にこ「街頭インタビュー?」
サンドウィッチマンさんの「街頭インタビュー」を人気スクールアイドルがカバーしてくれたみたいです。
絵里「ねぇにこ。私たちももうすぐ大学生よ」
にこ「そうね。早いものよ」
絵里「大学生になったらアルバイトとかするでしょ?働くの初めてだし色々心配なのよね」
にこ「あら、そうなの?何かやりたいバイトとかあるの?」
絵里「小さい頃からの夢で街頭インタビューのバイトやってみたいのよ」
にこ「え?なんでそんなのが夢なのよ…」
絵里「だから今のうちに街頭インタビューの練習しておこうかなって」
にこ「話が急ね。まあいいわ、手伝うわよ」
絵里「じゃあ神田さんで希を待ってるところに聞きにいくわね」
にこ「設定が細かいわね…」
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にこ「希遅いわねぇ」
絵里「あのーすいません、アンケートにご協力お願いできますか?」
にこ「今急いでるのよね」
絵里「池袋の50代の男性に聞いてるんですけど」
にこ「一つも当てはまってないわよ!?なんでにこに聞いたのそれ!」
絵里「もし問題があるようなら音声も変えますし、目のところに材木入れます」
にこ「モザイクよね!?なんで目に材木入れてアンケート答えるのよ!別にカメラとかないみたいだし!」
絵里「いやもう本当に直ぐ終わるんで」
にこ「本当に?」
絵里「ええ。あーーーーーっと言う間に終わります」
にこ「長そうね!あんたのあっという間長そうよ!本当に直ぐ終わるの!?」
絵里「直ぐ終わるんで」
にこ「じゃあ答えるわよ」
絵里「ありがとうございます。まず始めに」
絵里「このアンケートを何で知りましたか?」
にこ「あんたよ!あんたが言ってきたんでしょ!?」
にこ「あんたって書いときなさい!」
絵里「私って書いとくのね…あっ」
絵里「あなたは普段ペンや書くものを持ち歩いていますか?」
にこ「ペン?こんなボールペンならあるけど」
絵里「もしよろしければそれを貸していただけますか?」
にこ「なんで持ってないのよ!?しかも何アンケートみたいに聞いてんの!?」
にこ「もういいわよ、これ使いなさい。なんで持ってないのよ」
絵里「さっき粗品であげちゃった」
にこ「なにあげちゃってんのよ」
にこ「ふざけてるわねさっきから!あんたみたいなのはね、親のしつけがなってないのよ」
絵里「につけがなってない?」
にこ「え?」
絵里「ちょっと待ってください。いいですか?親の悪口はいくら言われても構わないですよ」
絵里「でもね、親が作る煮付けの悪口、これだけは絶対に許しませんよ!」
にこ「なんの話してんのよ!しつけよ!しつけ!」
絵里「あ、しつけね」
にこ「知らないわよあんたのお母さんの煮付けの味とか!」
にこ「ヨネスケかっ!って話よ」
絵里「あの、お名前教えてもらってもいいですか?」
にこ「名前?矢澤よ」
絵里「あ、名字もお願いします」
にこ「どう考えても名字じゃないの!どこの世界に高橋矢澤とかいるのよ!テニスのペアじゃないんだから!」
絵里「矢澤さんですね」
にこ「矢澤にこっていうのよ」
絵里「血液型は何型ですか?次の四つから選んでください」
にこ「なんかめんどくさくない?」
絵里「A.B型、B.O型、C.AB型、D.A型」
にこ「もうなんのこっちゃわからないじゃない!」
にこ「Aよ!」
絵里「AのB型で」
にこ「違う、違う、DのA型よ」
絵里「DのA型ってなんですか?」
にこ「あんたが言ったのよそうやって!」
絵里「何か特殊な…」
にこ「A型ってことよ!特殊じゃないわよ全く」
絵里「1人暮らしですか?それともその日暮らしですか?」
にこ「おかしいでしょって!その質問!なにその日暮らしって。そんなギリギリの生活してるように見える!?」
にこ「実家に住んでるのよ」
絵里「実家で」
絵里「お仕事は、何力団ですか?」
にこ「暴力団しかないじゃない!何その質問!ちゃんと聞きなさいよ!」
にこ「にこはあんたに協力してんのよ!?協力団よ!」
絵里「協力団?」
にこ「そうよ!協力団って書いときなさい」
絵里「本当はお仕事は何ットマンをされてるんですか?」
にこ「おかしいでしょ!何よ、何ットマンて。ヒットマンしかないじゃないの!」
絵里「ヒットマン!?」
にこ「ヒットマンじゃないわよ!アイドルやってんのよ。アイドルットマンて書いときなさい」
絵里「アイドルットマン?」
にこ「そうよ。アイドルットマン」
絵里「身の回りではいろんな派閥があると思いますが」
にこ「ああ、まあ少しはあるわね」
絵里「あなたはうどん派ですか?蕎麦派ですか?」
にこ「ちっさ!派閥の内容ちっさ!そんな派閥とか考えたこともないわよ!」
絵里「ちなみにどっちですか?」
にこ「安いしうどん派かしらね」
絵里「うどん派で」
絵里「これ蕎麦派に寝返る確率っていうのはどれくらいでしょうかね」
にこ「結構あるわよ!?普通にお蕎麦も食べるし」
絵里「そうですか。じゃあご家庭でラーメンを作ることはありますか?」
にこ「ラーメン作るわよ。土曜の昼食とかにね。インスタントが多いけど」
絵里「小麦粉からですか!?」
にこ「んなわけないでしょ!メーカーじゃないし!大工場いるじゃないの」
にこ「お湯で煮てすぐできるやつよ」
絵里「ちょっと何言ってるかわかんない」
にこ「なんで何言ってるかわかんないのよ!」
にこ「忙しいのよこっちは!ふざけないでよ!」
絵里「はい、はい」
絵里「ここからは二択になります」
にこ「もう早くして」
絵里「外食と自炊なら自炊の方が多い、YES
or NO」
にこ「あ、なるほどね。家で作る事が多いからYESね」
絵里「YESと答えた方に質問です。人参、玉葱、ジャガイモ、豚肉を煮込んでいます。何ができますか?YES or カレー」
にこ「カレーだわ!それはカレーよ!何ができますかでYESっておかしいじゃない!」
絵里「では、よく死にたくなることがある」
にこ「何の質問よそれ!」
絵里「Dead or Alive」
にこ「やかましいわね!何いい声で言ってんの!?その二択は大体何よ!生きるか死ぬかって!」
絵里「デッドで」
にこ「デッドじゃないわよ、アライブよ。生きてくのよこれからも」
絵里「女性がキレイになるなら整形してもよい、YES、高須クリニック!」
にこ「うるさいわね!もうただただうるさいわよ!さっきからふざけすぎよ!」
にこ「何がYES、高須クリニックよ。私郷ひろみじゃないわよ!」
にこ「セスナからカッコつけて降りてこないわよ!」
にこ「何の役に立つのよこれ!もう帰るから!」
絵里「あああ!すいません最後に一ついいですか!?」
にこ「忙しいのよ!」
絵里「本当に一つだけ!」
にこ「早くしなさいよ!」
絵里「今の気持ちを誰に伝えたいですか?」
にこ「あんたよ!」
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絵里「街頭アンケートも難しいわね」
にこ「真面目にやりなさいよ」
にこ絵里「どうもありがとうございました」
fin
サンドウィッチマンさんのネタどれもこれも面白いですよね。
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