μ'sの奇妙な冒険スターダストガールズ3rd
μ'sの奇妙な冒険スターダストガールズ2ndの続編です。エジプト着きます。
スクフェスのキャラについては例のごとく分からない場合調べていただけると幸いです。
第13話『正義』
山道
にこ「さっきので身体中砂まみれよ…」
穂乃果「上着も燃えちゃったし…」
絵里「少し休息が必要かしら。花陽、次の町で止まりましょう」
花陽「はい!」ブロロロロ
町中
絵里「こんな山の中に集落があったのね」
凛「ちょっと雰囲気暗くないかにゃ?」
穂乃果「そうだねぇ…」
花陽「山奥だし仕方ないんじゃないかな?」
海未「宿を探しましょうか。これでも交渉術には自信があるんです!」
穂乃果「あ、これは…」
海未「どーも!一つお伺いしてもいいですか!?」パァ
町人「………」バンッ CLOSED
海未「え?」
穂乃果「やっぱり」
凛「海未ちゃんもそこそこポンコツにゃ」
絵里「『も』ってなによ」
にこ「誰も絵里なんて言ってないでしょ」クスクス
絵里「あんたたちねぇ…」
???「あら?旅の方かしら」
花陽「はい、そうですが」
???「砂まみれじゃない!泊まるところはもう探したの?よかったら私のホテルに来ない?」
海未「い、いいんですかぁ?」ポロポロ
穂乃果「海未ちゃん本当に感動してるし」
???「じゃあ案内するわ」テクテク
???「ここが私のホテルよ!」バァーン
凛「めちゃくちゃ大きいにゃ!」
???「自慢のホテルだもの!さあ入って!」
ホテル内
???「この宿帳に名前を書いてくれるかしら」
一同カキカキ
西木野真姫「名乗り忘れていたわ。私はここのオーナーの西木野真姫。どうぞ、ごゆっくり」
一同「お世話になります!」
海未「部屋割りは…」
穂乃果「私海未ちゃんと!」
凛「じゃあ凛はかよちんと!」
絵里「じゃあ私はにことね」
海未部屋
穂乃果「ふぅ!久々にゆっくりできるよ」
海未「そうですね」
凛部屋
凛「このベッドふかふかにゃー!」ボフッ
花陽「そうだね」
絵里部屋
にこ「綺麗すぎて逆に落ち着かないわね」
絵里「そう?私はこれぐらいの方がいいけれど」
にこ「はぁ。あんたってさぁ…」
絵里「?」
にこ「なんでもないわよ」
絵里「広そうだったから下の階も探検してくるわ!」ガチャ
にこ「そう?いってらっしゃい」
下の階の部屋
バタン
隼「やあ、穂乃果御一行は宿泊中かな?」
真姫「隼じゃない。あら?咲夜は?パートナーでしょ?」
隼「うっ…姉貴は…やられたよ…私も助けようとしたんだけど私をかばって…」
真姫「そ、そんな…。私の唯一無二の親友だったのに…」
隼「姉貴はあんたにめげずに頑張れって、言ってたよ…」
真姫「そうだったの…」
真姫「なんてだまされると思っているのかしら?」サクッ
隼「いてっ!何すんの!」
真姫「よくもまあ咲夜を見捨てた分際で言えるわね」
隼「!?手に穴が!」プシュッ
隼「これはヤバイ!エンペラー!」シュ
真姫「あんたはもう操り人形よ」
隼「え?」クルッ パァン
下の階の部屋前
絵里「なんかすごい音しなかった?」
絵里「真姫ちゃん?大丈夫?」ガチャ
真姫「だ、大丈夫よ!ちょっと転んだだけ。この真姫ちゃんでも転ぶこともあるわよ」
絵里「ならよかったわ。それにしてもこんな広いホテル一人で経営してるのね。一緒にいる友達とかはいないの?」
真姫「え、ええ。いないわよ」(あんたが倒したんでしょうが!)
絵里「それはやっぱり寂しいわよね。そうだ!わたしが友達になってあげましょう!」
真姫「あら、ありがとう」(こいつ、マジでぶっ倒してあげるわ!)
隼「騙されちゃダメだ!絵里!」
絵里「隼!?なんでこんなとこに!?」
隼「後ろだ!」
絵里「え?」カスッ
真姫「ちっ、惜しいわね。私はあんたが倒した咲夜は親友だったのよ!」
絵里「なっ、なんですって?」
真姫「私のスタンド正義(ジャスティス)でぶっ倒してあげるわ!」シューーー
絵里「霧が!?なんかマズイわね!」タッタッタ
真姫「追いなさい!」ゾンビアヤツリー
トイレ
絵里「なんとかなったわね。ていうかここトイレじゃない。なんでこうなるのよ」
絵里「外がやけに静かね」
絵里「そういうときは、鍵穴から外を窺うのは、いけないことでしょーか?」ノゾッ
ギラッ
絵里「え?」サクッ
絵里「うわぁぁ!」
真姫「やったわね。穴が空けばこっちのもんよ!」フン
絵里「なに!?体が勝手に!」
真姫「咲夜の恨み晴らしてあげるわ!」
ガチャ
にこ「ねえ、ちょっと」
真姫「あら矢澤さん。ノックくらいしてくださいよ」
にこ「したわよ。なんか忙しそうだったから聞こえてなかったみたいだけどね」
にこ「それより絵里を見なかった?この階に行ったっきり帰ってこないのよ。」
真姫「ああ、それならあっちのお手洗いですよ」
にこ「あっそう。ありがとう」テクテク
真姫(背中を見せたわね。先にあなたを切り刻んでやるわ!)シャキーン
にこ「ところで」クルッ
真姫「え?」ズドン
にこ「あら大丈夫?ハサミ持ってるのに危ないわねぇ。怪我がなくってよかったよかった」
にこ「一つ聞きたいのだけど、なんで私の名字を知ってるのかしら?名乗ってないはずなのに」
にこ「昔っから古典部シリーズのミステリーが好きでね。一度気になると夜も眠れないほどなのよ。私、気になります!ってね」
真姫「あなたたち宿帳に名前書いてたじゃない」
にこ「これのことかしら?」ペラッ
真姫「これはっ!」
宿帳名簿
・高坂穂乃果
・園田海未
・小泉花陽
・星空凛
・矢島にこ
・絢瀬絵里
にこ「疑ってかかって正解だったわね。ちょっとした偽名を書いてたのよ。なのにあんたは…」
真姫「くっ…」
にこ「決まりね。みんな!」
穂乃果「私はここだよ!」バァーン
海未「いや、みんないますから」
花陽「いくよ!」
凛「はいにゃ!」
真姫「ふーん。頭が回るじゃない。まあいいわ。まとめてやってあげるわ。ジャスティス!」シューーー
穂乃果「みんな!攻撃だよ!」
穂乃果「おりゃおりゃ!」オラオラ
花陽「ライシカルスプラッシュ!」シュシュシュシュ
凛「駆け巡るにゃ!」スッスッス
海未「直接攻撃できるように部屋で穂乃果と相談した甲斐がありました!ハーミットパープル!」シュルシュル
真姫「無駄よ。私のスタンドは霧。いちいち一つずつ潰していく?ゾンビども!やってしまいなさい!」アアウアア
海未「効率が悪すぎます!」
穂乃果「霧…」
凛「凛じゃどうしようもないにゃぁ」
花陽「ライスプすら効かないよぉ」
にこ「うっ、私たちじゃゾンビどもの相手で精一杯ね」
穂乃果「霧…なんだよね」
海未「なんですか穂乃果?」
穂乃果「フッフッフッ…」グッ
真姫「何余裕かましてんのよ」
穂乃果「こうやって腕を組んでする笑いは、勝利の笑いなんだよ…って海未ちゃんが言ってた!」
海未「なんなんですかいきなり」
穂乃果「西木野さん、あなたがあと一呼吸する間に倒してあげるよ」
真姫「は?何を言いだすかと思えば。バカじゃないの?イミワカンナイ!」
真姫「はい、いーt…うっ!」
穂乃果「………」スーーーーーッ
真姫「ぁ…ぁ…」バタン
凛「穂乃果ちゃん、なにしたの?」
穂乃果「吸った」
花陽「へ?」
穂乃果「だからスタープラチナで吸ったんだよ。霧を」
にこ「あんた大胆なことするわね」
海未「全然何が起きたのか分かりませんでした」
タッタッタ
絵里「おーーい!」
凛「あ、絵里ちゃんにゃ」
にこ「本当に手洗いだったのね」
絵里「あ、う、うん」
花陽「絵里ちゃん口切れてるよ?」
絵里「あ、あぁそうね。手当てしないと」タッタッタ
海未「どうしたんでしょうか」
絵里(言えるわけないじゃない!操られて、その、トイレに、あぁもう!)タッタッタ
海未「あ、穂乃果。この人も肉の芽が」
穂乃果「久々にやりますかっ!」スタプラスッ ニクノメシュルシュル
にこ「にこ、こんなことされたのね…」
花陽「なんかもう懐かしいね」
凛「凛はもう慣れたよ!」
数分後
真姫「なんだかとんでもないことをしてしまったみたいね」
海未「操られていたんです。仕方ないですよ」
凛「そうだよ。仕方ないにゃ」
穂乃果「さあ、エジプトに向かおうか!」
にこ「みんな!外を見て!」
ホテル前
絵里「こ、ここは?」
花陽「墓場ですね」
真姫「ジャスティスであの風景を作り出していたのよ。私の仕業」
海未「とんでもないスタンドだったんですね…」
にこ「それを吸い込んだ穂乃果は何者よ…」
真姫「あの、それでね」
真姫「みんなに操られていたとはいえ迷惑かけちゃったでしょ?だから…」
穂乃果「次の真姫ちゃんのセリフは『私にもエジプト旅行を手伝わせて欲しいの』だよ」
真姫「私にもエジプト旅行を手伝わせて欲しいの…ハッ!?」
穂乃果「喜んで!」
凛「あぁ、凛の十八番がぁ…」
一同(笑い)
ブロロロロ
海未「あ、あれは!」
隼「あんた達、自動車サンキューね。A-RISE様に知らせに行くわ!」
凛「待つにゃー!」
隼「アディオス!」ブロロロロ
穂乃果「行っちゃった」
真姫「待ってみんな。私がここまで来た馬車があるわ。速度はないけど歩くよりマシでしょ?」ガラガラ
花陽「いきなりありがたいですね」
穂乃果「よし!馬車で出発だ!」
一同「おー!」
To be continued…
第14話『恋人』
パキスタン カラチ
穂乃果「おなか空いたね」
凛「凛もペッコペコにゃ」
花陽「お米不足ですぅ…」
絵里「みんな空腹なのね」
真姫「だったらほら!あれなんかどう?」
ケバブッ ヤッスイ!ケバブッ
にこ「中東では名物よね」
海未「いい案ですね。でもこういうのは観光客には高値で売っています。一つ私が値下げ交渉をしましょう!」
凛「またかにゃ?」
花陽「今度はうまくいきますように!」
絵里「なんかもう微笑ましいわね」
ケバブ店
海未「どうも。ケバブを7つください」
店員?「あいよ。3500ね」
海未(一つ500ですか。やはり高額!では!)
海未「そんなぁ。高いですよ。一つ100くらいで買えますよね?」
店員?「100…いや、400で!」
海未「150!」
店員?「350!」
海未「200!」
店員?「300!」
海未・店員?「250!」
海未「ありがとうございます」ジャラジャラ
店員?「毎度ー」(本当は一つ50で売ってるけどね。)
馬車
海未「みなさん!どうですか!半額で買えました!」ドヤァ
穂乃果「海未ちゃんにしては上出来だったね!」
海未「失礼ですね!」
テクテク
店員?「いかがですか?」
凛「あ、店員さん!すっごく美味しいにゃ!」
店員?「それはよかった。ではそれが最後の晩餐ですかね」
一同「!?」
にこ「あんた何者よ。まさかスタンド使いなの?」
坂巻千鶴子「A-RISE様に雇われた、坂巻千鶴子と言います」
穂乃果「ほーぅ?スタンドは?だしなよ」
千鶴子「いや、もう出してますよ。私のスタンドは…」
穂乃果「もう出しててそれなら怖くもなんともないね。スタープラチナ!」オラ
千鶴子「うっ!」
凛「なんだにゃ?普通に食らってるにゃ」
にこ「ただのザコね」
真姫「私が出るまでもないわ」
花陽「ケバブってお米じゃないじゃないですか!」
海未「うっ!」
絵里「どうしたの!?海未!」
海未「いえ、なにかいきなりお腹を殴られたような激痛が…」
千鶴子「まったく、話は最後まで聴くもんですよ。私のスタンドはすでに園田海未の脳内に進入。肉の芽まで持ち込んでます。私の痛みは数倍になって園田海未に伝わりますよ」
絵里「なんてこと!」
海未「私はなんでよく寄生されるんですか!?」
凛「脳内…ハッ!海未ちゃん!絵里ちゃん!にこちゃん!かよちん!」ヒソヒソ
うみにこえりぱな「え?」
にこ「(やってみましょうか。)」
絵里「(そうね。海未のために。)」
花陽「(ものは試しだね。)」
うみにこえりりんぱな「逃げるんだよぉ〜!」タッタッタ
凛「真姫ちゃん!穂乃果ちゃん!出来るだけ海未ちゃんにそいつを近づかせないで!」
千鶴子「逃げるのね。離れればスタンドが扱えないと。でもね、スタンドには弱点があれば長所もあるものよ」
千鶴子「私のスタンドは力がない代わりに有効射程が数百キロ。意味ないのよ。そしてなに?あなたたち置いていかれたわね。ちょうどいいわ。あの店まで運んでよ」
ほのまき「………」スッ
千鶴子「あぁ〜楽でいいわぁ〜!」
電気屋前
海未「これでいいですかね」
絵里「凛、本当にできるんでしょうね 」
花陽「絵里ちゃん。凛ちゃんを信じよう!これしかないよ」
凛「そうにゃ!スタンドは精神で操るもの。小さくして海未ちゃんの中にも入れるはずにゃ!海未ちゃんは体内の念写よろしくね!」
海未「はい!では…お願いします!」テレビパチパチ
えりりんぱな「うん!」スッ
にこ(さて、私は連絡係ね)シュー
お店
千鶴子「私はそうねぇ〜。上ステーキにしようかしら。払ってくれるわよね?」
ほのまき「………」スッ
千鶴子「あら、優しいのね」
電気屋
海未「敵のスタンドは私の脳幹にいるようです」
凛「海未ちゃん詳しいにゃ」
絵里「生物の授業でやったでしょ?」
凛「え?」
花陽「あはは…」
風呂店
千鶴子「汗かいちゃったわね。背中を流してくれるかしら?」
ほのまき「……」ゴシゴシ
千鶴子「力が強いわよ!」ペシーン
ほのまき「……」ヤサシクゴシゴシ
電気屋
海未「あはははは!」
えりりんぱな「!?」
海未「す、すいません。なんだか背中をくすぐられた感じがあって」
絵里「穂乃果たちの方でなにかあったのね」
凛「道で騒ぐのはマズイにゃ」
花陽「もうこのテレビ買っちゃいましょう!」
ビル屋上
絵里「ここならいいでしょう」
海未「すいません」
凛「海未ちゃんが謝ることないにゃ」
花陽「そうだよ。早く敵のスタンドをやっつけよう!」
海未脳幹
ウニウニ
戦車「肉の芽がもうこんなに…」
法皇「早くスタンドを」
塔「あそこにいるにゃ!」
恋人「よく来たわね」
戦車「行くわよ!凛!」
塔「待って?絵里ちゃんだれに話してるの?」
戦車「え?」
法皇「あれ?猫が二匹?」
塔?「マヌケね!」ドカッ
戦車「なに!?」
恋人「海未の脳細胞を使って化けていたのよ。そして!」シュシュシュシュ
塔「あれは!」
戦車「スタンドが…」
法皇「増えてる!どれが本物か分からないよ!」
恋人「こんなに小さくて史上最弱のスタンドだけどね。場所を選べば最強なのよ!」
恋人「すべては!己の弱さを認めた時に始まるッ!」
宝石店
千鶴子「あなたたち、この宝石を取ってくれないかしら」
ほのまき「……」ヒョイ
千鶴子「店員さん!この人たちが盗もうとしていますよ!」
ほのまき「!?」
店員や町人「あんたらどこの連中だい!」ドカッドゴッ
ほのまき「うっ!」
穂乃果「ふっふっふ…」
真姫「……」カキカキ
千鶴子「!?なに笑ってるの!しかもなにそのメモ!」ヒョイ
やられたこと
・ステーキを払わされた(しかも上)
・背中を流させられた(しかも難癖つけられて叩かれた)
・万引きをさせられた(しかも町の人に叩かれた)
穂乃果「いやぁ、こうやって貸しを作ると返ってくるのが楽しみでねぇ」
真姫「一つ残らず書いておくわよ」
千鶴子「え…。だからなによ!どうせあんたたちには何もできないわよ!」
海未脳幹
戦車「どうすればいいのよ!こんなに増えちゃって!」
法皇「…あ。凛ちゃん!絵里ちゃん!とりあえず攻撃を続けて!」
戦車「え?いいけど」シュッシュッ
塔「なんかかよちん思いついたのかにゃ?」サササッ
法皇「ライシカルスプラッシュ!」シュシュシュシュシュ
恋人「残念!それも偽物!あなたたちにこの守りは破れない!」
法皇「ふっふっふ…」
恋人「随分と余裕じゃないの」
法皇「いや、自分のことはよく知ってるみたいですけどね」シュルシュル
恋人「あっ!?」ピッシーン
法皇「私たちのことはよく知らなかったようですね。勉強不足です」
戦車「全ての敵に苗を伸ばしていたのね!」
塔「あ、それ凛がやられたやつ!」
恋人「あっ、あっ、あぁ…」
法皇「これが本物みたいです」
戦車「了解よ!」サクッ
恋人「うわぁぁ!」テッテッテ
塔「あ、逃げたにゃ!」
法皇「とりあえずスタンドはなんとかしましたね」
屋上
海未「それなら!」コォォォォ オーバードライブ
波紋で体内を浄化できる。弓道の副産物的に波紋の呼吸ができるようになった海未は本能的に理解していたのであるッ!
ニクノメシュー
宝石店前
千鶴子「うわぁ!」ズサッ
穂乃果「どうやら」
真姫「あの子たちがやってくれたみたいね」
千鶴子「あぁ、あの、金ならあげますから、どうか、お許しください!」(油断した隙に穂乃果の体に滑り込ませてやる!)シュー
穂乃果「金が、なんだって?」ツマミ
千鶴子「痛っ!骨が!」グニャ
穂乃果「そのくらい予測はできるよ」
真姫「穂乃果、この人骨折れたみたいだし。もう大丈夫なんじゃない?」
穂乃果「そうだね。もう二度と現れないでね」パッ
千鶴子「あ、ありがとうございます….」シュー
千鶴子「とでもいうと思ったかしら!」シュー
千鶴子「その小泉花陽に似た声の女の子に恋人を滑りこませたわ!」
千鶴子「穂乃果!あなたはこのナイフで殺してあげるわ!」チャキッ
穂乃果「ふーん」
千鶴子「な、なによ!」
穂乃果「できるものならやってみれば?」
千鶴子「は?そんなの言われなくてm…あれ!?」
穂乃果「動けるはずないよねぇ。花陽ちゃんが苗を結んで伸ばしておいたんだよ。本当に賢いよね」
千鶴子「え、え、えぇっとぉ…」
千鶴子「お許しください!」ドゲザッ
穂乃果「どうする?真姫ちゃん?」シュッ
真姫「そんなの決まってるじゃない!」シュッ
ほのまき「ツケは払ってもらわなくちゃあね!」オラオラ ドゴドゴ
千鶴子「ああああああああ!」
坂巻千鶴子戦闘不能
ほのまき「ツケの領収書だよ(よ)」ピラッ
にこにー「海未たちと穂乃果たちの連絡係つかれた…」
数分後
凛「スタンドを小さくするのって疲れるにゃ」
絵里「あなたはまだもともと小さいからいいでしょ」
花陽「私も疲れました」
海未「穂乃果たちは怪我はないですか?」
穂乃果「うん。大したことないよ」
真姫「同じく」
にこ「私も疲れたわよ!」
海未「にこもありがとうございました」
にこ「やれやれね」
穂乃果「ぃよぉーっし!エジプトへ向けて再出発!」
一同「おー!」
To be continued…
第15話『太陽』
砂漠前
海未「ここからはラクダに乗って行きましょう。私こう見えてもラクダには慣れてますから。見ててください」サッ ドカッ
海未「うっ!」
真姫「……」ヒョイッ
真姫「こうやって乗るのよ」
穂乃果「真姫ちゃんさすが!」ヒョイッ
凛「頼りになるにゃ」ヒョイッ
にこ「にこは知ってたんだからね?」ヒョイッ
花陽「ラクダって高さがあるんだね」ヒョイッ
絵里「私の跳躍力ならこの程度!」ヒュッ ドサッ
真姫「バカなことやってないで行くわよ?」
砂漠
凛「ちょっと暑くないかにゃ?」ダラダラ
花陽「砂漠だからね」
穂乃果「あーつーいー。海未ちゃんクーラーつけてー」
海未「砂漠のど真ん中でどうしろと」
にこ「ホント暑いわ。何度なのかしら?」オンドケイ スッ
にこ「56度…」
真姫「あら、高いわね。まあ時間も時間だし…」トケイ スッ
真姫「午後8時…」
絵里「すごい!夜までこんなに明るくて暑いのね!これが白夜!」
真姫「あんた本当にロシアンなの?」
海未「何言ってるんですか!違和感感じてください。明らかにおかしいですよ!緯度が高いわけでもないですし」
穂乃果「もしかして…あの太陽…スタンド?」
穂乃果以外「え!?」
ジリジリ
にこ「70度…また上がってるわ!」
花陽「私のライスプで攻撃してみます!」シュシュシュシュ
太陽「………」シューシュー
にこ「何か飛んでくるわよ!」ズドーン
真姫「何よあれ!レーザー兵器みたいじゃないの!」
絵里「チャリオッツ!」シュイーン
カキーンカキーン
海未「チャリオッツで弾いていますが埒が明きませんね」
穂乃果「スタープラチナ!」オラ バーン
穂乃果「みんな!掘って作った横穴に逃げ込んで!」
穴の中
凛「なんなのあれ!外出たらまた攻撃されちゃうし」
真姫「でもあれだけ強力なスタンドなら本体は近くにいるはず」
海未「でも周りは一面砂漠。隠れるところなんて…」
花陽「ふふ…ふふふふっ。」
海未「!?」
絵里「…あははは!」
にこ「はっはっは!」
凛「わははは!」
真姫「ふふふ…」
穂乃果「あっはっはっは!」
海未「みなさんどうしたんですか!?暑さにおかしくなってしまったんですか!?」
花陽「心配しないでください。おかしくなんかなってませんよ」
にこ「てか海未はまだ気づかないわけ?」
海未「え?」
真姫「あそこにちょうど人が隠れられそうな岩があるでしょ?」
海未「そうですね」
凛「反対側にも似た形の岩があるにゃ」
海未「それがどうしたんですか?」
絵里「影のできる方向も見てみなさい」
海未「あれ?逆?」
穂乃果「ということはね」スタプラスッ
ブンッ
パリンッ
海未「空間に風穴が!」
シューーゥ
穂乃果「どうやら倒したようだね」
花陽「鏡でカモフラージュするとは」
真姫「砂漠ならではってとこかしら」
にこ「でもちょっとだけ」
絵里「ポンコツだったみたいね」
凛「絵里ちゃんに言われたくないにゃぁ…」
絵里「なんですって!?」
海未「え?では終わったのですか?」
花陽「そうなります」
真姫「暑さで判断力が鈍ってたのは海未みたいね」
穂乃果「やれやれだよ」
To be continued…
第16話『死神13』
夢の中遊園地
花陽「ここは?確かみんなと宿に泊まっているはずなんだけど」ピラッ
花陽「ん?…これは!タロットカード!」シュッ
花陽「っ!何かに腕を切られた!」
???「ラリホ〜。そうだよ〜ここは私のスタンドの世界なんだぁ」
花陽「スタンドの世界…なんだか危険です!」
???「どうしようもないけどね〜。君はここで死ぬんだよ!」ヒュッ
花陽「うわぁぁぁぁ!」ザバッ
宿の部屋
絵里「どうしたのよ花陽。すごくうなされてたわよ?」
凛「そうそう。心配だったよ!」
花陽「なんだかすっごく怖い夢を見てたような。だけど思い出せない」
絵里「きっと旅で疲れてるのよ」
凛「そうにゃ!夢のことなんか忘れて元気に行こう!」
花陽「みんなありがとう」
宿の前
海未「つぎはセスナ機で行きましょう。他の乗客もいませんから安心です」
穂乃果「前の飛行機はなぁ…まあ他にいないなら大丈夫かな」
絵里「前に飛行機で何かあったの?」
花陽「あはは、ちょっとね」
凛「凛が墜落させちゃったんだよね…」
花陽「あわわ、あれは肉の芽のせいだし仕方ないよ凛ちゃん!」
にこ「なんか色々あったのね。ところで7人もいるけどそんなに乗れるセスナ機あるの?」
真姫「そんなことこのまきまきまー財団に任せれば万事解決よ!」バァーン
海未「そういうことです。真姫の実家に用意してもらいました」
にこ「あんたの実家何もんよ!」
穂乃果「じゃあ行こっか!」
???「ちょっと待ってくれるかしら」
海未「はい?」
福原命「私はここで医者をやってる福原命です。折り入って頼みがあります」
花陽「なんでしょうか」
福原「実はこの村では治せない病気の患者さんが出てしまって5日以内にエジプトまで行かなければいけないんです」
田中さち子「ゴホッゴホッ」
絵里「それで運んでくれと?」
福原「そういうことです」
にこ「でも私たちといると危険よ?」
福原「このままここにいても彼女は死んでしまいます。多少の危険なら承知の上です。どうか!お願いできないでしょうか!」
凛「でもこの前みたいに襲われるかもしれないんだよね?」
真姫「そうねぇ…」
穂乃果「連れて行ってあげようよ!」
海未「穂乃果…」
穂乃果「確かに危ないけどできることなら助けてあげたいよ」
花陽「そうだね。私たちにしかできないことだもんね」
にこ「なるほどね」
真姫「なにが?」
にこ「こういう子だからみんなついていくのよ。穂乃果に。納得したわ」
絵里「あら?にこも分かってるじゃない」フフッ
凛「穂乃果ちゃんは優しいんだよ!」
海未「ダメと言っても連れて行くんでしょう?」ヤレヤレ
穂乃果「ダメなの?」
海未「いいえ?むしろ穂乃果ならそう言うと思ってましたから」
穂乃果「それじゃ改めて!出発!」
一同「おー!」
飛行機内
にこ「なんでこのセスナソファがあんのよ!これセスナって言わないわよ!」
真姫「そうなの?小さい頃からこれしか乗ってなかったからこれのことかと」
海未「私もまさか自家用ジェット機が来るとは…」
凛「真姫ちゃんの家すごいんだね!」
真姫「トウゼンデショ!」
絵里「この中は?あら、冷蔵庫ね」
穂乃果「すごいねこの飛行機!」
花陽(やっぱり今朝の夢が気になるなぁ)
凛「このソファ気持ちいいね!かよちん」
花陽「う、うんそうだね」
花陽(そうだ、もう忘れて一回眠ろう。)
凛「なんか眠くなってきたにゃ…」
絵里「私も…」
花陽「海未ちゃん、少し寝てくるね」
海未「はい、わかりました」
夢の中
花陽「あ!ここは!」
絵里「どうしたの?…あら、なんで遊園地にいるのかしら」
凛「みてみて!コーヒーカップがあるにゃ!」
花陽「絵里ちゃん!凛ちゃん!ここは夢の中だよ!」
絵里「なんだ夢なのね。じゃあ寝てましょう」オヤスミー
花陽「なんでそうなるの!同じ夢見てることに違和感持とうよ!」
凛「あははー!楽しいにゃ!」クルクル
花陽「凛ちゃんも遊ばないで!」
花陽「今朝見た敵スタンドの夢だよここは」
絵里「スタンドの夢見てたの?やっぱり疲れてるわね」
花陽「そういうことじゃなくて!分かんない人ですね!」
???「本当に頭回んないんだねぇ〜」
凛「誰!?」
死神13「私は君たちが親切に乗せてくれた田中さち子だよ。ありがとうねぇ」
絵里「あの人スタンド使いだったの!?」
花陽「みんな!スタンドで戦うよ!」
りんえり「うん!」
えりりんぱな「あれ?」
凛「スタンドが出せないよ!」
絵里「なんで…」
死神13「ここは私のスタンドの夢の中。持ち込めるわけないじゃないか!最もスタンドを出したまま眠ったら話は別だけどね」
花陽「これはピンチです…」
死神13「さて、じゃあ絢瀬絵里。あなたから殺してあげましょう」シャキッ
絵里「なによあの巨大な鎌は!」
死神13「じゃあね〜、ラリホ〜」ヒューッ スカッ
死神13「おや?目が覚めてしまったようだね。運のいい奴だ。星空凛もいつの間にか起きていたみたいだ。じゃあ小泉花陽、君からだね」
花陽「……」ザクザク
飛行機内
絵里「…うーん?」
凛「絵里ちゃん!かよちんが!」
花陽「やめて!やめてよ!」
絵里「またなの!?」ガタガタ
凛「この揺れは!?」ガチャ
にこ「大変よ!飛行機の自動操縦が突然オフになったの!」
真姫「そんなのもう一度オンにすればいいじゃない」
にこ「できないから焦ってんじゃないの!」
コックピット内
穂乃果「海未ちゃん。操縦桿は重たいけど海未ちゃんのスタンドを使えば動かせるはずだよ!」
海未「なるほど、やってみましょうか。操縦アタックです!」
穂乃果「この気合はまさか…」
海未「ふんっ!」ビリビリ ギギギ
海未「ほら穂乃果!戻りましたよ!」
穂乃果「…よかったぁ。てっきりあの時みたいn」ガシャーン
穂乃果「…なんの音?」
海未「なんであんなところにバオバブの木があるんですか!」
ガシャーン 墜落
穂乃果「やっぱり海未ちゃんと飛行機に乗るといいことないよ…」
海未「私もいい加減自信なくなってきました…」
凛「こっから先は歩きかにゃ?」
にこ「そうするしかないわよね」
真姫「はぁ。面倒」
絵里「そういえば花陽は大丈夫?またかなりうなされてたわよ。なんか私まで悪い夢見た感じよ」
凛「凛も嫌な夢見た感じだけど中身覚えてない…」
花陽「ごめんね。ちょっと私も気分良くない」テクテク
穂乃果「花陽ちゃん、かなり疲れてるね」
海未「そうですね。今日はここで野宿しますか」
水場
花陽(なんか酷い気分。顔を洗おう)スッ
花陽「こ、これは!」
SACHIKO STAND
花陽「さ、ち、こ?あの病気の。あとスタンドって…!まさか!」
花陽(私は今恐ろしい想像をしているッ!)
墜落現場
にこ「真姫の飛行機に非常食とかたくさんあってよかったわよ」
真姫「この真姫ちゃんに死角はないわ!」
海未「田中さん。ご飯食べますか?」
さち子「…う、うん。ありがとう。今は少し気分がいいんだ」
穂乃果「よかったぁ。絶対連れて行くからね。ファイトだよ!」
テクテク
絵里「あ、花陽大丈夫?」
花陽「う、うん。大丈夫だよ。心配かけてごめん」
花陽(どうしよう。私はこの病気の人がスタンド使いだと疑い始めているッ!)
さち子(なっ、サソリだ。よし、これで…)サクッ
さち子(ふう、危ない…。あっ!)
花陽「……」ジロジロ
さち子(しまった、見られてしまった。)
花陽「みんな、この墜落の原因が分かったよ」
花陽以外「え?」
花陽「敵のスタンド使いがいるんだ。今分かった」
花陽「この田中さんが敵のスタンド使いだよッ!」バァーン
花陽以外「は?」
穂乃果「ちょっ、ちょっと待ってよ!」
凛「急にどうしちゃったのかよちん!?」
花陽「絵里ちゃん、私は眠ってる間うなされてたんだよね?」
絵里「え、ええ。そうよ」
花陽「その時私は夢の中で襲われてたんだよ。この人の夢の中のスタンドで」
にこ「何言ってるの?」
花陽「信じてよ!…あっ、ほら!これを見て!」スッ
SACHIKO STAND
海未「あなた…そこまで…」
さち子(バカね。そんなことしたら頭がおかしいと思われて終わりよ)
花陽「くっ…なら強行手段だよッ!法皇!」シュー
海未「はぁ!」ドンッ
花陽「うっ!」
花陽(信じてよみんな!絵里ちゃんと凛ちゃんも襲われたでしょ!?)
花陽(このまま眠ったら全滅しちゃうよ…)ドサッ
絵里「花陽はもうダメかもしれないわね」
海未「残念ですが」
凛「かよちん…」
にこ「……」
穂乃果「今日はもう寝よう」
真姫「お休みなさい」
さち子(ふっふっふ。これで私の勝ちよ!)
夢の中遊園地
穂乃果「ん?ここは?」
海未「遊園地ですかね」
絵里「あ!ここは!」
凛「さっきの夢の世界!」
真姫「なによ。あなたたちまで花陽みたいなこと言わないでよ」
にこ「いきなり言われてもねぇ」
絵里「違うわよ!花陽の言ってたことは本当よ!」
凛「凛たち悪いことしたにゃ!」
絵里「それなら花陽は先にこの世界に来ているはず!謝らないと!」
死神13「もう手遅れだけどねぇ〜」
海未「こいつは!?」
絵里「敵スタンドよ」
穂乃果「だったら…スタプラ!」シュイーン
凛「あれ?なんでスタンド出せるの?」
穂乃果「どういうこと?」オラ
穂乃果「痛っ!何すんのスタプラ!」
死神13「ここは私のスタンドの世界だよ?君たちはスタンドを持ち込めるわけないよねぇ」
真姫「こいつが作った偽物のスタープラチナってことね」
にこ「………」
死神13「ご明察!だから手遅れなのさぁ。寝るときにスタンドを出してないと持ち込めないからねぇ」
死神13「では!私の勝利とラブライブ!完結の祝辞として!ラリh」ガシッ
法皇「ラリホ〜」
死神13「これは!?本物の法皇!なぜ!」
穂乃果「花陽ちゃん!」
法皇「気を失う直前にスタンドを出しておいたんです。教えていただきありがとうございました」
死神13「なんだって!?そんな器用なことが…」
絵里「花陽、ごめんなさい!あなたを信じられなくて」
法皇「いきなりあんなことを言われたら誰だって疑いますよ」
死神13「掴まれて動けない!それなら!」ヒューッ ガシッ
死神13「!?なんで鎌が動かないの!?」
法皇「え?」
???「不注意よ花陽」
凛「その声は!」
にこにー「助けに来たわよ」
死神13「なんでお前が!みんな眠ったはず!」
にこにー「花陽があんなに取り乱すなんておかしいと思ってね。勝手に花陽の話を信じてた。夢の中ならと思ってスタンドを出しながら眠ることを試してみたのよ」
にこにー「そしたら案の定普通に扱えたわよ。ここまで静かだったのは私のスタンドを憑依させる着ぐるみをこの遊園地て探していたからよ。何も憑依対象がなかったら終わってたわね」
絵里「にこ…」
真姫「にこちゃんカッコいい…」
海未「自分が恥ずかしいです」
穂乃果「ホントだね…」
にこにー「花陽、こいつの中に入ってやりなさい」
法皇「はい!」シュルシュル
死神13「うわぁぁ!私の中に!」
にこにー「さて、いつでもあなたをビッグバンメロンでぶち割れるわけだけど」
法皇「そうですねぇ。まず、この腕の傷を消してください。あと、私とにこちゃんだけここでの記憶を残してください」
死神13「は、はぃぃぃ!」
翌朝
穂乃果「うーん。なんかすっきりしない」
海未「まるでなにか嫌な夢を見た後のような」
絵里「そうね…あ、そうだ!」
凛「かよちんは!?」
花陽「はい?」
真姫「なんか腕に傷がとか言ってたでしょ?」
花陽「え?」スッ
絵里「あれ?ない」
花陽「みんなどうしたんですか?私は田中さんのご飯を用意してきますね」
海未「田中さんとも仲良さげになっていますし」
さち子の前
さち子「うっ、うっ、うっ」ブルブル
花陽「あなたは金で雇われただけかもしれない。だから殺すなんてことはしない。改心してね」
にこ「でもねぇ。何もないのはねぇ」
さち子「頼む!許してくれ!改心したから!」
花陽「どうしましょうかねぇ」
にこ「そうねぇ」サラサラ
さち子「私のご飯になに入れたの!?」
花陽「海未ちゃん。田中さんのご飯を用意できました」
海未「あら、ありがとうございます」
海未「さあ、ご飯を食べましょう!食べないと病気と戦えないですよ!」
さち子「………」フリフリ
海未「食べたくないんでしょうか?」
絵里「でも食べなきゃダメよ。こういうときは…」コチョコチョ
さち子「あははははは!」
海未「今です!」スッ
さち子「………」ムグッ
さち子(まっっっっっっっっず!昨日殺したサソリを粉末にして入れるなんて!しかもあれ毒持ってるのよ!)
さち子「ああああああああ!」
田中さち子戦闘不能
にこぱな「ちゃんちゃん」
To be continued…
第17話『審判』
海未「ここから海を渡ってエジプトに行きましょう」
にこ「それがいいわね」
凛「また真姫ちゃんが船出してくれるのかにゃ?」
真姫「どうしてもっていうならいいわよ?」ドヤァ
絵里「ほら、真姫が船呼びたがってるわよ」
花陽「ヨビタガッテルノォ!?」
穂乃果「真姫ちゃんいいの?」
真姫「全然いいわよ?」
クルーザー上
凛「快適にゃ〜」
花陽「そうだね」
にこ「このままエジプトに向かうのね?」
海未「いえ、少し寄るところがあるんです」
絵里「寄るところ?」
穂乃果「寄らなきゃいけないんだよ」
真姫「多分だけど私は分からないわよね」
凛「大丈夫にゃ!凛もわかんないから!」
花陽「凛ちゃん多分それ自信満々に言うことじゃないよ」
島
にこ「ここは?」
真姫「無人島みたいだけど」
海未「いえ、たった一人住んでいます」
穂乃果「インドで分かったことだけどね」
絵里「インド?カレーに関係あるのかしら」
凛「凛たち行ったよね」
花陽「なにかあったのかな?」
カサカサ
にこ「!?誰かがそこの草陰から見てるわよ!」
タッタッタ
凛「あ!逃げたにゃ!」
花陽「あの髪の結び方…」
家の前
???「ほら、たくさん食べてな」ポイポイ
???「あんたも大きくなったなぁアレサンドロ」ポイポイ
絵里「あ、あれは…」
にこ「まさか!」
海未「待ってください。私が話します」
海未「私は園田海未というものです。この方達と旅をしています」
???「聞きたくない!聞きたくないんや!」
???「ここに来て誰かが話しかけるのは決まって悪いことなんや!」バタン
海未「………」
凛「あの話し方…」
花陽「やっぱり…」
真姫「え?なに?」
穂乃果「そう、あの人は希ちゃんのスタンド師匠。希ちゃんはここで修行していたんだよ」
絵里「!?」
にこ「髪型とか話し方とか似てるのはそういうことなのね」
真姫「ねえ、話が見えないんだけど」
凛「あとで説明するから真姫ちゃん黙っててにゃ」
花陽「絵里ちゃん、希ちゃんの件は絵里ちゃんのせいじゃないよ」
絵里「いや、あれは私のせいよ。あんな勝手に行動しなければ…」
にこ「あの人もスタンド使いなんでしょ?協力してくれないの?」
海未「難しいですね」
穂乃果「でももしかしたらってこともあるし私たちで話してみるよ」
絵里「……」トボトボ
花陽「絵里ちゃんやっぱり責任を感じてる…」
島海岸
絵里「どうやってあの人に謝ればいいのよ…」
絵里「顔向けできないわ…」
キラン
絵里「あら?これは?ランプかしら」
絵里「変な絵も描いてあるけど結構きれいね」コスコス
絵里「表面のフジツボをとってよく見てみましょうか」コスコス
ボンッ
絵里「うわぁぁ!な、なに?」
審判「3つだ。3つ願いを言って」
絵里「誰!?」
審判「私は長らくそのランプに閉じ込められていた。出してくれたお礼をしてやるといっているのよ」
絵里「願いですって?あんた新手のスタンド使いなんでしょ?正々堂々かかって来なさいよ!チャリオッツ!」シュイーン
カンカンカンカン
絵里「速い!それにパワーもある。本体は近いわね?」
審判「その質問に対する答えが第一の願い?そんなのでいいの?」
絵里「おちょくってんの!?なら今すぐ私を大金持ちにしてみなさい!できないでしょう!?」
審判「…分かった。叶えましょう」
絵里「!?」
審判「Hail 2 U!」ボンッ
絵里「消えた?なんだったの今のは。とにかく穂乃果たちに知らせないと」
絵里「変なランプね」ポイッ チャリン
絵里「?金属音が?ランプ以外に金属があるのかしら」サクッ
絵里「!?こ、これは!?」
キンギンザイホー
絵里「ナポレオン時代の金貨だわ!本物よ!」
審判「叶えましたよ。次は何ですか?」
絵里「どうやったのよ!ここに置く時間なんてなかったはず!」
審判「それに対する答えが第二の願い?」
絵里「い、いやいや!ちょっと待って」
絵里「………」
絵里「私を漫画家にしてちょうだい!ディズ○ーよりも売れっ子にね!」
絵里「エリーチカランドをおったてるのよ!」
審判「分かりました」
絵里「いやいやちょっと待って」
絵里「………」
審判「なんでもいいのよ?」
絵里「なんでも…」
絵里「それはここにいなかったりこの世にいなかったりする人もここに出現させられるのかしら?」
審判「その質問にt」
絵里「違うわよ!亜里沙と希をここに出してみなさいよ!」
審判「…分かりました」
絵里「え!?」
審判「Hail 2 U!」ボンッ
絵里「まさか本当に…そんなわけないわよね」
ボンッ
絵里「何の音?」
???「お姉ちゃん…」
絵里「その声は!」
???「お姉ちゃん、私帰ってこられたよ」
絵里「亜里沙!」
亜里沙?「私、嬉しいよ…」
絵里「私もよ!ほらこっちを向いて?」
亜里沙?「ホント?お姉ちゃんも嬉しい?」
絵里「もちろん!」
亜里沙?「…なら…食べちゃってもいいよね!」ガブッ
絵里「痛っ!何すんよのよ亜里沙!」
ボンッ
審判「感動の再会を果たせましたね」
絵里「ちょっと!こんなの亜里沙じゃないわよ!」
絵里「見た目はその通りだからちょっと悲しいけど消してちょうだい…」
審判「ダメですねぇ。もう3つ願いは使いました」
絵里「え?ま、まさか…」
???「…えりち、あんたのせいやで」
絵里「やっぱり…希まで」
希?「あんたのせいで額に穴が開いてしまったやないか!」
絵里「どうなってるの?」
審判「まだ気づかないんですね。私は審判(ジャッジメント)のカードの暗示のスタンド」
審判「能力は人の心の願いを土で再現すること。人の弱さは心から願うことにあります」
希?「あんたのせいで死んだんやで!」ズサッ
絵里「うぅ…」
亜里沙?「お姉ちゃん大好き」ガブッ
絵里(うっ…もうダメかもしれないわ)
絵里(希を殺したのは私、ここで希の人形に殺されるのも悪くないわ)
絵里(みんな、ごめんなさい。私はここで終わりです。今までありがとう)
ガシガシ
絵里(ほら、希が二人に見えてきた。もうお終いなんだわ)
希?「うっ、うっ」
絵里(何か変ね…)
ガシガシ
絵里「やっぱり2人いる!錯覚じゃあない!」
審判・絵里「あなたは!希!」
希「Yes I am!やで。」
審判「なんで!インドで死んだはずじゃ!?」
絵里「希…」
希「えりちは何も変わっとらんなぁ。亜里沙ちゃんのことばっかり」
絵里「希…ごめんなさい…」
希「ええって」
希「生きてるのそんなにおかしいかな?あの弾丸、後ろから刺されて顔が上向きになってたから直撃しなかったんよ」
審判「なんですって?」
希「早くあんたの味方にこのことを知らせないといけないんやない?」
審判「たしかに驚きました。でもその知らせは私が絵里と御都合主義で生きてた希を倒したという知らせに変わるんです」
絵里「希!そいつのスピードとパワーは相当なものよ!」
希「そうなんか」ケァー
希「…ふっ!」マジシャンズキック ヒュッ
審判「はっ!」カンッ ドスッ
希「うっ!」
絵里「希!」
審判「大したことないですね」
絵里「大丈夫!?希!」
希「この程度だと思われたら困るなぁ」マジシャンズキック ヒュッ
審判「なにっ!?さっきよりも強い!」メリメリメリ
希「傷が完璧に治ってなくてなぁ。さっきはその部分をかばってしまったんやけど今のはきちんと入ったようやね」
審判「………」サッ ポンッ
絵里「あ!逃げた!」
希?「うぉー!」
希「クロスファイアーハリケーン!」ボンボンボン
希?「ああああああ!」サラサラ
希「土に還ったみたいやね」
絵里「亜里沙…」
亜里沙?「お姉ちゃん…」
絵里「あなたは…亜里沙じゃないのよ!」サクッ サラサラ
希「すまんなえりち。変わってないなんてことはなかったんやな」
絵里「いいえ、希。私は何も変わってなかったわ。本当にありがとう」
希「もうええって。それよりスタンドの本体を探さな」サッサッ
絵里「あのパワーとスピード、近いわよね」サッサッ
キノクダー
絵里「あっ!これって!」
希「しーっ!」ハッパピラッ
フーッ
絵里「(やっぱり!あいつ妹まで使って、どうしてやりましょうか)」
希「えりち、なんか喉乾かへん?」
絵里「え?えぇまあ」
希「ちょっとウチとってくるわ」タッタッタ
絵里「どこ行くのかしら」
数分後
希「こんくらいでええやろ。海水や」
絵里「いや、希、海水は幾ら何でもそのまま飲めないわよ」
希「えりち、飲むんはウチらやないで?」
絵里「え?」
希「たくさん飲みな」トポトポ
???「しょっぱ!」ザバァー
絵里「あなた名前はなんていうの?」
西村文絵「西村文絵といいます!」
希「ええ名前やなぁ。もったいない」
文絵「ひぃぃ!お願いします!許してください!」
絵里「許す?私たちが?あなたを?」
希「ダメやね。マジシャンズレッドは許さへん」ボンッ
文絵「………」クロコゲー
島反対の海岸
絵里「みんなー!」
穂乃果「あ!絵里ちゃん!」
にこ「どこ行ってたのよ!」
凛「心配したんだよ!?」
花陽「それにその怪我は?」
真姫「まさか新手のスタンド使いに襲われたの?」
絵里「そんなことはどうでもいいのよ!信じられない人にあったのよ!」
海未「人?敵スタンドではないのですか?」
絵里「それが違うのよ!誰だと思う!?花陽!」
花陽「え!?私!?誰だろうなぁ」
絵里「見て驚かないでよ?パンパカパーン!」
絵里「希が生きてたのよ!」
希「みんな久しぶりやね」
穂乃果「元気そうで良かったよ希ちゃん」
海未「そうですね。またよろしくお願いします」
花陽「もう怪我は大丈夫なんですか?」
希「大丈夫や。ありがと」
にこ「思ったより順調だったのね」
希「おかげさまでなぁ」
絵里「ちょっとあなたたち!なんで驚かないのよ!」
凛「………」
絵里「見てよ!凛なんか口が開いたままよ!」
真姫「………誰?」
海未「絵里、インドで希を弔ったっていいましたよね?あれは嘘です」
希「傷の手当てをしてくれたのは海未ちゃんと穂乃果ちゃんなんよ」
絵里「え!?じゃあなんで花陽とにこまで落ち着いてんのよ!」
花陽「花陽も知ったのはあの翌日です」
にこ「でも凛と絵里はすぐに話しちゃ…嘘がつけない性格だから敵にバレちゃいけないと思ってね」
希「はじめまして。ウチは東條希や。よろしく真姫ちゃん」
真姫「よろしくお願いするわ東條さん」
希「希でええよ」
絵里「なんてことよ…あ、そうだ!せめて希のスタンドの師匠さんにこのことを!」
希「ああ、あれはウチの変装や」
絵里「はあ!?」
海未「希のことがバレてはいけないのはある買い物をしてもらうためだったんです」
穂乃果「とんでもなく大きい買い物をね」
絵里「買い物?」
希「これや!」ザバァーン
絵里「嘘!これ潜水艦!?ここまでやるぅ〜!?」
海未「これを使ってエジプトまで向かいます!」
凛「………ハッ!なんで希ちゃんが生きてるにゃ!?」
にこ「あら、意識が戻った?」
花陽「もう一度説明しなきゃね」
真姫「まったく」
穂乃果「やれやれだよ」
To be continued…
第18話『女教皇』
潜水艦内
凛「すごいにゃ!」
真姫「私も空と陸と海上なら経験あるけど海中は初めてだわ」
にこ「初めて乗るけど思ったより居住性が高いね」
希「まあ貴族が趣味で買うもんやからなぁ」
穂乃果「ねぇ絵里ちゃん紅茶淹れて〜」
絵里「自分でやりなさいよ!」
花陽「あ、私も手伝います」
花陽「カップが1.2.3.4…ちょうど8つある」カタッ
にこ「花陽、なんでカップを9つ出すの?」
花陽「あれ?うっかりしてました。おかしいなぁちゃんと数えたはずなんだけど」
凛「まあいいにゃ。いただきます!」
カップカタカタ
???「ドギャース!」
凛「うわっ!」シュッ
海未「なんですか!」
穂乃果「敵スタンド!?」
凛「危ないにゃ。凛じゃなきゃ腕を切られてたね」ドヤァ
真姫「ドヤ顔してる場合じゃないでしょ!」
にこ「希!あのスタンドわかる?」
希「聞いたことある。女教皇(ハイプリエステス)の暗示のスタンド。使用者はマリアとか言うやつや」
花陽「能力は?」
希「あらゆる鉱物に化けることが可能なんや。化けて近づいて攻撃してくるんや」
絵里「見分けられないの?」
希「でてくるまでわからん…」
海未「穂乃果、どこの計器に化けたか見えましたか?」
穂乃果「多分あれだったような…」
グニャグニャ
にこ「海未!後ろ!」
海未「え!?」カスッ
穂乃果「海未ちゃん大丈夫!?」
海未「かすり傷です」
真姫「計器に化けながら移動してたんだわ!」
凛「この計器なんか鳴ってるにゃ」
花陽「あぁ!この部屋の酸素量が減ってきてます!」
希「ここにいてはまずい!みんな別の部屋に逃げるんや」ガシッ
ドギャース
希「!?なんて速さなん!もう扉の取っ手まで移動してるなんて!」ズサッ
にこ「希!」
希「うっ…なんとか大丈夫や。それより早くここから出ないと。」
女教皇「ウキキキキキキ!」
穂乃果「………」
海未「穂乃果!早く逃げますよ!」
穂乃果「あなたはこの高坂穂乃果がじきじきにブチのめす」タッタッタ
潜水艦後部
海未「みなさん。スキューバはやったことありますか?」
絵里「少しだけ」
凛「凛もにゃ」
にこ「にこはないわね」
真姫「小さい頃パパがハワイで(ry」
穂乃果「私もないなぁ」
希「まあとりあえず簡単なハンドサインだけ覚えれば大丈夫や」
穂乃果「スタンドで話せばいいんじゃない?」
希「確かに」
にこ「あ、でもにこハンドサイン一つ知ってるわよ?」
ニッコニッコニー
凛「にっこにっこにー」
にこりん「………」ピシッガシッグッグッ
花陽「変なことやってないで行きますよ!」
海中
法皇「スクリューとか金属に気をつけてください」
戦車「あそこに海中トンネルがあるわ!」
塔「行くにゃー」
ゴゴゴ
星「みんな!床が!」
戦車「まさか地面全体に化けていたの!?」
法皇「吸い込まれます!」
ウワー!
女教皇内
穂乃果「敵スタンドに吸い込まれたんだね」
海未「海上まで30mほど。スタンド使いは沿岸の陸にいますね」
凛「………」
女教皇「ナハハハハ。あなたたちは私のスタンドにすり潰されるのよ!」
にこ「あなたもA-RISEの手下のアイドルなの?」
女教皇「もちろんよ。あなたたちより強いアイドルよ!」
にこ「みんな。ちょっと」
にこ以外「?」
にこ「………」ヒソヒソ
凛「(あ、それなら凛が敵の本体を見てくるにゃ。さっきスタンドだけ外に出せたから)」
絵里「(でかしたわ凛!)」
真姫「(エリー、あなたのスタンド、借りてもいいかしら?)」
絵里「(どういうこと?)」
真姫「(それは…)」ヒソヒソ
花陽「(うまくいくかなぁ?)」
にこ「(大丈夫よ!にこは宇宙No1アイドルよ)」
希「(そういえばそんな触れ込みやったなぁ)」
穂乃果「(よし!行くよ!)」
穂乃果「そんなに強いアイドルならあなたを直接見てみたかったなぁ」
海未「そうですね。尊敬します」
希「そうやなぁ。A-RISEのイメージも変わるかもなぁ」
花陽「気になります!」
女教皇「何よあなたたち…褒めてもなにも出ないわよ?」
にこ「この宇宙No1アイドルのにこもぉ〜あなたには負けちゃうかもぉ〜?」
女教皇「あなたたち私のことバカにしてるの?」
穂乃果「全然ダメじゃんにこちゃんの作戦」
にこ「うそっ!?このにこのセリフに揺らがないなんて!」
絵里「まあいいんじゃない?ダメそうだったから凛と真姫に行ってもらってるんでしょ?」
海上
マリア「あの子たち…ナメてるわね!」
戦車?「あら?そうかしら?」
マリア「っ!?なんで!?みんな中にいるはずなのに!」
戦車?「あなたが思っているより私たちは弱くないのよ」
マリア「こうなったら本体を全員すり潰してやるわ!」
スタンド内
凛「今にゃ!穂乃果ちゃん!絵里ちゃん!かよちん!」
ほのえりぱな「オッケー!」
穂乃果「おりゃおりゃおりゃ!」オラオラオラ
花陽「ライシカルスプラッシュ!」シュシュシュ
絵里「チャリオッツ!」ササササ
海上
マリア「うわぁぁ!なんで!私のスタンドはダイヤモンドより硬いはず!」ドドドド
マリア「…どうして…」ドサッ
マリア戦闘不能
数分後海上
絵里「真姫もやるわね。スタンドの力は精神力に由来する。そこを突いたのね」
真姫「絵里のチャリオッツをジャスティスで真似して喋れば相手は混乱するかなと思ったのよ」
海未「凛のタイミングも完璧でしたね。うまく一瞬の隙を突けました」
凛「えへへ」
絵里「でも真姫、あなたの私の真似あんまりうまくなかったわよ?」
花陽「え?そうかなぁ。結構似てたよ?」
絵里「私ってあんな感じなのね…」
希「にこっちも元気出しぃや」
にこ「別に落ち込んでないわよ!」
海未「にこは冷静に周りを見てくれています。無理に演じなくてもいいんですよ?」フフフ
にこ「うぅ…にこは宇宙No1アイドルなのよ!それは譲らないわよ!」
にこ「でもまあ…ありがとう…」
凛「も〜素直じゃないにゃ」
一同(笑い)
穂乃果「それにしてもついにエジプトだね」
海未「そうですね。ここまで色々ありました」
凛「でも楽しかったね」
花陽「みんながいたから頑張れました!」
にこ「そういえばあんたたちなんでA-RISEと戦いに来たの?」
真姫「確かにそうね。わざわざエジプトまで」
穂乃果「えぇっとどうしてだっけ?」
海未「あなたが言い出したんでしょう!私たちの学校を廃校から救うって」
穂乃果「そういえばそうだったねぇ」エヘヘ
海未「まったく」
希「そうやなぁ。あの学校は守らないとなぁ」
花陽「私も守りたいです!」
凛「ねぇねぇ、この旅が終わったら」
真姫「私たちも」
絵里「あなたたちの学校に行こうかしらね」
にこ「仕方ないわね。にこも行ってあげるわ」
ほのうみのぞぱな「え?」
絵里「もう一緒にいることが普通だしね」
凛「凛もかよちんと一緒に勉強したいにゃ!」
真姫「私が勉強なら教えてあげるわよ」
にこ「あ、それならにこも…」
希「にこっちにはウチが教えてあげるよ」
希「ただし、やる気なかったらワシワシMAXやけどな」
にこ「なによそれ?」
希「こういうやつや!」ワシワシワシワシ
にこ「あぁっ!やめなさいよ!」
一同(笑い)
穂乃果「よし!じゃあ出発しよう!」
一同「オー!」
希「あ、ちょっとええ?」
絵里「なに?」
希「実はな、さっき連絡して助っ人を連れてきてもらうことになってるんよ」
穂乃果「スタンド使いなの?」
希「もちろんや!」
凛「どんな人なのにゃ?」
希「ちょっとクセの強い感じやなぁ」
花陽「!?希ちゃん、まさか…」
希「そういえば花陽ちゃんはよく知ってるはずやなぁ。担当やったし」
真姫「担当?」
にこ「もったいぶってないで教えなさいよ!」
希「もうすぐ来るはずやで」
ブロロロロロ
希「ほらな?」
海未「なんでしょう?なにやら檻のようなものを運んだヘリコプターですが….」
希「助っ人はタロットカード0番目のカード愚者(フール)の暗示のスタンドを使うんや」
絵里「フール?なんだか弱そうね」
希「うーん多分えりちじゃ勝てないよ?」
絵里「なんですって!言ってくれるわね…」
真姫「一体」
凛「誰にゃ!?」
花陽「大丈夫かなぁ?」
希「フフフフ」
To be continued…
一応完結です。エジプト編も書くと思います。ことりちゃんのスタンドはジョジョ原作分かってる人からしたらなんとなく分かると思います。ここまで読んで下さった方ありがとうございました!
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