2024-04-11 05:22:49 更新

概要

この作品には設定があります(詳しくは前書きをご覧ください)
話しのスタートは美紀が居る+太郎丸が生きてるアニメ版を使います(後々から本の方のストーリーになります)


前書き

和野方長谷(なぎのがたながや)

性別 男
年齢 19
接近武器 刀
サブ接近武器 サバイバルナイフ
遠距離武器 前回で使い切り捨てた
荷物 食料や水、酒を持っている
常時負傷状態ー右手を失っている※
※バイオハザードの作品に出てくるボス タイラントの腕をつけて移植成功



情報

・右手に包帯を巻いてる(深い傷跡あり)※
※追記 右手はネメシスと戦った時に破損してなくなったがタイラントの腕を移植して蘇生
・かなりの低体温(通常体温26度…?)※
※追記 胡桃と一緒の薬を打ったことによって体温はもうほぼない状態
・学校には行ってない(高校も行ってない)
・身体能力は高いが頭は残念…?※
※追記 元々科学者で生物学を学んでいた
・動物に好かれない
利き手は両利き(基本右)






設定内容(重要)

1、和野方長谷の右手の深い傷は一生治りません※変更
※上記に追記 右手はネメシス戦で破損したがタイラントの腕を移植して蘇生
2、和野方長谷にはめぐねぇが見える事にします(見える時と見えない時があります)※
上記に追記 太郎丸も見えます
3、バイオハザードに出てくるネメシス(追跡者)やゾンビ犬が登場します(ハンターやリッカー、その他は出しません)※
※上記に追記 新しくタイラントを追加します
4、雨の日や夜でもゾンビが外や学校内に居る事にします(原作の方では生前の記憶があるとの事で少なくなっているらしいですがその設定は若干なしにします)
5、戦闘要員は基本恵飛須沢胡桃、和野方長谷とします(例外の時あり)
6、スナイパーライフルの弾数制限は無限とします※
※上記に追記 前回で使い切ったためもうありません
7、本作と同様ゾンビは走れない、思考能力がない、音や光に反応、動くものに反応することにします(タイラントは走って追跡ありにします)
8、設定削除
9、未成年ですがお酒を飲むシーンを入れます(タバコはなしとします)
10、和野方長谷は戦闘能力は高いが頭が悪い事にします(頭が悪いはフリです)
11、一応恋愛を入れるつもりはありませんが良い雰囲気や抱きつき、酔ってキスシーンを入れるかも知れません(断定はできません)※
※上記に追記、バリバリ入れてます
12、バイオハザードに出てくるハーブや救急スプレー等は出てきません
13、漫画の方では美紀が居る時点で太郎丸は死んでいますがTVアニメ版を使うので太郎丸は生きていることにします(元々美紀と一緒に居た圭以外の生存者はアニメ版の方では出て来ないので圭以外の生存者はいなかったことにします)
14、文がなんかおかしいと思うところが存在しますが間違えてません ちゃんとした理由がありますのでご注意ください(脱字や誤字、文脈がおかしいと思う所は存在すると思いますがごめんなさい)
15、最初はアニメ版を使いましたが後々本の方のストーリーになっていきます


ネタバレも入っていますがご勘弁下さい












胡桃(佐倉) 「体制は任せます …それよりも、あんたではなく名前で呼んで欲しいです」///


胡桃(佐倉) 「もちろん呼び捨てで♡」///


和野方 「…さくら 正常位でするから寝っ転がってくれ」///


胡桃(佐倉) 「はい♡」///ムクッ…ゴロンッ


和野方 「ーっ…」///ゴクッ


和野方 「(めちゃくちゃ濡れてる 下着びちょびちょじゃねぇか…くるみに体返した後どうすんだよ)」///スゥ…ピトッ 胡桃の下着越しに秘部を当てて愛汁が付着する


胡桃(佐倉) 「…ほんとに大きいですね 長さだけでもおへそまであります♡」///


胡桃(佐倉) 「こんなにも大きいものが入ったらどうなるんでしょうか?楽しみです♡♡」///ウズウズ


和野方 「だから入れないって言ってるだろ いい加減にしろ」///


胡桃(佐倉) 「ふふっ!すみません それじゃ…激しくしてくださいね♡」///


和野方 「最初は優しくするよ 初めてなんだから最初から飛ばさせるな」///クチュ…


胡桃(佐倉) 「んっ…」///クチュ…


胡桃(佐倉) 「(やっと動いてくれた 早く動いて欲しくて煽りましたがうまくいきました♡)」///クチュクチュ…


胡桃(佐倉) 「(私のあそこにながやさんのが擦れて…布越しにクリ〇リスが当たって気持ちいい!!)」///ビク…ビク…


胡桃(佐倉) 「(二回も出したのにまだ固くて立派♡くちゅくちゅといやらしい音を立てられてすごく興奮する♡♡)」


和野方 「ーっ…」///ヌチュヌチュ…


和野方 「(やばいっ布越しなのにめちゃくちゃ気持ちいい!滑りがいいからよけいに感じる!)」///クチュクチュ…


和野方 「(くるみの身体だが相手が佐倉さんだからかわからないがいつもより感じる!このままだとすぐイキそうだ!)」///ゾクゾク


胡桃(佐倉) 「あっ…あっ…んっは ふぅ…んんっ」///ヌチュヌチュ…


胡桃(佐倉) 「んっ…!クリに当たって気持ちいい♡」///ゾクゾク


胡桃(佐倉) 「ながやさんもっと激しくして♡私を孕ませるつもりでいっぱい突いてください♡♡」///ハァハァ…


和野方 「いいのか?初めてだからそんな早くしたら怖くないか?」///


胡桃(佐倉) 「だいじょうぶです 相手がながやさんなら怖くありません♡」///


胡桃(佐倉) 「それに初めてだったとしてもながやさんなら優しくしてくれるので激しくしても怖くありません♡なので遠慮しないでください♡♡」///


和野方 「っ…わかったよ それじゃ激しくさせてもらうよ(ほんとにこの人は人をその気にさせるのが上手い…)」///


和野方 「痛かったら言えよ 無理はするなよ」///


佐倉 「はい♡」///


和野方 「(念のため手繋ぐか おそらく平気だと思うが少しでも安心させるためにやっておこう)」///スゥ…ギュッ


胡桃(佐倉) 「っ! …恋人繋ぎ♡ながやさん大胆ですね♡」///


胡桃(佐倉) 「もしかして心配してくれましたか?私を安心させるために♡」///


和野方 「野暮なことは聞くな 思ったとしても心の中で留めておけ」///


胡桃(佐倉) 「ふふっ!わかりました♡」///


和野方 「(なんでわかるかな?ただしやすくするために手を繋いだと思わないのかな?)」///


和野方 「(まぁそう思われるよりもポジティブに受け止めてもらえた方がいいことには違いないが)」///ズチュズチュ…


胡桃(佐倉) 「あんっ!!あっあっ♡さっきよりも、激し…!!」///グチュグチュ…


胡桃(佐倉) 「ながやさんの固くて、だめっすぐにイっちゃう!!」///ゾクゾク


和野方 「イきそうならイッていいぞ むしろイくところ見せてくれ」///


和野方 「さくらのイき顔見たいから盛大にイッてくれ もっと激しくしてやるからさ!」///パンパンパンパンッ


胡桃(佐倉) 「あんっ!!あっあっだめ、だめだめ!!そんなに激しくしちゃ!!」///ズチュズチュズチュズチュ!!…


胡桃(佐倉) 「(ながやさんをイかせてからずっと身体が欲しがってたから敏感に…!!)」///パンパンパンパンッ!!…


胡桃(佐倉) 「はぁっはぁっ!!んっや、あん♡あぁぁ〜…!!」///ズチュズチュズチュズチュ!!…


胡桃(佐倉) 「ながやさん♡はげしっだめ こんなのすぐに♡♡」///ビクビク


和野方 「呼び捨てでいい 俺も呼び捨てなんだからさんはいらない」///パンパンパンパンッ!!…


胡桃(佐倉) 「っ…な、ながや…イきそう♡イきそうです♡♡」///ハァハァ…


胡桃(佐倉) 「もっと突いて♡中出しする勢いでいっぱい突いてください」///


胡桃(佐倉) 「ながやの精液 いっぱい出してください♡♡」///ドキドキ


和野方 「あぁそうさせてもらうよ!勢いよく出させてもらうから覚悟しろよ!」///パンパンパンパンッ!!…


和野方 「(俺もそろそろイきそうだ!佐倉さんの愛汁が滑りよすぎて気持ちよすぎる!)」


和野方「(…いや 身体はくるみだからくるみの愛汁になるのか?人格が佐倉さんだけであって本体はくるみだから正確には佐倉さんのじゃないか…)」///


和野方 「(…今考えることじゃないな 今は気持ちよくなることを考えよう)」///


胡桃(佐倉) 「あんっ!!あっあっだめ♡もうイク!!イッちゃう!!すごいのがクる!!」///ズチュズチュズチュズチュ!!…


胡桃(佐倉) 「ながや!キスっキスして!キスしながらイキたい!!」///ハァハァ!!…


和野方 「あぁいいよ いっぱいしてやるよ!」///チュッ


胡桃(佐倉) 「んんっ!んっちゅ はぁ!ふぁっはぅ…!!」///クチュクチュパンパンッ!!!!


胡桃(佐倉) 「(だめ…もう、イク!!)」///ゾクゾクッ!!!!


胡桃(佐倉) 「んんっ!!んんーっっっ!!!♡♡♡」///ビクビクビクビクッ!!!!!!


和野方 「ーっさくら!!」///ゾクゾクッ!!!!



ビュルルルルッ!!!!!!


胡桃(佐倉) 「んんっ!!」///ビチャビチャッ 制服に和野方のがかかって臭いが漂う


胡桃(佐倉) 「(す…すごい さっきもイったのにまだこんなに出るなんて♡)」///ビク…ビク…


和野方 「っ…っ……!!」///ビク…ビク…


和野方 「(…や、やっちまった くるみの制服にもろかけちまった……!!)」///ハァハァ…


和野方 「(あまりにも興奮して理性が効かなかった いつもなら止めれるのに……!!)」///プルプル…


胡桃(佐倉) 「っ…汚れちゃいましたね そんなに生の高校生の制服を汚したかったんですか?」///ハァ…ハァ…


和野方 「…ちがう、と思いたい 出そうとは思ってなかったんだが我慢できなくて…その……」///


胡桃(佐倉) 「そうですよね いつもなら我慢できますよね カウパーだけ出して決してイクことは我慢してた」///


胡桃(佐倉) 「なのに今回は出ちゃいましたね 白いネバネバしたものが制服の上に付着して…♡」///トロォ…


胡桃(佐倉) 「…恵飛須沢さんに興奮したんですか?それとも私ですか?もしくは制服…?」///


和野方 「っ……あんたしかいないだろ いつも出さず我慢してたのに対してあんたには出したんだから」///


胡桃(佐倉) 「てもここ最近いろんな方に出してますよね 篠生さんや恵飛須沢さんに」///


和野方 「それは……まぁ、考え方を変えたからな 相手が望むなら俺も…うん 気持ちよくなりたいし」///


和野方 「でも今出したのは紛れもなくあんたに興奮して出した 今まで大人しそうな性格してたのにこういうことになるとSっ気になって攻めてくるなんて思いもしなかった」///


和野方 「ギャップがありすぎてむしろ興奮した 初めてなのにいろいろ上手かったし…ほんとに初めてなのか?」///


胡桃(佐倉) 「はい 恥ずかしながら経験は一度もありません ながやさんが初めてです♡」///


胡桃(佐倉) 「映像では見たことあるんですが相手がいなかったので来ることがなかったんです 今の今まで」///


和野方 「…そ、そうか 気持ち良かったよ ありがとな」///


胡桃(佐倉) 「私の方こそありがとうございます またしてほしいので次回もお願いしますね♡」///


和野方 「なるべくくるみの体は使うなよ?見抜きなら構わないが」///


胡桃(佐倉) 「それは無理ですね 一度あなたの感触を感じてしまったのでもうこれでないと満足できません」///


胡桃(佐倉) 「なので次からもお願いしますね もちろん恵飛須沢さんの体を使って♡」///


和野方 「……控えてはくれ 他の誰かにバレると面倒なことになるから」///


胡桃(佐倉) 「なるべくはします なるべくは…ね♡」///


和野方 「………」///



…コンコンっ


ながやさん みきです、今へいきでしょうか?


和野方&胡桃(佐倉) 「「っ!!」」ビクッ!!


……まだ落ち着いてないようなら無理にとは言いません もし落ち着いてるなら少し話がしたいです


和野方 「あっえと…そうだな 落ち着いてきてはいるがもう少し落ち着きたい 悪いがまた後でもいいか?」


わかりました 落ち着いてきてるなら無理に話しない方がいいですね


落ち着いたタイミングでまた来ます 無理はしないでくださいね


和野方 「あぁ わるいな」


タッタッタッ…


和野方 「………」


胡桃(佐倉) 「……行きましたね」


和野方 「あぁ あぶなかった…もう少し遅かったら喘ぎ声とかでバレてたぞ」


和野方 「中に入られてもバレるから入られなくてよかった 臭いですぐわかるぞ」


胡桃(佐倉) 「たしかにそうですね 私たちの汗の臭いもそうですがながやさんの精子の臭いでもバレてしまいますからね♡」///


和野方 「っ…それは、すまん しかも三回も出したからとくに臭いキツイよな」///


胡桃(佐倉) 「そうですね 臭いはかなりしますね」///


胡桃(佐倉) 「ですが私的にはこの匂い好きですよ?ながやさんが気持ちよくなったと実感できるのでむしろ興奮します♡」///


和野方 「そっそれはどうなんだ…?それで興奮するのはちょっと」///


胡桃(佐倉) 「でも興奮【は】しますよね?自分の精子で興奮してもらえるんですからしないわけありませよね♡」///


和野方 「……ノーコメントで」///


胡桃(佐倉) 「素直じゃありませんね♡んっ…」///チュッ…


和野方 「っ!!ーっ…いきなりはするなって」///


胡桃(佐倉) 「すみません あまりにもかわいかったものでつい!」///


和野方 「…まったく」///


和野方 「抜ける前にシャワーや着替えしてから抜けてくれよ その状態で抜けたら俺が寝込み襲ったみたいになるから」


胡桃(佐倉) 「それはさすがにまずいですね では早速済ませてきますね」スクッ


胡桃(佐倉) 「それとも…一緒にシャワー浴びますか?」///クスッ


和野方 「……入ってこい」///


胡桃(佐倉) 「はーい!」///タッタッタッ…


和野方 「なるべく誰とも会わないようにしてくれよ 臭いも出てるから会ったらバレる」


胡桃(佐倉) 「それは運任せですね…なるべく会わないようにします」ガチャッ


パタンっ…


和野方 「………」


和野方 「……まじで可愛すぎるだろ ギャップ萌え激しすぎる」///カァァ…


和野方 「(佐倉さんってあんなにかわいかったか?たしかに幽霊の姿でもかわいいとは思ってたが改めて思うとさらにかわいさが増した…)」///


和野方 「(ギャップが違いすぎるし、おとなしそうな顔して攻めてくるしでマジでドキドキが止まらねぇ 心臓動いてないけど)」///


和野方 「……生きてたら絶対に惚れてたな 成人してるから性行為も全部してるだろうし」

(血

和野方 「恋とは儚いものだな 元カノは交通事故で死んで、佐倉さんは奴らに噛まれて感染……ほんと、ついてねぇな」


和野方 「(でも俺が一番好きな人は……)」


和野方 「………掃除しよ 窓も空けとかないと臭いでバレる 着替えは…平気かな 自分のが付着したわけじゃないし多分臭い出ないだろ」


和野方 「……一応着替えとくか 怪しまれたら汗かいたって言えば…いやまずいか この時間で汗かいたはおかしいか」


和野方 「外で運動してたなら言い訳が経つが今日は誰も運動してない さすがにバレるか」


和野方 「普通に水こぼしたって言うか それなら納得するだろ」


和野方 「さてと掃除掃除っと」スクッ













シャワー室



シャー…


胡桃(佐倉) 「〜♪」シャー… シャワーを浴びてからだをあらっている


胡桃(佐倉) 「(シャワーを浴びてる感覚をまた味わえるなんて思いもしませんでした 幽霊になってから飲めず食えずで摂取する必要がなくなり、体も臭くならないから浴びれて最高です!)」


胡桃(佐倉) 「(こまめに味わいたいですねこの感覚 あまりしないようにしか言われてないのでまたしても問題ないということですよね!)」


胡桃(佐倉) 「(週一くらいのペースで味わいましょう!)」

(*>∀<)♪



⋯ガチャッ


晶 「⋯あれ?誰か使ってる?」


胡桃(佐倉) 「っ! あっ光里さん!すみませんちょっと使ってます!」


晶 「⋯⋯っえ くるみちゃん?てか今苗字で⋯?」


胡桃(佐倉) 「あぁすみません!言い間違えました アキ先輩!(いけない!ついいつもの癖で!!)」


晶 「いや間違えてはないんだけど⋯どうしたの?私のこと苗字で呼ぶなんて なにかあったっしょ?」


胡桃(佐倉) 「いえなにもないですよ!ほんとになにも⋯」アハハ⋯


晶 「???」


晶 「(なんだろ いつもの胡桃ちゃんと違う気がする こんなに言葉遣いよかったかな?)」


晶 「(しかも雰囲気もなんか違う いつもなら元気がありふれてるのに今はそれがまったくない)」


晶 「(⋯⋯まさか にせもの?)」ギロッ


胡桃(佐倉) 「⋯あの、そんなに見られると恥ずかしいのですが(怪しまれてる このままだとバレる!)」


胡桃(佐倉) 「他のところ空いてるのでここじゃなくてもいいんじゃないでしょうか?(別の場所に誘導させての隙に逃げなければ!)」


晶 「⋯⋯あんた、だれ?胡桃ちゃんじゃないでしょ」


晶 「いつもの胡桃ちゃんなら元気があってもっと言葉遣い荒いよ」


晶 「私は別に気にしてないけど今のあんたの言葉遣いは気にするっしょ ⋯だれ?」


胡桃(佐倉) 「⋯だれ、と言われても⋯⋯(ながやさん助けてください!!逃げられなくなってしまいました!!)」


胡桃(佐倉) 「(このままだと問い詰められて話さないと解放してもらえなくなります!それだと恵飛須沢さんに返せなくなってしまいます)」


胡桃(佐倉) 「(話すことは絶対にしてはいけません なんとかしなくては!)」


晶 「⋯⋯話さないならみんなを呼ぶよ 話すまで問い詰めるよ」


胡桃(佐倉) 「⋯⋯みんなを呼ぶ、ねぇ(仕方ありません 少々手荒いですがバレないためです)」


胡桃(佐倉) 「なら呼ばれる前に⋯!」バッ!!


晶 「むぐっ!!」ガシッ 口元を鷲掴みされて塞がれる


胡桃(佐倉) 「あなたを口封じしてしまえばいいだけですね!」ニタァ


晶 「ーっ!!」ビクッ!!


胡桃(佐倉) 「すみませんね 手荒な真似はしたくなかったんですがこうでもしないとみなさんにバレるかもしれなかったので強行手段させてもらいました」


胡桃(佐倉) 「非感染者のあなたが感染者である私に叶うはずありません 力の差もそうですが知識でも敵いません」


胡桃(佐倉) 「この状況であなたはどうしますか?まだバラす意思があるならこの状況を打破してみてください」ググッ⋯


晶 「ーっ⋯」ゾクッ!!


晶 「(ま⋯まずいっしょ 完全に積みじゃん 今この状況をどうにかするとか無理に決まってる!)」


晶 「(口も塞がれて手で払おうとしてもビクともしない 蹴り入れれば離してもらえる?⋯)」


晶 「(いや離してもらったところですぐ捕まるのが落ちだ!今の状況をどうにかする方法は⋯なにかないか なにか!なにか!!)」プルプル⋯


胡桃(佐倉) 「⋯今の私のことを和野方さん以外に話さないなら離してあげます どうしますか?」


晶 「っ! ーっ!!」コクコクッ 条件に乗って首を縦に振る


胡桃(佐倉) 「賢明な判断ですね では騒がないでくださいね」スゥ⋯


晶 「ーっぷはぁ!はぁ⋯はぁ⋯⋯!!」ハー⋯ハー⋯


晶 「(た、助かった⋯本気で殺されるかと思った)」ガタガタ⋯


晶 「(ぜったい胡桃ちゃんじゃない この人だれ!?)」ジッ⋯


胡桃(佐倉) 「⋯⋯あの、だからそんなマジマジと見ないでください 裸見られるの恥ずかしいです」


晶 「⋯⋯あんた、だれ?名前くらい教えなさい」


晶 「なんでながやくんなら話していいの?あんたのこと知ってるのね?」


胡桃(佐倉) 「はい 和野方さんは私のこと知ってますよ 正確には学園生活部の方全員ですがね」


胡桃(佐倉) 「ですが今の私のことを知ってるのは和野方さんだけなので他の方には言ってはダメですよ 話したら⋯」


胡桃(佐倉) 「【あなたのこと食べちゃいますからね?】」ニタァ


晶 「ーっ!!」ゾワッ!!


胡桃(佐倉) 「⋯そろそろ出てくれませんか?まだシャワーの途中なので」


晶 「えっあ、うん⋯」スクッ


晶 「(⋯普通に出てっていいの?背後向けた瞬間やられない⋯?)」スッ⋯スッ⋯ 胡桃の方に顔を向けながら出入口に向かっていく


胡桃(佐倉) 「そんな警戒しなくても何もしませんよ あと恵飛須沢さんにも言わないでくださいね」


晶 「⋯⋯恵飛須沢?」


胡桃(佐倉) 「くるみさんの苗字です 聞いたことありませんか?」


晶 「⋯あー!そうだそうだ 胡桃ちゃんの苗字、恵飛須沢だっけ!」


晶 「名前で呼んでたから苗字忘れてたっしょ ⋯改めて聞くとすごい苗字だよね」


胡桃(佐倉) 「普通に失礼なこと言いますね 苗字なんていろんな方がいるんですから珍しくてもあまりすごい苗字なんて言わない方がいいですよ」


晶 「⋯⋯なんか、大人っぽい叱り方」


胡桃(佐倉) 「怒りますよ?」

(╬^∀^)


晶 「ごめんなさい」


胡桃(佐倉) 「早く出てってください」


晶 「はい」タッタッタッ⋯


パタンっ⋯


胡桃(佐倉) 「⋯⋯⋯」


胡桃 (佐倉) 「⋯やっちゃいました 勢い余って手出してしまいました⋯教師なのに」


胡桃(佐倉) 「しかも恵飛須沢さんじゃないこともバレて和野方さんまで巻き込んでしまいました⋯あとで怒られますね」


胡桃(佐倉) 「⋯⋯とりあえずシャワー浴び終わらせましょう 早く体返さないと怒られるので」


胡桃(佐倉) 「いや結局怒られますね 戻りたくない⋯」ハァ⋯













和野方の部屋



和野方 「⋯⋯よし これでだいじょうぶだろ 臭いもしなくなった」シュッシュッ⋯ 消臭スプレーを巻いたり窓を開けて臭いを消している


和野方 「一応念のためしばらくは誰も入れないでおこう ずっと同じ部屋にいるから鼻が慣れちまってわからなくなってる 他のやつが来たらバレる可能性があるからな」


和野方 「服も着替えて布団も消臭スプレーかけたから平気だろ よし!みきのところに行って落ち着いたこと報告するか」タッタッタッ⋯


和野方 「(さっき来たときは悪いことしたな 佐倉さんと遊んでたから追い返しちまった)」


和野方 「(さすがに遊んでたこと言えないから少し話しするか ほんとに落ち着いてることを証明すれば安心するだろ)」スゥ⋯



ガチャッ


晶 「きゃあっ!?」ビクッ


和野方 「うぉっ!?あっアキか いきなりでかい声出すなよ」


晶 「ごっごめん ノックしようとしたら開いたから⋯」ドキドキ⋯


晶 「今だいじょうぶ?ちょっと聞きたいことがあるんだけど」


和野方 「聞きたいこと?」


晶 「⋯中に入っていい?他の人には聞かれたくないから」


和野方 「えっあ、あぁ 構わないが(やべぇ⋯臭いだいじょうぶかな?)」


晶 「それじゃお邪魔するっしょ」タッタッタッ⋯


晶 「⋯⋯? ねぇながやくん なんか部屋に巻いた?消臭スプレーの臭いがするけど」スンスンッ


和野方 「あぁ 少し臭いが気になって巻いたんだ 汗や体臭の臭いって結構きついだろ?(消臭スプレーだけか なら平気かな)」パタンッ


和野方 「自分ではわからないが相手にそう思われる前に消しておこうと思ってな 不快だったか?」


晶 「ううんそんなことないっしょ むしろながやくんの臭いは良い匂いだからむしろ嗅ぎたいっしょ」


和野方 「⋯それはやめてくれ」


和野方 「それでどうしたんだ?なんか険しい顔してたが」


晶 「⋯⋯胡桃ちゃんのことなんだけど」


和野方 「くるみ?あいつがどうかしたか?」


晶 「⋯⋯さっきシャワー室で会ったんだけど、絶対に胡桃ちゃんじゃなかったの あの人だれ?」


和野方 「っ!」


和野方 「(おいーっ!!佐倉さんバレてんじゃねぇかよ!!バレないようにしろって言ったのに!!)」


和野方 「(言い訳どうすんだよ!性格が違いすぎて似てるようであいつだぞなんて通用しねぇよ!!)」


和野方 「(マジでなんて言おう 俺も知らないと言うか?いやそんなことしたら胡桃がずっと疑われることになる 下手に言って感染したことによる後遺症なんて思われたら⋯!!)」タラー⋯


晶 「⋯胡桃ちゃんだと思う人がながやくんなら話してもいいって言ってたの 教えくれる?」


和野方 「えっあいつそんなこと言ってたの?俺に聞けって?」


晶 「うん」


和野方 「⋯⋯あのやろう 面倒ごと俺に押し付けやがって」ハァ⋯


和野方 「…正直に話してやるが信じるかはお前に任せる あとこのことは誰にも言わないでくれ」


晶 「わかった」



和野方説明中…


晶 「……信じられないっしょ」


和野方 「だろうな お化けがくるみを操ってるなんて言われても信じるわけないよな」


和野方 「だが今のくるみは高校教師の人だ ゆうりたちも知ってる人で化け物になって俺が始末した人でもある」


和野方 「しかも頻繁に見えてるからよく話もして、偵察や探索なんかをしてくれるから事前に危険を察知したり情報を手に入れることができるんだ」


和野方 「だから俺がよく先読みしてみんなを守ること多かっただろ?流石の俺も先読みとかはできない」


和野方 「…無理に信じろとは言わない とりあえず今のくるみは教師の佐倉慈って人が入って操ってるだけだから心配はしなくていい」


和野方 「ウイルスでやられてるわけじゃないから変に心配はしないでくれ それだけはたのむ」


晶 「…わかった とりあえずは信じるよ」


晶 「いろんなことが起きすぎて頭がおかしくなりそうっしょ ゾンビに強化ゾンビ、幽霊に操りなんて」


和野方 「たしかにそうだな だがそんなことで頭をおかしくしないでくれ」


和野方 「精神不安定になってるゆうりを安定させるだけでもかなり大変なのに他のやつも精神異常が起きたら手が回らなくなる」


和野方 「二人も三人も相手してたら俺がおかしくなっちまう だから異常起こさないでくれ」


晶 「…起きたらながやくんと一緒に居られる?」ハッ


和野方 「マジでやめろよ なるほどみたいな顔してるがするなよ」


晶 「あははは!さすがにしないっしょ そこまでして君と居たいとは思わないって!」


晶 「もしそうするなら既成事実を作った方が早いっしょ!」


和野方 「」ブーっ!!


晶 「きたなっ!?えっいきなりなに!?」


和野方 「…それはこっちのセリフだ いきなり既成事実なんて言うから驚いたんだよ」ダバー…


和野方 「既成事実作る方が問題だからな 精神異常よりも赤ん坊作るのと感染させるダブルパンチだ もしそんなことになったらみんなから殺される…」


晶 「いや殺されることはないっしょ あったとしてもみんな襲いに来るぐらいっしょ!」


和野方 「その襲うって意味深の意味で言ってるか?」


晶 「それ以外ないでしょ むしろ他にある?」


和野方 「…ないな いろいろツッコミどころがあるけど」


和野方 「まぁとにかくだ くるみは心配いらないのと既成事実を作ることは絶対するなよ めんどうなことになるから」


晶 「はーい」












夕方ー部室



青襲 「……そうか 高校にいた時はそういうことがあったのか」


青襲 「しかし君たちは勇敢だな あらかた話は聞いていたが細かく聞くとさらに勇敢さが理解できる」


美紀 「私たちは勇敢ではありません 勇敢なのはながやさんです」


美紀 「ながやさんが前に出てくれたおかげで私たちは進むことができました 敷かれたレールを進んだだけに過ぎません」


青襲 「その進んだレールを進むのだって度胸がいる いくら多少安全になったからと言って完全に安全とは言えない」


青襲 「むしろもっと危険になる可能性だってある それなのに君たちはその道を進んだ」


青襲「少なくともここの大学生たちよりも勇敢さ ずっと学校から出ないで引きこもってる人達と比べたら天地がひっくり返るほどにね」


美紀 「それは言い過ぎかと…」


青襲 「現にその通りだろ 間違っていたかな?」


美紀 「………」


青襲 「…しかし 今の話を聞いてさらに疑わしくなったね 長谷くんのこと」


青襲 「奴らのことを知り過ぎる 私たちがわかるところまでだと傷つけられると感染することぐらいだろう」


青襲 「空気感染まではまだわかるがなぜ時間が経つと助からないことを知ってるのか 普通の人ならワクチンを打てば助かると思うはずだ さすがに身体が腐食したものたちを助けるとなれば話は別だが」


青襲 「感染して自我を失っても間もなければ薬を打てば治ると思うはずだ なのになぜ自我を失ったら助からないとわかる?」


青襲 「研究者じゃないとわからない領域だ …敵、とは思えないがかなり怪しい」


青襲 「君はどう思ってるんだ?あの子のこと 君も疑うところいくつもあるだろ」


美紀 「ありますが敵だとは思っていません ながやさんは味方です」キッパリ


美紀 「私たちもいろいろ考察してますがあの人は利用されたと言ってました しかも泣き顔まで見せて…」


美紀 「今まで泣き顔なんて一度も見た事ありませんでした こっちに来てからもその時以来、一度も見ていません」


美紀 「泣き顔を見せて難を乗り切ろうという感じには見えませんでした 自分に対して罪悪感と同時に正直に答えたと見受けます」


青襲 「……君がそう言うならそうかもしれないね まさか即答するとは思わなかったよ」


青襲 「多少は考えるんじゃないかと思ってたけどもはや疑うことすらしてないみたいだね 完全に信用してるならそれでいい」


青襲 「すまないね 疑うようなことを言って」


美紀 「いえ ながやさんのことをよく知らない方からしたら疑うのも無理はありませんから気にしてません」


美紀 「…このことはながやさんに言わないでください 聞いても話さないうえに機嫌悪くして口を聞いてくれなくなるので」


青襲 「…君たちにもそうしてるなら私ではなおさら無理だね 一緒にいた期間が違いすぎる」


青襲 「わかった なるべくは聞かないようにする 本当に知りたくなった時だけ聞こうと思う」


青襲 「あの子はこの状況を打開できないと言ってたがなにかあるはずだ あの子なら見つけられる」


青襲 「落ち着いたら聞けることだけ聞いて後は待とう それでいいかい?」


美紀 「はい それで構いません」


青襲 「よし これで話しを終わらせよう すまないね長々と話しをして」


美紀 「だいじょうぶです 今は忙しくないので」


青襲 「…それと、ランダル・コーポレーションにはいつ行くんだ?大体この場所の設備は整ったと見えるが」


美紀 「おそらくそろそろだと思います まだながやさんから詳しい日程は聞かされてませんが守りは厳重になったと思います」


美紀 「武器も比嘉子さんとながやさんが武器制作してましたし、最悪逃げる用の自転車なども準備出来てます」


美紀 「篠生さんが戦えなくなるので多少の戦闘経験を学ばせたら向かうかと思います」


青襲 「私も向かおうと思ってるが着いてっても平気かい?」


美紀 「えっ青襲さんもですか?私は構いませんが…」


青襲 「なら同行させてもらうよ 長谷君にはもう話してあるから話さなくても平気だよ」


美紀 「そうなんですか?ながやさんも許可したんですか」


美紀 「やはり研究のためですか?」


青襲 「あぁ 今の状況は誰もが知らない未知のパンデミックだから詳しく調べたい しかもそれが細菌によるものだからなおのことね」


青襲 「調べれば調べるほど謎は深まっていく 元々研究自体好きだったから今回の件は持ってこいだ」


青襲 「…まぁ そのウイルスで人が大勢死んでるからいい目では見られないだろうがね」


美紀 「…たしかによくは見られませんね はたから見たら何考えてるんだと言われてもおかしくありません」


美紀 「ですが私はそうは思いません むしろ詳しく調べて真相に近づけるなら調べ続けて欲しいです」


美紀 「抗生物質以外にも対策する方法や奴らを戻す方法などを見つけられればノーベル賞ものです 元凶者たちはそれをわかっていたとしても答えることはしません」


青襲 「その元凶が長谷君の可能性もゼロではないがね …まぁ、可能性は低いだろうけど」


美紀 「低いではなくゼロです 間違えないでください」


青襲 「これはすまない 気をつけるよ」



ガチャッ…


悠里 「…あら、美紀さんに青襲さん 二人ともここにいたのね 見当たらないからどこにいるのかと思ったわ」


美紀 「なにか用事ですか?」


悠里 「いえそういうわけじゃないわ ただ見なかったから気にしてただけよ」


青襲 「長谷君なら部屋にいるよ 落ち着けないなら行ってみるといい」


悠里 「今はだいじょうぶです だいぶ落ち着いてきてるのでながやさんがいなくても問題ありません」


青襲 「そうか ならいいんだが」


悠里 「ふたりはなに話してたの?なにか難しい話しをしてるみたいだけど」


美紀 「化け物のことを話してました 感染経路やウイルスがどのようなものなのかを青襲さんと考察してます」


青襲 「美紀君は頭がいいから情報整理するのが楽でね 高校にいたときの事を聞いたりしてまとめてたところだ」


悠里 「そうでしたか また難しいこと考えていますね」


悠里 「…もしかして、ながやさんのことも話してた?ながやさんも感染してるからどんな構造してるのかとか…?」


美紀 「えっいやながやさんのことは…」


青襲 「話してはいたがそういう話はしてない 感染してる者の特権などだけだ」


悠里 「特権?」


青襲 「一部の化け物を除くが目立つことをしなければ奴らに目をつけられない、超人的な力を得て奴らに対抗することが出来る、既に内部でウイルスと適合してるから傷つけられても問題ない」


青襲 「彼のことを調べれば調べるほど謎が深まるばかりだからそれをふたりで考察していた 理解したか?」


悠里 「…それは理解しましたが、それで人体実験しようとは…」


青襲 「君は私のことどう思ってるんだ?そんなに私が非人道的に見えるかい?」


青襲 「たしかに化け物を縛り付けて観察などはしてたが自我がある者を実験しようなんて思わない」


青襲 「それ以前に彼を実験に使うなんてできない 使いたくもないが使った後が怖い」


美紀 「…たしかに もし使ったら学園生活部のみんなは当然、比嘉子さんたちも怒りますね」


青襲 「とくに胡桃君と篠生君は怒らせたくないね 戦闘班を怒らせたら殺されるよ」


美紀 「さすがに殺しはしないかと思いますが…」


悠里 「…興味を持つのは構いませんが実験などには使わないでくださいね」


青襲 「使わないから安心するといい 使ったらほんとに怖いからね」


青襲 「まぁ使うとしたら皮膚を少しもらったり採血して調べるぐらいはするかもしれないね それくらいは許してほしい」


悠里 「ながやさんが許可するなら私は構いませんが」


美紀 「(いやゆうり先輩 あなたはながやさんのなんなんですか あなたにまで許可もらわないといけないんですか…)」


悠里 「……なんかながやさんに会いたくなってきた ちょっと行ってくるわね」タッタッタッ…ガラッ


美紀 「あっはい 行ってらっしゃい」


青襲 「あまり無理はさせないようにね あの子にもストレスというものがある」


悠里 「わかってます それでは」ガラッ…


ピシャンッ



美紀 「…今の様子からして平気そうですね かなり落ち着いてるように見えます」


青襲 「そうだね 今のところはだがね」


青襲 「それじゃ私は自分の部屋に戻って情報整理する またなにかあったら聞かせてくれ」


美紀 「はい こちらこそお願いします」













夜ー胡桃の部屋



胡桃 「んー…昼間の記憶がない ながやのところに行った辺りからなんも覚えてない…」


胡桃 「気づいたら部屋に戻って寝てたみたいだが戻った記憶ないんだよな 酒に酔ってたわけじゃないから泥酔状態はありえないし」


胡桃 「……もしかして ウイルスの症状か?ワクチン打ったけど徐々に切れかけてきてるのか!?」


胡桃 「ながやが持ってたやつも数日間しか効かないやつだったから私とながやが打ったやつもそれだったのか!?」


胡桃 「いやでも、それだとながやも発症しててもおかしくない 私もそうだがながやも見た感じそんな症状は出てない」


胡桃 「また症状がでたら隠すとは思えない まして私も感染してるんだから絶対に聞いてくるはず それを考えたらありえないか」


胡桃 「…一応ながやに聞いてみるか あいつに聞いた方が早いし一番理解してるからな 聞いてこよう」スクッ


胡桃 「(もう機嫌治してるよな そろそろ機嫌治ってくれないと困る…私だけじゃなく他のみんなまで元気がなくなる)」


胡桃 「(とくにりーさんの精神がおかしくなったらかなり面倒なことになる 私たちじゃどうにもならないから早くながやの機嫌治させないと!)」


胡桃 「(最悪の場合、ながやを襲って気持ちよくさせよう!気持ちよくさせれば機嫌も良くなるはず!)」


胡桃 「(あいつは泣き顔を見せれば甘くなるからもし断られても泣いて無理やりしよう うん!我ながら良い案だ!)」ドンッ!!


胡桃 「(早く行って聞いてこよう)」タッタッタッ…













和野方の部屋



悠里 「すー…すー……」和野方の膝を枕にして寝てる


由紀 「…りーさん起きないね 夕方からずっと寝てるけど」


和野方 「疲れてたんだろ 最近落ち着いてたから単純に疲れが溜まってただけだと思う」


和野方 「ゆきも疲れてるなら寝てもいいぞ?俺の膝で良ければな」


由紀 「んー今はいいかな そんなに眠たくないし」


由紀 「あっでも撫でてはもらおうかな!ながながに撫でられるの好きだから!」


和野方 「はいはい お前はほんとに子供だな」ナデナデ


由紀 「えへへ〜♡」///ワシャワシャ


悠里 「すー…すー……」



…コンコンっ


ながやいるか?ちょっと話があるんだが


和野方 「いるよ 入っていいぞ」


ガチャッ


胡桃 「…っと りーさんとゆきもいたのか 珍しいなゆきがいるなんて」


由紀 「えへへー!今ながながに甘えてるんだ!」


和野方 「なにかあったのか?話があるって言ってたが」


胡桃 「あぁ ちょっと昼間のことで聞きたいことがな」


和野方 「昼間……」


由紀 「昼間?なにかあったの?」


胡桃 「昼間ながやのところに行って話してたんだがそこから記憶がないんだ 気がついたらなんか自分の部屋で寝てたし」


胡桃 「その間になにがあったのか知りたいんだ もしかしたらウイルスによる症状かもしれないからよけいに知りたくてな」


和野方 「…いや、それはないだろ お前は俺のところに来てすぐ寝ちまったから俺が部屋まで運んだんだ」


胡桃 「そうなのか?でもなんでまた部屋まで運んだんだ?お前ならそのまま寝かせてると思うんだが」


和野方 「まだ昼間だったからゆうりが来てお前が俺の部屋で寝てるのを目撃し変に誤解されても嫌だったからな だから事前に対策したんだ」


胡桃 「今まで何度か見られてるのにか?」


和野方 「…念には念にな 対策しておいて損はないだろ」


胡桃 「それは…まぁ、そうだけど」


和野方 「(さすがに佐倉さんが憑依してエロいことしてたなんて言えない…言えばいろいろややこしくなる)」


和野方 「(っま 言ったところで信じないか普通に考えて)」


胡桃 「(…なんか隠してるように見えるな やっぱり記憶がない間になにかあったのか?)」


胡桃 「(でも言わないあたりそこまでじゃないのか?やばい状況ならすぐ言うだろうし)」


胡桃 「(ゆきたちがいるからやばくても話せない?いやそれはないな だったら私が来た時点ですぐ部屋から出して話すはずだ それがないということはそれも違う)」


胡桃 「(となると他は…)」ンー…


和野方 「(目を細めてる…やっぱり疑われるか)」


和野方 「(最近くるみ鋭いな 俺がなにか隠してるとすぐ気づく…)」


和野方 「(やっぱり長く一緒にいるといろいろバレるな 俺もなるべくは隠し事はしたくないんだが事情が事情だから隠さざる得ないんだよな)」


和野方 「(この騒動のことも本当は話したい…でもまだ早い 今話して俺のこと敵視されたら守れなくなる)」


和野方 「(あいつらを信用してるんだがどうしても心配だ みきとくるみはなんとなく予想してるみたいだがゆうり達はどうだ?あいつらは俺を普通の一般人だと思ってる)」


和野方 「(実は科学者で俺がこの世界をおかしくした元凶なんて話したらどうなる?十中八九、ゆうりは混乱しておかしくなる)」


和野方 「(まだ精神が安定してないから衝撃の強い話はできない 話すならみんなにまとめて話したい)」


和野方 「(とりあえず先に優先することはみんなを安全なところまで避難させること 安全を確保したら俺が離れる前に俺のことを話す、それが一番いい流れ)」


和野方 「(一緒にその先の未来に行けたら一番いいんだが感染者である俺は避難場所に受け入れられない)」


和野方 「(くるみも受け入れられないから一緒に離れるしかない…辛い選択だな 長年過ごしてきた仲間と離ればなれになるなんて)」


和野方 「(ゆうりが正常な状態を維持出来ればいいが…今の段階じゃ無理だからそれまでに安定させておかないとな)」


由紀 「…くるみちゃん あんまりながながを困らせちゃダメだよ?また怒っちゃうよ」


胡桃 「いや別に困らせてなんか…」


由紀 「くるみちゃんはそう思うかもしれないけどながながからしたらストレスだよ 目を細めて睨みつけてたら気分悪いよ」


胡桃 「それは…ごめん たしかに目細めてながやのこと見てたわ」


胡桃 「問題ないならもう聞かないよ わるいな気分悪くして」


和野方 「いや気分は悪くしてないが」


胡桃 「りーさんの様子はどうだ?落ち着いてるか?」


和野方 「今のところはな ここに来る時も落ち着いてたし今は心配いらないよ」


胡桃 「そうか ならよかった」


由紀 「…ねぇながなが 次の頃修学旅行いつ頃行くの?」


和野方 「修学旅行?…あぁ ランダル・コーポレーションのことか」


胡桃 「私もそれ聞きたかったとこだ いつ行くんだ?」


和野方 「んー…そうだな 比嘉子たちに奴らの対抗術はある程度教えたがもう少し教えておきたいからな」


和野方 「ゆうりは今のところ落ち着いてるからだいじょうぶそうだし、防壁も出来てるから早くて一週間後ぐらいかな」


胡桃 「一週間後か ならその間に準備しておかないとな」


由紀 「楽しみだね!どんなところなんだろ?楽しい場所なら嬉しいなー!」


和野方 「…そうだな 楽しければいいな」


胡桃 「………」


悠里 「すー…すー…」


和野方 「…もし残りたいなら強制はしない ここに居て救助を待ってくれても構わない」


和野方 「茨の道をみんなで進む必要はないからな 桐子たちと離れたくないならそれはそれで構わない 俺一人でも向かうから」


胡桃 「なに馬鹿なこと言ってんだよ 一緒に行くに決まってんだろ」


胡桃 「今更お前と別々に動く気はない

危険なところだろうがなんだろうがついて行くよ」


由紀 「私も行くよー!楽しいところをひとりだけで行かせないよ!」


和野方 「…そうか ほんと、お前らはバカだよ わざわざ危険な道に進むなんて」


和野方 「…ありがとな」


胡桃 「へへ!どういたしまして」



コンコンっ


ながやさんいますか?直樹ですけど


和野方 「いるよ みんないるから入ってきていいぞ」


あれ、そうなんですか?それじゃ失礼しますガチャッ


美紀 「…ほんとだ ハーレムですか?」


和野方 「なんでだよ…」


由紀 「みんな揃ったね!それじゃみんなで寝よー!」


胡桃 「いやまだ早いだろ…」


美紀 「…ながやさん 機嫌の方はどうですか?あれから時間経ってますが」


和野方 「もう治ってるよ わるいなお前たちに当たっちまって」


美紀 「いえ気にしてません 大丈夫そうであればいいんです」


美紀 「(ほんとは機嫌悪ければ私を襲って欲しかったけど…)」///カァァ…


和野方 「(…なんかみきのやつ顔赤くしてないか?なんで?)」


胡桃 「みきも来たならちょうどいい 今後のことを話してたから伝えられるな」


美紀 「今後のことですか?」


和野方 「早くて一週間後にランダル・コーポレーションに向かおうと話してたんだ 桐子たちにもう少し奴らに対抗する術を身につけさせてからな」


美紀 「そうなんですか 行く日が決まりましたか」


由紀 「みーくんも来るよね?ながながは強制はしないって言ってるけど」


美紀 「当然行きます 今更みなさんと沸かれる行動なんてしません 向かうなら私も向かいます」


胡桃 「だろうな お前も来ると思ってたぜ」


由紀 「よーし!あとはりーさんだけだね たぶん絶対来ると思うけど」


和野方 「来るだろうな 逆に行かないって言っても無理やり連れていく」


和野方 「ゆうりはひとりにさせられない ひとりにさせたらなにが起きるかわからない」


和野方 「今は落ち着いてるがまた精神異常起こしたら止められるやつがいない 俺しか抑えられないからとてもじゃないが置いていくことは出来ない」


胡桃 「そうだな もはや拒否権なんてないな」


美紀 「…あの、ながやさん 青襲さんも行くことって聞いてますよね?」


和野方 「あぁ聞いてるよ 俺は許可したがみんなはいやか?」


胡桃 「私は構わないよ 人手はいくらいても足りないからな」


由紀 「私もいいよ みんなで行った方が楽しいからね!」


美紀 「ゆうり先輩は…まぁたぶん許可しますよね」


和野方 「ならだいじょうぶだな 明日にでも桐子たちに伝えて準備を進めよう」


和野方 「お前たちも忘れ物ないようにな ここに戻るときは全員で安全なところに行くときだ!」


全員 「「あぁ!(はいっ!)うん!」」













?ー研究室



? 「……どうだ 結果は出たか?」


科学者 「はい 衛星カメラで確認したところネメシスは我々研究機関の関係がある高校、巡ヶ丘学院高等学校の敷地でやられています」


科学者 「新型のタイラントも我々の研究機関の関係である聖イシドロス大学の外でやられています」


? 「ふむ…あの二体がそんじゅそこらの一般市民にやられるとは思えないがどうなってるんだか」


? 「映像は取れてないのか?」


科学者 「申しわけありません パンデミックが起きてから通信障害などが発生し対処してから手出したので最近のものしか…」


? 「最近のものでその近くに生きてる人間は写ってないのか?」


科学者 「複数人写っています ほとんどが女性でしたがひとりだけ男性がいて聖イシドロス大学を拠点としてるようです」


? 「両手に花だな ハーレム状態じゃないか」クククッ


? 「その人物たちのことを徹底的に調べろ 全員わかり次第情報をもってこい」


科学者 「わかりました 失礼します」タッタッタッ…


パタンっ…


? 「……ネメシスとタイラントがな あいつらが負かされるとは」


? 「ただの一般市民があいつらに勝てるとは到底思えない 不完全体とは違って力や知識、再生能力が異常に発達してる」


? 「倒すとしても相当な力を持ってるかロケラン並の火力を持つ武器で数発当てるか…ロケランなんて一般市民どころか警察だって持ってない 銃器の説はありえない」


? 「となると力で倒すしかないが…どうやって力を付けた?まさか適合者が存在したのか?」


? 「ウイルスと適合して力が身についたとなればわかる 知識がなくとも使用方法さえ理解すればバカでも扱える」


? 「だがネメシスやタイラントは別だ 不完全を倒すならバカでも行けるがあの二体はバカでは倒せん」


? 「頭が良くてもウイルスのことを把握してなければ力を完全に発揮できない …まさか同じ科学者が感染して適合したのか?」


? 「我々の機関の中で感染して適合した者はいない 情報は外部に漏れていないから考えられるとすれば協力者である瀬木鬱 真理亞の協力者……」


? 「世界をこんなにすることが出来た素晴らしい薬を作り出した創造主 どれだけ聞いても口を割ることはなかった」


? 「脅しを入れても決して名前を出すことはなかったから誰かはわからない 住所は特定してたから薬や実験記録など全て回収したがその者だけはわからなかった」


? 「だが誰かと暮らしていた形跡はあった 真理亞くんの家を漁ったとき、明らかに誰かが住んでいる形跡はあった」


? 「死んでからも家電製品や食器など使われていたから誰かいたのは違いない いろいろ回収したがその者のDNAは出てこなかった…」


? 「数週間見張っても誰も帰ってこなかったから余計に不思議だ 真理亜くん以外に住んでた者がいることは確実」


? 「見張って数週間経った頃、盗んだ薬を改良中に事故が発生して実験体が脱走 処理しようとしたが失敗、タイラントやネメシスも買い手が見つかったのに運んでる最中に脱走して世界が混乱した」


? 「それからは真理亜くんの家には行ってない 内部に感染者が出てしまって対処してたら外部はもう感染者だらけ」


? 「無理に行けば奴らにやられる可能性がある それに数週間も見張って帰ってきてないなら今も帰ってる可能性は限りなく低い だから行く必要もない」


? 「…はぁ その協力者が入ればもっと素晴らしい生命体を作り出すことができたというのに まったくどこへ行ってしまったんだか」


? 「【真理亜くんが自分の協力者が実験に行き詰まったから我々に協力依頼を出して来たというのに…】」


? 「この状況で生きてる可能性は限りなく低いな 惜しい者を失ってしまった」


? 「…まぁ あのウイルスが素晴らしいものだったから別にいいか あの女には感謝しなくてはな」


? 「わざわざ素晴らしいウイルスを持ってきてくれたんだ ありがたく使わせてもらうよ!」ニヤリ


? 「このまま次の計画に移行しなくてはな テイロスよりもさらに強くした化け物をな!」


? 「はっはっはっはっ!!」




科学者 「………」出ていって離れたと思わせてドアの前に立っている


科学者 「…ほんと、クソ野郎ね まだ化け物を作ろうとしてるなんて」


科学者 「あいつの不手際で惨劇が繰り広げられたというのにまだ続けようとするか…」


科学者 「……くそったれが」














数日後…



昼間ー会議室



桐子 「とうとう明日向かうんだね ランダルに」


和野方 「あぁ 学園生活部と青襲を連れてな」


和野方 「昨日のうちに準備は済ませたから明日の朝出発する 連絡手段はないからやり取りできないがここのことは任せるぞ」


桐子 「そこは安心してよ 君たちがいなくなってもなんとかするよ」


桐子 「ただ…出ていく前にさ ヒカたちの相手してあげてくれないかな?たぶん今日あたり誘ってくると思うけど」


和野方 「わかってるよ 俺も予想はしてる」


和野方 「事前に明日ここを出ること言ってるから誘うなら今日しかない みんなに気づかれないようにするのけっこう大変なんだが…」ハァ…


桐子 「あはは…ボクも気づかないようにするよ 今日一日部屋にいるからがんばってね」


和野方 「他人事だと思って…」


桐子 「他人事だからね 私にはどうしようとできないし」


桐子 「できるなら手伝ってあげたいよ でもボクが相手するなんて言っても誰もいいとは言わないでしょ?」


和野方 「…まぁ、たしかにな あいつらがお前に相手して欲しいとは言わないだろうな」


和野方 「そういう気があるならしてたかもな 見た感じガールズラブはいるように見えなかったし」


桐子 「普通にみんな仲間と思ってるね さすがに女同士は私も思ったことないよ」


桐子 「まっこの世の中だから余計に思わないかもだけどね そんな関係になっていなくなっちゃったら…立ち直れなくなっちゃうよ」


和野方 「……そうだな できるならあまり関係を作らない方がいいな」


和野方 「気を紛らわすためや気持ちを落ち着かせるためなら致し方ないと思うがそれ以外でするのはオススメできない あくまでも自分の精神を維持するためにするなら仕方ない」


桐子 「今ながやくんがしてるからね しなかったらゆうりちゃんは確実におかしくなってるからね」


和野方「…あぁ 確実におかしくなってるな」


桐子 「……誰ひとり欠けさせないでね 全員で生きて帰ってきて」


和野方 「もちろんそのつもりだ 誰ひとりとして失わせないよ」


和野方 「もし失いそうになったら俺が身を呈してでも助ける なるべく死なないようにな」


桐子 「なるべくじゃなくてぜったい死なないで おねがい…」ググッ…


和野方 「…わかったよ 約束はできないが死なないようにするよ」


桐子 「……できれば約束して欲しいけど」


和野方 「それはさすがに無理だ なにが起きるかわからないんだから確証は持てない」


和野方 「死なないようにはするからそれで納得してくれ …それが限界だ」


桐子 「……わかった」


和野方 「よし!話し終わったから学校内を見てくるよ 最後の点検も兼ねて警備してくる」スクッ


和野方 「なにかやることがあるならそっちを優先するがなにかあるか?」


桐子 「ううん特になにもないよ みんなのところに行って最後の接待してきてよ」


和野方 「わかった それじゃ行ってくる」タッタッタッ…


桐子 「うん」


ガチャッ…パタンっ



桐子 「………」


桐子 「…ふぅ とうとうお別れか 短いようで長かったな」


桐子 「ながやくんには色々お世話になっちゃったね あの子がいなければ今頃どうなってたことやら…」


桐子 「……一緒に行ければよかったな 短い間だったけどあの子たちにはいろいろ驚かされていろんな思い出が出来ちゃったよ」


桐子 「いつかここから出ていくことは聞いてたのにいざ居なくなることを知ると寂しいな…いなくなって欲しくないな」


桐子 「わざわざ危険を冒してまで敵の基地に向かわなくてもいいのに、全てを知るために向かうなんて勇敢すぎるよ」


桐子 「ボクならここで安全に救助が来るのを待つよ だって怖いもん…外には化け物がうようよといて襲いかかってくるのに」


桐子 「死ぬかもしれないのにそんなことできないよ…あの子たちも危険な目に合わないわけないからできれば行って欲しくないな……」


桐子 「……引き止めたら残ってくれるかな?いや無理だよね あの子たちもう決心してるし」


桐子 「………はぁ つらいよ…もう誰もいなくなって欲しくないよ」


桐子 「武闘派の連中だって生きてれば少しは楽だったのに 篠生以外全員いなくなっちゃうと寂しいよ…あんな奴らでもいてくれた方がよかった」


桐子 「一気に顔見知りが居なくなると気が重くなるな…いや、気が沈むが正しいかな」


桐子 「今日の夜送迎会でもしようかな それで晴れればいいけど…」


桐子 「……もしくは、みんなと同じで抱いてもらうのも手かな…?」


桐子 「いやいやさすがにそれはまずいか 別にながやくんのこと好きじゃないし…あっ友達としては好きだけどね」


桐子 「……でもシノウが言ってたな 悔いが残るならしたほうがいいって」


桐子 「別に抱いてもらいたいとは思ってないけど女としてはどういうことするのかは気になるんだよね」


桐子 「内容は知っててもいざしたらどうなるのかも気になるし…そういう経験しないで死ぬのもちょっとね」


桐子 「……………」


桐子 「……すっ少しだけならいいかな?出ていく前に少ししてもらうぐらいなら」///


桐子 「みんなもしてもらってるんだしいいよね リセはしてもらってないみたいだけど…」///


桐子 「…今なら、まだ間に合うかな?まだ出てって間もないもんね」///


桐子 「………」///


桐子 「……よし!頼もう!」///スクッ


桐子 「こういうときは勢いが大切だよね!明日からもう頼めないんだから今頼むしかない!」///


桐子 「これは学ぶためだから仕方ない 悔いを残さないためにも今しないでいつするのか?今でしょ!!」///


桐子 「……よし!言い訳終わり 早く追いかけなくちゃ!」///タッタッタッ…








会議室近く通路



和野方 「…」タッタッタッ…


和野方 「(明日から忙しくなるな 今までみたいに俺のケガや壁の修復強化で時間はかけられない)」


和野方 「(おそらく政府はここに核ミサイルを撃つ 汚染された場所を一刻も早く駆除したいから米国に頼んで落としてもらう可能性が高い)」


和野方 「(もしそうなれば俺たちは全員死ぬ 今まで生きていたのが全て水の泡)」


和野方 「(化け物を作り出したヤツらのことも公に出せなくなり生きてたら再び化け物が生まれる)」


和野方 「(それだけはなんとしてでも止めないといけない!これ以上化け物を作らせないためにも俺たちは生きて情報を集め 生きてるヤツらに教えなければならない!!)」


和野方 「(かなり手遅れに近いがまだなんとかなる 早く組織を壊滅させて世界を戻さないと…)」


和野方「(…戻さねぇと……俺の罪が晴れない)」


和野方 「(いや晴れることはないが少しでも晴らしたい 俺のせいでこんなことになっちまったから助けられる奴らだけでも助けないと……)」


和野方 「……こんな大罪人が誰かを好きになるなんて許されるのか?麻里亜は許してくれたが他のやつは許してくれないよな」


和野方 「俺が現実を受け入れてればこんなことにはならなかったのに 現実を受け入れたくなかったから蘇生薬を作って麻里亜を……」タッタッタッ


和野方 「………」



…おーい ながやくーん!


和野方 「…っん?」クルッ


桐子 「追いついた…よかった間に合って」タッタッタッ…


和野方 「桐子か どうかしたのかそんな息切らして 話しなら終わっただろ?」


桐子 「話しは終わったよ 終わったけどここを出る前にひとつお願いしたいことがあるんだ」


和野方 「お願い?なんだ?」


桐子 「………」///キョロキョロ


和野方 「……? どうした?急に周りみて」


桐子 「……誰とも会ってないよね」///


和野方 「えっ?あぁ まだ誰とも会ってないが」


桐子 「そっそれじゃあさ ちょっとお願いがあるんだけど…少しいい?」///


和野方 「おねがい?なんだよ」


桐子 「え、えっとね…その あーっと……」///カァァ…


和野方 「……もしかして、あっち系か?」


桐子 「っ!! 〜っ…」///コクリ…


和野方 「……えっと、桐子 お前俺のこと好きだったっけ?俺に好意を寄せてるイメージなかったけど」


桐子 「…と、友達としては好きだよ うん…好き」///カァァ…


和野方 「友達としてならあまり進められないな この状況下だからってなにも無理してする必要はない」


和野方 「まして初めてだろ?好きでもない男に抱かれて気分悪くするだろ」


桐子 「そこはながやくんの話術で好きにさせて!その時だけでいいから!」


和野方 「そのときだけねぇ…」


和野方 「(まさか桐子から誘いが来るとは思ってなかったな やっぱり性行為系の話しはしない方が良かったか)」


和野方 「(しかも話術で好きにさせろってまた難しいこと言うよ 恋愛感情は相手に任せるものじゃないのに)」


和野方 「(……まぁ、相手の思いを無下にするのはよくない 本番とかしないんだったら相手してもいいか)」


和野方 「(嫌がったらやめればいいだけだ 少し相手してやるか)」


和野方 「わかった 上手くできるかはわからないがそれで気が済むなら相手するよ」


桐子 「ほんとっ!?」///


和野方 「あぁ ただ限度はあるからな 感染させる可能性があることはしないからそれは覚えとけ」


桐子 「わかってるよ それじゃ…おねがい」///カァァ…


和野方 「あいよ 場所はどうすっかな まだ明るいからみんなが来なそうな場所にしないと」


桐子 「…私の部屋じゃダメかな?見慣れた場所でしたいんだけど」///


和野方 「桐子の部屋か…比嘉子たちが来そうだからあんまりしたくないな」


桐子 「来たらすぐやめればいいだけだよ だから……ね?」///ジッ…


和野方 「っ…お前がそんな上目遣いするなんて思ってなかったな ちょっとギャップ萌えが…」///カァァ…


桐子 「ボクだって普通に上目遣いぐらいするよ …だめ?」///


和野方 「……声ガマンできるか?」


桐子 「なるべくするよ ガマンできなかったら…ごめん」///


和野方 「ごめんって…」


和野方 「…ゆうりとゆき以外にバレたらしょうがないと思え いいな?」


桐子 「…わかった」///


和野方 「それじゃお前の部屋に行くぞ 足腰立たなくなるまでしてやるからな」


桐子 「えぇっ!?そ、そんなにするの!?」///


桐子 「さすがに一回だけでいいよ!そんな何回もされたら頭おかしくなるよ!」///


和野方 「その言い草だとひとりでする時は一回だけなのか?何回もしたら頭おかしくなることを知ってるということは」ニヤリ


桐子 「えっ!?そ、それは……」///カァァ…


和野方 「図星のようだな まぁ一回だけでもけっこう満足するよな そこまで性的欲求不満してなければな」


和野方 「でも俺とするなら一回だけで終わらせないからな?数回は覚悟しとけよ」


桐子 「すっ数回……」///ドキドキ…


和野方 「早く行くぞ 時間が惜しい」


和野方 「今更やめるなんて言うなよ?受け付けないからな」


桐子 「っ…お お手柔らかにお願いします……」///プシュゥゥ…


和野方 「努力するよ まっ期待はするな」


タッタッタッ…








桐子の部屋



ガチャッ


和野方 「…部屋は片付いてるな 前みたいにいろいろ散らかってるかと思ったよ」タッタッタッ…


桐子 「さすがにこまめに片付けぐらいするよ これでも女子なんだからさ」


和野方 「これでもって女子に違いないだろ 自分で男だと思ってるのか?」


桐子 「いやそういう意味じゃなくて…」


和野方 「俺はお前のこと一度だって男だと思ったことないぞ ボクっ娘でも女には違いない」


桐子 「いやだからそういう意味じゃなくて…(それはそれで嬉しいけど…)」///


和野方 「わかってるよ まっとりあえず早く布団に行くぞ」


桐子 「うっうん…」///タッタッタッ…


和野方 「…怖かったらいつでも言っていいからな 止める気はないが和らげてやるから」


桐子 「……うん」///ゴロン… 布団の上に寝っ転がって受け入れ態勢に入る


和野方 「服は脱がなくていいのか?もしくは脱がされることを望むかな」


桐子 「えっあ…えと」///


桐子 「……脱ぐの恥ずかしいから、その……脱がして」///カァァ…


和野方 「おいおいこれで恥ずかしがってたらこれからすることはもっと恥ずかしいんだぞ?そんなんじゃ持たないぞ」


和野方 「…なら最初は服の上から触ろうかな 徐々に脱がしていくから慣れてくれ」


桐子 「う、うん わかった…」///


和野方 「(そうだよな 初めてなんだからいきなり服脱ぐのはキツイよな)」


和野方 「(誘われたからちょっと強引に行ったがやり過ぎたな もう少し時間かけないと)」スゥ…フニッ


桐子 「んっ…」///ビクッ


和野方 「…怖くないか?男に胸触られて」フニ…フニ…


桐子 「うっうん だいじょうぶ…ながやくんだから怖くないよ」///プルプル…


和野方 「にしては震えてるな 無理しないでいいんだぞ」フニ…フニ…


和野方 「怖いなら怖いって正直に言ってくれ もっと優しくしてやるから」ピンッ


桐子 「んっ!…こ、これ以上優しくできるの?」///ビクッ


和野方 「できなくはない 一旦胸から手放してお前の頬や首筋をなぞって興奮させる」


和野方 「きつそうなら一旦離すよ どうする?」


桐子 「っ…」///ドキドキ…


和野方 「…我慢はしなくていい お前の好きなようにする」


和野方 「嫌がることはしたくないから正直に答えてくれ …どうする?」


桐子 「ーっ…」///ドキドキ…


桐子 「……ごめん それじゃそうしてほしい 少しでいいからもうちょっと馴染ませて」///


和野方 「わかった 正直に言えて偉いぞ」ナデナデ


桐子 「ちょっ子供扱いしないでよ ボクこう見えても君と同じ歳なんだからね!」///


和野方 「知ってるよ それがどうした?同い年だからって関係ないだろ」ナデナデ


和野方 「それに子供扱いしてるわけじゃないよ 褒めてるから撫でてるだけだから勘違いしないでほしいな」


桐子 「…頭を撫でるのって子供にするものじゃないの?」///


和野方 「全部が全部そういうわけじゃない 褒めるという意味でするから子供だけを対象としてるわけじゃないよ」ナデナデ


和野方 「まぁ子供にすることが多いけどな」ナデナデ


桐子 「やっぱりそうじゃないか!ボクを子供扱いしてるじゃないか!」///


和野方 「別にしてないよ してないから騒ぐな 他の人にバレるぞ」


桐子 「あっ…」///ハッ


和野方 「…頬撫でるよ」スッ…


桐子 「んっ…」///サワ… 頬を軽く触られて燻られる


和野方 「スベスベだな 毎日手入れしてるからサラサラで触り心地がいいよ」サワサワ


和野方「もっと触りたいから触れせてもらうぞ」ムニムニ…


桐子 「うっうん…(なっなんだろ 頬を触られてるだけなのにすごく恥ずかしい…)」///ムニムニ…


桐子 「(さっきみたいに胸触られてるわけじゃないのになんでだろ 異性に触られてるからなのかな?)」///ドキドキ…


桐子 「(…嫌な気分はしない しないけど…なんかもどかしい)」///


桐子 「(さっきまで胸触られてたからかもしれないけど物足りない感が…)」///


和野方 「…どうした?なんか不満そうな顔してるが」ムニムニ…


桐子 「……いや、別になんでも」///ムニムニ…


和野方 「なんでもないようにはみえないが…」


和野方 「……もしかして、物足りないか?」


桐子 「っ!」///ドキッ!!


和野方 「…へぇ そうなんだ?物足りないんだ」ニヤリ


和野方 「最初胸から触ったから頬だと微妙か まぁそうだよな?敏感なところから触られたら頬だと物足りないよな」


和野方 「でも今この状況になじませて欲しいと言ってきたのはお前だよな 俺はもう少しした方がいいと思うんだが…どうしてほしい?」ニヤニヤ


桐子 「っ…わかってるくせにひどいね そうやってみんなのこともいじってたんだ」///


和野方 「おいおい今この状況で他の女を出すのは野暮ってもんだぞ?今はお前としてるんだから他の人は関係ないだろ」


桐子 「どの口が言うんだか…」///


桐子「……してよ もう馴染んだから」///


和野方 「…ほんとに馴染んだのか?冗談抜きで急いでやるもんじゃないぞ」


和野方 「物足りないならもう少し激しく触ってやるがどうする?無理はしなくていいんだぞ」


桐子 「っ…そんな優しくしないでよ さっきみたいにして(優し過ぎるよ…トキメイちゃったらいなくなった後大変だよ)」///フイッ


和野方 「…いじわる風にしてほしいのか?わかったよ(本人が言うならするか まだ緊張してるように見えるが)」ツツー… 人差し指を立てて頬から首、胸となぞっていき突起部分に近づけていく


桐子 「んっ…」///ビクッ


和野方 「まだ触らないよ 敏感にさせるためにまずは乳輪を攻めていくよ」ツツー…


桐子 「っ…ぁ、んん はぁ…はぁ……」///ピク…ピク…


桐子 「んっ…ふぅ……なんで、直接触られてないのにこんなに…はぅ♡」///ビクッ


和野方 「不思議か?人間の体は敏感なところだけが感じるわけじゃないんだぞ」ツー…


和野方 「同じ場所をずっと触られ続けると神経が研ぎ澄まされて敏感になっていくんだ もちろん敏感箇所の近くも触られるとだんだん敏感になっていく」クルクル…


和野方 「乳輪は乳首に近いから集中的に触られるともどかしさを感じるような気持ちよさを体験できるんだ 現に気持ちよくなってきてるだろ?」フニフニ


桐子 「ーっぁ…う、うん すごくもどかしい…早く触ってほしい」///ウズウズ


和野方 「まだ早いよ もうすこし我慢して」


和野方 「我慢すればするほど気持ちよくなれるからもう少しがんばって っね?」ピンッ


桐子 「はぅっ!!」///ビクンッ!!


桐子 「(えっ!?なっなに今の声!ボク、今変な声出した!?)」///バッ!! すぐさま自分の口を塞いで抑える


桐子 「(今一瞬だけ乳首弾かれただけなのに声出した!?今までそんなことなかったのに…)」///カァァ…!!


和野方 「今のいい声だったな 一瞬だけで声上げちまったのか?」ゾクゾク


和野方 「もう敏感になったか?もう少し遊ぼうかと思ったけどこれなら触ってもいいかな」スゥ…


和野方 「声は我慢しなくていいからな」ピンピン


桐子 「あぁんっ!!」///ビクンッ!!


桐子 「(まっまた!まってほんとに勝手に声が…!!)」///バッ


和野方 「…そんなに声出すのいやか?ガマンしてると疲れるだろ」


和野方 「誰か来たら…まぁ、うん お前がひとりでしてるって言ってくれ」


桐子 「それが嫌だからガマンしてるんだよ!ながや君の名前出せないから言い訳するときボクの名前しか出せないでじゃん!」///


桐子 「ボクだって恥ずかしい感情あるんだよ!ひとりでしてたなんてみんなに知られたら恥ずかしすぎるよ!!」///


桐子 「だからなるべくガマンしてバレないようにしてるの わかった!?」///


和野方 「…わかったけどそんな騒いでるとバレるぞ?」


桐子 「誰のせいかな!?」///


和野方 「っ…あぁそうか 俺のせいにするのか なら少し強引に口塞いでやるよ」イラッ


桐子 「あっごめんぐ!?」///和野方に手で口塞がれる


和野方 「…無理やりしてるみたいでこういうやり方したくないんだがお前がバレたくないって言ったんだからな?ちょっとガマンしてろよ」押し倒した状態で左手で口を塞ぐ


和野方 「ほんとにいやならもがけ 初めてでトラウマを植え付けるようなことはしたくない いいな?」


桐子 「っ…」///コクコク


和野方 「(少しでも嫌がったらやめないと このやり方はトラウマになるからマジでやりたくないんだよ)」スゥ…


和野方 「(慎重にやらないとな 極限まで優しく、怖がらせないように)」フニ… 口を塞ぎながら桐子の胸を軽く揉む


桐子 「っ…」///ビクッ…


和野方 「…ガマンするなよ ほんとにいやなら行動で示してくれ すぐやめてやるから」フニ…フニ…


桐子 「(…優しすぎるよ ボクが煽ったせいでこうなってるのに)」///コクコク


桐子 「(たしかにこの体制は無理やりしてるみたいで怖いけど…ながやくん優しいから全然無理やりって感じがしない むしろ優しすぎてちょっとしたプレイって感じだよ)」///ドキドキ…


桐子 「(こんなの好きにならないわけないじゃん みんなが好きになる理由すごくわかるよ)」///


桐子 「(でも明日にはいなくなっちゃうから好きになっちゃダメ 惚れちゃダメ…今だけ相手してもらってるだけだから余計なことは考えちゃだめ)」///


桐子 「…もごもご」///


和野方 「っ! どうした?やめてほしいか?」スゥ… 塞いでた口を解放する


桐子 「…ううん 逆にもっとしていいよ 全然怖くないから…」///ドキドキ…


和野方 「いいのか?口塞ぎながらだと声出せなくて怖くないか?もしくは口塞がないでした方がいいか」


桐子 「えっと…たぶんまた声出しちゃうと思うから塞いでて あまり強く抑えないでくれると助かるかも」///


和野方 「それでいいならそうするけど もしくは自分で塞いでてもいいぞ?両手使って出さないようにしても」


桐子 「自分で抑えてると声漏れちゃうかもしれないからやってくれると助かるかな…」///


和野方 「わかった 軽めに抑えとくから嫌になったら言えよ 頭を横ぶりにしてくれたらやめるから」


桐子 「? っ…」///コクコク


桐子 「(なんで頭を横ぶりなんだろう?別にもがいてもいいと思うけど)」///


和野方 「それじゃ再会するぞ」フニフニ…


桐子 「っ…」///ピクッ…


桐子 「(また揉む…そんなにボクの胸触りたいのかな?みんなより大きくないからそんなに触られると恥ずかしいんだけど)」///


桐子 「(いや他に触る場所ってないか キスはできないから触るとしたら胸か…し、下しかない)」///


桐子 「(しかも片手でしてるからよけいか 他に触ってもらうと気持ちいい場所ってどこだろ?気にしたことなかったからわかんないや)」///


和野方 「…」スゥ… 桐子の耳元に顔を近づける


桐子 「?(ん?ながやくんなんで近づいて…)」///


和野方 「…かわいいよ とうこ」ボソッ


桐子 「ーっ!!?」///ゾクゥッ!!


和野方 「いつも見てたがお前は元気があってすごくかわいいよ かわいすぎていつ襲うかわからなかったぞ」ボソボソ


和野方 「こうやって胸を優しく触って 乳輪をいじわるするような撫で回して、そして先端を軽くつまむ」クルクル…キュッ


桐子 「んんっ!!」///ビクンッ!!


和野方 「ふふっ!敏感になってるようだな 軽くつまんだだけなのにそんなに良い声を出して…すごくかわいいよ」ボソボソ


桐子 「ーっ!!」///ゾクゾクッ!!


桐子 「(こっ言葉責め!!ヤバいっこれすごく…!!)」///ビクビク…


和野方 「…すごく固くなってきたな 服の上からでもわかるほど尖らせて…」ツツー… 尖った部分の周りを指でなぞっていく


桐子 「んんっ!!」///ビクビクッ!!


桐子 「(だっダメ!!それすごく気持ちいい♡♡)」///ゾクゾクッ


桐子 「(ながやくんに囁かれながら触ってもらうのすごくいい!!このままだとすぐイク…!!)」///フゥー…フゥー…


桐子 「(もっと触って欲しい もっと、もっと…♡♡)」///ウズウズ…


和野方 「どうしたんだ?体をうねらせて そんなに気持ちいいのか?」ピンピンッ


和野方 「服の上からここまで感じてると直に触ったらどうなるんだろうな?楽しみでしかたないな」ニヤリ


桐子 「(じっじか!?直で触られたら恥ずかしくて死んじゃうよ!!)」///ビクッ!!


桐子 「(服の上からでもかなり恥ずかしいのに直で触られたら…)」///プルプル…


桐子 「(……でも、男の人って女性の裸とか見て興奮するんだよね ボクだけしてもらうのは不公平…だよね)」///


桐子 「(……こ、これはながやくんが興奮するためにすることだから仕方ないことだよね うん、しかたない)」///


桐子 「(別にボクがして欲しいからというわけじゃない 決してボクの願望じゃない…♡)」///スゥ…


和野方 「? どうした?嫌ならもがけと言ったはずだが(嫌がったか?でも言った指示と違う…)」スゥ… 念のため桐子から離れて様子を伺う


桐子 「っ…」///ギュッ…シュルル 服を巻くって下着を晒す


和野方 「っ!」///ピクッ


桐子 「〜っ…♡」///プルプル…


桐子 「(や…やっちゃった わたし、自分から服を巻くって……!!)」///ドキドキ…


桐子 「(ながやくんが興奮するためだから仕方ない しかたない…!!)」///フゥ…フゥ…


和野方 「……自分から見せるとはな だいぶ緊張がほぐれたようだな(あぶねぇ…いきなり下着見せてきたから一瞬襲いそうになった)」///


和野方 「下着姿もかわいいな 水色のフリルが付いた下着なんてなかなか可愛らしいのをつけててちょっと驚いたよ」


和野方 「もしかしてこれは勝負下着だったりするか?」ニヤリ


桐子 「っ…」///フルフル…


和野方 「違うのか かわいすぎたから勝負下着だと思ったよ」


和野方 「ちなみに持ってたりするか?もしあるなら見ていたいな」


桐子 「ーっ!?」///ドキッ!!


桐子 「(みっ見たい!?ボクの勝負下着を!!?)」///


桐子 「(いやむりむりむり!!私の勝負下着は誰にも見せられないよ!!)」///


桐子 「(使うことないと思って派手なヤツ選んじゃったからあんなの見せられないよ!!あんなの着て見られたら淫乱女だと思われる!!)」///プルプル…


和野方 「……持ってそうだな その反応からして」


桐子 「ーっ!!?」///ドキッ!!!!


和野方 「どんな下着なのか気になるな もし嫌じゃなければ見せてほしいが…ダメかな?」


桐子 「ーっ…」///プルプル…


桐子 「(だ、だめ…あんなの見せられない 見せたら軽蔑される……)」///プルプル…


桐子 「(いくら今つけてる下着を見せてるからってあれは見せちゃダメ ほんとに……!!)」///ドキドキ…


桐子 「…もごもご」///


和野方 「っ! 今離すよ」スゥ… 口を塞いでた手を退ける


桐子 「…えっえと……わ、わたしの………その………!!」///アワワワ


和野方 「…一旦落ち着こうか 深呼吸して」


桐子 「う、うん…すぅ……」///


和野方 「はいて」


桐子 「ふぅ……」///


和野方 「もう一回繰り返して」


桐子 「すぅ……ふぅ……」///


和野方 「落ち着いたか?」


桐子 「……さっきよりかは」///


和野方 「少しでも落ち着ければだいじょうぶだ いきなり慌てるから驚いたよ」


桐子 「だ、だって…わたしのしょ、勝負下着……見たいって言うから」///カァァ…


和野方 「まぁ俺も男だからな むしろこれで見たくないって言ったら傷つくだろ」


桐子 「…たしかに」///


和野方 「それで見せてくれないのか?できれば見たいんだが」


桐子 「っ……」///カァァ…


和野方 「無理にとは言わないよ 本当に見せたい相手ができた時に見せたいなら見せなくていい」


和野方 「俺はあくまでもその場しのぎの相手だ 本当に俺のこと好きならいいんだがお前は恋愛的に好きじゃないだろ?」


桐子 「……わかんない 好きかもしれないし好きじゃないかもしれない はっきりしてない」///


桐子 「友達としては好きだよ?勇敢で正義感あるから恋愛的にもたぶん…好きかもしれない」///


和野方 「恋心を抱いた時はよくある事だ もちろんそれが本当に恋なのかはまた別だがな」


和野方 「時間が経つにつれて違うと判断することもあるし恋だったと気づくこともある そればかりは時間が経たないと判断できない」


和野方 「本当に好きだと実感するのはかなり難しい 俺も元カノのことは本気で好きだと実感したのもそれなりに時間経ったしな」


桐子 「っ! ながやくんも迷ったの?」///


和野方 「もちろん 最初はかわいいとか性格が良いとしか思わなかったよ 時間が経つにつれてだんだんと気になり始めてきたんだ」


和野方 「気になり始めて一年くらいかな?そこでやっとその子のことが好きだと実感したんだ」


桐子 「一年!?そんなにかかったの!?」///


桐子 「ならわかるわけないじゃん 気になり始めてまだ数週間ぐらいしか経ってないボクが判断するなんて無理だよ」///


和野方 「それは人それぞれだからなんとも言えないな すぐ好きだと判断する人もいるから全部がぜんぶ時間かかるわけじゃない」


和野方 「一目惚れって言葉があるだろ?あれがいい例だ 一瞬にして好きになることだってある」


桐子 「そ、そうなんだ 一目惚れも含まれるんだ…」


桐子 「……私はまだわからないけど、ながやくんになら別にいいかなって今思い始めてる」///


桐子 「…わ、笑わない?どんな下着でも……」///


和野方 「笑わないよ 勝負下着がお子様なものでも受け入れるよ」


桐子 「それはそれでフォローしてほしいかも…」///


桐子 「……わかった 着替えるからどいてもらっていい?あと後ろ向いてて」///


和野方 「あぁ どんな下着なのか楽しみだよ!早く見せてくれよ?」スゥ…


桐子 「うぅ…ハードル上げないでよ 恥ずかしいんだから」///ムクッ


桐子 「(は、早く着替えて見せたら隠さないと…あんなの長く見せられないよ!!)」///カァァ…


桐子 「(逆に長く見せたら本気で襲われるかも…そ、それはそれでいいのかな?今現に襲ってもらってるんだからそこは関係ないか)」///


桐子 「(……早く着替えよう)」///シュルル…


和野方 「………」 シュルシュル…パサッ


和野方 「(…まずいな 今俺の背後で着替えてると思うとけっこうそそるな 振り返って見たい…)」///


和野方 「(だけど本人から後ろ向いてろって言われたから向くわけにはいかない 向いたら怒られる)」///


和野方 「(まぁ焦らずに行こう 焦ってもいいことない)」///


桐子 「っ…」///スルスル…


桐子 「……き、着替え終わったよ もう見ていいよ……」///ドキドキ


和野方 「わかった」クルッ 言われた通り振り返って桐子の姿を確かめる


桐子 「ーっ…!!」///カァァ!!… 乳首や秘部が開放された下着をつけて和野方に見せつける


和野方 「ーっ!!? おま、その下着…!!」///ボッ!!


桐子 「ーっ…あ、あんまり見ないで 恥ずかしいから……」///スゥ… 手で開放された部分を隠す


桐子 「まさか見せるときが来るなんて思いもしなかったからこれにしたんだ…お、おかしいでしょ?こんな下着……」///


和野方 「い、いや…別におかしくはないよ 勝負下着ならそういうのも普通にあるから…(やば…まさかそんな大胆な下着だとは思わなかった)」///


和野方 「(攻めすぎだろ いくら使うときがないと思ってもそんな過激なの用意しないだろ…)」///


桐子 「(はっ恥ずかしいよぉ!!こんな露出全開な下着姿でながやくんに見てもらうなんて…これじゃビッチじゃん!!)」///カァァ


桐子 「(ボクそんな淫乱女じゃないのになんでこんなの選んじゃったんだろ 過去の自分を怒りたいよ!!)」///グルグル


桐子 「(もう着替えていいかな!?見せたんだから着替えていいよね!!)」///


桐子 「(うんもう着替えよう!このままだと恥ずかしくて耐えられない!してもらうなら普通にしてもらった方が…)」///


和野方 「…とうこ」///


桐子 「ひゃいっ!?な、なに!?」///ビクッ!!


和野方 「…えっと、そのまま布団に寝てくれるか?恥ずかしいと思うがその姿でしたい」///


桐子 「したいっ!?こ、こんなビッチな格好で!!?」///ワナワナ…


和野方 「ビッチって…別にそういう風には捉えてないが」///


和野方 「普通にかわいいと思うよ まさかそこまで攻め込んだ勝負下着を用意してるとは思わなかったがそれはそれでギャップ萌えがすごくてめちゃくちゃ興奮するし」///


桐子 「興奮っ!!?こ、こんな貧相な体で!?」///


桐子 「キミはぺったんこが好きなのかい!?ロリコンだったのか!!」///パニック


和野方 「いや胸の大きさは気にしてないから あとロリコンじゃない」///


和野方 「そんな騒いでると誰かに聞かれるぞ もう少し声を抑えろ」///


桐子 「だだだってながやくんが!!」///アタフタ


和野方 「はいはい少し落ち着こうな」///スゥ…ギュッ


桐子 「ーっ!!!?」///ボッ!! なんの前触れもなく和野方に抱きしめられる


和野方 「今バレるのは勘弁して欲しいから落ち着いてくれ その格好で誰かに見られたら言い訳がきかない」///


和野方 「くるみ達ならまだいいがこれがゆうりだったら洒落にならん またどん底まで落ちちまう」///


桐子 「ひゃっあ、ぁ……!!」///カァァ!!


桐子 「(だ、抱きしめられた…この格好で、ギュッてされて!!)」///アワワワ!!


桐子 「(こ、ここっこのままだと襲われちゃう…さっきよりも激しくされちゃう!!)」///プルプル…


和野方 「(めちゃくちゃ体震えてるな 今の格好で抱きしめるのは良くなかったか)」///


和野方 「(落ち着いてもらうために抱きしめたが逆効果だったな けど今から離しても多分落ち着かないだろうし…どうしよう)」///


桐子 「ーっ…」///ドキドキ!!…


和野方 「…桐子 いやだったら抵抗してくれ」///


桐子 「…っえ きゃあ!」ドサッ 抱きしめられたまま押し倒されて布団の上に寝っ転がされる


和野方 「っ…ほんとにエロいな 改めて見るとさらに興奮するよ」///


和野方 「まだ誰にも触らせたことのないピンクな乳首 ちゃんと処理してる下の毛、まだ抱きしめられたことがない感覚で戸惑う姿…」///


和野方 「理性失いそうになるよ このまま本気で襲いたい」///ニヤリ


桐子 「えっあ…ちょ……」///ドキッ


和野方 「……抵抗しないのか?抵抗しないなら本気で襲うぞ」///


和野方 「もちろん怖がらせないようするからそこは安心してくれ いやなら抵抗してくれればすぐやめる」///


和野方 「さっきと違って今度は直接触るからより感じやすくなる …今ならまだ間に合うぞ」///


桐子 「っっ…」///ググッ…


桐子 「(め、目が本気だ…このままだと本当に本気で襲われちゃう)」///


桐子 「(抵抗すればやめてくれるけど…ボクも期待してるからむしろしてほしいよ)」///


桐子 「(でも恥ずかしくてそんなこと言えないよ…早くしてよ♡このまま優しくボクに触って♡♡)」///ドキドキ…


和野方 「……いいんだな わかった」///スゥ…


桐子 「あっ…」///












夜ー学園生活部部室



和野方 「それじゃ明日に備えて最終確認する みんないいか?」


胡桃 「おう!だいじょうぶだ」


美紀 「なるべく手短にお願いします もう夜なので早く終わらせないと明日に響きます」


悠里 「そんな遅くにはならないわ っね?ながやさん」


和野方 「もちろん 早く終わらせてゆっくり休んでもらうよ」


由紀 「校外学習♪校外学習♪」

(*>∀<)ノ♪


青襲 「………」ジッ… みんなのことを改めて確認して様子を伺っている


和野方 「それじゃ確認その1 明日は楽しい校外学習!行先はランダル・コーポレーション」


和野方 「かなり距離あるが休みながら行くことになるから体調管理はしっかりして向かう もし具合悪くなったらすぐ言うこと!」


由紀 「はーい!」


和野方 「確認その2 向かってる最中にトラブルは付き物 車から降りて休憩してる最中に不良や野犬に絡まれたらすぐ逃げること 近くに俺やくるみがいたらすぐ頼ること!」


胡桃 「私のときはお前に頼ればいいのか?」


和野方 「えっ…まぁ、うん 別に構わないが」


由紀 「くるみちゃんは自分の力でなんとかなるでしょ ながながの力頼らなくても」


胡桃 「別にいいだろ 私だってながやに守ってもらいたいんだから」


悠里 「…?」


美紀 「(くるみ先輩 ゆうり先輩の前でそれは……)」


和野方 「…ま、まぁいい それじゃ次」


和野方 「確認その3 運転するときは基本二人体制ですること 一人は運転、もう一人は地図や周りの状況を確認して危険がないかを調べる」


和野方 「明るい内は一人でもいいが夜走行するときは二人ですること あと運転中に眠気が生じたらすぐ交代すること」


和野方 「だが夜は基本走らないようにする 全員同じ時間帯に起きて行動できるようにしたいからよっぽどの理由がない限りは走らない」


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2023-06-01 00:47:55

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2023-06-01 00:16:14

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