2015-06-30 21:33:00 更新

概要

※途中から表示されないバグを直しました。
μ'sの奇妙な冒険スターダストガールズ1stの続編です。ジョジョ3部がわかる人はここから読んでもなんとなく分かりますが1stから読むことをお勧めします。


前書き

例のごとくスクフェスのキャラが登場します。分からないキャラは調べていただけると幸いです。


第6話『力』


花陽「こんなに大きな貨物船が!」


希「全然気づかなかったよ」


海未「あ、タラップが」


穂乃果「救助船かなぁ?」


絵里「考えてる暇ないでしょ?今の船じゃいつ着くか分かったもんじゃないわ」


絵里「誰がなんと言おうと私は乗るわよ」


凛「やれやれだにゃ」


貨物船内


希「おかしい」


海未「船員がいませんね。こんなに大きな貨物船なのだから何人もいるはずなのに」


絵里「船員全員地下室でボルシチでも食べてるんじゃないかしら」


凛「絵里ちゃんって肉の芽がある方がシャキッとしてたにゃ」


穂乃果「みんな!一人見つけたよ!」


レオ「………」


花陽「その子一人でこの船動かしてるの?」


穂乃果「わかんない。密航してるのかも。さっきから喋ってくれなくて」


シューッ


海未「!?穂乃果!危ない!」


穂乃果「え?うわぁぁ!」カスッ


希「大丈夫穂乃果ちゃん!?」


穂乃果「足を少し切っただけだよ。だけど…」


絵里「誰かスタンドらしきものは見えた?」


海未「いえ、私が一番近かったのに少しも分かりませんでした」


希「ひとりでに貨物船の機械が動くなんて考えられへんしなぁ」


海未「とにかく危険です。船室に」


穂乃果「じゃあ私この船の中もう少し調べてくるよ。スタプラなら狭いところでも対応できるし」


凛「あ、凛も行くにゃー」


絵里「あら?密航少女は?」


希「そういえばおらへんな」


花陽「きっと船室に行ったんですよ。私たちも行きましょう」


船の中


穂乃果「全然いないよー」


凛「本当だね〜」


クルクルクル


穂乃果「!?凛ちゃん危ない!」ドサッ


凛「うわぁ!あれは何?」


穂乃果「換気扇みたいだね。明らかに私たちを狙ってた動き」


凛「ハッ!?まさか…」パイプシュルシュルー


ほのりん「ッ!?」ガシッ


凛「やっぱり!これ、船自体がスタンドなんだよ!」


穂乃果「なんだってー!?」


レオ「………」テクテク


穂乃果「あ、あなたは!」


凛「スタンド使いはこの子だったようだね」


レオ「……………」


よく分かったな!そう、この船全てがレオのスタンドだ!

この子はそう言っているッ!

いや、言ってはいないがそう言っているッ!


穂乃果「これヤバいんじゃない?」


凛「そうだねぇ…ハッ!?」


凛「穂乃果ちゃん!凛にいい考えがあるにゃ」


船甲板


希「なんや!」ググググ


絵里「船に取り込まれてるわ!」ググググ


海未「花陽!法皇で穂乃果達に!」ググググ


花陽「ダメだよぉ。スタンドが出せない…」ググググ


希「これはまずいでぇ…」ググググ


船中


レオ「………」チャリンチャリンチャリン


凛「あれは!『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』!11連勧誘引いてるよ!課金してるにゃ!」


穂乃果「くぅー!お金ないから私課金できないのに!」


レオ「………」テーレッレ


凛「しかもUR出たみたいだよ!」


穂乃果「くぅー!穂乃果なんてランク150なのに一枚もUR引いてないよ!」


レオ「………」ニヤニヤ


凛「完全に勝ち誇ってるにゃぁ…」


穂乃果「それより凛ちゃん!さっきの作戦」


凛「大丈夫にゃ。絶対できる!」


穂乃果「いよぉーっし!こい!」


凛「はいッ!」シューッ


穂乃果「今だッ!」スタプラデコピーン


意外ッ!それは、デコピン!


凛「にゃーー!」サクサクサクサク


ほのりん「二重の情熱(ダブルパッショネイト)!」


レオ「………!?」シュシュシュシュ


レオ「………い…た…い」バサッ


レオ戦闘不能


穂乃果「やっと解放されたー。凛ちゃんすごいね!」


凛「いやー穂乃果ちゃんのナイスコントロールにゃ」


穂乃果「毛を硬質化させた凛ちゃんのスタンドを私がデコピンで弾くなんて大した発想だよ!」


穂乃果「ちょっと指が痛いけど…」スリスリ


凛「うわぁ!大丈夫!?」


穂乃果「大丈夫だよ。それよりこの船はもう危ないから救命ボートへ!」


凛「はいにゃ!」


救命ボート上


希「あれほどのスタンドとは」


海未「この先も大変そうですね」


絵里「ピロシキ食べる?」


凛「凛はラーメンが食べたいにゃ!」


花陽「は、花陽はおにぎりしか持ってないよ」


穂乃果「やれやれだね」


To be continued…


第7話『悪魔』


シンガポール!世界中の貨物が集まる交易都市であるッ!首都の名前もシンガポールなので覚えやすいッ!


穂乃果「さすがに疲れたよー」


希「せやな。じゃあこのホテルに泊まろか」


凛「いえーい!」


ホテルフロント


フロント係「繁忙期でしてお部屋はバラバラになってしまいますがよろしいでしょうか?」


希「かまへんよ。部屋割り考えよっか」


海未「私と穂乃果で一室にしましょうか」712カギチャリン


穂乃果「やったー!海未ちゃんと一緒!」


希「じゃあウチと花陽ちゃんで一室」718カギチャリン


花陽「うん」


絵里「私と凛で一室ね。よろしく凛」815カギチャリン


凛「絵里ちゃんポンコツだから凛がしっかりしないと」


絵里「失礼ね!私もちゃんとしてるわよ!」


希「じゃあ一休みしたらウチの部屋に集まって今後の方針決めようやん」


希以外「了解!」


絵里部屋


凛「失礼しまーす」


絵里「誰もいるわけないじゃない」


凛「でもなんか言いたくなるよねぇー」タッタッタ


絵里「わからなくもないわ。あら?」


絵里「冷蔵庫の中身が出されてるわ。隠れるならもう少し考えてほしいものね。出て来なさい!」


???「よく気づいたわね」


絵里「誰でも分かるわよ。バカなの?」


???「にこはバカじゃないわよ!」


矢澤にこ「自己紹介させてもらうわよ。私は矢澤にこ。私のスタンドは悪魔の暗示、エボニーデビル、いや、にこにーデビルよ!」


絵里「何言ってるの?まあいいわ。チャリオッツ!」シュイーン


絵里「…はぁぁぁぁ!」ユサユサ


にこ「!?…あんた、あんたねぇ!」


絵里「何?」


にこ「このにこの前でそんなに胸揺らすんじゃないわよ!なんなの!?あてつけなの!?」


絵里「いや、あの、そういうんj」


にこ「うるさい!この恨みは相当なものよ!覚えてなさい!」タッタッタ


絵里「逃げてったわね。なんだったのかしら。でもスタンド使いなら希たちに知らせないと!」ピポパ


希『どーもどーも、フェアリーのんちゃんやー』


絵里「聞いて希。私の部屋にスタンド使いが現れたわ!」


絵里「悪魔の暗示って言ってたわね」


希『なんやて!?そいつはどこ行ったん!?』


絵里「なんか私の胸に文句つけて逃げていったけど…」


希『そりゃまずいで!一旦こっちに集まりや』


絵里「ええ、わかったわ」ガチャ


希部屋


花陽「なんでした?」


希「えりちがスタンド使いに襲われた」


花陽「相手は!?」


希「悪魔の暗示って言ってたなぁ。聞いたことがある。宇宙No. 1アイドルという触れ込みで活動してるやつや」


花陽「…なにその触れ込み」


希「そいつの能力の原動力は恨みのパワー」


希「しかもそいつは自分の胸にコンプレックスを持ってるらしいんや。ウチじゃなくてよかったけどえりちでも十分や!」


花陽「さりげなく自分の胸自慢するんだね」


希「えりちはまんまとはまってしまったようやね」


花陽「ではみんなを集めましょう!」ピポパ


海未『はい?』


花陽「海未ちゃん。穂乃果ちゃんと一緒にうちの部屋まできて!絵里ちゃんが襲われたの!」


海未『!?分かりました。すぐ行きます』


絵里部屋


絵里「さて、私たちも早く行きましょうか。部屋の鍵は…」


絵里「ベッドの下に落ちたのね。あーもう!」ヨイッ


タッタッタ スパスパスパ ピシーンッ


絵里「!?何!?ベッドの下にはりつけられた!」


にこにー「さっきはよくもやってくれたわね!」


絵里「に、人形!?」


にこにー「胸の恨みは大きいわよ!」ギコギコ


絵里「ベッドの足を!これはまずいわね。チャリオッツ!」シュイーン


にこにー「あんたのスタンドは自分が見えないところでは扱えないでしょ!」ドスドス


絵里「くっ!分が悪すぎるっ!」


数十分前バスルーム


凛「ここの部屋すごいにゃー!綺麗なトイレにお風呂!この湯船なら寝られそうだにゃ…」ムニャムニャ


数分後


凛「…ハッ!?マジで寝ちゃってたにゃ!」ガタガタ


凛「なんの音!?」ガチャ


凛「あ!絵里ちゃんがベッドの下に!いくら何でもポンコツ過ぎじゃないかにゃ?」


凛「いや、人形みたいなのが暴れてる!絵里ちゃんは攻撃されてるんだ!」


凛「猫の塔は単体での攻撃力がそんなにないからあの人形には太刀打ちできないだろうし…」


凛「しかもチャリオッツは見えないところでは扱えない!大ピンチにゃ!」


凛「あれ?…ってことはベッドの上が見えればいいんだよね?」


凛「よーし!凛のお助けいくにゃー!」


部屋の中


にこにー「ホラホラ!見えないでしょ!」ドスドス


絵里「うっ!これは本当に良くないわね。せめて上が見えれば…」


ガシャーン


にこにー「ん?なんだ、鏡が割れたのね。チャリオッツの闇雲な攻撃が当たったかなんかでしょ」


絵里(鏡が割れたのね…。あっ!それなら…)


にこにー「そろそろあんたをいじめんのも飽きてきたわね。終わらせてあげるわ!」ヒューッ


絵里「……そこよ!」シュッ


にこにー「うっ!?なんで!?あんたにはベッドの上は見えないはず!」


絵里「さーて」シュシュシュ


絵里「散々やってくれたわね。」


絵里「トリックを説明してあげるわ。私は割れた鏡に注目していた!」


絵里「そこにはベッドの上で暴れるあんたの姿がバッチリ映ってたわよ!」


にこにー「な、なんてこと!?」


絵里「終わりにしましょう!チャリオッツ!」シュシュ


絵里「食らいなさいッ!貧乳ッ!」シューッ


にこにー「うわぁぁぁ!」ドサッ


にこ『うわぁぁぁ!』


絵里「どうやら本体は隣の部屋にいたようね。」


凛「絵里ちゃん?どうしたにゃ?」ガチャ


絵里「凛…ごめんすっかり忘れてたわ」


絵里「希の部屋に行きましょう」


凛「はいにゃ!」


数分前


凛「上が見えればいいんだよね?」


凛「よーし!凛のお助け行くにゃー!」シュシュシュシュ


凛「あの鏡を壊して絵里ちゃんに上も見えるようにするにゃ!」


凛(いけー!)パリーン


ヒンニュー! ウワァァ


凛「なんとかなったみたいだにゃ」


希部屋


絵里「はぁ…」ガチャ


希「えりち!遅かったやん。これから悪魔に対抗するための計画を…」


絵里「もう倒したわよ…つ…か…れ…た…」ドサッ


穂乃果「絵里ちゃん!」


凛「疲れて寝ちゃっただけにゃ」


凛「それより悪魔の本体は凛たちの部屋の隣にいるみたいなの」


海未「もしかしたら…」


絵里部屋隣816


にこ「………」ニクノメー


花陽「やっぱり」


希「肉の芽が」


穂乃果「任せて!」ニクノメシュルシュル


海未「この光景もう見たくないですね…」


花陽「忘れてたのにー…」


凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」


穂乃果「よしっ!とれた」


にこ「……ん?」


海未「気がついたみたいですね」


にこ「あんたらが助けてくれたの?」


希「まあそうなるな」ユラン


にこ「!?あんたもなの!?あんたもにこの胸をバカにしに来たの!?」


花陽「そんなことないですよ!」ユサッ


にこ「あんたもかい!!」


凛「まあまあ落ち着いて」ペターッ


にこ「あんたとは仲良くできそうね」


凛「なんか不本意だにゃー!」


一同(笑い)


にこ「改めて矢澤にこよ。どうやらA-RISEにしてやられたようね。尊敬してたのに」


にこ「こんなこと普通じゃないわ。何かわけがあるのよ。それを知りたい」


にこ「あんたたちエジプトへA-RISEに会いに行くんでしょ?だったら…」


凛「にこちゃんの次のセリフは『一緒に連れて行ってくれないかしら?』だにゃ」


にこ「一緒に連れて行ってくれないかしら?…ハッ!?」


にこ「当たったからなんなのよ!」


穂乃果「喜んで!一緒に行こう!私は…」


にこ「高坂穂乃果、園田海未、東條希、小泉花陽、星空凛でしょ。わかってるわよ」


海未「それなら話は早いです。では次の計画を立てましょう」


花陽「なんか忘れてない?」


凛「気のせいじゃないかにゃ?」


穂乃果「きっとそうだよ!計画を立てよう!」


一同「オー!」


希部屋


絵里「…………ハッ!?」


To be continued…


第8話『節制』


海未部屋


海未「計画は立ちましたが今日は出発できませんね。明日からです。今日はゆっくりしましょうか」


希「せやね。各々好きにしようか。花陽ちゃんと凛ちゃんと穂乃果ちゃんは町に行ってるみたいやし」


海未「絵里とにこは休息ですよね」


希「ところで海未ちゃん。海未ちゃんってスタンド使った?」


海未「いえ、紫のいばらみたいなのは大分くっきりしてるんですが。使い方が…」


希「それなんやけどな。ウチ分かるかもしれんねん」


海未「そうなんですか!?」


希「前に海未ちゃんが夢に出てきてね、テレビに手をかざしてA-RISEの場所を映し出してたんよ」


海未「夢ですよね?」


希「そうなんやけどな、その時の部屋、ここにメッチャ似てるんよ」


海未「そうだったんですか。希には何度も助けられています。信じますよ。夢の私は何をしていたんでしたっけ?」


希「ええっと、テレビを両手でつかんで念じてたよ」


海未「A-RISEの場所が知りたいっていうことをですか?」


希「多分なぁ」


海未「やってみましょう」ビリビリピカッ


希「アニメやな」ピカッ


海未「ドラマですね」ピカッ


希「ニュース番組やな」ピカッ


海未「ん?これは?」ピカッピカッピカッ


テレビ『ウラギリモノガイルコイズミハナヨニキヲツケロ』


のぞうみ「これは!?」


テレビ『ピカッピカッピカッ』


A-RISE『きさま!見ているなッ!?』


希「危ない!」ドカッ テレビバーン


海未「信じたくはないですね」


希「でも万が一ってことがあるしなぁ」


海未「一緒に出かけた穂乃果と凛が危ないです!」


シンガポールの町


凛「あ、ココナッツジュース!飲みたいにゃぁ」


穂乃果「よし!先輩が買ってあげよう」フンス


凛「わーい!」


穂乃果「ココナッツジュースひとt」


花陽?「待ってください。私が払いますよ。好物なんです」


穂乃果「そう?じゃあお願いしようかな」


花陽?「じゃあココナッツジュースを」サッ


スリ「フハハーマヌケー!」タッタッタ


花陽?「私から財布を盗るなんていい度胸してますね」サッ


スリ「速えぇ!?」


花陽?「捕まえましたよ」ガシッ


花陽?「ふんっ!」


凛「すごい!バックブリーカーにゃ!かよちんそんな技できたんだ!」


穂乃果「花陽ちゃん、そこまでしなくても。財布は返ってきたんだし」


花陽?「これは私の気分の問題です」


穂乃果「花陽ちゃん…?」


花陽?「このくらいでいいですかね」ドサッ


花陽?「全く、身の程知らずもいいとこです」ガリガリ


穂乃果「花陽ちゃん?何でココナッツの皮まで食べてるの?」


花陽?「この歯ざわりが好きなんですよ」


穂乃果「ふーん、変わってるね」


凛「凛、このかよちんはあんまりにゃ」


花陽?「さあ、チケットを取りにロープウェー乗り場へ」


ロープウェー乗り場


花陽?「あ、穂乃果ちゃん。そのさくらんぼくれない?好物なんです」


穂乃果「?いいけど…」


花陽?「ありがとう」レロレロレロレロ


花陽?「おっとあぶない!」ドン


穂乃果「!?スタープラチナ!」スタプラスッ ガシッ


穂乃果「やっぱり花陽ちゃんじゃないね。誰?」


花陽?「いい身のこなしじゃないか」ロープウェーニスッ


凛「かよちんの口調が変だよ!」


穂乃果「凛ちゃん。これは花陽ちゃじゃないよ」


花陽?「見た目よりも頭が回るみたいだね」


穂乃果「逃がさないよッ!」ロープウェーニスッ ガシャン


凛「あ、穂乃果ちゃん!」サッ


ロープウェー内


穂乃果「もう一度聞くよ?あなたは誰?」


花陽?「一対一か。ならいい。教えてあげよう」ブシャブシャ


一之瀬マリカ「私は一之瀬マリカ。そしてこれが私本体の美形顏よ」


穂乃果「美形?」


マリカ「美形でしょーが!あんたにはそう見えないわけ!?」


穂乃果「どうでもいいや。花陽ちゃんを侮辱した分謝ってもらうよ」スタプラシュ


マリカ「それがスタープラチナね。まあいいわ」


穂乃果「おりゃっ!」オラッ


マリカ「ふんっ!」ブヂュル


穂乃果「!?なに!?」


マリカ「私の黄の節制(イエローテンパランス)に死角はない!」


マリカ「あんたについたのは私のスタンド。あんたの肉を少しずつ消化して栄養にしてやるためのね!」


穂乃果「おりゃおりゃおりゃ!」オラオラオラ


マリカ「無駄よ!あんたが攻撃すればそれだけたくさんくっついて消化は早まるわ!」


穂乃果「くっ!…何か方法は…」


塔「(下にゃ!穂乃果ちゃん!)」


穂乃果「(え?凛ちゃん?)」


塔「(ロープウェーに穴を空けてマリカと下の海に飛び込むにゃ!)」


塔「(水にもぐったら息継ぎのために顔のガードを外すはず!そこが狙い目にゃ!)」


穂乃果(ここは凛ちゃんを信じるしか!)オラッ ドンッ


マリカ「下に逃げる気?逃げられるわけないじゃない!まとわりついてやるわ!」


ほのマリ ザボーン


マリカ(息が苦しい。海面へ出ないと!)プハーッ


穂乃果「凛ちゃんの言った通りだったね…」


マリカ「え?」


穂乃果「おりゃおりゃおりゃ!」オラオラオラ


マリカ「ああああああ!」ボコボコボコボコ ヒョイ


穂乃果「一つ聞かせてよ。両腕とも右腕の女を知ってる?」


マリカ「ああ、多分あいつだ。黒羽咲夜。鏡を使うスタンドだってことは知ってる。他のことは知らない!本当だ!」


穂乃果「ありがとう。ところで…まだ戦う?」


マリカ「いえいえ!とんでもございません!」


穂乃果「じゃあ早くいなくなって」


マリカ「はいぃぃぃぃ!」スタコラサッサ


一之瀬マリカ敗走


穂乃果「さて、ホテルに戻ろうかな」


数分前


ロープウェー乗り場


凛「穂乃果ちゃんと変なかよちんがロープウェーで行っちゃったよ!」


凛「だけど凛のスタンドはなんとか乗れたみたい。偵察にゃ!あと希ちゃんたちに電話!」ケータイピポパ


希『なんや凛ちゃん』


凛「大変なの!穂乃果ちゃんと変なかよちんがロープウェーで行っちゃったの!」


希『よくわからんよ。落ち着いて』


凛「かよちんに化けたスタンド使いに穂乃果ちゃんが襲われてるの!凛はスタンドだけなんとか滑りこませてるよ」


希『中の様子は?』


凛「穂乃果ちゃんが攻撃しても変なゲルに防がれちゃってる!」


希『圧倒的防御力やな…』


希『ん?それやったら絶対守れないタイミングを作ればいいんやないか?』


希『凛ちゃん。スタンドで穂乃果ちゃんに今から言う作戦を伝えて。相手にばれないように小声でね?』


凛「はいにゃ!」


希部屋


海未「穂乃果が花陽の偽物に襲われてるのですか!?」


ガチャ


花陽「私がどうかしました?」


希「いや、大丈夫や。穂乃果ちゃんはやってくれるで」


戦闘後希部屋


穂乃果「そういうことだったんだ。助かったよ!」


海未「心配したんですよ?」


花陽「まあ無事だったんだからいいじゃないですか」


希「そうやね。じゃあ明日の出発に向けて今日はもう休もうやん?」


凛「凛ももう疲れたにゃ…」


花陽「ではみなさん」


ほのうみのぞりんぱな「お休みなさい!」


にこ部屋・絵里部屋


にこ・絵里(ハッ!?私たち今回出番なかった!?)


そして一行は翌日インドに入った。


To be continued…


第9話『皇帝と吊られた女1』


インド!すごい人口!圧倒的な生きるエネルギー!(小並感)


インド民「バクシーシ!」


海未「なんなんですか!?」


希「これがインドや!ええやろ?」


凛「ちょっと疲れるにゃー」


レストラン


穂乃果「何食べようかな」


海未「私に任せてください!」


花陽「うわぁぁ。またカエル出てきちゃうよぉ」


凛「凛はあのカエル美味しかったからいいよ」


にこ「なによあのカエルって?」


絵里「私は何でもいいわ。ロシアンな私の舌を満足させるとってもハラショーなのを頼むわよ」


絵里「ちょっと席を外すわね」テクテク


トイレ前洗面所


絵里「全く、すごい人の量で疲れてしまったわ」


鏡の中 ゴゴゴゴゴゴ


絵里「!?なに!?」フリカエリッ


絵里「何もいないわね…」


鏡の中 ゴゴゴゴゴゴ


絵里「やっぱりいるわ!まさかこいつが…」


絵里「ついに見つけたわね!亜里沙を連れ去った犯人!チャリオッツ!」シュイーン シュシュシュシュ


パリーン


絵里「本体は近くにいるはず!絶対妹を取り戻す!」タッタッタ


店の前


海未「どうしたのですか!?」


絵里「悪いわね。ここからは一人で行動するわ」


花陽「え?」


絵里「穂乃果が言ってた鏡の中のスタンド、妹を連れ去った犯人を見つけたのよ!」


希「だからって相手の詳細も分からないのに一人で行くのは危険やろ!」


絵里「あなたたちには関係ない!これは私の問題なの!」


希「えりちが一人になるように誘い出されてるのがわからんのか!」


絵里「だとしても私の手で探し出す!関わらないで!」タッタッタ


希「えりちのアホ…」


凛「まあまあ、今はそっとしておこうよ」


にこ「なんかワケありみたいだし。任せておけばいいんじゃないの?」


穂乃果「今は絵里ちゃんを信じようよ」


希「せやけど…」


海未「希…」


希「…やっぱりダメや!探しに行く!」タッタッタ


花陽「ああっ!希ちゃんまで!」


穂乃果「追うよ!」


うみにこりんぱな「うん(はい)!」


大通り


絵里「どこよ。どこにいるのよ!」


テクテク


???「おっと、これはこれは。絢瀬絵里じゃあないか」


絵里「誰?まさかあなたが黒羽?」


黒崎隼「私は黒羽ではない。黒崎だ。皇帝(エンペラー)の暗示のスタンド使い」


絵里「じゃああなたは相手じゃない。どきなさい」


隼「黒羽と一緒に来たといっても?」


絵里「なんですって?」


隼「私を倒したら居場所を教えてあげてもいいわよ?まあ、無理でしょうけど」


絵里「ふん、私に倒される奴はみんなそういうのよ。チャリオッツ!」シュイーン


隼「エンペラー!」パンッ


絵里「そんな攻撃切ってやるわ!」ヒュン


ダンドウクイッ


絵里「!?」


隼「弾もスタンドなのよ!残念だったわね」


絵里「そんな…」


希「えりち!」ドンッ


絵里「うっ!希!何しに来たの!?」


希「助けに来たに決まってるやろ!」


絵里「そんなの頼んでない!」


希「あんたねぇ…!」


タッタッタ


花陽「希ちゃん!」


希「花陽ちゃん…」


花陽「もう!一人で行かないでって言ったのは希ちゃんだよ!」


希「そうやったな…」


シュインシュイン クルッ


花陽「希ちゃん!後ろ!」


希「え?」サクッ ドキュン


絵里「!?」


花陽「希ちゃーん!」


希「……」バタッ


隼「おっと、希の方を倒してしまったかぁ。ラッキー!」


絵里「…ついてくるからよ」


花陽「絵里ちゃん…あなたは!」


絵里「迷惑なのよ…私の周りで人が苦しむのは…」


絵里「本当に迷惑なやつなのよ!私は!」ボロボロ


花陽「絵里ちゃん…」


隼「次はお前だよ。絢瀬絵里」


絵里「き、貴様…!」


To be continued…


第10話『皇帝と吊られた女2』


花陽「ダメだよ絵里ちゃん!挑発に乗ってはダメ!」


絵里「私にこの怒りを抑えろというの?」


花陽「そう。一旦退くんだ」


絵里「そんなのできないわ!」シュイーン


絵里「あなただけは!倒す!」


隼「バカだねぇ。これで終わりだよ」パンッ


花陽「ライシカルスプラッシュ!」シュシュシュシュ


隼「!?味方ごと!?」


絵里「痛い!痛い!」


花陽「掴まって!」ブーン


絵里「ふっ!」ガシッ


ブーン


隼「車で逃げたか。スタンド射程外だし…。お、黒羽の姉貴は追っかけたか」


車内


絵里「ごめんなさい。私のせいで…。うっ!?」ドスッ


花陽「これは希ちゃんの分と仲直りの握手の代わりです。」


絵里「あ、ありがとう…」ハナヂダラダラ


花陽「それよりあのスタンドですが。鏡の中の世界なんてあるはずない。トリックを暴きましょう。」


絵里「攻撃しても意味なかった。全然分からなかったのよ」


ピキーンッキラッ


花陽「!?ハンドルのメッキに!?」


ガラガラドッシャーン


絵里「大丈夫?」


花陽「はい。少し頭をぶつけただけです」


絵里「さっき少し見えたわ。あいつは映るものから映るものへ飛び移って移動している」


花陽「なら反射するものは外さないと」


岩のかげ


絵里「ここならとりあえず大丈夫そうね」


少女「おねーちゃんたち怪我してるの?」


花陽「!?女の子の目の中に!」


吊られた女「どうする?この女の子の目を潰す?ふふふ…」


花陽「ああ!そんなことできないよ!」


絵里「花陽こういう場合はそんなに大声を張り上げないのよ。そしてこう言うの」


絵里「我が名は絢瀬絵里。我が妹のため、我が友希のため、あなたを倒す」


絵里「君、後でアイス買ってあげるから許してね」バッ


吊られた女「しまった!砂埃とは!」


絵里「トリックさえ分かってしまえば倒すのはたやすい。女の子の目にいられなくなったあなたは次に私の目に移るのだから!」サクッ


吊られた女「うわぁぁぁぁ!」


ウワァァァァ


絵里「本体はあっちね」


小さな村


絵里「あれは!」


村人「うぅ…」


絵里「私が切った傷と同じ…ようやく見つけたわよ!」


花陽「!?絵里ちゃん!その人両腕とも右腕じゃないよ!」


絵里「え?」サクッ


絵里「うわぁぁ!」


黒羽「それは私が置いといたダミーですわよ。」


黒羽「そして…」


黒羽「おおーい!この方達がお恵みを下さるそうだぞ」


村人たち「おお!太っ腹なお方じゃ!」


絵里「ちょっと!」


花陽「渡しませんってば!」


黒羽「ここまで囲まれれば移るコースも見切れないですわよね!」


絵里「どうしようもないじゃない!」


花陽「絵里ちゃん。こういう場合はそんな大声で文句を言うもんじゃないですよ。そしてこう言うんです」


花陽「我が名は小泉花陽。我が友希と絢瀬絵里の妹のため、あなたを倒します!」コインピーン


絵里「視線を一点に集めるのね。それじゃあ!」バサッ


絵里「砂をかければいいじゃない!今度こそ!」シュイーン


絵里「終わりよ」サクッ


黒羽「うわぁぁぁぁ!」ズサァ


絵里「さて。教えてもらいましょうか。妹はどこ?」


黒羽「は、はいぃ。もうエジプトに運ばれてしまっていますぅ。それしかわかりません。今は無事かどうか…」


絵里「そう。分かったわ。でもあなたは希を殺した。その分は閻魔様に任せる前に!」シュイーン


黒羽「ひいぃ!」


絵里「針串刺しの刑よ!」スッスッスッ


黒羽「ああああ!」


絵里「手足だけにしておいたわ。さっさとどっかに行くことね」


黒羽「はい…」バタッ


黒羽咲夜戦闘不能


大通り


隼「おい、随分と呑気じゃないの」


えりぱな「え?」


隼「あんたらも私と姉貴が倒すよ!」パンッ パリーン


隼「姉貴、やっちゃって下さいよ。」


絵里「その姉貴なら300mほど後ろで倒れてるわよ。なんなら見てくれば?」


隼「!?そ、そうだな。見てくるか!」タッタッタ


花陽「あ、逃げた!」


隼(冗談じゃないよ。かなうわけないじゃない。私は誰かのパートナーがふさわしい。No1よりNo2!文句ある!?)タッタッタ


隼「あ」


穂乃果「どうやら終わりみたいだね」


海未「希は簡素ではありますが弔っておきました」


凛「さあ!」


にこ「堪忍するのよ!」


ガシッ


絵里「なに!?」


ラクシャータ「お逃げください!隼さん!」


絵里「なによこの子!」


ラクシャータ「隼さんはここでやられてはいけないほど素晴らしいお方!」


絵里「みんな!逃がさないでよ!」


穂乃果「もう無理みたいだよ」


隼「サンキュー!ラクシャータ!あんたのことは忘れないよ!」ヒヒーン

パカッパカッ


絵里「ああ!もう!」


海未「この子も利用されてしまっただけです。責められません」


海未「あら?出血しています。手当てしてあげましょう」


ラクシャータ「あ、ありがとうございます」ピュッ


海未「いいんですよ」ピタッ


絵里「さあ!エジプトへの旅を急ぐわよ!」


絵里「いい!?これからは一人で戦っちゃダメなのよ!?みんなの力を合わせて進んでいかないと。でないと倒せる敵も倒せないわよ!」


花陽「まったく」


凛「まあ、これはこれで」


にこ「よかったのかもね」


穂乃果「やれやれだよ」


To be continued…


第11話『女帝』


ベナレス


海未「うーん」


穂乃果「どうしたの?海未ちゃん」


海未「なんだか虫に刺されたのか、かゆいんですよ」


花陽「ばい菌かなにかが入ったりかなにかして悪化かなにかしたのかもしれないです。病院かなにかに行ったほうがいいですね」


絵里「ところでそのデキモノ人の顔に見えない?」


にこ「変なこと言わないでよ」


海未「ちょっと診てもらいましょうか。皆さんは町を散策していてください。すぐに済ませます」


絵里「いい?あんな変な女の人について行っちゃダメよ?」


ラクシャータ「絵里さんて優しいんですね。あ、あっちにオススメの店があります。行きましょう!」タッタッタ


絵里「あ、ちょっと待って!」タッタッタ


にこ「(凛。いいわね?見失わないようにね)」


凛「(はいにゃ!)」スッ


にこ(さて、私も)スッ


病院


海未「あのー?これは?」


医者「バイキンハイッテルネ。シュジュツスルネ」


海未「そんなに危ないんですか!?」


医者「ダイジョウブ。ワタシセイヨウデイガクナラッタネ」


海未「……では、お願いします」


医者「デハ…」


海未「うーん。まだですか?」


医者「……」ダラダラ


海未「え?」


看護師「ドクター?次の患者様が…!?キャー!人殺し!」タッタッタ


海未「いえ!私ではあr」


???「やったのは私よー!」


海未「え!?」


女帝「私は女帝(エンプレス)だよ!チュミミーン」


海未「私はスタンドに寄生されていたのですか!?」


ケーサツダー


海未「何か対策を探さないと!」タッタッタ


路地裏


海未「はぁはぁ。とりあえず警察からは逃げられたようです」


女帝「あたしからは逃げられてないけどね!チュミミーン」


海未「はぁ。久しぶりにやってみますか」


海未がしたのは波紋の呼吸!特別習ったわけではないが普段の弓道の訓練で副産物的にできるようになったのであるッ!


海未「これで作り出す力で!」

オーバードライブ


女帝「自分の体なんだから効くわけないでしょ!トンチキが!」


ケーサツダー


海未「…くっ!」タッタッタ


通り


女帝は通りの食べ物を食べ成長していた!


女帝「あなたのおかげでここまで大きくなったわ。あなたを直接攻撃できるほどにね!」ドンッ


ガッシャーン


海未「うっ!ここまで大きく…これはマズイですね」パラパラ


海未(ん?これは使えるかもしれません!………ハッ!これは!…頼みますよ!)タッタッタ


別の路地裏


女帝「仲間からどんどん離れているよ!もう誰も助けに来れないよねぇ!」


海未「ふっふっふっ…」グッ


女帝「な、何がおかしいの!?」


海未「あのですね、こうやって腕を組んでする笑いは、勝利の笑いなんですよ」


女帝「勝利?ふっ、笑いたいのはこっちよ!」


海未「どうでしょうかね……にこっ!」


にこにー「はいはい!」ヒューッドスッ


女帝「な、なんであなたが!?」ウッ


海未「私はいい仲間を持ちました。相手にばれないように見守ってくれる仲間をね!」


にこにー「病院の時から海未を見張ってたのよ!そしたら案の定。だから…」


海未「ここまで女帝、あなたを連れてくるようにと通りで殴られて粉まみれになった時に念写で映し出したメッセージに書いてあったんですよ。にこが助けてくれると」


海未「だから私はここまで、仲間を信じて走ってきたのです!」


女帝「にこがそんなに…頭が…回るなんて…」


にこにー「これがにこの女子道!」


同じ頃街の中のお店


絵里「あら、どうしたの?」


ラクシャータ「う、うぅ…」バタッ


塔(やっぱりにこちゃんの言った通りだったにゃ)


ラクシャータ戦闘不能


路地裏


海未「にこは頭が冴えてるんですね」


にこにー「そんなことないわよ。誰だって一人になれば心配になる。スタンド用の人形買っといてよかったわよ」


にこにー「それに私の作戦は穴だらけよ?」


海未「え?」


にこにー「にこのスタンドは恨みのパワーが原動力。海未がこいつにやられて辛そうにしてるのを見なかったら助けるも何もできないわよ」


にこにー「第一、あんたがにこのメッセージを念写しなかったら成立しないじゃない」


海未「あっ」


にこにー「さっき私を信用したって言ったけどね、」


にこにー「(私だって信用してたのよ)」ボソッ


海未「え?なんと言ったんですか?」


にこにー「いいのよ別に」


海未「気になりますよ!」


にこにー「忘れてちょーだい!」


海未「えぇぇ!?」


にこにー(希、海未にスタンドの使い方を教えてくれてありがとう。みんな、頼もしい味方をありがとう!)


To be continued…


第12話『運命の輪』


インドの山道


絵里「ところで、さっきは突っ込まなかったけど、花陽あなた運転できたのね」


花陽「うん。得意なんだ。マリ◯カート」


穂乃果「あれ面白いよね!」


海未「ゲームじゃないですか!」


凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」


にこ「あんたらといると飽きないわねぇ」


プップー


海未「花陽、後続車が急いでいる様子です。譲ってあげましょう」


花陽「そうだね」ユビクイッ


ブーーン ノロノロ


にこ「なんなのよこの車!せっかく譲ったのになんで遅いのよ!」


海未「まあまあ落ち着いてください。あら?」


クイックイッ


絵里「やっぱり譲ってくれるそうよ」


凛「変な車にゃ」


穂乃果「変…?」


花陽「では先に行きましょう」ブーン


プーーッ!


絵里「あ、あれは!?」


にこ「あのトラック大き過ぎよ!なんでこんな山道通ってんのよ!」


凛「このままじゃぶつかっちゃうにゃ!」


穂乃果「スタープラチナ!」スッ


穂乃果「おりゃ!」オラ


ドンガラガッシャーン


海未「穂乃果…あなた…」


穂乃果「危なかったねぇ」


花陽「助かったよ穂乃果ちゃん!」


穂乃果「凛ちゃんが変って言ってたけど、あの車はおかしいよ。スタンド使いがいるのかも」


絵里「!?じゃあ距離を取るために次の駐車スペースで止まりましょう」


海未「それより穂乃果、さっきのトラックはどうするんですか?」


穂乃果「知らんぷりしときゃあいいんだよ」フッ


凛「なんか穂乃果ちゃん学ラン着てるように見えるにゃ。逞しすぎるにゃ…」


山道沿いの店


店員「さとうきびジュースマジうめぇよ!」


凛「飲みたーい!」


絵里「あら、じゃあ先輩が買ってあげましょう」ドヤチカ


凛「わーい!」


海未「!?みんな!あれを!」


そこには先ほどの車がいた!結構呑気してたみんなもさすがにびびった!


花陽「この店にあの車のドライバーが…」


海未「どうやって見つけます?」


にこ「決まってるわよ」


絵里「そうね」


凛「当たり前にゃ」


穂乃果「当然」


ほのにこりんえり「全員ハッ倒す!」オラオラオラオラオラオラ


花陽「ソレシカナカッタノォ!?」


海未「ちょっとみなさん!?」


ブロロロロ


海未「あ!あの車が行ってしまいます!」


にこ「追うわよ!」


ほのえりりん「おす!」


うみぱな「ちょっと!」


山道


絵里「よくもあんな目に逢わせてくれたわね」


にこ「絶対捕まえるわよ!」


曲がり角


凛「あれ!?消えた!?」


花陽「しかもこの先は崖です」ドンッ


海未「なんですか!?」


穂乃果「後ろだよ!」


ギリギリ


絵里「なによあの馬力!戦車か何かなの!?」


ヒューッ


一同「うわぁぁぁ!」


花陽「法皇!」シューン


にこ「さすがに重たいわよ!」


花陽「自分のことは自分が一番わかってます!」


ここで小泉花陽は冒険をしたッ!普通は引っ張り上げることだけを考える。だが!花陽は!ワイヤーを相手の車に引っ掛けた!そしてそれを!


穂乃果「おりゃ!」オラ


殴った!その次にはッ!車は一回転して崖上に戻った!


にこ「あんたも無茶するわねぇ」


絵里「ハ、ハラショーよ」


海未「相手の車は私たちの代わりに落ちましたが…」


凛「穂乃果ちゃんが言った通りスタンドだと考えると…」


花陽「当然…」ゴゴゴゴゴゴ


穂乃果「来るよッ!」ゴゴゴゴゴゴ


ガシャーン


鬼崎アキラ「私のスタンドは運命の輪(ホイールオブフォーチュン)の暗示!」


アキラ「あんたらはここで終わるのよ。文字通りこの先に『道』はない!」ブロロロロ! シュシュシュシュ


穂乃果「うっ!」ササササ


海未「穂乃果!」


絵里「なによあれ!何も見えないのに穂乃果が傷を負ってる!」


にこ「何がどうなってんのよ!」


花陽「とりあえずあの隙間に逃げ込みましょう!」スルスル


アキラ「細いところに逃げるのね。だけどね!」ガガガガガガ


海未「そんな!無理やり崩して入るなんて!」


穂乃果「これじゃ狭いところは逆に危険だよ。開けたところに戻ろう!」


広場


アキラ「さっきの攻撃の正体はまだ分かっていないようだから教えてあげよう」


アキラ「匂いを嗅いでみたらどうだい?」


絵里「…これはッ!」クンクン


アキラ「そう、ガソリンさ。ガソリンを高圧縮したものを発射していたのさ。あまりのスピードに見えてなかったみたいだけどね」


にこ「なんて攻撃!」


アキラ「でもここまで生きてきたあんたらがこれだけじゃ死なないことくらいわかってる。だから!」パチパチ


穂乃果「!?」メラメラ


海未「穂乃果!」


アキラ「引火させてやったぜ!やったッ!ラブライブ!完ッ!」


花陽「そんな…穂乃果ちゃん!」


穂乃果?「………」メラメラ


凛「あれは…ねぇみんな!穂乃果ちゃんはあそこにいないよ!」


ほのりん以外「え?」


穂乃果「教えて欲しいねぇ。私がいなくなったら誰が高坂穂乃果の代わりを務めるの?まさかあなたじゃあないよね?」パカッ


海未「穂乃果!」


穂乃果「さっき私たちに『道』がどうとか言ってたよね?」


穂乃果「それは違うなぁ。『道』というものは、自分で、切り開くものだよッ!スタープラチナ!」スッ


アキラ「そ、そんな!確かに燃えていたはず!」


穂乃果「よくも私のお気に入りの服を燃やしてくれたね…」


穂乃果「おりゃおりゃおりゃ!」オラオラオラオラ


アキラ「うぁぁぁぁぁぁぁ!」


鬼崎アキラ戦闘不能


花陽「穂乃果ちゃん!よかった!」


にこ「心配したわよ」


穂乃果「飛ばされたのがガソリンだってことにはとっくに気づいていたよ」


穂乃果「でも正面からじゃ太刀打ちできないと思ったから服だけ燃やして自分はスタープラチナで掘ったトンネルで逃げていたんだよ」


穂乃果「心配かけてごめんね」


絵里「本当に冷や冷やものだったわ」


凛「やっぱり穂乃果ちゃん逞しすぎにゃ…」


花陽「あら?さっきのスタンド、実際の車を使っていたんですね。これでこの先は行きましょうか!」


花陽「小泉花陽の直線ドリフトをお見せします!」


海未「だからそれゲームじゃないですか!」


凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」


絵里「うふふ」


にこ「まったく」


穂乃果「やれやれだよ」


To be continued…


後書き

2ndはここまでです。3rdに続きます。


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SS好きの名無しさんから
2015-01-18 08:44:21

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SS好きの名無しさんから
2015-01-18 08:44:17

xxxvさんから
2015-01-09 07:40:00

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2015-04-28 15:50:56 ID: 5lFnZGga

途中から表示されないのは何故ですか?


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