凛「孤独のグルメ青山一丁目の水炊きらーめん」
凛ちゃんがラーメン食べて悦に入る話です。
私、星空凛は快活なキャラクターで、今をときめくスクールアイドルグループμ'sのメンバーだにゃ。
自分で言うのもなんだけど結構友達は多いんだよ?特に同じメンバーの西木野真姫ちゃんや同じくメンバーで幼馴染みのかよちんなんかはかなり仲良しだしね。
こんな凛には好きなものがあるんだよ。
それはラーメン。
μ'sでもラーメンラーメン言っていてラーメン好きは知られているみたいにゃ。μ'sのみんなとラーメンを一緒に食べることもあるよ。
でもわたくし星空凛、ラーメンに関しては自らでひとつルールを決めているんだ。
ズバリ、初めて行くお店には一人で行く。
かよちんたちと行っているお店は以前に私が一人で行って美味しかったお店なんだにゃ。
みんなにラーメンを嫌いになって欲しくない、その気持ちから凛はお店の発掘は一人でやることにしてるの。そして美味しいと思ったところだけをみんなに紹介するんだ。
久しぶりのオフになった今日は新たなラーメンの名店を探すんだ!テンションあがるにゃあ!
星空凛孤独のグルメ「青山一丁目の水炊きらーめん」
μ'sオフ日
凛「今日はどこを攻めようかなぁ」
ペラペラ
凛「ん?ここは…オフィス街のお店だにゃ。水炊きらーめん!?なんだにゃ!?なにが始まるんだにゃ!」
凛「行くしかない!凛にはその権利と義務がある!」
幸福に空腹を満たすとき彼女はいささか自分勝手になる。自分の世界に入り、目の前の作品を堪能するのである。それがラーメンであればなおさら。
星空凛孤独のグルメ「青山一丁目の水炊きらーめん」
青山一丁目駅
凛「やっぱり都内はさかえてるにゃぁ」
凛「地図によると…ビルの中にあるのかな」
凛「にしても建物が多くてよくわかんないにゃ」
凛「こっちかな」
ウィン青山
凛「こ、ここかぁ。同じとこグルグル回ったにゃ」
凛(ていうかここにラーメン屋さんがあるの?すごい普通のビルだけど)
凛(まあ見てみないとわからないにゃ)
凛(あ、見た目はあんなだけど一階はレストラン階なんだにゃ)
凛(あ!あった!麺屋すみす。ここにゃ)
凛(これが水炊きらーめん…雑誌でも見たけどすごいおいしそう…)
凛(あ、お腹、空いてきた…)
凛(よし!早速入ろう!)
凛(っと、食券なんだね。まあラーメンは決まってるし、サイドメニューとして…やっぱりご飯は必須だにゃ)
ウィーウィウィン
凛(いざ!)
店員さん「いらっしゃいませー。一名様ですか?」
凛「あ、はいそうです」
店員さん(か、かわいい…でも一人でラーメン?)
店員さん「ではお好きなカウンター席にどうぞ」
凛「はーい」
店員さん「食券お預かりします」
凛「はい、どうぞ」
凛(内装はおしゃれな感じ。席数はカウンター、テーブル合わせて20席くらい)
プリーズギブユアボイス!
凛(あ、この曲はRhodanthe*のYour voiceにゃ!選曲もセンスあるにゃ)
※筆者が行った際実際にかかってました
凛(BGMから期待ができるにゃ)
凛(お客さんはやっぱりスーツの人が多いんだね)
凛(でも意外と女性の人も多いみたい。おしゃれな店内なのも影響してるのかも)
店員さん「お待たせしました〜。ご飯と水炊きらーめんです」
凛「ありがとうございます!」
店員さん「ごゆっくりどうぞ」(やっぱりかわいい!)
凛(実際に目の前にしてみるとめちゃくちゃおいしそうにゃ!)
凛(ここはやっぱりスープから…いただきます)スーッ
凛(こ、これは!鳥ベースのあっさりとした塩味ながらも魚介の味もしっかりとしているスープ!)
凛(さっぱりとしながらも力強い味わい!なんだこれ!めちゃくちゃ美味しいにゃ!)
凛(次は麺を…)フーフー
凛(いただきます)trtr
凛(やっぱりこのストレート麺がたまんないにゃ)
凛(でも細麺すぎず、力強い味わいのスープをうまく絡める細さ!)
凛(全てが計算されているんだにゃ!)
凛(しかもこのほうれん草がなんともいいアクセントになってる!)
凛(口直しだけじゃない。スープにとっぷりつけたほうれん草はかよちんじゃないけどご飯を何杯でも食べられるにゃ)
凛(そして、チャーシュー)
凛(凛は正直チャーシューの味はその店の実力を表していると思ってる)
凛(ラーメンに欠かせない具材であるチャーシューにどこまでこだわれるか、そこにお店の本気が見られると考えてるにゃ)
凛(ここのチャーシューはやはりおいしい!イタズラにチャーシューが主張しすぎているわけでもない)
凛(かといってスープや麺に負ける程度の味ではない。豚肉本来の味をうまくこの水炊きらーめんというステージで全力で表現している!)
凛(あぁ…)
凛「しあわせ〜」
お客さん「ん?」
凛「あっ…」
凛(恥ずかしいことをしてしまったにゃ…あまりのおいしさにしわあせオーラが声に出てしまっていたよ)
凛(あと、お楽しみはこのご飯)
凛(絶対おいしいにゃ!おいしくないわけないにゃ!)
凛(スープに浸して…)
凛(いただきます)カプッ
凛(うわぁ…これは…もう…鍋ごと欲しいにゃ)
凛(ご飯で食べればより一層はっきりと分かるこの調和のとれた味わい。くどすぎないスープのコク)
凛(毎日これ食べたいにゃ!)
ゴクゴク
凛(はぁ、当たり前のようにスープを飲み干したよ)
凛(こ、ここはすごいお店だにゃ!星空凛ラーメンランキング™の上位に食い込んでくるにゃ!)
凛「ごちそうさまでした!」
店員さん「ありがとうございました〜!」(また来てくれないかなぁ)
凛(ここはすごいお店だったにゃ。絶対かよちんたちと食べに来よう!)
星空凛のラーメン発掘の旅はこうして行われる。うまいと認めた店だからこそ仲間を連れてきて紹介する。彼女の心遣いが表れている一幕であった。
おしまい
駄文でしたが読んでいただいた方ありがとうございました。
このSSへのコメント