μ'sの奇妙な冒険スターダストガールズ【エピローグ】
μ'sの奇妙な冒険スターダストガールズのエピローグです。日本での後日談です。
エピローグ『仲間とともに』
音ノ木坂学院講堂
司会「続いて新生徒会長の発表です。どうぞ」
テクテク
穂乃果「この度生徒会長になりました。私、高坂穂乃果と申します!」
穂乃果「先日までの50日間。廃校を阻止しようという思いつきでエジプトへ旅をしていました」
穂乃果「でも途中から、その目的は世界を危険にさらす敵を倒して学校のみんな以外も守るという目的に変わっていきました」
穂乃果「それは結果としてA-RISEの崩壊で邪悪な催眠は解かれ、平和な秩序が取り戻されるという形で達成されました」
穂乃果「ついでに廃校も私たちの噂とともに入学志願者が増えてひとまず保留になりました」
穂乃果「この結果は、私1人の力によってもたらされたものではないです。多くの人の協力で成し遂げられたことなんです」
穂乃果「音ノ木坂学院3年東條希さん。彼女は私たちの最初の協力者であり、もっとも旅のメンバーのことを考えた心の優しい女性でした。お茶目で、たまにふざけているようで一番全体が見えている、母のような方でした」
絵里(希はいつもそうだった。人のため人のため。自分のことなんて二の次。それで自らの命を失うとしてもね。希がインドで倒れた後、本当に罪の意識に押しつぶされそうになっていた。あの後希が帰って来なければ私は…)
にこ(本当におせっかいなやつよ。本当に…なんで、あんなに優しいやつが死ななきゃなんないのよ…。自らを犠牲にしてまで守りたかったメンバーは今みんなあなたの母校に集まってるわ。あなたのお陰よ希)
穂乃果「そして同じく1年小泉花陽さん。彼女は当初A-RISEに操られ、私たちと敵対していました。しかし、その催眠を解いてからは誰よりも仲間思いの女性でした。何もかもを全力でやってくれる素晴らしい方でした」
凛(かよちんは凛が操られていたとはいえ攻撃してしまった相手。なのにかよちんは優しかった。凛も一緒にいていいと認めてくれた。いつも友達を信じている心の純粋な子だった)
真姫(花陽は…熱意に溢れていたわ。信念を曲げない強い心を持っていたわ。最後のスプラッシュの話を海未から聞いたけどあんなことは花陽じゃないとできない。チームというのがいかに大事か一番わかっていたかもね)
穂乃果「さらに、皆さんもご存知アルパカさん。あの子も当初は自分がよければいいと心を閉ざしていました。しかし、ともに旅をしているうちに互いに心が通じ、仲間と戦う喜びを分かるようになりました。心を通わせるのに言葉など必要なかったのです」
海未(正直最初は驚きました。人じゃないスタンド使いとは。でもスタンドへの思い、誇りは誰にも負けていなかった。立派な騎士として絵里を守り抜いた。人より人らしいじゃないですか)
ことり(私はアルパカさんをひどく傷つけてしまった。操られていたとしても許されることではない。許されていいことではない。だけどアルパカさんはカッコよく受け入れてくれた。本当に嬉しかった)
穂乃果「この2人と1頭はこの戦いで帰ってくることは叶いませんでした。しかし、私たちは忘れてはなりません。この方達のお陰で今平和な日常が送れているということを」
穂乃果「全員!3名の勇者に黙祷!」
…………
穂乃果「本当に、本当に、辛いこともたくさんありましたが、振り返ってみれば楽しい旅でした」
穂乃果「転校生の、1年星空凛さん!」
凛「は、はい!」
穂乃果「凛ちゃんは本当に明るくてみんなに勇気をくれたね。しかもみんなのことを考えて行動してくれた。みんなが楽しいと思えるようにしてくれた。ありがとう」
凛「こちらこそだにゃ」
穂乃果「同じく西木野真姫さん!」
真姫「な、なによ」
穂乃果「真姫ちゃんには本当にお世話になったね。スタンド以外の面での活躍はそれはもうすごいものだったよ」
真姫「私も一応スタンド使いなのよ?」フフフ
穂乃果「本当にありがとうね」
真姫「お互い様でしょ?」
穂乃果「2年、南ことりさん!」
ことり「はいっ!」
穂乃果「ことりちゃんは最後にメンバーになってくれたけど人一倍体を張って戦ってくれたね。ゲーム対決や私のピンチに駆けつけてくれたこと、本当に嬉しかったよ。出会えてよかった」
ことり「それはこっちのセリフだよ。友達になってくれてありがとう!」
穂乃果「3年、絢瀬絵里さん!」
絵里「ふふふ、なにかしら?」
穂乃果「絵里ちゃんは、ちょっとポンコツで面白いところも多かったけどやっぱり1番情熱的だったよ。ツバサに押されているとき駆けつけてくれたのは本当にスタンドにふさわしいかっこよさだったよ」
絵里「ポンコツって…まあ私もいろいろ迷惑かけたわね。よく付き合ってくれたわ、ほんとに」
穂乃果「同じく矢澤にこさん!」
にこ「はいはい。なに?」
穂乃果「にこちゃんは本当に縁の下の力持ちだったよ。にこちゃんの洞察力に何度助けられたことが。にこちゃんがいなかったらやられてたことも何度もあったよ。アヌビス神の刀から守ってくれたのはにこちゃんだよね?気づいてたんだよ。ありがとう」
にこ「へぇ、気づいてたんだ。こちらこそどうもね。自分の復讐に付き合ってもらったんだし。楽しかったわ」
穂乃果「そして私の頼れる幼馴染、2年、園田海未さん!」
海未「はい」
穂乃果「海未ちゃんには、本当に昔っから迷惑ばかりかけて、今回だって無理やり連れて行く感じになっちゃったのに付き合ってくれて。海未ちゃんがいなかったらやっぱり寂しくて途中で旅をやめてたかも。1番の心の支えだったよ。ありがとう!」
海未「何を今更。こちらだって楽しかったんですよ?私は一度死んだ身、それを助けてくれたのは穂乃果です。お礼を言ったって足りませんよ」
絵里「そして!みんな!」
りんまきことうみえりにこ「穂乃果(ちゃん)!私たちをここまで引っ張ってくれてありがとう!」
穂乃果「え?なに?なに?急に…やだなぁもう…」ウルウル
にこ「あなただからみんなついてきたのよリーダー」
絵里「何度も助けられたわね」
凛「仲間を想う強さ」
真姫「そこから生まれる大胆さ」
ことり「全てがみんなを救ってたね」
海未「そうですよ。みんなあなたには感謝しているんです。私たちのリーダーはあなたしかいなかったんです」
穂乃果「み、みんなズルイよ。最後に、こんな…」ウルウル
絵里「みんな!穂乃果に大きな拍手を!」
パチパチパチパチパチパチ
穂乃果「みんなありがとう!」
穂乃果「あ、一つ言い忘れてました!」
一同「ん?」
穂乃果「私たちは9人と1頭という最高の仲間で旅をしてきました。それはこれからも変わることはない。大切な思い出のメンバー」
穂乃果「そのメンバーには希ちゃんがつけてくれた名前があります」
穂乃果「そして真姫ちゃんが作曲、海未ちゃんが作詞してくれた歌もある」
真姫「まさか…」
海未「あれを流すんですか!?」
穂乃果「画面にちゅーもーっく!」
μ's それは僕たちの奇跡
さぁ夢を叶えるのはみんなの勇気
負けない心で明日へ駆けて行こう
海未「この9人、いや、アルパカさんも入れて10名はそれぞれ個性的ですが何故か調和がとれているんです。なんでですかね?まあ理由は分かっているんですが」
強い強い願い事が
僕たちを導いてくれた
次は絶対ゆずれないよ
残された時間を握りしめて
ただの思い出それだけじゃいやだよ
精一杯力の限り走るんだ
希「ウチはみんなが大好きやで!誰かのために誰かが頑張る。当たり前なようで一番難しいんよ。でもそれができるグループなんよ。だからつけたん。9人の女神μ'sって」
Chance for me! Chance for you!
さあ夢を抱きしめたら上を向いて
君の世界が大きく変わるよ
さあ夢を叶えるのはみんなの勇気
負けない心で明日へ駆けて行こう
花陽「自分のために始めた旅もいつの間にかみんなのためになっていた、そんな仲間ですよμ'sってグループは。私はだから頑張れています」
熱い熱い期待のなかで
僕たちは喜びを歌おう
同じ思い感じてみてよ
限られた時間を楽しもうよ
凛「μ'sはねー楽しいグループだよ!やっぱり一緒にいて楽しいのが一番だにゃ!それがないとこんなに長い間一緒に旅行できないよ!」
もうとめられない情熱の勝ちだね
悔やむより走り続けよう
不意に見た空こんなにも青いよ
大丈夫諦めないで走るんだ
絵里「μ's?そうね…みんな本当に楽しい人たちね!ロシアンでハラショーな私も退屈しなかったわ。日本でもよろしくね!あぁ日本での生活が楽しみだわ!」
Dance with me! Dance with you!
そうあの日夢見たのはみんなの笑顔
君の笑顔さだから笑ってよ
そうあの日同じ夢を描いてたんだ
輝く瞳は明日を信じてた
にこ「私たち?そんなのきまってるでしょ?トップを目指せる最高のメンバーよ!まだまだ発展途上なんだから期待してなさい!」
Hi! Hi! 最後まで駆け抜けるよ!
真姫「μ's?うーん…世話の焼ける人たちね。私がいなきゃ何にもできないんだからまったく…まあ世話を焼くのが楽しい人たちなのよ。言わせないでよ!」
さあ夢を抱きしめたら上を向いて
君の世界が大きく変わるよ
さあ夢を叶えるのはみんなの勇気
負けない心で明日へ駆けて行こう
ことり「μ'sのメンバー?今までで最高の仲間だよ!思いを共有して支えあえる仲間。それに私は救われたんだよ。日本でも末永くよろしくね!」
そうあの日夢見たのはみんなの笑顔
君の笑顔さだから笑ってよ
そうあの日同じ夢を描いてたんだ
輝く瞳は明日を信じてた
負けない心で明日へ駆けて行こう
穂乃果「μ's?そんなの決まってるよ。みんな大切な仲間!誰かがつまづいても誰かが引っ張る。この旅はみんなで叶える物語なんだよ!」
今ここで出会えた奇跡
忘れないで僕たちの季節
パチパチパチパチパチパチ
穂乃果「以上!希ちゃんが作ってくれたμ'sのPVでした!」
海未「よ、予想以上に恥ずかしいですね…」
真姫「このくらい普通よ」
穂乃果「私たちはこれからも学校を盛り上げます!なのでどうか応援よろしくお願いします!以上で挨拶を終わります」
パチパチパチパチパチパチ
……………
穂乃果「こんな感じで私たちの旅は終わり、廃校も阻止できた」
穂乃果「この時から今までずっと入学志願者も多数。学校も一層盛り上がりを見せてるんだ」
穂乃果「喜怒哀楽、様々な感情があったこの旅。でもそれをまとめるのはやっぱりこの言葉」
穂乃果「みんなで叶えた物語。これが私たちの物語!」
〜Fin〜
ここまで半年間。読んでいただいた方ありがとうございました。初めてのssで読みづらい文だったとは思いますが精一杯書きました。また他の作品でクロスオーバーするかもしれません。その時はまた読んでいただけると嬉しいです。では改めてここまで読んで下さってありがとうございました。スピリチュアルやね!
更新&完結おつかれさまでした。
更新が楽しみな作品のひとつでしたので、完結が寂しく思います。