叢雲と提督 3話4話
書き溜めてたら2話分溜まったので放出です。だいたい1日が1話だと考えていただければよろしいです。初めての方は叢雲と提督第1話から読んでいただければ幸いです。でも一応1話完結なので面倒なら何話からでも結構です。
翌日
提督『ふぁ、、ぁ、、、まだ少し早いが、なんか目が覚めた、、、午前五時か、、、あいつらに朝飯でも作ってやるか』ムクッ
〜食堂奥厨房〜
提督『えっと、、、コンソメに卵に牛乳に塩、胡椒っと、、、あ、バターバター。』
提督『野菜室は、、、レタスとトマトでいっか』
〜提督のマル秘レシピ・スクランブルエッグ編〜(BGMキューピー3分クッキング)
提督『まずボウルに卵を割り溶き卵にしまーす。そこに牛乳を少々、
これで卵がふっくらしますよ。入れすぎるとぐしゃぐじゃになるので注意〜♪』
提督『次は顆粒コンソメと塩胡椒を適当に、コンソメで減塩なのです!』
提督『ここでもっかいしっかりと混ぜましょう、しっかりやんないと変に味の濃い所と薄い所が別れちゃう』
提督『これで美味しいスクランブルエッグの液がでけたで!あとは熱々のフライパンにバター敷いて焼くだけや!』
叢雲『何朝からでっかい独り言いいながら料理してるのよ』ジトー
ワァ!!!!ビックリシタ!
ソンナニオドロカナイデヨ..
提督『いやいや、画面の向こうの皆さんに美味しい料理を教えてあげようと思ってな』
叢雲『アンタ気が触れたの?メタ発言する前に手を動かしなさい』
提督『はーい(´・ω・`)』
叢雲(あ、司令官がしょんぼりした)
『コーヒー淹れてあげるから早くなさい』
提督『ちょっとだけ濃いめで砂糖も多めでよろしく』ニヤニヤ
叢雲(ちょろい)
電『おはようございますなのです』
提督『おはよ〜』
電『電も何かお手伝いするのです!』
提督『んじゃ、そこのお皿並べてレタス数枚ちぎってトマトと洗っといて、んで盛り付けくれといたら嬉しい』
電『了解したのです〜』
〜2分後〜
提督『よしでけたぞ』
電『いい香りなのです』
叢雲『期待できそうね』
全員『いただきまーす』
ホテルノアジミタイナノデス! ン、ナカナカノハンジュクネ
提督『うっしゃ!叢雲!工廠いくぞ!』
叢雲『やけにやる気ね』
電『電はお皿洗いをしておくので行ってくれても大丈夫ですよ』
提督『電、、、間宮さんが着任したらご褒美にアイスあげよ』
電『わーいなのです!』
叢雲(う、羨ましい)『は、早くいくわよ!』スタスタ
提督『へーい、んじゃよろしくね電ちゃん』ピシッ
電『任せてください』ケーレー
〜工廠〜
叢雲『で、何を開発する気?』
提督『またオール30で行くよ、なにが来るかはお楽しみ〜。んじゃ妖精さん、頼みましたぞ』
妖精『マカセテ』
ウンタラカンタラホジャホジャポーイ、、、
提督『10センチ連装高角砲か。叢雲、これ装備しといて』
叢雲『これでもっと強くなれるのね』
提督『2丁拳銃みたいな感じでカッコいいな』
叢雲『もっと褒めてもいいのよ』//
提督(ちょっと素直になった、、のか?)
提督『よし、建造だ!燃料弾薬500!鋼材800!ボーキ100!』
叢雲『ちょ!あんた資源あんまり無いのに戦艦作る気?!』
妖精『カシコマリー』
提督『あ、高速建造でよろしくね』
妖精は火炎放射器で建造ドックを炙った。炎が消えると同時に姿を現す。
駆逐艦の2人より一回り大きい少女は
緊張のせいかすこし小さい声で自己紹介してきた
???『あの、、鳥海です、よろしくです』
提督『重巡洋艦?!高雄型の?』
鳥海『は、、はい、、』
提督『こいつは嬉しい!戦力の大幅増強だ!これからよろしくね』ピシッ
鳥海『こちらこそよろしくお願いいたします』ピシッ
提督『よし叢雲、艦隊を編成するぞ。旗艦は叢雲、二番艦は鳥海、殿艦は電で行く。目的地は昨日と同じ海域、哨戒任務頼んだぞ』
叢雲 鳥海『了解しました
了解したわ』
〜港〜
叢雲『叢雲!出撃するわ!』
鳥海『鳥海!抜錨します!』
電『電の本気を見るのです!』
提督『みんな頑張ってね〜!いってらっしゃーい!』
提督『ふぅ、今日もぼちぼち頑張るか、、、』
〜工廠〜
提督『妖精さーん、いるー?』
妖精『イマスヨー』
提督『あれ?どこだ?声は聞こえるぞ、、、、どこだー?』
妖精『、、、』ハッ!
妖精『ミーサァーゲテーゴランー♪』
提督『わっ!!』
提督 ・妖精『......』ハイタッチ!
提督『まさかこんな古い吉本ネタが通用するとはな、嬉しい限りだ』
妖精『、、、』グッ
妖精『トコロデナニカゴヨウ?』
提督『おう、建造を頼みにな。
オール530で頼むわ』
妖精『了解』
提督『あ。今回は高速建造しないからね』
妖精は静かに頷くと数人の妖精を呼び少しずつ資材を投入していく。
1人の妖精が提督に伝えた
妖精『3ジカンホドデデキマス』
提督『って事は、、、えっと、、、飛鷹型の子が来てくれるのか?』(これで艦隊らしくなってきたな)
妖精『シバラクマッテテネ』
提督『しっかり頼んだぞ、んじゃ空いてる建造ドックは最低値で建造しといてね』
妖精『ハーイ』
提督『んじゃまた後で』
〜執務室〜
提督『っっっと!これで書類は完成っと。思ったより早く終わったな。
無線無線っと、、、』ガチャガチャ
提督『あー、あー、叢雲ー?聞こえるかー?こちら鎮守府、こちら鎮守府、提督だよー』
叢雲『ザザーッ、、、かん?ザザーッ、何の用?今忙しいんだけど?!チュドーン!!ちょ!電大丈夫?』
提督『戦闘中?!悪かった悪かったもう切るわ』
叢雲『大丈夫よ、今片付いたわ、で、何の用?』
提督『そろそろ会敵する頃かなと思って激励しようかと、、、まぁ片付いたならいいや。進撃』
叢雲『了解したわ。電!鳥海!聞いたわね?行くわよ』
鳥海『ザザーッ、提督に勝利をお届けします!ザザーッ』
電『ザザーッ次は電がMVP取っちゃうのです!ザザーッ』
混線させてる為か周波数が微妙に合ってないせいか雑音混じりだが何とか聞き取れた
提督『んじゃみんな頑張ってな!武運を祈る、気をつけて、交信終了』
提督『よし、みんな無事みたいだし、やる事無いし、バイクでもいじるか...』
〜鎮守府正面玄関前〜
提督『ふぅ、水道はちゃんと通ってるみたいだな。海水そのまま使ってるかと思ったぜ』ジャー
提督『さぁW800ちゃーんキレイキレイしましょーねー』(裏声
ー数分後ー
提督『あらかた終了っと』
??1『あの、こんにちは』
??2『提督、精が出ますね』
??3『お?そのバイクはメグロ号ですか?それともみずほのキャブトンですか?中々お渋い趣味で』
提督『あぁ、っとこれはカワサキのW800ってね、メグロの孫みたいなもんです、ところで皆さんは?』
??1『あれ?わからないのですか?』
??2『提督の要請で来た者ですが』
??3『きっと提督さんは特例でポンと提督になったから私たちの事わからないんじゃない?あ、私は工作艦の明石です。どうぞよろしくお願いします』
??1『そうね、私は補給艦の間宮です。食事関係でお仕事をさせていただきます』ペコリ
??2『旗艦巡洋艦大淀です。任務関係でお手伝いさせていただきます。』
提督『あぁぁああ!すいません、予想より大分早く到着したものですから驚いてしまって、、、こんな田舎の鎮守府までわざわざ来て頂きありがとうございます!』ピシッ
大淀『提督!私達あなたの部下なんですからそんなにかしこまらなくていいんですよ』アワアワ
明石『そーです提督!もっと偉そうにしていいんですよ!』
提督『いやー、ついこの前まで一般人でしたからね〜、そんなに偉い自覚無いです、、』
間宮『総司令官さんから伺ってますよ、なんでも落し物届けたのがきっかけだとか?』
明石『運命的なものを感じますね〜』
提督『そのせいで海軍学校の人達どころか他鎮守府の提督にも命狙われましたけどね、、ははは、、、(あの時は本当に死ぬかと思った)』
間宮『艦娘の皆さんからは結構人気で話題によく出てましたよ、なんでも提督にしては暑苦しい脳筋でも気持ちの悪いおじさんでもない若くて素敵な雰囲気の男性が現れた〜って、しかもあの金剛さんと仲良くなったんですよね?』
大淀『もし本当に提督だったらその人の鎮守府に着任したいって艦娘が続出しましたからね』
間宮『その時お顔は存じ上げてませんでしたが着任要請が来た時にみんなで急いで行こうって事になりまして』
明石『それですっ飛んできたわけです。いやー、しかし噂だけが独り歩きしたのかと思ってましたが、、、まさか本当だったとは』ウットリ
提督『そんなに褒めても何も出ませんよ』
間宮『私も少し安心しました、真面目そうな方で』
大淀『二人共、提督がお困りですからこの辺で』
提督『ありがとう大淀さん、ところで皆さん荷物は?』
大淀『それなら心配いりません』
明石『後からトラック十数台で搬入しますので大丈夫です』
間宮『さしずめ嫁入り道具一式を持ってくると言うところでしょうか』
提督(一体何をどんだけ持ってくるつもりなんだろう、、?)ハッ
提督『んじゃ鎮守府内を案内しますので付いてきてください』
明石・大淀・間宮『了解です』
ココガシツムシツデーウンタラカンタラ
〜一方その頃の叢雲達〜
鳥海『えっ?MVP取ったら提督さんにお姫様抱っこをしてもらえる?!』
電『そうなのです!一番戦果をあげると司令官さんにお姫様抱っこしてもらえるのです!前回は叢雲ちゃんがしてもらったのです!』
鳥海『そうなんですか叢雲さん!?』カッ!!
叢雲『そ、そうだけど、、』(目が本気なんだけど...)
電『あれを見るのです!』
叢雲『ホ級が一隻、護衛にロ級が二隻。まだ気づいてないようね』
鳥海『MVPは私が貰います!!!』
電『電なのです!!!』
ドカーンドカーン!!
叢雲『ちょ!あんた達!急ぎ...』
キャー!! チョウカイサンダイジョウブデスカ?!
ク、、、チョクゲキ
叢雲(あの馬鹿メガネ、重巡だからって自分の練度をわきまえて戦いなさいよ)
ー十分後ー
叢雲『何とか全部仕留めたわね』
鳥海 電 『ハァハァ』ボロッ
叢雲『自業自得ね、電は小破。鳥海は?』
鳥海『た、、大破です』ハァハァ
叢雲『アンタ少しは賢い艦娘だと思ってたけど自分の練度わからない?』クドクドアーデモナイコーデモナイ
鳥海『すみません』(涙目)
叢雲『もう!泣くんじゃ無いわよ!そんなにお姫様抱っこして欲しいなら提督に頼んだけるわ!あぁもう!』
電『叢雲ちゃん、小さい子のお母さんみたいなのです』クスクス
叢雲 『電』(睨)
電『何でもないのです!何でもないのです!』
ゴメンナサイナノデスー!!
〜執務室〜
提督『三人とも打ち解けられてよかった、みんな良さそうな子達だし。そろそろあいつらも帰って来る頃かな?』
ピンポンパンポーン
明石『提督ー、艦娘が2人着任しましたよー、至急工廠までお願いします』
ピンポンパンポーン
提督『お、とうとう出来たか』
〜工廠〜
明石『来ましたねー提督、二人共、自己紹介』
奥から現れた2人のうち1人は紫色の髪の毛をしたかなり胸の大きい女の子、もう1人は、電であった
紫髪『商船改造空母、隼鷹でーす!ひゃっはー!』
電『電なのです、どうかよろしくお願いいたします』
提督『ありゃ?電は今出撃してるんじゃなくて?』
明石『あれ?提督さん電ちゃんダブっちゃいました?』
提督『う、うん、』
明石『どうします?解体ですか?合成ですか?二隻体制にしますか?』
提督『合成ってどうするの?ヒュージョン的な事でもするのか?』
明石『まぁそんな感覚ですね、でも30分経っても別れないのでポタラの方が分かりやすいかも』
提督『な、成る程』(なんでドラゴン◯ール知ってるの?!』
明石『私実は結構漫画とかアニメ好きなんですよ〜』テヘヘ
提督『諸君、私は』
明石『戦争が好きだ、ですか?』
提督『君とはとっても仲良くやれそうな気がするよ』アクシュ
明石『提督、、、』(きゃー!提督に手握られてりゅぅう///)カオマッカ
隼鷹『ちょっとぉー提督、あたし達の事忘れてない?』
提督『おっとすまんすまん、でも今出撃した奴らが帰ってくるまでやる事ないしなー』
隼鷹『なら私と一杯しちゃう?』
提督『職務中は飲酒をしない主義だ。晩酌ならお供させてもらうぞ』
電『ふぇっ、、電はっ、、ひぐっえぐっどうなるのですかっ?えぐっ』
提督『泣かないで電ちゃん、解体なんてしないから、ね?』ナデナデ
電『ふぇぇえええん』
隼鷹『あーあ、提督泣かしちゃって〜イケない男だな〜』
明石(で、提督、合成するんですか?)
ヒソヒソ
提督 コクコク
電『ふぇっえぐっっずびっ』
大淀『提督、皆さん帰投したようですよ』
提督『了解、電?ここでちょっと待っててね?』
電 『.....』コクコク
提督『明石はここで待ってて、隼鷹、一緒に来い』
隼鷹『へーい』
〜港〜
提督『おい、、、鳥海何があった?』
叢雲『見ての通り鳥海は敵の攻撃を一身に受けながらも敵を次々と撃破したわ』
電『MVPなのです!ケガしてるからお姫様抱っこしてあげてほしいのです!』
提督『いいの、、か?』
鳥海『お願い、、します、、』
提督『おう』(何があったんだろ、、)
提督『よいしょっと』
鳥海『/////』
隼鷹『ヒューヒュー!お熱いねー!』
電『司令官さん、その人達はだれなのです?』
大淀『彼女はさっき着任した軽空母の隼鷹です、私は大淀と言います』
提督『そういや今回は叢雲は無傷なのか、よかった』
叢雲『そうよ、そう何回も被弾してたら堪らないもの』
提督『鳥海?本当に大丈夫か?全然大丈夫じゃなさそうなんだが』
鳥海『大丈夫。です、』
提督『あと電、小破してるようだが入渠する前に俺と工廠来てくれ』
電『了解なのです』
〜脱衣所前〜
提督『お姫様抱っこタイムはここまでだ。しっかり癒してくれ、』ゼェハァ
鳥海『はい、、、』
大淀『鳥海さんの面倒は私が見ますので皆さんは工廠の方へどうぞ』
提督『ありがとう大淀、んじゃ行くぞ電』
イナヅマモオヒメサマダッコナノデスー
ウッ、ソロソロコシガ
〜工廠〜
電『私がもう一人?』
提督『タイムパラドックス的な事は起きないのか?』
明石『別に宇宙の法則に反してるわけじゃないので大丈夫ですよ。詳しい理由は不明ですが私を含めて艦娘は軍艦に宿る魂から発生したと言われています。鉄の塊である私達のオリジナルという印刷機から印刷されたコピーみたいなものと言ったところでしょうか』
提督『つまり条件を合わせて印刷すれば同じ艦娘は幾らでも出来てしまう。ってわけか』
明石『艦娘として建造された後の事はコピーされないので轟沈させた後また同じ子を建造しても全く同じ艦娘ではないので注意ですけどね。でも流石提督!勉強しなくても提督試験に合格しただけの事はあります!』
電『はわわわ、難しい話なのです』
提督『で、話は強化合成だ。昔パズドラとかしてたから仕組みは解るが、、、どうやるんだ?』
明石『そこで妖精さんの出番です!』
妖精『ハーイ』
ウンタラカンタラホジャホジャポーイ、、、
提督(またこの謎呪文、、、!!!)
気が付いたら新しく来た方の電は光球になり前からいた方の電の胸の中に入って消えていった
提督『すげぇな、、、電?どんな感じ?』
電『少しくすぐったいですけど、中から力が湧いてくる感じなのです』
明石『駆逐艦を強化素材にしたので雷装+1って所ですね』
提督『妖精って何者なんだろ、、、』
明石『そっちは完全に謎ですね。私は乗組員の魂が私達みたいな過程を踏んだと推測しています』
提督『不思議やな』
電『提督さん。お腹空いたのです』
提督『そうだな、、、みんなで食堂行こうか』
隼鷹『提督ー!呑んでいいっ?呑んでいいっ?』
叢雲『司令官、呑むなら程々にしなさい。あと私も少し呑ませてもらうわ』
提督『皆で酒盛りだな』(なんか野望がもう叶ってしまうな、、、)
ー食堂ーフタフタマルマルー
提督『隼鷹身体壊すなよ?』
隼鷹『いやー!提督強いねー!!全然酔ってないじゃーん!』
叢雲『し、、しれぇ、、かん、、しゅ、しゅきぃぃい』ムニャムニャ
電『すぴー、すぴー』
提督『やれやれ、叢雲はつぶれたし呑んでないのに電は完全に寝てやがる』
隼鷹『いやー、可愛いね〜』
提督『隼鷹も酔ってる感じ全然しないぞ』
隼鷹『いや!提督こそアタシより呑んでる筈なのになんでシラフと変わんないんだよ!』
提督『さぁ?昔から酔わない体質だったからな。隼鷹立てるか?出来るなら電か叢雲を部屋まで運んで欲しいんだが』
隼鷹『大丈夫だよぉ〜、んじゃ電ちゃんを持ったげよぅ』ヨイショット
提督『ありがとな、んしょっと。おい叢雲〜、しっかりしろー』
叢雲『らめぇ、しれぇかん、、このすけべめぇ、、、でへへへ』ムニャムニャ
提督『起きてんのか寝てんのか
わかんねぇな、、、』ヤレヤレ
〜艦娘棟廊下〜
隼鷹『提督さぁ、今幸せ?』
提督『さぁな、何をもって幸せとするかもよくわからないけど、可愛い部下達に囲まれて悪い気はしないな』
隼鷹『かぁー!!言ってくれるね!この色男!』
提督『やっぱお前酔ってるやろ!もうちょいシリアスなの期待してたわ!』
隼鷹『やっぱ提督関西弁喋るんだ?以外ー』
提督『まぁ京都出身だからな、もうちょいで着くよ、、、この部屋だっけかな?』
電『んにゅ、、、?隼鷹さん?』
隼鷹『起きたかい?子猫ちゃん』
電『はわわ、、お手数をおかけしました』
隼鷹『いいってことよ!困った時はお互い様ってな!』
提督『電ちゃんって確か叢雲と相部屋だったよね?』
電『そうなのです。この部屋なのです〜』
提督『んしょっと、毛布かけて、、っと。これで良し』
叢雲『やぁしれぇかん、、、んぁっ、、、このへんたいぃい』
提督『一体どんな夢見てんだ』
隼鷹『ちゅーしちゃえ提督ぅ!』
電『ぶっちゃけ言っちゃいますと叢雲ちゃん司令官の事大好きですから大丈夫だと思いますよ?』
提督『やっちゃおっか?』ニヤニヤ
電・隼鷹『やっちゃえ
やっちゃえなのです』
提督『叢雲、、、』ナデナデ
顔にかかった髪の毛をどかし無邪気な寝顔を満喫する。正直に言うと最初の艦娘を選ぶ時の写真で可愛いなと思ったから叢雲を選んだのである。それがこんな近くにある。頬に手を置き親指で撫でる、白くスベスベの肌、普通の女の子と変わらない。正直この寝顔だけで満足であるが千載一遇のチャンスである。逃がさない訳にはいかない。意を決し顔を近づける。
隼鷹『お、いくぞ!いくぞ!』
電『ひゃぁあ///少女漫画みたいなのです〜〜!!』
あと数センチ、数ミリ、、、そして唇は柔らかい感触に覆われる。
叢雲『ん、、、にゅ、、、』
ゆっくりと顔を離し、もう一度優しく撫でる。
提督『お休み叢雲』
隼鷹『よっ!色男っ!普通はバレるかヘタるのに成功させるっ!そこに痺れる憧れるぅぅうう!』
電『ロマンチックなのです〜』トロン
提督『電ちゃんにもしたげよっか?』
電『はわわわ!!!』
提督『まぁ、して欲しかったら言ってくれ』
隼鷹(提督は酔うとエロくなるのか、これはいい情報だぜ)
提督『隼鷹、まだ呑むか?』
隼鷹『さすがにもう呑めないよぉ〜、、、でも部屋は空いてるよぉ?』(さぁ、どうくる提督ぅ?)
提督『それはアレか?卑猥な方か?』
隼鷹『わかってるじゃーん』(言っちゃったよ私!どーなるの?!)
提督『先に言っておくが隼鷹、俺はどーてーって奴じゃねーぞ?』
隼鷹『私は初めてなんだから優しくしろよぉ、なんつって//』
提督『んじゃ行くか、お休み電』
電『お休みなさい司令官さん』ペコリ
隼鷹『じゃあな電ちゃん』
電『おやすみなさいなのです〜』
ホントニスルノテイトク? シタイ コノヨッパラッイー
ガヤガヤ
電『ふぅ、電も寝たいですけどあんなの見せられたら寝られないのです』
叢雲『んにゅ、、、あれ?部屋?』
電『あ、叢雲ちゃん起きたのです?』
叢雲『食堂にいたんじゃないの?』
電『隼鷹さんと司令官さんに運ばれてきたのです』
叢雲『へぇ、、、ねぇ、私、変な夢見てたみたい』
電『夢?ですか?』
叢雲『アイツ、、司令官に優しくされた上にキスされたのよ?』
電『ロ、、ロマンチックですね』(今さっき酔った司令官に本当にされてた事って言うべきかな、、)
叢雲『ねぇ電、艦娘でも恋って出来ると思う?元々私達は沈んだ駆逐艦よ?』
電『でも今は女の子なのです。しっかり心もあるし身体も女の子なのです』
叢雲『まさか本当に人間を好きになっちゃうなんて、、、』
電『艦だった頃の記憶も残ってますから、、最初は電も戸惑ったのです。こんなのでいいのかなって』
叢雲『アンタも恋のライバルって訳ね。負けないわよ』
電『電も負けないのです。おやすみなさい叢雲ちゃん』
叢雲『おやすみ電』
ーその頃の提督と隼鷹ー隼鷹の部屋
隼鷹『てぇーとくー?大丈夫なの?』
提督『おぇぇえっ!おえっっ、うっぷ。
はぁ、はぁ、ちょっとは楽になったよ、迷惑かけたな』
隼鷹『はい水』
提督『ありがと』
隼鷹『ごめんね提督、なんか無理させてたみたいで』
提督『そんな事ないよ、俺がちょっとハメ外しすぎただけだ、で、さっきのお誘いは冗談か?』
隼鷹『んー、半分は本気かな?提督かっこいいしw』
すると次の瞬間には唇が触れ合っていた。隼鷹は完全に意表を突かれ固まっている。全てがスローモーションになったかのような感覚で同時に脳天に突き刺さるような幸せを感じた。無意識に提督の背中に腕をまわす。数秒間の触れ合いは静かに終わりを告げ提督の顔は遠ざかった。
隼鷹『んっ、、ぷはぁ!てててて提督ぅ?!まだ酔ってんの?!』
提督『酔ってるなんて感覚は無いな、いたって普通だ。あ、この続きは無いよ?お前さんの本気度は半分だからな、ここまでだ』
隼鷹『そいつは酷ってやつだぜ提督ぅ、今ので完全に本気になっちゃったよ』
隼鷹はいつもと変わらない口調だが頬を赤く染め照れている。
提督『どうする隼鷹?俺はお誘いは断らない派だ』
隼鷹『お願い提督、、、』ガバァ
提督『いいのか?俺で』ナデナデ
隼鷹『んっ、ちゅ、ちゅぱ、、、ん、、んはぁ提督ぅ、、』
前歯を押しのけて舌を押し込み、絡め、歯茎から何から舐めあげてくる隼鷹、提督は腰に手を回し優しく抱きしめた。
提督『今日初めて会ったのになw』
隼鷹『だから今日だけでいい。抱いてくれよ、、、今日だけでいいから』ウルウル
提督『泣く事は無いだろう、これから長い事一緒に仕事するんだから』
隼鷹『提督、、、』ギュッ
提督『可愛いハヤブサだなぁ』ナデナデ
隼鷹は自分の服のボタンを外していく、一枚、また一枚と服を脱ぎ下着のみとなり恥ずかしそうに言った
隼鷹『提督も、、、その、、服脱いでよ....』
提督『へいよ』
服を脱いだ提督が隼鷹の上に覆い被さり愛撫を始める、指はツーっと隼鷹の肢体を這いまわり豊満な胸を掴む。
隼鷹『んっ。。。はぁっ』
提督『どう?痛くない?』
隼鷹『大丈夫だから、続けて』
頷いた提督、今度は太ももの付け根辺りに手を置いた。とうとう来たかと隼鷹は恥ずかしそうに股を開く。下着の中に手を入れ少し進むと割れ目を感じ。さらに進めば秘部からはネバネバとした粘着質を感じた。蜜壺とは昔の人はよく言ったものだ。中に人差し指を入れてみる
隼鷹『んっ、、つぁっあぁっ』
提督『痛い?大丈夫?』
隼鷹『痛かぁないけど、、、不思議なっ、、、んっ、、、こら動かすな!まだぁ、しゃべっ、、て、ふぁっ』
提督(艦娘って言っても身体は完全に人、だがこの感覚は初めてだから戸惑ってるってとこかな?)
指を二本に増やし溢れ出す愛液で湿った肉壁の中を二本の指は上下にうねるように動く、
隼鷹『んぁ、、ひぅっんんっ、、て、、てぇとく、、、』
息を荒げて隼鷹は提督の股間へ手を運ぶ。ただの艦だった時代に乗組員の会話からモノの扱いは心得ている。つもりである。
隼鷹『早く、こいつを入れてくれよ、、、待ち切れない』(こんな感じの事を言えばいいんだっけか?)
提督は無言で自分を隠す最後の一枚を取り払いそのまま隼鷹の下着に手をかけた。隼鷹は気を利かせ少し腰を浮かせる。するりと簡単に脱げた。挿入の体勢に入り提督は一言告げる
提督『後戻りできるのはこれが最後だ、本当にいいのか?』
満面の笑みで隼鷹は答えた
隼鷹『野暮な事聞くなよ、早く来てくれ』
腰を前進させ秘部に少しずつ物を納めていく、奥へ進めれば進めるほど抵抗感は強くなり同時に快感が押し寄せて来る。隼鷹は唇を噛み小さく震える。
十数秒かけ根元まで中に入れ隼鷹に伝える
提督『全部入ったぞ』
隼鷹『あぁ、分かるよ、、、破瓜ってのはちぃっとばかし痛いけどね。でも思ってた程じゃなくて良かった、、、提督が優しくしてくれたおかげだよ』
瞳にうっすらと涙を浮かべる隼鷹、視線を下せば結合部からは血は確認出来ない、恐らくごく微量なのだろう
提督『痛くないならゆっくり動くぞ?』
ゆっくりと腰を前後させる。
膣壁の凹凸が肉棒のカリと引っかかる度に快感が押し寄せ隼鷹も嬌声を上げる。
隼鷹『あっ、、、んぁっ、、、んっ』
提督『どんな感じだ?』
隼鷹『幸せだよ、、、アンタと繋がれて、、、本当に幸せだよ』
愛おしくなり唇を押し付け舌を絡ませる、溶け合うんじゃないかと錯覚する程に熱烈でそれは腰の動きも加速させた
隼鷹『んっぁっあっくぅっぅうっ』
声にならない声を上げ喉を仰け反らせ提督を掴む腕には力がこもる、
提督『隼鷹、、、そろそろ出そうだ』
隼鷹『出してくれ、、んっぁ、提督の全部!私の中にっ!』
その言葉を聞きさらに腰は加速する
パンパンとリズミカルな音と共に隼鷹の切ない喘ぎ声は部屋に響く。提督の欲望は隼鷹の最も深い所で放たれた。
隼鷹『んぁぁぁあああ、、、熱い、、、てぇ、。とく、、』
提督『はぁ、、、はぁ、、、
隼鷹、、、初めての感想は?』
隼鷹『思ってた以上に良かった、、、かな?あと今日ほど酒に感謝した日は無いよ』ギュッ
提督『酒なんて使わなくても俺はOKだったんだがなw』
こうして2人はただ互いを求め合った。時間の許す限り。。。
ー翌朝ー
提督『う、頭いてぇ、、、完全に飲み過ぎだ、隼鷹?起きろ、隼鷹』
隣では隼鷹が生まれたままの姿で横たわっている。揺らしてみるがイマイチ起きない。
隼鷹『うぅ、、むにゃ、提督ぅ、もう入んないよ、、、』
完全に油断している顔にキスの一つでもしてやろうかとも思うがここは一つ寝起きドッキリをしかけようと思いつき大きく息を吸い叫んだ
提督『空襲!空襲!魚雷くるぞぉぉお取りかぁぁあじ!!!!』
隼鷹『うわぁぁぁあぁあ!!!!』
布団から飛び起き何故か荒ぶる鷹のポーズで固まった
提督『やっと起きたか、あと素っ裸でそんなポーズしてどうする?』
隼鷹『下手な目覚ましよりよっぽど目がさめるし心臓に悪すぎるよ、、、酔いも完全にすっ飛んじまった』
提督『ちょっとイタズラ心でな、うっ頭が、、、』
隼鷹『おっ、二日酔いか?なら隼鷹特製対二日酔いドリンクをあげよう』
提督『有難い』グビグビ
提督『変わった味だな、、、香辛料?栄養ドリンクを濃くしたような感じも、、、材料何?』
隼鷹『ウコンとかシジミとか。あとは、、、愛かな?』
提督『愛は偉大だな、まぁ効きそうな感じだからこれ以上は聞かない事にするわ、さっさと服着て任務任務っと』
ー食堂ー
叢雲『あら司令官どこにいたの?私室にも執務室にも居なかったみたいだけど?』
提督『お前さんを部屋に運んだあと隼鷹の部屋で潰れてた』
隼鷹『いやぁ!熱い夜だったねーー!!ねー提督?』ダキッ
叢雲『?!?!!?!』
隼鷹 ピース
叢雲『ちょっとアンタ!司令官から離れなさいよ!』
隼鷹『まぁまぁ落ち着きなって、反対は空いてるぜぇ〜』
ギャーギャーワーワー
提督『どうしてこうなった』
右腕には隼鷹、左腕には叢雲がしがみついている、
明石『朝から提督モテモテですね!』
提督『明石助けてくれ、こいつら全く離れようとしねぇんだ。これじゃ朝飯食いたくても食えねえよ』
大淀『お二人とも提督がお困りですからその辺で』
ー数分後ー
提督『間宮さんが着任して大分助かってるよ、それに本職なだけあって本当美味しい』
叢雲『昨日は世話かけたわね』
提督『別に気にするな』モグモグ
叢雲『それでその事なんだけど』
提督『んー?』
叢雲『昨日私にキスした?』
提督『ブハッ!!ごほっごほ!!ななな何を突然言うの?!』
叢雲『昨日電の様子が微妙だったから、どうやら図星のようね』ジトー
提督『酸素魚雷だけは勘弁願いたいです、、、』プルプル
叢雲『別に怒ってなんか無いわよ!
そんなに怯えられたら逆にこっちが傷つくからやめなさい!』
提督『え?怒ってないの?』ナンデ?
叢雲『気にしてないって言ってるの!早く片付けて執務室行くわよ!』
提督『はーい』(それはそれで傷つくな、、、)パクパク
〜執務室〜
ガチャリ
提督『え?なんで鍵閉めるの?』
叢雲『別に大人しくしていればすぐに終わるわ』
提督『ちょっと怖いです叢雲さん』
叢雲『ちょっとしたお願いよ、、、、ええっと、、、その、、、、、わわ、わたっわたっ』
提督『落ち着け、深呼吸、深呼吸だ、常識の範疇のお願いなら何でも聞くから』
叢雲『すぅ、、、はぁ、、、その、、、私と、、、き、、き、』
提督は耳まで真っ赤になった叢雲と(き)で始まる言葉という事からキスなのはほぼ間違いない事を察した。
提督『叢雲?』
叢雲『その、、えっと、、、』
提督『昨夜みたいにキスしてってか?』
叢雲 コクリ
提督『分かった、目ぇつぶって』
瞳を閉じた叢雲にそっと近づき腰を曲げてすっと顔を寄せる。一応今日も執務が山のように来てるので手間取ってはいられない。静かに叢雲の唇を奪った。叢雲は強ばって背筋が伸びつま先立ちになる。。。叢雲に取ってこの数秒は長かった。
提督『はい、これで満足か叢雲?』カギアケル
叢雲『その、、、提督は彼女とかいたりするの?』
提督『高3になる直前に別れて以来独り身だけど、、、職場恋愛になっちゃうぞ?』
叢雲『勘違いしないでよね!私は艦娘!戦うために存在するの!恋愛なんて二の次三の次よ!』
提督『まぁまぁ、この鎮守府に所属する限り俺とは一緒にいれるんだから気楽にしとけ』(ヤバいこのままだとハーレムルートor暗殺ルートだわ、、、、どしよ、、、)
叢雲『そうね、、、』
提督『んじゃ今日も執務頑張るぞ!今日来た任務は?』
叢雲『新しいのが来ていたわ。内容は『艦娘達ノ練度ヲヨリ高メル為、提督同士デ戦闘演習ヲ三度行フ事』ですって。あと今週中に20回勝たないといけないみたいね』
提督『日に日に任務の量が増えてる気がするがこれはアレか?イジメか?』
叢雲『まだ少ない方よ、あとイジメじゃなくて今まで上層部がヒヨッ子のアンタに加減してくれてただけの事よ。本来ならこの倍はあるわよ』
提督『そういう事ならまぁ、そのうち慣れるだろ。んじゃ演習にレッツゴーだ。演習相手はもう決まってるみたいだしな。』
叢雲『了解したわ、早速準備するわね』
ピンポンパンポーン
提督『あー、あー、艦娘は全員出撃準備をして正面玄関前に集合してくれ。間宮さんを除く全員だ。戦える艤装を持つものは全員出撃準備をして正面玄関前に集合して。大事な事だから二回言ったぞ〜』
ピンポンパンポーン
ー十数分後ー正面玄関前
大淀『どうやら演習をするようですね』
明石『私戦闘は得意じゃないんですけど〜』
隼鷹『さぁ張り切っちゃうよー!』
提督『すまんな、演習相手に失礼が無いようにと思って一応6隻でちゃんと相手しようと思ってな、それに皆の練度は高くなればなるほど良いし』
鳥海『それで、演習相手はどなたでしょうか?』
電『電もすごく気になるのです!』
提督『あぁ、そろそろの予定だ、横須賀第4の大佐殿なんだが、あ、、あが、、、あ、、、ま、、、マジかよアレ、、』
提督が見た方向には3つのの人影と山のように巨大な影が幾つか。認識出来る距離に近づき大佐の編成が判明した。大和型戦艦姉妹、大鳳、加賀扶桑型航空戦艦姉妹、練度は不明だがうちの艦隊では歯が立たないのは明白である。動揺したのは提督だけではなく全員顔面蒼白である。
電『はわ、、、はわわわわ』
大佐提督『よう新入り!数日で何とか形になったじゃないの?』
提督『どうもお陰様で。所でそちらの編成は?』
大佐提督『嫁の大和ちゃん102レベに武蔵ちゃん96、加賀と大鳳ちゃん共に90、扶桑姉妹は共に83レベだよ。いわゆる全力出撃だね。そっちも教えてくんない?』
提督『叢雲がレベル4.電がレベル3.鳥海が3で隼鷹、明石、大淀が1です。』
大佐提督『一般人にしては数日でそこまで出来たのは褒めてやろう。あと今日全力なのは司令官からの要望でもある。』
提督『あの人がですか?』
大佐提督『この前まで一般人と言うのはそろそろ言い訳に出来ぬ頃合いだ。序盤にラスボスが初登場して主人公をボコボコにするアレだアレ。ってな
そんな訳だ。暇な提督の中で強いのは誰かって事で俺が選ばれた』
提督『暇なんすね』
大佐提督『仕事が来ないの、、、』
大佐提督『ごほんっそんな事より早く始めよう。みんなー準備してー作戦会議するよ〜』
提督『こっちも作戦会議を始める。全員集合』
叢雲『司令官どういうことよ?!こんなの聞いてないわよ!』
提督『俺もこんな事になるとは思わんかった。それより作戦会議だ、史実でもあった通り制空権を握った側が圧倒的に有利になる、隼鷹、お前さんが鍵になる、頑張れ。』
隼鷹『頑張れって作戦になってないよ!!』
提督『すまん、勝てる気がしない。だがより良い負けくらいなら何とかなる。んじゃ作戦だ、、、ごにょごにょ、、、シカジカマルマル、、、ごにょにょ』
提督の作戦とは隼鷹が一瞬でも長く空域を維持し攻撃機で敵戦艦の注意をそらす、敵航空機は明石と大淀を囮に、叢雲、電、鳥海で高速力を活かしてヒットアンドアウェイ戦法だ。
提督『上手く行かなくても相手に擦り傷は与えられる。今はそれで十分だ、一矢報いれればそれでいい。だかしかし、諦める事は許さん、上手いこと行けば勝利Aはもらえるんだ。』
明石『で、でも提督、、、』
提督は少し気が向かなかったが士気を上げるための一言を言ってみた
提督『もし勝ったら各員一回はなんでも言うこと聞いてやるよ。どんな願いでもだ、欲しいものがあるなら買ってやる。どっか連れて行って欲しいなら連れてってやる。全力で行けば勝利は必ず来る。頑張ってこい!』
叢雲(勝ったら司令官にもう一回キスねだろうかしら)
電(司令官さんとデートに行きたいのです)
明石(最新の工具でも買ってもらおうかな?一緒に)
隼鷹(酒という酒を提督と浴びるように呑んでその後は、、、ぐひひ)
大淀(提督と出掛けるってのも悪くなさそうですね)
鳥海(提督と恋仲になりたい、、、かも、、)
それぞれ動機は違う事もないが全員の向く方向は勝利ただ一つとなった。
全員『絶対に 勝つわよ!
勝つのです!
勝ちます!
勝ちましょう!』
提督(まぁやる気に関しては心配無くなったな)
大佐提督『新入り!そろそろ開始するぞ、位置につかせろ』
提督『了解!』
それぞれの艦娘は開始位置につく。
空気が張り詰め互いが距離を取る。
1キロほど離れた所で開始の合図を待つ
大佐提督『始めちゃうよー?』
そう言って大佐は照明弾が入ったピストルを上空に向け引き金を引いた。ナトリウムが燃え青白い閃光が上空高くに登る。即座に戦闘が始まった。
隼鷹『艦載機!全機発艦!』
巻物のような飛行甲板から式神のような紙がどんどん艦載機へと姿を変えて発艦していく。
隼鷹『九六艦戦じゃどこまでやれるかわかんないけど叢雲ちゃん電ちゃん鳥海ちゃん頑張ってね!』
大淀『隼鷹さん!もう相手の艦載機来てますよ!対空戦闘用意してください!』
明石『すごい数来ましたよ、流石正規空母は違うな〜』
隼鷹『感心してる場合かっ!それよりこっちまだ攻撃隊発艦途中なんだけど!?!』
明石『そろそろ大淀さんの射程入りましたよ、私の高角砲もそろそろ、、、、、てぇ!!』
大淀『信管調停よし!全門斉射!』
発射された砲弾は幸運にも編隊の中心で炸裂し10機近くが火だるまとなり墜落した。しかしそれでも優に50機が向かってくる
明石『流石にちょっと多すぎます〜!』
大淀『隼鷹さん!まだ発艦終わらないんですか?!』
隼鷹『終わったけど、、、アレ見てみ?』
隼鷹が放った艦載機はほぼ撃墜されていた、、、数機の九六艦戦がなんとか巴戦をしているが烈風が相手では攻撃を躱すのが精一杯で攻撃をしようにも7.7ミリでは撃墜困難である。
大淀『敵機を引きつける時間稼ぎにはなってます!十分です!』
明石『うわぁ!もう機銃の射程圏内まで近づかれちゃってますよ!』
大淀『撃ち落とせるだけ撃ち落としましょう!!』ダダダダダダダ
明石『機銃も高角砲も2基しかないのにぃぃい』ドォン!ドォン!
隼鷹『私には何で機銃さえ一基もないんだよぉおお?!前はいっぱいあったのにぃいい』
大淀『きゃぁああ!』(大破
明石『大淀さん!』
大淀『隼鷹さん、、直上!!』
隼鷹『あ、、、』
上を見れば真上から彗星が爆弾を投下した瞬間だった。
隼鷹(提督、、、)アボーン
隼鷹『がはっ』大破
次の瞬間には明石が魚雷を受け大破。囮担当は全員戦闘不能となった。
叢雲『絶対に成功させるわよ』
電『隼鷹さん達の犠牲は無駄にしないのです!』
鳥海『にしても相手は撃ってきませんね、距離的にいつ撃たれてもおかしくないのに、、、』
叢雲『舐められたものね。二人とも撃ち始めるわよ』
鳥海『了解です、、、?!』アボーン
鳥海『そんな、、馬鹿な、、!
艦載機?』(中破
電『鳥海さん!もう許さないのです!』
ガシャン
叢雲『私の前を遮る者は全て許さないわ!』ジャキッ
叢雲・電『てぇ!!』ドォン!!!
鳥海『私も、、、まだ、、、』
鳥海『全砲門!一斉射!』
ドカァアン
叢雲達の砲弾は大和に直撃した。
叢雲『そんな、、、当たってるはずなのに....』
大和『けほっ、、これ私撃っちゃってい
いのかな、、、あまりに可哀想すぎない?』
武蔵『それでは演習にならんではないか、それに全力で向かってくるあいつらにも無礼だ、こちらも全力を尽くすだけ』
扶桑『あの子達、、、私くらい不幸ね、、、不幸、、、』
山城『あぁ、姉様の不幸スイッチが、、』
大鳳『早く終わらせてあげませんか?少し私も可哀想になってきました』
加賀『文字通り鎧袖一触ね、さすがに同情します』
大和『加賀さんまで、、、ならすぐに終わらせてあげましょう。』ゔゔぅぅうぅう(砲塔が旋回する音)
武蔵『それでこそ我が姉だ』
叢雲『砲塔がこっちを向いてる!?散開!!』
電『はわわわ!!あんなの直撃したら演習でも轟沈しかねないのですぅぅ?!!』
大和『皆さん、いきますよ?全艦隊、全主砲一斉射!5.4.3.2.1.てぇぇえぇ!!』
合計34門の主砲が同時に発射されその衝撃波は安全圏にいる筈の提督二人まで届いた。
提督『あいつら大丈夫なのか?!』
大佐提督『大丈夫なはずだよ、ちょっとは手加減してやれと言ってある。お前さんとこのがもし深海棲艦なら例えレ級でも姫級でも一撃だがな、はっはっはっ!』
34発の主砲弾が文字通り雨のように降ってくる。水柱が収まると鳥海が電と叢雲に担がれて逃げまわっていた
叢雲『はぁっ、、、はぁっ、、な、何なのよ、勝てる気がしないわ!』
電『諦めちゃだめなのです!まだ!まだ!まだなのです!』
鳥海『まだ撃てるなら撃つ、提督は諦めたら負けると仰いました。なら私は最後までそれを全うするだけです!』
叢雲『アンタ達何言ってるの?!直撃させてもかすり傷にすらならないじゃない!』
鳥海『酸素魚雷、なら、、、まだ可能性はあります。私を盾にして肉薄、魚雷を発射してください』
叢雲『何馬鹿な事言ってるの?そんなの、、、、』
鳥海『私は中破した時に発射管をやられたせいで撃てません、、ならできる事と言えば盾になるくらいです。いきますよ、、、』
電『鳥海さん、、、!』
叢雲『電、行くわよ、、、』
武蔵『おい、向かって来たぞ』
大和『中破した重巡を盾に魚雷での一撃を狙うってところでしょうか?』
扶桑『私たちの斉射が外れてるなんて不幸ね、不幸すぎるわ、、、』
加賀『頑張っているところ悪いけど、ここで終わらせていただきます』ギリギリギリ
大鳳『ううっずびっ、、ごめんね。ううぅ、、、』スチャ
山城『なんであなたが泣いてるんですか?!』
パシュンパシュン、、ブゥーン!ヴーン!
二人から放たれた数本の矢は数機の流星へと姿を変え、腹に魚雷を携えて三人に向かった。
鳥海『ここに来てまだ航空機が、、、流石にもう無理か、、な』
叢雲『なによ!アンタが言い出したんだからしっかりしなさいよ!』
電『ケンカはだめなのですー!もうすぐそこまで敵機が来てます!』
叢雲『邪魔なのよ!もう!!落ちなさい!!』
叢雲達の攻撃は虚しく水柱を上げるだけで全く命中しない。距離がどんどん詰まっていく。とうとう流星の編隊は魚雷を投下した。
叢雲『回避行動よ!動きなさい鳥海!』
鳥海『すみません、、実は舵が半分壊れてしまったようで、、ほぼ動かないんです。』
電『鳥海さん!』
次の瞬間、鳥海は水柱の中に消え大破した。
鳥海『う、、、ぐ、、、ぁぁ』(大破
叢雲『もう!!もうどうにでもなればいいわ!』バシュン‼︎
電『叢雲ちゃん後ろ!!』
叢雲(もう避けるは遅い、、、!)
叢雲『きゃぁぁあ!!』(大破
電『叢雲ちゃん!叢雲ちゃん!』
叢雲『電、、、早く、、、魚雷を、はぁっはぁ、、、撃ちなさい』
電『わかったのです』(偏差はこれくらい、、かな?少し遠い、、)
電『魚雷発射なのです!』バシュン
電『もうやれる事は全部やったのです、、、もう、、』ドカァアン
加賀『どうやら最後の苦し紛れに魚雷を発射したようね』
大和『唯の魚雷ではここまで届きませんし。向こうの電ちゃんも大破したようだし、、、戻りましょうか』
大鳳『そうですね。艦載機の皆さんを着艦させたら戻りましょう』
山城『お疲れ様でしたお姉様』
扶桑『えぇ、お疲れ様』
武蔵『しかしここまで一方的だ、、と、、?!?!扶桑!!!大鳳!!!魚雷だ避けろ!!!』
大鳳・扶桑『え?』
ドォオォン‼︎‼︎‼︎
大鳳『そんな、馬鹿な、、!酸素魚雷だった?!しかも当てて来るなんて?!』(中破
扶桑『やっぱり不幸だわ、、、わかってたわよ、こうなるのは、、どうせ私は不幸ですもの、、』(大破
山城『お姉様!』
ー戦闘終了ー
〜港〜
提督『やっぱり皆大破しちゃったか、、、でもよくやったぞ!ちゃんと一矢報いれたじゃないか!』
大淀『申し訳ありません、もう少ししっかり出来れば、、、』
電『痛いのです〜』
叢雲『うぅっ、ひぐっ、あたっしが、、、負けるっ、、ふぇっ、、なんて、、、屈辱、屈辱よぉぉおぉ』
鳥海『泣かないで叢雲ちゃん、あなたはよくやったわ、私なんて、、、ううっ』
提督『もう泣かないの!泣くなら後で!まだ負けたとは決まってない!』
大佐提督『あらあらあら、扶桑ちゃん大鳳ちゃん思っ切りやられちゃってるじゃん?』
大鳳『す、、、すみません、、、』
大佐提督『まぁお説教は帰って入渠が終わってからだ。とりあえず結果報告っと、新人』
提督『はい、結果を審判ソフトに入力して、、、結果でますよ、、、』
スマホ ポチポチ
スマホ / C 戦術的敗北!/
提督『やっぱだめだったか、、、』
大佐提督『いやぁ!頑張った!頑張ったよ新人!俺相手にここまで出来たら合格だ』
提督『慰めなんて結構ですよ』
大佐提督『そうじゃなくてな、総司令官からの通達だ、敗北Dじゃなかったら昇級をと言われててな、新人、これからお前は少佐ではなく中佐だ、ほいこれ』
ーーー横須賀第7鎮守府提督宛ーーーー
少佐提督、この度の演習ご苦労であった、正直に言うとお前さんの着任に反対する勢力が鬱陶しくてな、そやつらを黙らせる為にその提督を演習相手にした、条件は敗北をしない事、それを見事達成をしてくれた褒美として1階級特進とする。今後も更に精進を重ねこの日本、延いては世界の海を取り戻す事を期待する。
追伸、たまにはワシの家にも遊びに来てね(はあと)
日本国海軍艦大将 深海棲艦対策大臣及艦娘部隊総司令 山本 六十六
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提督『私が中しゃ?!でふか?!』
大佐提督『落ち着け、呂律回ってねぇぞ新米中佐』
提督『は、、はい』
大佐提督『んじゃ俺らは帰るから、お前らはこれからが本番だぞ?頑張れよ』
提督『はい!頑張ります!』
大佐提督『じゃぁみんな帰るぞ〜』
そうして大佐提督は帰っていった。
提督『ふぅ、、、みんな大丈夫か?歩けるか?』
隼鷹『もうヘトヘトだよぉ』
大淀『提督、この度の昇級おめでとうごさいます』
提督『おう、とりあえず先に入渠だ』
明石『演習後にのみ使える設備があります。すぐそこですから、よいしょっと、、、行きましょう』
提督『何それ?!初耳!』
明石『知らなかったんですか?艦娘用超高速修復剤シャワーです。これのおかげで演習後でも直ぐに出撃が可能というわけなんですよ』
明石の話では、通常の入渠時に使う修復材とは違いかなり高濃度なので艤装ごと修復できるそうだ。数があまりにも少ないので通常の戦闘では使えず演習後時のみ使用可能で演習に参加した艦隊が1日最大で10回だけ使えるという事らしい。ドラゴンボ◯ルで例えるところの仙豆だと説明された。
明石『納得しました?』
提督『すごくわかりやすい説明ありがとう』
大淀『皆さん、早く行きましょう』
叢雲『うぅ、、、えぐっううっ』
電『叢雲ちゃん、泣かないで欲しいのです、、、ふぇぇええん』
ナカナイデフタリトモ ハヤクイクヨー
ガヤガヤ
To be continued
まずは長いのを最後まで読んでいただきありがとうございます。
少し短い上に雑な所もありますけど性描写も初めて挑戦してみました。一応チェックしてますが誤植あったら報告してくれると有難いです。
このSSへのコメント