるとか言われたからなんでしょ?」
満潮「はぁ!?違うわよ、あんたこそ最近司令官と距離近いじゃない。隠れて2人で何やってんだか」
霞「は?2人きりになる時なんていくらでもあるし、隠れてるつもりなんてないけど?勝手に思い込みで話さないでくれる」
満潮「あんただって髪のこと思い込みで話してるんじゃないの?」
霞「あらそうだった?今日の司令官への報告は満潮だったからてっきりついでに見せに行くんだと思ったわ」
朝潮「2人とも!落ち着いてください!」
満潮「ふん…(司令官をクズなんて言うような子に司令官は渡さないわ)」
霞「…(2人でいるとこ見られた?!いや、でもちゃんとは見られてない。2人でいることを知ってる程度か。気をつけないと…)」
朝潮「もう…最近の2人はどうしたのでしょうか…」
お互い譲れないものがあるため、争いは激化していくのであった。そしてそれを止める朝潮の疲労も増加していくのであった
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イントレピッド「Hey!Kongo」
金剛「ハーイ、何でしょうか?」
イントレピッド「ヒザマクラについて教えて欲しいのだけど」
金剛「oh…それはまた変わったに興味を持ちましたネー」
イントレピッド「正座をしてその上に頭を乗せるのはしってるのだけど、他にはやり方はあるのかしら」
金剛「hmm…そうですね。ベンチに寝転んで、頭側に座ってる人に対してする姿勢もありますし、女の子座りの上にする姿勢もあります。まぁともかく、太腿を枕にして寝れば大体なんでも膝枕デース」
イントレピッド「Got it!thanks Kongo.」
金剛「No problem!ところで、どうして膝枕なんて知りたかったんですか?」
イントレピッド「Admiralにしてあげたから、もっと勉強しようと思ったの」
金剛「…わ」
イントレピッド「…?」
金剛「ワッッッッッッッッッット!?!?!?」
最近周りでライバスが増えていることに危機感を覚える金剛であった
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北上「はー疲れたー」グデーン
大井「お疲れ様です北上さん!今日の出撃ってそんなに大変だったんですか?」
北上「違うよー、大井っちがこの前提督に抱かれながら帰ってきたことについていろんな娘から話を聞かれるんだよ。何も知らないのにね、あーうざいわー」
大井「あ、えっ、ごめんなさい北上さん。まさか迷惑をかけてるなんて」
北上「あーいいのいいの。そんなの知らないーで通せるからさ。それよりみんな言ってたよー、あれが古参の特権かーって。頼めばやってくれそうだけどねー」
大井「まぁ提督ですからね…」
北上「…大井っちはさ、この戦争が終わったら、提督は誰と結婚すると思う?カッコカリじゃなくてさ」
大井「…そうですね。その時になって見てからじゃないと分かりませんけど…」
北上「けど?」
大井「提督は誰とも結婚しないんじゃないですかね」
北上「あはは、わかる」
大井「あの人なら、みんなを平等に愛するために一番を決めないって言うに決まってます」
北上「だよねー。あー私も提督のお嫁さんになりたーい」
大井「ダメですよ、北上さんは私のお嫁さんなんですから」
北上「えー…だったら大井っちが提督と結婚してよ。そしたら私も提督の側にいられるからさ」
大井「えぇ!?そ、そんな!それだと北上さんが提督のものに、いや、北上さんは私のお嫁さんだから…でも私も提督のものになるから北上さんも?で、でもそれだと北上さんは2人のもので…」ブツブツ
北上「あー…めんどくさ」
その後も考え続けた大井だったが結局答えは出なかった。
後日談ありがとうございます!
その後の反応も様々で面白かったり微笑ましかったり…!