2024-08-06 15:58:58 更新

概要

この作品は【二つの世界が交差した時】の続きです
ゆっくり見ていってね?


前書き

これまで出てきたキャラクター紹介


艦隊これくしょんキャラ

瑞鳳(メインキャラ)

長門

加賀

青葉

赤城

陸奥

祥鳳

吹雪

深雪

愛宕

高雄



東方キャラ

博麗霊夢(メインキャラ)

霧雨魔理沙(メインキャラ)

八雲紫

アリス・マーガトロイド

上白沢慧音

射命丸文

森近霖之助

ルーミア

藤原妹紅

大妖精(今後出番があるか不明)

魂魄妖夢(今後出番があるか不明)

西行寺幽々子(今後出番があるか不明)



まだまだ増える予定です!




















瑞鳳 「…咲夜さん ここからは二人で協力してなんとかしなくてはいけませんね 失礼ですが咲夜さんは戦闘経験はありますか?」


咲夜 「その言葉そのまま返すわ あなたは戦闘経験あるのかしら?」


瑞鳳 「あります 外の世界に居た時はいくつもの戦場を勝ち抜いてきましたから戦闘経験は充分にあります!」スチャッ 先程閉まった弓矢を再び構える


咲夜 「…そう、なら話が早いわ」スッ…スチャッ 足に準備してたナイフを取り出して構える


咲夜 「私も元殺し屋だから戦闘経験は何度もあるわ ここからは二人でなんとかしないといけないみたいね?」


瑞鳳 「元殺し屋!?」


咲夜 「来るわよ!」



蓬莱人形 「「」」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッッッ!!!!!! 咲夜達に目がけて槍を持ち突っ込んでくる


瑞鳳 「彗星お願い!」バシュンッ


彗星 「了解!」ブゥゥン…


咲夜 「はぁっ!!」ヒュンッ!!!! 手に持っていた複数のナイフを蓬莱人形に向けて投げる


蓬莱人形達 「「」」ドスドスドスドスッ!!!!!! 複数の蓬莱人形にナイフが刺さり動力を失い落ちていく


彗星 「撃てー!」ババババババッッッ!!!!!! 咲夜が刺した蓬莱人形とは別の人形に銃口を向けて放つ


蓬莱人形達 「「」」ガガガガガガッ!!!!!! 彗星の放った弾が命中してボロボロになって落ちていく



アリス? 「…へぇ?あれだけの人形倒すなんてなかなかやるじゃない」


咲夜 「こんなのたいしたことないわ 数が多ければいいというわけじゃないのよ」


瑞鳳 「よっと!ありがとね 彗星」ガシッ


彗星 「おやすいごようです!」


アリス? 「ふふっ!呑気な人達ね もうすぐで大変なことが起きるというのに?」クスッ


咲夜 「大変なことが起きる?どういうことかしら」


アリス? 「まだわからないの?なんで私がここであなた達の相手をしてるのか」


アリス? 「【まさか私ひとりで異変を起こしてると思ってるの?あなたの大事なお仲間…昨日帰ってきたかしら?】」


瑞鳳 「っ!」ハッ


咲夜 「…昨日?」


瑞鳳 「まっまさか…アリスさん あなたは囮ですか!!霊夢さん達を使って外の世界と幻想郷を破壊しようとしてるんですか!!」


咲夜 「…っえ」


アリス? 「ふふっ!その様子だと私の書いた作戦見たのね?」クスッ


アリス? 「そうよ 私はここであなた達を足止めして【慧音と霖之助には人里を襲撃してもらってるわ!】」


咲夜 「ーっな 人里に襲撃を!?」


瑞鳳 「まずいです咲夜さん!早く人里に行って里の皆さんを助けないと!」


アリス? 「行かせないわよ ゴリアテ!」スゥ…



ズシィィィン!!!! 森の奥から地響きが響いてくる


瑞鳳 「うわぁっ!?なっなんですか今の地響きは!?」ヨロッ


咲夜 「…あれは!」



ゴリアテ人形 「グアァァァァァァ!!!!」ズシィィィン!! 森の奥から巨大な人形が剣を持って姿を現す


瑞鳳 「でっでかー!!なんですかあれ!?」


咲夜 「あれはアリスのゴリアテ人形 戦闘を特化した巨大人形よ!」


瑞鳳 「あれ人形なんですか!?どう見てもロボットにしか見えませんが!」


アリス? 「ゴリアテだけじゃないわよ 上海!蓬莱!大江戸!」スゥ…



ガサガサガサガサっ!!!!!! 草むらから大量の人形が出てきて現れる


複数上海人形 「「…」」 フワー…

複数蓬莱人形 「「…」」 フワー…

複数大江戸人形 「「…」」フワー…


瑞鳳 「まっまた出てきました!しかもさっきより多いです!」


咲夜 「まずいわね 完全に囲まれた上に大江戸人形まで出して来るなんて…あの人形はまずいわよ」


瑞鳳 「その大江戸人形というのはなぜまずいんですか?てかどれが大江戸人形ですか?」


咲夜 「武器を持たない人形いるでしょ?あの人形は武器を持たない代わりに【中に火薬が入ってるのよ】」


瑞鳳 「火薬!?てことはあの人形は自爆するだけの人形ですか!」


咲夜 「そうよ だからあの人形が近づいてきたら即倒さないと身体なくなるわよ!」スチャッ


瑞鳳 「わかりました!」スチャッ 烈風の矢を装填して構える


アリス? 「うふふ!ここであなた達を殺せば目的の一つは達成できるわ 必ず殺させてもらうわ!」


瑞鳳 「(人里の皆さん大丈夫でしょうか?今すぐにでも人里に行って皆さんを助けないといけないのに!)」


瑞鳳 「(早くアリスさんを倒して助けに行かないと!)」













一方人里では…



人里



慧音? 「ふんっ!」サンサンッ!!!! 剣を大振りに素早く振りかざす


妹紅 「っく!」シュンシュンッ 慧音?の動きを見切って無駄な動きを出さないように避ける


妹紅 「はぁぁっ!!」ボォォッッ!!!! 炎の玉を作り投げ飛ばす


慧音? 「効かぬわ!」サンサンッッ!!シュゥゥ… 剣で炎を切り裂いて打ち消す


妹紅 「くそっ!」


慧音? 「死ね!」サンっ!!


妹紅 「っと!」シュンッ 身体をうねらせて避ける


慧音? 「ちょこまかと動いて…さっさと殺られれば楽になれるというのに」スチャッ


妹紅 「(くそっこのままじゃ切りがない 本気を出して一気に片付けられれば楽だったのに相手が慧音じゃ本気をだせない!)」


妹紅 「(魔理沙の話しだと慧音と霖之助は操られてるって言ってたが慧音の奴完全に操られてるな マジで私を殺しにかかって来てる!)」


妹紅 「(タダでさえ慧音は強いのに傷つけないよう戦うのはかなりキツイ まだ人里の住民全員避難出来てないのに!)」


慧音? 「【産霊 ファーストピラミッド】」ビュンッッ!!!!


妹紅 「【不死 火の鳥 -鳳翼天翔-】」ビュンッッ!!!!


ガガガガガガっ!!!!!… 弾幕同士がぶつかり合い両方とも消滅する



慧音? 「っ…」ザッザッザッ!! 弾幕が消滅したと同時に妹紅に近づく


慧音? 「はぁっ!!」ヒュンッ!!


ズバァッ!!!!


妹紅 「ぐぅぅっ!!」ブシュゥゥ!!!!… 右肩から左脇の下まで斬られる


慧音? 「ふんっ!」ヒュンッ!! すぐさま剣を両手で後ろに引き勢いよく突き刺す


妹紅 「当たるかよ!」ヒュンッ 胸部に迫り来る突き刺し攻撃を見切って避ける


慧音? 「っ…」スゥ… 体を前に出して頭を後ろに傾かせる


妹紅 「(っ!! やばい!)」


慧音? 「はぁぁっっっ!!!!」ブゥンッ!! 勢いをつけて妹紅の頭に目掛けて頭突きを入れる


妹紅 「くそっ!」バッ!! 左手の手の平を広げて突き出す



ベギィィッ!!!!!


妹紅 「ぐあぁぁっっ!!!!」バキバキベキゴキッ!!!! 慧音の頭突きを受け止めたが耐えられなくて左手の上腕骨が折れる


妹紅 「ーっくそ!」ブンッ!! 慧音の腹部に目掛けて蹴りを入れる


慧音? 「きかんわ!」ゲシッ 妹紅の蹴りを腕で止める


妹紅 「くそっ!」グイッ…スタッ 蹴りを入れた足を曲げて反動をつけ後ろに下がる


慧音? 「っち!やはり不老不死の身体をもってるから痛みは半減するか 面倒な奴を相手したもんだ」


妹紅 「(いってー!慧音の頭突き半端じゃねぇ!なんで頭突きだけであんなに威力が出るんだよ おかしいだろ!!)」シュゥゥ… 切られた場所や折れた場所が治っていく


妹紅 「(でもこれが私だったからよかった もし他の奴が切られたりしたら死んでたな…)」シュゥゥ…


慧音? 「だが不老不死でも弱点というものはあるだろう?その弱点をやられたらいくら不老不死でも死ぬはずだ」


妹紅 「どうだろうな どこを切られても必ず再生するから死ぬのかわからないぞ」


妹紅 「私自身、自分の弱点を知らないのにお前に見つけられるかな?」


慧音? 「ならその場所を探すまでだ!見つけて殺してやろう!」スチャッ


妹紅 「探してみな 永遠に見つかるわけがない答えをな!」







一方魔理沙の方では…



人里



魔理沙 「【恋符 マスタースパーク】」チュドォォォンッッッ!!!!!!



霖之助? 「無駄だよ」シュゥゥッッッン!!!! 完全に読みきって余裕で避ける


魔理沙 「っち!ならこれはどうだ!」


魔理沙 「【魔符 スターダストヴァリエ】」ビュンッッ!!


霖之助? 「君も学習しない子だね 何度やっても無駄だよ」ヒュヒュヒュヒュヒュッッ!!!! 再び完全に読み切って余裕にかわす


魔理沙 「くそっ!」


霖之助? 「君の攻撃はすべてお見通しだよ 何十年君を見てきたと思ってるんだい?君の攻撃パターンや動きなんか昔と変わらないから丸分かりだよ」


魔理沙 「うるせぇ!こーりんの姿で私の過去を話すんじゃねぇ!気味が悪いぜ!」


霖之助? 「そうかい?なら早く君を殺すとしようかな」スゥ… 草薙の剣を構える


草薙の剣=pixivなどで見た方がわかりやすいがその剣には【天下を取る程度の能力】が付いており、霖之助はその刀の力を使いこなすことを夢見ているらしいです(あくまでも設定上そうなってるのでそのまま書きました 申し訳ありません…)


霖之助? 「本当はもっと痛ぶって遊ぼうかと思っていたんだが…まぁ仕方ない 早く殺して次の作戦に移るとしようかね」


魔理沙 「やれるもんならやってみな お前なんかに負けるわけないぜ!」


霖之助? 「っふ それはどうかな?君自身も僕に攻撃を当てることが出来ないんじゃないのかい?」


霖之助? 「いくら僕が半人半妖と言っても体の脆さは人間に近い 万が一君の攻撃がこの体に受けたらどうなるか…わかっているよね?」ニヤッ


魔理沙 「っ…」


霖之助? 「図星のようだね 君は優しいね 僕は本気で君を殺そうとしてるのに魔理沙は手加減してるんだから君は本当に優しいよ」ニヤッ


魔理沙 「…だったらなんだよ 別にお前に直接当てなくても勝つ方法ぐらいあるぜ」


霖之助? 「ほぉ?それは面白そうだ ならその方法を見せてくれないかい?」


霖之助? 「できるならね?」ニヤッ


魔理沙 「やってやるぜ!」


魔理沙 「(早くこーりんを倒して瑞鳳の様子を見に行きたいぜ 一応咲夜が森に行ってるから一緒に行動してればいいんだが…万が一、ひとりで行動してたらまずい!)」


魔理沙 「(早く倒さないと!!)」













一方横須賀鎮守府では…



横須賀鎮守府ー敷地内



ゴスンッ!!ボコボコッバガァン!!


長門 「おらおら!はぁっ!!」ボコボコバキィッ!! 飛んでくる瓦礫などを全て拳で破壊する


霊夢? 「ふんっ!!」ビュンッ!! あらゆるものを飛ばして長門に投げつける


長門 「…拉致があかないな このまま一気にケリをつけられれば早いんだがそうもいかないみたいだな?」バキバキベキッ!!!!


霊夢? 「みたいね 私も一気にケリをつけられればと思ったわ 早くあんたを殺して次のやつを殺さないといけないから長く時間なんかかけてられないのよ」


長門 「悪いがそううまくは行かないな お前は私を殺ることは出来ない…絶対にな!」ニヤッ


霊夢? 「どこからそんなアホみたいな考えが出てくるのかしら?悪いけどあんたは絶対死ぬのよ」


長門 「私がやられるなんて考えられない 悪いがやられるのはお前だ!」ダンっ!! 一気に踏み込んで霊夢の元に駆け寄る


霊夢? 「あんたが近づいてくるとめんどうね 接近戦はごめんよ」ビュンッ…スタッ 背後に飛び近づいてくる長門から距離を取る


長門 「…後ろに下がったか まぁいい 後ろに下がったところで変わりはない」


霊夢? 「…っち」



加賀 「彗星 一斉射撃!」バシュンッ!!


彗星(加賀) 「了解!」バババババッッッ!!!!!!


ルーミア? 「効かないのだー!」ヒュヒュヒュヒュヒュンッッッ!!!!!! クナイ型弾幕を彗星に向けて放つ


キキキキキキィンッ!!!!シュゥゥ… 弾と弾幕がぶつかり合い弾幕は消滅し弾も落ちていく


赤城 「烈風 後ろを着いて一斉射撃してください!」バシュンッ!!


烈風 「了解!」バババババッッッ!!!!!! ルーミアの背後に回り込み発砲する


ルーミア? 「無駄なのだー!」ヒュヒュヒュヒュヒュンッッッ!!!!!! すぐさま後ろに振り向き先程と同じくクナイ型弾幕を烈風に向けて放ち、弾と弾幕がぶつかり合い以下略


赤城 「やはり駄目ですか 瞬時に後ろを着いたんですが防がれましたね」


加賀 「やっかいですね そこまで難しい攻撃はしてこないですがあの子に弾が当たらないので倒すことができません」


赤城 「どうしますか…」


ルーミア? 「【闇符 ディマーケイション】」ビュンッ!! スペルカードを発動して弾幕を放つ


加賀 「流星 あの弾に目がけて撃ってください」バシュンッ!!


赤城 「こちらも同じくお願いします!」バシュンッ!!


全流星 「「了解!」」バババババッッッ!!!!!!


キキキキキキィンッ!!!!シュゥゥ… 弾と弾幕が以下略


ルーミア? 「っち!めんどうなのだー」


加賀 「とりあえずは相手の体力を削らせて弱りきった所で一気に決めますか 時間はかかりますがそうした方がよさそうです」


赤城 「そうね もしボーキサイトがなくなればここは鎮守府なので誰かに持ってきてもらうことも出来ますから持久戦で行きましょう!」



陸奥 「っ!!」ドドドドドゥンッッッ!!!!!! 46cm三連装砲を連射させて文に狙いを定める


文? 「そんなの当たりませんよ!」シュシュシュシュシュンッッッ!!!!!! 陸奥の砲弾を軽々しくすべて避ける


青葉 「当たれーっ!!」ダダダダダァンッッッ!!!!!! 20.3cm連装砲を連射させて文を


文? 「むだむだ〜!」シュシュシュシュシュンッッッ!!!!!! 青葉の砲弾も軽々しくすべて避ける


陸奥 「っち!すばしっこいヤツね これじゃ弾を消費するだけじゃない」


青葉 「ですね でもここで攻撃をやめてはあいつを倒すことはできませんからやめるわけにはいきません」


陸奥 「…一体どうすればいいのかしら」


文? 「お二人さん遅いですね?そんな遅い攻撃では私に傷一つつけることは出来ませんよ もっと本気を出してきて下さいよ!」


陸奥 「完全に舐めてるわねあなた いくら私たちの攻撃が当たらないからって調子乗りすぎじゃないかしら?」イラッ


文? 「そうでしょうか?別に舐めてるつもりはありませんが?」ニヤニヤッ


青葉 「…完全に舐めてますね 腹が立ってきました」


文? 「そう思うのでしたら一発でも攻撃を当ててみてくださいよ まっ無理だと思いますけどね?」ニヤッ


陸奥 「っ…」カチン スチャッ… 再び46cm三連装砲を文に向けて構える


文? 「またその攻撃ですか そんな攻撃では私に当てることはできませんよ?」


陸奥 「…さっきから当たらない当たらないってうるさいのよ」


文? 「…はい?」


陸奥 「絶対当たらないなんて誰が決めたのよ 絶対なんてありえない!いつかは必ず当たるわ!」


陸奥 「あなたがいくら早く動けて私たちの攻撃をよけれてもいつかは必ず当たる!絶対当たらないなんてありえないのよ!」


文? 「…なんですか急にムキになって もしかして怒ったんですか?本当のことを話されてイラっとしたんですか?」ニヤッ


文? 「ごめんなさいねぇ?本当のことを話してしまって申し訳ありませんでした!」ニタァ


陸奥 「殺す!」スチャッ


青葉 「陸奥さん怒っては相手の思うツボです 落ち着いてください!」


文? 「ほらほらほらぁ?早く当ててみてくださいよ?私に当てれるなら早く当てて見せてくださいよ!」ケラケラ


陸奥 「…絶対当てる!」ボゥンッ!!


文? 「だから無駄だと言ってるのに…」シュンッ 横にずれて砲弾の軌道から外れ…



砲弾 「」グググッ!!… 陸奥の放った砲弾が軌道を変えて文の方に向かっていく


文? 「ーっな!?」ヒュンッ!! 間一髪軌道を変えてきた砲弾を避ける


青葉 「っえ!?砲弾の起動がズレた!?」


陸奥 「…っえ」シュゥゥ…



文? 「…なんですか今の 弾が私に向かってきた…?」


青葉 「陸奥さん今のなんですか!?砲弾があの人に追尾していきましたよ!」


陸奥 「いっいや、私もわからないわ この装備に追尾機能なんて付いてないはずなのに…」



紫 「それは私があなた達に渡した紙のおかげよ」スゥ… 陸奥の背後に隙間を作って現れる


陸奥 「っ!?」ビクッ!!


青葉 「あなたはどこでも〇アが使える紫さん!」


紫 「あなたは普通に名前で呼べないのかしら?」


文? 「っな 八雲紫!?」


紫 「久しぶりね…と言いたいけど、久しぶりと言っても今のあなたは操られてるから久しぶりじゃなくはじめましてね」


文? 「っ…」



提督 「なんだあの人 中に浮かんでるぞ!?」


高雄 「でも浮かんでるにしても下半身が見えませんよ?一体どうなってるんでしょうか…」


愛宕 「…なんか不気味ね」



霊夢? 「…八雲紫ね あんたがこっちの世界に来るなんて思ってもなかったわ」


紫 「私は自由気ままだからね?それより…随分と派手に霊夢の身体を使ってくれてるわね」ギロッ!


霊夢? 「この身体はなかなか使えるうえに霊力もかなり強いから気に入ったよ?今後この身体を使っていくのも悪くない」


紫 「そんなことさせないわよ 霊夢はあなたの操り人形なんかじゃない 絶対取り替えさせてもらうわ!」


霊夢 「ふふっ!やれるもんならやってみなさいよ?」


紫 「長門 ここからは私も参戦するわ!あなたは下がってなさい」


長門 「下がる?ふざけるな!まだ私は戦えるのだぞ!なのになぜ下がる必要がある!」


紫 「向こうの世界であなた達を必要としてる時が来たのよ!」


長門 「…必要としてる?」



キィンッ!!スゥゥ… 長門の身体が急に光出して足から消えていく


長門 「っ!? なっなんだ!身体が光出して消えていく!?どうなってるんだ!!」スゥゥ…


紫 「あなたは呼ばれたのよ あの子にね」


長門 「…っえ」



赤城 「なっなんですか!?長門さんがいきなり光り出しましたよ!一体どうなってるんですか!!」


加賀 「あの目つきの悪い妖怪がなにか話していましたが聞こえなかったのでわかりません なぜ長門さんから光が…しかも足から消えていってます」


陸奥 「長門!身体が光出して消えてるけど大丈夫なの!?」


長門 「大丈夫だ どうやら私はあの者に呼ばれたようだ!」


祥鳳 「…あの者?あの者ってまさかっむぐ!!」ガシッ


紫 「言ってはダメよ?」ググッ… 隙間から祥鳳の口を塞ぐ



提督 「っえ!?あの浮かんでる人の手が祥鳳の口元に言ったぞ!?一体どうなってるんだ!」


高雄 「あれは分離型テレポート!?私アニメで見たことあります!」


提督 「アニメかよ!これは現実だよ!!」(二次創作です)


愛宕 「二次創作です 提督」←メタ発言



青葉 「呼ばれたと言うことはあの者が居る世界に行くということですか?」


紫 「そうよ 今あの子は多くの人数を相手してるから長門を呼んだということよ」


紫 「だから長門 あいつのことは任せてあなたはあの子の手助けに行きなさい!今あの子に死なれては私も困るのよ!」


長門 「…なんでお前が助けに行かないのかと言うのは置いておいた方がよさそうだな?」


長門 「わかった 私はあの者を助けに行くからお前はあいつを頼むぞ?」スゥゥ… 完全に消滅して姿を消す


紫 「えぇ 任せなさい」


紫 「…さて、次の相手は私が相手になるわ 覚悟は出来てるわね?」ギロッ


霊夢? 「…ふふっ!まさかこっちの世界であなたと相手することになるなんて思わなかったわ?ま、どっちにしろあなたとはいずれ戦うことは決まっていたからそれが今になっただけね」


霊夢? 「それじゃ始めようじゃない?この世の最後の戦いをね!」ビュンッ!! 複数の御札を紫に向けて放つ


紫 「この世の最後?何を言ってるのかしら 最後なのは…」スゥ…


紫 「【あなたの方よ!】」ヒュンッ


隙間 「「」」シュシュシュシュシュンッッ!!!! 紫が作り出した隙間の中に霊夢が放った御札が全て入っていく


紫 「お返しするわね?」ヒュンッ



御札 「「」」シュシュシュシュシュンッッ!!!! 霊夢の背後に隙間が開かれて御札が帰ってくる


霊夢? 「っ! 防御結界!」キィンッ!!ガガガガガッッ!!!! すかさず結界を張って帰ってきた御札を受け止める


紫 「【外力 無限の超高速飛行体】」ビュンッッ!!!!


霊夢? 「無駄よ!」キィンッ!!ガガガガガッ!!!! 振り返って再び目の前に結界を張り弾幕を防ぐ



紫 「あら?すぐさま背後に高速弾幕を撃ったのによく防げたわね 間に合わないものだと思ったわ」


霊夢? 「この身体の持ち主は戦闘特化した者だからね 慣れればこれくらいどうってことないわ」


紫 「…それは聞き捨てならないわね 霊夢の身体を使って暴れまわられると面倒だから早くあなたを倒した方がよさそうね」ビキッ


霊夢? 「倒せるのかしら?私はあくまでこの身体に入って使ってるだけだから 傷付けたりすればこの身体の持ち主に傷付くだけよ?」ニヤッ


霊夢? 「しかもそれは私だけじゃない 他のみんなも同じこと、無害とは言えないけどここにいる二人も私と同様操られているのよ?それであなたはどう対処するのかしら?」


紫 「…」



青葉 「…操られてる?それは一体どういうことですか?」


陸奥 「操られてるなんて私聞いてないわよ!?」


加賀 「…まさか、今戦ってる方達全員操られて私たちと戦っているんですか?」


紫 「………」


赤城 「…みたいですね 無言ということは…」


青葉 「…最悪ですね ただでさえ厄介なのに操られているとなると先程より砲撃を控えなければいけませんね」


陸奥 「キツいわね…攻撃を当てないであいつらとやり会うなんて骨が折れるわ」


祥鳳 「ほんとね」


霊夢? 「あら?砲撃を控えてくれるの?ありがたいわね そうしてくれると私達はあなた達を殺りやすくなるから嬉しいわ!」


文? 「私もやりやすくなりますね これで警戒することなく蹴りやかまいたちを入れることかできます!」


ルーミア? 「なのだなのだー!」



加賀 「…非常にまずい状況ですね このまま攻撃を当てないようして戦うのは自殺行為です ただでさえ厄介なのにずっと防御してろと言うのは…」


赤城 「絶対やられますね 一体どうすれば…」


紫 「【…みんな、まだあいつらに勝つ策はあるわ 心配しないで】」


青葉 「えっあるんですか!?攻撃を当てずにあの方達に勝つ方法が!」


紫 「あるわ ただし、私たちじゃどうしようもできないけどね」


加賀 「…それはどういうこと?私たちじゃできないって」


紫 「そのまんまの意味よ 私たちじゃあいつらの操りを解除できないわ」


紫 「【私の世界にいる異変元凶者を倒せばあいつらの操りは解けるわ】」


霊夢?&文?&ルーミア? 「「っ!」」ギクッ!!


青葉 「…それってまさか あの方がその元凶者を倒せばいいという事ですか!」


紫 「そういうことよ 今あの子はその元凶者と戦ってるから私たちはあいつらの攻撃を耐えればいいだけよ!」


陸奥 「なるほど 理解したわ なら話が早いわね」


赤城 「そうですね それなら私たちがやることは一つだけですね」


祥鳳 「そうですね 提督!」



提督 「っ!」


祥鳳 「全員を攻撃態勢から防御体制に入らせてください!奴らの攻撃が飛んできてもすぐ防げるよう呼びかけてください!」


提督 「全員防御体制!?本気か!全員防御体制にしたら攻撃が出来なくなるぞ!」


祥鳳 「大丈夫です!持久戦になりますが奴らは時間が経てばやられます!なので防御体制に入らせてください!」


提督 「なんで時間が経てばあいつらがやられるとわかる!あいつらが時間経てばやられるとは思えない!」


提督 「悪いがその案は賛成できない!このまま攻撃態勢のままにさせてもらう!」


加賀 「全員死にますよ 攻撃態勢のままにしてると」


提督 「…っえ」


赤城 「提督 ここは祥鳳さんの言う通り皆さんを防御体制に入らせてください 私達からもお願いします」


提督 「っ…しかし…」


青葉 「大丈夫です ここは私達を信じて防御体制に入らせてください!」


陸奥 「お願い提督!これ以上誰も失いたくないでしょ!失いたくないんだったら防御体制に入らせて!」


提督「………」


提督 「…わかった お前らを信じる!」


祥鳳 「提督!」


提督 「全艦隊に告ぐ!攻撃態勢から防御体制に入れ!あいつらの攻撃を全て防ぐんだ!」


吹雪 「本気ですか!今防御体制に入ったらあの飛んでる者達を倒すことが出来なくなりますよ!」


陽炎 「そうよ!防御だけじゃキツイわ!」


提督 「大丈夫だ!第一艦隊全員がそうしろと言うから信じれる ひとりだけが言ってるなら話は別だが全員が言ってるから大丈夫だ!」


高雄 「しかし…」


高雄 「…わかりました 提督の言う通り防御体制に入ります」


愛宕 「あまりいいとは言えないけど…仕方ないわね」


高雄 「皆さん!提督の言う通り防御体制に入ってください!」


愛宕 「今は迷ってる暇はないわ!提督は私たちで守るからみんなは建物や設備などを守って!」


吹雪 「…わかりました ただ今から防御体制に入ります!」スチャッ 12.7cm連装砲を横にして盾代わりにする


陽炎 「あまりやりたくないけど…仕方ないわね」スチャッ 同じく12.7cm連装砲を横にして盾代わりにする


全艦娘 「全員防御態勢!!攻撃をやめて守りを専念しろ!!」



提督 「陸奥!一つ聞きたいことがある」


提督 「そこにいるどこからか現れた者は仲間なのか?俺たちに協力してるみたいだが」


陸奥 「仲間よ!この人のことは後で話すわ!」


提督 「わかった!」


紫 「…瑞鳳のことは話しちゃダメよ?」


陸奥 「わかってるわ それは話さないから安心して」


紫 「ならいいわ それじゃあなた達はそいつらをよろしくね?私は一番やっかいなこいつを相手するわ」


青葉 「了解です!こっちの方は任せてください!」


陸奥 「戦艦だから装甲には自信あるわ いくらでも防いであげる!」


文? 「…」



加賀 「私たちは装甲が薄いのですぐ大破してしまいますね」


赤城 「そうですね でもなんとかなりますよ」


祥鳳 「なんとかではありません なんとしてでも必ず持ちこたえて見せます!」


ルーミア? 「…」



紫 「さぁかかってきなさい あなたの攻撃なんか全部お見通しなんだから」


霊夢? 「…舐めんじゃないわよ?いくらあの子がいるだけで異変が楽になるからって実力はあの方のほうが上…あの方がやられるわけがないわ!」


紫 「どうかしらね?確かにあの子は実力的には弱い…でもやる時はやる子だからもしかしたら倒しちゃんじゃないかしら?」


霊夢? 「………」


紫 「(でも確かにあいつの言った通り、瑞鳳は強いのかと言われたらそこまで強くない…なのになんで瑞鳳がいるだけで異変が楽に片付けられるのかしら?)」


紫 「(わからないわね 決して強いとも言えないし頭が回るわけでもない…なんでかしら?)」


紫 「(まぁいいわ 今はあいつを倒すことに専念しましょう あまりここにいても面倒なことになるだけね)」


紫 「それじゃ改めて始めましょうか?」


霊夢? 「…必ずお前を殺す!」













魔法の森



ドォンッ!!ボゥンボゥン!!!!ボガァン!!!!


アリス? 「行きなさい 大江戸!」スッ


大江戸人形(複数) 「「」」ヒュー!!… 複数の大江戸人形が瑞鳳達に向かっていく



瑞鳳 「彗星 お願い!」


彗星 「了解!」カチッババババババッッ!!!!


大江戸人形(複数) 「「」」ガガガガガガッッ!!!! 彗星の発砲した弾が全弾命中する


ボガァァァンッッ!!!!!! 複数の大江戸人形が爆発して誘爆していく



アリス? 「上海!」スッ


上海人形(複数) 「「」」ヒュー!!… 複数の上海人形が槍を持って咲夜達に向かっていく


咲夜 「無駄よ はぁっ!!」ビュンッ!!


上海人形(複数) 「「」」ドスドスドスドッ!!!!!! 胴体にナイフが刺さり損傷する



アリス? 「無駄よ いくら人形に傷をつけても意味ないわ!」シュンッ


上海人形(複数) 「「」」ヒュー!!… ナイフが刺さったまま突撃していく


咲夜 「瑞鳳!」


瑞鳳 「流星お願い!」


流星 「了解!」ババババババッッ!!!!



上海人形(複数) 「「」」ガガガガガガッッ!!!! 流星の放った弾が全弾命中して蜂の巣にされる


上海人形(複数) 「「」」ボトボトボトボトボトボトッッ… 身体中蜂の巣にされ槍を落とし地面に落ちていく



アリス? 「っち 蓬莱!ゴリアテ!」


蓬莱人形(複数) 「「」」ヒュー!!… 斧を持った人形たちが瑞鳳達に突撃していく


ゴリアテ人形 「グアァァァァッッ!!!!」スゥ-… 巨大な剣を後ろに回して振り下ろそうと…


瑞鳳 「烈風お願い!」


烈風 「任せろ!」ババババババッッ!!!!



ゴリアテ人形 「ガアァァァッッ!!!!」ガガガガガガッッ!!!! 全弾命中するがまったく怯まない


瑞鳳 「嘘!?怯まないの!?」


咲夜 「瑞鳳避けなさい!」


ゴリアテ人形 「グアァァァァッッ!!!!」ブォンッ!! 巨大な剣を横に振り落ろし瑞鳳達に攻撃する


瑞鳳 「きゃあっ!」ヒュオンッ その場にしゃがみこみ避ける


咲夜 「くぅっ!」ヒュオンッ 同じくしゃがんで避ける



ゴリアテ人形 「グアァァァァッッ!!!!」グググッ… 振った剣をもう一度振ろうと…


瑞鳳 「全艦載機 顔に一斉射撃して!」


全艦載機 「「了解!!」」ババババババッッッ!!!!!!


ゴリアテ人形 「グアァァァァッッッ!!!!」ガガガガガガッッッ!!!!!! 一斉射撃されて怯むが倒れる様子はない


瑞鳳 「嘘でしょ!?急所に当ててるのに倒せないの!?」


咲夜 「顔じゃなく腕を狙いなさい!ゴリアテを完全に倒すことは不可能だから剣を落として!」


瑞鳳 「っ! わかりました!」


アリス? 「させないわよ!」シュンッ



蓬莱人形(複数) 「「」」ヒュー!! 瑞鳳の艦載機に突っ込んでいく


咲夜 「させないわよ!」スチャッ


咲夜 「【メイド秘技 殺人ドール】」シュシュシュシュシュシュンッッッ!!!!!! 弾幕ではなくナイフを使って蓬莱人形に放つ


蓬莱人形(複数) 「」ドスドスドスドスドスドスッッッ!!!!!! 全ての蓬莱人形にナイフが刺さり動きが鈍る



アリス? 「無駄よ!人形にナイフを刺したところで倒すことは出来ないわ!」


咲夜 「別に倒すためにやったわけじゃないわ 少しでも足止めできればいいだけよ!」


アリス? 「っ!」


咲夜 「瑞鳳!」


瑞鳳 「全艦載機 撃てー!!」


全艦載機 「「撃てー!!」」カチッババババババッッ!!!!… ゴリアテ人形の両腕にめがけて一斉射撃する



ゴリアテ人形 「ガァァァァッッ!!!!」ガガガガガガッッ!!!!…


ブチィッ!!…ドサァ!! ゴリアテ人形の両腕が千切れて剣と一緒に地面に落ちる


ゴリアテ人形 「ガァァ…」ドサァッ… アリスからの操作を打ち切られて地面に倒れる



瑞鳳 「やったぁ!今度は倒せた!」


アリス? 「…はぁ、やっぱりあのデカブツは使えないわね 動かすのも大変でゴミに近かったわ」


アリス? 「やっぱり上海達であんた達を殺した方が楽ね 見せてあげるわ」


アリス? 「【全種類の私の人形を!】」スッ…



ガサガサガサガサガサガサガサガサガサッッッ!!!!!! 周りに草木から多数の人形が現れる


上海人形(複数) 「」フワー…

蓬莱人形(複数) 「」フワー…

仏蘭西人形(複数) 「」フワー…

オルレアン人形(複数) 「」フワー…

和蘭人形(複数) 「」フワー…

露西亜人形(複数) 「」フワー…

倫敦人形(複数) 「」フワー…

西蔵人形(複数) 「」フワー…

京人形(複数) 「」フワー…


瑞鳳 「まっまだこんなにいたんですか!?しかもさっきより多いです!」


咲夜 「冗談でしょ?普段しまってる人形まで出してるじゃない これじゃ埒が明かないわ!」


アリス? 「人形なんてこの身体の持ち主がいくらでも持ってるのよ?何体倒されようが代わりの人形はいくらでもいるのよ!」


瑞鳳 「っく!」


瑞鳳 「(このままではまずい いくら飛んでる人形を倒したところでまだ他にもいるんじゃ私の燃料や体力が持ちません)」チラッ


咲夜 「っ…」ハァ…ハァ… 疲れを隠しきれず息を切らしてる


瑞鳳 「(咲夜さんも息を切らしてる…そろそろ限界ですね このままじゃ私たちがやられるのも時間の問題)」


瑞鳳 「(…そう言えば、紫さんからもらったスペルカード?というものがあったような 使い時は今の人数が足りないと思ったときや苦戦してるときに使うといいと言ってた…今まさにそのとき!)」スッ 懐から【召喚 戦長召カード】を取り出す


咲夜 「? 瑞鳳それは?」


瑞鳳 「紫さんからもらったスペルカードというものです 人数が足りないと思った時や苦戦してる時に使うと良いと言われたので今正に使い時だと思い取り出しました」


咲夜 「こんな時にスペルカード?しかも人数が足りない時や苦戦してる時に使うと良いってどういうことよ?意味がわからないわ」



東方設定上=本来スペルカードと言うものは弾幕遊戯に使うカードと言うもので殺し合いに使うものではない


もっと細かい説明をすれば何かを賭けあって勝負したり、ただ単に遊びで勝負したりと言った面で遊ぶのが普通


スペルカードは技名とどう言った弾幕を出すかを決めて使うものであって人数が少なかったり苦戦してる時に使うというのはおかしいことである



瑞鳳 「私にもわかりませんが紫さんはそう言ってたので試しに使ってみます!」


咲夜 「…まぁいいわ このままだとやられるだけだし、ダメ元で使ってみなさい」


瑞鳳 「はい!」


アリス? 「ふふ!スペルカードなんて私には効かないわよ 無駄なことしないで楽に死になさい」スッ


全人形 「「」」ヒュー… 四十方向から咲夜達にそれぞれ武器を持って近づいていく


瑞鳳 「(紫さん あなたの言葉…信じます!)」


瑞鳳 「スペルカード発動!」 キィンッ



…ドスゥン!!!! 瑞鳳の目の前に何かが降りてきて現れる


全人形 「「」」ブワァッ!! 何かが降りてきた衝撃で突風が発生し吹き飛ばされる


アリス? 「ーっな!?」



咲夜 「っえ!?今なにか降ってきた!?」


瑞鳳 「…あっあなたは!」


長門 「久しいな瑞鳳 元気にしていたか?」ニヤッ


瑞鳳 「長門さん!」


アリス? 「ばっバカな なぜお前がこっちの世界に!?」


長門 「瑞鳳 あの飛んでる奴が騒ぎを起こしてる現共犯か?」


瑞鳳 「っえ?あっはい!そうです あの飛んでいる方が現共犯ですが操られてるんです」


長門 「あの者も操られているのか?めんどうだな 私たちの世界にいた奴らも操られていたというのに」


アリス? 「きさま!なぜ向こうの世界の住民であるお前がこっちの世界に来れた!あの隙間妖怪が手を貸さない限り来られないはず…一体どうやって!」


長門 「どうやってきたと言われても私自身よくはわからん…ただ、あの趣味悪い奴からもらった紙のおかげで来れたことだけはわかる」


アリス? 「趣味悪い奴…?」


長門 「まぁそんなことはどうでもいい 私たちの世界でもお前みたいな奴らが暴れているのでな?元凶者を倒せば戻ると言っていたから…」ベキベキ


長門 「本気でやらせてもらうぞ!」ギロッ


アリス? 「…」



咲夜 「…まさかスペルカードで人物を呼び出すなんて思いもしなかったわ あなたのスペルカード、なかなかのものじゃない?」


瑞鳳 「私も驚きました まさかあのカードで長門さんを呼ぶことができるなんて…」


長門 「(装備までこっちに来たのか ありがたい 今の現状からするとこの周りにいる人形らしきものは武器を持って私たちを敵視してる)」


長門 「(これだけの量を瑞鳳とあのメイドだけで相手してたのか…たしかに私を呼んだのもわかるな さすがに二人だけではきつい)」


長門 「瑞鳳 この周りに飛んでる人形らしきものは敵だよな この人形は倒しても平気か?」


瑞鳳 「大丈夫です!あの金髪の方だけには当てないようしていただければ平気です!」


咲夜 「それと古ぶるしい着物を着てる人形は武器を持ってない代わりに中に火薬が詰められてるから爆発するわ」


長門 「わかった!放てーっ!!」ボボボボォン!!!!!! 46cm三連装砲を人形に目掛けて放つ



ババババァン!!!!!!


数々の人形 「「」」バラバラ… 体がバラバラになって布や綿などが周りに飛び散る


咲夜 「っな 人形が一瞬でバラバラに!?」


長門 「オラオラッ!!もっと攻めてこい!!ただ近づいてくるだけじゃ私は倒せんぞ!!」ダダダダダダァン!!!!!!


数々の人形 「「」」ビリビリビリビリ!!!!!! 次々と長門の砲弾の餌食になってバラバラにされていく


アリス? 「っく!まっまだよ 行きなさい人形ども!」ヒュンッ


数々の人形 「「」」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!!!! 槍や斧を持った人形が素早い速度で長門に向かっていく


長門 「ははははは!遅い遅いおそ過ぎる!!そんな動きでは主砲の的だぞ!!」ダダダダダダァン!!!!!!


数々の人形 「「」」ビリビリビリビリ!!!!!!



アリス? 「くそ!」ギリッ


アリス? 「(まずいわ!あの女の武器強力すぎる 一撃で人形が粉砕されて操れなくなる!)」


アリス? 「(人形が多いとその分神経使うから多彩な動きとかができなくなる…かといって人形の数を減らして動きを特化しても数が少なければ見切られる くそ!あいつらを人里に向かわせたのが間違いだったわ!)」


長門 「瑞鳳 やつがこの人形を使っているスキをついて鏑矢などで気を失わせろ」ヒソヒソ


瑞鳳 「はい わかりました!」ヒソヒソ


咲夜 「わたしも手伝うわ アリスに当てないようにナイフを投げて注意を逸らすわ」ヒソヒソ


瑞鳳 「お願いします!」


アリス? 「ほらほら!!どんどんいきなさいあんたたち!!」ヒュンッ


数々の人形 「「」」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!!!!



長門 「無駄むだァ!!何度やっても無駄だァ!!」ダダダダダダァン!!!!!!


数々の人形 「「」」ビリビリビリビリ!!!!!!


アリス? 「まだまだァ!人形はいくらでもあるのよ!無数にある人形をやっつけてたらあなたの弾ももたないでしょ!」ヒュン


長門 「ふっ!その心配は無用 こんなこともあろうかと予備の弾薬を常に持ってきているからなくなったとしてもすぐに満タンに補充できるわ!」ダダダダダダァン!!!!!!


アリス? 「なに!?」


アリス? 「(まだ弾薬がある!?それは予想外よ!さすがにこれ以上やられるのはまずい!!)」


アリス? 「(この女が持ってる人形ほとんど出して使っちまったのにこれ以上やられたら操れる人形がいなくなる!もしいなくなったら攻撃手段が…!!)」


長門 「オラオラオラオラァ!!弾はまだまだあるから何度攻めてきたところで返り討ちにしてくれるわ!!」ダダダダダダァン!!!!!!


数々の人形 「「」」ビリビリビリビリ!!!!!!


アリス? 「っく!まだまだ行きなさい!!」ヒュン


長門 「そこのメイド服着てるもの 今だ!」



咲夜 「【メイド秘技 殺人ドール】」ヒュンッ!!!! アリスの背後からナイフを数十本投げ込む


アリス? 「あぶなっ!!?」ヒュヒュヒュン 間一髪背後から飛んできたナイフを全て避ける


長門 「今だ!瑞鳳!!」



瑞鳳 「…命中率100% 確実に当てます」ギリリリ… 隙を見せたアリスの真正面から弓を最大限まで引いて狙いを定める


アリス? 「しまっ!!」


瑞鳳 「当たれーっ!!」バシュンッ!!!!



…ガァンッ!!!!!!


アリス? 「ガアァァァァッ!!!!!!」額に鏑矢が勢いよく直撃する


瑞鳳 「やった!」



アリス? 「アァッアァァ……」フラ…フラ…


長門 「ふらつきながら落ちてくるぞ 操りから逃れたのか?」


咲夜 「…」


咲夜 「(たしか魔理沙がこの前、妖夢が操られていた時に操り主が妖夢の体から出てきたと言ってたわね 今回もその可能性があるから気をつけろと…)」


咲夜 「(アリスの中にも操り主が…?)」



アリス? 「クアァ…アァァ!」スゥゥ…ドサッ 地上に降りてきて苦しみ続ける


瑞鳳 「アリスさん大丈夫ですか!操りから解けましたか!」ザッザッザッ!!…


咲夜 「まって!まだ終わってないわ!」


瑞鳳 「…っえ?」


? 「グゾオォォォォッ!!!!」ビュー!!!! アリスの口から黒い煙が出てくる


瑞鳳 「っな!!?」


長門 「なっなんだ!あの者の口から黒い煙が出てきたぞ!?」


咲夜 「あれが本体よ!」


悪霊 「グゾォ!ゼッガグゴゴマデウマグイゲデイダノニ!!オマエラノゼイデダイナジダ!!」


悪霊 「ジガダナイ…ゾゴノゴムズメヲヅガッデヤルヴヴ!!」ビュンッ 瑞鳳に向かって勢いをつけて近寄っていく


長門 「させるか!」ダンダァン!!!!!!


悪霊 「アダルガ!!」ヒュンヒュン


咲夜 「はぁっ!」シュンッ!! ナイフを悪霊に向けて数本投げつける


悪霊 「ムダダ!」ヒュンヒュン


長門 「瑞鳳!(まずい!瑞鳳が…)」


瑞鳳 「…彩雲 おねがい」



ブロロロ…!!


彩雲 「撃てー!」ババババババッッ!!!!!!


悪霊 「ガアァァアァァァッッ!!!!!!」ガガガガガガッッッ!!!!!! 背後から彩雲の銃弾を全弾命中するする


悪霊 「バッバガナアァァ!!!!イヅガラゾゴニィィアァァァ!!!!!!」ガガガガガガッッッ!!!!!!



瑞鳳 「…さよなら元凶犯 情け容赦は無用です」ギリリ… 本物の矢を装填して弦を引く


バシュンッ


…ドスゥッ!!!!


悪霊 「ガァァァッッ!!!!!!」脳天に矢が刺さり急所に入る


悪霊 「ーっオ、オヤガダザマアァァ………」シュゥゥ……



矢 「」トサァ… 悪霊が消滅して刺さった矢が地面に落ちる


瑞鳳 「…これで、終わりましたか?」


長門 「…先程の黒いものは消えていなくなった 姿は見えないな」


咲夜 「…たぶん終わったわ 結界が解けてるわ」スッ… 先ほど落とした懐中時計を拾い懐にしまう


瑞鳳 「そうですか それならよかった…」フゥ…トサッ 一気に力が抜けてその場に尻餅をつく


咲夜 「はぁ…つかれたわ あんな大人数を相手したのは初めてよ さすがの私でも体力が……」ストンッ 木に寄りかかり背をかけ身体を休める



長門 「…おい 大丈夫か?目を覚ませ」ユサユサ 気絶したアリスに近づき体を揺さぶる


アリス 「んん…んぅ?」スゥ…


アリス 「…あれ?わたし…なんでここに?てかおでこ痛い…」ズキズキ…


長門 「お前は変なものに操られていたんだ その際にお前のでこに瑞鳳が鏑矢を当ててその変なものを追い出したんだ」


アリス 「なるほど…操られていたのね 通りでこんなところで寝てるわけね」


アリス 「ありがとう おかげでたすかったわ えっと…」


長門 「長門だ 瑞鳳の世界からきた者だ」


アリス 「ありがとね 長門」


長門 「あぁ!」



瑞鳳 「元に戻ったようでよかった…これで一安心です」


咲夜 「ほんとね 二度と相手したくない相手ね……」


アリス 「瑞鳳 咲夜 あなた達もありがとね?おかげでたすかったわ」


瑞鳳 「どういたしまして!」


咲夜 「もう操られるんじゃないわよ?あなたが操られたら私じゃ相性が悪いわ…」


アリス 「それはちょっと無理かも…わたしも操られたくて操られてるわけじゃないし」


長門 「…向こうの世界は終わったのだろうか?」













横須賀鎮守府敷地内



霊夢? 「ヴアァァァァー!!!!ァァーッ!!!!」グググッ!!… 頭を抑えて発狂している


文? 「ガアァァッ!!!!グァァァァッ!!!!」グググッ!!… 頭を抑えて以下略


ルーミア? 「ギャアァァァァァァッッ!!!!」頭を以下略



加賀 「なっなに!?急に叫び始めたわ!」


赤城 「まさか覚醒したんですか!?エヴァみたいに!」


紫 「…ちがうわ どうやら向こうの世界でやってくれたみたいね」


祥鳳 「…っえ てことは!」



霊夢 「っ…」フラァ…バタッ…… 操りを解除されてその場で倒れる


文 「が…ぁぁ……」バサ… 飛ぶ力がなくなり上空から落ちていく


ルーミア 「そ…なのっか……」ヒュゥゥ… 同じく力がなくなり上空から落ちていく



青葉 「あっあぶない!」


紫 「だいじょうぶよ」スゥ…


隙間 「」パカッ 霊夢たちの場所に隙間を生成する


霊夢&文&ルーミア 「「」」スポスポスポ…


隙間 「ゴチソウサマー」シュゥゥ… 霊夢たちを取り込んで消滅する



提督 「っな!人が消えたぞ!?さっきからなんなんだあの変なのは!!」


高雄 「あれは今度こそテレポートですよ!たしかムーブポイント(座標移動)という能力だった気がします!」


愛宕 「それどこかで聞いたことが…」(とある〇術のネタです)



陸奥 「…終わったの?」


紫 「えぇ あの子たちも私の世界に戻したからもう平気よ 本当に助かったわ」


祥鳳 「…よかった 無事に終わったのね…」ハァ…


祥鳳 「…そうだ!ねぇ紫 あの子は!あの子は無事なの!?」


紫 「大丈夫よ ちゃんと生きてるから安心なさい その証拠にあなた達が持ってる紙がなくなっていない限りは死んでいないわ」


陸奥 「…紙ってあなたが渡してきたやつよね これがある限りあの子は生きてるの?」


紫 「えぇ その紙が燃えたり、自然にバラバラになったりしたらあの子が死んだことを表すの その現象が起きていなければ死んでいないわ」


加賀 「…たしかに燃えても切れてもいませんね」スッ 【召喚 正空加召カード】を取り出して確かめる


赤城 「そうですね もしそれが本当ならあの子はまだ生きているということになりますね」


紫 「それじゃそろそろ私もお暇させてもらおうかしら?こっちの世界での異変は終わったし あとは私の世界に行って片付けをしないとね」


紫 「…それと」スッ…


パチンッ


全艦娘 「「」」バタバタバタバタッッッ… 紫が指パッチンしたと同時に加賀たちと提督以外気を失う


提督 「おっおいみんな!どうした!?」


青葉 「っな みなさんがいきなり倒れた!?」


陸奥 「あなた一体何したの!」


紫 「今の記憶を消させてもらっただけよ そこの提督を除いてね」


紫 「記憶が残ってるとあなたたちもいろいろと面倒でしょ?わたしが何者かも聞かれるし さっきの操られてた方達もどういう者かもね」


加賀 「それは、確かにそうかもしれませんが…」


紫 「身体に支障はないわ 心配しないで」


紫 「…そこの提督 わたしがどういう人物かはそこの艦娘たちから聞くといいわ それと…」


提督 「…それと、なんだ?」


紫 「…この際だから教えとくわ?瑞鳳のこと」


陸奥たち一同 「「っ!」」


提督 「…瑞鳳がなんだ?」


紫 「あなたには瑞鳳が生きてることを証明したわよね?この前瑞鳳をあなたの元に送ったのはわたしよ」


紫 「ついでに言うとあの子を助けたのも私よ 沈んだあの子をわたしの隙間で拾い上げてすぐに高速修復材で治したわ」


提督 「…それに関しては礼を言わせてもらう それで瑞鳳がなんだと言うんだ?」


紫 「あなたには言ってなかったけど、瑞鳳は私の世界で一年近く借りるわ それを伝えたかっただけよ」


提督 「一年近く…なんのために?」


紫 「今回の起きた騒ぎが一年以内に二十回起きると占い師から聞いたの その占い師はかなりの確率で当たるから先手を打つために対策を立てたわ」


紫 「その対策方法が瑞鳳の手を借りること あの子が異変解決に参加すれば捗ると教えられたから一年間借りることにしたの」


紫 「ただ…まさか沈んだタイミングで攫うとは思わなかったわ 本来なら万全な状態で攫うつもりだったけど…まっ助けてあげたのだから文句は言えないでしょ?なんだったら…もう一度深海に沈めてもいいのよ?」


提督 「………」


赤城 「…お願いします それだけはしないでください!」


祥鳳 「そうよ!せっかく助かったのにまた沈めるなんて…ふざけんじゃないわよ!!」


紫 「安心なさい わたしもあの子には力を借りないといけないからやらないわ …例外時は除くけどね」


提督 「…その例外とは?」


紫 「みんなにバラすことよ 第一艦隊には話してもいいけどそれ以外に話したら沈めるわ」


紫 「私の世界のことをバラされるといろいろ面倒なのよ だからそれだけは守りなさい」


提督 「…わかった それで瑞鳳を生かしてもらえるなら守る」


提督 「だが無理はさせないでくれ!無理させてまた死ぬようなことだけは絶対にさせないでくれ!」


紫 「努力はするわ そうならないようにわたしもできるだけサポはするわ」


提督 「頼む ただ一つだけお願いがある」


紫 「なにかしら?」


提督 「月一だけでもいい 願わくば週一の方がいいんだが…瑞鳳の情報だけでも送ってほしいんだ」


提督 「約一年間もまったく情報がないままだと不安なんだ それだけでも頼まないか?」


紫 「…なんだったら一ヶ月に一回は瑞鳳をこっちに戻してもいいわよ?」


提督 「…っえ いいのか!?」


紫 「えぇ ただその時が異変の真っ最中とか異変が起きる前だった場合には戻すことはできないわ」


紫 「それと戻すとしても夜に一時間ぐらいで誰にもバレないようにしてもらうわ 誰かにバレるといろいろとめんどうでしょ?一度沈んだ艦娘が生き返ってきたなんて知られたら」


紫 「それに変な疑いを持ちかけられてもいやでしょ?新しい瑞鳳を作ってその子を代わりにしてるんじゃないかって」


提督 「…うまく話せば納得してもらえると思うがわかった その条件で飲もう」


紫 「契約成立ね それじゃまた会う事があったら会いましょうね?」スゥ…


隙間 「シマリマース」シュゥゥ…



提督 「…」


加賀 「…よかったですね提督 一ヶ月一回でも瑞鳳にお会いできて」


提督 「…あぁ 本当は毎日でも会いたいんだが瑞鳳が生きてくれるなら仕方ない 多少の我慢はしよう」


青葉 「…」


陸奥 「…ねぇ 長門はいつ戻ってくるの?まだ帰ってきてないみたいだけど」


全員 「「っあ…」」













人里



霖之助 「うっうぅ……」スゥ…


魔理沙 「こーりん!大丈夫か もう操られてないか?」


霖之助 「…まりっさ?僕はいったい…いつ!」ズキッ


魔理沙 「大丈夫か?一応直撃には当てないようにはしてたんだがどこか痛むか?」


霖之助 「いや、そこまで痛くはないが…それよりも僕はなにをしてたんだい?しかも草薙の剣まで持ち出しているが」


魔理沙 「それは…」











妹紅 「慧音!慧音!目を覚ませ!」ユサユサ


慧音 「うっうぅ…んんっ」スゥ…


妹紅 「慧音!よかった 気がついたか?私がわかるか?」


慧音 「…妹紅…?あれ、なんで私はここで寝て…」


妹紅 「今まで操られてたんだ 森近のやつと一緒に」


慧音 「操られていた?…っ! 妹紅!その怪我…」


妹紅 「っん?あぁこれか なぁに大したことはない!私はすぐに治るから平気だよ!」


慧音 「…その切り傷、まさか わたしが…?」


妹紅 「慧音 私のケガより早く魔理沙のところに行こう あいつは森近と戦ってるんだ!」


妹紅 「慧音の操りが解けたから向こうも解けてると思うが急いで確かめに行くぞ」スクッ


慧音 「まっまて妹紅!そのケガはわたしが付けたものなのか!?操られていたわたしがお前に…!」


妹紅 「慧音 今はそんなことどうでもいい 早く魔理沙のもとに行くぞ いいな!」


慧音 「…わかった お主のケガは後で聞くとしよう」スクッ


慧音 「よし 行こう!」


ザッザッザッ!!…













それからはと言うと、人里で騒ぎを起こしていた二人は操られていたことを妹紅と魔理沙に協力してもらい みんなを納得させることができた



妹紅のケガを気にしていた慧音は何度も妹紅にそのケガのことを聞くが転んでケガをしただけと嘘をつくにも無理がある返答をして話しを終わらせた…慧音は自分が傷付けたことをわかっていたが妹紅が気にしなくてもいいと言っているからその心意気を無駄にするわけにはいかないと思い、慧音自身も話すのをやめた



文とルーミアに関してはアリスが説明をして二人に謝罪をし誤解が解けた



横須賀鎮守府も多少被害があったものの、そこまでひどくはなく ケガをしたものはドッグに入って修理をして完全に治癒した



提督や第一艦隊のみんなは紫に記憶を消されて鎮守府の被害を忘れていたが提督は第一艦隊が演習をしていた時に誤って被害を出したとみんなに知らせた



第一艦隊のみんなもそれで納得して被害を出したことをみんなに伝えて外から来た者達が被害を出したことを隠した



瑞鳳たちも異変解決したことによって博麗神社に集まって情報交換をした後、どんちゃん騒ぎを起こしていた






夜ー博麗神社 中庭通路



霊夢 「はぁ〜…やっぱりお酒美味しいわねぇ?」///


魔理沙 「ほんとだぜ!まだまだ飲み足りないぜ!」///ゴクッ


アリス 「しかし私が操られてみんなに迷惑をかけていたなんて…しかも人形もほとんど使われて粉砕されてるし…」ハァ…


長門 「そっそれに関してはすまない あぁでもしないと数を減らせなかったから…」


咲夜 「アリス 今回のことは仕方ないと思いなさい?操られていたとはいえ、あの数を傷一つ付けないで止めるなんて無理にもほどがあるわ」


咲夜 「まして時間を操れなかった私と数多く人形を操れるあなたじゃ部が悪すぎる だからよけいにやるしかなかったのよ」


アリス 「それはわかってるわ 私が操られたのが悪いものね」


瑞鳳 「すみませんアリスさん あなたの人形を壊してしまって…」


アリス 「別にいいわ 治せばいいだけだからね?全部治すのに何ヶ月かかることか……」


瑞鳳 「…本当に申しわけありません」


紫 「今日はほんとに皆のおかげで助かったわ まさか霊夢まで操られるとは思っていなくて…正直、どうなるかと思ったわ」


霊夢 「私も操られるとは思ってもいなかったわ まさか三人がかりでわたしに攻めてくるなんて予想外すぎるわよ」


魔理沙 「たしかにルーミアに文、アリスで来るとは思わないよな?組み合わせが組み合わせだからよけいに」


霊夢 「ほんとよ 異様な組み合わせよ」


アリス 「異様な組み合わせって…まぁたしかにあまり関わりのある連中じゃないことは確かだけど」


長門 「それよりも紫 わたしは本当に日付が変わると同時に私の世界に戻るのだろうな?」


紫 「えぇ ちゃんと帰れるから安心して ただ…もうその紙を使ってこっちの世界には来れなくなるけどね」


紫 「さっき長門には話したけど その紙を持ち続けていれば特別な力は発揮するけど瑞鳳に呼ばれたとしても来ることはできないからそれだけは覚えといてね」


瑞鳳 「…てことは、もう長門さんとは約一年間会えなくなるということですか そう思うと寂しいですね」


長門 「…そうだな」


紫 「…」ゴクッ


霊夢 「…そんな辛気臭い話、今しないでもらえるかしら せっかく美味しいお酒がまずくなるわ」


瑞鳳 「すみません…」


長門 「すまない 気を悪くさせたな 詫びと言ってはなんだが酒を注ごう」スッ


霊夢 「…そうね もらおうかしら」スッ


瑞鳳 「…紫さん 次の異変っていつ来るかはわかっていますか?」


紫 「うーん…まだ断定としては言えないけど 来るとしたら一ヶ月後だと占い師は言ってたわ」


瑞鳳 「一ヶ月後ですか…次の異変は長いですね」


霊夢 「私達からしたら早いわよ そんな頻繁に起こされたらたまらないわよ」


瑞鳳 「そうなんですか?」


魔理沙 「あぁ 今までで早くても半年だったな こんなに早く来る異変なんて初めてだぜ」


咲夜 「でも霊夢からしたら毎日暇を持て余してるんだから良い退屈しのぎにはなるんじゃない?」


霊夢 「じょうだんじゃないわ さっきも言ったけど頻繁に起こされてちゃたまらないわよ」


咲夜 「そう?毎日でも異変が起きればあなたの出番が増えるじゃない そうなればあなたの信仰も高まるわよ」


霊夢 「逆に疑われるわよ わたしが異変を起こしてるんじゃないかとね」


魔理沙 「ぜったい疑われるだろうな そうなったら信仰どころじゃなくなるな」


咲夜 「まぁ現に信仰があるかと言われたらないようなものだけどね」


霊夢 「うっさい!」


アリス 「…にしても、あなたたちの世界って不思議よね そんな人間みたいな身体をしてるのに機械だなんて」


瑞鳳 「それを言ったらアリスさんだって人間ではないんですよね 紫さんだって妖怪なんですよね?」


紫 「えぇそうよ 外来人からしたら私やアリスのことを人間だと勘違いするわね」


長門 「私たちの世界に来たあの風を起こしていた者と黒い球体を作っていた子供も妖怪なのだろ?」


紫 「そうよ あの二人も人間じゃないわ」


長門 「見た目だけでは全くわからんな 誰がどう見ても人間にしか見えん」


霊夢 「外来人だからしかたないわ こっちの人間でもパッと見じゃわからない人もいるからね」


瑞鳳 「なにか見極める方法ってないんですか?」


魔理沙 「ない!」キッパリ


瑞鳳 「…即答ですか」


霊夢 「なくはないわよ ただ瑞鳳たちは妖気を感じ取ることができないから難しいと思うわ」


長門 「妖気…?殺気とは違うのか?」


霊夢 「いや殺気はまた全然違うわよ…」


魔理沙 「まず外来人には無理だろうな 嫌味とかそういう意味で言ってるわけじゃなく」


瑞鳳 「霊夢さんたちは感じることができるんですよね」


霊夢 「もちろん 当然じゃない」


魔理沙 「わたしもわかるぜ!」


咲夜 「私も一応わかるわ」


アリス 「わたしもわかるわ」


紫 「妖気ぐらい容易いわね」


瑞鳳 「…全員わかるんですか」


長門 「すごいな 殺気からすぐにわかるのだが妖気はわからんな」


霊夢 「殺気わかるだけでも十分だと思うけど…」


霊夢 「まぁ妖気は仕方ないわ その人の体質…って言った方がいいのかしら?そんな感じだから別に気にすることはないわよ」


魔理沙 「そうだぜ!気にすることないぜ!」


瑞鳳 「うーん…でもあった方が妖怪か人間かを見極められるんですよね だとしたらあった方がよかったなぁ」


紫 「ないものは仕方ないわ いちいち僻むんじゃない」


瑞鳳 「あっはい すみません」


紫 「…さてと、そろそろわたしはお暇させてもらおうかしら」カタッ


霊夢 「あら もう帰るの?今日は早いわね なにか用事でもあるの?」


紫 「とくにはないわ ただ今日は久々に暴れたから疲れただけよ」


紫 「それじゃ先に失礼するわ 次の異変の時もよろしく頼むわね?」スゥ… 隙間を作って中に入り込む


瑞鳳 「はいわかりました 今日はありがとうございます」


長門 「また会えたら一緒に酒でも飲もうではないか」


紫 「そうね また会えたらね」


隙間 「シマリマース」シュゥゥ…



瑞鳳 「…」


アリス 「…さてと 私もそろそろ帰ろうかしら?」ヨイショット


魔理沙 「なんだ アリスも帰るのか?」


アリス 「えぇ 私もそろそろ帰って寝たいわ そして明日朝から晩まで人形の修復作業にはいるわ…」ハァ…


霊夢 「…ご愁傷さま」


アリス 「はぁ…でもこの人形だけでも無事でよかったわ この人形まで壊されたら本気で泣くところだったわ」スゥ…


上海人形 「シャンハーイ!」


長門 「その人形はほかの人形と何か違うのか?先程見た人形達と同じに見えるが」


アリス 「この人形だけはわたしが魂をかけて作った特別な人形なのよ 他の人形と違って高性能な動きや魔法攻撃を使えるの」


アリス 「他の人形だとそこまで高性能な動きや魔法攻撃はできないからこの人形だけでも残ってて本当によかったわ もしこの人形が壊されたりなんかしたら…あぁ想像もしたくない」ゾクッ


瑞鳳 「そっそんなに大変なんですか なんか想像したくありません…」


アリス 「逆に想像なんてしない方がいいわ それじゃまた暇があれば一緒に飲みましょう 飲み会誘ってくれてありがとね」フワー


霊夢 「えぇ また暇なとき誘うわ」


魔理沙 「…咲夜は平気なのか?早く帰らなくて 明日もレミリアの面倒見るんだろ?」


咲夜 「わたしは平気よ 明日は休みを貰ってるの …まぁ、代わりが美鈴だから結局は見ないといけないのだけど……」ハァ…


霊夢 「…ご愁傷様」


魔理沙 「なら早く帰った方がいいんじゃないか?どうせ見ないといけないなら早く帰って寝た方が…」


咲夜 「今日はゆっくりしたいのよ だからもう少しだけ飲ませなさい」


霊夢 「わたしは構わないわよ ただそれで次の日寝不足だの二日酔いだのと言って私たちのせいにするのはやめてよね」


咲夜 「そんなこと言わないわ 私が今までそんなこと言ったことなんてないでしょ?」


霊夢 「ないわね」キッパリ


魔理沙 「ないな」キッパリ


咲夜 「でしょ?」


瑞鳳 「…そういえば咲夜さん 先ほど言ってたことなんですが…」


咲夜 「さっき?何か言ったかしら」


瑞鳳 「…操られていたアリスさんと戦っていた時に言った 元殺し屋って本当なんですか?」


長門 「っな!元殺し屋!?」


咲夜 「元々わね まだ私がメイドになる前はいろんな人を殺して報酬をもらっていた殺し屋だったわ その時の私は自分以外の人間なんてみんな嫌い…いや、敵対してたわ」


長門 「…同じ人間同士で敵対していたのか?」


咲夜 「えぇ この能力のせいでね」


瑞鳳 「能力?…たしか、時間を操る能力でしたっけ」


長門 「時間を操る!?」


咲夜 「そう 私は小さい頃からこの能力を使うことができたの…でも小さいときの私はそれを制御することができず、勝手に能力が発動しては時間が止まって 何度もそれの繰り返しだったわ」


咲夜 「そのおかげでわたしは周りから化け物扱いされるようになったわ 今さっきまで目の前にいたのにいない…今向こう側を歩いていたのに今は別の場所を歩ってる」


咲夜 「それがいろんな人に回っちゃってね?みんなは私を見かける度に変人を見てるかのような目で見たり、わたしと目を合わせないよう目を背けたり…そんな毎日だったわ」


咲夜 「だからわたしは人間を嫌うようになったの 同じ人間でもわたしを化け物扱いして変人のような目で見て…それが私にとって屈辱でしかなかったわ」


咲夜 「それからわたしはこの能力を完全に扱えるよう練習したわ 扱えるようになってからはさっきも話したけど、この能力を活かしていろんな人を殺しまくって生きてきたのよ」


瑞鳳 「…そんなことがあったんですか すみません思い出させてしまって」


咲夜 「別に気にしてないから謝らなくていいわ それに今はお嬢様に拾われてからこの世界に来て変わる事ができたから過去のことなんてもうどうでもいいと思ってるわ」


咲夜 「今は昔と違って楽しいし こうやって誰かとお酒を交わすことだってできるのだから今となっては嬉しい限りだわ」


咲夜 「ほんとに…今となっては幸せね!」フフッ


長門 「…ほんとに幸せのようだな そのまんべんな笑顔を見ると過去のことなんてほんとにどうでもいいみたいだな?」


咲夜 「えぇ もうほんとにどうでもいいわ 過去のことなんて今さら…」///


魔理沙 「…咲夜?お前かなり酔ってるか?」


瑞鳳 「…っへ?」


咲夜 「いいえ そんなに酔ってないわよぉー?でもちょーっと少し飲みすぎたかもしれないわぁ〜?」///ヒック


魔理沙 「いや酔ってるだろ 最後伸ばしすぎだろ」


霊夢 「…あー!いつの間にかお酒がかなり減ってるわ!魔理沙ー!」


魔理沙 「なんで私なんだ!?どう見ても咲夜だろ!」


咲夜 「ごめんねぇ?ちょっと美味しくて飲みすぎたわぁー…久々にこうやって誰かと一緒に飲めたから気が緩みすぎたわぁー」///


霊夢 「…まぁいいわ 咲夜なら許すわ 魔理沙なら許さなかったけど」


魔理沙 「なんでだよ!」


咲夜 「うふふ!あなた達ほんとに仲がいいわね 見てて和むわ」///ゴクゴクッ


瑞鳳 「さっ咲夜さん それ以上は控えた方がいいのでは?お酒の減ってる量からしてかなり飲んでるようですが…」


咲夜 「大丈夫だいじょうぶ?お酒は飲んでも飲まれるなって言うでしょ?」///


瑞鳳 「逆に飲まれてませんか…?」


咲夜 「飲まれてないわよぉー それにしても、あなたほんとにかわいいわね?まるでお嬢様みたいだわ」///ズイッ


瑞鳳 「っえ?きっ急にどうしたんですか てか顔近い…」


咲夜 「小柄なところ、ほんとお嬢様にそっくりだわ…っ! そうだ?いいこと思いついたわ!」///ニヤッ


瑞鳳 「なっなんですか そのなにかを企んでるような顔は?」


咲夜 「うふふ〜?ちょーっといいこと思いついただけよ!」///


咲夜 「ねぇ瑞鳳 ちょーっと少しの間、身体借りるわよ?」///ニコッ


瑞鳳 「…っへ?からだ」



キィンッ!!


瑞鳳 「を借りるってどういう…ってあれ!?」服装が巫女服からレミリアの衣装に変わって髪も短く結ばれている


長門 「っな 瑞鳳の兵装が一瞬にして変わったぞ!一体なにがあった!?」


咲夜 「きゃぁぁぁっ!!瑞鳳かわいすぎぃぃぃ!!!!」///ガバッ!!


瑞鳳 「むぎゅっ!さっ咲夜さん!?」


咲夜 「あぁ〜…すっごく癒されるわぁ〜?今目の前にほんとにお嬢様がいるようですごく落ち着くぅぅ~!!」///スリスリ


瑞鳳 「ちょっ咲夜さん落ち着いてください!わたしはそのお嬢様という方ではありません!あと頬をスリスリしないでください!」


咲夜 「そんなこと言わないでぇぇ?少し私に癒しをちょうだぁぁい!」///スリスリ


瑞鳳 「れっ霊夢さん助けてください!」


霊夢 「…少しぐらい我慢してあげなさい その人いつも仕事づくしでストレスとかいろいろ溜まってるから」クイッ


魔理沙 「主にレミリアのせいでな!」


瑞鳳 「そんなー!?」


咲夜 「あぁ〜癒されるぅぅ…お嬢様ぁぁぁ〜!」///スリスリ


長門 「…べろんべろんだな」


瑞鳳 「長門さん助けてくださーい!わたし頬が痛くなってきました!」


長門 「…咲夜はものすごく幸せそうだからあまり止める気にはなれんのだが……」


瑞鳳 「そんな長門さんまで!?」ガーン


咲夜 「…っ! そうだ?」///ニヤッ


長門 「? なんだ?私の方を見て」



キィンッ!!


長門 「わらって…って、え?」服装が美鈴の服装に変わっている


咲夜 「…」


魔理沙 「…」


瑞鳳 「…」(´◑д◐`)


霊夢 「…ごっついわねあんた 見た目でだいたいわかってたけど」


長門 「…なんだこの服 中国人が着そうな服だな?」


咲夜 「…えと、ごめんなさい ちょっとした好奇心で着せたのはいいけど…あなたガタイが良いから……」


長門 「…言いたいことはわかった ならさっさと元の服に戻せ」


咲夜 「わかったわ」


キィンッ!!


長門 「…うむ やはりこの服の方が落ち着くな」中華服から元の服装(換装)に戻る


瑞鳳 「あっわたしも戻ってる」


咲夜 「…霊夢 もう少しお酒飲んでいいかしら?なんか、すごく興醒めして…」


魔理沙 「ぶはぁっ!!」

( ゚∀゚)・∵ブハッ!!


長門 「おい 貴様が勝手にやっといてその言い草はないんじゃないか?」


咲夜 「ごめんなさい あまりにも似合わなくて…」


長門 「締めるぞ小娘」イラッ


瑞鳳 「わわわっ!なっ長門さん落ち着いてください!ここで暴れたら神社が崩壊してしまいます!」アタフタ


長門 「安心しろ さすがに暴れたりはしない まして酒の席でそのようなことは御法度だからな」


瑞鳳 「そっそうですか?それならいいんですが…」


霊夢 「てかあんたってたしか戦艦っていう部類の艦娘なのよね 瑞鳳と比べたらどっちが強いの?」


長門 「火力で言ったら私の方が強い ほとんどの敵をワンパンできるぐらいの火力を持っているからな」


瑞鳳 「制空権で言うなら私の方が強いです 空からの攻撃は得意ですから!」


魔理沙 「総合で言うなら?」


長門&瑞鳳 「「わたし(長門さん)の方が強い(です)」」


魔理沙 「即答だな…」


瑞鳳 「圧倒的ですからね」


長門 「総合じゃなくて制空権だけで言ったら瑞鳳の方が強いがな」


咲夜 「ふーん…?」


霊夢 「…まぁその話しは置いといて せっかく異変解決したんだから今日は辛気臭い話しなしで飲むわよ!」


霊夢 「次のお酒は鬼殺しだから飲むときは気をつけて飲みなさい 飲みすぎると明日二日酔いになるわよ」


魔理沙 「二日酔いで済むか…?」


咲夜 「済まないわね 下手すれば一週間酔いね」


瑞鳳 「一週間酔い!?どんだけ強いんですかそのお酒!!」


長門 「私たちの世界の鬼殺しは安酒で度数も低いが…この世界の鬼殺しの度数はどのくらいあるんだ?」


霊夢 「これは八十度あるわ」


瑞鳳&長門 「「八十度!!?」」


魔理沙 「八十度て…それ火がつくレベルじゃないか てかまたずいぶんと度数が高いやつ仕入れたな」


霊夢 「慧音の差し入れよ ほんとは瑞鳳宛にもらったお酒なんだけど飲むならみんなで飲みたいって瑞鳳が言ったから出したのよ」


瑞鳳 「そのお酒そんなに度数高かったんですか…慧音さんもよくそんなお酒を渡してきましたね」


咲夜 「ちなみに聞くけど…まさか、水割りとかしないで飲むなんて言わないでしょうね?」


霊夢 「さすがのわたしでもそこまでバカじゃないわ こんなお酒そのまんまで飲んだら頭がパーになるわ」


魔理沙 「パーになるどころか一瞬にして酔いつぶれるわ…」


咲夜 「まったくね 人里の教師もとんでもないものを渡してきたわね しかもそのお酒…かなり値が張るわよ」


瑞鳳 「っえ そうなんですか?そのお酒かなり高いんですか」


魔理沙 「まぁ種類はさまざまだがその酒を作ってる場所によってはかなり高いぜ 霊夢その酒はどこのもんだ?」


霊夢 「えっと…っあ」


長門 「? どうした?」


霊夢 「…製造地【旧都】って書いてあるわ 販売場所は人里で……」


魔理沙 「うげっ!マジかよ…」


咲夜 「…今回の件に関してはほんとに詫びを申し立ててるのね 人里で買うなんて…」


長門 「なんだ そんなに高い酒なのか?」


霊夢 「超高級品のお酒よ 現地まで行って買えばそこまで高くないけど、人里で売られてた場合には別ね」


魔理沙 「安酒なら百本以上買えるぜ」


瑞鳳 「…なんか、貰ってからなんですがすごくわるい気が…」


長門 「別に良いではないか 高かろうが安かろうが気持ちでもらったのだからそんなの気にする必要はない」


瑞鳳 「たしかにそうかもしれませんが…」


霊夢 「長門の言う通りよ 別に高いお酒だからって気にすることないわ 気持ちでもらったんだから」


霊夢 「それよりも割り水を持ってくるわ さすがに原液じゃ飲めないからとっくりに水入れて用意するわ」スクッ タッタッタッ…


魔理沙 「たのむぜ!」


咲夜 「はぁ…このお酒飲んで明日へいきかしら いくら水割りして飲んだとしても心配ね」


魔理沙 「なら飲まなきゃいいじゃないか…べつに無理して飲む必要なんてないんだぜ?」


咲夜 「そこにお酒があれば飲みたくなるじゃない あなただって近くにお酒があれば飲みたくなるでしょ?」


魔理沙 「ごもっとも」


瑞鳳 「…」


長門 「…なんだ まだ気にしてるのか?べつに気にしなくても良いだろう 今回の件で迷惑をかけたことを詫びとして持ってきた品なんだから高くても気にすることはない」


瑞鳳 「それはわかってるんですが…」


長門 「…はぁ お前はほんとまじめだな?まぁそれがお前のいいところだから仕方ないが」


長門 「それならなにかお返しに適当な品を渡せばいいんじゃないか?それならお前も納得するだろう」


瑞鳳 「…」


長門 「…? おい聞いてるか?瑞鳳 」


瑞鳳 「…はい聞いてます その…ですね?そうしたいのは山々なんですが…ちょっと、それができなくてですね…」


長門 「なぜだ?なにか適当に品を渡すぐらいできるだろう なぜそれができないのだ」


瑞鳳 「…長門さん ちょっと耳を」クイクイッ


長門 「?」スッ


瑞鳳 「…こっちの世界のお金がないんです なのでなにか適当な物を買って渡すということが…」ヒソヒソ


長門 「あっ…」


魔理沙 「? どうした?二人とも なんか小さい声でなにか話してるみたいだが」


瑞鳳 「あぁいえ、なんでもないです 気にしないでください」


咲夜 「気にするなと言われると気になるわね なにを話していたのかしら?」


瑞鳳 「いやほんとになにも…」


長門 「…瑞鳳がこの酒を送ってきた者になにかお返しをしたいみたいだ さすがに高価な品物だけに悪い気がすると言ってな」


瑞鳳 「ちょっ長門さん!?」


霊夢 「…ほんとにあなたはまじめね 慧音は今回の異変騒動で迷惑をかけたから渡してきたものなのよ?」タッタッタッ… みんなの水割り用を持ってきて戻ってくる


瑞鳳 「それはわかっているんですが…」


霊夢 「…はぁ、しかたないわね わかったわ それじゃわたしがなんか適当に渡しておくわそれならいいかしら?」コトッコトッ…


瑞鳳 「…っえ?いやそれは悪いですよ!私が気にしてることなのに霊夢さんにしてもらうなんて!」


霊夢 「いいわよべつに それにわたしだって慧音からもらったお酒飲むんだからついでで渡しておくわ


瑞鳳 「でっですが…」


霊夢 「しつこいわよ!いつまでもウジウジ言ってんじゃない 私がそうすると言ったんだからそれでいいでしょ!」


瑞鳳 「っ! はっはいわかりました!ではすみませんがお願いします!」


霊夢 「それでいいのよ 了解されたわ それじゃ飲むわよー!」


魔理沙 「ひゃっはー!今日は飲むぜぇー!」


咲夜 「あなたたち、ほどほどにしておきなさいよ?」


瑞鳳 「…」 ワカッテルゼ!


長門 「よかったではないか瑞鳳 代わりに渡してくれるらしいじゃないか?」 サーテ、マズハジメニゲンエキヲチョットノンデット!


瑞鳳 「…そうですね ほんとならわたしが渡したかったんですが霊夢さんが代わりに渡してくれるなら霊夢さんに任せます」 ヤメナサイ


長門 「それでいい 素直にその気持ちを受け取るのが利口だ あまり気を遣いすぎるのも疲れるだろう?」 ーッカァ!ウンメェー!!


瑞鳳 「あはは…たしかに疲れますがどうしても気になってしまって…」 アッ!ナニサキニノンデルノヨ!


長門 「お前の悪い癖だ すぐに気を遣うところ まぁ全部がぜんぶ悪いとは言わないがな」 ハヤイモノガチダゼ!


瑞鳳 「手厳しいです…」 ホラ、ハヤクレイムモノムワヨ


霊夢 「瑞鳳 長門 あんた達の分よ 原液で飲むと頭がイカれるから薄めて飲みなさいよ」コトッ


長門 「おっすまない いただこう」スッ


瑞鳳 「いただきます」トポポ…クイッ


ごくっ…


瑞鳳 「っ! これはなかなか…たしかにアルコールは高いですね でも高くても飲みやすいです!」


長門 「うむ!いい味だ さすが高いだけはあるみたいだな」


霊夢 「はぁー…おいしいわぁ?やっぱり旧都で作ったお酒は他のところで作ったお酒よりうまいわね」(*´∀`)ウットリ


魔理沙 「ほんとだぜ!」クイッ


咲夜 「さすがお酒の原産地ね」フゥ…


全員 「「…」」












日付が変わる数分前ー博麗神社 賽銭箱前



長門 「みんな世話になったな 少しの間だがおまえ達と一緒にいられて楽しかった!また機会があれば一緒に酒を交わしたいものだ!」


霊夢 「そうね 私もあなたと少しの間だけど一緒にいれて楽しかったわ またこっちの世界に来れたときは一緒に飲みましょう!」


魔理沙 「寂しくなるなぁ せっかく会えたのにもういなくなっちまうなんて」


咲夜 「そうね もっと話したかったわね」


瑞鳳 「長門さん すみませんが向こうの世界のことはお願いします 約一年間わたしはこの世界にいないといけないので皆さんのことをお願いします!」


長門 「任せておけ!お前がいない間 わたしが責任もって見ておく!だから安心してくれ」


瑞鳳 「期待しています!」



スゥゥ… 長門の足から光が出てきて消えていく


長門 「っと そろそろ消えるか もっと話をしたかったが時間のようだな」


長門 「それではな皆の者 瑞鳳のことを任せたぞ」スゥゥ…


霊夢 「任されたわ」


シュゥゥ… 長門は完全に消えて姿形が見えなくなる



瑞鳳 「…」


魔理沙 「…行っちまったな せっかく仲良くなれると思ったのに」


咲夜 「しかたないわ あの人は一時的にこっちの世界に来てたのだからいつかは帰ってしまうわ …でもほんとに寂しくなるわね」


霊夢 「なぁにしょぼくれてんのよ あんた達らしくないわよ」


霊夢 「べつにもう会えないというわけじゃないんだからそんなに落ち込むことないじゃない また会える時があるかもしれないんだから落ち込むんじゃないわよ」


魔理沙 「たしかにそうだけどよ…」


咲夜 「…まっまた来た時には歓迎してあげればいいわね いつまでも落ち込んでいてもろくなことがないわ」


魔理沙 「…そうだな また来たときには盛大に歓迎してやればいいか!よし そうしよう!」


霊夢 「それでいいのよ それじゃわたしは後片付けするからあなたたちは帰りなさい もう夜遅いんだから気をつけて帰りなさいよ?」


咲夜 「わかっているわ まっそれ以前にわたしに刃向かうものなんてあまりいないけどね?」


魔理沙 「わたしにだってあんまり刃向かってくる奴はいないぜ!もしいたとしたら返り討ちにしてやるぜ!」


霊夢 「ならいいわ それじゃ瑞鳳、私たちは片付けに入るわよ」


瑞鳳 「はい!それではみなさん今日はご苦労さまでした 異変解決の手伝いをしてもらって非常に助かりました!また異変が起きた場合にはまた手伝ってくださると幸いです」


魔理沙 「おう!そのときは必ず手伝ってやるから安心しろ!」


咲夜 「そうね わたしも知らせてくれれば手伝うわ」


瑞鳳 「ありがとうございます!それじゃみなさん おやすみなさい」


魔理沙 「おうまた会おうぜ!多分明日の昼頃にはまた来てると思うぜ!」ヒュンッヒュー… 箒に乗って空を飛んで行く


瑞鳳 「明日の昼頃!?はやくないですか!まぁわたしはかまいませんが…」


咲夜 「それじゃまた」キィンッ



…キィン!!


瑞鳳 「…っあ 咲夜さん時間を止めて帰ったんですか さっきまで目の前にいたのにいない」


霊夢 「いつものことよ それじゃ片付けるわよ」


瑞鳳 「はい!」






【七色の人形劇異変 解決】









? 「ふーん…またやられたのか あいつもなかなか使えないやつだな」脳内テレパシーで会話している


? 「それじゃ今度はもっと強いやつを準備しておく お前もやられるんじゃねぇぞ?やられたらもう生き返らせてやらねぇからな」


? 「…ならいい じゃあな」フゥ… 脳内テレパシーを切る


? 「…っち!たくよ あのバカ二人は…せっかく生き返らせてやったのに、誰一人殺せず終わらせやがって」


? 「…まぁいいかどうせ期待はしてなかったし できたらよくやったぐらいしか思ってなかったからな どうせあいつらは俺の奴隷だし」


? 「さてと、次の異変準備でもしておくか この世界を手に入れるためにもっと攻めていろんなやつを潰さねぇとな!」ニヤッ


? 「次はどんな異変にしようかなぁ?誰かを操るのはもう二回もやったから次は別の方法でやらないと」


? 「…そうだ!いいこと思いついた」ニヤッ


? 「これならあいつらも手こずるだろ 次は操るのではなくこうすれば…!」フヒヒッ


? 「よし!そうと決まれば今から準備しないとな 次の異変は今回よりもっと難しくなるからあいつらもさすがにお手上げじゃないか?」ニヤッ


? 「まぁ解決されたとしても最後の異変でみんな死ぬんだけどな 相手がどんな奴でも関係なしに!」


? 「その時が来るまで細かい異変を出しまくって痛みつけてやろう!そうすればあいつらも何人か死ぬだろう 博麗の巫女が死んでくれれば一番いいんだがな!」ケケケ


? 「さぁてと 次の異変準備準備っと!」スクッ


タッタッタッ…













朝ー鎮守府 長門&陸奥の部屋



陸奥 「…っん」スゥ…


陸奥 「…ふぁぁ!んん…朝か」


陸奥 「…っん?」


長門 「すぅ…すぅ…」ベッドに寝っ転がって寝ている


陸奥 「…あれ?長門戻ってきてる いつ戻ってきたのかしら?」


陸奥 「昨日の夜十時(二十二時)までは起きてたから帰ってきたとしたらその後よね …まぁそれはいいとして」スクッ


陸奥 「長門起きて 朝よ?」ユサユサッ


長門 「すぅ…すぅ…」


陸奥 「起きなさい長門 朝食食べる時間なくなるわよ」ユサユサッ


長門 「すぅ…すぅ…」


陸奥 「…起きないわね 長門が朝起きないなんて珍しい いつもなら私より早く起きて起こしてくれるのに」


ふよぉ……


陸奥 「…っん?この臭い…お酒?」スンスン 長門の近くから酒の匂いが漂ってくる


陸奥 「…なるほど 今瑞鳳がいる世界の人達と一緒に飲んでたのね?それなら起きないのも納得ね」


陸奥 「それじゃ仕方ないわね 長門は今日おやすみね?まぁいつ帰ってくるかわからないから元から休みになってたんだけど」


陸奥 「それじゃわたしはお化粧してからご飯食べて今日の任務がんばろっと!」タッタッタッ…













…数日後 博麗神社



瑞鳳 「~♪」ザッ…ザッ… 賽銭箱前を掃除してる


瑞鳳 「ふぅ だいたいこのくらいかな?ある程度落ち葉は集められたし あとはこれを一箇所に集めて燃やせば終わりだね!」


瑞鳳 「さてと 次は中庭っと!」ザッザッザッ…



…おや?そこにいる方は誰ですか?ザッザッザッ…


瑞鳳 「…っえ?」


早苗 「初めて見る顔ですね 巫女服を着てるようですがもしかして新しい巫女さんですか?」


瑞鳳 「あっいえ わたしは巫女ではありません こっちの世界に来てここへ住ませてもらっている居候です」


早苗 「こちらの世界に来た?てことは外来人ですか」


瑞鳳 「はい!軽空母 瑞鳳と申します!」


早苗 「瑞鳳…?っえ ちょっと待ってください」


早苗 「瑞鳳ってまさかあの艦娘の瑞鳳ですか!?国が極秘で作った自立型海軍兵器の擬人化軍艦兵器のあの!!」


瑞鳳 「あれ なんでその事を知ってるんですか?外の世界のことはこちらの世界では知られてないはずじゃ」


早苗 「わたしも外来人なんですよ!しかも現人神なんです!」ドヤッ


瑞鳳 「現人神…?」


早苗 「わかりやすく言うと霊夢さんたちは普通の人間ですがわたしは人間の神なんです!」


瑞鳳 「っえ 神様なんですか!?」


早苗 「はい!あっ自己紹介が遅れましたね わたしは東風谷 早苗と申します 以後お見知り置きを!」


瑞鳳 「…ほんとに神様なんですか?なんか神様っぽくないんですが…というか、早苗さん見た目てきに女子高生ぐらいに見えるんですが」


早苗 「失礼ですね!わたしはれっきとした神様です!たしかに外の世界にいた時は女子高生でしたがこちらの世界に来てからは神様なんです!」


瑞鳳 「…はぁ?」


早苗 「あっその顔は信じてませんね?それなら霊夢さんに聞いてみてください!霊夢さんも私のこと神様と呼びますから!」


瑞鳳 「…はぁ それじゃちょっと聞いてきますので待っててください そこから動いちゃダメですからね?」


早苗 「なんでですか!っえ わたし、もしかして不審者扱いですか!?」


瑞鳳 「はい」キッパリ


早苗 「霊夢さーん!この子失礼にもほどがありますよー!てか早く来て誤解を解いてくださーい!!」



霊夢 「うるさいわね 静かにしなさいよ!」ヒュー…スタッ


早苗 「霊夢さーん!」

(((o(*゚▽゚*)o)))


瑞鳳 「霊夢さん知り合いですか?なんかすごく頭がおかしい方なんですが 自分を神様と言って」


霊夢 「いや、知らないわ そんなやつ見たこともないわ」


早苗 「霊夢さん!?」


瑞鳳 「そうですか?それじゃ追い出しますか?」スッ…ギリリッ 艦載機を構えて狙いを定める


霊夢 「追い出してちょうだい ボロ雑巾になるまで痛みつけてあげなさい」


早苗 「ちょっ!?」


瑞鳳 「わかりました 彗星発艦!」バシュンッ



彗星 「了解!」シュボッブーン…


早苗 「っえ!?矢に付けられてた戦闘機が実物になった!?」


瑞鳳 「彗星 撃てー!」


彗星 「撃てー!」バババババッッ!!!!!! 早苗に向けて細かい弾幕玉を放つ


早苗 「ムダですよ 奇跡!」ヒュンッ



ガキキキキキィンッ!!!!!! 早苗の前に現れた透明な壁に弾幕玉が当たり消滅する


彗星 「っな 防がれた!?」


早苗 「ふっふーん!甘いですよ そんな攻撃ではわたしを倒すことなんてできませんよ!」


瑞鳳 「なら…流星!」バシュンッ


流星 「了解!」シュボッ!!ブーン…


早苗 「おや?先ほどとは違う戦闘機ですね」


瑞鳳 「放てー!」スチャッ…バシュンッ


流星 「撃てー!!」バババババッッ!!!!!!


早苗 「だからムダだと言ってるじゃありませんか!奇跡!」ヒュンッ



ガキキキキキィンッ!!!!!! 先ほどと同様に早苗の前に以下略


早苗 「ふっふーん!だから言ってるじゃありませんか?そんなんでは私になんて勝てませ…」


瑞鳳 「今だ!撃てー!!」



烈風 「当たれー!!」バババババッッ!!!!!! 早苗の背後から細かい弾幕玉を放つ


早苗 「っな!?」スッ 即座に奇跡を使おうと…


ガガガガガガッッ!!!!!!


早苗 「きゃあぁぁっ!!!!」ガガガガガッ!!!!… 烈風の放った弾幕玉が命中する


ピチューン


早苗 「はぅぅ…」キュゥ… 服がボロボロになって地面に倒れる



瑞鳳 「よし!目標の敵、肉眼で戦闘不能を確認 倒しましたね!」


霊夢 「あら まさか早苗を倒すとは思わなかったわ?あなたなかなかやるわね」


瑞鳳 「…っえ?」


霊夢 「それにしても早苗も油断しすぎね 二回目に放った戦闘機…だったかしら?それに集中しすぎて三回目に放った戦闘機に気づかないで背後を取られるなんて瑞鳳を甘く見すぎ あいかわらずね」


瑞鳳 「…あの、霊夢さん?もしかして…この方とは知り合いだったんですか?先ほど知らないと言ってましたが」


霊夢 「えぇ知ってるわよ この世界に来た現人神よ」


瑞鳳 「っえ それじゃこの人が言ってたことって本当だったんですか!?自分で神様なんて言ってましたが!」


霊夢 「まぁ一応神様よ 神様と思うようなところ何もないけどね」


瑞鳳 「あわわわ!だとしたらわたし、とんでもないことをしちゃいました!神様を倒しちゃいましたがわたし罰当たりませんか!?」


霊夢 「だいじょうぶよ こんな落ちぶれた神様なんかじゃ罰を与えることなんてできないから安心なさい」


瑞鳳 「…ほんとですか?」


霊夢 「えぇ しかもどちらかと言うとそいつの方が罰当たりだから余計に心配することはないわ 私の座を奪おうとした奴だから罰を与える権利なんてさらさらないわよ」


瑞鳳 「霊夢さんの座を奪おうとした…?」


早苗 「もう過ぎた話しじゃありませんか!そう何度も過去を振り返さないでください!」スクッ


瑞鳳 「もう起きたんですか!?」


早苗 「当たり前じゃないですか!私を誰だと思ってるんですか?神様ですよ!」エッヘン


早苗 「神様なんですから何度でも蘇りますよ!」(。ò ∀ ó。)ドヤッ


瑞鳳 「そうなんですか!?」


霊夢 「んなわけないでしょ 神でも普通に死ぬわよ」


早苗 「そんなことありません!私は何度でも蘇ります!」


霊夢 「あらそう?なら本気でやってもいいんだけど…!」ギロッ!!


早苗 「嘘ですごめんなさいお願いですからやめてくださいなんでもしますから!」

_○/|_ 土下座


霊夢 「っん?今なんでもするって…」


早苗 「わたしの純白以外で!」ドンッ!!


霊夢 「いるかそんなもの!あんたの純白なんて死んでもいらないわよ!」


早苗 「それはそれでひどいです!」


瑞鳳 「…えっと、霊夢さん とりあえずこの方は知り合いってことでいいんですか?とくに仲が悪いようには感じられないんですが」


霊夢 「まぁ一応敵じゃないわ あんまり関わりたくないけど」


早苗 「霊夢さんいい加減にしないとさすがの私でも怒りますよ!もう過去のことをネチネチと言わないでください!」


霊夢 「じょうだんよ もう昔のことなんて気にしてないわよ だから一々声を荒らげないで」


早苗 「声を荒らげてるのは霊夢さんのせいです!霊夢さんが何度も過去のことを言ってくるから!」


瑞鳳 「ストーップ!それ以上はやめましょう これ以上言い争っても意味がないです!」


瑞鳳 「早苗さんと言いましたね あなたは過去に霊夢さんの座を取ろうとしたことには違いないようですね?」


早苗 「…はい それは間違いないです」


瑞鳳 「たしかに霊夢さんも過去のことを何度も口に出していましたが今ここで、しかもここは霊夢さんの敷地です」


瑞鳳 「人の敷地内で騒ぐのはどうかと思います イラつくのはわかりますが今ここで騒ぐのはおかしいですよね?」


早苗 「そっそれは…」


瑞鳳 「もちろん霊夢さんも悪いです 過去のことを何度も口に出して恥ずかしくないんですか?大人気ないですよ」


霊夢 「うっ…」ギクッ


瑞鳳 「とにかくもう言い合うのはやめてください これ以上は本気でケンカになります!ケンカしてもいい事なんてありませんよね」


霊夢 「…ないわね ケンカしたところでおもしろいことなんて何一つないわ」


早苗 「同じくなにもありません」


瑞鳳 「二人がわかる方でよかったです それじゃこの話はもう終わりにしましょう」


瑞鳳 「それで早苗さんはなに用でここに来たんですか?」


早苗 「ヒマなので遊びに来ました!」ドンッ!!


霊夢 「かえれ」


早苗 「ひどいです!せっかく遊びに来たのにすぐ帰れだなんてあんまりですよ!」


霊夢 「ここに来てもなにもないのになんで遊びにくるのよ あっお賽銭ならそこよ」スッ


早苗 「がめついです!というか同じ巫女仲間なのにお賽銭をねだりますか!」


霊夢 「えぇ あなたは私から見たら参拝客だもの」


早苗 「魔理沙さんの場合は?」


霊夢 「あれは客人よ 不定期に来る迷惑な友人」


早苗 「わたしも客人でいいじゃありませんか!もしくは友人で!」


霊夢 「えぇ…?」ヾノㅇㅁㅇ)イヤイヤ


早苗 「ひどい!」


瑞鳳 「…えっと、とりあえず霊夢さん ここで話すのもなんですし 早苗さんを中に入れてお茶でもしませんか?」


霊夢 「…そうね ここで立ち話するより座りながら話した方が楽ね」


早苗 「おぉー!なんて優しい子なんでしょうか!霊夢さんとは大違いです!」


霊夢 「やっぱりかえれ もう二度と来るな」


早苗 「じょっじょうだんですよ!本気にしないでください」アセアセ


霊夢 「どうだか」


霊夢 「まぁいいわ 早く中に入ってお茶にするわよ 瑞鳳準備おねがい」


瑞鳳 「はい わかりました!」


ザッザッザッ…













茶の間



瑞鳳 「どうぞ」コトッ…コトッ お茶の入った湯飲みをちゃぶ台の上に置く


早苗 「ありがとうございます」


霊夢 「…」ズズッ…


瑞鳳 「茶菓子です どうぞ」カタッ


早苗 「わぉ!なんて優しい子なんでしょう 霊夢さんなら茶菓子なんて絶対出さないのに!」


霊夢 「当たり前でしょ あんたに茶菓子なんて出すわけないでしょ?」


早苗 「魔理沙さんには?」


霊夢 「出さないわよ てかあいつの場合、わたしが食べてる時に勝手に食べるからもう出されてる状態よ」


早苗 「でも魔理沙さんにはなにも言わないんですね 茶菓子を食べられても?」


霊夢 「…まぁ、あいつなら別にいいかなって思ってるからね 小さい時からの仲だし」


早苗 「うふふ!ほんとに魔理沙さんには甘いんですね ちょっと妬いちゃいます!」


霊夢 「気持ち悪いこと言わないでもらえるかしら 別にあいつとはそんな関係じゃないわよ」


早苗 「そうなんですか?それならわたしとそういう関係に…」


霊夢 「死んでもごめんよ なるくらいなら舌噛んで死んでやるわ」


早苗 「ひどいです!」


瑞鳳 「あはは…」苦笑い


早苗 「…それにしても瑞鳳さん あなたはなぜ外の世界からこちらの世界に来てるんですか?」


瑞鳳 「ちょっとこちらの世界で異変解決の手伝いに来ています 条件付きですけど」


早苗 「条件…?」


霊夢 「瑞鳳 あまりそういうことを言うもんじゃないわ あなた自身、あまりいい気分にならないでしょ」


瑞鳳 「あっ…はい わかりました」


早苗 「えぇーっ!?なんですかその条件って!私気になります!」


霊夢 「聞こうとするんじゃない あんたも興味本位でやたら聞くもんじゃないわ」


早苗 「いいじゃないですか!気になるものは気になるんですから!」


瑞鳳 「…えっと、それなら一言だけでしたら言いますが 多分外の方でしたらすぐにわかるかと」


早苗 「おねがいします!」


瑞鳳 「…轟沈、と言えばわかりますか?」


早苗 「……っえ」


瑞鳳 「…その表情からしてわかったようですね」


早苗 「…えっと、私が艦娘のことで勉強したことがあってればですが…轟沈ってたしか…」


霊夢 「それ以上はやめなさい やたら口に出すことじゃないわ」


早苗 「あっ…すみません 大変失礼なことを聞こうとして」


瑞鳳 「いえ、大丈夫ですよ 気にしてませんから」


霊夢 「ずずっ…ふぅ …あっそうだ」


霊夢 「瑞鳳 この後人里に行くんだけどあんたも来る?散歩がてらに」


瑞鳳 「…そうですね とくにこの後予定はないので一緒に付いてってもいいですか?」


霊夢 「かまわないわ」ズズッ…


早苗 「里に行くんですか?何用で里に?」


霊夢 「ちょっと小鈴ちゃんのところに行って本を借りに行くのよ」


早苗 「鈴奈庵にですか?本って…霊夢さんなにか読んでるんですか?」


霊夢 「最近ハマってるアガサクリスQって人の小説よ あれがなかなかおもしろいのよ」


霊夢 「暇な時間があれば読んでるんだけどあれは名作ね 今までそういうの読んでもピンと来ないものばかりだったけど、その人が書く小説は最高ね」


早苗 「…そんなにいい本なんですか?霊夢さんがそこまで言うなんて珍しいです」


瑞鳳 「わたしも読みましたがなかなかおもしろいですよ あれを絵にすればもっと人気が上がりそうです!」


霊夢 「ためにしアンタも読んでみれば?オススメするわよ」


早苗 「うーん…わたしは遠慮しておきます 小説ではなくマンガでしたら読んでたかもしれませんが字幕だけはちょっと…」


瑞鳳 「それはわかります…」アハハ…


霊夢 「そう?それは残念ね」


ヒュー…スタッ


魔理沙 「うぃーっす!遊びに来たぜ!」中庭に繋がる縁側から入ってくる


瑞鳳 「魔理沙さんいらっしゃい」


早苗 「こんにちは魔理沙さん」


魔理沙 「あれ?早苗も来てたのか なにかあったのか?」


早苗 「いえ とくに何もありませんよ ただ遊びに来てるだけですよ」


霊夢 「賽銭箱なら向こうよ魔理沙」ユビサシ


魔理沙 「いや お茶を飲みに来たぜ!」


霊夢 「かえれ」


瑞鳳 「あはは…今お茶を用意しますね」スクッ


魔理沙 「たのむぜ!」


霊夢 「…はぁ まったく仕方ないわね 毎度のように遊びに来てはお茶だけ飲みに来て…」ハァ…


早苗 「でも魔理沙さんのときは私の時とは違って深く言わないんですね?」


霊夢 「うっさいわね 魔理沙はなに言っても聞かないから言うだけ無駄なのよ」


早苗 「うふふ!そういうことにしておきます」


瑞鳳 「どうぞ魔理沙さん お茶です」コトッ


魔理沙 「サンキュー!」


霊夢 「…あんたらそれ飲んだら帰りなさいよ この後人里に行くんだから」


魔理沙 「人里にか?なんでまた」


瑞鳳 「鈴奈庵に行って本を借りに行くんです」


魔理沙 「鈴奈庵にか?…タイミング悪いな 今日鈴奈庵休みだぜ」


霊夢 「…っえ」


早苗 「今日休みなんですか?」


魔理沙 「あぁ さっき人里に寄ったら準備中の看板が貼ってあったんだ この時間に閉まってるってことは休みだろ?」


霊夢 「…珍しいわね こんな晴れてる日に休みなんて 何かあったのかしら?」


魔理沙 「さぁ 流石にたしかめまではしなかったからわからないが…行ってみるか?」


霊夢 「そうね 行ってみましょう」スクッ


早苗 「あっならわたしも行きます!暇なので!」

(`・v・´)ドヤ


霊夢 「あんたは帰れ 来られるといろいろとじゃまだわ」


早苗 「ひどいっ!!」Σ(゚д゚lll)


瑞鳳 「…えっと、付いてくるぐらいなら邪魔にならないんじゃないでしょうか?」


早苗 「瑞鳳さん…!」

\( °▽° )/パァァ


霊夢 「…はぁ しかたないわね?わかったわ 付いてきてもいいわ」


早苗 「わーい!ありがとうございます!」

(ノ*°▽°)ノ


魔理沙 「…たのむからあんまり騒ぎ起こすなよ?」


早苗 「わかってますって!それじゃ行きましょう!」スクッ


霊夢 「ほんとにわかってるのかしら」













人里ー鈴奈庵



小鈴 「えーっと…この本はここに入れて それでこの本はここに…」ガサゴソ… 本棚の整理をしている


小鈴 「あと向こうの本もこっちに持ってこようかな?そうした方が歴史の本と外の世界の本と分けられるよね」


小鈴 「ならここの本棚はなにを入れようかな?妖魔本は別の場所に入れてるからここには…」ウ-ン


…トントンッ


小鈴ちゃーん いるかしら?


小鈴 「あっはーい!いますよー その声は霊夢さんですね?今行きまーす!」タッタッタッ…


ガラッ…


霊夢 「こんにちは小鈴ちゃん」


魔理沙 「おいーっす!」


早苗 「こんにちは小鈴さん」


瑞鳳 「お久しぶりです小鈴さん」


小鈴 「これはまたずいぶんと大勢ですね みなさんご一緒でどうしたんですか?」


霊夢 「いつもこの時間店を開けてるのに閉まってるから気になってきたのよ」


小鈴 「あっそういうことでしたか すみませんちょっと本棚の整理をしていたので急遽お休みにしたんです」


魔理沙 「本棚の整理?それなら営業しながらでもできるんじゃないか?」


小鈴 「いやぁ 整理しながらだといろいろとやりづらいじゃないですか?店番やりながら本を整理するのって」アハハ…


早苗 「たしかにやりづらいですね ましてほとんどお一人で作業しているので本を片付けながらお店を見るのは大変ですよね」


小鈴 「そうなんですよ なので今日はお休みにさせてもらったんです」


霊夢 「なるほど そういうことね」


小鈴 「心配おかけしてすみません 明日はいつも通りの時間帯で営業するので」


霊夢 「わかったわ それじゃまた明日寄らせてもらうわ?アガサクリスQの新刊取っておいてね!」ビシッ


小鈴 「了解です!来店したらすぐにご用意します!」


霊夢 「よろしい!それじゃ帰るわよ」


魔理沙 「おう!それじゃ乗れ 瑞鳳」ヒュンッ…スッ 箒をどこからともなく取り出して跨る


瑞鳳 「はい!」スッ


早苗 「瑞鳳さんも不便ですよね 飛べないといろいろと大変ですね」


瑞鳳 「逆に飛べる方が不思議でしょうがありませんよ…私の世界ではなにも使わずに空なんて飛べませんよ」


瑞鳳 「というかなんで早苗さんは空飛べるんですか?あなたもわたしと同じ世界に居たんですよね?」


早苗 「わたしは神様ですから!空を飛ぶことぐらいどうってことありません!」

(`・v・´)ドヤ


瑞鳳 「いやなんで空飛べるのかを聞いたんですが…神だから飛べるじゃ理由になってないんですが」


早苗 「瑞鳳さん 常識に捕われてはいけませんよ!」

(。ò ∀ ó。)ドヤッ


瑞鳳 「いや意味がわかりません…」


魔理沙 「気にするな瑞鳳 そいつはいつもの事だから」


瑞鳳 「ただ単に頭がおかしいだけでは…?」


早苗 「ひどいっ!!」













鎮守府ーとある海域



長門 「ってー!」


ドドドォーンっ!!!!



戦艦棲姫 「アタルモノカ!」ヒュンヒュンッ… 後方に下がって長門たちが放った砲弾の着弾点から外れる


陸奥 「ムダよ!」


陸奥の砲弾 「」グィンッ!! 軌道を変えて着弾点が戦艦棲姫のもとに変わる


戦艦棲姫 「ッナ!!?」


バァンッ!!!!


戦艦棲姫 「ガアァァッ!!!!」大破



加賀 「全機 一斉射撃!」


各種艦載機 「「撃てーっ!!」」ババババババッッ!!!!!!


ガガガガガガッッ!!!!!!


戦艦棲姫 「グワァァァッ…!!!!」バァンッ!!轟沈


バシャンッブクブク… 轟沈した戦艦棲姫は深海へ沈んでいく



加賀 「目標肉眼で撃破を確認 辺りの様子はどうですか?赤城さん」


赤城 「…特に異常ありません 辺りに敵艦と思われる人物は見当たりません」


祥鳳 「こっちも見当たらないわ」


青葉 「こちらも異常ありません このまま進んで平気かと思います」


長門 「よし それじゃこのまま進むぞ!」


全員 「「はいっ!」」


ザー…


長門 「…しかし、陸奥の能力は使い勝手がいいな 撃った砲弾の軌道を変えることができるからほぼ確実に的に当てられる」


陸奥 「でしょ!この能力が使えてからすっごく敵艦に当てやすくなったのよ!もう最高よ!」


加賀 「ですがあまりその力に頼り過ぎないようしてくださいね もしその力が使えなくなったらまた一から着弾点に当てる練習をしないといけなくなるので」


青葉 「たしかに」


陸奥 「うっ…はい」ギクッ


長門 「…まぁ気をつければ平気だろう 私もそのくらいいい能力が使えたら…っん?」


赤城 「どうかしましたか?長門さん」


長門 「…なんだ?なにか水面の上に浮いてるような…」


祥鳳 「…っえ?」



? 「…」フワー… 白い帽子に赤色のワンピースを着てキラキラと光る色とりどりのクリスタルがぶら下がった羽を生やした子供が水面の上に立っている



青葉 「…こども、でしょうか?でも電探には反応ありませんよ?」


加賀 「それにさっきまであんなところに子供なんていなかったわ ここら一体艦載機を飛ばして捜索させたのに」


赤城 「…どこから現れたんでしょうか?」


長門 「…調べてみるか 一応ここら一体の敵艦を殲滅するのが今回の任務だからもし敵だったら倒さなくてはな」


陸奥 「あっそれならわたしも行くわ 一人で行くとあぶないわ」


長門 「うむ それじゃ陸奥と一緒に調べてくるから他はここで待っててくれ」


加賀 「わかったわ まずいと思ったらすぐに援護するわ」


長門 「たのむ」ザー…




? 「…」フワー…


長門 「…なんだ?この者 中に浮いてるぞ!」


陸奥 「それになんか羽らしきものも生えてるわね…もしかして、この人別の世界の子?」


長門 「…そこの君 少しいいか?」


? 「…」


陸奥 「…ねぇ ちょっとお話してもいいかな?お嬢さん」


? 「…」


長門 「…おい 聞いてるか?この距離で聞こえないのはおかしいよな」


? 「…」


長門 「…ーっ おい!呼んでるのに無視か!」ガシッ ?の肩を掴んでこちら側に顔を向かせようと…


? 「…」ガシッ



ギュゥゥッッ!!!!!!


長門 「っ!!? くぅぅっっ!!!!」ミシィッ!!!! 子供に腕に握られて骨が軋む


陸奥 「長門!?」


長門 「(なっなんだこの子!?このわたしが、手を握りつぶされようとーっ!!!!)」ミシミシミシミシッ!!!!!!


? 「…へぇ 意外に固いんだね?でも折っちゃうけどね」ギュゥゥッ…


長門 「があぁぁっっ!!!!!!」メキメキメキメキッッ!!!!!!


陸奥 「長門!このっ!」スチャッ 46cm連装砲を構え…


? 「きゅっとして…」スッ… 陸奥の46cm連装砲に指を刺す


? 「【ドカーン】」ニヤッ



バァンッ!!!!!!


陸奥 「っな!!!?」装備していた46cm連装砲が木っ端微塵に吹き飛ぶ



加賀 「陸奥さんの主砲が壊された!?」


赤城 「しかも手に触れていないのに壊されていましたよ!何者ですか!!」


祥鳳 「ぜっ全艦載機発艦!!狙いを定めて撃てーっ!!」バシュンッ!!


全艦載機(祥鳳) 「「撃てーっ!!」」シュボッ!!カチッ


ババババババッッ!!!!!!



? 「ムダだよ?」スゥ… 先ほどと同じく手を前に出して技を…



…キィンッ!


? 「っ!!!?」ゾクゥッ!!バサッ!! 急速に空高く飛んで長門たちから離れる


長門 「…っえ?」



? 「ーっち!もう少しだったのに!」パサッ 日傘を差して太陽の光から逃れる


青葉 「そっ空を飛んでますよ!?やっぱりあの方別の世界の方です!」


加賀 「みたいね でもなんで急に空を飛んだのかしら?祥鳳の艦載機が撃った機銃を避けたという感じじゃなかったわ」


赤城 「なんででしょう…




? 「ーっパチェ!もう効果が切れたよ 長くしてって言ったじゃん!」


…シュンッ


パチュリー 「無理言わないでフラン 水耐性の魔法と日耐性の魔法を同時に使うのだってキツいのにそれを長時間なんてムチャよ」どこからともなく?の隣に現れる


フラン 「魔女なのになんで出来ないの?魔女なんだから長くやってよ!」


パチュリー 「だから無理と言ってるでしょ 言ってもわからない子ね」



陸奥 「もっもう一人現れたわ!」


長門 「ーっ…!!」ズキズキッ!!…


長門 「(っくそ!右手が…完全に骨にヒビ入ったな まともに動かせないーっ!!)」ズキズキッ!!…


陸奥 「…っ! 長門だいじょうぶ?すごく痛そうな顔してるけど」


長門 「ーっ…だっだいじょうぶだ このくらい問題は…っ!!」ググッ… 握られた部分をもう片方の手で抑えて隠す


陸奥 「…」スッ…ガシッ


長門 「っ!!」グイッ フランに握られていた部分を隠してる手をどかされて変色している腕を見られる


陸奥 「ーっちょっと!真紫色になってるじゃない これ骨折れてんじゃないの!?」


祥鳳 「骨が!?」


青葉 「長門さんが握られただけで骨を折られるなんてどんだけあの子供力あるんですか!異常ですよ!!」


加賀 「…まずいわね さっきの攻撃もそうだけど、あの子供と戦うのはかなり危険よ」


赤城 「撤退した方がいいですね!」


祥鳳 「でっでもどうやって?相手は空飛んでるし こんな遮蔽物もない海の上で撤退できる?」


赤城 「そっそれは…」


青葉 「それに撤退したとしても鎮守府まで着いてこられたらそれそこ大惨事になりかねます あの攻撃を食らったら鎮守府が崩壊してしまいます!」


加賀 「…」



フラン 「パチェ もう一回かけて!次で決めるから!」


パチュリー 「…ざんねんだけどムリよ 時間切れ」


フラン 「っ! ーっち!ほんと時間制限ってものはめんどうね!」


フラン 「…しかたないわね 帰るわよ!」


パチュリー 「わかったわ …幻想郷に繋がる扉 目の前に現れよ」シュゥゥ…


バァンッ!!


魔法の扉 「」ギィィ… パチュリーたちの前にでかい扉が現れて開かれる


フラン 「運が良かったわねあなたたち でも次はないと思いなさい?」ヒュー…


パチュリー 「それじゃまた会いましょう 次の異変騒動にね」ヒュー…


ギィィ…バタンっ!!


魔法の扉 「」シュゥゥ… 二人が中に入り終わると消えてなくなる



陸奥 「きっ消えた…?」


長門 「…とりあえずは助かったようだな いつっ!」ズキッ!!


陸奥 「そうね それと帰還したほうがよさそうね 早く治した方がいいわ」


長門 「ーっ…そうだな 変な治り方しても困る」


陸奥 「みんな 帰還の準備して!長門を囲むよう陣形をとって!」


全員 「「了解!」」













博麗神社



霊夢 「…ひまね」ボリボリ…


魔理沙 「だぜ」バリッボリボリ…


早苗 「ほんとですね」ズズッ…


霊夢 「…てか、なんであんたたちは当たり前のようにいるのよ」


魔理沙 「ヒマだから」


早苗 「おなじく!」


霊夢 「かえれ」


魔理沙 「まぁそんなこと言うなよ!どうせお前もひまだろ?」


霊夢 「あんたらがいたら私のお茶菓子がなくなるわ」


早苗 「だいじょうぶですよ いつもの事じゃありませんか!」


霊夢 「はったおすわよ」


魔理沙 「…そういえば瑞鳳は?」


霊夢 「いま外で矢を射ってるわ 腕が鈍らないようにしてるみたいよ」


魔理沙 「…そうなのか?それじゃひまだし見に行ってみよっと!」スクッ


早苗 「あっそれなら私も行きます!」スクッ


霊夢 「練習の邪魔すんじゃないわよ?」


魔理沙 「わかってるって!」タッタッタッ…


早苗 「艦娘はどのように戦うのか気になります!これは貴重なものが見れそうです!」タッタッタッ…


霊夢 「いやべつに普通に戦ってたけど…」


霊夢 「…まぁいいか」













中庭



瑞鳳 「ーっ…」ギリリ…バシュンッ


ドスッ!!


的 『大当たりー!』的の中央に矢が刺さる


瑞鳳 「…」スチャッギリリ…バシュンッ


ドスッ!!


的 『超大当たりー!』


瑞鳳 「…」スゥ…スチャッ 矢を三本構えて狙いを定める


瑞鳳 「ーっ…」ギリリ…バシュンッ!!


ドスドスドスッ!!!!


的 『パーフェクト!!』全ての矢が中央に刺さる


瑞鳳 「…ふぅ」スゥ…


瑞鳳 「(三本同時打ち…やっぱりつらいな 彗星、流星、烈風を同時打ちできるように練習してるけど一本一本打つ時より時間かかっちゃう)」


瑞鳳 「(微調整をして打たないとへんな方向にいっちゃうからどうしても時間かかっちゃうなぁ もう少し早く打てるようにならないと!)」スチャッ



早苗 「おぉー!なるほどなるほど…艦娘はあのように打つんですか!一般的な打ち方と変わらないんですね」茂みの中から瑞鳳のようすを伺っている


魔理沙 「そうなのか?私はあまりわからないが変わらないのか?」


早苗 「そうですね 打ち方はほぼほぼ変わらないですね 矢は全然違いますけど」


魔理沙 「へぇー」



瑞鳳 「…」スチャッギリリ…



…バサァッ!!


瑞鳳 「っ!?」ブワンッ!! 急に強い風が瑞鳳に襲いかかる


瑞鳳 「(なっなに!?急に風が!!)」



? 「こんにちは 外の世界から来た弓矢使いさん?」バサッバサッ…スタッ 上空から日傘をさしながら降りてくる


瑞鳳 「だっだれですか!」スチャッ すかさず?に矢を構えて狙いを定める



咲夜 「待って!打たないで!」ヒュー…スタッ


瑞鳳 「…っえ 咲夜さん?どうしてここに?それに隣の方は…?」


咲夜 「となりにいる方はわたしのお嬢様よ 突然来てごめんなさい」


レミリア 「あなたのことは咲夜から聞いてるわ わたしはレミリア・スカーレット 紅魔館といわれる館の主 以後お見知りおきを?」


瑞鳳 「あっえと、ずっ瑞鳳と言います よろしくお願いします!」


レミリア 「そんなに固くならなくてもいいわ それより霊夢はいるかしら?」


瑞鳳 「霊夢さんですか?はい いま茶の間でくつろいでるかと思います」


レミリア 「いま会えるかしら?」


瑞鳳 「大丈夫だと思います 案内します!」


レミリア 「お願いするわ」


ザッザッザッ…



魔理沙 「…急にレミリアたちが来たな 今日はなんもない日なのに珍しいな?」


早苗 「そうですね しかもこんなにも晴れてる日に来るなんてなにかあったでしょうか?」


魔理沙 「私たちも茶の間に行くか」


早苗 「はい!」













茶の間



瑞鳳 「どうぞ お茶です」コトッ


レミリア 「ありがとう いただくわ」


霊夢 「どうしたのよ あなたたちがこんな晴れてる日に来るなんて珍しいじゃない?」ズズ…


咲夜 「…じつは、ちょっと問題があって」


魔理沙 「もんだい?なんだよ」


レミリア 「…その前に聞きたいことがあるわ あなたたち、フランとパチェを見てないかしら?」


早苗 「フランさんとパチュリーさんですか?いえ 私は見てないです」


魔理沙 「わたしもここ最近は紅魔館には行ってないから見てないぜ あの二人がどうかしたのか?」


咲夜 「…数日前から行方がわからないのよ フラン様はともかく、パチュリー様もいなくなるなんて今までなかったから…」


魔理沙 「…パチュリーも?たしかにそれは変だな あの引きこもりが外に出るなんて考えられないぜ」


瑞鳳 「…あの、そのフランさんとパチュリーさんという方はどういった方で…?」


レミリア 「フランは私の妹よ 赤い服に宝石のような羽を生やしたのが特徴な子」


レミリア 「暴れるとなにがなんでも破壊するとても危険な妹なのよ 力だけはほんとに強いから早く見つけないと…」


魔理沙 「んでパチュリーってやつは私と同じで魔法が使えるやつでな わたしと違ってあいつは魔女だが普段は自分の部屋の中で引きこもってるインドアなやつなんだ」


魔理沙 「姿形は薄ピンク色の帽子と服を着てるんだ いつもやる気なさそうな顔してるから見ればすぐ分かると思うぜ」


瑞鳳 「赤い服に宝石のような羽を生やした子 もう一人は薄ピンク色の帽子と服を着てやる気なさそうな顔をしてる魔女…」ウーン


霊夢 「どこかで見たの?」


瑞鳳 「…いえ、すみません 私のおぼえてる範囲ではそのような方たちは…」


レミリア 「…そう ならしかたないわね もし見かけたらすぐ教えてもらえるかしら?」


霊夢 「わかったわ 見かけたら教えるわ」
















? 「…ほほぉ これはまた予想外ですなぁ!」クククッ


紫 「なにがよ」


? 「一ヶ月後ぐらいに来るはずだった異変がこんなにも早く来るなんて…まぁ占いなんて絶対じゃありませんからね」


紫 「ーっ…もう来たの?さすがに早すぎじゃないかしら あなたの占い外しすぎじゃない?」


? 「それはわたしに言われましてもねぇ 占いばかりはどうにもなりませんよ」


紫 「今度はどこで異変が起きるのかしら?」


? 「…今回の異変は紅魔館ですね しかも厄介なことに…あの赤い服を着たお嬢ちゃんが異変騒動を起こしてるね」


紫 「赤い服…フランドール・スカーレットのこと?」


? 「そうそう!そのような名前でしたね それともう一人は薄ピンク色の帽子と服を着てますね」


紫 「パチュリー・ノーレッジね 魔法攻撃などを得意とする魔女」


? 「その二方が異変の現共犯ですね 私の占い結果によると…ね?」ニヤッ


紫 「操られてる可能性は?前回と前々回みたいに変なのが取り憑いてる可能性は?」


? 「…今回は0です 私の占いではそう出ています」


紫 「それじゃあの二人は自分の意思でやってるってこと?」


? 「さぁ そこまではわかりかねます」


紫 「…被害は出てるの?」


? 「…外の世界でけが人が出てますねぇ この前こちらの世界に来たものが被害に遭ってます」


紫 「長門がっ!?」


? 「すごいですねぇ あの方がやられるなんて相当ですよ しかも海の上でやられてますね」


紫 「海の上で?どういうこと フランは吸血鬼なんだから水は苦手なはず それに海の上だと直射日光も浴びるはずだからそんなところで戦闘を起こすとは考えにくいのだけど」


? 「パチュリーさんの魔法でどうにかしてたんじゃないですかね 魔法使いなんですからそのくらいはできるかと思います」


紫 「…なんで外の世界に行けてるのかしら 外に行く方法はわたしが隙間を使って送る以外に考えられないのだけど」


? 「…もしかして、あなたが送ったりして」


ガシッ!!


紫 「…殺すわよ 私がそんなことすると思って?」ギロッ 隙間を使って?の胸ぐらを掴み殺意満ち溢れる睨みをきかせる


? 「じょうだんですよ あなた様がそのようなことをするなんて思っていませんよ」


? 「ただ疑われるとしたら真っ先にあなたが疑われることになるということだけはお忘れずに ご自分でもわかっていますよね?能力が能力なのですから」


紫 「…」


? 「…さて、わたしが言えることはこれくらいですね これ以上はもうお伝えすることはできませんのであとはそちらにお任せします」


? 「解決できるといいですね 異変解決…!」ニヤッ


紫 「…っち!」パシッ


タッタッタッ…


? 「…」


? 「できるといいですね 今回の異変解決…!」ニヤッ













横須賀鎮守府ー提督室



提督 「…」カリカリ…


吹雪 「…司令官 この書類なんですが」


提督 「っん あぁこの書類ね やっとくよ」


吹雪 「お願いします」


提督 「…」カリカリ…


吹雪 「(…司令官 瑞鳳さんが沈んでから数週間経ったけど、あれから落ち込むことなく執務に励んでくれてる…沈んでから数日間はかなり落ち込んでたのに)」


吹雪 「(今じゃもう瑞鳳さんのことはもう忘れたみたいな顔して仕事をしてくれてるけど…司令官はそんな人じゃなかったのに)」


吹雪 「(しかも嫁艦である瑞鳳さんのことを忘れるわけがない それなのになんで今は普通に仕事ができるの?みんな今でも悲しんでるのに…)」


提督 「…えっと、なにかな?吹雪 俺のこと見てるが」


吹雪 「…司令官 すごく失礼なことを聞いてもよろしいでしょうか」


提督 「いいよ なにかな?」


吹雪 「…なぜ、もう落ち込んでないんですか?」


提督 「…っえ?」


吹雪 「瑞鳳さんが沈んでから皆さんは今でも悲しんでるというのに なんて司令官は悲しんでいないんですか?」


吹雪 「沈んでから数日間は落ち込んでいましたが今はもう落ち込んでる様子が見えません まるで瑞鳳さんが沈んだのを忘れたかのように…」


提督 「…生きてるからだよ」


吹雪 「…っえ」


提督 「詳しくは話せないけど瑞鳳は死んでない たしかに沈んだことには間違いないが生きてはいる」


吹雪 「…生きてる?しっ司令官 もしかして、現実逃避してますか…?」


提督 「まぁそう思われてもおかしくないよな だが現実逃避してるわけじゃないからそれは勘違いしないでくれ」


提督 「とにかくだ 詳しくは話せないがべつに精神的におかしくなったわけじゃないからこれ以上は聞かないでくれ いいな」


吹雪 「はっはい…わかりました」



ザザァッ


放送 「提督 第一艦隊が帰還しました!被害は旗艦 長門が腕を折る重症!」


提督 「っなに!?わっわかった 今行く!」ガタッ


吹雪 「司令官 私も同行していいですか!」


提督 「かまわない 行くぞ!」


吹雪 「はい!」


タッタッタッ…













入渠施設



明石 「はーい ちょっと我慢してくださいね」ググ…グキッ!!


長門 「くぅっ!!」ズキィ!!


明石 「これでよしっと 骨はちゃんと戻したのであとは入渠ドッグで治してくださいね」


長門 「うっうむ すまない」


明石 「…しかし一体何があったんですか?ケガからしてなにやら物理的なもので握りつぶされたような跡でしたが」


長門 「それは…」


明石 「…まぁいいです ケガが治り次第提督に知らせてください 腕以外損傷はないようなのですぐに治るかと思います」


長門 「わかった」



ガチャッ


提督 「長門!」


長門 「っ! 提督」


吹雪 「だいじょうぶですか長門さん 放送で腕を折る重症と連絡があったんですが」


長門 「あぁへいきだ 今明石にちゃんと戻してもらったからあとはドッグで治せばいいだけだ!」


提督 「そっそうか ならよかった」


長門 「…それより提督 ちょっと話しが」


提督 「っん なんだ?」


長門 「…」


吹雪 「…長門さん?」


長門 「…すまないが二人は出てくれないか 提督と二人で話がしたい」


吹雪 「…っえ」


明石 「それは構いませんが早めにドッグ入ってくださいね?」


長門 「わかってる 話しが終わったらすぐにいく」


明石 「それじゃ吹雪さん 私たちは出ましょう」


吹雪 「はっはい…」


吹雪 「(私たちには話せないこと?一体なんの話しを…?)」


タッタッタッ…パタンッ



長門 「…」


提督 「…それで、話しとは?」


長門 「…おそらくだが、また外の世界の者がきてる しかも今回のは私の腕を握りつぶすほどの力を持って陸奥が持っていた主砲がこっぱみじんに壊された」


提督 「なにっ!?また来てるのか!てことはすぐそこまで…」


長門 「いや、今回はなぜかわからんが引いてくれたから来てないと思う 二人いたが私の腕などを潰してくるやつがなんか効果が切れたとかなんとかと話してたが…」


提督 「そっそうか?ならよかった…」ホッ


長門 「だがまたいつ攻めてくるかわからない 油断はできないぞ」


提督 「わかってる いつでも対抗できるように準備しておかないといけないな」


提督 「後でみんなにも伝えるがしばらくは第一艦隊を鎮守府に待機させる 他のみんなもなるべく出撃は控えよう」


長門 「その方がいい この前の騒動でかなり資源使ったがあれからかなり集めていたよな?」


提督 「あぁ あれからかなり貯めておいた またこの前みたいな大規模な騒動が起きたらすぐに底をつくだろうから念入りに遠征をしておいた」


長門 「ならここ暫くは資材が尽きることはないな 出撃回数も減らせば最小限に抑えられる」


提督 「よし そうと決まれば明日の出撃や遠征のスケジュールを全部変えないと!」


提督 「長門 わるいが傷が治ったら執務室に来てくれ 第一艦隊を集めて今後の対策を立てたい」


長門 「わかった」













守矢神社



神奈子 「ほぉ?この子が艦娘かい ほとんど人間と一緒じゃないか」マジマジ


諏訪子 「ほんとだよね どっからどう見ても人間だよね」ジー


瑞鳳 「…あっあの、そんなマジマジと見られると恥ずかしいんですが…」


神奈子 「いやぁ 噂では聞いたことあるが現実に艦娘とやらを見るのは初めてだからな だからどうしても…」フーム


諏訪子 「たしか軽空母だったよね?なんで服装は巫女服なんだい?」


瑞鳳 「なんでと言われましても…」


早苗 「お二人も私と同じく、外からこちらに来たので艦娘を見るのは初めてなんです 気になってはいたんですがなにしろ国家機密だったので知ることができなくて…」


瑞鳳 「それはわかりますが…」


魔理沙 「いいなぁ瑞鳳 ちやほやされて」


瑞鳳 「いや逆にマジマジと見られて恥ずかしいんですが…」


神奈子 「…なぁ この矢についてる戦闘機の模型はなんだ?まさかこれ使って深海棲艦とやらを倒すのか?」


瑞鳳 「そうです これを私の弓で発艦させれば…」スッギリリ…


瑞鳳 「彗星 発艦!」バシュンッ


彗星 「了解!」シュボッ


諏訪子 「っえ 矢についてた模型が飛んだ!?どういうこと!?」


瑞鳳 「これがわたしの武器です わたしが発艦させれば矢についてる艦載機が本物の艦載機となって飛ぶんです」


神奈子 「はー これは驚きだね?模型が本物になるなんて…やっぱり日本の技術はすごいな」


早苗 「ほんとですよね」


瑞鳳 「よっと!ありがとう彗星 ごめんね?敵もいないのに発艦させちゃって」


彗星 「大丈夫です!」


魔理沙 「それじゃ神奈子たちにも見せたことだし 他のところに行かないか?」


瑞鳳 「いいですよ」


諏訪子 「なんだいもう行くのかい?もっとゆっくりしていけばいいのに」


瑞鳳 「すみません まだこちらに来て間もないのでいろんな場所を見て回りたいんです」


神奈子 「そうか それなら仕方ないね」


諏訪子 「また遊びにおいで!次来たときは艦娘のことをよくきかせてくれ!」


瑞鳳 「はい!また遊びに来ますね」


魔理沙 「よっし!それじゃ次はどこ行くか どこか行きたい場所はあるか?」


瑞鳳 「いやさっきいろんな場所を見て回りたいと言ったのにどこ行きたいか言われてもわからないんですが…」


魔理沙 「まともなツッコミありがとう!」d('∀'*)


早苗 「わたしもご一緒させていただきまーす!」


瑞鳳 「えぇ〜…?」(σ´・∀・)


早苗 「えぇっ!?だめなんですか!?」

ガ━l||l(0Δ0)l||l━ン


瑞鳳 「じょうだんですよ 一緒に行きましょう!」


早苗 「わーい!」"(ノ*>∀<)ノ













夜 紅魔館ーレミリアの部屋



レミリア 「…」


レミリア 「フラン…パチェ……どこに行ったのよ わたしになにも言わないで……」


レミリア 「…わたし、なにかしたかしら?フランはわかるとして、パチェに対してはなにをしたかわからないわ しかもフランと一緒にいなくなるなんて…」


レミリア 「普段のパチェならありえないわ フランを外に出すなんてパチェがそんなことするはずがない あの子が外に出たらどんなに危険なのかパチェは知ってるはず なのになぜ…」



…知りたいかしら?


レミリア 「っ! だれだ!」


紫 「こんばんは レミリア・スカーレット 邪魔するわよ」スゥ… 隙間から出てきて目の前に現れる


レミリア 「隙間妖怪…なにか知ってるの?フランとパチェのこと」


紫 「えぇ知ってるわ あの二人が異変の元凶者になっていることもね」


レミリア 「なにっ!!?」ガタッ


紫 「ちなみにもう被害は出てるわ まだ軽いものだけどね」


レミリア 「どっどこにいるの!教えなさい!」


紫 「…外の世界よ」


レミリア 「…っえ そと…?」


紫 「えぇ 何らかの方法で外の世界に行って暴れてるわ 私の能力も使わないでどうやって行ったのかしらね」


レミリア 「ぶっぶじなの!?フランとパチェは生きてるの!」


紫 「生きてるわ 今は姿をくらましてるからどこにいるかまではわからないけどね」


レミリア 「…そう ならよかったわ 生きてて……」


紫 「…」


レミリア 「…なんで、二人が異変を起こしてるの?しかも外の世界で…!!」ギリッ


紫 「そんなのわたしが知りたいわ しかも二人は自分の意思で異変を起こしてるみたいよ」


レミリア 「…っえ 自分の意思で?」サー…


紫 「絶対じゃないわ ちょっと知り合いの占い師から今回の異変騒動者のことを聞いたのよ」