2019-07-01 06:06:03 更新

概要

修正が完了しました(2019/07/01)
この作品は【単独行動隊提督】の続きです


前書き

提督

目付きが悪いせいで他の者から距離を開けられる事の多い単独行動隊の一人
昔 大きなミスを犯したと言って 自ら単独行動隊に入った変わり者
首にはいつもネックレスをしてるところが特徴
そのネックレスの形も特徴的で1と6の形した数字が飾られている
単独行動隊 66番
コードネーム 【a maverick】(はぐれ者)
現在は南我原の提督をやっている

瑞鳳

仕事熱心の働き者で面倒見のよい艦娘(軽母)
まだ配属が決まっていなかったが今回の提督の所に着く事が決まった


金剛

いつもハイテンションで元気な艦娘(戦艦)
配属は決まっていたが移動が決まって今回の提督の元に着く事になった
元は東我原の艦娘





元気の良い艦娘(駆逐艦)
金剛と一緒で元気がありすぎるところが特徴
元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が賭けした際に南我原に移動が決まった





礼儀正しく、少しおっちょこちょいな艦娘(駆逐艦)
元々は東我原の艦娘だったが、上官と東提督の提督が賭けした際に南我原に移動が決まった



加賀

いつもクールでご飯を沢山食べ過ぎる艦娘(空母)
他の府だが元々金剛と一緒の府だった為、時々顔を出しに見に来る



上官

【本部の最高指揮官 総本部とは別の指揮を取る者】






















医務室



上官 「一時間は安静にしないといかんから ちゃんと休むんじゃぞ」


提督 「安心しろ 目が開かない状態で出歩かねぇよ」


医務妖精 「大丈夫ですか?今のところ目は痛くないですか?」


提督 「平気だよ 一時間ぐらい寝れば治るよ」


医務妖精 「…本当ですか?」


提督 「あぁ 一時間休めばまた目が開くから安心してくれ」


医務妖精 「それなら良いんですが…」


上官 「医務妖精 わしは演習場に行くからこ奴の事を頼むぞ」


医務妖精 「はい わかりました!」


上官 「a meverick お主の着替えはここに置いておくから覚えておけ?それじゃ」タッタッタッ…


パタンッ



提督 「…それじゃ 俺は一時間程寝かせてもらうよ」


医務妖精 「ゆっくり休んでね」


提督 「そうさせてもらうよ」


医務妖精 「それじゃ私は次の人が居るからなにかあったら呼んでね」


提督 「おう 行ってらっしゃい」


タッタッタッ…



提督 「…さて 寝るか」ゴソゴソ…パサッ













本部ー演習場



提督(東) 「どうしようどうしようどうしようどうしようっっっ!!!!!!」


加賀 「…なぜそのような約束をしたんですか?万が一のことを考えなかったんですか」


提督(東) 「だって負けるとは思ってもなかったんだもん!相手は新米提督かと思って余裕だと思ってたんだもん!」


加賀 「…諦めるしかありませんね 相手が上官では話しになりません」


提督(東) 「嫌だいやだー!!持っていかれたくなーい!!」


加賀 「無駄な悪あがきはやめて下さい みっともないですよ」


提督(東) 「うぅ…」(TT)




瑞鳳 「…そう言う事でしたか それで東提督さんが泣いていたんですか…」


金剛 「なんかなかわいそうね 元提督…」



上官 「…」タッタッタッ…


提督(東) 「…上官……」


加賀 「…」


上官 「…東 約束、覚えているよな?」


提督(東) 「…はい…」


上官 「ならいい それじゃ貰っていくぞ?【お前さん所の艦娘】」


提督(東) 「でっ出来れば加賀ちゃんや金剛姉妹は…」(´;ω;)ウルウル


上官 「安心しろ さすがにお前さんが大事に育ててる艦娘は連れていかんよ」


提督(東) 「皆大事に育ててます!てかそう言いながら金剛ちゃんを連れていきましたよね!?」


上官 「しょうがないだろ 【あ奴の元秘書艦に似てると言ったら金剛しか居ないんじゃから】」


提督(東) 「…元秘書艦?」


上官 「あっいや、今のは忘れてくれ お主に何の関係もないことじゃ」


提督(東) 「…?」


加賀 「…それで、上官は誰を連れていこうとしているのですか?」


上官 「…そうじゃのう 誰を連れていこうかのう?」ウーン


提督(東) 「〜〜〜っ!!!!!!」(´;ω;`)プルプル…


上官 「…」チラッ



瑞鳳 「?」ピクッ


瑞鳳 「(あれ?いま、上官こっち見たような…)」



上官 「瑞鳳 金剛 こっちに来てくれんか?」


瑞鳳 「っえ?あっはい!今行きます!」タッタッタッ…


金剛 「今行くデース!」タッタッタッ…


提督(東) 「っえ!?金剛ちゃん居るの!?」


加賀 「今走ってきてます」


瑞鳳 「上官 どうしたんですか?いきなり私たちを呼んで」


上官 「瑞鳳なら誰を選ぶ?この中の艦娘からだったら好きな艦娘を選んでくれんか」


瑞鳳 「…っえ」


提督(東) 「金剛ちゃ〜ん!」ガバッ!!


金剛 「oh!提督 今日はダイナミックネー!」


提督(東) 「当たり前よ!久しぶりに会えたんだからこれくらいしないと!!」(≧∇≦)


加賀 「まだ金剛さんが居なくなって一日しか経っていませんが?」


提督(東) 「私にとっては一日でも会わないと久しぶりになるのよー!」ギュー!!


金剛 「提督強く抱きしめ過ぎデース!」


提督(東) 「それほど帰ってきて欲しいって事よ!!」ギュー!!


加賀 「…」



瑞鳳 「…私が艦娘を選ぶんですか?」


上官 「あぁ わしが決めるのではなくお主が決めた方がいいと思ってな?お主が今南我原に必要な艦娘を一人か二人選んで欲しいんじゃよ」


瑞鳳 「ちょ、ちょっと待ってください上官!私では提督の必要な艦娘なんてわかりませんよ!?上官が決めてください!」


上官 「大丈夫じゃよ あ奴に不必要な艦娘なんていないから適当に選んでも平気じゃよ」


瑞鳳 「そうだとしても上官の方が提督の事をよく知ってるんですから私が決めるより上官が決めた方が良いと思うんですが?」


上官 「わしが決めてあ奴にバレたらマジて殺される…」


瑞鳳 「私が決めても同じ事になりそうなんですが!?」


上官 「それはありえない あ奴は男には厳しいが女には優しいからな だから怒られるだけで済むだろう」


瑞鳳 「怒られたくありません!上官が決めてください!」


上官 「それじゃ金剛 お主が決めてくれ」


金剛 「さすがに元鎮守府から艦娘を選んでこっちに連れてくるのは…」ウーン


加賀 「気が引けますね」


提督(東) 「金剛ちゃんの困り顔可愛い〜!!」ギュー!!


金剛 「提督 さらに強く抱きしめないで欲しいデース さすがに痛いネー」


提督(東) 「あっごめんなさい…」スッ…


上官 「…それじゃ誰が決めるんじゃ?南我原に連れていく艦娘を」


金剛 「上官が決めて下さいデース」

加賀 「上官が決めるべきだと思います」

提督(東)「私は決めて欲しくないわ」


上官 「みんなして酷くないか!?わしに死ねというのか!?」


金剛 「そこまでは言ってないデース」


加賀 「考え過ぎです」


提督(東) 「殺されれば?」


上官 「東お主はいい加減にしろ!!艦娘全員南に送るぞ!」


提督(東) 「やめてー!!それだけは本当にやめて!!」(;Д;)(;Д;)


瑞鳳 「…わかりました 怒られるのは嫌ですが私が決めます」ハァ…


上官 「本当か瑞鳳!?」


瑞鳳 「怒られる覚悟で選びます 怖いですが…」


金剛 「勇気あるネー!その生きネ!!」


加賀 「たしかにあの南提督は目付きが悪いですからね 怒られたらさぞ怖いでしょう」


提督(東) 「私は選んで欲しくない…」


上官 「艦娘全員」ボソッ


提督(東) 「ーっ…」(´;ω;`)ウゥゥ


瑞鳳 「…」ジッ…


瑞鳳 「(…提督はどんな艦娘が良いのかな まだ会って間もないからどういう艦娘がいいのかわからないな…)」


瑞鳳 「(提督が好みそうな艦娘…静かな人かな?でも金剛さんみたいな性格の艦娘と結婚していたみたいだし元気がいい人の方がいいのかな?)」ウーン…


上官 「…瑞鳳 あまり深く考えんでも平気じゃぞ?あ奴は誰であっても受け入れるやつじゃから適当に選んでも平気じゃよ」


瑞鳳 「…大丈夫ですか?」


上官 「あぁ!そこはわしが保証するから安心せい」


瑞鳳 「…わかりました それなら自由に選ばせてもらいます」


金剛 「瑞鳳は誰を選ぶんデスか?」


瑞鳳 「そうですね 私が選ぶ艦娘は…」


提督(東) 「〜〜〜っ…」

:(´◦ω◦`):プルプル













昼ー医務室



提督 「…っん」スゥ…


提督 「…んんっ!!」グググッ!!


提督 「…ふぅ?」コキコキッ


提督 「…目は治ってるな てか今何時だ?」



医務妖精 「現在お昼過ぎですよ」シャァァ タッタッタッ… ベッドの周りに取り付けられているカーテンを開けて入ってくる


提督 「もう昼か てことは一時間以上も寝てたのか…寝過ぎたな」ハァ…


医務妖精 「目の調子はどうですか?今は開いてるみたいですけど」


提督 「もう平気だよ 一時間経てば目は元に戻るからな」


医務妖精 「…なんで一時間で治るんですか?」


提督 「…体力が回復したから?」


医務妖精 「よけいにわかりません…」


提督 「詳しいことは俺にもわかんないがなぜかいつも一時間で目が治るんだ 不思議だよな」


医務妖精 「それは私のセリフです 私の方が不思議でしょうがありませんよ…」


提督 「まぁいいじゃねぇか!それで俺はもう帰っても平気か?」


医務妖精 「一応上官に許可をもらってから帰ってください 私は許可しますけど」


提督 「えー…?めんどくせぇからいいよ」


医務妖精 「ダメです!ちゃんと知らせてから帰ってください」


提督 「めんどくせぇ…わかったよ 上官に知らせてから帰るよ」ハァ…


医務妖精 「そうしてください あとあなたの換装はそこにあるので忘れないで下さいね?」ベッドの横に先程使っていた重速度型装甲が置かれている


提督 「わかってるよ さすがに換装は忘れないから平気だよ」


医務妖精 「そう言って忘れる人は数少なくないよ?」


提督 「…ちゃんと気をつけるよ」ヨット


医務妖精 「よろしいです!それではお大事に」


提督 「おう!世話になったな さっき言われた通り上官に知らせてから帰るよ」


医務妖精 「お願いします」


提督 「っと 着替え持っていかないとな」スッ








上官室



上官 「…」カリカリカリカリ…


タッタッタッ…


上官 「」ピクッ


ガチャッ


提督 「おーっす 目覚ましたぞ」タッタッタッ…パタンッ


上官 「…お主はノックと言う言葉を知ってるか?いつもいつも言っているが…」

(v_v`)ハァ……。


提督 「別にいいだろ ノックしようがしなくても」


上官 「…まぁよい ところでお主はなに用でここに?」


提督 「医務妖精が上官に知らせてから帰ってくれと言ってな だから知らせに来た」


上官 「そう言う事か わかった 知らせご苦労だったな?」


提督 「ほんとだよ まったくめんどくせぇ」


上官 「まぁそう言うな それでお前さんはもう南我原に戻るのか?」


提督 「あぁ 早く帰って荷物とかの整理をしたいからな すぐ帰るよ」


上官 「そうか…三日連休中に演習やらせて悪かったな」


提督 「別に構わないよ 久々の演習だったから楽しかったしな」


上官 「睨みつけで終わらせたのに楽しかったのか?」


提督 「誰一つ傷を負ってない状態で勝ったんだから楽しかったよ 艦娘に傷がつかなくて本当に良かったよ!」ニカッ


上官 「…お主のその笑顔 久々に見たな?」


提督 「っ!」ハッ


上官 「やはりお主を提督に戻して正解だったな お主の笑顔はあの時依頼見ることがなくなったからまた見れて安心したわい」


提督 「…別に笑顔になってないと思うが」


上官 「お主はそう思ってるかもしれないが皆はお主の笑顔を見ると安心するんじゃぞ?」


提督 「俺の笑顔は凶器だって言われたことがあるが?」


上官 「それはお主の目つきが悪いからだ」キッパリ


提督 「どうしろって言うんだよ!?目つきはどうしようも出来ねえよ!?」


上官 「なんとかしろ」


提督 「無茶苦茶だよ!?てかできたらやってるわ!」


上官 「…たしかに出来たらやってるか?」


提督 「あたりまえだよ まったく…俺はそろそろ帰るけどもう用事はないよな」


上官 「あぁ もう帰って平気じゃよ またなにかあれば連絡するからその時は頼む」


提督 「そん時が暇だったらな それじゃ」タッタッタッ…


上官 「暇じゃなくてもちゃんと来てくれよ…」ハァ…


提督 「…あっそうだ」


上官 「? どうした?」


提督 「東我原の艦娘達は?」


上官 「もう帰ったぞ お主が寝てる間にな」


提督 「みんな無事だったか?」


上官 「トラウマになっていないかと言うことか?」


提督 「…あぁ 一応弱めの睨みつけにしといたけど弱めでも気絶する程度はある だからトラウマになっていないか心配でな」


上官 「心配しすぎだ お主の睨みつけでトラウマになった奴は今まで誰一人いないじゃないか?」


提督 「出てくるかもしれないだろ?そのうちにな」


上官 「…まぁ、お主が本気の睨みつけや禁技を使えば話は別かもしれないがな」


提督 「…」


上官 「ま、お主だって使いたくて使うわけじゃないから仕方ないけどな」


提督 「当たり前だ 俺自身だって使いたくない あんな傷を深く負わせる技なんか…」


上官 「使う時が来ない事を祈ってるよ」


提督 「お前が祈ってるとろくな事なさそうだから祈らないでくれ」


上官 「ひどいのう!?わしが祈っててもいいだろ!?」


提督 「…まっ祈りたければ祈ってても構わないけどな?お前の好きなようにしてくれ」


上官 「あいっかわらずムカつく奴じゃのう お主の性格はどうにかならんのか?」


提督 「どうにもならん それじゃ、俺は帰るから今日はもう呼ぶなよ?」タッタッタッ…


パタンッ


上官 「…」


上官 「あ奴の本気か…久々に聞いたな」


上官 「あ奴の本気は一回しか見たことないな…あの時は正に【地獄絵図】だったのう」


上官 「…まぁ当たり前か あの時は確か、秘書が沈む一歩手前まで攻撃されて殺られそうになっていたからのう」


上官 「…もしも、あ奴がまた本気を出す時がきたら…誰が止められるかな?」


上官 「あの時はかろうじてあ奴の秘書が止めたが…あ奴の秘書はもういない」


上官 「…」


上官 「あ奴が本気を出したらまずいのう 対象法を考えとかなくてはならんな」













南我原鎮守府ー提督室の近く



提督 「…」タッタッタッ…


提督 「(はぁ…本部からここまでけっこう時間かかるな?10分ぐらいで着けたら楽だったんだけどなぁ…)」


提督 「(…まっ仕方ないか それより早く部屋に戻って服を着替えよう いつまでも単独行動隊の服を着てたらいろいろとまずいからな)」


…ーッ-


提督 「…っん?」瑞鳳の部屋の前に立ち止まる



テイトクハマダカエッテコナイノカシラ?


テイトクハマダホンブデネテイタノデマダジカンカカルトオモイマス


ソレマデノアイダココデアソンデルデース!!


アソンデイテヘイキナノデスカ?


ダイジョウブダトオモイマス



提督 「…? 誰か来てるのか?聞き慣れない声が聞こえるが」スッ…


コンコンッ


提督 「瑞鳳 金剛以外に誰かいるのか?」


アッテイトク カエッテキタンデスカ?ナカニハイッテドウゾ


提督 「…」スッ


ガチャッ






瑞鳳の部屋



ガチャッ


提督 「邪魔する」


瑞鳳 「お帰りなさい提督 よく休めましたか?」


提督 「…なんで俺が休んでた事を知ってるんだ?」


瑞鳳 「あっ…」


金剛 「瑞鳳…」


雷&電 「「?」」←瑞鳳達が招かねざる客だったとは知らない


提督 「…まぁそれはいい それよりそこの二人は東我原の電と雷だったよな?」


雷 「そうよ!今日からここに着任する雷よ!よろしく司令官!」


電 「同じく東我原から来ました電です 私も今日からここへ着任して来ました よろしくお願いします司令官さん」


提督 「…着任?」


瑞鳳 「私が連れてきたんです 今のままではバランスが悪いと思いまして?」


提督 「…勝手な真似をしないで欲しいんだけどなぁ?」ジッ


瑞鳳 「勝手な真似をして申しわけありません 言いわけをするつもりないので叱りたければ叱ってください」


瑞鳳 「できればお手柔らかにお願いします…」プルプル…


提督 「…」


金剛 「(oh…瑞鳳ド直球すぎるネ……)」


電&雷 「「…?」」なんのことかをわかっていない


提督 「…別に叱る気はないから安心しろ ただなんか一言言ってから着任させて欲しかっただけだ」


瑞鳳 「…っえ」


提督 「っん どうした?なにか俺変なこと言ったか?」


瑞鳳 「…次からは提督に言えばよろしいんですか?」


提督 「あぁ 瑞鳳が必要と思えば何人かは着任させていいぞ そん時は俺に一言言ってくれ」


瑞鳳 「…わかりました」


提督 「それじゃ今日からよろしくな …って言いたいけど、お前らは東我原の提督に移動許可はもらったのか?」


雷 「もらったって言うか強制的に移動させられたって言った方がいいのかな?」


提督 「強制的に?」


電 「はい 今日の演習で負けたらここへ艦娘を移動させると上官さんから連絡が合ったと司令官さんが言っていました」


雷 「それで私達は負けたからここに来たってわけよ!」


提督 「…ほぅ?上官からねぇ…?」ピキッ


瑞鳳 「…」(¯―¯٥)


提督 「ちょっとあの馬鹿の所に行ってくる」タッタッタッ…


金剛 「行ってらっしゃいデース…」


パタンッ…



瑞鳳 「…私は知りません 私はなにも見てないです?」


金剛 「私も知らないデース…」


雷&電 「「???」」













本部ー上官室



上官 「…」ゴソゴソ…


上官 「よし!これで準備が出来たぞ!」


コンコン


ムサシダ ハイッテモイイカ?


上官 「おう 入って良いぞ」ヨイショット ズシッ


ガチャッ


武蔵 「失礼する…ってなにをやってるんだ?そんなでかい背負って」


上官 「ちょっと三日くらいここを離れる それまでの間ちゃんとやっとくんだぞ?それじゃ」タッタッタッ…


武蔵 「ちょっと待て いきなりなにを言うかと思えば今から三日間居なくなるとはどういうことだ?説明しろ」ガシッ


上官 「もうすぐでやつが来るからじゃ だから早く行かねば…」


武蔵 「…やつ?」



扉 「」ドゴォォォォン!!!!!!木っ端微塵!!


武蔵 「っ!? なっなんだ!?敵襲か!?」ビクッ!!


上官 「…遅かった」サー…



提督 「じょ〜う〜か〜ん?いるかー?」

(´^∀^`)ニタァ ゴゴゴゴゴ!!!!!! 笑顔満喫で重攻撃型装甲を着て中に入ってくる


上官 「…よう?a maverick また会ったのう なにか用か?」ダラダラ…


提督 「シラを切る気かなぁ?お前が何をしたかわかってるよなぁ?」

(╬^∀^)


上官 「ーっ…」ダラダラ…


武蔵 「…a maverick?」


提督 「久しぶりだな?武蔵 相変わらず凛々しいな!」


武蔵 「…それは褒め言葉として受け取っていいのか?褒められてる気がしないんだが」


提督 「悪口として言ってはないんだが」 コソッコソッ…


武蔵 「それならもっと他の言葉があると思うんだが?」


提督 「…いつ見ても可愛いとか?」 コソッコソッ…


武蔵 「っ!!!!!?」(//〇__〇//)ボッ!!


提督 「こう言えばいいのか?さすがに恥ずかしいんだが…」 コソッコソッ…


武蔵 「あっいぇ…すみません やっぱり聞かなかった事にしてください……」///カァァ…


提督 「…」スチャッ コソッコソッ…


上官 「」ダッ!! ドアにめがけて一気に走り出…


提督 「」ダンッ!!



チュインッ!!


上官 「っ!?」ビクッ!! 足元に銃弾が撃ち込まれて床にめり込む


提督 「なに逃げようとしてるのかな?上官 お前との話しはまだ終わってないぞ?」

(╬^∀^)スチャッ


上官 「…ちょっと、お手洗いに……」


提督 「そんなデカイ荷物持って花摘みはおかしいと思うんだけどなぁ?」

(╬^∀^)


上官 「っ…」ダラダラ…


提督 「次は艦娘を使った賭け勝負をするな わかったな?」


上官 「わかった!わかったから銃口を下げろ!お主の場合は本気で撃ってきそうで怖い!!」


提督 「ならいい 今回の事は大目に見るよ」スチャッ


上官 「(助かった…)」ホッ…


提督 「だけど!」スチャッ


提督 「次艦娘のせいにしようとしたり艦娘を使ったりしたら本気で殺すからな」ギロッ!!


上官 「わかっておる もう艦娘を使った真似はせんよ もしやったら次は本気で殺されるからな」


提督 「当たり前だ 次からの前に気づけ」


上官 「すまなかった わしが完全に悪かった 本当にすまない」


提督 「まったく…」スゥ…


タッタッタッ…



上官 「…本気で殺されるかと思ったわい ほんとにあやつは怖いな…」ハァ…


武蔵 「…一体なにをしたんだ?」


上官 「いや、ちょっと艦娘を使った賭け勝負を東我原提督とやっていたことがバレてな それで殺されそうになってたんだ…」


武蔵 「それは上官が悪いな 艦娘を使った賭け勝負なんて言語道断!」


上官 「仕方ないだろう あ奴は艦娘を必要としないんだからこうやってやらんとあ奴に艦娘を送れんじゃろ?」


武蔵 「…それと上官 さっきの奴って特別単独行動隊のa maverickだよな?なぜあいつが提督の紋章を付けていたんだ?」


上官 「わしが提督にさせたんだ」


武蔵 「っ! また提督に戻ったのか?かなり嫌がってたのに」


上官 「なんとかな ほとんど無理やりじゃったが」


武蔵 「…無理矢理か」


上官 「あぁ あ奴は単独行動隊より提督が似合ってるからな だから提督に戻したんだ…本当に無理矢理だがな」


武蔵 「…」


上官 「しかし、やはり瑞鳳に任せてもバレてしまうか まっあ奴に隠し事がてきるなんて思ってもないがな」ハァ…


武蔵 「? なにがだ?」


上官 「いや、なんでもない こっちの話だから気にしないでくれ」


武蔵 「?」













南我原鎮守府ー工房



タッタッタッ…


提督 「…よいしょっと」スッ


重攻撃型装甲「」ドスンッ 重攻撃型装甲を換装置き場に置く


提督 「ふぅ…やっぱり重いな もうちょっと軽くした方がいいな」


提督 「でもこれ以上軽くするには武器を降ろさなきゃいけないからなぁ…どうしよう」ウーン



妖精 「提督 帰ってたんですか?」タッタッタッ…


提督 「おう妖精 今さっき帰ってきたところだ それとなにか必要なものはあったか?」


妖精 「ここの工房はかなり揃ってるから今のところはなにもいらないです」


提督 「わかった なにか必要なものが出てきたら教えてくれ 至急用意するから」


妖精 「わかりました」


提督 「それとちょっと見てもらいたいのがあるんだが今平気か?」


妖精 「? なにを見て欲しいんですか?」


提督 「少し俺の換装を見て欲しいんだ」スッ


妖精 「この3つの換装ですか?どれもバランスがすごく悪いですよ」


提督 「まぁバランスは悪いけど俺は慣れてるから平気だ!」


妖精 「特にこの真ん中の換装は一番バランスが悪いよ すごく重たそうに見えるけど…」


提督 「重防御型装甲 防御中心に作った換装だ」


提督 「武器はサーベル二本だけなうえ速度はまったくと言っていいほど出ないがその換装だけは被弾した艦娘を治すことができるんだ …まぁ時間はかかるけどな」


妖精 「なるほど!それでこんなに機材が付いてるんですね なかなか興味深いですね」

(。-`ω´-)ンー


提督 「重たいけどな」


妖精 「それでこの換装のどこを見て欲しいの?」


提督 「重攻撃型装甲の防御を上げたいんだが出来れば重量は変わらないようにしてほしいんだ 出来るか?」


妖精 「重量を変えないでですか…」ウーン


提督 「…やっぱりキツいか?重量を変えないでなんて」


妖精 「うーん…重量を変えないでと言われるとキツイですね 防御を高くするんでしたらどうしても盾部分が分厚くなってしまいますから…」


提督 「だよな…」ハァ…


妖精 「この換装って何キロぐらいあるの?」


提督 「重攻撃型装甲は55kg 重防御型装甲は80kg 速度型装甲は5kgだ」


妖精 「やっぱり防御型は重いんですね」


提督 「まぁ防御重視なうえ艦娘の修理機材が付いてるからな 仕方ない」


妖精 「あとこの防具がまったく付いてない換装は危なくないですか?」


提督 「速度型装甲 それは速さを重視した換装だからな 危ないと言えばかなり危ない」


妖精 「このままでいいの?」


提督 「速度型と防御型は良いんだけど一番使う重攻撃型装甲の換装をもうちょっと強くしたいんだ」


妖精 「うーん…できるかわからないですが軽量サイズの盾作ってみます」


提督 「無理はしなくていいからな 無理して体調壊されると困るから出来る範囲で頼む」


妖精 「提督は優しいですね 私の体調を心配してくれるなんて」


提督 「…これで優しいのか?普通だと思うんだが」


妖精 「酷いところは体調崩してまでやれって言うところもあるよ?」


提督 「…それどこでやってるか知ってるのか?知ってるなら教えてくれ」


妖精 「どこでやってるかはわからないけどそういう所もあるよって言いたかっただけですよ」


提督 「もしそんな鎮守府がある事を知ったら教えてくれ そこの鎮守府の提督…」


提督 「【半殺しにするから】」


妖精 「…怖いです 提督……」


提督 「そうでもしないとそういう提督は治らないからな まっ捕まるのは俺だけど」


妖精 「そりゃそうですよ 半殺しにしたら提督が悪くなりますよ…」


提督 「上官がなんとかしてくれるだろ?」ケケケッ!!


妖精 「提督が悪魔に見えるよ…」


提督 「まっそれはいいとして 妖精がなにか作りたいと思ったら勝手に作っても構わないからな?」


妖精 「勝手に作っていいの?」


提督 「構わないよ なくなれば上官に言って持ってきてもらえばいいだけだからな」


妖精 「…そんなことできるの?」


提督 「簡単 脅せば送ってもらえるからな!」ニヤッ


妖精 「…それは喝上げと言うんですが?」


提督 「気にするな それじゃ俺は腹減ったから食堂に行ってくる」


妖精 「あっ私もご一緒してもよろしいですか?」


提督 「構わないけど昼ご飯食べてなかったのか?」


妖精 「ちょっと工房で必要な物があるかどうかを調べてたらいつの間にかこの時間に…」アハハ…


提督 「なるほど?なら一緒に行くか」


妖精 「はい!」


タッタッタッ…













食堂



タッタッタッ…


提督 「妖精はなにが食べたいんだ?」


妖精 「提督と同じのをお願いします」


提督 「わかった 席に座って待っててくれ 今作るから」タッタッタッ…


妖精 「…っえ?」


提督 「ん?どうした?」パカッ 冷蔵庫を開けてなんの材料をあるのかを確かめる


妖精 「提督が作るんですか?」


提督 「そうだよ ここには作る人いないからな?だから自分で作るんだ…おっ!良い卵だな?これで厚焼き玉子作ったら旨そうだな 作ろっと!」カチャカチャ…


妖精 「…見た目に寄らないって本当だった」ボソッ


提督 「(聞こえてるよ…)」パタンッ








数十分後…(昼食スキップ)



提督&妖精 「「ごちそうさま(でした)」」


提督 「俺が洗い物やっとくから妖精は自由にしてていいぞ」カチャカチャ…


妖精 「良いんですか?」


提督 「あぁ 構わないよ」ヨット


妖精 「ありがとうございます では私は工房に戻って趣味を満喫してきます!」


提督 「おう!」


タッタッタッ…


提督 「…さてと、俺もさっさと皿洗って書類の整理だな さっさと洗おう」カチャカチャ…














提督室



提督 「…」カリカリカリカリ… 書類整理中


提督 「…」パサッ…カリカリカリカリ…


コンコン


テイトク ズイホウデス ナカニハイッテモヘイキデショウカ?


提督 「構わないぞ 入って」カリカリカリカリ…


ガチャッ


瑞鳳 「失礼します」


提督 「どうした 俺になにかようか?」カリカリカリカリ…


瑞鳳 「提督 先ほどご飯食べてましたよね?」


提督 「あぁ 食べたけど」カリカリカリカリ…


瑞鳳 「その時卵使いましたか?」


提督 「…4つ使ったが?厚焼き玉子作るのに必要だったから」


瑞鳳 「やっぱりー!!!!」


提督 「おぅっ!?」ビクッ!!


瑞鳳 「提督!なんであの卵を使ったんですか!?あの卵は最高級の卵なんですよ!」


提督 「っえ?冷蔵庫の中に良い卵があったから…」


瑞鳳 「私が玉子焼き作るのに使おうとしてたのにー!!!!」


提督 「…使っちゃいけなかったのか?」


瑞鳳 「…別に使ってはいけないってわけじゃないですが私が上官に頼んで送ってきてもらった最高級の卵だから一言言ってから使って欲しかったです」


提督 「それはすまない まさか瑞鳳の卵とは思わなかったよ?至急最高級の卵を送ってもらうよう頼むよ」スッ 携帯電話を懐から取り出して連絡しようと…


瑞鳳 「まだ余ってるので平気です ただ次からは一言言ってから使って下さい」


提督 「わかりやすいように冷蔵庫2つ用意するか?瑞鳳専用とみんな専用で」


瑞鳳 「そこまでしなくても大丈夫です 冷蔵庫はひとつで十分です」


提督 「…そうか?」


瑞鳳 「はい ただそれを言いに来ただけです 仕事中に邪魔してすみません 失礼します」タッタッタッ…


ガチャッ…パタンッ


提督 「…」


提督 「…そういえば俺の荷物まだ工房に置きっぱなしだったな?持ってくるか」カタッ タッタッタッ…













工房



タッタッタッ…


提督 「…あの馬鹿どこに置いたんだ?俺の荷物」タッタッタッ…


提督 「あいつの事だから出入口の近くには置かないで奥の方に置いてそうなんだよなぁ?」タッタッタッ…


提督 「…っん?」



雷 「へぇ〜 これが司令官の換装なんだ?」


電 「真ん中のは重そうなのです…」


金剛 「でも提督はこの換装を普通に使ってたデース!」


雷 「今日の演習で見たこれも換装なの?まったく防御装備がついてないけど?」


金剛 「多分換装デース!」


電 「多分ですか…」


提督 「換装だよ 速さを特化した遠征用換装だ」タッタッタッ…


金剛 「oh!提督 居たんデスか?」


提督 「今来たところだ ちょっと俺の荷物を取りにな?」


金剛 「提督の荷物なら向こうにあるネー!」ユビサシ


提督 「向こうか?ありがとう」タッタッタッ…


雷 「あっ司令官 ちょっと聞きたい事があるんだけどいいかしら?」


提督 「なんだ?」


雷 「瑞鳳から聞いたんだけどここの鎮守府は出撃がないってほんと?」


提督 「本当だよ おまえ達に任せる出撃はないよ?」


電 「…っえ それってどういうことですか?」


提督 「上から出撃命令が出たとしてもお前達は待機で俺は出撃するって事だ」


雷 「…提督が全部やるってこと?」


提督 「そう言うことだ まだ他に聞きたいことはあるか?」


雷 「ううん…もう大丈夫」


提督 「そうか?またなにか聞きたいことがあったら聞きに来てくれ それじゃ」タッタッタッ…


雷 「…」


電 「…不思議な司令官さんなのです?」 エーット…コレゼンブカ…オオイナァ?ヨット


金剛 「…」 オモー!!!!













夕方ー提督室



提督 「うーん…これはここで これはこっちで…」ウーン 自分の荷物を整理中


コンコン


ズイホウデス ナカニハイッテモイイデショウカ?


提督 「入っていいぞ」コトッガサガサ…


ガチャッ


瑞鳳 「失礼します」


提督 「どうした?もう卵は使ってないぞ」カタッ ガサゴソガサゴソ…


瑞鳳 「卵ではありません 夕食はなにがいいかを聞きに来ました」


提督 「なんでもいいぞ?瑞鳳の作る料理と一緒で構わない」コトッ ガサゴソガサゴソ…


瑞鳳 「わかりました …それと今は荷物の整理をしているんですか?」


提督 「あぁ 自分の荷物をどこに置くかを考えながら並べてるんだ」カタッ ガサゴソガサゴソ…


瑞鳳 「…荷物の量多くないですか?部屋中ダンボールだらけですが…」



部屋の中「」ズラァ… 周りにはダンボールの山が山積みになっている


提督 「そうか?普通だと思うが」コトッ ガサゴソガサゴソ…


瑞鳳 「…あれ?提督 机の上に置いてある写真立てが倒れてますよ?」ヒョイッ


提督 「っえ…あっ!!」


瑞鳳 「…っえ?これって…」



写真 「」提督と多くの艦娘が並んでる写真が貼られて…



提督 「」バッ!!


瑞鳳 「あっ…」


提督 「…なにも見なかったことにしとけ いいな?」


瑞鳳 「…はい わかりました」


提督 「…夕食早く作ってきてくれ」


瑞鳳 「…わかりました」


タッタッタッ…


瑞鳳 「失礼します」ガチャッ


パタンッ タッタッタッ…



提督 「…」


提督 「見られちまったな?写真」スッ


提督 「やっぱりしまっといた方が良いかな?…いや、これだけはしまいたくない いつでも見れるように置いておきたいな」


提督 「…やっぱり寝かせておく方がいいな」カタンッ 机の上に写真立てを寝かせる


提督 「さて、荷物の整理しないと」













夜ー提督室



提督 「…やっと終わった……」ハァァ…


提督 「(一時間で終わるかと思ったけど三時間ぐらいかかっちまったな 予想外だった…)」ググゥ~…


提督 「…夕食食わないで続けてたから腹減ったなぁ 瑞鳳が夕食出来たって言ってたのに後で食べるって言っちまったからな…」ググゥ~…


提督 「…まだ残ってるかな?残ってたらすぐ食べれるんだけどなぁ」



コンコン


ズイホウデス ナカニハイッテモイイデショウカ?


提督 「入っていいぞ」


ガチャッ


瑞鳳 「失礼します」カチャッ 料理の乗ったお盆を持ちながら入ってくる


提督 「…瑞鳳 その料理は?」


瑞鳳 「提督の分です 後で食べると言ってたので残しておきました」

?? 『提督の分なの! 後で食べるって言ったから残しておいたの!』


提督 「…っえ?」


瑞鳳 「温め直したので暖かいですよ 食べますか?提督」

?? 『温め直したからあったかいの!食べるの?提督』


提督 「…ーっ?」ツツゥ-…


瑞鳳 「…っえ てっ提督!?どうしたんですか!?急に涙なんか流して!」


提督 「…っえ?」ポタッポタッ…


提督 「(…あれ?なんで泣いてるんだ?俺…瑞鳳があいつに見えたからって……)」ポタッポタッ…


瑞鳳 「…提督?一体どうしたんですか?なにかあったんですか?」


提督 「」ゴシゴシ…


提督 「いや、なんでもない いきなり涙を流す所を見せて悪かったな」


瑞鳳 「…そうですか?」


提督 「あぁ 心配させて悪い それよりその料理は食べていいのか?」


瑞鳳 「はい これは提督の分なので食べて平気ですよ」


提督 「それじゃいただこうかな」


瑞鳳 「はい!」








数十分後…



提督 「ごちそうさま」


瑞鳳 「味の方はどうでしたか?」


提督 「なかなか良かったぞ 特に玉子焼きは形も良かったし味付けもちょうどいいくらいだったから美味かった!」


瑞鳳 「えへへ〜!玉子焼きは得意なんで自信があったんですよ!」ニヘラ


提督 「なるほど だからあんなに美味かったのか またいつか作ってくれるか?」


瑞鳳 「もちろんです!いつかではなく明日の朝食も作ります!」


提督 「いや、明日は俺が作るよ 瑞鳳は今日の夕食を作ったんだからな」


瑞鳳 「…そうですか?」


提督 「あぁ!…起きれたらの話しだけどな?」ハァ…


瑞鳳 「…やっぱり私が作ります 多分ですが提督は朝起きないと思います 今日の朝もそうでしたので…」


提督 「たしかに…」


瑞鳳 「私が明日の朝食を作るので提督はゆっくり休んでいてください 朝食が出来次第起こしに来ますので安心してください」


提督 「…立場が逆になっちまったな?でもそうした方がいいかな 俺だと朝起きれるかわからないから作れるか不安だしな」


提督 「それじゃ明日の朝食頼むぞ?瑞鳳」


瑞鳳 「了解です!任せといてください!」


提督 「頼もしいな?それじゃ、俺は自分の食器を洗いに行くか」カチャカチャ…


瑞鳳 「あっ私が洗いますよ?」


提督 「このくらいは自分でするよ 瑞鳳はもう休んで良いぞ?明日も早いんだから」タッタッタッ…ガチャッ


パタンッ…



瑞鳳 「…」


瑞鳳 「…行った、よね?」


瑞鳳 「…ちょっとだけ、見させてもらいますね?提督」スゥ…カタッ 机の上に寝かせてある写真立てを起こす


瑞鳳 「…かなり艦娘の人数が多いですね これ全員提督の艦娘でしょうか?」


瑞鳳 「私が知ってる限りだと…【翔鶴】【鳳翔】【吹雪】【竜田】【天竜】【不知火】【瑞鶴】【青葉】【時雨】【夕立】【神通】【那珂】【川内】…以下省略」


瑞鳳 「そして提督の隣にいるのは…」



タッタッタッ… 通路から誰かが歩いてる音が部屋に響いてくる


瑞鳳 「っ!? やばい!」カタッ すぐさま写真立てを机の上に置き寝かせる



ガチャッ…


提督 「…なんだ お前まだ居たのか?瑞鳳」


瑞鳳 「えっ!?あっはい!まだ居ましたよ提督!?」ギクシャク


提督 「…? どうした?そんなにギクシャクして」


瑞鳳 「っえ!?あぁいや、なんでもないです!本当になんでもないです!?」((((;゚д゚))))アワワワ


提督 「…」(¬_¬)ジー


瑞鳳 「(落ち着け!落ち着け私!?落ち着かないと写真を見たのがバレちゃう!?早く落ち着け!)」((((;゚д゚))))アワワワ


提督 「…」チラッ


写真 「」写真立てが元あった場所から多少ズレている事に気づく


瑞鳳 「~~~っ!!!!!!」((((;゚д゚))))アワワワ


提督 「…写真 見たのか?」


瑞鳳 「みっ見てないです!一瞬たりとも見てないですよ!?」((((;゚д゚))))アワワワ


提督 「…正直に言え 見たのか?見てないのか?」ギロッ


瑞鳳 「っ!! …はっはい 見ました…ごめんなさい」


提督 「…はぁ やっぱりな」


瑞鳳 「(怒られる…絶対凄く怒られる!!)」ビクビク


瑞鳳 「(ヘタすれば拳が来る…見ちゃいけないと言われてたのに見たから絶対謝っても許してもらえない!!)」ブルブル


瑞鳳 「(いっ痛くないように…!!)」グッ…


提督 「…瑞鳳 俺は怒る気ないから、そんなびくびくしなくて平気だぞ?」


瑞鳳 「…っえ ほっほんとですか?」


提督 「あぁ 一度誤魔化そうとしたがちゃんと正直に言ったから許すよ だからそんなびくびくするな」


瑞鳳 「…ほんとですか?本当に怒りませんか?」


提督 「何度も言わせるな 許すって言ってるだろ」


瑞鳳 「…よっ」


瑞鳳 「よかった~…」ハァァ…ヨロッ 崩れ落ちて腰が抜ける


提督 「おっおい!大丈夫か!?」ガシッ 崩れる瑞鳳を支える


瑞鳳 「すっすみません ずっと怒られると思っていたので怒られないとわかったら力が抜けてしまって…」ヨット


提督 「…そんなに怒った顔怖いか?俺の顔…」


瑞鳳 「上官に怒鳴ってた時の事を思い出しますと…」


瑞鳳 「【けっこう恐いです…】」


提督 「…そうか……」ハァァ…


瑞鳳 「…すみません 正直に言い過ぎたでしょうか?」


提督 「いや、正直に言ってくれた方が良い…けど、やっぱり怖いか……」

( = =)ハァ…


瑞鳳 「あっ!?こっ怖いだけじゃないですよ!?提督の眼は凛々しくも見えますよ!」(゜ロ゚)アワワワ


提督 「無理に言わなくていいよ 自覚してるから…自分の目がキツいこと……」( = =)ハァ…


瑞鳳 「てっ提督は昔から目つきが悪かったんですか?」


提督 「いや、元々はこんな目つきじゃなかった ある技を使えるようする為に練習してたらこうなったんだ」


瑞鳳 「…技?あっ睨みつけの事ですか?今日の演習で見せた相手を気絶させるやつですよね」


提督 「…やっぱり演習してる時来てたのか 来るなと言ったのに」


瑞鳳 「あっ…」


提督 「…まぁいい、それであってるよ?その技を使えるようする為にこんな目つきになったんだ 俺の元々の目つき見てみるか?」


瑞鳳 「…どうやって見るんですか?」


提督 「写真がある ちょっと待ってろ」タッタッタッ…



ガサゴソガサゴソ…


提督 「あった」タッタッタッ…パサッ アルバムを広げて瑞鳳に見せる


提督 「これだよ」スッ 一枚の写真を指差す


瑞鳳 「…っえ」



写真 「」写真に写ってる提督は緩やかな目つきで瑞鳳の目の前に居る提督とは真反対な目をしている


瑞鳳 「…これが、提督なんですか?」

(゜ロ゜)


提督 「そうだよ 昔の俺だ」


瑞鳳 「目つきが全然違う…てか、別人に見えます」(゜ロ゜)


提督 「まぁ今とはまったく似てないから他人だって思われてもおかしくないな」


瑞鳳 「…」ペラッ 次のページをめくる


瑞鳳 「あれ?提督 この写真は…」


提督 「ん?あぁ 深海棲艦と一緒に撮った写真か」


瑞鳳 「なんで深海棲艦と一緒に撮ってるんですか!?」Σ(゚Д゚;)


提督 「そいつらは敵じゃない…かと言って味方でもないけどな」


瑞鳳 「…敵でも味方でもない?」


提督 「あぁ そいつらは俺が一人で出撃してた時にケガしながらどこかに向かっていたんだ」


提督 「俺はその時、重防御型装甲を来てたから傷を治せると思って治してやったんだ」


提督 「そしたらなんか仲良くなっちまってな?だからそいつらは特別なんだ」


瑞鳳 「…提督は深海棲艦にも優しくしているんですか?」


提督 「…別に優しくしてるつもりはないが?」


瑞鳳 「でも傷ついた深海棲艦を治したんですよね?」


提督 「まぁ、そうだけど…」


瑞鳳 「優しすぎます 誰が聞いても優しすぎると言いますよ」


提督 「別に良いだろ?俺が深海棲艦を治そうが治さなろうが」


瑞鳳 「…上の方にはバレていませんよね?」


提督 「上官は知ってるけど元帥とか他の奴らは知らないはずだが」


瑞鳳 「もしバレたらまずいですよね?」


提督 「バレたらバレたで提督辞めれるからいいんだけどな 俺にとっちゃ万々歳だ」


瑞鳳 「…」


提督 「そろそろ消灯の時間だ 明日も早いから早く寝ろ」


瑞鳳 「…わかりました」


提督 「あぁ それと瑞鳳」


瑞鳳 「はい なんでしょうか?」


提督 「さっきの話しと写真のこと…誰にも話さないでくれよ?」


瑞鳳 「わかっています 誰にも話しませんので安心してください」タッタッタッ…


瑞鳳 「失礼します」ガチャ


パタンッ


提督 「…」













朝ー提督の部屋



提督 「すー…すー…」


提督 「んー…すぅー…すぅー……」



コンコン


テイトク オキテマスカ?


提督 「すー…すー…」


…ハイリマスヨ?


ガチャッ


瑞鳳 「…やっぱり寝てる 大体予想してましたけど…」ハァ…


提督 「すー…すー…」


瑞鳳 「提督起きてください 朝ですよ」ユサユサ


提督 「すー…すー…」ユサユサ…


瑞鳳 「朝ご飯が出来ているので早く起きてください ご飯が覚めてしまいます」ユサユサ


提督 「すー…すー…」ユサユサ…


瑞鳳 「起きない…」



バタンッ!!


金剛 「ハロー!提督 朝デース!!」


瑞鳳 「デジャブ!!!?」ビクッ!!


金剛 「oh!瑞鳳おはようネー!」


瑞鳳 「おっおはようございます…」ドキッドキッ…


金剛 「提督は…まだ寝てるデース」


瑞鳳 「はい さっきから起こそうとしているんですがまったく起きる気配がないんです」


提督 「すー…すー…」


金剛 「提督起きるデース」ユサユサ


提督 「すー…すー…」ユサユサ…


瑞鳳 「起きてください提督 朝ですよ?」ユサユサ


提督 「すー…すー…」ユサユサ…


金剛 「…全然起きる気配がないネー 結構ねぶといデース」


瑞鳳 「…どうしましょうか?」



バタンッ!!


雷 「司令官朝よ!起きなさい!」


瑞鳳 「二度目!!!?」ビクッ!!


電 「おっお姉ちゃん ドアを開けるときはもう少し優しく開けるのです…」


雷 「…あれ?先客が居るわ」


電 「金剛さんと瑞鳳さんおはようございます お二人も司令官さんを起こしに来たのですか?」


金剛 「そうデース!でもさっきから起こそうとしてるけど全然起きないデース」


雷 「私にいい方法があるわよ!」


瑞鳳 「っえ?どんな方法ですか?」


雷 「魚雷をぶつければ起きると思うわ!」ドンッ!!


金剛 「…」


瑞鳳 「…」


電 「…えっと、お姉ちゃん それはまずいと思うのです…」


雷 「なんでよ?元司令官はそれで起こしてたじゃん?」


瑞鳳 「っえ!?」Σ(゚Д゚)


電 「元司令官さんは殆んど不死身だったのです 今の司令官さんは同じだとは限らないのです」


雷 「…そうかな?」


電 「そうなのです!」


瑞鳳 「金剛さん本当なんですか!?東我原提督は魚雷で起こされてたって!?」 ウーン…デモシレイカンオキソウニナイカラコレデオコシタホウガハヤイトオモウケド?


金剛 「本当デース たまにデスが魚雷で起こされてる所を何回も見たデース」 ソレデモダメナノデス!シレイカンサンガシンジャウノデス!


瑞鳳 「…爆発してましたか?」ヒソヒソ ウーン…マッナントカナルデショ!


金剛 「…yes」ヒソヒソ オネエチャン!ダメナノデス-!!



ドガァァァンッッ!!!!!!



瑞鳳&金剛 「「っ!!!?」」


電 「」(○□○)


雷 「さぁて司令官!これで目が覚めたかしら?」


提督 「…。」プスプス… 服は黒焦げだが生きて起きる


瑞鳳 「」(○□○)


金剛 「…やってしまったデース」


雷 「おはよう司令官!ちゃんと起きてる?」


提督 「…あぁ起きてるよ お前の魚雷のおかげでな?」(╬^∀^)ピキピキ


雷 「あっあれ?司令官 もしかして…怒ってる?」


提督 「生身の身体に魚雷をぶつけられて怒らない奴は居ないと思うけどなぁ?」(╬^∀^)ピキピキ


雷 「私の元司令官は怒らなかった…」サー…


提督 「お前ん所の提督と一緒にするんじゃねぇ!!」(#゚Д゚)ゴルァ!!


雷 「司令官が怒ったー!?」タッタッタッ!!…バタンッ!! 扉を勢いよく開けて出ていく


電 「はわわわわっっ!!!?怖いのですー!!!!」タッタッタッ!!…


提督 「待てやコノヤロー!!」( º言º)スタッ


タッタッタッ!!…


瑞鳳 「…」


金剛 「朝からみんな元気デスね…」


瑞鳳 「…なぜ電も逃げたんでしょう?逃げる必要ありませんよね」


金剛 「提督が鬼みたいな顔をしてたからだと思いマース」


瑞鳳 「たしかにさっきの提督の顔かなり怖かったですね 鬼のような顔でした…」


金剛 「例えるなら般若の顔デース」


瑞鳳 「それはさすがに言い過ぎかと…いや、それに近いかも…」ウーン…


金剛 「まぁ目つきも目つきだからそう見えても仕方ないデース」


瑞鳳 「失礼にも程がありますよ…」












通路



提督 「待てやおめぇらぁぁっ!!!!!!」

└(#゚Д゚ )┐ゴルァ!! ダダダダダ!!!!!!


雷 「きゃあああああっ!!!!!?」

┗( ゚□゜)┓三3


電 「怖いのです怖いのです怖いのですぅぅ!!!!!?」

└( ゚□゜)┐゜。三3


雷 「てかなんで電も逃げてるの!?あんたは関係ないでしょ!」


電 「怖かったからつい逃げ出しちゃったのです〜!!!!」


雷 「確かにあの司令官は怖いわ!怒ると…あの…なんだっけ?白い顔の…角が生えた…?」


電 「般若のお面なのです〜!!!!!!」


雷 「そう!それそれ!それにそっくりよ!」ガシッ


雷 「…っえ?」後ろから肩を掴まれる


提督 「…」(#^ω^)ニコッ 雷の肩を掴んで逃がさないようしている


雷 「しっ司令官……」サー…


提督 「…さぁこい?雷」


雷 「しっ司令官!私が悪かった!?私が悪かったわ!だから許して!!」ズルズル…


提督 「なにを謝ってるんだ?俺はもの凄く怒ってないぞ?」(#^ω^)


雷 「文脈がおかしいわ!謝るから許して!?お願い!!」


提督 「とりあえず俺の部屋に行こうか?」

(#^ω^)


雷 「いやあぁぁあぁぁぁっっっ!!!!!!」

。゚(゚□゜)゚。 ズルズル…



電 「…ごめんなさいなのですお姉ちゃん 電にはなにも出来ないのです…」遠くから引きずられている雷を見ている


提督 「電 お前も来い」


電 「ひぃっ!?」ビクッ!!


雷 「司令官!電はなにもやってないわ!私が独自でやったのよ!」


提督 「連帯責任だ 来い」


電 「…はい」タッタッタッ…


雷 「司令官!電は本当に何もやってないわ!信じて!!」


提督 「…」


電 「っ…」プルプル…


提督 「ついて来い」


電 「…はいなのです」ビクッ


雷 「司令か…!」


提督 「黙ってろ」


雷 「…はい」


タッタッタッ…













提督室…ではなく食堂



タッタッタッ…


提督 「着いたぞ」


雷 「っえ?ここって…」ズルズル…


電 「食堂なのです?」


提督 「そうだよ お前ら朝飯まだだろ?」


雷 「えっ?うん まだだけど」


電 「司令官さんの部屋に行くんじゃなかったのですか?」


提督 「別に行ってもいいがなんもないぞ?ただ俺の物が置いてあるだけで」


雷 「叱るんじゃなかったの?」


提督 「誰が叱るって言った?俺は叱るなんて一言も言ってない」


電 「っえ?怒らないのですか?」


提督 「起きなかった俺も悪いからな あんな起こされ方されても文句は言えない だから怒る気なんてまったくない」


雷 「…それじゃなんで追っかけて来たの?叱る気なかったんだったら追いかける必要なかったよね?」


提督 「朝の運動は大事だからな それをしただけだ」


雷 「…」ズルズル…


電 「…」



瑞鳳 「提督 こっちです」


提督 「遅くなって悪いな …って、なんでお前らがここに居るんだよ?」


加賀 「ここのご飯が美味しかったからです」


提督 「飯目的で来るなよ…」


赤城 「早く食べたいです!」


提督 「お前も飯目的か?てかなんでお前も来てるんだよ!お前ら東我原の艦娘だろうが!」


金剛 「oh!提督 ナイスノリツッコミデース!」Σd(・ω・´)


提督 「お前は黙ってろ金剛!!」


金剛 「ひどいネー!」Σ(゚д゚lll)


赤城 「ここの提督のご飯が旨いと加賀さんが言っていたので是非食べてみたいと思って来ました!」


加賀 「同じくまた食べたくなったので来ました」


提督 「帰れっ!!」( 」゚Д゚)」<


加賀 「でも今日の朝ご飯は瑞鳳が作った料理なので残念です」


赤城 「朝から食べてみたかったです…」

(´・ω・)ショボーン…


瑞鳳 「ひどいっ!?」Σ(゚д゚lll)


加賀 「…ところで二つ程聞きたい事があるんですがいいでしょうか」


提督 「なんだ?」


加賀 「なぜ南提督の服はぼろぼろなんですか?」


提督 「雷に魚雷ぶつけられたからだ」


雷 「ごめんなさい…」


提督 「別にもう気にしてないから謝るな 次からしないでくれればそれでいい」


雷 「じゃあ次はイカリをぶつけて起こすわ!」


提督 「それやったら解体するぞ?」


雷 「ひぃっ!?」ビクッ!!


電 「だっだめなのです!?お姉ちゃんを解体しちゃいけないのです!」


提督 「冗談だ 俺は解体なんか絶対しないから安心しろ」


雷 「…ほんとに?」


提督 「信用するかしないかは自分で判断しろ まっとにかく座れ」ヨット 雷を起き上がらせる


パッパッパッパッ… 雷の服についたホコリをはたいて落とす


雷 「あっありがとう」


提督 「どう致しまして それでもう一つ聞きたい事はなんだ?」


加賀 「雷を引きずってた事を聞きたかったのですが大体わかったので大丈夫です」


提督 「そうか?ならいいや それと瑞鳳 俺は着替えて顔とか洗ってくるから先に食べててくれ」


瑞鳳 「わかりました」


提督 「加賀、赤城 お前らは余計なものまで食べようとするなよ?」


加賀 「ボーキサイト…」(*´﹃*)


赤城 「食べたいです…」(*´﹃*)


提督 「…まじで食べるなよ?食べるなら自分所のボーキサイトを食えよ?」


加賀 「保証はできません」

(`・ω・´)キリ


赤城 「同じく!」(。ò ∀ ó。)ドヤッ


提督 「…瑞鳳 金剛 雷 電 二人の見張りよろしく」タッタッタッ…



瑞鳳 「わかりました」

金剛 「わかったデース!」

雷 「わかったわ!」

電 「わかったのです」


加賀 「…さすがに4人相手はまずいですね」


赤城 「いえ!私と加賀さんで相手すれば!」



提督 「その時は気絶させるぞ?」ギロッ 食堂の出入り口から問いかける


加賀&赤城 「「…」」


提督 「まったく…」タッタッタッ…



加賀 「まだいたとは…油断しました」


赤城 「同じく油断してました…」


金剛 「…そういえば、なぜ提督は先に着替えてこないでこっちに来たんでしょうか?」


雷 「…そういえばそうね?」


電 「なぜでしょう?」


瑞鳳 「…あの、そろそろ食べませんか?味噌汁やご飯が冷めてしまいます」


加賀 「提督のご飯が食べたいです」(*´﹃*)


赤城 「私も…」(*´﹃*)


瑞鳳 「じゃあ食べなくて結構です 無理して食べろなんて言いません」

(╬^∀^)


加賀&赤城 「「いただきます!」」


瑞鳳 「まったく…」 ガツガツバクバクガツガツバクバク!!!!…


金剛 「すごい食べっぷりネー!あいかわらず食べるの早いデース」 ガツガツバクバクガツガツバクバク!!!!…


加賀&赤城 「「おかわり!」」スッ!!


雷 「はやっ!?」


瑞鳳 「はいはい…」スッ タッタッタッ…


赤城 「…なかなかの味ですね?」

(*゚~゚*)モグモグ


加賀 「でも間宮さんや南提督程ではありませんね」

゛(・〜・)゛モグモグ


瑞鳳 「文句あるならおかわりあげませんよ?」

(╬^∀^)


加賀 「おかわり下さい!」( º言º)


瑞鳳 「まったく…」パンパンッ…パタンッ タッタッタッ…


瑞鳳 「はい どうぞ」スッ


加賀 「ありがとうございます」スッ


赤城 「ありがとうございます 瑞鳳さん」スッ


金剛 「そろそろ私達も食べるデース!」 ガツガツバクバクガツガツバクバク!!…


瑞鳳 「そうですね?では…」 ガツガツバクバクガツガツバクバク!!…


全員 「「いただき(マース!)ます」」


加賀&赤城 「「おかわり!」」スッ


瑞鳳 「自分でよそって来てください!!」













提督の部屋



提督 「まいったな…この服どうするか?まだもらったばかりなのに…」

(´Д`)ハァ…


提督 「あの馬鹿に言って新しいの用意してもらうか 別にいらねぇけど」スッ テーブルの上に置いてある携帯を手に取る


ピッピッピッ


プルルルルルルル…プルルルルルルル…ガチャッ


上官 『もしもし』


提督 「もしもし 上官か?」


上官 『あぁそうじゃが…お主起きるの早くないか?』


提督 「起こされたから起きただけだ それより頼みたい事があるんだが」


上官 『お主が頼み事してくるなんて珍しいのう?どうしたんじゃ?』


提督 「大至急軍服を送って欲しいんだが頼めるか?」


上官 『…なぜ?この前支給したばかりだろ』


提督 「料理してる時に火が服に移って燃えた」


上官 『…ほんとか?』


提督 「…」


上官 『…まぁ理由は聞かんとして至急送ろう』


提督 「すまないな 聞かないでくれるとありがたい」


上官 『他に用件はあるか?ないなら切るが』


提督 「それだけだ じゃあな」


上官 『おう』


ブツッ プーップーップーッ…



提督 「…」コトッ 携帯を自室に置いてあるテーブルの上に置く


提督 「さて、軍服が届くまで私服でも着てるか」タッタッタッ…ガチャッ タンスを開けて服を選ぶ


ゴソゴソ…








一方食堂では…



加賀&赤城 「「おかわり!!」」スッ


瑞鳳 「いい加減にしてください!これで何杯目だと思ってるんですか!!」


加賀 「まだ13杯目です」゛(・〜・)゛モグモグ


赤城 「私はまだ12杯目です」゛(・〜・)゛ モグモグ


瑞鳳 「まだじゃないですよ!どんだけ食べる気ですか!!」


加賀 「まだ足りません」ゴクッ


赤城 「同じく」ゴクッ


加賀&赤城 「「早くおかわりください」」


瑞鳳 「だめです!これ以上はありません!!」


赤城 「そこにあるのは…」

(<●>ω<●>)ジー 瑞鳳の隣に置いてある朝ごはんを見つめる


瑞鳳 「これは提督の分です!食べてはいけません!!」


加賀 「食べたいです…」

(<●>﹃<●>)ゴクリ


瑞鳳 「絶対だめです!!」



金剛 「…瑞鳳も大変ネ あの2人を相手するなんて骨が折れるデース」 タベサセテクダサイ!! ダメデス!!


雷 「ほんとね」 チョットデイイノデ!! ダメデス!


電 「加賀さん達も凄いですけどそれを止めている瑞鳳さんも凄いです…」 モライマス!!


金剛 「ほんとネ 加賀さん達はご飯の事になると手がつけられなくなるデース」ダメデス!


雷 「その結果みんな諦めるのよね」 イタダキマース!!


電 「でも瑞鳳さんは諦めていません…凄い根性です」 ダカラダメデス!イイカゲンニシテクダサイ!!



提督 「…なにをやってるんだ?そこの三人は」タッタッタッ…


瑞鳳 「提督!」グググ… 加賀と赤城の箸を握って止めている


加賀 「なにもしていません ただご飯を食べようとしてるだけです」グググ…


赤城 「同じくご飯を食べようとしてるだけです!」グググ…


提督 「誰のご飯をだ?」


加賀&赤城 「「私達のご…」」


瑞鳳 「提督の朝ごはんをです!!」」


加賀 「…」(‹●›_‹●›)


赤城 「…」(‹●›_‹●›)


瑞鳳 「(すごい見られてる…)」


提督 「…お前ら何杯おかわりした?」


加賀&赤城 「「まだ1ぱ…」」


瑞鳳 「13杯です!」


加賀 「…」(<●>ー<●>)


赤城 「…」(<●>ー<●>)


瑞鳳 「(めっちゃ怖いです…)」


提督 「…お前らいい加減にしろよ?どんだけ食えば気が済むんだよ」


加賀 「まだ足りません」


赤城 「全然足りません!」


提督 「…ほんとに足りないか?本当に足りないのか?」


加賀 「…っえ」


赤城 「はい!全然足りません!もっと食べたいです!」


提督 「そうか?ならもっと作ってやるよ!」ニタァ


全員 「「っ!!!?」」ゾクッ!!


赤城 「ほんとですか!?」パァァ


加賀 「赤城さん!嫌な予感がするので止めておきましょう!」


赤城 「…っえ?」


提督 「もう遅い 今作ってきてやるから座って待ってろ?」タッタッタッ…


加賀 「…遅かった」ガクッ


赤城 「加賀さん なにが嫌な予感がするんですか?別に嫌な予感なんかしませんが」


加賀 「今南提督の顔がなにかを企んでるような顔をしていたんです なので止めたんですが間に合いませんでした…」


赤城 「そんな顔していましたか?私にはわかりませんでしたが」


瑞鳳 「…私この後やらないといけない事が?(これはまずいですね 逃げなくては!)」カタッ


金剛 「奇遇ネ?私もやらないといけない事があるネー…(わっ私も逃げさせてもらうデース)」カタッ


雷 「いっいなずま この後ってたしか、私達の部屋整理しないといけないよね?(合わせなさいよ電!ここから逃げるわよ!)」ピクピクッ 鋭い眼光で電にアイコンタクトを送る


電 「そっそうなのです!だから早く行くのです!(わかったのです!)」カタッ


提督 「お前ら朝飯はまだ終わってないぞ?座ってろよ」トトトトト…


4人 「「っ!!!?」」ドキッ!!!!


提督 「すぐ出来るから座って待ってろよ?最高にうまいもん作ってやるからなぁ!」ニタァ


瑞鳳 「…はい」カタンッ


金剛 「ヤバイデース!!提督がなに作ってるかわかりませんが嫌な予感しかしないデース!!」

((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタ


雷 「ここの司令官怖い…」


電 「同じくなのです…」


赤城 「皆さんなにを怖がっているのですか?南提督の手料理が食べれるんですよ?」


加賀 「別の意味で出てくると思うます…はっきり言って食べたくないわ」


赤城 「なぜですか?提督の手料理は美味しいんじゃないんですか?」


加賀 「その美味しい料理が出てくればいいですが…」ハァ…


赤城 「?」








数分後…



提督 「できたぞ」カタッ


加賀 「…これは…」


赤城 「たこ焼き…ですね?」


提督 「ただのたこ焼きじゃないぞ?ロシアンたこ焼きだ」


瑞鳳 「ロシアン…」


金剛 「たこ焼き?」


提督 「ここにいる人数は七人 たこ焼きの数は35個だから一人たこ焼きを最低でも5個食べないといけない…だけど、35個のたこ焼きの中に一つだけハズレがある」


雷 「ハズレ…っ!」ゴクッ


提督 「中身を言っちゃつまらないが先に言っておくよ?35個の内1つは…」


提督 「【唐辛子・鷹の爪・ハバネロ・ブラックペッパー等が入ってる激辛たこ焼きだ!】」


電 「激辛たこ焼きなのですか!?」

Σ(OωO )


提督 「あぁ もちろん吐き出す事も残すことも禁止だ!全部食べてもらうからな?」ニタァ


瑞鳳 「…提督 これって私達も参加するんですか?」


提督 「残念ながら全員強制参加だ 恨むならそこの二人を恨むんだな?」


金剛 「…」(¬_¬)


雷 「…」(¬_¬)


電 「…」(¬_¬)


加賀 「…」(¬_¬)


赤城 「なぜ加賀さんも見るんですか…」


提督 「それじゃ、まず誰から食べる?」


全員 「「…」」


提督 「…瑞鳳 お前から食べろ」


瑞鳳 「っえ!?なんで私からなんですか!?」


提督 「その次金剛 雷 電 加賀 赤城 俺で順番を通すから覚えておけ」


瑞鳳 「人の話を聞いてください提督!なんで私からなんですか!?」


提督 「なんとなくだよ?誰かしら一番にやんなくちゃ始まらないだろ?」


瑞鳳 「たっ確かにそうですけど…」


提督 「それに一番最初ってのは安全な方だぞ?まだ一個も減ってないんだから安全なたこ焼きが35分の34個入ってるんだぞ?」


瑞鳳 「…それで一番最初に激辛を引いたら相当運が悪いってことじゃないですか?」


提督 「その時はその時だ まっ自分の運に賭けてみろ」


瑞鳳 「ひどいです…」


瑞鳳 「…じゃあ、これでいいです」スッ ひとつのタコ焼きを選んで手に取る


提督 「…っえ」


瑞鳳 「いただきます」スゥ…



パシッ!


瑞鳳 「…っえ」手に持っていたたこ焼きが一瞬にしてなくなる


提督 「やっぱり俺から先食べるわ!」パクッ 瑞鳳から盗ったたこ焼きを口に入れて食べる


瑞鳳 「ちょっ提督!?」


提督 「かっらあぁぁぁああぁっっっ!!!!!!」(゚Д゚)クワッ!!!!!!


全員 「「っ!!!!!?」」ビクゥッ!!


提督 「みっみずぅぅぅううぅうぅっ!!!!!!」ダダダダダ!!!!!!


雷&電 「「…。」」(゚д゚)ポカーン… ダダダダダ!!!!ガタンッ!!


赤城 「…一回目から激辛たこ焼きを引いたみたいですね?」 ゴクゴクゴクゴクッ!!!!!!…


加賀 「そうみたいね 現に南提督が発狂しながら水を飲んでいますから…」 サトウーーーッッッ!!!!!!!ガチャガチャガチャガチャ…


金剛 「…瑞鳳運がないネー」 ザーーーッッッ!!!!!!アマーーーッッッ!!!!!!←自分の口の中に砂糖を突っ込む(大量)


瑞鳳 「でもなんで提督はわかったんでしょう?私が手に取ったたこ焼きが激辛たこ焼きだと」 ゴクゴクゴクゴク!!!!!!オゥエエエエエッッッ!!!!!!←今度は甘すぎて吐き気を訴えてる


加賀 「作った本人だからどこにあるか分かっていたんだと思います」 ゴクゴクゴクゴク!!!!!!…


金剛 「それは反則デース!提督インチキデス!」オゥエエエエエッッッ!!!!!!


瑞鳳 「ではなぜ提督は私が選んだのを奪って食べたんでしょう?」 イガイテェ…


金剛 「…それはわからないデース…」


提督 「瑞鳳 俺自分の部屋に行ってるわ…」


瑞鳳 「朝ごはんはどうするんですか?」


提督 「今食べても味覚が麻痺してるから昼に食べる…」タッタッタッ…


瑞鳳 「わっわかりました」


雷 「…行っちゃったわね?」


電 「なのです」


赤城 「…残りのたこ焼き食べていいですか?ハズレがないとわかればすごく美味しそうです」(・﹃・)


瑞鳳 「私は構いませんが」


金剛 「私もご飯食べたから良いデース!」


雷 「私もいらないから食べていいわよ」


電 「私も良いのです」


加賀&赤城 「「いただきます!!」」


プルルルルル… プルルルルルル…


瑞鳳 「っん 電話?」スッ ガツガツバクバクガツガツバクバク!!!!!!…


着信:上官


瑞鳳 「上官?なんだろう」ピッ ゼンゼンタリナーイ!!


瑞鳳 「はいもしもし 瑞鳳です」


上官 『おっす!瑞鳳 ちゃんと通話出来るみたいだな?良かったよかった』


瑞鳳 「おはようございます上官 どうしたんですか?私の方に電話をかけて」 モットタベターイ!!


上官 『あ奴はちゃんとやってるかを聞きたくてな?どうだ あ奴の調子は?』


瑞鳳 「ちゃんとやっていますよ 仕事もキチンとやりますし私達にも優しくしてくれるので親しみやすいです」 テイトクノリョウリモットタベタイデス


上官 『そうか それなら良かった!まだ冷たい所もあるかも知れんがあ奴の事を頼むぞ?』


瑞鳳 「わかっています 他になにかありますか?」 コンゴウサーン!コウチャガノミタイデース!


上官 『最近あ奴がおかしな行動を見せた事はないか?』


瑞鳳 「…」 ワカッタデース!イマイレテクルデース!タッタッタッ…


上官 『…なにかあったのか?』


瑞鳳 「…金剛さん 食器の洗い物お願いしてもよろしいですか?」 ワタシモノミタイデス ワタシモー! デッデキレバワタシモノミタイデス


金剛 「わかったデース!」カチャカチャ…


瑞鳳 「場所を変えますのでちょっと待っていて下さい」


上官 『わかった』


タッタッタッ…












瑞鳳の部屋



ガチャッ…パタンッ


瑞鳳 「お待たせしました ここでなら話しても平気ですのでお話します」タッタッタッ…ストンッ ベッドに腰をかけて座り込む


上官 『出来るだけわかりやすく頼むぞ?どういう時にこういう事が会ったかを知りたいからな』


瑞鳳 「…上手く言えるよう頑張ります」


瑞鳳 「昨日の夜 提督が自分の荷物を整理していた時に晩ご飯を抜いて作業していたんです」


瑞鳳 「提督は後で食べると言っていたので何時間か絶った後に提督の分のご飯を持って部屋に行ったんです」


上官 『あいつらしいのう あ奴は作業してる時終わるかキリのいいところで止めるかしないとやめないからのう』


瑞鳳 「それで提督にご飯を渡そうとしたら…提督がいきなり涙を流したんです」


上官 『っ!? あ奴が涙を!?お主は見たのか!?』


瑞鳳 「はい 私の目の前で涙を流したので見てしまいました」


上官 『あ奴が…a meverickがあいつ以外に涙を…?』


瑞鳳 「…上官?」


上官 『…他になにか会ったか?涙以外に写真とか見せられなかったか?』


瑞鳳 「…写真なら見せてもらいました 昔の提督の目つきと敵艦隊と一緒に写ってる写真ですけど?」


上官 『全体写真は見せてもらわなかったか?』


瑞鳳 「…提督の机に置いてある写真立てなら見ました 勝手に見た事はバレましたが…」


上官 『あ奴の反応は?』


瑞鳳 「怒られるかと思いましたが正直に白状したから許すと言って許してくれました」


上官 『…』


瑞鳳 「こんな感じですけど他に話せる事はもう…」


上官 『…金剛じゃなくてお主だったとはな』


瑞鳳 「…っえ?」


上官 『まだお主が南に着任して日は経っていないから多いことは言えないがあ奴の事を話そう』


瑞鳳 「…提督の事をですか?」


上官 『そうじゃ お主にならあ奴の過去を話しても平気じゃろ?』


瑞鳳 「…」


上官 『さて、なにから話した方がいいかな まずはあ奴の秘書官の事でも話すとするかな?』


瑞鳳 「…提督の秘書官って集合写真の提督の隣に居た艦娘ですよね?」


上官 『そうじゃ あ奴の秘書官の名前は』


上官 『【潜水艦の伊19じゃ】』


瑞鳳 「潜水艦 伊19…」


上官 『あ奴が誰かと結婚している事はしってるな?』


瑞鳳 「はい 提督の懐から指輪が落ちてきたのを見たので知っています」


上官 『あ奴は伊19と結婚していたんじゃ…半年の間だけな』


瑞鳳 「…半年?」


上官 『あぁ 伊19はあ奴と結婚してから半年後…轟沈した』


瑞鳳 「…」


上官 『まさかあ奴の秘書官伊19が沈むなんて誰一人思ってもいなかった…あ奴の艦娘の中で一番最強だったからのう』


上官 『あ奴はその夜嘆いておったよ 自分の一番大切な艦娘が失ったからな…誰でも泣くか』


瑞鳳 「…上官 聞いてもよろしいですか?」


上官 『なんじゃ?』


瑞鳳 「伊19が沈んだ時って出撃時ですよね 伊19以外にも他の艦娘が行ってたと言うことですよね?」


上官 『あぁ、その時は【旗艦伊19】【神通】【那珂】【翔鶴】【鳳翔】【瑞鶴】で出撃していたが』


(ゲームでは旗艦は沈みませんが沈む設定でお願いします)


瑞鳳 「一番最強艦である伊19が沈んでなぜ他の艦娘は沈まなかったのでしょうか?普通に考えたら全滅して全員沈んでると思うんですが」


上官 『それはおそらく伊19はa meverickに言われていた事を守ったんじゃろう』


瑞鳳 「守った…?」


上官 『あぁ 伊19はa meverickに艦娘を守るよう言われていたんじゃろう 最強艦である伊19は自分より弱い艦娘…神通達を守る為に囮となって沈んだと思う』


瑞鳳 「…」


上官 『…だが、ちょっと気になる事があるんじゃよ』


瑞鳳 「気になる事ですか?」


上官 『あぁ 本当かどうかはわからないんじゃがその時の出撃人数…【六人ではなく七人】でしていたと言う噂があってのう?』


瑞鳳 「七人?てことはまだ他にも艦娘が居たって事ですか?」


上官 『それがまったくわからないんじゃ だけどあ奴の艦娘は伊19以外にいなくなった者はなかったし、報告書にも六人で出撃して伊19が轟沈したとしか書いてなかったから多分伊19が轟沈した事によって出てきたくだらない噂じゃろう』


瑞鳳 「…」


上官 『…今回はここまでにしておくか 今日一辺に言ってもわからないだろう』


瑞鳳 「…そうですね 今日全部聞いたとしても覚えきれませんからね」


上官 『またあ奴の反応があった時連絡してくれ その時はまた別の情報を教える』


瑞鳳 「わかりました…それと、ちょっと聞きたい事が」


上官 『なんじゃ?』


瑞鳳 「先ほど提督がロシアンたこ焼きを作ったんですけど…」


上官 『あ奴はまたそんな物作って…懲りない奴じゃのう』ハァ…


上官 『それで誰かがハズレを引こうとした瞬間にあ奴が取って食べたんじゃろ?』


瑞鳳 「はい 正にその通りです あれはなぜですか?」


上官 『あ奴はロシアン系を作るのは好きなんじゃが艦娘に食わせようとはしないんじゃ』


瑞鳳 「…それってロシアンにならないんじゃ?」


上官 『まったくならない あ奴が作ったロシアン系は自分の番が来た時にハズレを引いて後の分を普通に食べられるようするんじゃ…だったらロシアン系作らないで普通に作れよってわしは思う』


瑞鳳 「それは私も同意します」













提督室



提督 「ふぇっくしょい!」

∵ゞ(>д<)ハックシュン!


提督 「…誰かが俺の噂してるな?どうせ上官だと思うが…」ハァ…


提督 「…まだ気持ち悪い 水飲も」カタッ タッタッタッ…






瑞鳳の部屋



瑞鳳 「…」


上官 『…今、あ奴クシャミしたか?』


瑞鳳 「はい 壁を通り越して大きい音を立ててしてました」


上官 『あ奴は感が鋭いからのう?多分わしが噂してるとわかってるだろう』


瑞鳳 「提督はエスパーですか!?なんでそこまでわかるんですか!?」


上官 『あ奴の事を良く知ってるのはわしと伊19だけなんじゃよ だから分かるんじゃ』


瑞鳳 「よけいわかりませんよ!?」


上官 『まぁお主も【あ奴の事を良く知っていたろ?】それと同じだ』


瑞鳳 「」ピクッ


上官 『…すまん 今のは聞かなかった事にしてくれ 悪気があったわけじゃないんじゃ』


瑞鳳 「悪気がない事ぐらいわかっています…ですが、その話しは二度としないで下さい」


上官 『…すまない』


瑞鳳 「用件は以上ですか?なければ切りますが」


上官 『あぁ もう大丈夫じゃ あ奴の事を聞きたかっただけだから切って良いぞ』


瑞鳳 「そうですか ではまた」


上官 『おう…』


ブツッ


瑞鳳 「…」スッ


瑞鳳 「…なにやってるんだろう わたし…」


瑞鳳 「【あの人】の話しが出てきたからって上官に当たるなんて…」


瑞鳳 「…上官 ごめんなさい」













提督室



提督 「…気持ち悪い……」グテー


提督 「水飲んだらさらに気持ち悪くなった…てか、水飲むのって酒飲んだ時だよな?今更だけど…」


提督 「まぁ俺は酒飲むと大変な事になるから飲まないけどな」


提督 「…気持ち悪い……」(´Д`)ハァ…













数時間後ー提督室



コンコン テートク ハイッテモヨロシイデスカ?


…シーン…


…テートク?イナインデスカ?


シーン…


…ハイルデース ガチャッ


金剛 「提督?…って 寝てましたか」


提督 「すぅ…すぅ…」椅子に座って寝てる


金剛 「提督起きるデース こんな時間から寝てたら夜寝れなくなるネ」


提督 「すぅ…すぅ…」


金剛 「一緒にティータイムしたいデース!」ユサユサ…


提督 「すぅ…すぅ…」


金剛 「提督起きてデース!」ユサユサ…


提督 「うーん…んぅ?」スゥ…


金剛 「おはようデース!一緒にティータイムにするネー!」


提督 「ーっ…」(´-).。oO


金剛 「…提督 起きてマスか?」


提督 「…眠い……」(´-).。oO


金剛 「眠いかも知れませんがこんな時間に寝てたら夜寝れなくなるヨ?」


提督 「たしかにそうかもしれないが…」(´-).。oO


金剛 「…ティータイムしますカ?」


提督 「…しようかな 多分味覚も治ってるだろうし」(´Q)。oO


金剛 「リョーカイネー!今から入れるから待っててほしいネ!!」タッタッタッ…



提督 「…」 カチャカチャ…パタンッ


提督 「…眠い……」 カチャカチャッコポポポポ…


金剛 「提督出来たネー!」タッタッタッ…カタッ


提督 「早いな ありがとう」カタッ


ゴクッゴクッゴクッゴクッ…


提督 「…ふぅ?」カタッ


金剛 「oh!なくなるの早すぎデース!」


提督 「喉乾いてからな?思わず一気飲みしちまったよ」


金剛 「紅茶はゆっくり時間をかけて飲むのが美味しいネ そんな急いで飲んだら美味しくないデース!」


提督 「時間かけて飲むのは好きじゃない 早く飲んで次の事を進めた方が良い」


金剛 「ひどいデース!それは私と長く一緒に居たくないって事デスか!?」


提督 「誰もそんな事言ってないだろ…それに長く居たくない前に一緒にいること自体嫌だったらお前をここから追い出してるからな?」


金剛 「…我慢してるとかありえそうデース」


提督 「なんの為に我慢する?我慢する必要なんてないのに我慢しても意味無いだろ」


金剛 「…ほんとデスか?」


提督 「信じる信じないは自分で判断しろ 俺が決める事じゃない」


金剛 「…わかったデース」



プルルルルルル プルルルルルル…


提督 「っん 電話か 誰からだ」スッ


着信:東提督


提督 「…東?なんでまたあいつから」ピッ


提督 「もしもし」


提督(東) 『もしもし南!?今すぐ助けて!!』ドーンッ!!


提督 「っ! どうした!なにがあった!!」


提督(東) 『今南方海域に居るんだけど敵の数が異常で殺られそうなの!!援護に来て!!』ドーンッ!!


提督 「撤退出来ないのか!?」


東提督 『したいのだけど逃げ道が塞がれて逃げられないの!!』ドーンッ!! キャァァァ!!


東提督 『きゃぁっ!!榛名!!』


提督 「今から行く!それまでなんとかもたせろ!!」


東提督 『わかったわ!!できるだけ早くお願い!!』ドーンッ!! マダイケマス!! ドーンッ!!


提督 「わかった!!」ピッ


提督 「金剛!今から戦闘準備しろ!東が危ない!」スッ


金剛 「了解デス!今すぐ準備してくるネ!」タッタッタッ!!…


提督 「俺も工房に行かないと!」タッタッタッ!!…












工房ー提督の換装置き場



電 「これが司令官さんの換装みたいなのです」


加賀 「ほう…これがここの提督の換装ですか?」


赤城 「三種類あるんですね この真ん中のはかなり重たそうですね?」


雷 「この換装は防御型換装とか言ってたわ」


加賀 「防御型ですか でもこれだと速度が遅いのでは…?」


瑞鳳 「たしかに遅いかも知れませんが傷ついた艦娘を修理することが出来るみたいですよ?」


赤城 「なんと!傷ついた艦娘を修理出来るんですか!?なんという高性能装備!!」



提督 「お前らここに居たのか!」タッタッタッ!!


瑞鳳 「提督 どうしたんですか?そんなに息を切らして」


提督 「すぐに出撃準備しろ!加賀と赤城もだ!」


加賀 「っえ 私達もですか?」


赤城 「なぜですか?」


提督 「今東から援護要請がきた!かなり危険な状況らしいからすぐに出撃の準備してくれ!」


赤城 「提督が!?」


加賀 「なぜ私達に連絡をしなかったのでしょうか?」


提督 「そこまではわからないがすぐに準備してくれ!いいな」


加賀&赤城 「「わかりました!」」


提督 「瑞鳳 雷 電 お前らの装備はちゃんとあるか?」


雷 「大丈夫よ!元司令官が装備外さずに付けたままにしてくれたからあるわ!」


電 「同じくあるのです!」


提督 「瑞鳳 おまえは?」


瑞鳳 「…一応あるので大丈夫です」


提督 「よし!1分以内に準備しろ!1分後にはすぐ出発する!」


加賀 「わかりました」

赤城 「わかりました!」

瑞鳳 「わかりました!」

雷 「わかったわ!」

電 「了解です!」


提督 「一時解散!」


タッタッタッ!!…



瑞鳳 「…」


瑞鳳 「…あの装備でやらないといけないのかな?使ったら…絶対聞かれるよね?」


瑞鳳 「…でも、そんな事言ってる場合じゃないよね 使わないと戦えない!」


瑞鳳 「聞かれたら聞かれたでなんとかしよう」タッタッタッ…













南方海域



比叡 「おらおらおらおらっっっ!!!!!!」ダーンッ!!ダーンッ!!ダーンッ!! 46cm三連装砲を乱射させる


南方棲戦姫 「…」ザー!!…バシャバシャバシャンッッッ!!!!!! 速度を上げて着弾点を把握し、1発も当たらず全て避ける


南方棲戦姫 「シネ!」ボゥンッ!!



ドガァァァンッ!!!!


比叡 「きゃぁぁぁぁっっ!!!!」バァン(大破)


提督 「比叡!!」榛名の背中に乗って指揮を執っている


霧島 「提督限界です!このままでは全員やられます!」プスプス… 大破


提督(東) 「もう少し持って!南が来るまで持ちこたえるのよ!」


榛名 「提督 弾薬が切れてるのでこれ以上はもう…」小破


青葉 「かなりキツイですね…」プシュー… 中破


若葉 「はぁ…はぁ…」プスプス… 大破


隼鷹 「たまらないねぇ…」ボロッ… 中破


提督(東) 「南…はやく!」



空母ヲ級 「撃てーっ!!」


バババババババッッッ!!!!!! 深海棲艦のありとあらゆる弾薬が8方向から東たちに向かって…




ザッパァァァン!!!!


提督(東) 「…っえ」謎の影が深海棲艦の真上を通って東たちの前に現れる



提督 「」バシャンッ!!


盾 「」ガシャガシャガシャガシャガシャガシャッッッ!!!!!!! 東艦娘達の周りに鉄板のドーム型の壁が張られる


ボボボボボボガァンンッッッ!!!!!! 全ての深海棲艦が放った弾が重防御型装甲に取り付けられている鉄板の壁で止められる



提督 「だいじょうぶか?東 まだ生きてるよな」ガシャガシャガシャガシャ…ガシャン


提督(東) 「みっ南!!」


提督 「青葉 この換装着て皆を守りながら修理してやれ」


青葉 「わかりました!」ザーッ…


提督(東) 「修理出来るの!?」


提督 「時間はかかるけど修理ぐらいなら出来る あと少量だが弾薬と燃料も持ってきたから補充しとけ」スッ 弾薬などが入った小ケースを渡す


隼鷹 「つえ あっありがとう…(なんで私に渡してきたんだ…?)」スッ


青葉 「提督 防御型装甲を!」


提督 「おう」カチャッ 重防御型装甲を脱いで重速度型装甲になる


提督 「頼むぞ」スッ


青葉 「わかっています」カチャカチャ…スチャッ 重防御型装甲を受け取って装備する



南方棲戦姫 「…もう話は済んだか?死亡願望者 わざわざ敵地に入ってくるなんてな」


提督 「死亡願望者?別に死ぬ為に来たわけじゃないけどなぁ」


南方棲戦姫 「まさかその換装で私と戦うとでも言うのか?」


提督 「この換装で戦ってもいいけど戦わないで済む方法もあるんだけどなぁ まっお前らが負ける事は確実だけどな」


戦艦ル級 「私達が負ける?なに寝ぼけたことを言ってるんだ 今の状況を見て勝てるとでも思っているのか?」


提督 「100%勝つ自信がある」


戦艦タ級 「やってみろ お前らはもう勝てないのだからな!」 シュー…



バババババババッッッ!!!!!!


軽巡ホ級 「うわぁっっ!!!!」バァン(中破)


南方棲戦姫 「なっ!?後ろから!?」ビュンッ!!!! 深海棲艦の間をくぐり抜けて数人誰かが通って行く


戦艦タ級 「早い!」



瑞鳳 「提督 ただ今到着しました!」ザーッ!!


提督 「やっと来たか 遅いぞお前ら」


金剛 「提督が速すぎるネー!」


提督 「早い事は良いことだ!」


雷 「ここまで来るだけでかなりきついわね」


電 「たしかになのです」


加賀 「でも間に合って良かったですね 誰も轟沈してないようでよかったです」


赤城 「そうですね」


提督(東) 「みんなっ!!」



南方棲戦姫 「…また増えたか 何体来ようが私達が負けることはないがな」


提督 「それはどうだろうな お前らを一撃で倒す事も出来るんだぜ?」ニヤッ


戦艦レ級 「はぁっ?一撃で?そんなの無理に決まってるだろ」


提督 「なんだったら試してやろうか?一撃でお前らを倒して終わりにしてやろうか?」ニタァ


空母ヲ級 「…」


南方棲戦姫 「やって見せてみろ 私達を一撃で倒せる自信があるなら一度だけチャンスをやる」


提督 「…後悔するなよ?」ニヤッ


南方棲戦姫 「その言葉そのまんま返してやるよ」


提督 「…」チラッ


瑞鳳 「…」コクッ 提督にチラ見されてなにをするのかを把握して頷く


提督 「…」スゥ… 目を閉じて視界を塞ぐ



空母ヲ級 「っ!」


南方棲戦姫 「…っえ 目を閉じた?」


戦艦レ級 「なんで?」


空母ヲ級 「ーっ総員 全力撤退っ!!」


戦艦タ級 「…っは?なにを言ってるんだヲ級 なんで撤退する必要があるんだ?」


空母ヲ級 「全員やられるぞ!早く撤退しろ!!」



提督 「…」ジッ… 目を閉じたまま動かない



戦艦レ級 「…そうは見えないが?」


戦艦タ級 「なにもしないなら私が先手をとるよ!!」ザーッ!!


空母ヲ級 「やめろタ級!戻ってこい!!」



提督 「…」


戦艦タ級 「あばよ!!私の弾を食らって死ねー!!」スチャッ 46cm三連装砲を構えて放とうと…


提督 「…」スゥ…


空母ヲ級 「総員逃げろーっっっ!!!!!!」ザーッ!!


提督 「」ギンッ!!!!





ヒュオォォォォンッ!!!!!!






戦艦タ級 「」

戦艦レ級 「」

南方棲戦姫 「」


パシャンッ!!ブクブクブクブク… 3人の深海棲艦が気を失い沈んでいく


戦艦ル級 「おっおい!お前ら!?」提督の目を見ていなかった為、気絶をまぬがれる


提督 「」バシャンッ!!


戦艦ル級 「…っえ?」



金剛 「提督!?」


雷 「今自分から潜った?」


電 「潜っていたのです」


提督(東) 「なんで!?」




ブクブクブクブク…ザパァ!!


提督 「ぷはぁっ!」


タ級&レ級&南方棲戦姫 「「」」南提督に引っ張り挙げられて引き上げられる


戦艦ル級 「おまえらっ!!」


提督 「こいつらを連れて帰れ 撤退命令が出てるんだからこれ以上戦う必要はないだろ」スッ 目を閉じながら気絶した深海棲艦を渡す


戦艦ル級 「……敵に恩を売らせる気か?」ガシッ


提督 「別に?ただ単に助けたいと思ったから助けただけだ 恩を売っとこうなんて思ってもいない」


戦艦ル級 「……」




榛名 「…深海棲艦を、助けた?」


比叡 「なにを考えているのあの提督?」


隼鷹 「たしかに 深海棲艦を助けるなんてやっちゃいけない事だからねぇ」


青葉 「でも、それがあの提督の優しいところです 艦娘や深海棲艦にも優しくしてしまう甘々提督なんです」


瑞鳳 「…」



提督 「俺達はもう撤退する だからお前も今日は手を引いてくれないか?」


提督 「…嫌なら相手するが」スゥ…スチャッ サーベルを抜き取り構える


戦艦ル級 「…いや、今回は手を引こう 私以外は全員撤退してしまったからな 私だけではお前達に勝てそうにない」


提督 「そうしてくれるとありがたい それとその3人は気絶してるだけだから修理しなくても平気だ」


戦艦ル級 「…わかった」


ザー…



提督 「…」


提督 「行った…かな?」


瑞鳳 「大丈夫です 近くの孤島の方へ行きましたよ」ザー…


提督 「なら良かった 目が潰れている状態で戦う事になったら負けるからな」


瑞鳳 「逆に勝ったら凄いですよ」


提督 「たしかに それと東の艦娘の状態は?」


瑞鳳 「皆修理が終わって正常です」


提督 「っえ あんな短時間で全員終わったのか?」


瑞鳳 「はい なぜか一瞬で終わりました」


提督 「一瞬?…まさか」


提督 「青葉 お前バケツスプレー使ったのか?」


金剛 「バケツ?」


若葉 「スプレー?」


青葉 「はい使いました 早く治して戦える状態しようと思い使いました 使ってすみません」


提督 「いや別に良いんだけど どのくらい使った?」


青葉 「ちょっと待ってください?」ゴソゴソ…スゥ メーターらしき物を手に取ってたしかめる


青葉 「…約七個分ですね」


提督 「やっぱりそのくらい使うか もうちょっとストレートにかけられるよう作り直した方がいいな」ウーン…


瑞鳳 「提督 バケツスプレーってなんですか?」


提督 「バケツの中身を霧吹きに入れた物だと言った方がわかりやすいかもしれないな?」


瑞鳳 「霧吹きってあの水入れて上を押すとシュッて出てくるあれですか?」


提督 「あぁ その中身をバケツの中身にしたからバケツスプレーって俺はそう呼んでるんだ」


瑞鳳 「…便利ですね 防御型装甲」


提督 「たしかに出撃中でも被弾したら治せるから便利だが、バケツの中身が入ってるタンクや長時間かかる修理器具を攻撃されたらまずいから防御を多くしないといけないから速度がないんだ」


瑞鳳 「長所があれば短所もあるんですね」


提督 「そういう事だ それと瑞鳳頼みがあるんだがいいかな」


瑞鳳 「なんですか?」


提督 「奴らも完全に撤退したようだし そろそろ帰ろうと思ってるんだが…まだ目が治らないから誘導してくれないか?」


瑞鳳 「わかっています さすがに目が潰れている状態で帰らせる真似はしませんので安心してください」


提督 「ありがとよ 金剛、雷、電 俺達はそろそろ帰るぞ」


金剛 「わかったデース!」

雷 「わかったわ!」

電 「了解なのです!」



提督(東) 「南!」


提督 「っん なんだ?」


提督(東) 「…助けてくれてありがとね おかげで助かったわ」


提督 「べつに俺は当たり前なことをしただけだ それに礼を言うなら瑞鳳達に言え」


金剛 「またネーデース!」


雷 「元司令官またね?」


電 「さよならなのです 元司令官さん」


瑞鳳 「それでは失礼します」


ザー…



榛名 「…」


比叡 「…なんか良くわからない提督でしたね」


霧島 「たしかに深海棲艦を気絶させたら助けるなんてあの提督以外考えられませんね」


隼鷹 「でもおもしろい提督でもあったねぇ?目つきは凄いのに優しい一面もあるなんて」


若葉 「頼もしい提督だった」


青葉 「それは当たり前です!あの提督は艦娘を自分の身以上に守ろうとしているのですから」


榛名 「っえ そうなんですか?」


青葉 「【はい 元私の提督だったのでわかります!】」


霧島 「…っえ 元あなたの提督?」


青葉 「おっと!これ以上は話せません ここからは他言無用するように言われているので聞かないでくださいね?」


隼鷹 「自分から話したんじゃないか…」


提督(東) 「ーっ…」ポー…


比叡 「…提督?どうしたんですか?南提督の帰った方向を眺めて」


提督(東) 「…惚れた」


比叡 「…っえ?」


提督(東) 「南…凄くカッコ良かったわ!!やられそうになったタイミングで間に合うなんてカッコ良すぎるわ!」

(♡ω♡)


隼鷹 「えぇっ!?まじで言ってんの?あの目つき悪い奴を…?」


提督(東) 「だってギリギリのタイミングで間に合うなんて漫画みたいじゃない!そんな事滅多にないのに私は見れたのよ!?南は運命の人よ!!」


霧島 「漫画みたい…なのでしょうか?」


榛名 「榛名にはわかりません…」


若葉 「私は少なからずわかる」


隼鷹&榛名&霧島&比叡 「「わかるの!?(んですか!?)」」


青葉 「でも提督 あの人はもう結婚してますよ?」


提督(東) 「艦娘とでしょ?人間とはしてないから平気よ!」

Σd(・ω・´)


比叡 「重婚するんですか!?」

Σ(゜ロ゜;)


提督(東) 「相手が艦娘なら平気よ!!」


青葉 「あの人重婚しませんよ」


提督(東) 「…っえ」(°д° )


青葉 「いや、正確に言えば重婚はしてましたけど 艦娘を強くする為に重婚していました」


青葉 「本名の艦娘には艦娘用のカッコ仮指輪だけではなく人間用の指輪もあげていました」


提督(東) 「だっ誰なの!?その本名の艦娘とは一体誰なの!?」:;(´◦ω◦`);:


青葉 「禁則事項です ここから先は言えません」


提督(東) 「教えなさい!南の嫁は誰なの!…まさか、瑞鳳!?」


青葉 「いえ、それは違います 瑞鳳は元提督が戻ってきた時に配属された艦娘です」


提督(東) 「それじゃ一体誰なの!?南と結婚してる艦娘は!」


青葉 「禁則事項です それは言えません」


提督(東) 「提督命令よ!!」


青葉 「こちらは上官命令です 上官命令を優先します」


提督(東) 「…っえ 上官から?」


青葉 「はい あの人の事は絶対他言してはならないよう言われています…正直、私も言いたくありません」


榛名 「…なにか辛いことがあったのですか?」


青葉 「私に辛い事が会ったわけではありませんが…悲しいですね」


比叡 「悲しい?」


青葉 「とにかく私は元提督の嫁や過去を話す権利はありません 聞くなら上官もしくは元提督から聞いてください」


提督(東) 「…わかったわ」


隼鷹 「それじゃ私達も帰るとしますか!早く帰って酒飲みたいぜぇ!!」


若葉 「帰ったら休みたい さすがに疲れた…」


霧島 「そうね 報告書をまとめたら休みましょう」


提督(東) 「それじゃ帰るわよ!」


東艦娘全員 「「はい!(了解!)」」


ザー…













海上走行中…



提督 「…」 ザー…


瑞鳳 「提督 乗り心地悪くないですか?」ザー… 提督を背中に乗せて帰還中


提督 「…悪くはないけど、なんか男としてこれはどうかと思うんだが…」


瑞鳳 「仕方ないじゃないですか 手を引っ張りながら帰るよりこうやって背中に乗せて帰った方が早いじゃないですか」


提督 「たしかにそうだけどよ…」


瑞鳳 「我慢してください もう少し時間かかるので辛抱してて下さいね?」


提督 「…はぁ……」


金剛 「提督ってそういうの気にするんデスか?」ザー…


提督 「そりゃあ気にするよ 男が女に運ばれるなんて情けない…」


瑞鳳 「文句言わないでください なんならここで降ろしてほっといても良いんですよ?」


提督 「俺は別にそれでも構わないけど」


瑞鳳 「…はぁ……(面倒な人だなぁ…)」ザー…


提督 「今面倒なヤツだと思っただろ」


瑞鳳 「っえ!?そっそんなこと思ってませんよ!提督のことをそんなふうになんて…(なんでわかったの!?この人エスパー!?)」


提督 「…まぁいいが」


雷 「…瑞鳳も大変ね 提督の相手するの…」


電 「なのです」


瑞鳳 「…そういえば提督 さっきの事で気になる事が」


提督 「なんだ?」


瑞鳳 「提督が睨みつけを使おうとした時に深海棲艦の空母ヲ級が睨みつけに気づいてすぐ撤退命令を出したんです」


提督 「…それがどうかしたか?」


瑞鳳 「なぜ空母ヲ級は提督の睨みつけを知っていたのでしょうか?」


提督 「いや、それ俺に聞かれてもわからねぇよ…」


瑞鳳 「ですよね…」


提督 「…でも、昔何回か使ってたからそれで知っていたんじゃないかな?断定はできないけどな」


瑞鳳 「昔って何年前ですか?」


提督 「今から4年ぐらい前だ」


瑞鳳 「…っえ」


提督 「っん どうした?」


瑞鳳 「…提督って今何歳ですか?」


提督 「24だが?」


金剛 「若いデース!?何歳から提督になったんデスか?」


提督 「16の時からだが?」


雷 「はやっ!?普通は18からじゃないの!?」


提督 「普通はそのくらいからだな だけど俺は上官に誘われて16から提督になれたんだ」


電 「上官さんからですか?」


提督 「あぁ 俺は提督としての素質を持ってるからなってみないか?って言われたから提督になったんだ 俺に素質なんてなかったと思うんだけどなぁ」


瑞鳳 「あると思いますよ 提督は提督としての素質を持っていると私は思います」


提督 「…自分にはわからん」


金剛 「それは当たり前デース 自分でわかる事じゃないネ!」


提督 「…」


瑞鳳 「帰ったらすぐ皆さんのご飯を作らないといけませんね 着く頃にはおそらくお昼過ぎかと思いますからね」


提督 「俺が飯の支度するからいいよ 鎮守府に着いたらお前は楽にしてろ」


瑞鳳 「目が潰れてる状態でどうやった昼食を作るんですか?まだ治りませんよね」


提督 「あっ…」


瑞鳳 「はぁ…提督の分は朝言われた通りレンジの中に入れてあるのでそれで良いんですよね?」


提督 「あぁ 昼に食べようと思ってたから俺の分は大丈夫だ」


瑞鳳 「わかりました」


ザー…













南我原鎮守府



瑞鳳 「やっと着きました…結構長かったですね」ザー…タタッ


金剛 「本当デース もっと近ければ良かったネ」


提督 「南方海域が近かったら毎回戦闘だぞ?」


雷 「…Dangerネ」


提督 「さすがに俺は毎日は戦いたくない」


電 「私も戦いたくないのです…」


提督 「それが普通だ 戦いなんてなければよかったのに…」ハァ…


瑞鳳 「…」













提督の部屋



提督 「悪いな?瑞鳳 ここまで連れてきてもらって」


瑞鳳 「構いませんよ それでは私は昼食の準備をしてくるのでこれで失礼します」


提督 「あぁ わるいが頼む」


瑞鳳 「はい」タッタッタッ…


瑞鳳 「失礼します」


ガチャッ…パタンッ



提督 「…さて、少し寝るか」パサッ








瑞鳳の部屋



ガチャッ


瑞鳳 「…」タッタッタッ…パタンッ


タッタッタッ…ポスッ ベッドに腰かける


瑞鳳 「ふぅ…久々の出撃疲れたなぁ?戦闘してないけど…」


瑞鳳 「…戦闘になんなくて本当に良かった こんな装備を見たら、なんでこんな貴重な装備を持ってるのか聞かれるよね?」スッ


手に持っているのは【彗星一二型甲】【天山一二型(友永隊)】【流星改】【彩雲】を持っている


瑞鳳 「…」


瑞鳳 「バレないようにしまっておこう」ゴソゴソ…








数時間後ー提督の部屋



提督 「すぅ…すぅ…」


提督 「んんっ…」ゴロンッ…


提督 「…っん?」スゥ…


提督(東) 「すぅ…すぅ…」提督の隣で寝てる


提督 「…なぜ居る?」


提督 「…とっとりあえず起きよう」ヨット


提督(東) 「すぅ…すぅ…」


提督 「…目は治ってるな 一時間経ったみたいだな」チラッ



時計 『十六時だフォー!!』


提督 「…また一時間以上寝ちまったか 寝すぎたな…」ハァ…


提督 「いやそんなことはどうでもいいとして この状況を瑞鳳達に見られたらまずいから早くどうにかしないと…」


コンコンッ ガチャッ



金剛 「提督 そろそろ起きたデスか?」タッタッタッ…


瑞鳳 「金剛さん まだ寝ているかもしれないのでもっと静かにしたほうが…」


提督 「…」


提督(東) 「すぅ…すぅ…」提督の隣で寝てる


金剛 「…なぜ元提督がここに居るデスか?」


提督 「俺が聞きたい」


瑞鳳 「…」


瑞鳳 「っ!!!?」///カァァ!!


金剛 「? どうしたネ?瑞鳳 急に顔を赤らめて?」


瑞鳳 「金剛さん急いで出ましょう!二人の邪魔をしてはいけません!!」///


金剛 「What?なぜデスか?」


瑞鳳 「おそらく提督と東提督はいちゃついてたんですよ!なので早く出ましょう!!」///


金剛 「oh!?元提督とイチャついてたデスか!?」///


提督 「待て待て待て待てっ!!!?違う!俺はそんな事してない!?」


金剛 「それは失礼したネ 私達は出て行くから続きを楽しんでネー…」///タッタッタッ…パタンッ


提督 「待てっ!本当に違うんだ!!誤解だー!!」タッタッタッ!!…










提督 「…というわけなんだ」


金剛 「起きたら隣で寝てたって…言いわけくさいデース」


瑞鳳 「ですね」


提督 「たしかに言いわけくさいけど それが事実なんだから仕方ないだろ」


金剛 「怪しいデース」(‹●›_‹●›)ジー…


提督 「目潰すぞ?金剛」


金剛 「提督酷いデース!!」


提督 「お前が変な目してたからだろ まっ潰す気なんかないけどな」


金剛 「ならもっとするネー!!」


金剛 「…」(‹●›_‹●›)ジー…


提督 「解体するぞ?」


金剛 「それも嘘デスね?」(‹●›_‹●›)ジー


提督 「…もうやだこいつ」ハァ…


瑞鳳 「あはは…」


提督(東) 「んんっ…ん?」スゥ…


提督 「んっ起きたか 東」


提督(東) 「ーっ…」(´-).。oOスゥ…


提督 「眠たそうにしてるとこ悪いんだが聞いてもいいか?」


提督(東) 「…なに?」(´Q)。oO


提督 「なんでお前ここに居る?」


提督(東) 「っ…」ウトウト…


提督(東) 「…なんでだっけ」(´~`)ン~


提督 「思い出せ(理由がないと誤解が解けない…)」


提督(東) 「…っあ そうだ思い出した!」


提督(東) 「今日助けてくれたお詫びに夜あなた達を招待してパーティーをしようと思っていたの!」


瑞鳳 「パーティーですか?」


提督(東) 「そう!皆でご飯を食べたりゲームをするのよ!」


金剛 「oh!久々のパーティーデスね!行きたいデース!」


提督(東) 「でしょでしょ!それで南も来て欲しいんだけど…どうかな?」///モジモジ…チラッ


提督 「悪い 今日は無理だ」


全員 「「…っえ」」


提督 「今日はどうしても行かないと行けない所があるから無理だ 誘ってくれたのに悪いな」


提督(東) 「…どこまで行くの?」


提督 「どこでもいいだろ 俺がどこに行こうが勝手だろ」


瑞鳳 「今日じゃなくてはいけないんですか?」


提督 「あぁ 今日じゃなくちゃ絶対いけない」


金剛 「帰ってきてから参加すれば良いデース!」


提督 「帰ってくるの明日の朝ぐらいになるぞ?」


提督(東) 「どんだけ遠い所に行くのよ?」


提督 「別にいいだろ?遠い所でも用事があるんだから とにかく今日は無理だから瑞鳳達で行っててくれ」ググゥ~…


瑞鳳 「…」


金剛 「…」


提督(東) 「…」


提督 「…そう言えば朝からなにも食べてなかったな 瑞鳳、朝のご飯ってまだ残ってるか?」


瑞鳳 「電子レンジの中にラップして締まってあります」


提督 「わかった 俺は飯食べたらすぐに出るからお前達で楽しんできてくれ」タッタッタッ…


瑞鳳 「…はい 分かりました」


ガチャッ…パタンッ





ここからの続きは【単独行動隊提督 続々】になります

自分の期末ではこれ以上書き込む事ができないらしく新しいページを作りました

申し訳ございません

今後とも単独行動隊をよろしくお願いします


後書き

提督の装甲&技


重攻撃型装甲

攻撃重視の機装
武器は機関銃片手に4丁(二十口径)
サーベル二刀
ミサイル(直径4cmの小型ミサイル)【5発】
バズーカ(直径1mの小型バズーカ)【1発】
ブースター(海上を飛ぶために必要な機械)

攻撃(火力) 40 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 10
速度(速力) 普通
殆んど戦闘用


重防御型装甲

防御中心の換装
武器はサーベル二刀のみ
超最速ブースター
全体的にミサイルを受けてもなかなか壊れない鉄の盾防御装備
艦娘のを治す機材付き(時間かかる)
バケツスプレーも付いてる(一瞬で修理できる)

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 100
速度(速力) 低速

使い時が難しい


重速度型装甲

速度重視の装甲
武器はサーベル二刀のみ
最速ブースター

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 0
速度(速力) 超高速
殆んど遠征用





提督の技


睨みつけ(手加減)

メリット 「相手を気絶させるだけだが戦闘不能にする事が出来る」

デメリット 「これを使った後 目が一時間ほど開かなくなる+手加減をしているので相手に傷が付く事はない為攻撃性がない」


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