2019-09-03 18:51:38 更新

概要

修正が完了しました(2019/07/25)
この作品は【単独行動隊提督 続】の続きです


前書き

提督

【目付きが悪いせいで他の者から距離を開けられる事の多い単独行動隊の一人】
【過去に大きなミスを犯したと言って自ら単独行動隊に入った変わり者】
【首にはいつもネックレスをしてるところが特徴】
【そのネックレスの形も特徴的で1と6の形した数字が飾られている】
【単独行動隊 66番 コードネーム 【 a maverick 】(はぐれ者) 現在は南我原の提督をやっている】



瑞鳳

【仕事熱心の働き者で面倒見のよい艦娘(軽母)】
【まだ配属が決まっていなかったが今回の提督の所に着く事が決まった】



金剛

【いつもハイテンションで元気な艦娘(戦艦)】
【配属は決まっていたが移動が決まって、今回の提督の元に着く事になった】
【元は東我原鎮守府の艦娘】





【元気の良い艦娘(駆逐艦)】
【金剛と一緒で元気がありすぎるところが特徴】
【元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が賭けした際に南我原に移動が決まった】





【礼儀正しく、少しおっちょこちょいな艦娘(駆逐艦)】
【元々は東我原の艦娘だったが、上官と東提督の提督が賭けした際に南我原に移動が決まった】



東提督

【東我原鎮守府の女提督】
【艦娘思いの強い一面もありかなり人気のある提督】
【過去 南提督に金剛を取られた事で取り返す為、南に演習を挑んだが一対七で敗退(東が七)
敗退して雷、電も取られた】
【南方海域で第一艦隊がやられそうになった時に南提督に助けてもらい、南提督に惚れた】
B:Dって事は教えておくわ
W:キュッとしてるわ!
H:…(小さくて悪かったわね?)



加賀

【ご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原のクール艦娘(正規空母)】
【東我原の艦娘だが元同僚の金剛、雷、電が南我原に居るので時々遊びに来る…最近は時々ではなくほぼ毎日来ている気がするが…】



赤城

【加賀と同じくご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原の艦娘(正規空母)】
【加賀と同じく、南我原に遊びに来るが飯目的で来る ちょっと限度を考えて欲しい(南)】



青葉

【過去 南提督の艦娘だった現在東我原の艦娘(重巡)】
【南提督の過去をよく知っている唯一の一人…だが、南提督の過去を話そうとはしない】
【上官に口止めされているのもあるが悲しすぎると言うこともあって口を開かない】



上官

【本部の最高指揮官 総本部とは別の指揮を取る者】



武蔵

【大和型戦艦で二番目に強い最強の艦娘(戦艦)
いつも上官の補助をしている】
【出番は少なめなのであまり書くことがない
武蔵 「酷い!!」】





伊19(イク)

【南提督の妻の艦娘(潜水艦)】
【南提督がはじめて所持した艦娘でもある】
【提督が19歳半の時に指輪を渡され結婚…だが、結婚してから半年後…轟沈した…】
【伊19が沈んでから四年 深海棲艦になった情報や死体又は残骸が見つかったという情報がない為、生きているかは現在不明】











金剛 「…」


瑞鳳「明日の朝までかかるなんて…一体どこまでいくんでしょうか?」


提督(東) 「わからないけど残念だわ…」(-言-)ハァ…


瑞鳳 「…なぜそんなに落ち込んでいるんですか?提督に断られただけで」


提督(東) 「っえ!?そっそれは…」


金剛 「元提督 さっき顔を赤らめながらモジモジしてましたけど…まさか惚れたデスか?」


提督(東) 「っ…」///


瑞鳳 「…っえ マジですか!?」


提督(東) 「…うん 南に助けられたときにね?カッコよくて惚れたの…」///カァァ…


金剛 「」(゚ロ゚)


瑞鳳 「」(゚ロ゚)


提督(東) 「…でも、南には妻が居るから半分諦めかけているのよね 結婚しないみたいだし…」ハァ…


金剛 「っえ 提督に妻デスか?」


提督(東) 「えぇ 私は知らないのだけど誰か南の妻知ってる?」


金剛 「うーん…私にはわからないデース」ウーン


瑞鳳 「…」


提督(東) 「瑞鳳 あなたは誰か知ってる?」


瑞鳳 「…知っていますが話すことは出来ません」


金剛 「っえ!?瑞鳳は知ってるんデスか!?」


瑞鳳 「はい 上官から教えてもらったので知っています」


提督(東) 「…教えてもらえるかな?」


瑞鳳 「だめです」


提督(東) 「…なんで?」


瑞鳳 「上官から口止めされているからです」


提督(東) 「…やっぱりあなたも上官から口止めされているのね 徹底してるわね」ハァ…


瑞鳳 「…も?他にもだれか居るんですか?」


提督(東) 「えぇ 私の所にいる青葉は元南の艦娘だって言ってたわ」


瑞鳳 「(…そう言えば 提督の部屋にあった写真の中に青葉さん写ってましたね)」


金剛 「たしかに青葉は4年前くらいにどこからか送られてきましたネ どこかまでは知りませんでしたが」


瑞鳳 「提督が過去提督を辞めたのは4年前なので接点が合いますね」


提督(東) 「っえ?南って4年前に提督辞めたの?」


瑞鳳 「はい 艦娘を轟沈させてしまった事で辞めたみたいで…っあ!?」( ゚д゚)ハッ!


提督(東) 「…っえ 轟沈させた?」


瑞鳳 「いっいえ!?今のは違います!間違えました!?聞かなかったことにしてください!」ワタワタ!!


金剛 「その話しなら私も聞いた事あるネ 昔艦娘を轟沈してしまったと提督が言ってたネ」


瑞鳳 「金剛さん!?」


提督(東) 「…それ本当なの?南が昔艦娘を轟沈させたって」


瑞鳳 「…誰にも話さないでくださいね?秘密にするよう言われているので…」


提督(東) 「わかったわ」


瑞鳳 「金剛さんもお願いします」


金剛 「わかったネー!」













食堂



提督 「…」パクパク…


提督 「…一人で食べるのは寂しいな まっ仕方ないか」ゴクゴクッ・・・


提督 「…ふぅ ごちそうさま」


提督 「皿洗ったらすぐ行かないとな」カチャカチャ…


タッタッタッ…












提督室



提督(東) 「これが南の嫁艦…」机の上に置いてある写真立てを見てる


金剛 「潜水艦ネ(ボンキュッボンデース)」


瑞鳳 「提督は昔 伊19が轟沈してしまったから自ら単独行動隊に入ったと上官から聞きました」


瑞鳳 「私が話せるのはここまでです これ以上はわかりません」


提督(東) 「構わないわ 話してくれてありがとね」


瑞鳳 「いえ、それはいいんですが…」


提督(東) 「わかってるわ 誰にも話さないから安心なさい」


金剛 「私も誰にも話さないネ!」


瑞鳳 「すみません ありがとうございます」


提督(東) 「にしてもまさか南がこんなにも艦娘思いだったなんて…目つき悪いから全然思わなかったわ」


金剛 「提督も予測していなかったらしいデース そこまでキツくない出撃をさせてたから轟沈するとは思ってもいなかったみたいネ」


提督(東) 「なんの出撃かはわからないけど南がそう言うのだからキツくないはずよね?」


提督(東) 「…ねぇ二人共 嫌だったらいいのだけど聞いてくれる?」


瑞鳳&金剛 「「?」」













夕方ー南我原鎮守府出航口



提督 「…」タッタッタッ… 重速度型装甲を着て出航場所にやってくる


ザザァ… ザザァ…



提督 「…」カチッウィーン…!! 重速度型装甲の電源をつける


提督 「よっと」バシャンッシュゥゥ… 足に備えつけられているブースターが勢いよく風を出して提督を海上に立たせる


提督 「単独行動隊66番 a meverick 出撃する」


ザー…



提督(東) 「…行ったみたいね?」出航口に置いてある物陰から提督が行ったのを伺っている


瑞鳳 「みたいですね」


金剛 「それじゃ私達も行くデース!」


雷 「はーい!」←さっきの話を聞いて参加


電 「はいなのです!」←同じくさっきの話を聞いて参加


提督(東) 「金剛ちゃん 後ろいいかしら?」


金剛 「どうぞデース!」


提督(東) 「ごめんね?私も飛べたり海上を走ることが出来たら良かったんだけど…」タッタッタッ…ヨット 金剛の背中に乗る


金剛 「それは仕方ないデス 気にしないでほしいネ」


提督(東) 「ありがとう金剛ちゃん」


金剛 「どういたしましてネー!」


瑞鳳 「…あの、早く行きませんか?提督の姿が見えなくなってしまいます」


提督(東) 「そうね?みんな 南を追いかけるわよ!」


四人 「「了解です!(デース!)」」


ザー…













海上走行中



提督 「…」ザー…


提督 「(…雲行きが怪しいな これはひと降りするかな)」



…ポツッ


提督 「…っん」



ポツッポツッポツッポツッ…サァー…


提督 「…やっぱり降ってきたか 案の定だな」 サァー…


提督 「…まっ雨降っても行くけどな 天気なんか関係ない」ザー…






金剛 「雨降ってきたデース」ザー… 提督から少し離れた後を追いかけている


提督(東) 「でも視界が悪くなる=見つかりにくなるから好都合よ!」


雷 「でも視界が悪くなるのはこっちも一緒ね」


電 「見失いようにしないといけないです」


瑞鳳 「でも良かったんですか?パーティー延期してまで追いかけて来てしまって」


提督(東) 「まだ準備する前だったから平気よ 延期したって明日やろうと思ってるから安心して?」 サァー…


金剛 「明日なら提督も来れるはずデース!」


提督(東) 「そうよね!明日なら南も来れるはずよね!?すっごい楽しみだわ!!」

(≧∇≦*)


雷 「…なんでそんな司令官が来ることに喜んでるの?」


提督(東) 「っえ!?そっそれは…」


金剛 「提督は提督が好きなんデース!」


提督 「ちょっ金剛ちゃん!?」


電 「? 提督は提督が好き…?」

(・・?)


雷 「どういうこと?」σ( ̄^ ̄)?


瑞鳳 「…」キョロキョロ…


金剛 「…言い方が悪かったデース」


金剛 「元私達の提督は今の私達の提督の事が好きなんデース」


雷 「っえ!?あの怖い司令官を!?」


電 「はわわわっ!驚きなのです!?」///


提督(東) 「金剛ちゃーん!!言い直さなくていいからね!?」///


瑞鳳 「…あの、騒いでる所悪いんですけど…」


瑞鳳 「提督、見失いました…」


全員 「「…っえ」」


サァー…









提督 「(あんだけ騒いでればわかるよ…たくっ付いてきやがって)」ゴポポポポ… 小型ボンベを付けて水中に潜っている


提督 「(泳ぎはあまり得意じゃないから早めに出よう 今回のことは誰にも知られるわけにはいかないからな…絶対に!)」シャァァ… 足に取り付けられているブースターを使って水中の中を進んでいく








提督(東) 「どうしようどうしようどうしようどうしよう!!!!」

(((( ;゚д゚))))アワワワワ


金剛 「てっ提督落ち着くネ!?」


提督(東) 「私が話しを盛り上げてしまったから南を見失ってしまったわ!私はなんてことを!!」


雷 「別に盛り上がってなんかいないと思うのだけど?」


提督(東) 「ひどいっ!?」Σ(゚д゚lll)


瑞鳳 「…」ジッ… 雨が降る中、ジッと提督がいなくなった場所を見つめる


金剛 「…瑞鳳?なにを見てるデスか?」


瑞鳳 「…来た」


電 「っえ なにがですか?」 ブーン…


雷 「あれ なにか飛んできたわ」


提督(東) 「あれは…彩雲?」


瑞鳳 「よっと」ガシッ 彩雲を掴んで着陸させる


瑞鳳 「どうだった?」


彩雲 「向こうの方角に進んでます」


瑞鳳 「わかった ありがとね?」


彩雲 「どう致しまして!」


瑞鳳 「向こうの方角に進んでるみたいです 行きましょう」スッ


金剛 「…いつ飛ばしていたんデスか?」


瑞鳳 「金剛さん達が騒いでる時に飛ばしました」


提督(東) 「全然気が付かなかったわ…」


瑞鳳 「話しに夢中になっていたからではないでしょうか?」


雷 「だとしても弓を構えていたら普通気付かないかしら?」


電 「皆さん金剛さんを見ていたのです」



順番は横一列で 金剛(東提督) 雷 電 瑞鳳の順番で並んだいる


金剛 「たしかにこれだと瑞鳳が打っているかわからないネ」


提督(東) 「でもさすがに音はわかると思うわ 私は耳がいいから…」


瑞鳳 「…そろそろ行きませんか 提督の後を追いかけに」スゥ…


提督(東) 「…?」ピクッ


金剛 「そうするネー!早く行って提督の用事を見に行くデース!」


雷 「行くわよ!電」ザー…


電 「ま、待って欲しいのです!?」ザー…


瑞鳳 「駆逐艦が先行っては危ないですよ 陣形を崩さないで下さい」


金剛 「それでは行くデース!」


提督(東) 「…」


提督(東) 「(今…瑞鳳の感じが変わったような気がしたような…?)」


提督(東) 「(……気のせいかしら)」


ザー…













数時間後ー中部海域



提督 「…」ザー…


提督 「(ここに来るのも1ヶ月ぶりだな まっそれも当然か…この辺は敵だらけだからな 遠すぎるからあまり来れないのもあるから当たり前か)」


提督 「(しかしまだ雨止まないな 雲行きからして…まだ止みそうにないか)」チラッ


提督 「…あと少しで着くな」






提督(東) 「…もう5時間以上移動してるわよ?よく燃料持つわねあの機体」ザー…


金剛 「途中で燃料を補充してたネ」


雷 「小さい入れ物を懐から出して入れてたわね」


電 「入れてたのです」


瑞鳳 「…あっ提督が小さな孤島に止まりました」 サァー…


提督(東) 「あそこが目的地なのかしら?行ってみましょう!」


ザー…








中部海域ーとある孤島



サァー…


提督 「…」ザッザッザッ…


ザッザッザッ…




提督(東) 「…行った?」孤島から少し離れた海の上から南提督の様子を見ている


金剛 「行ったみたいデース」


電 「もう夜中なので司令官さんがよく見えないのです」


提督(東) 「足音は聞こえるけど姿が良く見えないとわからないものね」


瑞鳳 「提督は島の反対側に行ってるようですね うっすらと見えますが」ジー


雷 「行ってみるわよ!」








孤島の反対側(現在深夜)



ザー…


提督 「…」ザッザッザッ…




瑞鳳 「…かなり長いですね?」ザー… 静かに海の上を走って提督のあとを追いかけてる


金剛 「本当デース もう二十分は歩ってるネ」


提督(東) 「あの機体を使えば早く行けるはずよね?」


電 「でも使っていないのです」


雷 「…っあ 立ち止まったわ」




提督 「…」 サァー…


十字の形をした木 「」提督の目の前には十字形の形になった木の柱が地面に刺さっている


提督 「…」



雷 「…なにかしら?あれ…」岩陰に隠れて提督の様子を伺っている


電 「…お墓…でしょうか?」


提督(東) 「なんであんな所に?」


金剛 「あっ花を備えてるデース」


瑞鳳 「どこに隠し持っていたんですかね…」


金剛 「懐から出してたデス」


瑞鳳 「花が潰れると思うんですが…」



提督 「…」スッ 線香を懐から取り出す


コトッ… 石でできた線香入れに線香を入れる


提督 「…」スッ サーベルを二刀構える


ガキィンッ!!ジュウッ!!サーベル同士をぶつけて火花を飛ばして線香に火をつける


提督 「…」 サァー…




雷 「…」(○□○)


電 「…」(○□○)


金剛 「…ひっ火花で線香付けたデース…」

(゜Д゜)


提督(東) 「凄すぎるわ…」


瑞鳳 「よく雨降る中で付けられましたね 普通なら消えるはずなんですが」


金剛 「いや突っ込むところそこじゃないネ」




提督 「…」 サァー…


ザッザッザッ…



提督(東) 「あっ来た道を戻り始めたわ」


瑞鳳 「お墓に線香をあげ終えたからでしょうか?」


金剛 「おそらくそうネ!」


雷 「…ねぇ、あのお墓ってさっき聞いた潜水艦の伊19のお墓?」


瑞鳳 「多分そうだと思いますけど…」


提督(東) 「近づいて見てみる?」


金剛 「そうしてみるデース」


電 「でも勝手に見て平気なのでしょうか?司令官は見られたくなかったみたいですが」


提督(東) 「南はもう行ったみたいだし平気よ!」


金剛 「それじゃ行って見るデース!」


ザー…



瑞鳳 「…」


金剛 「瑞鳳 早く行くデース!」


瑞鳳 「…はい」ザー…ヨット


雷 「提督はもう居ないわよね?暗くて姿形見えないけど」ザッザッザッ…


電 「多分いないと思うのです」


提督(東) 「足音がしないから多分もうけっこう離れたんじゃないかしら?」


金剛 「多分行ったデース!」



瑞鳳 「…」雨降る海を眺めている サァー…


金剛 「…瑞鳳?さっきから海の方を見てどうしたネ?」


瑞鳳 「…いえ、なんでもないです」


金剛 「?」


瑞鳳 「(…この海域来るの久しぶりだな 【あの時以降来ることがなかったから…】)」ザッザッザッ…


提督(東) 「さて、誰のお墓か確かめるわよ」


金剛 「今更デスが罰が当たりそうデース…」


雷 「たしかに…ただ見るだけでも罰当たりそうね」


電 「最後に一礼すれば平気なのです!」


瑞鳳 「それで済めばいいですけど…」


金剛 「んー…これはなんて書いてあるんデスかね?」ジー 墓に書いてある文字を見てる



十字の形をした木 『ーーの墓 ーーはここに眠る』【ーー】の所は汚くなっていて読めない



提督(東) 「…読めないわ……」ジー…


雷 「しかし汚い字ね 誰が書いたのかしら?」


電 「…司令官さんの字でしょうか?」


瑞鳳 「…」


瑞鳳 「(書き方が荒々しい…泣きながら書いたのかな?提督の字は書類で見たけどこんなに汚くなかったはず…)」


瑞鳳 「(それに漢字で書いてるようには見えない…平仮名かな?)」


提督(東) 「…なんかこの一ーの墓の最後の文字 平仮名の【い】に見えない?」


金剛 「言われてみれば…」


雷 「見えるわね?」


電 「伊19さんの【い】でしょうか?」


提督(東) 「平仮名で書くかしら?普通は漢字で書くと思うのだけど」


金剛 「しかも最初が【い】ならまだわかりますけど【最後にい】を書くのはおかしいデース」


瑞鳳 「(下の方にい?伊19のお墓じゃないの?それじゃ…このお墓は一体誰の?)」



提督 「おい お前ら」


全員 「「っ!!!?」」ビクッ!!


提督 「さっき巻いたと思ったんだ…こんな所でなにをやってんだ?」ザッザッザッ


雷 「しっ司令官!?えっえぇと…」アワワワ


電 「それは…」アタフタ


提督 「早く正直に答えろっ!!」ギロッ


雷&電 「「ひぃっ!!!?」」ビクッ!!


金剛 「まずい状況デース…元提督どうしますか?」ヒソヒソ


提督(東) 「まさか戻ってくるとは思わなかったわね しかも付いて来てた事もバレてるし…」ヒソヒソ


瑞鳳 「言い訳しようがありませんね」


提督 「東 なんでお前はここにいる?今日はパーティーするんじゃなかったのか?」


提督(東) 「あなたが来れないって言うから明日に変えたのよ 明日なら貴方も出れるでしょ?」


提督 「…まぁ、出れると言えば出れるけど…まぁそれはいい」


提督 「なぜお前はここにいる?何の用でここに来た?正直に答えろ」


提督(東) 「そっそれは…」


提督 「金剛、瑞鳳 なぜお前らも来てるかを言え 正直にな!」


金剛 「えぇと、それはデスね…」ダラダラ…


瑞鳳 「提督がどこに行くかを確かめに来ました」


全員 「「瑞鳳(さん)!?」」


瑞鳳 「(下手に嘘つくとバレるから素直に言った方がいいかも知れませんね 嘘ついてよけいに怒られるのもいやですし)」


提督 「なぜ確かめる必要があった?人がどこ行こうが勝手だろ」


瑞鳳 「提督がパーティーに参加しなかった理由を答えなかったのでそれを確かめる為に来ました」


提督 「別に答えなくてもいいと思うが いちいち言う必要あるのか?」


瑞鳳 「せっかくの東提督の誘いを断ったのでそこまでの理由を確かめたかったんです」


提督 「…なるほど 理由としては成り立ってるな?理由としてはな」


提督 「てことは最初の提案者は東か?」


提督(東) 「っ!!!?」ビクッ!!


瑞鳳 「いいえ違います 提案者は私です」


提督(東) 「…っえ?」


提督 「お前が?なんでお前が提案したんだ 東ならまだしもお前にとってはどうでもいい事だろ?」


瑞鳳 「私自身も気になったからです」


瑞鳳 「さっきと同様、提督が断るほどの理由がどういうものかを調べたかったんです」


瑞鳳 「私や東提督だけではなく金剛さんや雷、電も気になったので皆で提督の後を付いていくことを私が提案したんです」


瑞鳳 「勝手な真似をして申し訳ありません 叱られる覚悟の上で行ったので叱るなら鎮守府に戻った時に受けますので今は抑えていてください」


金剛 「…瑞鳳……」


提督(東) 「ずいほう…(私のために庇って…)」


提督 「……お前 それで隠せたつもりか?」


瑞鳳 「っ!?」ギクッ!!


提督 「頼まれてやった…って訳じゃなさそうな?だけど、いちいち人を庇う必要はないと思うぞ?瑞鳳」


瑞鳳 「ーっ…」ダラダラ…



金剛 「なんでわかったんデスか!?瑞鳳が嘘をついていた事を!?」ヒソヒソ


提督(東) 「わからないわよ!?瑞鳳の喋り方は完璧だったはずなのになんで南はわかったのか私が聞きたいわよ!」ヒソヒソ


雷&電 「「…?」」東提督が提案者だとは知らない


提督 「おい東!」


提督(東) 「はいっ!!!?」ビクッ!!


提督 「お前だよな?俺の後を追いかけるって言った奴わよぉ」


提督(東) 「いやっあの…それは?」ダラダラ…


提督 「…」ギロッ


提督(東) 「…ごめんなさい 私が提案しました」


提督 「素直でいい」


提督 「今回の事は見なかったことにしてくれれば許す いいな?」


電&雷 「「…」」


金剛&提督(東) 「「…」」


瑞鳳 「…わかりました でも、一つだけ聞かせてくれませんか?」


提督 「なんだ?」


瑞鳳 「ここに立っているお墓は誰のお墓なんですか?」


提督 「さっそく聞くか…」


瑞鳳 「…教えてくれませんか?」


提督 「…誰の墓でもいいだろ?お前が気にするようなことじゃない」


瑞鳳 「…そうですか わかりました」


提督 「ついでだからお前達も線香あげてやってくれ ここまで来たんだからそれぐらいは頼む」ガサゴソ…スッ 雨に濡れないよう線香を懐から取り出して渡す


金剛 「わかったデース」スッ


電 「でも火がないのです どうやって付けるのですか?」


雷 「たしかに…さっき司令官が付けたやり方は無理ね」


提督(東) 「私ライター持ってるわよ?」ゴソゴソ…スッ ポケットからライターを取り出す


瑞鳳 「…東提督ってタバコ吸うんですか?ライター持ってるということは」


提督(東) 「んーん 吸わないわよ?ただ何かあった時用に持ち歩いてるの」カチッボッ…


提督 「俺も一瞬吸ってるのかと思ったよ 吸わなそうに見えたから」 ハイ イナズマ


提督(東) 「タバコって煙っぽいから嫌いなのよ 南は吸ってるの?」 アリガトウナノデス


提督 「あいにくだが俺もタバコは嫌いでね タバコと酒は吸わない飲まないようにしてるんだ」 ツギイカズチノカシテ オネガイスルワ


瑞鳳 「っえ お酒もですか?」 ボー…


提督 「あぁ どうも酒は苦手でな?酒を飲むと…悪い癖が出てくるんだ」 ハイ アリガトウ


瑞鳳 「悪い癖…?」 コンゴウチャンオセンコウカシテ ハイデース


提督 「…まぁそれはいいとして」 ボー…


提督 「鎮守府に帰ったらすぐに風呂入れよ?今もまだ雨降ってるんだから風引かないようにしろよ」 サァー… ハイコンゴウチャン アリガトデース


瑞鳳 「言われなくても入ります びちょびちょなまま寝たくありません…」


電&雷&金剛 「「…」」 線香をあげて拝んでる


提督(東) 「瑞鳳 お線香貸して?」


瑞鳳 「あっはい すみません」スッ


提督 「東 お前も南我原で風呂入っていけ それで金剛の部屋で泊まっていけ」


提督(東) 「っえ いいの?」ボー…


提督 「今の時間から東我原まで帰ったら昼になるぞ?南我原なら朝ぐらいに着くから今日は泊まっていけ」 ハイ ズホチャン ソノヨビカタヤメテクダサイ


提督(東) 「…それじゃ、お言葉に甘えさせてもらおうかしら?」ボー…


提督 「おう!金剛 今日お前の部屋に東を泊めてやってくれ いいな?」 タッタッタッ…


金剛 「わかったデース!」


瑞鳳&提督(東) 「「…」」 線香をあげて拝んでる


提督 「…よし みんなあげ終わったな?それじゃ帰るか」


全員 「「はい(わかったネー)!」」 サァー…













朝方ー南我原鎮守府出航口



ザー…バシャバシャッ


提督(東) 「着いたー!」ヨット


瑞鳳 「もう朝日が見えます 早いですね」


金剛 「疲れたデース…」


電 「早くお風呂に入りたいのです…」ビチャァ…


雷 「ほんとね…」


提督 「みんな長距離走行ご苦労だったな 風呂に入って早めに休んでくれ」


雷 「わかったわ!それじゃ司令官 ちょっと入ってきまーす!」


電 「入ってくるのです」


金剛 「私も入ってくるネー!」


瑞鳳 「では、私も入ってきます」


提督 「ゆっくり入ってこいよ?」


ハーイ!


タッタッタッ…



提督 「…さてと、それじゃ俺たちも行くか」


提督(東) 「えっえぇ…」///


提督 「? どうした?顔赤くして」


提督(東) 「いっいぇ、なんでもないわ 気にしないで…」///


提督 「?」


提督(東) 「(改めて南と二人っきりになって恥ずかしくなったなんて言えない…)」///


提督(東) 「(しかも制服びちょびちょの姿を見られてるからよけいに恥ずかしい…べつに透けてるわけじゃないのに)」///


提督 「…東 ちょっとでこ出せ」スッ


提督(東) 「…っえ?」スッ 情景反射でおでこを向ける


コツンッ


提督(東) 「〜〜〜っ!!!!!?」///カァァ!! 顔を近づけられデコピタされる


提督 「うーん…熱はないみたいだな?長い時間雨に当たってたから風邪引いたんじゃないかと思ったんだが」


提督(東) 「(かっかお近い!?南顔近いっ!!!?)」///ドキドキドキドキッッッ!!!!!!


提督 「っん?なんか熱が上がってきてるような…」


提督(東) 「…っは」///


提督(東) 「離れなさいっ南!!!!」ブンッ!!!!


ドスゥッ!!!!


提督 「おぼぅおっ!!!!」グハァ!!腹に東の拳がもろ入る


提督(東) 「っは!?ごっごめんなさい南!大丈夫!?」(๑º口º๑;;)アワワワ


提督 「ーっ…そっ速度型装甲だから、防御がないからもろ食らった……」プルプル…


提督(東) 「ごめんね!?私そういうつもりでやったんじゃ…」


提督 「じゃあどういうつもりでやったんだよっ……」ォォォ…


提督(東) 「そっそれは…」


提督 「…まぁいい 俺もいきなりデコピタしたのが悪いからな」イテテ…スクッ


提督(東) 「(あっ理由わかってたんだ…)」


提督 「昔熱っぽい艦娘が居た時にデコピタやったらめちゃくちゃ攻撃されたからな やっぱり手でやった方がいいのかな?」


提督(東) 「…なんででこでするの?」


提督 「手で測るよりでこで測った方がわかりやすいんだ 直に熱を感じ取ることが出来るからな」


提督 「…まっその後攻撃されるけどな」(´Д`)ハァ…


提督(東) 「次から手でやれば?そうすればやられることないと思うわよ」


提督 「そうするか 毎回攻撃されるのもたまらん」


提督 「…っと いつまでもここに立ってないで俺の部屋に行くか」


提督(東) 「えぇ 早くお風呂に入って髪を洗いたいわ 潮風に当たったりしてガサガサよ」


提督 「俺の部屋の場所は知ってるよな?先に行っててくれ」


提督(東) 「南は?」


提督 「俺は自分の換装を置いてから行くから先に行っててくれ」タッタッタッ…


提督(東) 「わかったわ」


提督 「あぁそうそう 着替えだけど俺の部屋にクローゼットがあるから、その下に引き出しがある その引き出しの中は女物が入ってるからそれを使ってくれ」


提督(東) 「…なんで女物の着替えがあるの?あなた男よね?…まさか、あなたそういう趣味が!?」(゚д゚)


提督 「あいにくだが俺にそんな趣味はない」


提督(東) 「じゃあなんで女物の服や下着を持ってるの?」


提督 「昔俺の鎮守府に呼んでもいないのにいきなり泊まりに来る奴が居たんだ なんも準備もしないでな」


提督(東) 「…女?」


提督 「あぁ その度に着替えがない着替えがないって言うからその癖がまだ残っていつも用意してあるんだ 泊まりに来るなら準備ぐらいして欲しいよ…」

(´Д`)ハァ…


提督(東) 「…それは返してもらうの?」


提督 「そのままやるわ 返されても困る」


提督(東) 「…そう?」


提督 「好きなの選んで着ていいぞ その服とかやるから それじゃ俺は換装を置きに行ってくる」タッタッタッ…


提督(東) 「…」


提督(東) 「一瞬でも南が変態だと思った私はばかね 南まじめだったわ」













工房



タッタッタッ…


提督 「…」タッタッタッ…


提督 「(あの時ちゃんと巻いたと思ったんだけどなぁ どうやって付いてきたんだ?)」


提督 「(少しの間だけだが潜って進んだから俺の姿は見失ったはず…なのにどうやって?)」ウーン


…テイトク?


提督 「っん?」


妖精 「…今帰宅ですか?」


提督 「あぁそうだが…出かけてたの知ってたのか?」


妖精 「皆いなかったので…」


提督 「あぁ…なるほど」


妖精 「提督びちょびちょだけど外雨降ってるの?」


提督 「かなり降ってるな 今日は鎮守府で大人しくしてた方が良さそうだな」


妖精 「わかりました 今日はおとなしくしてます」


提督 「そうするといい それじゃ、俺は換装を置いて風呂に入るから今日も自由にしてていいぞ?」


妖精 「また自由でいいんですか?」


提督 「別にいいよ なにか作りたければ何でも作っていいし、休みたければ休んでいい 好きなことしてていいぞ?」


妖精 「わかりました」


提督 「それじゃ俺は行くよ」タッタッタッ…


妖精 「はい!」













提督の部屋ーお風呂場



提督(東) 「~♪」シャー…


提督(東) 「雨で濡れてたからシャワーが気持ち良く感じるわね?南がいい人でほんと良かったわ!」シャー…


提督(東) 「…それにしても、南は男なのにシャンプーの種類多いわね?男って普通は一つじゃないのかしら?」周りには数々のシャンプー、リンス、コンディショナー、ボディーソープが並んでる


提督(東) 「…南って何のシャンプーが好きなのかしら?」キュッ


提督(東) 「アカツバキにシロツバキにその他物々…どれが好きなんだろう?」

(-_- )ウーン…


提督(東) 「…アカツバキにしてみよっと!」スコッスコッスコッ…








提督の部屋



提督 「…女の風呂って長いなぁ?ま、知ってたけど」ハァ… 椅子に座って東が上がるのを待ってる


提督 「風呂は時間かけて入った方が疲れがとれるから時間かかるのは仕方ないか」


提督 「…だが、東が上がるまで暇だな どうするか…」ウーン…



ミナミアガッタワヨー


ガチャッ


提督 「っん?上がったか…って!?」///


提督(東) 「? どうかしたの?」タッタッタッ… タオル1枚巻いた状態で出てくる


提督 「おっおま!?ちゃんと服を着てから上がれよ!!」///


提督(東) 「っえ?…っ!?」///カァァッ!!


提督(東) 「(そうだ!ここ南の鎮守府だったんだ!?ついいつもの癖で…)」///バッ!!


提督 「早く着替えてこい 着替えは持ってってるんだろ?」///フイッ


提督(東) 「ごっごめんなさい 私いつも上がって部屋に戻ってから服を着る癖があって、その…」///


提督 「…持ってってないと?」


提督(東) 「…うん」///


提督 「…」


提督(東) 「…」///


提督 「…とっとりあえず、俺は目をつぶってるからさっさと着替えを取って風呂場で着替えてくれ?目のやり場に困る」///


提督(東) 「わ、わかったわ」///


タッタッタッ…スーッ クローゼットのタンス部分を開ける



提督 「…まったく」 ゴソゴソ…


提督(東) 「それじゃ着替えてくるわね」タッタッタッ…


提督 「あぁ 早めに頼むぞ?」


提督(東) 「わかったわ」ガチャッ


パタンッ



提督 「…はぁ」


提督「(まさかタオル一枚で上がってくるとは思わなかったな しかも東はなかなかの体系だからちょっと…)」///


提督 「って、俺はなにを考えてるんだ たかが東のタオル一枚姿を見ただけで…俺は馬鹿か?」


提督 「…もう考えないようにしよう 考えてるとおかしくなりそうだ…」ハァ…


ガチャッ


提督(東) 「お待たせ南 着替え終わったわ」


提督 「出たか?それじゃ入るとするかな」スクッ タッタッタッ…


フワ~…


提督 「…っん?」スンスンッ


提督(東) 「? どうしたの?南」


提督 「…東 シャンプーアカツバキを使ったか?」


提督(東) 「っえ?うん アカツバキを使ったけど…いけなかった?」


提督 「いや、俺の好きなシャンプーの香りがしたから使ったのかなって思っただけだ 使っちゃいけなかったわけじゃない」


提督(東) 「…そう?」


提督 「あぁ!今お前の髪 すごく良い香りしてるぞ!」ニコッ


提督(東) 「っ!?」///ドキッ!!


提督 「それじゃ俺は入ってくるから金剛の部屋に行って寝かせてもらえよ?」ガチャッ


パタンッ…



提督(東) 「…」///


提督(東) 「南って…笑うんだ?初めてみた……」///


提督(東) 「…シャンプー、次からアカツバキにしよう!」


提督(東) 「…ふぁっ!んんっ…」

(_ _).oO お風呂に入ってさっぱりして急激に眠気が襲ってくる


提督(東) 「…眠くなってきたわね?早く金剛ちゃんの部屋に行って…」ウトウト…


提督(東) 「…もうここでいいか?」タッタッタッ…ポスッ 急激の睡魔に襲われて思考回路が疎かになる


提督(東) 「おやすみなさ~い…」パサッ


提督(東) 「すぅ…すぅ…」








数十分後…



ガチャッ


提督 「…ふぅ いい湯だったな」タッタッタッ…パタンッ


提督 「昨日は夜寝てないから早く寝ないとな 体力が保たない」タッタッタッ…ポスッ


提督 「…ふぁっ!んん…」ムニャムニャ…


提督 「…早く寝て起きれるようするか?」ゴソゴソ…パサッ


提督 「おやすみなさい…」













お昼頃ー提督の部屋



コンコン テイトクイマスカ?


シーン…


…ヘンジガアリマセンネ


ソウデスネ ズイホウヤコンゴウサンノヘヤニモイキマシタガミナサンネテイマシタ


テコトハココノテイトクモネテイルノデハナイデショウカ?


カモシレマセン…デスガ、アトシラベテイナイトトコロハココダケデスカラ


ホカノトコロニイッテルッテカノウセイモアリマスヨ?


ソレハナイデショウ テイトクハココノテイトクニホレテイタンデスカラ


ソノカイシャクハドコカラデクルンデスカ…


…テイトク ハイリマスヨ? ガチャッ



加賀 「失礼しま…」ギィィ…



提督 「すぅ…すぅ…」東を抱きながら寝てる


提督(東) 「すぅ…すぅ……」南の胸辺りに抱かれながら寝てる



加賀 「…」


赤城 「…あの、加賀さん?どうしましたか ドアの前で立ち止まって?」加賀の後ろにいるため提督達の姿が見えない


加賀 「…赤城さんにはまだ早いです 帰りましょう」


赤城 「っえ 早いって何がですか?てか、中を見せてください」


加賀 「ダメです 赤城さんにはまだ早いです」


赤城 「早いって何ですか!?何が早いんですか!?とにかく見せて下さい!!」グイッ!!


加賀 「あっ!?見てはいけません!」


赤城 「…っえ?」



提督 「すぅ…すぅ…」


提督(東) 「すぅ…すぅ…」



赤城 「………」


赤城 「」/// ボンッ!!!!


加賀 「だから早いと言ったのに…」


赤城 「っえ?っえ、え!?あっあの加賀さん?あの二人は…なにをしているのですか?」///カァァ…


加賀 「赤城さんにはまだ早いので言えません」


赤城 「まっまさかとは思いますけど…提督はここの提督と…」///


赤城 「」///ボンッ!!!!!!


加賀 「…何を思っていたのですか?」


赤城 「はっハレンチです!加賀さん早く行きましょう!私達は何も見なかった!良いですね!?」///


加賀 「見なかったことにしておかないといろいろとまずいかと思います それと赤城さんには早いと言ったではないですか?そんなに顔を赤くさせて…」ハァ…


赤城 「だ、だって!まさかこういう状況になってるとは思わなかったんですよ!?」///


加賀 「だから駄目だと言ったんではないですか…」


赤城 「たったしかにそうですけど…」///


提督 「うるせぇな?誰だよここで騒いでる奴は!」(▪ДЙ⊂)


加賀&赤城 「「っ!?」」ビクッ!!


提督 「…加賀と赤城?そこでなにやってんだ」ムニュッ


加賀&赤城 「…」・「っ!!!?」///


提督 「っん?なんか手にやわっこい感触が…」


提督(東) 「すぅ…すぅ…」ムニュ… 提督の手が東提督の胸に触れている


提督 「…」


提督 「っ!!!? なっなんで東が俺のベッドに!?」///ガバッ!! すぐさま東提督の胸から手を離してベッドから飛び上がる


赤城 「あっあの…私たち、なにも見ていませんよ?ほんとになにも見ていませんよ?」///アセアセ


加賀 「邪魔をして申しわけありません この事は内密にするのでご安心を」


提督 「まて!?これは誤解だ!今のも事故だから!?」


加賀 「大丈夫です 私達は何も見ていませんので」


提督 「だから違うっ!?」


赤城 「かっ加賀さん早く行きましょう!二人の邪魔をしてはいけません!?」///


加賀 「そうですね?それでは私達は行きます お楽しみ中邪魔して申し訳ありませんでした では」ギィィ…パタンッ


提督 「待てぇ!?本当に誤解だ!待ってくれぇぇっっ!!!!」タッタッタッ!!…








提督説明中…(提督室)



提督 「…というわけだから本当に誤解なんだ 信じてくれ」


加賀 「信じ難いですね」


赤城 「同じく信じ難いです」


提督 「まぁそう言われるのが普通だよな?」ハァ…


加賀 「本当になにもしていないのですか?」


提督 「してないよ てか、起きた時に東が俺の隣で寝てるのを気付いたんだからしようと思っても出来ないだろ?」


赤城 「寝る前に気付いていたら何かしていたんですか?」


提督 「してない!寝込みを襲うような真似は絶対したくない!」


加賀 「起きてたら襲っていたのですか?」


提督 「襲わない!!」



コンコン


ズイホウデス ナカニハイッテモヨロシイデショウカ?


提督 「あぁ 入っていいぞ」


ガチャッ


瑞鳳 「おはようございます提督 なにやらずいぶんと騒がしいですが何かあったんですか?」


提督 「この前と一緒だ…また誤解されてる」(;´Д`)ハァ…


瑞鳳 「…誤解?」


加賀 「実は私達の提督が昨日こちらに遊びに行ってくると言って いくら経っても帰ってこなかったので先程確かめに来たんです」


赤城 「そしたら提督と南提督さんが一緒に寝ているのを目撃して、夜あーんな事やこーんな事をしていたのではないかと疑っているんです」


加賀 「赤城さん あーんな事やこーんな事ではわかりません もっとわかりやすく言った方が良いかと…」


提督 「言わなくていいから!!てかしてないって言ってるだろ!?」


瑞鳳 「…また東提督さんと一緒に寝ていたのですか?」


加賀 「…っえ?」


赤城 「また…?」


提督 「あぁ 俺の知らないうちにまた入ってきたのかもしれないが朝起きたら寝てたんだ」


加賀 「それで提督の胸を触っていましたよね?」


瑞鳳 「っえ!?」


提督 「だからあれは事故なんだって!触りたくて触ったわけじゃないから!?」


赤城 「でも柔らかかったんですよね?」


提督 「そっそりゃあ 柔らかかったけど…ってだから!!俺は触りたくて触ったわけじゃないって言ってるだろ!?」


加賀 「ムキになると信じ難くなってきます」


提督 「何回言っても信じてくれないからだろ!」


瑞鳳 「…昨日の夜 提督は私や金剛さん達と外に出ていました」


加賀 「…夜にですか?」


提督 「あぁ 用事があったから出てたんだ それ以上は聞くな」


赤城 「昨日の夜ってたしかパーティーする予定の日でしたよね?今日の夜に延期しましたけど…」


加賀 「そうです 本来なら昨日の夜パーティーをしていました…ですが、提督が明日に延期すると言って昨日はやらなかったんです」


赤城 「南提督さん 昨日の夜は何をしていたのですか?」


提督 「今聞くなって言ったよな?」


赤城 「…まさか!?野外6pっむぐ!?」


加賀 「赤城さん さすがにそれは言い過ぎです 少し黙りましょう」赤城の口を塞いで喋らせないようする


赤城 「…ふぁい」


提督 「…」


瑞鳳 「夜は一緒に外出ていたので提督は何もしていませんよ」


加賀 「ほんとですか?」


瑞鳳 「はい ほんとです」


加賀 「…」(¬_¬)


提督 「何もしてないからな?」


加賀 「…わかりました 信じ難いが信じるとしましょう」


提督 「それは信じてるのか?いやいや信じてる感じがするんだが」


加賀 「自意識過剰ですね 南提督」


提督 「なんでだよ」



ガチャッ


提督(東) 「おはよー…」(。ρω-。)タッタッタッ…パタンッ


加賀 「提督 おはようございます」


赤城 「おはようございます 提督」


提督(東) 「あれ?加賀ちゃんに赤城ちゃん なんでここにいるの?」


加賀 「昨日提督が帰ってこなかったので先程様子を見に来ました」


提督(東) 「あっ…ごめんなさい 連絡し忘れていたわ」


赤城 「ほんとですよ?パーティーは中止になるし 提督が帰ってこないから夜遅くまで起きていて大変だったんですよ?」


提督(東) 「パーティーは今日の夜だから…っね?」


赤城 「沢山材料お願いします」


提督(東) 「わかっているわ!そこは安心して?」


加賀 「早く食べたいです」(・﹃・)


赤城 「同じく」(・﹃・)


提督(東) 「もちろん南も…来るわよね?」///モジモジ…チラッ


提督 「あまりざわ事は好きじゃないが…一度断ってるからな 参加するよ」


提督(東) 「やったーっ!!!!!!」

❀.(*´▽`*)❀.


瑞鳳 「良かったですね東提督さん!」


提督(東) 「えぇっ!!」


提督 「…それと、東に聞きたい事があるんだが?」


提督(東) 「なにかしら?」


提督 「なんで俺の部屋で寝てたんだ?てかいつ来た?」


提督(東) 「っえ?そういえば…ここ南の部屋ね?なんで私南の部屋で寝ていたのかしら?」


提督 「こっちが聞きたいよ お前のせいで誤解されたんだからな」


提督(東) 「…誤解?」


赤城 「昨日提督が南提督といちゃっむぐ!?」


加賀 「赤城さん 今話していい事と悪いことがあります 黙ることを言い渡します」


赤城 「…ふぁい」


提督(東) 「いちゃ…なに?」


瑞鳳 「聞かない事をお勧めします」


提督(東) 「?」


提督 「まぁとにかく 次からは俺ん所で寝ないでくれよ?わかったな」


提督(東) 「…」


提督 「…東?」



ガァンッ!!!!


提督 「うごぉっ!!!?」加賀と赤城に後頭部を拳で殴られる


加賀 「南提督 それでは私たちの提督を嫌ってるみたいな言い方になりますよ?」


赤城 「もっと言葉を変えた方がいいですよ?」


提督 「~っ!!!! 別にそういう意味で言ったわけじゃないんだが?」イテテテ…


加賀 「ではどういう意味で言ったんですか?わかりやすく説明してください」


提督 「また誤解されたくないから俺ん所で寝ないでくれって言ったんだ 嫌ってる意味で言ったわけじゃない…」オーイテ…


提督(東) 「そっそうだったの?それなら良かった…」ホッ…


提督 「…」



コンコンッ


提督 「っん?今度は誰だ」


ヲ!ハイルゾ?


提督 「っ!? 待て!今入るな!!」


ガチャッ…


ヲ級(味方) 「…っえ?」


加賀 「…」


赤城 「…」


提督(東) 「…」


瑞鳳 「…深海艦隊?」


ヲ級(味方) 「…えっと、今…かなりまずいような?」タラー…


提督(東) 「加賀 赤城!狙いを定めて!!」


加賀&赤城 「「了解!」」ギリリッ!!


ヲ級 「ヲっ!?」ビクッ!!


提督(東) 「射て…」


提督 「まて打つな!そいつは大丈夫だ!」


東たち 「「…っえ?」」



提督 「悪い 大丈夫か?」タッタッタッ…


ヲ級 「あっ危なかった…助かった ありがとう」


提督 「別に礼はいい それよりどうしたんだ?てかよく俺がここの提督をやってるってわかったな」


ヲ級 「教えてもらったんだ」


提督 「誰からだ?」


ヲ級 「本部に居る上官って奴から教えてもらった だからわかったんだ」


提督 「(あいつは敵になに教えてるんだ!?)」


加賀 「…えっと 倒さなくて…平気なのでしょうか?」 ソレヨリコノマエオマエガキイテキタジョウホウヲモッテキタ


赤城 「多分…ですけど?」 ナニカワカッタコトハアルノカ?


提督(東) 「…なんか仲いいわね?あの二人」ムスッ スクナイケドイキテルッテジョウホウヲエタ


加賀&赤城 「「そこですか!?」」 ホントウカ!?


瑞鳳 「…おそらくあのヲ級は昔提督が助けた敵艦隊だと思います」 タダ…ジョウホウガアマリニモスクナスギテゼッタイニイキテルカハワカラナイ


提督(東) 「っえ そうなの?」 …テコトハマタワカラズジマイッテコトカ…


瑞鳳 「多分ですけど…」 ゴメン スコシデモジョウホウガテニハイッタカラシラセニキタンダケド…メイワクダッタナ?


加賀 「それで仲がいいんですか?」 イヤッソンナコトナイヨ スコシデモジョウホウヲモッテキテクレテアリガトナ?ヲキュウ


赤城 「敵艦隊と仲良くして平気なのでしょうか?」 ツギハモットクワシイコトガワカッタラマタクル


瑞鳳 「上官は知ってるみたいなのでいくらかは平気かと思いますが…」 ジョウホウヲモッテキテクレルノハアリガタイケドツギハバレナイヨウニキテクレヨ?


提督(東) 「許可してるんだ…敵艦隊と仲良くするの」 ワカッタ ソレジャワタシハカエルカラオマエモガンバレヨ?


瑞鳳 「許可はしてないと思いますよ?ただ知ってるだけであって…」 オウ!アリガトナ


パタンッ


提督 「…」


瑞鳳 「…帰ったんですか?」


提督 「あぁ 帰ったよ?驚かせてすまないな」


提督(東) 「大丈夫よ 気にしないで」


提督 「…てか、今何時だ?」


赤城 「もうお昼過ぎです!提督の手料理食べさせてください!」(灬º﹃º灬)♡


加賀 「同じく食べたいです」(º﹃º)


提督 「お前らなぁ…」ハァ…


提督(東) 「私も食べてみたいわ 南の手料理!」


提督 「…嫌いな食べ物とかってあるか?」


赤城 「特にありません!」


加賀 「同じくありません」


提督(東) 「私もないかな?基本なんでも食べるわ!」


提督 「瑞鳳もなかったよな?」


瑞鳳 「はい 特にありません」


提督 「それじゃ適当になんか作って食べるか?」


赤城 「わーい!!!!」ワァ─ヽ(*゚∀゚*)ノ─イ


加賀 「また提督の手料理…」(º﹃º)ダラー…


提督(東) 「私は初めてだから楽しみね!」


提督 「別に普通だからな 楽しみにしてても得しないぞ?」


提督(東) 「でも加賀ちゃんと赤城ちゃんは私の料理より美味しいって言ってたんだからさぞかし美味しいんでしょ?楽しみにしてるわよ!」


提督 「…まぁ、期待に答えられるよう作るよ」


提督(東) 「わーいっ!!!!」ワァ─ヽ(*゚∀゚*)ノ─イ


瑞鳳 「では食堂に行きましょうか?」


二人 「「はーい!!」」

加賀 「わかりました」

提督 「おう」


タッタッタッ…








食堂



提督 「それじゃお前らは椅子に座って待っててくれ 今から作るから」タッタッタッ…


瑞鳳 「わかりました」タッタッタッ…ストンッ


赤城 「まだかな?まだかな?まだかなぁ!?」o(゚∇゚*o)(o*゚∇゚)o~♪


加賀 「早く食べたいですね」ググゥ~…


提督(東) 「加賀ちゃん 女の子がお腹の虫を鳴らすのは恥ずかしいことよ」


加賀 「申し訳ありません 勝手に鳴ってしまって」


瑞鳳 「まぁ…自分の意思とは関係なく鳴りますからね?仕方ないありません」


赤城 「南提督ー!!ご飯はまだですか!?」(º﹃º)


提督 「まだ作り始めたばかりだから出来るわけないだろ!」ジュー…


加賀 「もうお腹減り過ぎて死にそうです」ググゥ~…


提督(東) 「加賀ちゃん?」


加賀 「申し訳ありません」


提督 「安心しろ 人間は一週間食べなくても生きてられるから」トントントントン…


赤城 「私達は死んでしまいます!?」

(´;Д;`)


提督 「なんでだよ…」ジュー…


瑞鳳 「…あっそうだ」


瑞鳳 「提督 金剛さん達の分もお願いします」


提督 「わかってる 後で食べるかもしれないからな?三人分多く作っとくよ」カチッ グツグツ…


瑞鳳 「お願いします」


提督(東) 「南なにを作ってるの?」


提督 「肉じゃがとわかめの味噌汁と玉子焼きと鮭の塩焼きとひじきだ」グツグツ…


赤城 「私は皆さんの十倍でお願いします!!」


加賀 「私は二十倍でお願いします」


赤城 「あっずるいです加賀さん!では私も二十倍でお願いします」


提督(東) 「あなたたち…さすがに他鎮守府なんだから遠慮しなさいよ?」ハァ…


提督 「別にいいよ ひじきだけ二十倍にするから」グツグツ…


赤城 「なんでひじきだけなんですか!?」


提督 「俺の好物がひじきだから」グツグツ…


加賀 「全部二十倍がいいです」


提督 「やめてくれ お前らのせいで食材の消費が激しいんだぞ?」トントントントン…


加賀 「…」(´・ω・`)ショボーン…


赤城 「…じゃあ、ひじきだけ二十倍でいいです」(´・ω・`)


瑞鳳 「するんですか!?」


赤城 「ひじきだけでも多くなるなら…」


加賀 「私もお願いします」


提督 「あいよ」ザー…


提督(東) 「…ごめんね?南」


提督 「構わないよ 食材がなくなれば上官に言えば送ってくれるし」グツグツ…


提督(東) 「送ってもらえるの!?」


提督 「多分俺だけだと思う 他の奴には送らないと思うぞ?」カチッパカッ…


加賀 「なぜ南提督だけには送るのですか?」


提督 「脅せば送ってくれるだろう?」カチャカチャ…


全員 「「…」」


瑞鳳 「…脅すんですか?」


提督 「あぁ 脅す」カタッ タッタッタッ…


提督 「出来たぞ」カタンッ 料理をテーブルに並べる


赤城 「南提督!!ひじきが二十倍になっていません!!」カタッ


提督 「このおわんに二十倍も入れられるわけないだろ?おかわりで持ってきてくれ」カタッ


加賀 「いい匂いです 今日のご飯もさぞかし美味しいのでしょう!」カタッ


提督 「普通だからな そんな特別な物なんて入れてないからな?」カタッ


提督(東) 「でも本当にいい香りよ?特にひじきなんて凄く美味しそう!」


提督 「ひじきは俺の得意料理だからな ひじきだけは自信あるんだ」ヨイショット カタッ


瑞鳳 「…提督 この玉子焼きって…」


提督 「安心しろ お前の高級卵は使ってないから」


瑞鳳 「そうですか?ならいいですけど」


提督 「それじゃ いただきます」


全員 「「いただきます」」









数十分後…(昼食スキップ)



全員 「「ごちそうさまでした」」


提督 「片付けは俺がやっとくから皆は好きなことしてていいぞ?」カチャカチャッ タッタッタッ… 食器を集めて流しに持っていく


赤城 「はーい!」


加賀 「それにしても本当に南提督のご飯は美味しいですね?毎日食べても飽きなさそうです」


提督 「お政治言っても何も出ないぞ?」ジャーカチャカチャ…


提督(東) 「お政治じゃないわよ?本当に美味しかったわ!ありがとね南」


提督 「どういたしまして」カチャカチャ…


瑞鳳 「提督 この後の活動は?」


提督 「特になし 自由にしてていいよ」カチャカチャ…


瑞鳳 「わかりました」


加賀 「提督 私達はどうしますか?」


提督(東) 「今日はパーティーの準備があるから出撃や遠征はオフにするわ」


加賀 「わかりました」



プルルルル…プルルルル…


提督 「んっ電話か」キュッ フキフキ…


提督 「…」スッ 携帯を懐から取り出す


着信:馬鹿


提督 「…あいつか」ピッ


提督 「もしもし」


上官 『やっと起きたか?朝から何回も電話してるのに出ないから困ってたぞ』


提督 「すまないな 昨日はちょっと用事があって帰ってきたのが朝方だったんだ それで要件はなんだ?」


上官 『休み三日間とって必要な物は大体揃ったか?』


提督 「あぁ 今のところは大丈夫そうだ お前が送ってくれた資源や妖精が居るからなんとかなるだろ」


上官 『そうか なら良いんだが』


提督 「…まだなんかあるのか?今日の夜は用事があるから何かあるなら早く済ませたい」


上官 『ん、そうか?なら今日はやめといた方がいいかのう』


提督 「…出撃か?」


上官 『そうじゃ だけど夜用事があるのなら仕方ない 日を改めた方がよさそうじゃな』


提督 「どこまで行くんだ?北方海域ぐらいまでなら今日出るけど」


上官 『南西諸島海域で深海棲艦がうろついてるらしいんだが…大丈夫か?』


提督 「南西諸島海域なら受けるよ ここからならそこまで時間かからないだろ?」


上官 『敵の数が異常だぞ?大丈夫か?』


提督 「何体ぐらい居るんだ?」


上官 『数百体ぐらい居るらしいんだが』


提督 「…それ、俺一人でやれと?」


上官 『お主ならいけるだろ?鬼や姫など普通に倒してるんだから』


提督 「鬼もしくは姫一人と普通の深海棲艦100人と一緒にするのはおかしいだろ」


上官 『お主にとっては一緒じゃろ?』


提督 「無理があるよ!?」


上官 『それで今日は平気なのか?受けてくれるならありがたいんだが』


提督 「戦術的におかしいけど受けるよ 夜までには終わるだろ?」


上官 『まぁ戦力はお主一人で十分だろう?それじゃ頼むぞ』


提督 「はいはい…」


ブツッ


提督 「…」スッ


瑞鳳 「提督 出撃ですか?」


提督 「あぁ 南西諸島海域にちょっとな?」


提督(東) 「私たちも手伝うわよ?」


提督 「いや、俺一人で平気だよ それじゃ行ってくる」タッタッタッ…


瑞鳳 「提督 私も行きます!」ガタッ


提督 「俺一人で平気だよ おまえは休んでろ」


瑞鳳 「いいえ、私も行きます!出撃の時は絶対行きます!」


提督 「そこまでキツくないから平気だ だから休んでろ」


瑞鳳 「キツくなくても行きます!今準備してくるので待っててください!」タッタッタッ…


提督 「おっおい!?だからついて来なくて大丈夫だと…ってもういないし」


提督(東) 「…南 私たちも付いていく?」


提督 「お前達はパーティーの準備があるんだろ?そっちを優先してくれ」


提督(東) 「準備なら昨日のうちに青葉に知らせてあるから平気よ …ついて行ってもいい?」


提督 「…もう勝手にしてくれ ケガしないよう気をつけてくれよ?」


提督(東) 「わかったわ!加賀ちゃん 赤城ちゃん!やっぱり今日出撃ありよ!すぐ準備して!」


加賀&赤城 「「了解!」」スクッ


タッタッタッ…


提督 「…」


提督 「さて、俺も準備するか?あいつらがケガしないよう気をつけてないとな」


タッタッタッ…













数分後ー提督室



提督 「みんな準備出来たか?」速度型装甲を着て準備万端


瑞鳳 「はい!準備万端です!」


加賀 「大丈夫です」


赤城 「同じく大丈夫です!」


提督(東) 「大丈夫よ!」


提督 「お前は何を準備してきたって言うんだ?」


提督(東) 「ノリよノリ!南もノリ悪いわね?」


提督 「…ノリ悪くてけっこう それじゃさっき上官から聞いた事を話すぞ」


提督 「南西諸島海域で深海棲艦が数100人うろついてるらしい その深海棲艦を南西諸島海域から追い出せばいいらしい」


瑞鳳 「らしいって…なんで疑問形なんですか?」


提督 「そこの部分は聞かされてないからな」


加賀 「倒さなくてもいいんですか?」


提督 「俺的にはあまり戦闘はしたくない 出来るなら話し合いで解決する」


赤城 「話しが通じなければどうするんですか?」


提督 「その時は仕方なく戦闘をする」


提督(東) 「話し合いの前に近づいたら撃たれるよね?」


提督 「その可能性はある その時は俺一人で近づくから安心してくれ」


提督 「他に聞きたいことはあるか?ないならすぐ出発するが」


瑞鳳 「金剛さん達はどうしますか?」


提督 「寝かせたままでいいだろう …でも金剛達が起きて俺達が居ないと知ったら探すだろうから書置きでもしておくか?」


提督 「我、出撃なうっと」カリカリ…


提督(東) 「(なうって…)」


提督 「これでいいだろ?」カタッ メモを書いて机の上に置く


提督 「他になにか聞きたいことはあるか?」


全員 「「…」」


提督 「ないみたいだな?それじゃ出発するけど絶対無理はするなよ まずいと思ったらすぐ撤退しろ わかったな?」


四人 「「了解(です)!」」


提督 「よし 行くぞ!」


タッタッタッ…













南西諸島海域



サァー… 弱いが雨が降って多少なりと視界が悪くなっている



提督 「…」ザー…


瑞鳳 「…」ザー… 提督より少し後ろを走行中


赤城 「…なんか、無言で走っていると変な感じですね?」


加賀 「そうですね 出発してから何も話していませんね」


提督(東) 「でも話しをしながらだと何かあったとき 瞬時に反応が出来なくなるからあまり話さない方がいいわよ?」 加賀の背中に乗せてもらっている


瑞鳳 「たしかにそうですね」


提督 「…」キョロキョロ… 周りを見渡して敵がいないか確かめている


赤城 「それにしてもよく降る雨ですね?昨日から降ってますけど」


加賀 「そうですね そこまで強くはないけど視界の妨げにはなってしまいますね」


提督(東) 「でも相手も視界が悪くなるからどっちもどっちなのよね?」


瑞鳳 「…」ザー…


提督 「…っ」ザー…スッ 走行をやめて手で止まれの合図を出す


瑞鳳 「(っん 止まれの合図)」ザーッ


加賀 「どうしましたか?止まれの合図をだして」


赤城 「…敵がいるようには見えませんが?」キョロキョロ 周りを見渡すが敵がいる気配はしない


提督(東) 「…いや、この先に居るわね かなりの深海棲艦がうろついてるわ」


提督 「お前もわかるのか?この先に敵が居るの」


提督 (東) 「私は耳が良いからね?この先でエンジン音が凄く聞こえるわ…かなりの数がね」


提督 「上官の言った通り数100人は居るな 戦闘になったら厄介だな」


提督(東) 「南も耳良いの?」


提督 「いや、俺は気を感じるだけだ 耳はそこまで良くない」


提督(東) 「なにそれ?気を感じ取れるなんてかっこいいんだけど!?」


提督 「そうか?気を感じるだけだから絶対居るなんて断定出来ないんだぞ?」


加賀 「ちなみに何の深海棲艦が居るかはわかりますか?」


提督 「うーん…多分だがほとんどが補給艦と駆逐艦だと思う」


提督(東) 「その中に数機軽巡艦が居るわね エンジン音が数人違うわ」


提督 「戦艦とか重巡は居なさそうだな あと軽空母も」


提督(東) 「水母も居ないわね 水母特有のエンジン音がしないわ」


赤城 「…すごい 提督たちが深海棲艦の位置と種類を見極めている…」


加賀 「化物ですね」


提督&提督(東) 「ひでぇなおい!?」「加賀ちゃん酷い!?」


瑞鳳 「…? 提督前から何かが来ます」


提督 「っえ」




敵艦載機 「」ブルルルル…



提督(東) 「…あれは艦載機ね 偵察機かしら?」


提督 「軽空母の反応はないと思うから正規空母が居るのかな?」


加賀 「あの艦載機近づいてきてますね」スチャッ 弓を構えて発艦準備をする


赤城 「おそらく気づかれたかと思います」ギリリッ…


瑞鳳 「提督 指示をお願いします」ギリリッ…


提督 「全員この場で待機」


全員 「「…っえ?」」


提督 「この先は俺一人で行くからお前らはここで待機しててくれ それじゃ」ザー…


瑞鳳 「っえ ちょっ提督!?」 ザー…


加賀 「…行ってしまいましたね」


赤城 「1人で大丈夫でしょうか?」


提督(東) 「…たぶん 大丈夫だと思うけど」


サァー…












ザー…


提督 「…」ザー…


提督 「(…多分この辺だと思うんだけど 深海棲艦が居る気配はここからしたと思ったんだが…見当たらないな)」ザー…


提督 「(もうちょっと先に居るのか?戦闘になったら面倒だから警戒していかないとな)」ザー…



ザァー…!! 先程より雨が強くなり視界が悪くなる



提督 「(…雨が強くなってきたか 視界が悪くなっちまうな…まいったな)」


提督 「(これで深海棲艦と鉢合わせになったら最悪だな さらに警戒していかないと)」ザー…


提督 「(…そういえば、さっき艦載機が飛んでたけど今は音もしないし 飛んでる気も感じないな…もう回収したのか?)」



ゴポポポポ…


ザッパァン!!


ヲ級 「…」ポタッポタッ… 水中から現れて提督の前に姿を現す



提督 「なにぃっ!?」ザーッ!!


提督 「(嘘だろ!?深海棲艦がこんな近くにいる感じしなかったぞ!まずい 対応が遅れたからやられる!!)」スッ!! 間に合わないとわかっているがすぐさまサーベルに手をかける


ヲ級 「…」ポタッポタッ…


提督 「…あれ?」


提督 「(…なんだ?こいつ なんで動かないんだ?出てきてなんで攻撃してこない…?)」


ヲ級 「…提督?」


提督 「…っえ?」


ヲ級 「…提督なの?【大湊警備府の提督なの?】」


提督 「っ!? なんで俺の元鎮守府を知ってる!?今の深海棲艦は俺の元鎮守府を知らないはず!」


ヲ級 「…やっぱり大湊警備府は辞めてたのね ちょっと落ち込むのね」


提督 「お前何者だ?なぜ俺の元鎮守府を知ってる 正直に答えろ!」スー…スチャッ サーベルを抜いてヲ級に向ける


ヲ級 「…」


提督 「(…敵意は感じないな だけどなぜ俺の元鎮守府を知ってる?俺が大湊警備府の提督をやってるなんて今の深海棲艦に言った覚えはない 一部除いて…)」


提督 「(なのにこいつは知ってる 一体何者だ?)」


ヲ級 「…やっぱりわからないのね いや、わかるはずないのね」


提督 「何がだ?俺はお前を見るのは初めてだがどこかで会ったことあるか?」


ヲ級? 「わからないならいいのね わかった時でいいのね」


提督 「…?」


提督 「(…さっきから何を言ってるんだ?このヲ級 全然意味がわからん)」


ヲ級 「今はわからなくていいのね でも、いつかはわかってほしいのね?」


提督 「…お前がさっきから何を言ってるのかわからないけど、なんで俺が大湊警備府の提督をやっていたことを知ってるんだ?」


ヲ級 「わからないなら教えられないの わかった時にその理由もわかるのね」


提督 「なにを分かれと言うんだ?さっきからわかれわかれと言ってるが俺にはまったくわからん お前は何が言いたい?何を知って欲しいんだ?」


ヲ級? 「それは提督が考えるのね 私はなにも言わないのね」


提督 「…はぁ、まぁいい?俺が大湊警備府の提督をやっていた事は置いとこう あとお前が何を言ってるのかもわからないからそれも置いておくとしよう」


ヲ級 「今はそれで構わないの いつかわかってくれればいいのね」


提督 「そうするよ それとお前なら話しが通じそうだな?」


ヲ級 「なぜ私達がここに密集しているかを聞きたいのね?」


提督 「察しが良くて助かるよ なんでこんな所に溜まってるんだ?」


ヲ級 「資材を調達する為に遠征しにきたのね」


提督 「ここで取れるのか?」


ヲ級 「一部取れてるのね」


提督 「…てことは、これが終わったら」


ヲ級 「帰るのね」


提督 「ならいいや ただ資材を取りに来てるだけなら俺はなにも言わない 資材を取ったら帰ってもらえるか?」


ヲ級 「こっちも戦闘をする為に来てるわけじゃないの 資材を取ったら帰るのね」


提督 「お前を信じるぞ?」


ヲ級 「【信じる信じないは貴方が決める事なのね それは自分で決めて欲しいの】」


提督 「…っえ」


ヲ級 「それじゃ私は行くのね 邪魔さえしなければこっちも何もしないの またねなの」


ザー…



提督 「…」 サァー…



テイトクー!


提督 「っん」



提督(東) 「加賀ちゃんもっと早く!」ザー…


加賀 「無理言わせないでください」ザー…


赤城 「お腹減りましたー!」


加賀 「赤城さん 状況を考えてください」


赤城 「……はい」


提督 「…お前ら、待機してろって言ったよな なんで来た?」


瑞鳳 「提督が一人で深海棲艦数100人居る中に突っ込んで行ったので 心配で少し遅れながらも追いかけてきました」


提督 「心配し過ぎだよ 俺は元単独行動隊だぞ?一人で突っ込むなんて慣れてる」


提督(東) 「だとしても敵数100人いる中に突っ込むなんて前代未聞よ!危ない真似はしないで欲しいわ!」


提督 「数100人なんて少ないほうだ?まだ俺が単独行動隊に入ってた時は【最高300人と相手してことあるからそれと比べれば全然だよ】」


赤城 「300体!?一人でそんなに相手したことあるんですか!?」


提督 「あぁ さすがにあの時は死ぬかと思ったよ?砲弾はなんとか避け続けたけど 俺の身体は7.7mm機関銃の弾で蜂の巣状態にされるは46cm三連装砲の砲弾が当たって左手が打たれちぎれるわで最悪だったよ」


加賀 「よっよく生きてられましたね…」


提督 「上官の第一艦隊に助けられたんだ まっその後、意識不明なうえ集中治療を受けたけどな?二週間目を覚まさなかったらしい」


瑞鳳 「提督は不死身ですか 異常ですよ…」


提督 「俺に言われても困るわ 俺の身体に言ってくれ」


提督(東) 「…それで南 今ここに来てる深海棲艦はどうなったの?」


提督 「深海棲艦達は遠征に来てるだけだそうだ だから遠征が終わったら帰るってよ」


赤城 「なぜ遠征しに来てるとわかっているんですか?」


提督 「深海棲艦が教えてくれたから ただそれだけだ」


加賀 「…よく教えてくれしましたね 普通教えないと思うのですが」


提督 「戦いたくなかったんだろ?多分」


提督(東) 「そんな理由で教えるかしら…」


提督 「多分だって言っただろ?それじゃ、深海棲艦は終わったら帰るって言ってたし 俺たちも帰るとするか」


赤城 「ほんとに帰るでしょうか?」


提督 「帰んなかったらまた上官から連絡来るだろ?その時はまた来ればいい」


瑞鳳 「それで良いんでしょうか…?」


提督 「逆に今戦闘になったらパーティー間に合わなくなるぞ?」


提督(東) 「加賀ちゃん今すぐ帰るわよ!」


加賀 「っえ でも…」


赤城 「行きましょう加賀さん!ご飯が私達を待っています!!」(«·»д«·»)


加賀 「いや、ご飯が待ってるってなんですか?聞いたことないですよ」


提督 「どんだけ食いたいんだよ?がめつい奴だな」


赤城 「がめつい!?」グサッ!!


提督 「今日も昼ご飯食べに来たけど お前はかなりがめつい上に欲ばりすぎだろ?」


赤城 「はぅっ!!!!」グサッ!!


提督 「女としてまずいと思うぞ?艦娘だからと言って女には違いないんだからもうちょっと控えた方がいい」


赤城 「ぐはぁっ!!!!!!」バァン(精神的大破)


フラッ…



瑞鳳 「赤城さん!?」


提督 「…」ポスッ 赤城を腕で受け止める


赤城 「」チーン…


提督 「…荷物増やすなよ?まったく」ハァ…


提督(東) 「あんたのせいでしょ!!」


提督 「まったしかにな?よっと」ヒョイッ


ズシッ 気絶した赤城を背中に乗せる



提督 「…」


瑞鳳 「…提督 言いたい事はわかりますが提督のせいですからね?ご自分で運んでくださいね」


提督 「いや、運ぶのは俺がやるのは当たり前だけど…その、な?」


瑞鳳 「女性に向けて言葉にしたら艦載機ぶつけますよ?」(╬^∀^)


提督 「さすがに言わねぇよ 失礼にも程がある」


瑞鳳 「当然です 提督がわかる人で助かります」


提督 「それは良かったな わかってる人で」


提督(東) 「…瑞鳳って意外と怖いわね 大人しそうな顔してるのに…」


加賀 「提督程ではないと思いますが」


提督(東) 「…どっち?加賀ちゃん南の事も提督って呼んでる時があるからどっちか教えて?」


加賀 「…」


提督(東) 「…わたし?」


加賀 「…はい 提督が怒った時は別の意味で怖いです」


提督(東) 「…わたし、そんなに怖い?」


加賀 「怒らせたら女体盛りとかさせられますし…」


瑞鳳 「っえ!?」


提督 「えぇ…」(((¬_¬;) ススス…


提督(東) 「ちょっ!?違うわよ!あの時は冗談で言ったのよ!?なのにそれを本気にしちゃったのは向こうじゃない!?」


提督 「冗談でも言ったのかよ…さすがに引くわ」


提督(東) 「うぐっ!!」グサッ!!


提督 「…まさかとは思うが女体盛りした奴は次の日 風邪引いたりしてないだろうな?」


提督(東) 「っえ なんで?別に風邪引いてなかったけど」


提督 「そうか?てことは女体盛りのやり方は知らなかったってことか…まっ知らない方がいいけどな」


加賀 「女体盛りにやり方なんてあるんですか?」


提督 「あぁ 女体盛りの皿をやる奴は体温を下げないといけないんだ」


提督 「刺身ってのは0℃~2℃の冷蔵保存が必要なんだ 艦娘も人間と同じ体温…つまり、普通の人は36.6℃ぐらいが普通だから氷水の中に塩を入れた冷塩水の中に入らないといけないんだ?そうしないと刺身はすぐにダメになっちまう」


瑞鳳 「…なんでそんなに女体盛りについて詳しいんですか?」


提督(東) 「まさか…南もやらせた事が!?」


加賀 「…」ザー… 南提督から離れて距離を取る


提督 「ねぇよ!お前と一緒にするな!…まぁ、勝手にやった奴はいるけど」


提督(東) 「いるの!?」


提督 「あぁ あの時はたしか昼食の時だったかな?昼食を用意してくれるって言うから待ってたんだ そしたら…」ハァ…


加賀 「女体盛りが出てきたと?」


提督 「あぁ…次の日ド風邪引かしたよ 冷塩水の中に一時間入ってたそうだ そりゃあ風引くよ?」ハァ…


瑞鳳 「それは食べたんですか…?」


提督 「食べる以前に皿(艦娘)が震えてたからすぐに風呂入れたよ 刺身は全部床に落ちたから捨てたわ」


加賀 「もったいない…」


提督 「食べ物なんかより艦娘優先だ 艦娘の心配を優先するのが当たり前だ!」


提督(東) 「私は?私の心配はしてくれる?」


提督 「なんでお前の心配しないといけないんだ?艦娘じゃないだろ」


提督(東) 「あぅ…」


提督 「…でも、東は女だから何かあった時は心配はすると思うがな」


提督 「たぶんな」


提督(東) 「なんで最後に多分をつけるの…?」


提督 「絶対とは言いきれないから」


提督(東) 「ひどいっ!?」ガーンッ!!


瑞鳳 「…」


ザー…



瑞鳳 「東提督さん 多分提督は恥ずかしくて素直に言えないんですよ?」ヒソヒソ


提督(東) 「…っえ?」


瑞鳳 「提督は東提督さんからSOSを受けた時すごく心配していたんですよ?」


提督(東) 「っえ そうなの?」


加賀 「そう言えばそうでしたね 出発の準備も提督が一番早かったですし、出撃した時も提督は猛スピードで私達を置いて行ってましたからよほど心配していたんでしょう?」


提督(東) 「…ほんと?」


瑞鳳&加賀 「「はい 本当です」」ドンッ!!


提督 「お前ら聞こえてるんだよ!!てかなんで最後だけ声でかくするんだよ!!」


瑞鳳&加賀 「「隠す気なかったからです」」


提督 「はもらせるな!あと一々東に言わなくていいから!黙ってろ!」


瑞鳳 「はい もう喋りません」


提督 「遅せぇよ!!」


加賀 「…」(`-ω-´)フッ


提督 「(殴りてぇ!)」イラッ


提督(東) 「…南って可愛いところあるのね?」


提督 「うるせぇ!お前も一々反応するんじゃねぇ!」


加賀 「でも心配していたんですよね?」


提督 「女を心配してなにか悪いか?」


加賀 「悪いとは言っていません 南提督は自意識過剰ですね」


提督 「…はぁ もうなんとでも言ってくれ?」


加賀 「わかりました ではっむぐ!」


提督(東) 「加賀ちゃん そろそろやめなさい?」加賀の口を塞いで喋らせないようする


加賀 「…わかりました」


提督 「それじゃそろそろ帰るか 鎮守府に着く頃は夕方だろ」


提督(東) 「それじゃ私達は東我原に帰って準備した方がいいわね」


加賀 「そうですね 青葉達だけでは大変でしょうし、私達も手伝いに行きましょう」


提督 「東達は帰るのか?」


提督(東) 「えぇ 帰って準備の手伝いしないといけないから帰るわ」


加賀 「でも提督 私は提督を乗せているので気絶してる赤城さんを運ぶの事が出来ませんがどうやって帰りましょう?」


提督(東) 「あっ…」


提督 「赤城は一旦南我原に連れていくから目を覚ましたら東我原にすぐ戻るよう伝えるよ」


提督(東) 「…いや、南が東我原に来る時に一緒に来てくれればいいわ」


提督 「っん そうか?それでいいならそう伝えるけど」


加賀 「たしかに 居たらいたでつまみ食いしそうですからね 逆に準備にはいない方がよろしいかと思います」


提督(東) 「…」(¯―¯٥)


瑞鳳 「加賀さん…なんか赤城さんに対して酷くないですか?」


加賀 「そうでしょうか?とくにひどくしてるつもりはないのですが」


提督 「…まぁ赤城は一旦南我原に連れていくから準備は頼むぞ?」


提督(東) 「まかせて!すっごく美味しい料理を作るから期待して待っててね!!」


提督 「…すごく旨い料理って 東が作るのか?」


提督(東) 「そうだけど…なんで?」


提督 「いや 東の手料理は旨いって加賀が言ってた気がしてな?そんなに旨いなら一度食べてみたいなと思ってな」


加賀 「言いました 提督の料理は絶品です」


加賀 「(南提督程ではありませんが…)」←失礼にも程がある


提督(東) 「…それって、私の手料理を食べたいってこと?」


提督 「そういう事になるけど…嫌なら構わないぞ?」


提督(東) 「いっいや!?別に嫌じゃないわ!私の手料理で良ければ沢山作るわよ!!」///


提督 「そうか?それは楽しみだな 期待して待ってるぞ!」ニカッ


提督(東) 「っ!!!!」///ドキッ!!


瑞鳳 「…提督って意外と鈍感ですね?普段見せなさそうな笑顔を見せて」ヒソヒソ


加賀 「そうですね おそらくご自分でもわかっていないと思います」ヒソヒソ


提督 「それじゃそろそろ行くか?瑞鳳」


瑞鳳 「はい わかりました」


提督 「それじゃ東 また後でな?」


瑞鳳 「失礼します」


ザー…



加賀 「…」


加賀 「…提督?」


提督(東) 「南が私の手料理を…うふふっ!」///ニヤニヤ


加賀 「…提督?」


提督(東) 「なにを作ってあげようかなぁ!たしか南はひじきが好物だって言ってたわよね!?ひじきをいっぱい作ってあげようかしら!」///


加賀 「提督 聞いていますか?」


提督(東) 「でもひじきだけじゃ飽きるから私の得意料理 唐揚げをごちそうさせようかしら!?」///


加賀 「提督 目を覚ましてください」


提督(東) 「南は唐揚げ好きかしら?きっと好きよね!?うん!今日は最高のパーティーになりそうだわ!!」///


加賀 「…提督 帰還してもよろしいですか?」


提督(東) 「加賀ちゃん早く東我原に帰るわよ!早く作らないと南が来ちゃうじゃない!」


加賀 「…」イラッ


ザー…













南我原鎮守府ー提督の部屋



ガチャッ


提督 「…」タッタッタッ…ポスッ


赤城 「すぅ…すぅ…」ベッドの上に寝かされる


提督 「…さてと、行く前にシャワーでも浴びとくか」タッタッタッ…


パタンッ…








提督室



提督 「…」グテー… 椅子に座ってグてってる


提督 「…暇だなぁ?暇すぎて溶けそうだ…」グテー…


提督 「今日の仕事は終わっちまったし 東我原のパーティーはまだだしな?それまでなにしよう」(;´・ω・)ウーン・・・


コンコン


ヘイテイトク!ナカニハイッテモヨロシイデスカ?


提督 「金剛か 入っていいぞ」


ガチャッ


金剛 「おはようデース!とは言っても夕方デスけどネ」タッタッタッ…パタンッ クッキーの乗った皿を持ちながら入ってくる


提督 「夕方だな それで何か用か?」


金剛 「提督とティータイムしに来たネー!」


提督 「…ティータイムか」


金剛 「yes!一緒に紅茶飲んでクッキーを食べるデース!」


提督 「ここでか?」


金剛 「yes!」


提督 「…まぁいいか 本来は食堂で食べないといけないんだがそこまで厳しくする必要はないな?」


金剛 「そこまで厳しくしても誰も守らないデース!」カチャカチャ… 提督室に置いてある金剛のティーセットが入ってる棚をいじる


提督 「別に厳しくするつもりはないから安心しろ」


プルルルル…プルルルル…


提督 「っん 電話か」ゴソゴソ…スッ


着信:馬鹿


提督 「…」ピッ


提督 「もしもし?」


上官 『おっす!a maverick どうじゃった?久しぶりの出撃は?』


提督 「戦闘せずに終わらせたよ 深海棲艦は遠征に来てたらしいよ」


上官 『遠征に?あんな所で燃料とか取れたか?』


提督 「取れるらしいぞ?深海棲艦のヲ級が言ってたが」


上官 『…聞いたのか?深海棲艦に』


提督 「向こうから話してくれたから俺が聞いたわけじゃないが聞いたよ 話がわかるやつで助かったよ」


上官 『…まぁ、それは置いておこう 深海棲艦はその後どうしたんだ?』


提督 「遠征が終わったら帰るって言ってたから何もしないで戻ってきた」


上官 『…はぁ…』


提督 「…言いたいことはわかるけど、俺は変える気ないぞ?」


上官 『それは別にいい お主が深海棲艦に傷つけないようするのはな?…だが、死んでしまっては元の子もないからそれだけは気をつけるんじゃぞ?』


提督 「わかってるよ 死ぬ気なんてないから安心しろ」


上官 『なら良い それじゃまた出撃がある時は連絡する』


提督 「あ、ちょっと待ってくれ」


上官 『っん どうした?』


提督 「俺の提督服はどうなったんだ?まだ届いてないけど」


上官 『あれ?変じゃのう 武蔵に頼んで送ってもらったはずだが…もうこっちに帰ってきてるが?』


提督 「いつごろだ?」


上官 『二時間ぐらい前に帰ってきたが』


提督 「…上官 その時間帯、俺は出撃してたんだが?」


上官 『お主一人で行ってたんじゃないのか?』


提督 「…」


上官 『…なるほど 他の者も行ったというわけか?』


提督 「…なんか悪いかよ?俺は一人で行くって行ったのに勝手に付いて来たんだよあいつら」


上官 『だいたい予想は着く 瑞鳳や金剛はお前さんに来るなと言われても着いて行くと思ってお主の所に配属させたんじゃからのう』


提督 「仕組んでたのかよ…」ハァ…


上官 『そうでもせんとお主と一緒に行動する奴はいないからな?そこは目をつぶってくれ』


提督 「…まぁ今の俺と付いてくる奴なんてあいつら以外いないからな?そこは目をつぶるけど」


金剛 「提督 紅茶が出来たネー!」カタッ


提督 「おう ありがとう」


金剛 「どういたしましてネー!」


上官 『なんか他に聞きたいことあるのか?』


提督 「あぁ 今更だけど瑞鳳、金剛、雷、電の詳しく書いてある書類を送って欲しいんだ」ズズ…


金剛 「what?私の情報デスか?」


提督 「詳しくはわからないからな 提督として詳しく知っておかないと思ってな」


金剛 「oh!なるほどデース!」


提督 「というわけだ 至急送ってもらえるか?」


上官 『…』


提督 「…上官?」カタッ


上官 『…瑞鳳以外の書類は送ろう 瑞鳳だけは送れん』


提督 「っえ…なんでだ?」


上官 『なんでもだ 瑞鳳だけは絶対送れん もしお主が知ればあ奴は…』


提督 「…無理に送ってくれとは言ってない 無理なら無理で構わない」


上官 『すまないのう 瑞鳳の情報だけは本当に無理なんじゃよ』


提督 「わかったって言ってるだろ?これ以上はなにも聞かない だから金剛達だけの書類を頼む」


上官 『わかった…とは言っても、お主の所に持っていくとしても明日になるが良いか?』


提督 「今夕方だからな 今から届けに来ても夜になるし、届けに来た艦娘が夜中に帰ることになるから仕方ないか?」


上官 『わかってくれて助かるよ それじゃ明日の朝ぐらいに届ければ良いか?』


提督 「いや、多分寝てると思うから昼頃にしてくれ」


上官 『早く起きれるようしろよ…』ハァ…


提督 「別にいいだろ?朝起きれなくても」


上官 『朝奇襲されたらどうするんだ?』


提督 「さすがに朝奇襲されたら起きると思うが?」


上官 『お主は寝太いからのう 起きれるかわからんぞ?』


提督 「…まぁ、その時はその時でどうにかなるだろ?」


上官 『早く起きれるようにするって考えは思いつかんのか?』


提督 「一応努力はするけど期待出来ない」


上官 『…はぁ まぁいい 次の出撃が決まった時にまた連絡する それじゃのう』


提督 「おう わかった」


ブツッ


提督 「…」スッ


金剛 「上官からデスか?」


提督 「あぁ 金剛は寝てたから一緒に行ってないけど、さっき瑞鳳達と出撃してたんだ その報告を聞きに電話きたんだ」


金剛 「起こしてくれれば私も出撃してたネ?」


提督 「さすがに寝てる奴を起こしてすぐ出撃なんて酷すぎるだろ?そんなことはしたくない」


金剛 「oh!提督は優しいデース!」


提督 「…普通だと思うんだが?」カチャッズズ…


金剛 「普通の所は起きたら朝食を取ってすぐ出撃デース!」


提督 「俺はそんなブラックみたいな事をさせたくないんだ 朝起きて朝食を取ってすぐ出撃なんて酷すぎるだろ?」カタッ


金剛 「寝ぼけて出撃してもやられるだけデース!」


提督 「だろ?そうなるから俺はさせたくないんだ」


金剛 「やっぱり提督は顔に似合わず優しいデース!」


提督 「顔はよけいだ」


ガチャッ


赤城 「甘い匂いがします〜?」

٩(๛ ˘ ㅅ˘)۶クンクン♡


提督 「…お前はほんとがめついな?」


赤城 「また言った!?」グサッ!!


金剛 「提督 女の子にそんな事を言ってはNOデース!」


提督 「本当の事じゃねぇか 本当のこと言ってなにが悪い?」


赤城 「はぅっ!!」グサッ!!


提督 「提督は女心と言うものがわかっていないデース!!」


提督 「…まぁ俺は男だからな?男が女心を知ってるわけがないだろ」


金剛 「提督ならわかっていそうデース」


提督 「…あっそ」カチャッズズ…


赤城 「…あの、金剛さん?」


金剛 「なんデスか?」


赤城 「私もお菓子食べてもいいですか?」(º﹃º)


金剛 「どうぞデース!赤城さんも一緒に食べるネ!」


赤城 「わーいっ!!!!」ヾ(〃^∇^)ノ


提督 「…」


提督 「(太ると困ると思ったから警告してたのに…もう知らん)」 イタダキマース!!


赤城 「ーっ!!!!!!」バクバクバクバク!!!!… 勢い良くクッキーを食べている


金剛 「oh!いつ見ても凄い食べっぷりデース!!」


提督 「…」


カタッ…



金剛 「っん 提督?急に立ち上がってどうしたデスか?」


提督 「さっき武蔵が俺の軍服を持ってきてくれたみたいだから探しに行く」タッタッタッ…


金剛 「今はティータイム中デース!」


提督 「赤城が居るだろ?赤城とティータイムしててくれ」ガチャッ


パタンッ


金剛 「…」


赤城 「…わたし、嫌われてるんでしょうか…?」モグモグ…


金剛 「…それはないと思うネ 提督は艦娘に対してはすごく優しくしてくれマース」


赤城 「でも私が来て間もないうちに出て行ってしまいましたが…」


金剛 「うーん…」













工房



タッタッタッ…


提督 「…」タッタッタッ…


提督 「(…武蔵の事だからおそらく倉庫に締まってる可能性があるから倉庫探せばあるだろ?あいつはけっこう真面目だからな)」


提督 「…」タッタッタッ…


提督 「(…さっき出てくるタイミング悪かったかな?赤城が入ってきたと同時に出てきちまったけど勘違いしてないだろうか?)」


提督 「(もし勘違いしてたならどうするか?うーん…)」


提督 「…っん?」




電 「どっどうなのですか?お姉ちゃん…」プルプル… 重防御型装甲を着ている…が重くて足が震えてる


雷 「なかなか良いじゃない!次の出撃で司令官から許可もらって出撃してみれば?」


電 「でっでも…これ、かなり重いのです……」プルプル…


雷 「大丈夫よ!電ならいけるわ!」


提督 「お前は無茶苦茶言うな…」タッタッタッ


雷 「あっ司令官 丁度いい所に来たわ!」


提督 「許可しないぞ?合わない装備で出撃してもやられるだけだ」


雷 「…」


電 「司令官さん 勝手に着て申し訳ありません…っ」プルプル…


提督 「着るぐらい別に良いよ 壊さないようにしてくれればな」


雷 「ところで司令官 私たちに用があってここに来たの?」


提督 「いや さっき武蔵が荷物を持ってきてくれてな?その荷物を探しに来たんだ」


電 「荷物って…あれのことですか?」ユビサシ


ダンボール「カイフウサレテマース」



提督 「…なんで空いてんだ?」


雷 「何かあると思って気になって開けたわ!」


提督 「…」


電 「お姉ちゃんが勝手に開けてしまってごめんなさいなのです」


提督 「…いや、別にいいけどさ」


雷 「ところで司令官 あれ司令官の荷物なの?」


提督 「そうだよ?この前お前が俺の服をボロボロにしたから新しいのを送ってもらったんだ」


雷 「服だけじゃなく本も入ってたわよ?」


提督 「…本?なんの本だ?」


雷 「…」


電 「…お姉ちゃん?」


雷 「…まぁ 司令官も男だからっね?」トオイメ


提督 「っは?どういうことだ?」


雷 「見てみればわかるわ 私は言いたくないわ」


提督 「?」タッタッタッ…


電 「よいしょっとなのです!」ドスンッ!!タッタッタッ… 重防御型装甲を脱いでダンボールの元に向かう


電 「…服以外なにもないのです?」


雷 「下にあるわ あと電は見ない方がいいわよ」


電 「?」


提督 「下に?」ガサゴソッ…


電 「…っ!!!?」(//〇□〇//)



エロ本 「あはーん!!」提督服の下にはエ○本が入っていた!!


提督 「…。」


電 「はっハレンチなのです!!!?」///ハワワワワワ!!!!


雷 「だから電は見ない方がいいって言ったのに…」


提督 「あのバカはなに送ってんだ…」ハァ…


雷 「…それどうするの?」


提督 「捨てるに決まってるだろ 妖精居るか?」



妖精 「はいはーい なんですか?」タッタッタッ


提督 「今焼却炉って使ってるか?」


妖精 「はい 昨日から溜まってたゴミ(ペンギン)を燃やしているので今ちょうど使っています」


提督 「ついでだからこれも捨てといてくれないか?」スッ


妖精 「っえ?あっはい…っ!!!?」///カァァッ!!


提督 「上官が送ってきた物だ 欲しいならやるよ?」


妖精 「いっいりません!てか私に渡さないで自分で捨てて下さい!!」///スッ


提督 「…それもそうだな?女に捨てさせるのもどうかと思うから自分で捨てるか」スッ


妖精 「まったくです!そんなの私に捨てさせようとしないでください!!」///


提督 「悪いな これは俺が捨てとくから妖精は火の始末頼めるか?」


妖精 「そっそれは私がやりますが…」///


提督 「雷 電 今日は東我原でパーティーがあること知ってるよな?」


電 「はいなのです」


雷 「知ってるわ」


提督 「多分東から連絡来るから連絡来たらすぐ出発するぞ?」


雷&電 「わかったわ!」・「了解です!」


提督 「妖精 お前もだからな?」


妖精 「…っえ 私もですか?」


提督 「当たり前だろ?同じ南我原の仲間なんだからお前も参加に決まってるだろ」


妖精 「…」


雷 「…司令官 優しいわね?」ヒソヒソ


電 「なのです 普通の司令官さんは妖精さんの事は気にしないのです」ヒソヒソ


雷 「顔に似合わず優しいわね?」ヒソヒソ


電 「…それは失礼なのです」ヒソヒソ


提督 「…」全て聞こえてる


妖精 「提督 私も参加していいんですか?」


提督 「当たり前だろ?何回も言わせるな」


提督 「まっそういうわけだから覚えといてくれ 俺はこれ捨てて来るから時間が来るまで自由にしてていいぞ」タッタッタッ…


電 「わかったのです」


雷 「さて、次は私が着てみるわ!」タッタッタッ…スチャッ 重防御型装甲を着ようとする


電 「かなり重いのです お姉ちゃん大丈夫なのですか?」


雷 「こんなの雷様にかかればたやすいわ!」ヨイショット


ズシィッ!!!!


雷 「おもぉっ!?」ヨロッ


電 「お姉ちゃん!?」



ガシッ!!


提督 「大丈夫か?」よろめいた電を支える


雷 「しっ司令官!助かったわ ありがとう」


提督 「たまたま戻って来たから倒れなくて済んだけど次からは気をつけろよ?」


雷 「わかったわ 次は気をつけるわ」


電 「司令官さん なぜ戻ってきたんですか?先ほどゴミを捨てに行ったんじゃ…」


提督 「ゴミを捨てて服を取りに来たのに持っていくの忘れてた」


雷 「…たしかに忘れてるわね そこに置きっぱなしだし?」ヨット…ドスンッ 重防御型装甲を脱いで床に置く


提督 「本当はいらないんだけど着てないといけないってあの馬鹿が五月蝿いからな?ほんとめんどうだよ…」ハァ…


電 「…あのばっバカって 誰の事ですか?」


提督 「上官のことだ 俺はあいつのこと馬鹿って呼んでんだ?」


雷 「上官に馬鹿って…」


電 「まずいのです…」


提督 「首が飛ぶなら万々歳だ?まっあいつの事だからしないと思うけどな」


電 「どうしてわかるのですか?」


提督 「なぜかあの馬鹿は俺の首飛ばそうとしないんだ?俺は提督に戻りたくなかったのに…」ハァ…


電 「…」


雷 「…」


提督 「まっこんな話しをお前らに話してもつまらないだろうし 俺は戻るとするよ?」


提督 「変な話聞かせて悪かったな それじゃ」


タッタッタッ…



電 「…」


雷 「司令官が戻りたくなかった理由って伊19の事よね?」


電 「おそらくそうなのです…」


雷 「…かなり落ち込んでるのね」


電 「なのです…」


提督 「また服持っていくの忘れた」タッタッタッ


雷 「何回忘れるのよ!?」

電 「何回忘れるのですか!?」


提督 「まだ二回だ そこまで忘れてない」ヒョイッ


雷 「まだ二回目って…二回だけでも忘れすぎだと思うわ」


提督 「気のせいだ それじゃ」


タッタッタッ…



雷 「…」


電 「…司令官さん おっちょこちょいなのです」


雷 「電は人のこと言えないわよ?」


電 「ひどいのです!?」Σ(|||▽||| )













提督の部屋



提督 「よいしょっと?」シュル…


提督 「…やっぱり似合わねぇな?白い服」ハァ…


提督 「…私服がいいなぁ?着替え直していいかな?」チラッ


提督 「でもこの後東我原に行くからなぁ?私服で行ったらおかしいよな」


提督 「…ガマンして着て行くか」ハァ…


ヴゥー… ヴゥー…


提督 「っん」ヒョイッ テーブルの上に置いておいた携帯を手に取る


着信:東提督


提督 「東か そろそろ呼び出しかな?」ピッ


提督 「もしもし」


提督(東) 『もしもし南?だいたい準備は終わったからそろそろ来ていいわよ!』


提督 「わかった あと妖精一人増えるけどいいか?」


提督(東) 『構わないわ 今日のパーティーは西と北も来るから多めに料理を作ってあるから一人や二人増えたところでどうって事ないわ!』


提督 「ならよかった 妖精だけ置いてくのはかわいそうだから良かったよ」


提督(東) 『南は優しいわね?妖精の事もちゃんと気にして』


提督 「お前だって気にしてるだろ?妖精のこと」


提督(東) 『それは当たり前よ!妖精だって一員なんだから体調やいろんな事を見るのは当たり前よ!』


提督 「…お前がいろんな事って言うと変に聞こえるんだが?」


提督(東) 『失礼ね!さすがに妖精にはさせないわよ!』


提督 「艦娘にはするのかよ…」ハァ…


提督(東) 『そっそんなこと…ないわよ?』ボソボソ…


提督 「…お前、いつか提督解任されるぞ?」


提督(東) 『…だって、冗談で言ってるのに皆本気にするんだもん…』


提督 「冗談でも言うなよ…」ハァ…


提督(東) 『…』


提督 「…まぁその話は良いとして?」


提督 「今から皆に声かけるから一時間ぐらいで行けるようにするよ」


提督(東) 『…』


提督 「…東?」


提督(東) 『…もしも、私が辞退させられたら南に面倒を……』ブツブツ…


提督 「…おーい?」


提督(東) 『っえ!なっなに!?てか今の聞いてた!?』


提督 「いや、声が小さすぎて何言ってるかまったくわからなかった もう一度言ってくれるか?」


提督(東) 『きっ気にしないで!?今言ったことは気にしないでいいわ!?』


提督 「?」


提督(東) 『それじゃ待ってるから早く来てね!?じゃあ!』ブツッ


提督 「おっおい東!?」


提督 「…切られた なんだったんだ?」


提督 「私が辞退させられたらなんとかって聞こえたような…まっ気にしなくていいか?」スッ


提督 「さて、皆に声かけるか」タッタッタッ…













夜ー東我原鎮守府付近海域



ザザー…



提督 「…ここが東我原か?」ザー…


金剛 「そうデース!ここが東我原ネ」


瑞鳳 「けっこう大きいですね 南我原より大きいです」


赤城 「そうでしょうか?私的には変わらないと思いますが」


妖精 「周りが暗いからそう見えるんだと思うよ?」


提督 「…いや、南我原より東我原の方がでかいな?南我原より1.25倍くらいでかい」


電 「そこまでわかるのですか!?」Σ(OωO )


提督 「夜だからわかりにくいけどおそらくそのくらいだと思う 今見た限りだとな?」


雷 「化け物ね」


提督 「なんでそれだけで化け物扱いされるんだよ…」








東我原鎮守府入口前



憲兵 「止まれ」


提督 「本部所属の憲兵?なんでここにいるんだ?」


金剛 「提督がみんな安心してパーティーに集中出来るように憲兵を雇って見回りさせてるネ!」


提督 「…ずいぶんと金かけるな?」


赤城 「提督はそういうところは抜かりなしですからね」


憲兵2 「今日はどう言ったご要件で?」


提督 「今日東にパーティー招待されたんだが?」


憲兵 「招待状なんかはもらっていますか?」


提督 「招待状?そんなの…」


瑞鳳 「はい 招待状です」スッ


憲兵2 「お預かりします」スッ


提督 「…いつもらったんだ?」


瑞鳳 「東提督さんが南我原に居た時に貰いました」


憲兵2 「招待されているとご確認が取れました 大変失礼いたしました どうぞお通りください」


金剛 「行くデース!」タッタッタッ!!…


雷 「行くわよ!電」タッタッタッ!!…


電 「ま、待って欲しいのです〜!?」タッタッタッ!!…


赤城 「ご飯が私を呼んでいるわ!ごはーん!!」ヽ(゜▽、゜)ノ タッタッタッ!!…


提督 「…」


瑞鳳 「…行ってしまいましたね」


提督 「あいつらは子供か?あんなにはしゃいで…」ハァ…


瑞鳳 「まぁ金剛さん達は元東我原の艦娘ですから慣れているのでしょう?私達は初めてですからあんなにはしゃげませんが」


提督 「はしゃぎたくねぇよ あいつらみたいに…」


瑞鳳 「あはは…」


提督 「てか、赤城が居たんだから確認する必要なかったんじゃないか?」


憲兵 「一応招待状を確認するよう言われていたので赤城さんが居たとしても確認しなければいけないんです」


提督 「随分とマメだねぇ?俺なら普通に通すけどな」


瑞鳳 「提督がここに立ってたら誰も近寄りませんよ 怖すぎて…」


提督 「悪かったな 怖すぎてよ」


瑞鳳 「…とりあえず行きますか?」


提督 「話変えるなよ …まぁ行くか」


タッタッタッ…



憲兵 「…」


憲兵2 「…なぁ、今の奴って…」


憲兵 「単独行動隊a maverickに似てたな?」


憲兵2 「本物じゃないか?目つき悪い上に首飾りがぶら下がってたが…」


憲兵 「でも服装は提督の服を着てたぞ?単独行動隊なのに提督服を着て、しかも南我原の提督をやってるのはおかしくないか?」


憲兵2 「たしかに…」


憲兵 「多分違う人だろ?似てるだけであって違う人」


憲兵2 「うーん…」













東我原鎮守府内ー通路



比叡 「金剛お姉さま〜!!」ギュー!!


金剛 「oh!比叡 強く抱き締めすぎデース!」


榛名 「金剛姉さんが居なくなってからずっと騒いでいたんですよ?」


霧島 「それがこれです」ピッ ボイスレコーダーを再生させる


ボイレコ 『お姉さまー!!戻ってきて下さいませ!!金剛お姉さまー!!』


比叡 「いやー!?やめて流さないでー!!」



暁 「ちゃんと食事をとってる?司令官に酷い事されてない?」


雷 「大丈夫よ!今の司令官もかなり優しいわ!」


響 「あの司令官目が怖いぞ?とても優しそうには見えないが…」


電 「私も最初はそう思ったのです でも、司令官さんは優しいのです!」



提督 「…」 ヒソヒソ…


艦娘1 「…ねぇ あの人が南我原の提督?」ヒソヒソ


艦娘2 「目付き悪過ぎない?すごく怖い…」ヒソヒソ


艦娘3 「でも雷達は優しいって言ってるわよ?」ヒソヒソ


艦娘4 「全然優しそうに見えない…」ヒソヒソ


提督 「…」全部聞こえてる


瑞鳳 「…あの、提督 大丈夫ですか?」同じく全部聞こえてる


提督 「…なにがだ?」ハァ…


瑞鳳 「えっと、周りの視線…って言った方がいいでしょうか?」


提督 「…べつに 一々気にしてたら切りがないだろ?」


瑞鳳 「たしかにそうですけど…」


提督 「それより いつまでも通路で止まっていたくないんだが?」


瑞鳳 「金剛さん達が道を塞いでる上に道がわからないので進むことができません」


提督 「…どうすっか?」



提督(東) 「南ー!」タッタッタッ… 瑞鳳達が来た方向からやって来る


提督 「っん 東か」


提督(東) 「ここ凄い人だかりね?前に進めないじゃない」


提督 「ちょうど良いところに来てくれた ここ通れないんだが、どうやって行けばいいんだ?」


提督(東) 「裏から回れるわ そっちから行きましょ?」


提督 「助かるよ」


瑞鳳 「…あの 金剛さん達は?」


提督(東) 「金剛ちゃん達は場所知ってるから平気よ それじゃ行きましょ!」


タッタッタッ…








パーティー会場ー広間



ガヤガヤ…


提督(東) 「ここがパーティー会場よ!」


提督 「けっこう人多いな?」


瑞鳳 「その上かなり広いですね」


提督(東) 「今回はここも含めて4つの鎮守府が集まるから広い部屋にしたのよ このぐらいの部屋にしないと皆入らないもの!」


提督 「…それもそうだな」


瑞鳳 「ところで私達と一緒に居た妖精さんが居ないんですが…」


提督 「妖精ならここの妖精と情報交換してくるって言ってどっか行ったぞ?」


瑞鳳 「…わかってるのかな?工房までの道のり」


提督 「さぁ?」


提督(東) 「パーティーはあと十分後だからそれまでの間ゆっくりしてて?それじゃ私はパーティーの準備してくるわね!」タッタッタッ…



提督 「…」 ガヤガヤ…


瑞鳳 「提督 始まるまでどうしますか?」


提督 「…その前にベランダってあるのかな?」


瑞鳳 「っえ なぜですか?」


提督 「人が多いところはどうも苦手でな?一人になれる場所があるならそこに行きたい」


瑞鳳 「…ベランダらしき窓は向こうにありますが?」


提督 「あれか?あれがベランダなら俺はベランダに居るわ」タッタッタッ…


瑞鳳 「あ、待ってください!」タッタッタッ…



? 「…っん?」


テートクマッテクダサイヨー!


ナンデツイテクルンダ オレハヒトリガイインダガ


ダメデス!ワタシモイッショニイマス!


ナンデダヨ…マァオマエナライイケド


? 「…あれ?あの人 もしかして…?」 アリガトウゴザイマス!








ベランダ



ヒュー…


提督 「…やっぱりベランダは静かでいいな しかも風通しいいし!」


提督 「一人になってればな……」ハァ…


瑞鳳 「別に良いじゃないですか?私が一緒に居ても」


提督 「なんで付いてきたんだよ?俺と一緒に居てもつまらないだろ」


瑞鳳 「慣れないところに一人にさせないで下さい」


提督 「他の艦娘も居ただろ?艦娘同士で話してくればいいだろ」


瑞鳳 「いきなり話しかけて『なに、この人?』みたいな感じは受けたくありません」


提督 「…それはわかるかも」


青葉 「二人してなに暗い話を語ってるんですか…」ヌッ ベランダの下から顔を覗かせてくる(ここは三階である)


提督 「うぉっ!?お前どこから現れてんだ!?」ビクッ!!


青葉 「ベランダの下からですが?」ヨット


瑞鳳 「ここ三階ですよ!?どうやって登ってきたんですか!?」


青葉 「秘密です!それより元提督 最近どうですか?捜索の方は」


提督 「…」ハァ…


青葉 「…まったく進展なしですか」


提督 「あぁ…味方のヲ級からも情報を貰ってるけどわからないままだ ほんとにどこいったんだか…」


青葉 「…」


瑞鳳 「…」


提督 「…でも絶対生きてる!俺はそう信じてるから絶対に探し出して見つける!」


提督 「必ずな!」


青葉 「…提督は変わらないですね?昔と変わらず」


提督 「そうか?今は比べたらかなり変わったと思うんだが」


青葉 「本人が気づいていないのなら今私が口にした言葉はスルーしてください」スッ カリカリ…


提督 「おい 何メモってんだ?」


青葉 「元提督は鈍感であったと書いてるんです」カリカリ…


提督 「そんな事メモってもしょうがないだろ てか俺は鈍感じゃねぇ」


青葉 「そうですか?今元提督に好意を持ってる人が近くにいるのにまったく気づいてない様子ですが?」


提督 「はっ?いるわけねぇだろ 俺みたいな目つきの悪い奴を好きになる奴なんて」


青葉 「…鈍感ですね」ヒソヒソ


瑞鳳 「ですね」ヒソヒソ


提督 「?」



カチャッ


? 「…」


青葉 「おや?これはこれは北提督さん 貴女がベランダに来るなんて珍しいですね どうしましたか?」


提督(北) 「…」ジー…


提督 「…? なんだよ 俺になんか用か?」


提督(北) 「…お兄ちゃん?」


提督 「…はっ?」


瑞鳳 「っえ?」


青葉 「っえ?」


瑞鳳&青葉 「「えぇえぇぇえぇぇぇぇっ!!!!!?」」


提督(北) 「お兄ちゃんだよね そうだよね?」


提督 「いや、俺妹いない…てか、俺一人っ子だが」


瑞鳳 「提督!妹さん居たんですか!?私初めて知りました!」


提督 「いや、だからいない…」


青葉 「私も初めて知りました!妹さん居たんですか!?」


提督 「だから居ないって言ってるだろ!」


提督(北) 「昔良く遊びに行ったよ?お兄ちゃんの鎮守府に」


提督 「っえ?…っえ!?」Σ(゚Д゚)


提督(北) 「思い出してくれた?」


提督 「…まさか こは…」


提督(北) 「今の私は北我原鎮守府の提督だから名前で出さないで!」


提督 「っえ!?お前提督なのか!?北我原鎮守府の!?」


提督(北) 「そうよ!三年前に上官から推薦されて北我原鎮守府の提督になったの!」(`・∀・´)エッヘン!!


提督 「…お前がなぁ?まさか提督になるとはな 上官も年取ったな」


提督(北) 「それどういう意味!?私には上官の目が節穴で私を選んだって聞こえるんだけど!」


提督 「その通りだ よくわかったな?」


提督(北) 「ひどい!」


瑞鳳 「…えっと、この状況に着いていけないのは私だけですか…?」


青葉 「大丈夫です 私も付いていけてません」



提督(北) 「…でも!」ガバッ


提督 「っ!?」北提督に抱きつかれる


提督(北) 「また会えて嬉しいよお兄ちゃん!」


瑞鳳 「っ!?」(○□○)


青葉 「」パシャッ カメラで一枚!


カチャッ


提督(東) 「南 そろそろ始まるから中に…」








この作品の続きは【単独行動隊提督 4】になります

今後とも単独行動隊提督をよろしくお願いしますm(_ _)m


後書き

提督の装甲


重攻撃型装甲

攻撃重視の機装
武器は機関銃片手に4丁(二十口径)
サーベル二刀
ミサイル(直径4cmの小型ミサイル)【5発】
バズーカ(直径1mの小型バズーカ)【1発】
ブースター(海上を走るための装備)

攻撃(火力) 40 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 10
速度(速力) 普通
殆んど戦闘用



重防御型装甲

防御中心の換装
武器はサーベル二刀のみ
超最速ブースター
全体的にミサイルを受けてもなかなか壊れない鉄の盾防御装備
艦娘の小破 中破を治す機材付き(時間かかる)

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 100
速度(速力) 低速

使い時が難しい


重速度型装甲

速度重視の装甲
武器はサーベル二刀のみ
最速ブースター

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 0
速度(速力) 超高速
殆んど遠征用



提督の技


睨みつけ(手加減)

メリット 「相手を気絶させる」

デメリット 「これを使った後、目が一時間ほど開かなくなる 手加減をしているので相手に傷が付く事はない為 攻撃性がない」


睨みつけ(本気) 「未公開」


刀技(未公開)


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