2022-11-30 06:55:29 更新

概要

この作品は【反乱軍提督5】の続きです
なお、この作品は合同作品が存在します
作品名【単独行動隊提督】
もしよろしければそちらもお読みになっていただけると嬉しいです


前書き

提督(反乱軍)

【敵艦隊を指揮を取る反乱軍の提督】
【元横須賀の提督だったが秘書だった艦娘が同僚に殺されて同僚に刃を向けて怪我させた事で提督を辞退させられ島流しされた】
【まだ使った所は見せていないが【睨みつけ】が使えると言う】
【武術の達人でもある】


ヲ級

【提督の秘書的な存在の敵艦隊】
【提督のサポートなどをしているクール&ツンデレ】
【敵艦隊の中でもトップレベルの戦闘力を持つ最強空母】
【他の空母とは全く異なり、戦艦装備だろうがなんだろうが全て扱える】
【艦載機の搭載数はMAX300→400(改装) 改造飛行甲板を何個も装備している】
【過去に何かあったらしく、ある艦娘のことを思い出すと殺意を全開に放つ※】
【※上部に関連する追記 とある艦娘の姉妹艦だと言うが誰の姉妹艦かはわかっていない…だが、その姉妹艦を殺そうとしている】


ヲーちゃん(ヲ級)

【提督の第二秘書(サブ)】
【このヲ級も同じく提督のサポートをしている…が毎回提督の近くに居るわけではない】
【ヲ級がいない時にサブ秘書として提督の横に付く】
【他のヲ級とは違い(なの)と言う小尾を付ける】
【過去 艦娘だった頃の記憶があるみたいだが皆には内緒にしている※】
【※上部の文に関連する追記 元大湊警備府提督(現在南我原提督)のことを味方している
元々は大湊警備府…?の艦娘だったと思われていたが元大湊警備府秘書官 伊19と判明された】


レ級

【肉&提督と遊ぶのが大好きな戦艦】
【基本的めんどくさがり屋で戦闘以外はほとんど遊んでる】
【提督の事は好き】
【過去の記憶が曖昧だがあるらしく、誰かを殺そうと決意している※】
【※追記 過去の記憶は思い出していないが本人は上官(大尉)の嫁艦 曙だと判明した】


タ級

【少しクールが入った深海棲艦】
【登場はなかなかないが反乱軍基地に所属する深海棲艦の中では上位に立つもの】
【提督が好きである】


敵艦隊の喋り方は読みやすいように平仮名や漢字で書きます













海軍本部ー上官室



上官 「…ふむ どうしたものか」トントン… 机を指でつついて悩んでいる


上官 「(まさかa meverickの親父が生きてるとは思わなかった たしかにあの日、あ奴の親父は埋めたはずだが…)」


上官 「(聞いてから何日も経ってるがあれからずっと考えている…だがなにも思いつかん)」


上官 「(あ奴は最悪の場合はと言っていたができればそれはしたくない 実の父親をあ奴の手で殺めるなんて…)」


上官 「(じゃがあ奴の親父は一度決めたことを曲げないと言っていた 新型深海棲艦の指揮官になったということはなにか理由があってなったに違いない)」


上官 「(その理由まではわからない…いや理由を知ったところでどうにかできるとは思えない 理由はとりあえず置いておこう)」


上官 「(……一体どうすればいい なんとかしなければあやつは迷いの隙が生まれてやられる!)」


上官 「(じゃがこれはわしが決めていいのか?あ奴の親父をどうするかはあやつが決めるのが一番 部外者のわしが決めていいことではない)」


上官 「(まして実の父親で命に関わること…そんな簡単には決めれん)」


上官 「(わしが決めれることではないが手助けしたい 義理だがわしはあ奴の義父!あやつが実の父親を殺すと言うならばわしはそれを望む)」


上官 「(もうあやつに絶望を見させたくない 過去に仲間や家族を失い、伊19と川内も失って……)」


上官 「……なにがあってもあやつは守らねばならん 今後、深海棲艦と海軍の関係を良くするためにも生きてもらわねばならん」


上官 「たとえわしの命が朽ちようとも未来に繋がれば喜んで捨てる あやつが望まなくても!」


上官 「…良い応えを待ってるぞ a meverick」



ジリリリリ…ジリリリリ……ガチャっ


上官 「もしもし わしじゃが」


元帥 『わしだ上官 しばらくだな』


上官 「元帥か まだ寝とらんかったのか こんな夜更けになんの用じゃ?」


元帥 『いやなに 久々にお前さんの声を聞きたくてな とは言っても数日話してなかっただけだがな』


元帥 『おまえとは付き合い長いから歳をとるとどうも心配でならない そんな簡単に死ぬようなやつじゃないとわかっているんだがな』


上官 「義理息子娘を置いて死ねるか a meverickはいいが小春が立派になるまでお迎えが来ても追い払う」


上官 「おまえさんもわしが死ぬまで生きてろよ 勝手に死んだら許さんぞ」


元帥 『立場的にそう簡単には死なないと思うが…お前さんこそ死ぬなよ』


上官 「わかっておる 話はそれだけか?」


元帥 『いやもうひとつある ちょっと気になる資料を見つけてのう』


上官 「資料?」


元帥 『a meverickもとい特攻隊提督が昔住んでいた村の情報がいくつか入ってきてな どこの誰が送ってきたかはわからないんだが総本部のポストに入っていた』


上官 「…それは信用できるのか?誰かのイタズラじゃないのか」


元帥 『イタズラならなぜあ奴の住居を知ってる?あの村は【誰も存在を知らぬ村なんだぞ お前さんが探索に行った時に村がある事が判明したのに】』


元帥 『しかもこの村のことはわしとお前さんしか知らん 場所を知るものはいくつかいるが名前はわしら以外知らんだろ』


上官 「…まさか、あの村の名前も書いてあるのか?」タラー…


元帥 『【……反国連軍基地 裏一支部】』


上官 「ーっ…うそじゃろ?なぜあの村のことを知ってるものが……」


元帥 『そこまではわからない 宛先不明でおそらく住民登録もしてないだろうから指紋取っても身元不明だろうな』


元帥 『送られてきた情報はお前さんから聞いたことある内容も含め話す 長いからよく聞いてくれ』


元帥 『【反国連軍の目的 第一、世界各国の主導権を握る。ありとあらゆる世界を意のままにする】』


元帥 『【第二、改造人間を駆使して敵兵共を蹴散らす。反国連軍以外の人民は全て的とみなし、情け無用で殺す。】』


元帥 『【第三、他国同士の話し合いは無用 全て戦争をもちかけて打ち倒せ 話しかけられても殺せ】』


元帥 『【第四、生きることは情け、死んでなお戦争に勝て 力こそ正義、優しさなど捨てろ】』


元帥 『…ここまでがお前さんから聞いたことだ とんでもない内容だがあやつほどの実力を持ってると思えばかなり厄介だ』


元帥 『…そしてもうひとつ、これはお前さんから聞いたことないことだ 正直、この内容が一番恐ろしい』


上官 「……恐ろしい?」


元帥 『【…極秘第五、メインとなる人材に蘇生システムの導入義務付けよ。組み込んだ部分さえ守れば蘇ることが可能 戦力を維持し敵兵共を蹴散らせ】』


上官 「ーっ!!」


元帥 『…改造手術の技術を持ってるからかなり発展していたことは伺えるがまさか蘇生技術まで発展してるとは思わなかった』


元帥 『もし我々と手を組んでいればすぐに取り組むことだろう 実際に出来てたかはわからないがな』


上官 「……いや その可能性は十分にありえると思うぞ」


元帥 『なに?なぜそう思う』


上官 「実はのう a meverickから相談事をされてな 実の親父が生きていたそうじゃ」


元帥 『なにっ!?そんなバカな あの者の家族や仲間はみな死んだと…』


上官 「それが生きててあやつも動揺してた かなり困った感じでわしのところに連絡が来たんだ」


上官 「まだお前さんに話してなかったがやつの父親は新型深海棲艦の指揮を取っとる」


元帥 『なんだと!?なぜそんな重要なことをすぐ知らせなかったんだ!そういうことはすぐに…』


上官 「わしもいろいろ考えがあったんじゃよ すぐに知らせてもa meverickがどうするか判断してないからわしたちが決めるわけにはいかない」


上官 「あやつがどうするかを決めてからお前さんに伝えて作戦を立てようと思ったんじゃ 勝手に作戦を考えられてもあやつにとって迷惑じゃからな」


元帥 『………』


上官 「…話を戻そう 最終案はあやつに任せてわしたちはだれがその手紙を持ってきたのかを調べよう」


上官 「陸軍空軍に協力要請をかけてくれ わしは警察や消防などに問い合わせて徹底的にその手紙の差出人を特定させる」


元帥 『わかった 世界を揺るがす可能性があると伝えて協力させる わしの権限使ってでも!』


上官 「それともうひとつ あやつは今大ケガしてるから無理はさせられない 緊急性じゃない任務は一切控えてくれ」


元帥 『おいさっきから重要なことばかりじゃないか!あの者が大ケガしてることはさすがに知らせろ!!』


上官 「わしは知ってたから平気だろ?別にお前さんが知らなくても」


元帥 『いや今回の救出作戦に一番重要な人物なんだから知る必要あるだろ!それで容態はどうなんだ』


上官 「右手首切断じゃ 機密情報、深化(深海棲艦化)した艦(艦娘)が暴走して切断された」【深海棲艦化した艦娘の情報は口外されていないため隠語を使っている】


元帥 『っ! …その者は無事なのか?』


上官 「重症だが命に別状はない 深化も治まって今は正常じゃ」


元帥 『そうか…ならよかった』


上官 「そういうことだからしばらくはあやつに任せようとしてる任務は与えないでくれ まぁお前さんからくる任務はわしが一度見るからその心配もないんじゃがな」


上官 「それじゃ悪いがそっちのことは任せたぞ なにかあったら連絡くれ」


元帥 『わかった そっちもたのむぞ』


上官 「わかっておるよ」


ブツッ…


上官 「…」カチャンッ


上官 「……なるほどな あやつの親父が生きてたのはそういうことか また面倒なことになったのう」フゥ…


上官 「このことはa meverickから聞いてないからあやつもこのことは知らないじゃろ 知ってたら教えてくれたはずだ」


上官 「そんな技術が発達してるとは…あんなにも小さい村なのに」


上官 「…どうするか このことはa meverickに伝えるべきか?親父が生き返った理由が極秘にされてた蘇生技術によるものだということを」


上官 「(ただでさえ今あやつは迷ってるのにそこから更に追い打ちをかけるとよけいに迷わせてしまうかもしれない 一度あやつが親父をどうするかを決めてから伝えた方がいいか?)」


上官 「(……いや 今はやめておこう あやつが親父をどうするか決まってから話すことにしよう)」


上官 「(今話すのは得策じゃない もう少しまとまってから話すか)」


上官 「……いろいろ問題事が増えてまいったのう しかもわしらの管轄外にまで手をつけるとは」


上官 「情報を持ってきた人物が一体何者なのかを第一に調べなくてはな おそらくじゃがあやつの村のことを知ってるということは村の関係者であることには違いない」


上官 「生き返った人物ということは重要な人材だったということ その者を見つけて捕まえればなぜ情報を送ってきたのかを知ることができる」


上官 「早いうちに見つかればいいが…」
























反乱軍基地ー工房



ネ級 「すぅ…すぅ……」工房に置かれてる布団を掛けて寝てる


提督 「…」カチャカチャ… 出来上がった主砲の細かいところを弄って調整してる


提督 「(ここの部品はここでこの部品もここであってるからあとはこれをこうして……)」カチャカチャ…


提督 「(…ちょっと結合が甘いな 明日治すか 今はネ級が寝てるから大きい音は出せない)」カチャカチャ…


提督 「ふぅ…完成したやつだけは全部見終わったな 今何時だ?」チラッ


時計 『現在一時!お肌の天敵ぃぃぃ!!!!』


提督 「一時か ちょっと起きすぎたな そろそろ寝ないと明日に響く」


提督 「(他にも見ておきたい部分はあるが今日は終わりにするか みんなに明日の活動内容を知らせないといけないし)」


提督 「(紙に書いてヲーちゃんに任せてもいいんだがせめて俺の口からでも言わないと 指揮してる身である俺がそんなことしたら信用にかける)」


提督 「(飯や多少の指揮以外はずっと工房にこもりっきりだから明日は半日ぐらいみんなと話したり交友を取ろう)」


提督 「風呂入りたいがもう寝ないとまずい 風呂は明日起きてから入るか…っと」ムクッ


提督 「ここに置いてある布団も明日洗うか 最近忙しくて三日以上も洗ってない 天日干しもできてないからカビが心配だ…」タッタッタッ…


提督 「よっと ネ級となり失礼するよ」パサッ…ゴロンッ 作業服を脱ぎ捨ててネ級の隣に敷いてある布団の上に寝っ転がる


提督 「電気のリモコンは…っと」スッ 布団の隣に置かれていた電気のリモコンに手をかけて弄る


提督 「まっくらだとなにかあったとき見えないから光力を最低まで下げとこう これなら眩しくないし最低限なにがあるのかは見える」カチカチ


提督 「ふぁぁ…おやすみ」スゥ…








…数時間後



ネ級 「…んぅ」スゥ…


ネ級 「……変な時間に起きたな まだ夜中の三時か」ヨット 起き上がろうと手を敷布団に手をかけ…


ぷにゅっ


ネ級 「…っん?なんだ なんか柔らかい感触が…」


提督 「すー…すー…」ネ級の敷布団に若干手が入って寝てる


ネ級 「………」


ネ級 「ーっ!!? てっ提督!?な、ななんでここで寝てる!?」///カァァ!!


ネ級 「(しかも少し私の布団に入ってきてる こっこれもしかして、わたし寝てるときなにかされた!?)」///


ネ級 「(…体に変な感覚はなし どこか跡があったり汗とかそういう湿っけもなし)」


ネ級 「(臭いは…わたしの匂いだけ 提督の匂いはしない)」スンスンッ


ネ級 「(襲われた形跡はなしか…それはそれで残念だ わたしって魅力ないのかな…)」ハァ…


ネ級 「(提督が寝込みを襲うような性格じゃないから考えられないことだけども…ちょっとは手出してほしい)」


ネ級 「…見た感じ遅くまでやってお風呂入らずに寝たのか 先に休んだから何時までやってたかはわからないけど」


ネ級 「てか私臭わないよね?私も朝お風呂入ろうと思ってそのまま寝ちゃったけど」スンスンッ


ネ級 「…若干汗くさい、かな いやでも提督も汗かいてるから気にしないよね?」


ネ級 「(汗くさい女は嫌われるから匂い嗅がれてないよね もし嗅がれてたら…!!)」///カァァ…


ネ級 「(…提督の臭いはどうなんだ?汗くさいのかな)」///スゥ…スンスンッ 提督に近寄って匂いを嗅ぐ


提督 「すー…すー……」


ネ級 「……同じ臭いかな 汗くさいのは若干あるけどあまり変わらないような…」


ネ級 「……変わらない?」


ネ級 「(まって 同じ匂いっておかしくないか?普通に考えて同じ匂いがするはずない)」


ネ級 「(…てことは、やっぱりわたし 寝込み襲われた!?)」///


ネ級 「…で、でも変な感じはしない もしどこか触られてたとしたら感触が残ってると思うんだが」///


ネ級 「(時間が経ちすぎて感触なくなったのか?いやでも多少はあっていいはず さすがに全部は消えないと思うんだけど…)」///


ネ級 「…もう一回嗅いでみよう」スンスンッ


提督 「すー…すー……」


ネ級 「…やっぱりわたしと同じ匂い 提督が寝込みを襲うとは思えないから偶然にも匂いが付いただけかな?隣で寝てるから匂いが付いて同じ匂いがするなら納得はいくが…」


ネ級 「(でもそんなに匂いって付くものなのか?いくら汗の成分や臭いは一緒でも体臭は人それぞれだからそこで違いが出ると思うけど)」


ネ級 「(仕事の臭いも付いてるから体臭が打ち消された…とは考えにくいがたぶんそれしかないよな そうじゃないといろいろ納得がいかない)」


ネ級 「(…まぁどっちにしても襲われてないことは確定だな 変な感触ないし謎の液体もついてない ただ隣に寝ただけ)」


ネ級 「……はぁー なんか腹立つ」パシンッ


提督 「んが!…すー…すー……」


ネ級 「…早すぎるから寝よ 朝起きれるか心配だけどまぁ起きれるだろ」


ネ級 「それじゃおやすみ………」


提督 「すー…すー……」


ネ級 「………」


ネ級 「(…よくよく考えてみれば、提督が隣に寝ることって今までないな ここで寝ること自体少ないから今この状況は最高の瞬間…だよな)」


ネ級 「(これでもし提督と一緒に寝てたとしても寝相が悪かったで済む…かな?ヲ級に見られたら通用するかわからないけど)」ゾクッ…


ネ級 「(でもこのチャンスをものにしないわけにはいかない!何回かここで寝てることはあったけど隣は一度もないんだから今やらないでいつやる?いや今でしょ!!)」///ドンッ!!←古い


ネ級 「(ど、どうやって寝よう 寝るならやっぱり提督の手とかに触れながら寝たい…いや手じゃまずいかな?いきなり手からは早すぎるか?)」///


ネ級 「(チョンっと付けて寝るほうがいいかな それなら起きられる心配もないと思うし、提督の迷惑にもならない)」///


ネ級 「(いやでももっと提督に触れて寝たい!こんなチャンスを逃すなんて絶対にしたくない!!多少迷惑かけてでもしたい!!)」///プルプル…!!


ネ級 「(何がいい方法はないか なにか、なにか!!)」///


提督 「……んん」スゥ…


ガシッ


ネ級 「…っへ?きゃあっ!!」提督に腕を掴まれて引っ張られる


提督 「んー…ネ級 こんな時間に起きてたら朝起きれ〜……」パサッ 自分の布団の中にネ級を入れて掛け布団をかけてあげる


ネ級 「ちょっま!?ていとく寝ぼけて!?」///


提督 「ん〜…」ギュッ… 布団の中に入れたネ級を抱きしめて抱き枕代わりにする


ネ級 「ーっ!!!?」///ボボボッ!!!!


ネ級 「(て、ていとくに抱きしめられてる!?布団に入っただけじゃなくぎゅっとされて…!!)」///バクバクッ!!!!


ネ級 「(提督の顔がすごく近い!!あぁあと少しで唇が届きそうな距離まで……!!)」///アワワワ!!!!


ネ級 「(どどど、どうしよう!!このままじゃ寝るに寝れない いや寝る以前に興奮していろいろとやばい!!)」///


ネ級 「(同じ布団で寝るなんて無理だ!!ただでさえ提督に意識してるのにいきなり一緒に寝るなんてハードルが高すぎる!!)」///


ネ級 「(おぉ落ち着け 落ち着くんだ 今落ち着かなければなにをするかわからない 一旦落ち着けば冷静さを取り戻せる)」


ネ級 「(とりあえず深呼吸を…)」スゥ…


提督 「すー…すー……」


ネ級 「ーっ……」///プルプル…


ネ級 「(て、ていとくの匂いがもろ鼻に…!!)」///カァァ…!!


ネ級 「(よけいに寝られなくなった!!提督が近すぎるせいで鼻に刺激が…!!)」///プルプル…


ネ級 「(このままだとどうにかなりそうだ 理性があるうちになんとかしないと!!)」///


ネ級 「(と、とりあえず離れないと…)」///グッ… 提督の手を掴んで離させようと…


提督 「すー…すー……」


ネ級 「………」///


ネ級 「(…まて私 ほんとに離していいのか?このまま離れたらせっかくのチャンスを無下にすることになる)」


ネ級 「(もう二度とないかもしれないのに自ら捨てるなんてどうかしてる やっぱり離れるわけにはいかない!!)」///スゥ… 掴んでいた手を離して再び提督の温もりを感じる


ネ級 「(だがこのままでは寝られない さすがにこの時間から提督の顔見ながら起きてるわけにもいかない…いや寝顔ずっと見てられない)」///


ネ級 「(見れなくてもせめて温もりだけは感じ取りたい 男の体は暖かいと聞くがほんとに温かいものなんだな 深海棲艦とは大違いだ)」


ネ級 「(……まて これもこれで恥ずかしくないか?温もりを感じるってなんかいやらしいような…)」///カァァ…


ネ級 「………」///


提督 「すー…すー……」


ネ級 「(……ええぃ!!もう焼けだ 顔が見れないなら温もりを感じ取りまくってやる!!)」///モゾモゾ 布団の中に潜り込み温もりを感じ取りまくる


ネ級 「(これなら万が一、顔見られるようなことがあっても見られないからへいきだ あとは起こさないように温もりを感じ取れば…)」///スゥ…



ふわぁ…


ネ級 「(ーっ…だ、だめ また鼻に匂いが……!!)」///クラッ…


ネ級 「(……ち、ちょっとくらい 遊んでいいよね?ここまでされたら………もう)」///モジモジ…


ネ級 「(……ていとく ちょっと、匂い借りるね?)」///スゥ… 提督の匂いを嗅いで自分の手を下に持っていく


ネ級 「(ていとくが悪いんだからね わたしをその気にさせたんだから…!!)」///


ネ級 「(少しだけ…少しだけ……)」///モゾモゾ…


提督 「すー…すー……」













朝ー工房



提督 「すー…すー……」


ネ級 「っ……ーっ………」///ビク…ビク…!! 体をビクつかせて息を荒くしている


ネ級 「(……や、やりすぎ……た………っ)」///ハァ…ハァ…


ネ級 「(やりすぎて…朝になっちゃった 寝ようと、思ってたのに………)」///ビク…ビク…


ネ級 「(身体中もベタベタ…ふ、ふとんは平気だよな?染みて…ないよな)」///スリスリ… 自分が寝てる敷布団を調べて湿ってるか調べる


ネ級 「(……汗はかなり染み付いてる でも下の液はついてないな よかった…ついてたらバレないよう洗濯とか無理だ 絶対にバレる)」///


ネ級 「(と、とりあえず起きよう 布団は後でなんとかして今は風呂入ろう 匂いでバレる可能性がある)」///ムクッ


ネ級 「(幸いにも提督はずっと寝たままだったからバレずに済んだ…もしバレてたらどうなってたことか)」///


ネ級 「(…いや むしろバレたら襲ってくれるか?提督だって男なんだからそういうのを目撃したら…)」


ネ級 「(……いや、提督に襲われる前に私が恥ずか死ぬな バレたら確実に逃げる自信がある)」


ネ級 「(望んでるのに恥ずかしいから受け入れられないなんて……わたしにこんなピュアな心があったなんて)」←自分で言う


ネ級 「……はぁ 早く風呂入ろう」








数十分後…



提督 「……っん」スゥ…


提督 「……あさ、か」


提督 「…ふぁぁ!んん……」


提督 「(めずらしく朝に起きれたな いつももっと寝てるのに…)」ウトウト


提督 「(寝るのも遅かったからもっと日が登るまで寝てると思ってたが まぁ起きれたからいいか)」


提督 「…あれ?ネ級がいない もう起きて風呂入ったか 早いないつも」


提督 「まぁ汗臭いままじゃいやだもんな 俺も汗臭いまま過ごすのはごめんだ」


提督 「もう起きて時間経ってるのか?」スゥ…ズボッ 躊躇なくネ級が寝てた布団の中に手を突っ込む←無自覚無意識


提督 「………っん?なんだ なにか湿っぽいような…」


提督 「……まさか、な いやあの歳で…あれ?そもそもあいつ何歳だ?深海棲艦の歳って何歳だろ」


提督 「まぁ見た目的に成人は迎えてるだろ 知らんけど…」


提督 「……お、おねしょ なわけないよな?」パサッ… 恐る恐るネ級の布団をめくって確かめる←そこは確かめないのが普通では…?


提督 「………」ペタペタッシト…


提督 「……おねしょではないな 湿っけ的に汗かな?かなりぐっしょりだけど」


提督 「(体調崩したか?さすがに今の時期、夜寝ててもここまで汗かかないよな 俺も寝るときは寝苦しくなかったし)」


提督 「(ここ最近仕事詰めで体調崩したかな 早めに休ませてはいたが疲れが溜まってたのかもしれない)」


提督 「(今日は休みにさせるか 俺も二百cm単装砲の設計図をじっくり見たいから休憩しよう)」


提督 「(風呂はいってヲ級たちに指示伝えたら見るか まだ細かいところをよく見てないしじっくり見よう)」



ガチャッ


ヲ級 「提督いるか?」


提督 「おうヲ級 おはよ!今日はちゃんと起きたぞ」


ヲ級 「毎日ちゃんと起きろ またここで寝てたのか?ちゃんと部屋で寝ろと言ってるだろ」


ヲ級 「石床の上に布団敷いて寝てもけっこう体に響くだろ なんのためにベッドがある?」


提督 「わるいわるい でも大目に見てくれよ?区切ったのがもう深夜だったからその時間から風呂はいって寝るにしても時間かかりすぎるだろ」


ヲ級 「ならもっと早く区切ればよかっただろ 指揮官であるお前が寝込んだらいろいろ困る」


提督 「体調管理はちゃんとするよ よっと!」スクッ


ヲ級 「ここで寝てる時点で管理もくそもないんだがな」


提督 「…さてと それじゃ顔とか洗って飯にするか」ンー…!!


提督 「飯食い終わったら今日の指示を出す 頼むから今日も争い事は起こさないでくれよ?」


ヲ級 「それはヲーちゃん次第だな あいつがなにもしなければとりあえずは!なにもしない ちょっとでも変なことしたら殺すがな」


提督 「…殺すのはダメだからな やるなら身動きできなるぐらいまでだ」


ヲ級 「なら手足を取るまでだな やつの四枝取っても死なんだろ」


提督 「さすがに死ぬだろ…」


ヲ級 「…それと、となりにもうひとつ布団が敷いてあるが……まさかネ級が寝てたのか?」


提督 「あぁ 先にネ級が寝てたがその後俺が隣に寝た どこでもよかったが一箇所で寝た方がいいと思ったからな」


ヲ級 「…そうか」ビキッ!!


提督 「? ヲ級?なんか眉間にシワよったが…なにか気に触ること言ったか?」


ヲ級 「……いいやべつに お前には関係ない」


提督 「(完全に怒ってんな えっ俺何かしたか?)」


提督 「(ただネ級の隣で寝ただけでそんなに怒るか?ただ普通に寝てただけなのに)」


ヲ級 「(あとでネ級締めるか よくも提督と一緒に寝やがって…!!)」ギリッ


提督 「…あっそれと今日俺とネ級は開発休みにするからなにかあったら執務室に来てくれ 別の作業してるから」


ヲ級 「めずらしいな?いつもなら終わるまでフルで動くのに なにかあったのか?」


提督 「別になにがあったわけじゃないよ ちょっと新しい装備の設計図でも作ろうかなと思ってな」


ヲ級 「新しい装備か 奴らに対抗するためのやつか?」


提督 「あぁ 試製51cm連装砲じゃ限度があるからな それ以上の火力が出る武器を考えてるんだ」


提督 「二人がかりで動かす武器なんかも考えてる あの大鬼群を倒す武器となればかなりの大型が必要だからな」


提督 「ただまだなにも考えてないけどな とりあえず今日一日使って息抜きしながら考えようと思ったんだ」


ヲ級 「そうか まぁ息抜きは大事だからな だが息抜きで考えてたら休めないんじゃないか?」


提督 「なにか作るときに考えるのは俺の趣味でもあるからそれなりになるよ 行き詰まったり集中力が途切れたら仮眠とって休む」


ヲ級 「わかった なにかあればお前のところに行く 今日はゆっくり休め」


提督 「そうさせてもらうよ(よし これで100cm連装砲を作っても問題なくなった これなら怪しまれずに済む)」


提督 「(勝手に作るとなんでこんなの作ったとか言われそうだからな 事前に言っておけば言い訳せずにすむ)」


提督 「(あとは製作にどれくらいかかるか…)」













深海棲艦専用風呂場ー大浴槽



ネ級 「………」///ブクブク… 湯船に口をつけて泡を作って吹かせている


ネ級 「(…まずい まだ提督の隣で寝たことが頭から離れない しかも隣にいたのに、その…し、しちゃったし)」///


ネ級 「(いつ起きるかわからないのに長い時間しちゃった もし起きたら…お、襲われてたかもしれない)」///


ネ級 「(でもそれはそれで嬉しいけど…私で興奮してくれたなら、初めてもあげるし……)」///カァァ…


ネ級 「(でもバレずに済んだから顔合わせづらくはない わたしは若干つらいけど…)」///


ネ級 「(また隣で寝れないかな?そうすれば毎日欲求不満が解消されるのに…)」///


ネ級 「(願わくば提督に手を出して欲しいが………)」///ボー…


ネ級 「(……いろいろ、してほしい………)」クラ…



…タッタッタッ


ガラッ


ヲ級 「おいネ級 ちょっとツラ貸…」



ネ級 「」///ブクブク… 湯に顔を付けて気を失ってる


ヲ級 「おぃぃーっ!!おまえなにやってんだ!!」ピチャピチャッ!!!!


ヲ級 「寝てんのか!?のぼせたのか!?とにかく起きろバカ!!」ザバァア!!


ネ級 「………ふぇ?あ、ヲ級…おはよー……」///ポタポタ…


ヲ級 「おはようじゃない!!風呂場で寝るなんて自殺行為だ 深海棲艦が溺死したなんて洒落にならん!!」


ヲ級 「着替えの場所まで運ぶからおとなしくしてろ!」ピチャピチャ…


ネ級「ふぁーい…」








数分後…



ネ級 「…」キュゥゥ… 敷かれたタオルの上に寝かされて落ち着いてる


ヲ級 「…」パタパタ… うちわを仰いでネ級の熱を冷ましてる


ヲ級 「(怒る気で来たのに顔面湯につけた状態で寝てたらさすがに怒れん 寝てからすぐ上がらせたから大事にはならなかったが)」


ヲ級 「(まったく人騒がせなやつだ こっちはイラついてたのにそんな気持ちがどこかいったよ 怒ろうと思ったのに…)」


ヲ級 「…っと 飲み水用意してやるか ここに備え付けられてる冷蔵庫に水くらいあるだろ」スクッ


ヲ級 「(なかったら流しから組めばいいか 別に飲めなくはないだろ)」


ネ級 「………」グテー…






数分後…



ネ級 「……っんん」スゥ…


ネ級 「…あれ、わたし なんでここに?」


ヲ級 「起きたか 具合はどうだ?」


ネ級 「ヲ級?なんでお前がここに てか頭痛い…」ズキズキ…


ヲ級 「湯船に浸かった状態で寝てたんだ しかも顔面まで浸かってたから危なかったぞ」


ヲ級 「おそらくのぼせたんだろ 深海棲艦が溺死とか洒落にならんぞ」


ネ級 「……のぼせた?わたしが…?」ボー…


ヲ級 「まだぼーっとするみたいだな 飲み水持ってきてあるから飲め」スッ


ネ級 「あっありがと…」スゥ…


ネ級 「(わたしなんでのぼせたんだろ?たしか昨日作業してて…それでお風呂入らなかったから今入って……)」ゴクゴクッ


ネ級 「(…入って……?)」


ネ級 「…ーっごふぅ!!」ブハッ!! 水が気管に入ってむせる


ヲ級 「きたなっ!?おま、いきなり吐くな!!」


ネ級 「ごほっごほっ!!ごめ…!!」///ケホッ


ネ級 「(そうだっ提督と寝てたことを思い出して…そのままっ)」///


ネ級 「(やばい またのぼせそう…いやもう湯船に浸かってないけど)」///


ヲ級 「…おい大丈夫か?また顔が赤くなってるが」


ネ級 「だっだいじょうぶ まだ完全じゃないから…」ツツー…


ヲ級 「おい言ってる側から鼻血が出てるぞ」


ネ級 「……だ、だいじょうぶ」ポタポタ…


ヲ級 「さっきより出てるぞ…頭から水かけるか?少しでも冷ますために」


ネ級 「……だいじょうぶ」ドバァ…


ヲ級 「…」ガシッドボボ… 持ってきた飲み水をネ級の顔にぶっかける


ネ級 「ごぼぼぼぼっ!!!!くっくるし!!」


ネ級 「やめっヲ級、やめーっ!!」


ヲ級 「……鼻血垂らしっぱなしにしてるから自ら判断してかけた 明らかにやばいだろ」


ヲ級 「もっとかけてやろうか?かけて欲しいならあと十本ぐらいかけてやるが」


ネ級 「いらん!!てか着替え所を水浸しにするな!」


ネ級 「鼻血が大量に出てても水かけるな!むしろストレスで血圧上がって出るわ!」


ヲ級 「そう思わなければいいだろ ひとがせっかく水かけてやったのに」


ヲ級 「…わかった なら首元に氷でも付けておくか?たしか冷凍庫にあったはずだ」


ネ級 「いやもういいよ…水かけられた後に凍った物を首に押し付けられたら冷たすぎる…っと」ムクッ


ネ級 「ふぅ…だいぶ落ち着いた まだ薄痛いけど、とりあえずは動けそうだ」


ヲ級 「無理はするなよ 大量に鼻血出してのぼせてたんだ もう少し様子見た方がいい」


ネ級 「そうしたいのは山々だけどここで濡れたまま寝てたら風邪ひくよ せめて体とか拭いてから休まないと」


ヲ級 「無理して動いて怪我する方がいやだろ …まぁ風邪引くのも嫌だが」


ヲ級 「さすがにひとの体を拭くのは気が引けるから自分でやってくれ 見張りはしてやるから」


ネ級 「見張りしなくていいよ…見られながら体拭く方がやりにくいから」


ヲ級 「なら後ろ向いてるからその間に拭いてくれ 変な音がしたり倒れそうになったらすぐ助ける」


ネ級 「後ろ向きで倒れそうになったらわかるの?」


ヲ級 「たぶんわかる 気配でだいたい分かるだろ」


ネ級 「ほんとかな…まぁいいや それじゃ後ろ向いてて」


ヲ級 「わかった」クルッ











ネ級 「…っと これでよしっと」パサッ


ネ級 「ヲ級もう平気だ 着替え終わったよ」


ヲ級 「っん 終わったか とくに問題なく着替えられたようだな」クルッ


ネ級 「あぁ 心配かけてすまない もうだいじょうぶだ」


ネ級 「…てか、ヲ級はなんで風呂場に来たんだ?大浴場なんて普段使わないのに」


ネ級 「なにか私に用があったのか?」


ヲ級 「っ…」ピクッ


ネ級 「……? ヲ級?」


ヲ級 「……今回は許す 病み上がりのお前に怒るほど私も腐ってない」


ヲ級 「次提督と一緒に寝たら…どうなるか覚えておけ」タッタッタッ…


ネ級 「ーっ!!?」ドキィッ!!!!


ヲ級 「それじゃ私は食堂に行く 提督が今日お前は休みだと言ってたが聞いてから休め」ガチャッ


パタンっ…



ネ級 「ーっ…」サー…


ネ級 「(…あっ危ない 気失っといて助かった 気失ってなかったら今頃半殺しにされてた……)」ゾクッ!!


ネ級 「(てかなんで知ってる?工房に行って敷いてある布団が密着してたからそう思ったのか?)」


ネ級 「(それとも提督が言ったのか?私と一緒に寝たと話したならわかるが…でもそんなこと言うかな?わざわざ自分からばらすことしないと思うけど)」


ネ級 「(…まっまぁいい とりあえず助かったから深く考えないでおこう)」


ネ級 「(今日休みなら部屋でゆっくりしてようかな ずっと工房で主砲作ってたから久々に息抜きできると休める)」


ネ級 「(提督はなにすんだろ?提督もゆっくりするのかな ちょっと気になる…)」


ネ級 「…休みのことを聞くと同時に聞いてみよ 一緒に休みなら一日いられるし…」///


ネ級 「……早く聞いてこよ」///タッタッタッ…













提督室



提督 「ふぅー…いい湯だった やっぱ朝風呂は最高だな」ガチャッ…


提督 「夜はいるよりも朝の方がさっぱりする まぁ朝に入ってる時間がないから普段しないが」


提督 「あついから上は着ないで出てきちまったがはしたなかったな 誰も来ないとは思うが早く着るか」タッタッタッ…



コンコンっ


提督いる?ネ級だけど


提督 「ネ級?いるよ 何か用か?」


今日休みだって聞いたんだけど…中入るよ?ガチャッ


提督 「あっまて 今は…」


ネ級 「おじゃましま……」


提督 「………」半裸状態でネ級に見られる


ネ級 「………」


ネ級 「ーっ!!? ごっごめん!!着替えてたのか」///カァァ!!


ネ級 「着替えてるなら言ってくれれば入らなかったのに…」///


提督 「言う前に入ってきたから言いようがないよ…しかも呼びかけてからすぐ入ってきただろ」


ネ級 「…たしかに ノックした後すぐ入った気が(てっ提督の裸姿…初めて見たかも)」///ドキドキ…


ネ級 「(腹筋が割れてるし腕の筋肉も盛り上がってすごい…意外にも筋肉ついてる)」///チラッ


ネ級 「(ずっと見たい…とはまでは言わないけど もう少し見ていたいな…)」///


提督 「すぐ着替えるからまってくれ 女に裸体見せながら話すわけにはいかないからな」バサッ


ネ級 「えっ…もう切るのか?あっ」///


提督 「なんだ俺の筋肉が気になるのか?お前筋肉好きだったか?」


ネ級 「いやそういうわけじゃ…(提督のだから好きなんだよ…なんて言えない)」///


提督 「まぁでも女に裸体見せ続けるのは失礼で変態になるから着るよ 見せるほどついてないし」シュルシュル…


ネ級 「(それなりについてると思うが…)」///


提督 「…っと これでいいだろ」パサッ


提督 「待たせたな それで今日休みのことだよな?」


ネ級 「あっあぁ ヲ級から聞いたけど念の為確認しに来たんだ それと同時に提督は今日何するのかを聞きに来た」


提督 「おれ?俺は奴らに対抗するための武器を考えようとしてたよ まだなにも考えてないが試製51cm連装砲だけじゃ火力不足だと思ってな」


ネ級 「えっ休みにしたのに仕事なのか?」


提督 「いや なにかを作るときに考えるのは好きだから息抜きのひとつだ 俺にとってはだけどな」


提督 「ネ級も今日は好きにしてくれ 最近ずっと開発ばかりだったから疲れが溜まってるだろ また明日から作業詰めだからゆっくりしてくれ」


ネ級 「……一緒に考えちゃダメか?わたしも考えるの一緒にしたいんだが」


提督 「…っえ」


ネ級 「私だって開発したりするのは好きだから考えるのも好きだ だから一緒に考えないか?」


提督 「それは構わないが…ゆっくりしてていいんだぞ?いつもみたいに寝てても」


ネ級 「寝るのはいつでもできる だから考えさせて欲しい」


提督 「そっそうか まぁお前がいいなら…(そんなに考えたいのか?ネ級が寝るのを後回しにするなんて…)」


提督 「(みんなのことを考えてくれてるのかな なんとしてでも奴らを倒さないといけないからそれで…)」


ネ級 「(提督と一緒に休日を迎えたい!!寝たいのもあるがそんなことよりも一緒に居られる方が優先!!)」///


提督 「…ならひとつだけ伝えておきたいことがある 今から言うことは他言無用にして欲しいんだが」


ネ級 「…っえ な、なに?」


提督 「ひとつだけ作成しようと考えてるものがあるんだ しかも設計図も完成してる」


提督 「俺一人で作ろうと思ってたんだがこれをひとりで作るのはかなり時間がかかる だからお前にも手伝って欲しい」


ネ級 「なんだそんなことか 別に隠すこともないだろ?作るなら私も手伝う」


ネ級 「どんな武器を作るんだ?設計図があるなら見せてほしい」


提督 「見せるのはいいが誰にも言うなよ 話すとしても今日の案でできたと言ってくれ」


ネ級 「……っえ それってどういう…」


提督 「とりあえず見た方が早い 今設計図を取ってくる」タッタッタッ…ガチャッ 提督の部屋に置いてある戸棚に閉まっておいた設計図を取り出す


提督 「これだ かなり図がでかいからベッドの上に広げよう」タッタッタッ…パサッ


ネ級 「……なんだこの設計図 二百cm単装砲?」


ネ級 「しかも細かい図まで書いてあるじゃないか ほぼ完成してるぞ」


提督 「あぁ あとはこの図の通りに作ればいいだけだ 今まで作ったことないものだからどれくらいかかるかわからないがな」


提督 「ネ級はどれくらいかかると思う?俺はこれ一つで考えれば一ヶ月はかかると思うが」


ネ級 「……完成だけなら一ヶ月でもいけそう でもこれかなり部品必要だぞ?こんなに部品あるか?」


ネ級 「ただでさえ試製51cm連装砲に使ってるのに…下手したら今の主砲分だって足りるかわからないんだぞ」


提督 「んー…部品作る分の資材はあるからそれでなんとか作るしかないな」


ネ級 「だとしたら二〜三ヶ月以上かかるぞ 部品作りからスタートしたらそれくらいかかる」


ネ級 「しかも資材も使い切るだろこの主砲作ったら 部品だけで資材なくなるからそれも調達しないと」


提督 「…資材は調達班に頼むか 開発は俺たちで…と言いたいが明らかに足りないな」


ネ級 「いつも二人体制だからな もうひとり出来るやつはいるけど…」


提督 「離島棲鬼……でもあいつはめんどくさがってやらないんだよな 技術は持ってるんだが」


ネ級 「しかも戦闘要因だからな 二軍隊の中で特に面倒くさがりなやつだから」


提督 「…一応手伝ってくれるか聞いてみるか」スゥ…


ネ級 「聞くだけ無駄だと思うが…」


提督 「俺もそう思う」ピピピッ



プルルルル…プルルルル…


ガチャッ


離島棲鬼 『はいはーい離島棲鬼よ 珍しいわね電話してくるなんて』


離島棲鬼 『なにかようかしら?出撃なら緊急時以外出ないわよ』


提督 「いや出撃じゃないんだ 開発を手伝って欲しいんだが…」


離島棲鬼 『やだ めんどい』キッパリ


提督 「だよな…じゃあいいや じゃあな」スゥ…


離島棲鬼 『ちょっと!そこはもう少し粘りなさいよ すぐ諦めるんじゃないわよ!』


提督 「だっていつもそう言って手伝ってくれないだろ だからいいよ」


離島棲鬼 『情けないわね そこはもっと粘りなさいよ!もしかしたらがあるでしょ!』


提督 「そう言って手伝ってくれたことないだろ それじゃ切るぞ」


離島棲鬼 『だから諦めんじゃないわよ!まったく…』


離島棲鬼 『それでなにを作るのかしら?なにか珍しいものなら作ってあげなくもないわよ』


提督 「…珍しいものならね」


提督 「(たしか離島棲鬼はヲ級とあまり仲良くなかったよな 二百cm単装砲のことを話してもバラされることないかな)」


提督 「(他の奴にもバレたくないんだが…今は人の手が欲しい しかたないか)」


提督 「珍しいものなら今から作る予定だ それを作って欲しい」


離島棲鬼 『あら?ちょうどいいじゃない ちなみにどんなものかしら?』


提督 「それはこっち来てから話す とりあえず来てくれないか?」


離島棲鬼 『わかったわ 今から行くからお茶の準備はしといてよ?』


提督 「お茶!?あぁ うん…わかった」


離島棲鬼 『それじゃ行くわよー!』


ブツッ…


提督 「…(あいかわらずちょっとめんどい…)」スゥ…


ネ級 「提督 離島棲鬼には話すのか?内緒と言ってたのに」


提督 「今は人手がほしいからしかたない 少しでも早く装備を作りたい」


ネ級 「(…次から二人きりじゃなくなるのか ざんねん…)」ハァ…


提督 「さてと、お茶用意しとけって言われたから用意するか なんで用意しないといけないんだか…」ハァ…


ネ級 「あっわたしも飲みたい」


提督 「あいよ ついでだから用意するよ」











離島棲鬼 「…んんー!やっぱり提督のお茶はおいしいわね 久々に飲めてよかったわ」コトッ


提督 「それはよかった」


ネ級 「(おいしい…)」ゴクッ


離島棲鬼 「…それで、珍しいものはどれかしら?設計図はもうできてるのよね」


提督 「あぁ だがその前に守って欲しいことがある」


離島棲鬼 「あら?なにかしら」


提督 「今から見せる設計図は誰にも教えないこと 教えるとしても今日作成したと伝えることだ」


提督 「いろいろと問題があってな とくにヲ級には知られたくないんだ」


離島棲鬼 「なんだそんなこと 安心して?どうせ話す相手いないから」ドンッ!!


ネ級 「…それ、自分で言って悲しくないか?」


離島棲鬼 「べつに?わたしは一人でいるほうが好きだし 誰かとつるむのはいろいろとめんどうなのよ」


離島棲鬼 「昔居た場所じゃハブられてたからね やる気のないやつとは関わりたくないってね」


離島棲鬼 「深海棲艦でも戦うのが嫌だというやつは少なからずいるわ 私はめんどうだから戦いたくないだけだけど」


提督 「それでここに来たんだよな 最低限働くという条件で」


離島棲鬼 「えぇ 二軍戦闘要因だけど」


離島棲鬼 「まぁ誰かに話すことはないから安心して それでなにを作るのかしら?」


提督 「…これを作ろうと思ってるんだ」バサッ


離島棲鬼 「…二百cm単装砲?随分も大きい主砲を作るのね」


離島棲鬼 「これはあの新型深海棲艦用の装備かしら?」


提督 「あぁ 大鬼群を倒すために考えた装備だ かなりの大型の装備だがこれさえあれば対抗できると考えてる」


提督 「今まで作ったことないから珍しさはあるだろ 頼めるか?」


離島棲鬼 「……材料は揃ってるのかしら?」


提督 「俺が足りないパーツを作っていくから今揃ってるパーツでできるものを作ってくれ」


離島棲鬼 「わかったわ 引き受けるわ」


離島棲鬼 「ただあなたたちと比べたら腕は劣るからそれは勘弁してね なるべく品質のいいものを作るようにはするけど」


ネ級 「ある程度作ってくれればメンテなんかは私たちでやるから安心しろ とりあえずこのとおりに作ってくれればいい」


離島棲鬼 「そうしてくれると助かるわ それじゃ今日は詳しく知りたいからこの設計図を見ながら教えてくれるかしら?」


提督 「もちろんだ 材料の在庫も確認しないとわからないから工房に行くか それで作る順番を決めよう」


離島棲鬼 「わかったわ」


ネ級 「(二人っきりじゃなくなった…残念)」

(´・ω・`)













提督室



タ級 「…」カリカリ…


レ級 「…もう板に付いてきたわね 最初の頃とえらい違いよ」


タ級 「さすがに何回もやってたら慣れるよ てかなんで毎回私がやるんだ?ヲーちゃんいるのに」カリカリ…


ヲーちゃん 「よろなのね!」d('∀'*)


タ級 「…めんどくさいんだな わかるけどさ」


レ級 「てか私は今のところ出撃や遠征ないけど平気なの?みんなからなにか言われそうだけど」


ヲーちゃん 「言われてもまだ完全じゃないと言えばいいだけなのね まだしゃべり方や落ち着きがないんだから余計なことはしない方がいいのね」


ヲーちゃん 「もし遠征とかに参加したら確実にみんなから声かけられて話さないとけないの 下手に話して怪しまれたらまずいのね」


レ級 「それはそうだけど…」


タ級 「…ならヲーちゃんと一緒に遠征や演習すればいいんじゃないか?ずっとここにいたら体力も落ちるぞ」


ヲーちゃん 「んー…それもそうなのね 体力落ちてるといろいろまずいのね」


ヲーちゃん 「じゃあ今日は私たちだけで演習するのね!一体二で相手してあげるのね」


タ級 「ヲーちゃんひとりか?」


ヲーちゃん 「もちろんなのね でもひとりで戦いたいなら譲るけど」


タ級 「いいや結構だ お前相手にひとりで戦うなんて無謀にも程がある 一瞬にしてやられるのが目に見えてる」


レ級 「私もパス 絶対死ぬわ」


ヲーちゃん 「いやさすがに死ぬことは…」


レ級 「…私の装備って戦艦装備なのよね たぶん感覚は覚えてると思うけど扱えるか心配だわ」


タ級 「感覚が覚えてるなら平気じゃないか?完全に忘れてるならまずいかもしれないが」


ヲーちゃん 「やってみればわかるのね とりあえず演習するのね」


レ級 「手加減しなさいよ 死にたくないからね」


ヲーちゃん 「いやだから殺さないのね…」








通信室



ヲ級 「…」ジジ…ジジ… 基地を中心としたかなりの距離から通信器具の盗聴をしてる


ヲ級 「……」ジジ…ジジ…


ヲ級 「………」ジジ…ジジ…


北方棲姫 「…どう?なにか引っかかった?」通信班


ヲ級 「…いや、なにも引っかからない この近くにはいないようだ 今のところはな」パチンッ


ヲ級 「今のところなにも傍受できてないんだよな?」


北方棲姫 「うん 最近ずっとなにもないよ」


北方棲姫 「…っあ でもひとつだけあったかも」


ヲ級 「なんだ?」


北方棲姫 「解読不可能なんだけど…なんかモールス信号で通信してるのは一昨日あったよ」


ヲ級 「解読不可能?お前モールス信号知らなかったか?」


北方領土 「全部知ってるよ でも並べても言葉にならない…」


ヲ級 「…言葉にならない?」


北方棲姫 「録音してあるから聞いてみるといいよ たぶんヲ級もわからないと思うけど」カチャカチャ…


ヲ級 「聞かせろ」


北方棲姫 「わかった 再生するよ」ピッ


録音 『ーー・ー(あ)、・・・(ら)、ー(む)、ー・・・ー(め)、・ー・・・(お)、ーーー(れ)』


録音 『ーー・・(ふ)、・ー・ー・(ん)、・ー・ー(ろ)、・ー・ー(ろ)、ーーーーー(0)』


ヲ級 「あらむめおれ…ふんろろ0……っは?」


北方棲姫 「わたしもそうなった 解読不能でしょ?」


ヲ級 「あぁ なんだこの通信?これでどうやって相手に伝えるんだ」


ヲ級 「こんな意味不明な言葉じゃまったく伝わらん しかも誰がこんな通信を…?」


北方棲姫 「…ひとつ思ったことがあるんだけど これもしかしたら独自通信じゃないかな?」


ヲ級 「独自通信?自分で考えた通信方法のことか」


北方棲姫 「うん 敵に傍受されてもわからないようにするため自分たちで考えたモールス信号でやり取りしてるんだと思うの」


北方棲姫 「そうじゃなきゃこんな変な言葉にならないはず さすがに独自だと情報がないと調べようがない…」


ヲ級 「…このへんな通信は一回だけか?」


北方棲姫 「………」


ヲ級 「…? 北方棲姫?」


北方棲姫 「……実はね けっこう前からあったの 最近はなかったから気にしてなかったけど」


北方棲姫 「…そしたらね 解読できる通信があったの」


ヲ級 「それはなんだ?」


北方棲姫 「っ……」ググッ…


ヲ級 「……なぜためらう そんなに言えないことなのか?」


北方棲姫 「…ごめん 今まで隠してて でも…言いたくなかったの」


ヲ級 「なぜだ?」


北方棲姫 「…傍受してるのがバレてるの わたしがいろいろ傍受してたらね」


北方棲姫 「【この通信を聞いてる者に告ぐ 我々新型深海棲艦はこの世界を真っ赤に染める 反国連軍ナンバー756の名のもとに】」


北方棲姫 「【傍受してることはお見通し 我々が気づいてないわけがない 楽しみにしていろ】」


北方棲姫 「…これが相手から来た信号 まさかバレるとは思ってなかったし新型深海棲艦が実在するなんて思ってなかったから言うに言えなくて…」


ヲ級 「…そうか わるいな変に心配させて だがそういうことはすぐ知らせてくれ 提督や私でもいいから」


北方棲姫 「うん 次からそうする」


ヲ級 「しかし反国連軍とはなんだ?聞いたことないが」


北方棲姫 「それは私も思った 反国連軍っていろんな国を敵視してる軍なのかなと思ったけど…そんな組織がいるなんて聞いたことないし」


ヲ級 「…」


ヲ級 「(わたしが元艦娘だった頃も聞いたことがない いろいろ軍の秘密を知ってたつもりだが…)」


ヲ級 「(提督ならなにか知ってるか?ちょっと聞いてみるか)」


ヲ級 「提督ならなにか知ってるかもしれないから情報を持っていくと同時に聞いてくる」


北方棲姫 「わかった おねがいね」













外の洗濯場



駆逐棲姫 「〜♪」バサバサッ 外の洗濯干す場所にみんなの着替えを干してる


港湾棲姫 「今日もいい天気ですね みなさんの着替えもよく乾きます」カチャカチャ…


駆逐棲姫 「ほんとですね やっぱり洗濯物は外で干すに限りますからね!」


駆逐棲姫 「お日様の匂いが服について心地良いんですよね 洗剤とはまた違った匂いで好きです」


港湾棲姫 「室内では洗剤の匂いしかつきませんからね 太陽の匂いなんて深海棲艦である私たちには本来無縁なのでよけいにありません」


駆逐棲姫 「ここの部隊に入れてよかったです 他のところは戦闘を絶対とするところが多いのでちょっと面倒なんですよね」


港湾棲姫 「深海棲艦の領土を広げようとしてますからね しかたありません」


駆逐棲姫 「…港湾棲姫さんはなんでここに入ったんですか?戦闘ではここの基地の中でもトップクラスに立つにも関わらず医務を担当してますが」


港湾棲姫 「…そうですね たしかに戦闘に関してはそれなりの強さを持っています 別のところに居たときもリーダーとしてみなさんを指揮してきました」


港湾棲姫 「ですが艦娘を沈めていく度に懸念を抱くようになりました なぜ私は艦娘を沈めていくのかと」


港湾棲姫 「海軍は私たちを沈めようとしてくるから対抗してる…そう思えば妥当な考えだと思いますがそれとは別に沈める必要性があるのかを考えるようになりました」


港湾棲姫 「他の深海棲艦の方たちはなぜか恨みやツラミがあるから沈めてると仰っていましたが実際にはその恨みやツラミって具体的にわかっていません」


港湾棲姫 「なにに対して恨みを持ってるんですか?生まれた時からなぜ恨みを持ってますがなぜ持ってるのかがわかりません 私も最初は持っていましたが懸念が生まれてきたと同時に疑問を抱くようになりました」


港湾棲姫 「なので戦う理由を知りたくて前のところを辞めてここに来ました 入った当初は戦闘要因として採用されましたが先程も言いましたが戦うことに対して懸念を抱いてたので医務を推薦したんです」


港湾棲姫 「まぁあたり前ですが反対されましたけどね ヲ級さんからは戦闘能力がずば抜けて高いから絶対に戦闘要因だと怒鳴り声で言われました」


駆逐棲姫 「…そこで提督が許可したんですか」


港湾棲姫 「はいその通りです 戦闘要因にしようとヲ級さんは私や提督に説得されて渋々ながら許可してくれました」


港湾棲姫 「無理に戦闘要因にしてもいいことないの緊急時以外医務を担当することができました無理して言った甲斐がありましたよ」


駆逐棲姫 「…そうだったんですか」


港湾棲姫 「駆逐棲姫さんはなぜここに来たんですか?やはり戦闘したくないからでしょうか」


駆逐棲姫 「んー…半分正解で半分間違いです たしかに戦闘もいやですが戦闘以外にも元々私のところには戦闘狂が居てかなりうるさかったんです」


駆逐棲姫 「少しでも陣形や攻撃を外すと怒られて嫌気が差すようなってきたんです なので前のところを抜けてここに来ました」


駆逐棲姫 「元々戦闘は得意ではないうえに好んでいなかったので提督が仕切る部隊があってちょうどよかったです」


港湾棲姫 「基本深海棲艦は戦うのが普通ですからね 戦いが嫌なんて聞き入れてもらえません」


駆逐棲姫 「まったくその通りです 戦いが全てなんて私にはゴメンです 戦い以外にも楽しみや平和に暮らしたいです」


港湾棲姫 「私も同じです そうなると海軍と和平交渉するのが一番いいんですよね …まぁ、絶対に不可能ですが」


駆逐棲姫 「……向こうは完全に敵視してますからね それにヲ級さんや提督も海軍を滅ぼそうとしてるのでよけいに無理です」


駆逐棲姫 「なら少しでも平和に暮らせるここで過ごしてた方がいいです 提督がいつ本気で海軍を落とす日が来るかわかりませんが…」


港湾棲姫 「そうですね…できれば来て欲しくないですが過去にお嫁さんが同僚に殺されてるから許すはずありません」


駆逐棲姫 「過去に話してましたもんね 嫁艦が殺されたから絶対に壊滅させると」


港湾棲姫 「はい…あそこまで怒りを露わにした提督を見たのは初めてでした 多少の叱りや説教はありましたが殺意まで出したことはありません」


駆逐棲姫 「それほど恨んでるということですね …そうなると平和はありませんね」


港湾棲姫 「……そうですね」


港湾棲姫&駆逐棲姫 「「………」」


駆逐棲姫 「…今のうちにここでの生活を堪能してましょう その日が来るまで」


港湾棲姫 「…そうですね その時が来るまで」













演習場



タ級 「………」


ヲーちゃん 「…えーっと、レ級 ちょっといいのね?」


レ級 「なに?」タ級の背後に回って援護体制に入ってる


ヲーちゃん 「なんでタ級の後ろにいるのね?レ級は前線だから前にいないと…」


レ級 「あれ?そうだったかしら たしか後ろから援護してたような…」


タ級 「たぶんそれ駆逐艦だった頃の記憶だろ レ級は前線に出て戦ってたから前に出ないと怪しまれる」


レ級 「んー…記憶がごっちゃになってわかりにくくなってるわね すごくやりづらいわ」


レ級 「まぁでも、前に出てたなら出るしかないわね 怪しまれるとめんどうだし」ザー…


ヲーちゃん 「それじゃまずは軽めにやるのね レ級はとにかく今までの戦い方を思い出して動いてほしいのね」


ヲーちゃん 「その動きをタ級は見ててあげてほしいの 今までと違ったら指摘して」


タ級 「わかった」


ヲーちゃん 「艦載機発艦!!」バババババッ!!!!!!


各種の艦載機 「「」」ブーン… 各種類の艦載機がヲーちゃんの周りに飛び回る


ヲーちゃん 「全艦載機 周りに壁を作るように張ってほしいのね 今の演習は誰にも見られたくないのね」


全艦載機 「「了解っ!!」」ブーン…


タ級 「…艦載機で壁作るんだ また豪快だな」


ヲーちゃん 「変に壁とか作って置いとくと怪しまれるからね 艦載機で張った方が怪しまれないのね」


レ級 「…まさかこれ全部と相手するなんて言わないわよね」


ヲーちゃん 「それはないのね さすがにこの数相手にさせるのは拷問なのね」


ヲーちゃん 「艦載機はあくまで周りからの視界を妨げるためだけなのね 戦うのは私自身だけ」


レ級 「ならよかった」


ヲーちゃん 「それじゃどんどん攻めてきて 今わかってるレ級の戦い方を見せて欲しいのね」


レ級 「わかったわ」スチャッ 主砲を構えて戦闘態勢に入る


タ級 「ヲーちゃん 私は見てるだけの方がいいか?それとも共に行動した方がいいかな」


ヲーちゃん 「んー…まずはレ級単体で動きを見てからの方がいいかな まだどういう動きするかがわからないから」


タ級 「…それもそうか」


レ級 「それじゃ行くわよ!」ザーッ!!…



ヲーちゃん 「(まっすぐ突っ込んできた 前のレ級も同じ行動をとってたからここは一緒なのね)」


ヲーちゃん 「(この次は狙いを定めて砲撃、一回放ったらこっちの攻撃が当たらないように横移動を始めて狙いを定まらせないよう動くはず)」


レ級 「喰らいなさい」ボンボゥンッ!!!!


ヲーちゃん 「…」ザー…バシャバシャンッ レ級の放った砲弾の軌道から移動して外れ避ける


レ級 「(外れたか まぁ目の前で放たれた砲弾が当たるわけないか なら次は…)」ザー… 突っ込んで走るのをやめてヲーちゃんの周りを円を描くように走り出す



タ級 「(円を描いて走行し始めたか あれはレ級と私の敵を囲むやり方…昔と変わらないようだな)」


タ級 「(昔と変わらないなら私も参加させてもらうか レ級の反対側を走ればいつもの囲い作戦ができる!)」ザーッ!!…



ヲーちゃん 「(っ! タ級が動き出した いつもの作戦だと判断して来たんだね)」


ヲーちゃん 「(この様子なら心配なさそうなのね あとは他の戦術も確認しておかないと)」



レ級 「…」ザーッ!!…


レ級 「(タ級が反対側についてくれた てことはこのやり方はあってるようね)」


レ級 「(ヲーちゃんもとくになにも言わないからこのまま続行して砲撃 それと同時にタ級も放つはず!)」スチャッ 中央にいるヲーちゃんに向けて主砲を構える


タ級 「(主砲を構えたな 今のところ作戦は同じやり方、このあとも同じか?よく見ておかないと)」


レ級 「タ級あわせなさい!!」ボンボゥン!!!!


タ級 「あいよ!!」ボンボゥン!!!!



ヲーちゃん 「…」ヒュンヒュン… 左右からくる砲弾を一歩も動かず華麗に避ける



レ級 「(一歩も動かずに避けた!?冗談でしょ 左右から放たれた砲弾を身体をうねらせただけで…!!)」


タ級 「(さすがヲーちゃんだな 今のを一歩も動かないで避けるなんて)」


タ級 「(さて次の行動は…)」


レ級 「っ…」スッユビサシ 手を上に挙げて指を二本立ててヲーちゃんに向けて指を指す


タ級 「っ!」コクンッ



ヲーちゃん 「(今のは二秒後ずつに砲撃する合図 レ級から砲撃してその後交互に放つ…これもレ級とタ級の作戦)」


ヲーちゃん 「(ふたりはコンビ技が多いから最低限その辺を覚えてくれてるようでよかったのね でも全部確かめておかないと)」


レ級 「死ねぇ!!」ボンボゥン!!!!


タ級 「死ねっ!?レ級それは言い過ぎ!!」ザーッ!!…ボンボゥン!!!!


ヲーちゃん 「だいじょうぶなのね 気合が入ってる証拠だから気にしてないのね」ヒュン…ヒュン…


レ級 「(なんでさっきからよけれるの!?一歩も動いてないのに!!)」ボンボゥン!!!!…ボンボゥン!!!!


レ級 「(あのヲ級と対等にやりあってるのは何度も見た事あるけどここまで強かった!?今までこんな避け方見たことないわよ!!)」


レ級 「(…仕方ない あまり得意じゃないけど接近戦でやるしかないわね)」スックルクルッユビサシ 真上に指を差してクルクル回しヲーちゃんに指差す


タ級 「(接近!?ヲーちゃん相手に!?本気か!?)」


タ級 「(遠距離からじゃ当たらないからって接近戦で勝てる相手じゃないだろ!!さすがにそれは無理だ!!)」フルフル


レ級 「(ムリ!?じゃあどうするのよ!遠距離でも接近でも無理なら他に何があるのよ!)」ブーブー 親指を下に向けて否定的態度を示す


タ級 「(接近やる前にS字に動いて不規則な動きをしよう それがダメだったら別の作戦にいこう!)」スー…ビシッ 指を上に向けてSを描きヲーちゃんに指差す


レ級 「(S字?不規則に動いて攻めるのね わかったわ)」コクンッ


レ級 「(でもそれがダメだったら接近戦で行くわよ いいわね?)」スー…ブンブンッビシ Sを描いて手を振りヲーちゃんに指差す


タ級 「(わかった ダメだったらそれで行こう)」コクンッ



ヲーちゃん 「(今の合図は…S字に動いて不規則に動く作戦だったはず 攻めてきたと思ったら退いての繰り返しで動きを読めなくさせて戸惑わせる その隙を狙って砲撃)」


ヲーちゃん 「(接近戦でやろうとしてたみたいだけどタ級が無理だと判断して変えたのは良い判断なのね 私に接近戦で挑もうなんて自殺行為なのね)」


ヲーちゃん 「(私は遠距離や酸素魚雷での攻撃も得意だけど、一番得意なのは接近戦なのね)」


ヲーちゃん 「(本気の睨みつけも接近戦でしか使えないから元提督に何度教えてもらったか…)」



タ級 「(ヲーちゃん相手に接近戦は自殺行為 ヲ級と演習してるのを何度も見てきたがあれは異常だった)」ザー…


タ級 「(あのヲ級の攻撃をすべて避けてたんだ しかも艦載機の攻撃も一発も当たらず紙一重で避けてたからそんな相手に接近戦なんて無理だ!!)」スチャッ


タ級 「(でも私たちの作戦は全部把握されてるんだよな 作戦内容の相談とか全部ヲーちゃんにしてたから…)」ボンボゥンッ!!!!


レ級 「いい加減当たりなさいよ!!なんで一歩も動いてないのに避けれんのよ!!」ボンボゥンッ!!!!


ヲーちゃん 「もっと風の動きを読むのね そんながむしゃらに打ってたんじゃ当たらないのね」ヒュンヒュン…


ヲーちゃん 「本気で殺す気でやりに来るのね 甘い考えを持ってるなら反撃するよ?」ギロッ


タ級 「ヲーちゃん!?これ演習だったよな!?殺す気でいくのはまずいから!!」


レ級 「じゃあそうさせてもらうわ!」ザーッ!!… 作戦を変えて接近戦に切り替えヲーちゃんに突っ込んでいく


タ級 「ーっば レ級接近はまずい!!」ザーッ!!… 勝手な行動したレ級に合わせてヲーちゃんに接近する



ヲーちゃん 「私相手に接近戦なんて…愚かなのね」ポイッ…バシャバシャンッ 装備を全て外して海に落とす


ヲーちゃん 「いいのね かかってくるのね」スゥ… 右手に拳を作り右足を前に出し、左手は手の平を出して後ろに回し構える


レ級 「なにその構え バカにしてるの?」ザーッ!!


レ級 「そんな構えで立ち向かうなんてムダよ!!」ブンッ!! 主砲を鈍器のように扱い上から下に振るう


ヲーちゃん 「…発勁!!」



ガァンッ!!!! 左足と左手を瞬時に前に出し主砲に向けてぶつける


レ級 「ーっな ちょっ!!?」グラッ 鈍器のように振るった主砲が跳ね返され後ろに飛ばされバランスを崩す


ヲーちゃん 「お腹ががら空きなのね 腹筋に力入れろ!!」ブンッ!!


レ級 「ーっ!!」グッ!!



ボスゥッ!!!!


レ級 「ぐふぅっっ!!!!」ブハッ!!…バシャァン!! 腹に拳がもろ入り海に倒れる


タ級 「レ級!!」


ヲーちゃん 「…」スゥ… 構えを解いて普通になる



レ級 「あがが…!!お、お腹が……!!」ズキズキ…


ヲーちゃん 「だいじょうぶなの 加減はしてるからすぐ痛みは取れるのね」ザー…


ヲーちゃん 「瞬時に腹筋に力入れたからなおのこと早く治るのね 少しガマンするのね」


レ級 「ーっう うそでしょ…?これで加減してるの……!!」オォォ…


レ級 「(これで加減した威力なんて異常よ!!今の一撃でノックダウンよ……)」ズキズキ…


タ級 「…レ級だいじょうぶか?だから接近戦はやめろと言ったのに」ザー…


レ級 「うるさい…どんなに攻めても食らわないんじゃ意味がないでしょ…」ウー…


レ級 「てかまだ痛いんだけど…早く治るんじゃなかったの?」ズキズキ…


ヲーちゃん 「そんな早く治らないのね…なら口から息を吸って吐いてみるのね 吸うときは口元を細くして吸いづらくするのね」


レ級 「…っえ 吸いづらくするの?なんで?」


ヲーちゃん 「いいから騙されたと思ってやってみるのね 今よりも楽になるはずなのね」


レ級 「…胡散臭いわね まぁいいわ…スゥー!!…」シュゥゥ…!!


ヲーちゃん 「そこで吐くのね 吐くのは普通でいいのね」


レ級 「はぁぁ……」


ヲーちゃん 「もう一回同じことするのね それで少しは楽になるのね」


タ級 「ほんとにそれで治るのか?治るとは思えないが」


ヲーちゃん 「ある程度の痛みは軽減できるのね 本来の使い方は水中に潜って上がった時の息切れを早く治すためのやり方だけど」


タ級 「おいーっ!!それじゃ意味ないだろ!痛みと息切れじゃ全然ちがうだろ!」


タ級 「なんでそれが一緒になったのかも気になるが嘘を教えるなよ!痛み取れないだろ!」


ヲーちゃん 「ちゃんと最後まで話しを聞くのね まだ説明は終わってないの」


ヲーちゃん 「深呼吸もそうだけど大きく吸って吐くと体の力が抜けるような感じするよね?それと一緒で痛みを緩和させる効果があるのね(個体差あり)」


ヲーちゃん 「とはいっても大ケガや瀕死級の痛みには効果ないのね 痛みの限度を超えるものはこの方法は使えないのね」


ヲーちゃん 「今回みたいな臓器なんかに損傷がない場合には効果あるのね まして手のひらで加減しながら発勁した攻撃ならなおのこと効くのね」


タ級 「ほんとかよ…」


ヲーちゃん 「そんなに疑うならレ級に聞いてみるのね どう?痛みは取れたのね?」


レ級 「……わりと痛み引いたわ 嘘みたい……」


タ級 「マジでっ!?」


ヲーちゃん 「言った通りでしょ?普通に殴られたり蹴られたりしたときは効果あるけど、外傷や内傷がある場合には効果ないから気をつけるのね」


レ級 「…ねぇ これってシステマってやつじゃない?呼吸だけだけど」


ヲーちゃん 「あれと一緒にしないで欲しいのね 私のはオリジナルなのね」


ヲーちゃん 「呼吸術はいろんな国で様々な使い方されてるけど私のは自分で生み出したものなのね(ほんとは元提督に教わったものだけど…)」


レ級 「そうなの?それって私たちも覚えようと思えば覚えられるの?」


ヲーちゃん 「できるけど覚えるのに数年かかるのね 簡単なものならもっと早く覚えられるけど」


レ級 「あれ、そんなもんで覚えられるの?もっとかかるかと思ってたけど」


ヲーちゃん 「ある程度わね 基本はそのくらいなのね」


レ級 「基本?じゃあもっと難しいのは?」


ヲーちゃん 「一生無理なのね どんなにがんばっても覚えられないのね」


レ級 「…っえ」


タ級 「一生って…さすがにそれは言い過ぎじゃないか?やってみないことには…」


ヲーちゃん 「無理なのね 私も覚えようとしたけど数年経った今でも使えないのね」


レ級 「…っえ 覚えられなかった?」


タ級 「ヲーちゃん さっき言ったことと違うぞ 自分で生み出したのになんで使えな…」


ヲーちゃん 「余計な散策はしなくていいのね 黙ってスルーしろ」


タ級&レ級 「「ーっ!!」」ビクッ!!


ヲーちゃん 「…とにかく使えないものは使えないのね それ以外なら数年かかるけどどうするのね?学んどく?」


レ級 「えっあ、うん とりあえずすぐ覚えられるやつだけ覚えとこうかしら(なに今の気迫?完全に殺意だったけど)」


タ級 「(言ってることが矛盾してたから言ったのに酷くない…?てかそんなに知られたくなかったのか?)」


タ級 「(知られたくないということは誰かに教えてもらったということだよな 提督はそういうの使えるなんて聞いたことないし、他の人が使えるというのも聞いたことない…となると一体誰から?)」


ヲーちゃん 「…タ級 余計なこと考えてるのね しばくよ?」


タ級 「っ!! な、なにも考えてない!なにも考えてないから!!(バレたっ!?)」ビクゥッ!!


ヲーちゃん 「…まぁいいのね とりあえず今日はもう少しレ級の様子を見て終わりにするのね 呼吸術はまた別の日にするのね」


ヲーちゃん 「タ級 さっきと同様にレ級とコンビネーション技で向かってくるのね まだ全部見てないから覚えてるかを確かめたいのね」


タ級 「わ、わかった(一旦ヲーちゃんのことを考えるのやめよう 考えたら次なにされるかわからない)」


タ級 「(手を出してくるとは思えないが圧はかけられる 圧掛けられたらあまりの恐怖でその場から動けなくなる!)」


タ級 「(とりあえず今は演習に集中しよう レ級とのコンビネーションもまだ全部使ってないから最低限それを覚えてるか確かめないと)」


タ級 「レ級再開するぞ 次はこれで行く!」スッスッ 手でサインを送って次の作戦を出す


レ級 「わかったわ!」ザーッ!!…




? 「………」ジッ… 遠くからヲーちゃんたちの様子を伺ってる


? 「……キャハハ」













工房



提督 「……資材の量からしてここまでは作れそうだな 今ある部品でこの辺を作ってくれ」設計図を見ながら材料を確認して離島棲鬼たちと話している


離島棲鬼 「わかったわ 足りない分は頼むわね」


ネ級 「それは任せてくれ 私と提督で作っていくから」


提督 「今日は段取りを決めて明日から作成に取り掛かろう なるべく早く作りたいが急いで作ると不備が出るかもしれない なるべく丁寧に作ってくれ」


ネ級&離島棲鬼 「「了解っ!!」」



ガチャッ


ヲ級 「提督いるか?」


提督 「っ! を、ヲ級か どうした?(まずいっ!)」シュルル… 元々巻かれてた設計図を片手部分だけ離して丸くなる


ヲ級 「少し聞きたいことがある 今いいか?」タッタッタッ…


提督 「構わないよ あっネ級これ見て段取りを決めててくれ(持ってると見られる可能性があるから渡しておかないと)」スッ


ネ級 「っえ わ、わかった」スッ


離島棲鬼 「………」ジロッ


ヲ級 「…なんでお前がここにいる?基本部屋にひきこもってなんもしないのに」


提督 「今回作るものが多くてな 手伝ってもらうよう頼んだんだ」


ヲ級 「ふーん…こいつがそれを受け入れたのか なにか裏がありそうだが」


離島棲鬼 「あるわけないでしょ はっ倒すわよ」


ヲ級 「やってみろ 沈めてやるわ」


提督 「やめないか!まったく」


提督 「離島棲鬼 ネ級と材料置き場に行って段取り決めてくれ 決まったら俺にも教えてほしい」


離島棲鬼 「わかったわ」


ネ級 「行くぞ」


タッタッタッ…



提督 「…それで、俺にようとは?」


ヲ級 「海軍に所属してたときに反国連軍という奴らがいたことを知ってるか?」


提督 「反国連軍?……いや そんな奴らがいたなんて聞いたことないが」


提督 「それどころか反国連軍の話自体聞いたことがない 政府を良く思わないやつはいたが軍を持つほどの存在は知らない」


ヲ級 「…そうか となると軍には知られてないのか」


提督 「…なんかあったのか?新型深海棲艦のことならともかく 聞いたことがない軍のことを聞いてくるなんて」


ヲ級 「その様子からするとお前も北方棲姫からなにも聞いてないようだな」


提督 「北方棲姫から?…なんも聞いてないな なにがあった」


ヲ級 「実はな…」



ヲ級説明中…


提督 「…新型深海棲艦指揮官、反国連軍ナンバー756…聞いたことないな

そんなやつがほんとにいるのか?」


ヲ級 「実際に北方棲姫が傍受したんだ まちがいないだろ」


ヲ級 「しかも傍受されてることにも気づいてる おそらく相当な知識を持ってる」


提督 「だろうな 普通傍受されてたら警戒するはずなのにそれをしないでむしろ警告を入れてくるなんて普通のやつじゃしない」


提督 「あとで俺も北方棲姫のところに行って傍受した録音を聞いてみる 報告ありがとう(ヲーちゃんならなにか知ってるかな?後で聞いてみよう)」


ヲ級 「すぐに対策しなくていいのか?相手は新型深海棲艦の指揮官だぞ」


提督 「とりあえずはいいだろ 傍受してるぐらいなら事前に防げるし、なにより今は対抗手段の対策を優先したい」


提督 「みんなに伝えてくれ 無線でのやり取りは最低限のことのみ使用、作戦や機密情報等を話す時には使用を禁ずると」


ヲ級 「わかった 伝えておく」


提督 「俺はしばらくここにいるからまた何かあれば報告たのむ それじゃ」タッタッタッ…


ヲ級 「あぁ そうさせてもらう」タッタッタッ…


ガチャッ…パタンっ








夜ー新型深海棲艦基地



提督室



756 「……なるほど 奴ら深海棲艦の艦載機数が異常か なにか改造してるな」ペラ…ペラ… 本日情報収集され記載された報告書を見てる


756 「ここの鎮守府は崩落寸前か…やはり脆いな 海軍の奴らなんて所詮こんなもんか」パサッ


756 「日本の海軍は強敵と言っても現代じゃ所詮雑魚か 平和ボケした奴ららしい」


756 「これなら一年もしないうちに落とせるな 総本部も容易く落とせるだろ」


756 「…我が息子がいるところは別として」


756 「あいつに技を教えたのは俺だが指揮能力や実力は確かだ 性格はダメだが」


756 「しかもあいつの所にいる艦娘も実力持ち 簡単には落ちないだろ」


756 「…だが落ちるのは確実だ 所詮は二軍の部隊、あんな奴らに俺の部隊が負けるはずがない」


756 「16…ほんとお前は俺の邪魔ばかりするな お前が軍の命令に忠実だったら崩壊せずに済んだのに」


756 「実力があるばかりに面倒な相手だ あいつだけは確実に俺の手で仕留めねぇと」ニヤリ


756 「…しかし、反国連軍総司令官がやられたのはやはり痛いな 副司令官や指導官もやられたからな」


756 「敵も馬鹿じゃなかったから殺られちまったが…まぁいい【あいつらも時期に目覚めるだろ】」


756 「総司令官は厳しいが他のやつは平気だろ あいつらも目が覚めればその時は…!!」ニタァ



コンコンっ


ガチャッ


小鬼群 「はいるよ」


756 「…てめぇ ほんとに俺が入っていいと言ってないのに入ってくるな いいかげん学べ」


小鬼群 「別に入ったところでなんもしてないでしょ それとはいこれ」パサッ 机の上に今日の報告書を叩きつける


756 「…なんだこれ?」パサッ…


小鬼群 「南方海域で得た情報だよ 海域全体調べろって言ったの提督でしょ?」


756 「南方海域なら別部隊が調べただろ 作戦内容説明したのお前だよな?」


小鬼群 「それとはまた別件 アイツらとは別に調べてたことがあったの」


小鬼群 「中身見ればわかるから目通しといて 私は寝るから」


756 「次は返答があったら入れ」


小鬼群 「気が向いたらね」ガチャッ


パタンっ…



756 「…たくっほんとあいつには困ったもんだ」


756 「………」ペラッ


756 「…ほぅ?なるほど これは良い情報だ やはり他の奴と違ってあいつは頭がいいな」


756 「これなら南方海域の制圧は早く終わりそうだ さらに情報を集めてそこら一帯の深海棲艦を一掃してやる!」ニヤリ


756 「非常に楽しみだ 早く計画に移行したいものだ」クククッ








小鬼群(川内)の部屋



小鬼群 「………」フキフキ… 部屋に戻ってきて自分の装備を手入れしてる


小鬼群 「………」ガチャガチャッガチン


小鬼群 「…これでいっか ある程度できてれば平気でしょ」ゴトッ


小鬼群 「あーあ、夜は暇だなぁ まだ計画実行の時じゃないから夜の出撃ないなんて…夜戦ないとか死んじゃうよ」


小鬼群 「夜戦どころか戦闘もないからつまんない 意味のない戦闘ならしないけど」


小鬼群 「はぁ…元提督のところに戻りたい 戻ればいろんなこと出来るのに」


小鬼群 「………」


小鬼群 「(元提督元気かな あの時会ってからもうずっと会ってないけど…ケガとかしてないよね?)」


小鬼群 「(元提督はそんなやわじゃないからやられることはないと思うけど、体は人間と一緒だから砲弾とか撃たれたらバラバラなんだよね…)」


小鬼群 「(しかもすぐ無理するから誰かが見てないとひとりで勝手に出撃して死にかけで帰ってきたりしてほんと危なっかしいんだよね 怒っても聞かないし…)」


小鬼群 「(…また話したいな 戦争のこととかそういうのじゃなくて、普通に世間話でもいいから)」


小鬼群 「…はぁ みんなとまたワイワイしたい」



ヴヴー…ヴヴー…


小鬼群 「っん?電話か 伊19かな」スッ


着信・非通知


小鬼群 「……非通知?誰だろ 非通知で電話してくるやつなんていないはずなのに」ピッ


小鬼群 「もしもし?誰かな」


? 『………』


小鬼群 「? ちょっと聞こえてる?電波悪いの?」


小鬼群 「イタズラなら切るよ もう一度聞くけどだれ?」


? 『…756(ナゴロ)幹部でも16(イロク)小隊長でもないようだな よかった……』


小鬼群 「ナゴロ?イロク?誰のこと?てかだれ」


? 『756幹部と16小隊長を知らないのか?7と5と6の首かけと1と6の首かけをした人だよ』


小鬼群 「首かけ…?」


小鬼群 「(それって今の提督と元提督の首飾りのこと…?なんでこいつ知って…)」


? 『…首かけでわかったようだな とりあえず俺の話を聞いてくれ』


? 『俺は元々16小隊長の下に着いてた者だ 16小隊長の過去は知ってるか?』


小鬼群 「…知ってるよ 過去に紛争地帯で育ったんでしょ?色々聞いてるよ」


? 『16小隊長が756幹部の実の親だということは?』


小鬼群 「それも知ってるよ まさか元提督のお父さんが生きてるとは思わなかったよ」


? 『やっぱり生き返ってたのか…蘇生装置が上手くいったんだな なんてことだ……』


小鬼群 「…蘇生装置?」


? 『あれ、それは知らないのか?幹部クラスのみんなには蘇生装置が内部に取り付けられていること』


? 『俺は部下だけど実験で付けられて不幸か幸なのかは分からないが付けられたやつがちゃんと作動して生き返れたんだ』


小鬼群 「そんなのがあるの!?今の日本でもそんな技術ないのに!!」


小鬼群 「(ありえない!そんなのが開発されてるなんて しかも個人に近い組織がそんな技術があるなんて!!)」


? 『…驚くよね そんなのが開発されてたなんて知ったら』


? 『でもそれだけで驚いてたら今から話すことも驚くぞ 756幹部には知られるわけにはいかないからお前だけでも知っといてくれ』


? 『16小隊長のことを知ってるなら小隊長の方にも連絡して欲しいけど…できそうか?』


小鬼群 「…直接はきついけど元提督に繋がる経路なら知ってるからそれで伝えるよ」


小鬼群 「あんたの名前も聞きたいんだけど 私は川内」


203 『俺は203(におさ) 第十六番突撃隊一等兵203だ』


小鬼群 「203だね 覚えたよ」


小鬼群 「それじゃいろいろ教えてほしいけど…その前にどうやってこの携帯番号を知ったの?この携帯は独自で作ったものだからそう簡単には知ることできないはずだけど」


203 『深海棲艦のことを調べてたら新型がいることを知ったんだ 俺は海軍の情報を知る事ができるから目撃場所とかを調べて通信器具の傍受やハッキングして繋がった』


203 『元々ハッキング班として動いてたからこれくらいお手の物よ まぁどこを拠点にしてるかはわかってなかったから探すのに時間はかかったけど』


小鬼群 「えってことはこの広い海をしらみ潰しで探してたの?」


203 『さすがにそこまではしてないさ ある程度調べてどこの海域かを厳選したよ』


203 『ただ通信器具に関しては誰に繋がるかまでは予想してなかった もしこれで756幹部に繋がったらそのまま切ってた』


小鬼群 「だから最初無言だったんだ 反応しないから誰かと思ったよ」


203 『すまないな 俺の存在はバレるわけにはいかないから警戒してるんだ 一発目でお前に繋がったのは運が良かった』


203 『しかも16小隊長のことも知ってたからなおのこと運がいい 知らなかったら別のヤツに電話かけてた』


小鬼群 「ほんとに運がよかったね それじゃいろいろ教えてくれるかな?」


203 『わかった かなり長くなるからメモ帳とか用意してくれると助かる』


小鬼群 「わかった」













深夜ーヲーちゃんの部屋



ヲーちゃん 「すぴー…すぴー……」


ヲーちゃん 「…ぶっぽるぎゃるぴるぎゃっぽっぱー……すぴー…」


…ウゥー、ウゥー……


ヲーちゃん 「…んぅ?誰なのねこんな時間に電話なんて…」スゥ…



着信・川内


ヲーちゃん 「っ! 川内?なにかあったのね?」ピッ


ヲーちゃん 「もしもし」


小鬼群 『遅いっ!!』キーン!!


ヲーちゃん 「理不尽っ!!」キーン!!


小鬼群 『電話が鳴ったらすぐに出る!何回も言ってるでしょ!』


ヲーちゃん 「むちゃくちゃ言うのね…寝てるときはムリなのね」ズキズキ…


ヲーちゃん 「…それでどうしたのね?こんな時間に電話かけてくるなんて」


小鬼群 『伊19って元提督との連絡手段持ってる?持ってるなら伝えて欲しいことがあるんだけど』


ヲーちゃん 「……ないわけじゃないけどできないのね 連絡は最終手段なのね」


ヲーちゃん 「前にも話したでしょ?今の提督を説得する手段が見つかったときに向こうから電話かけてくるって」


ヲーちゃん 「その携帯電話にかければ話せるけど…それをしたら私の立場が危うくなるのね ただでさえ裏切り行為してるのに」


小鬼群 『バレなければ問題ないでしょ どうしても知らせて欲しいことがあるの』


ヲーちゃん 「これ以上首絞めたくないからごめんなのね…何を伝えたいかは聞かせて?」


小鬼群 『私たち新型深海棲艦の指揮官が元提督の父親だということは以前話したよね 私たちの元提督の過去のこと覚えてる?』


ヲーちゃん 「覚えてるのね それがどうかしたの?」


小鬼群 『過去に元提督の下に着いてた203って人から電話があったんだ 私の提督がなんで生きてるかも理解した』


ヲーちゃん 「……っえ」


小鬼群 『…そういう反応するよね 私も同じだよ』


小鬼群 『でも確証を得られる情報も手に入れたから間違いないはずだよ 元提督の大好物な飲み物を聞けたからね!』


ヲーちゃん 「知ってたのね!?それなら納得なのね」


小鬼群 『顔に似合わず【元提督ってココアが好きだからね しかも甘めだからなおのこと合わないよ】』


ヲーちゃん 「ほんとなのね ひじきとココアが好きってどういう組み合わせなのね 全然合わないのね」


小鬼群 『いや組み合わせ的にじゃなくてね?顔つきとか性格的にだよ』


ヲーちゃん 「そっちもわかってるのね 顔も性格もひじきとココアの組み合わせも合わないのね」


小鬼群 『辛辣だね…もしかしてそこの部分だけ嫌いな感じ?』


ヲーちゃん 「いやべつに むしろそんな変なところもあって好きなのね!」


ヲーちゃん 「元提督の嫌いなところなんてないのね ちょっと気になるところやあぁんっ?てところはあるけど」


小鬼群 『それ嫌いなんじゃ…?』


ヲーちゃん 「嫌いじゃないのね それよりも早く答えて欲しいのね」


小鬼群 『あっはい』


小鬼群 『話す量多いから聞き逃さないでね 重要なこといっぱいあるから』


ヲーちゃん「わかったのね」


小鬼群 『まず初めに、私の今の提督がなにを目的として私たち新型深海棲艦を指揮してるのか』


小鬼群 『これは前にも話した全海域を支配して世界を滅ぼすことを目的としてる…でも正確には違う 支配して滅ぼすことまではあってたけどその後の計画もあったことがわかったの』


ヲーちゃん 「その後の計画…?」


小鬼群 『【本当の目的は人類滅亡後、新たな生命体を作ってそれを宇宙にばらまくこと 全世界だけじゃなく全銀河まで支配しようと目論んでるんだ!】』


ヲーちゃん 「全銀河!!?いやいやそんなまさか!!地球だけじゃなく銀河まで手を出そうなんて規模がデカすぎるのね!!」


ヲーちゃん 「さすがにそれは嘘でしょ?今の技術力でさえ宇宙に行くことはロケット使って行くのがやっとなのね」


小鬼群 『私も思ったよ でも蘇生技術が発達してるなら…どうかな?宇宙まで新生命体を送り届ける機械が作れても不思議じゃなくない?』


ヲーちゃん 「あっ……」ハッ


小鬼群 『…その新生命体はウイルスが備え付けられてるみたい 通称、バイオデスタナト』


小鬼群 『効果はガスを吸った者、又は内部に投入されたものを致死率百%で確実に殺し さらにそのウイルスで死んだ、またはウイルスを投入された死体はゾンビのように動き感染者を増やそうとする』


小鬼群 『まだ開発はされてないみたいだけど計画は遂行されてるみたい 今の提督はそういう行動を見せてないけど実際にはわからない』


小鬼群 『ただでさえ一人でいることが多いからその時になにかしてたらさすがにわからない 提督の親だけあって警戒心がすごく強くてなにか探ろうとするとすぐバレるよ』


ヲーちゃん 「ステルス特化の川内でも?」


小鬼群 『うん 今までバレなかったことがない 何回も探ろうとして失敗してる』


ヲーちゃん 「………」


小鬼群 『…そのウイルスが生成される前に各国を滅ぼしてトドメにそのガスを蔓延させて人類を崩壊させるみたい それが元提督のお父さんの計画』


小鬼群 『元々反国家組織だから他国を嫌うのはわかるけど全部の国を崩壊させたいなんて異常だよ』


小鬼群 『ちなみに日本はもう標的にされてるよ 一部の鎮守府に攻撃仕掛けてる』


ヲーちゃん 「えっ!?もう仕掛けてるの!!?もしかして元提督のところじゃ…!!」


小鬼群 『ううん別の鎮守府 元提督の鎮守府は距離あって後回しにされてる』


小鬼群 『私たちの基地に近いところを主に狙って被害がでかいところだと半壊ぐらいまで進んでる』


ヲーちゃん 「半壊…そこまでいってるのね」


ヲーちゃん 「他に攻められてる国はどこなの?」


小鬼群 『他だとアメリカ、ロシア、中国、インド、フランス、イギリス、韓国、パキスタン、ブラジルを集中的に狙ってる 主に軍事力上位国だね』


ヲーちゃん 「すごいのね 上位国を狙うなんて頭がおかしいのね」


小鬼群 『ほんとだよね ドベ(最下位)から狙うならわかるけど上から狙うなんて無謀にも程があるよ』


小鬼群 『…でもそれでやりあえてるのがまた凄いよ こっちの戦力は大鬼群以外酸素魚雷しか積んでないから火力がずば抜けて低いの』


小鬼群 『その代わり回避を徹底して相手を疲れさせ弾切れにさせる 装備も最低限だから燃費も良いし持久戦はとんでもなく強いよ』


小鬼群 『…っと 話がズレたね 戻そう』


小鬼群 『提督以外に他の仲間も複数人いてその仲間の情報も全部得てるからそれも聞き逃さないで こいつらの名前を聞いたら捕まえるか殺すかして』


ヲーちゃん 「…殺してもいいのね?情報を聞き出すために拷問とかした方がいいと思うけど」


小鬼群 『それが無理みたい 元提督もそうだけど提督のいたところは拷問に対してかなり強く、絶対に吐かないみたい』


小鬼群 『指とか落としても吐かないみたいだから拷問による聞き出しは期待しない方がいいよ』


ヲーちゃん 「…わかったのね」


小鬼群 『それじゃ話すね まず一人目…』



小鬼群説明中…


小鬼群 『…以上が敵の幹部たちだよ 覚えた?』


ヲーちゃん 「覚えたのね メモもしたから大丈夫なのね」カリカリ…


ヲーちゃん 「人数もそこまでいないからよかったのね 六人くらいならなんとかなるのね」


小鬼群 『なんとかなるといいよね 相手は元提督の元上司だから侮ってるとやられるかもしれないよ』


ヲーちゃん 「わかってるのね 甘くなんて見ないのね」


ヲーちゃん 「また沈むようなことはしないのね 沈められるなら沈み返すのね」


ヲーちゃん 「もう二度と同じ結末を味わいたくないのね もし私を沈めようとしてくる奴がいたら殺すのね」


小鬼群 『だろうね それは私も同じだよ 殺されそうになったら容赦なく殺す 相手が艦娘なら話別だけど』


小鬼群 『…なにか質問はある?あるなら今のうちに話しておくけど』


ヲーちゃん 「…とりあえずは大丈夫なのね また聞きたいことがあったら連絡するのね」


小鬼群 『了解 そっちからも全然連絡していいからね 遠慮しなくても普通に出るから』


ヲーちゃん 「わかったのね それじゃなの」


小鬼群 『うん またね』


ブツッ…


ヲーちゃん 「…」コトッ 携帯を机の上に置く


ヲーちゃん 「(…冗談抜きでまずいことになってるのね 今の提督も海軍に問題視されてるけど元提督の元上司たちの方が圧倒的に問題なのね)」


ヲーちゃん 「(致死率百%のガスなんて巻かれたら全員死ぬのね しかもゾンビみたいにされたら世界は終わるのね…)」


ヲーちゃん 「(このままだと計画が進むだけ 今のうちに対策をしないと…でもどうする?対策するにしても私ひとりじゃどうにもならない)」


ヲーちゃん 「(このことを提督に話したら信じてもらえるかな?いやそれ以前にずっと基地にいるのにどうやって知ったのかを聞かれたらまずいのね)」


ヲーちゃん 「(さすがに電話でやり取りしてるなんて言ったらなに言われるか…いくら敵じゃないことを話してるとはいえ、新型深海棲艦に所属してる以上疑いは晴れないのね)」


ヲーちゃん「(でもこのまま放置もできない こっちはこっちで対策しないと川内ひとりじゃ無理なのね)」


ヲーちゃん 「………」



時計 「チッチッチッチッ…」


ヲーちゃん 「……計画が進むなら話して阻止した方がいいのね 疑われても結果阻止できればいいだけ」


ヲーちゃん 「ヲ級にはバレないようにしないといけないのね あいつにバレると絶対敵視されるから邪魔されたくないのね」


ヲーちゃん 「昼間だとバレる可能性があるから今から話に行った方が良さそうなのね まだ起きてるかな…?」


ヲーちゃん 「寝てても起こせばいいのね 往復ビンタすれば多分起きるのね!」カタッ


タッタッタッ…













提督の部屋



提督 「………」カリカリ… 設計図を見て段取りを決めている


提督 「(今作れるのはこの部品だからここから作って…んでこの部品が出来たら次はこっち)」カリカリ…


提督 「(俺とネ級は試製五十一cm連装砲を作って終わり次第二百cm単装砲を作る…その間にこまめに部品を作って離島棲鬼に回して効率よく作らせる)」


提督 「(まず最初の部品はこの辺から作ってその後次の武器を作って……)」


提督 「……ふぅ 段取りだけでかなり考えるな 三人で作業回さないといけないからほんとに大変だ」


提督 「他に作れるヤツがいればよかったんだが…ほんとにまいったな」


提督 「まぁいないことにうだうだ言っても仕方ない とりあえずこの通りで進めよう」ググゥ~…


提督 「……小腹空いたな 時間が時間だがなんか食べに行くか」


提督 「食材使ったことはメモして貼っておけばいいだろ 食堂に行って軽食作ろう」パサッ…カタッ 設計図を置いて立ち上がり食堂へ向かおうと…



ガチャッ… 隣の提督室から扉が開く音が聞こえてくる


提督 「…っん?今誰か入ってきたな だれだ?」


提督 「(こんな時間に俺のとこに来るなんて…もしかしてヲーちゃん?)」



コンコンっ


提督起きてるのね?起きてたら返事して


提督 「やっぱりヲーちゃんか 起きてるよ どうかしたか?」


ちょっと話したいことがあるのね 今いい?


提督 「いいよ 中に入って」


邪魔するのね


ガチャっ


ヲーちゃん 「…っ! その設計図、作成に取り掛かるのね?」


提督 「あぁ 俺とネ級で試製51cm連装砲と必要な部品を作りながら離島棲鬼が二百cm単装砲をメインに作ってもらうことになったんだ」


提督 「もちろん主砲のことは他言無用に言ってある ヲ級とも仲が悪いからバラされる心配もない」


ヲーちゃん 「…バラされなければいいのね」


提督 「それで話とは?」


ヲーちゃん 「………」


提督 「…? ヲーちゃん?」


ヲーちゃん 「…提督 今から話すこと、疑問に思うかもしれないけど一旦それは置いて聞いて欲しいのね」


提督 「…っえ」


ヲーちゃん 「新型深海棲艦に指揮官のことは話したよね それが私の元提督もとい南我原提督のお父さんだという話はしてなかったのね」


提督 「なにっ!?あの提督のお父さん!!?」


ヲーちゃん 「そうなのね それと提督は反国連軍のことって聞いたことある?」


提督 「反国連軍?…この前ヲ級が言ってたことか 名前だけ知ってるが他はわからない」


提督 「そのことで聞こうと思ってたところだ ちょうど知りたかったがなにか知ってるのか?」


ヲーちゃん 「ちょっと待つのね ヲ級が知ってる?なんで?」


提督 「あれ 北方棲姫から聞いてないのか?通信を傍受してるときに謎の通信を捉えたの」


ヲーちゃん 「なにも聞いてないのね なにを聞いたの?」


提督 「少し前に聞いたみたいなんだが傍受してるのがバレてるのにも関わらずそれを逆手に取り脅しを入れてたようなんだ」


提督 「そのときに反国連軍No.203だと聞いた No.で呼び合うということは自分の名前を知られたくないからだと思うが…」ンー…


提督 「反国連軍のことはほとんど知らないんだ ヲーちゃんは知ってるんだよな?」


ヲーちゃん 「知ってるのね 私も味方の新型深海棲艦に教えてもらったから完全にわかってるのね」


ヲーちゃん 「それを伝えるために今なら誰も来ないこの時間に提督に知らせるために来たのね 時間くれるのね?」


提督 「もちろんだ 奴らの対抗手段になる可能性があるならいくらでも時間を作る 聞かせてくれ」


ヲーちゃん 「わかったのね」



ヲーちゃん説明中…


ヲーちゃん 「…これが新型深海棲艦の指揮官が考えてることなのね」


提督 「……話がぶっ飛びすぎだろ 地球は愚か銀河まで滅ぼそうなんて」


提督 「全世界を滅ぼしてなにがしたいんだ ウイルスまで巻いて…世界の神にでもなるつもりか?」


ヲーちゃん 「そこまではわからないけど信じてくれるのね?」


提督 「お前が嘘つくとは思えないから信じる 現に裏切りの件も隠さず否定しないで正直に答えたからな」


提督 「それを教えてる時点で嘘をつくなんて思えない 嘘つくなら裏切りの方をつくはずだ」


提督 「……しかしこれは本気でまいったな 海軍だけでも手こずってたのに第三勢力の新型深海棲艦まで加わったらさらにめんどうだ」


提督 「このことは海軍は知ってるのか?知らねぇと世界が終わるぞ 気づいた時には滅びてる」


ヲーちゃん 「…そうだね このままだと確実に滅びるのね」


ヲーちゃん 「元提督もこのことを知ってるかはわからないけど止める方法はあるのね」


提督 「あるのか?どんな作戦だ」


ヲーちゃん 「作戦じゃないのね 海軍と手を組むのね お互いが同じ目的ならそうするべきなのね」


ヲーちゃん 「世界が滅びるならお互い協力して阻止すればいいだけ 難しくないのね」


提督 「……残念だがその案はない 何度も言うが海軍と手を組むことはできない」


提督 「戻れるなら戻りたい 深海棲艦と手を組んで世界が平和になるならそれを望む…だが瑞鳳を殺めたことは絶対に許さない」


提督 「あいつが死んでないと言うが俺は目の前で見たんだ 死亡確認はしてないが…それでも、あいつが死んだのを見た」


ヲーちゃん 「またその話し…瑞鳳は生きてるのね 私の元提督のところにいた瑞鳳が提督の瑞鳳なのね」


提督 「信じられない 死んで深海棲艦になったならまだしも、殺された艦娘が生き返るなんてありえない」


提督 「死んだ人間が生き返ってくるのと同じで信じられない 長門に聞いて確認もしたからな」


ヲーちゃん 「じゃあ全世界が滅んでもいいのね?お互い協力しないとどっちも滅びるよ」


提督 「それとこれとは別だ 俺が裏切ったことと世界が滅びることを一緒にはできない」


提督 「手を組むくらいなら自害した方がマシだ もしくは総攻撃かけて崩壊させる」


ヲーちゃん 「っ……」ギロッ


提督 「…そんな目で見るな 俺だって今の立場も考えて言ってるんだから」


提督 「たしかに手を組めば大きな力になる 海軍と深海棲艦が同盟組めば今までにないほどの莫大な戦力が生まれる」


提督 「だがそれと同時に不満を持つものも現れる 現にヲ級がそのひとりだ あいつは海軍を絶対に潰そうと考えてる そんな奴がいるのに同盟なんて組めるわけがない」


ヲーちゃん 「それはヲ級自身もわかってるのね だから同盟を組むことになったら下手なことはしないはずなのね」


ヲーちゃん 「もししたら私がしばき倒して殺すのね 他のみんなにも言い聞かせて絶対に裏切らせないのね」


提督 「なんでヲーちゃんが言うんだよ…海軍に言われるならわかるがヲーちゃんが言ったらみんな混乱するぞ」


ヲーちゃん 「海軍に言われたらイラつく奴がいるのね イラついて問題を起こしたら元のことないのね」


ヲーちゃん 「なら私が言って納得させた方が安全なのね 私なら信頼されてるから安心でしょ?」


提督 「安心…か?まぁ海軍よりかはまだマシか でもヲーちゃんが言うのもおかしいような……」


提督 「…まぁいいか 手を組むことはないからそれは置いとこう 新型深海棲艦は俺たちだけでなんとかする」


ヲーちゃん 「できるわけないのね こんな小規模な艦隊でどう対抗するのね」


提督 「なせばなる てかやらなくちゃいけない 俺たちは俺たちで奴らを倒さなくちゃいけない」


提督 「他の深海棲艦とも手は組めない みんな外部の組織のことよく思ってないから俺たちの手でなんとかするしかない」


ヲーちゃん 「無謀にも程があるのね 勝ち筋がまったく見えないのね」


ヲーちゃん 「私がいなかったらヲ級やレ級は死んでたのね 死んでたとしてもなんとかなると思ってるのね?」


提督 「それは…」


ヲーちゃん 「もう一度よく考えるのね 今この状況を打開する方法は連合を組むとなのね」


ヲーちゃん 「他の深海棲艦に協力を求められないなら繋がりがある私の元提督に相談して連合を組むのが最善なのね」


ヲーちゃん 「元提督なら必ず助けてくれるのね 誰がなんと言おうと深海棲艦と海軍が手を組めば今後も仲を維持することができ、次第に争い事もなくなっていくのね」


ヲーちゃん 「全部の深海棲艦が望むとは思えないけど数が減っていけば争いは終わるのね 手を取り合えば平和が訪れるのね」


ヲーちゃん 「そのためにも提督の力が必要なのね 提督が同意すればほぼ全員納得するのね」


ヲーちゃん 「ヲ級は私がなんとかするのね だから海軍と手を取り合って欲しいのね!」


提督 「⋯⋯⋯」


ヲーちゃん 「⋯お願いなのね」


提督 「⋯⋯⋯」



提督はヲーちゃんの言い分に否定できなかった たしかにヲ級はヲーちゃんが守ってくれなければやられていた可能性が高い ヲ級とヲーちゃんはほぼ互角の強さを持ってる⋯いや、正確にはヲーちゃんの方が強い


ヲーちゃんはあまり攻めない分回避を特化してる ヲ級の猛攻を全て紙一重で避けるほどだ


タイマンで戦ったら確実にヲ級が負けるだろう 全て避けられる時点で勝ち目はない


しかも新型深海棲艦にも負けてる いくらイ級たちを守りながらとはいえ小鬼群たちに大破まで追い詰められ殺られかけた


その後にヲーちゃんが大鬼群たちを止めてくれてなんとか難を逃れた ヲーちゃんがいなければ援護に向かった部下たちは全員沈んでた


そうなると大鬼群に対抗できるのはヲーちゃんのみ 為せば成ると口にしたはいいが本音、無理だと思ってる


相手の戦力が強大すぎる 戦力になる港湾棲姫を前線に出してもキツイだろう⋯みんなを非難させる時間稼ぎぐらいにしかならない


誰かを失うことはしたくない 誰かひとりでも欠けたらみんな悲しむ⋯それだけは避けたい


だがそれで海軍と手を組むなんてできない 海軍と深海棲艦が共同するなんて今まで聞いたことがない 完全敵対同士なのに手を取り合うなんて考えられない


現にヲ級は海軍を恨んでいる 絶対に崩壊させて全海域を占領すると言ってるほどだ 相当の恨みを持っているに違いない


祥鳳であることも聞いてるが未だに信じられない 瑞鳳の姉と言うだけで周りから侮辱されて自ら深海棲艦になったなんて⋯しかも拉致してる艦娘みんなして瑞鳳は生きてると言う


⋯だが長門が俺に嘘を教えるとは思えない 裏切った俺のことをよく思ってくれていて情報も教えてくれるしで嘘を教える理由がない


しかも瑞鳳が死んだことを嘘ついてどうする なにがある?つくなら俺の味方だということに嘘をつくはず


考えれば考えるほどまとめることが出来ない まとめられないどころか余計にバラバラになっていく⋯これら全てを解決するには頭と時間がかかる かなりの知能がないとまとめられない


俺は頭が良くない 元副最高指揮官だが俺の場合は自分でありとあらゆる装備を作っては艦娘を守ってきためみんなの実力で成り上がったもの


艦娘がいなければ俺はそこまで上がれなかった 仲間がいたからこそ偉くなれた


⋯答えが見つからない 新型深海棲艦を倒すならより戦力を上げなくてはならない その解決策はヲーちゃんの案に乗るか、又は他の深海棲艦と手を組むことだろう


祥鳳と瑞鳳のことは聞くことができない ヲ級本人から祥鳳だと聞くわけにはいかない。瑞鳳のことも誰に聞いても生きてるとしか言わないから聞いてもしょうがない


長門は俺の味方だという判断していいだろう あいつが嘘つくとは思えないし、唯一瑞鳳は死んでると答えた本人 そんなやつが敵だとは思えない


問題事が多すぎる いくつか解決できるがほとんど出来ない 最優先で新型深海棲艦をどうにかしないといけないから早急に応えを見つけなくてはならない


提督 「⋯⋯⋯」


ヲーちゃん 「⋯⋯⋯」


提督 「⋯海軍と手を組む、か」


ヲーちゃん 「っ!」


提督 「⋯⋯他の深海棲艦と手を組むのもありだが、正直乗り気じゃない 他のところは戦闘特化してることが多いから俺たちのところとはやり方が違う」


提督 「そんなところと手を組みたいなんて言うやつはいないだろ 仮にいたとしてこっちのやり方を変えろと命令されてもめんどうだ」


提督 「だが海軍と手を組むにしてもめんどうだ 他の深海棲艦と違いやり方を変えろじゃないが停戦協定の条約を組まなくちゃならない」


提督 「その条約を組むのだってお互い考えてやらないといけない 敵同士だから警戒して決めないといけないから時間がかかるし納得しなかったら協定決裂になる」


提督 「決裂したらもう終わりだ どちらかが崩壊するまでお互い戦争を辞めれなくなる それこそ全面戦争になるぞ」


ヲーちゃん 「提督が要求する条件はなんなの?まともな条約なら向こうの呑むはずなのね」


提督 「⋯そうだな まぁ当たり前だがこの基地に所属する深海棲艦に攻撃は厳禁、お互い協定を結んでる間は戦闘をしない」


提督 「二つ目はお互いこまめに情報を送ること 新型深海棲艦の動きを常に報告し合い対策をする」


提督 「三つ目はこの協定を結ぶなら海軍側の上官と南我原提督をリーダーとする 他のやつは信用できない」


提督 「四つ目は救援を求められたら必ず向かわせること 海軍の方が攻められたらこっちから増援部隊を送る 逆にこっちが攻められたら向こうが増援部隊を送る」


提督 「⋯とりあえずはこのくらいかな 裏切りや見捨てることさえしなければこの条件で行こうと思ってる」


ヲーちゃん 「わかったのね それじゃ早速南提督に電話するのね!」スッ 携帯電話を取り出して電話をしようと…


提督 「ちょちょちょっまてまてまだ決まったわけじゃない 勝手に決まったと思うな」


ヲーちゃん 「えっ?だってその条件で行くんでしょ?なら平気なのね」


ヲーちゃん 「その条件なら元提督も上官も二度返事して了承するのね むしろ断ることないのね」


提督 「いやそれはあくまでも俺からの条件だけで他のみんながこれで飲むかはわからないだろ!」


ヲーちゃん 「他のみんなって誰なのね?」


提督 「南我原提督と上官以外の指揮官やこの基地に所属する深海棲艦だ 半数以上が反対してたら協定を組むわけにはいかないだろ」


提督 「海軍は上官が言えば無理に通すかもしれないが俺たちの場合はそうは…」


ヲーちゃん 「…提督 これは言わない方がいいんだけど、この基地に所属する深海棲艦の半数以上は戦闘を好んでないのね」


ヲーちゃん 「港湾棲姫も戦力からしたら最高なのは知ってるよね でも戦闘よりも医務を特化したいから医務担当にしたよね」


ヲーちゃん 「駆逐棲姫も前のところは戦闘が絶対で争いを好まないからこっちに来たのね 戦闘をしたくないからこっちに来た深海棲艦は多いのね」


ヲーちゃん 「提督もこの基地に来た深海棲艦と面接してるけど多くは戦闘したくないだったよね」


提督 「……あぁ そうだ」


提督 「たしかに戦闘を好むやつは少ない いろんなやつがここに来たが戦闘よりも平和に暮らしていきたいと言ってた」


提督 「俺もなるべくみんなの意見を尊重したいが…こんな状況でそんなことできない」


提督 「深海棲艦と海軍が手を取り合う?そんな夢物語存在するわけがない」


提督 「所詮夢は夢 上官や南我原提督ならまだいいが他のやつらがそれを望むとは思えない」


提督 「一度でも裏切りが発生したらそれこそ大戦争だ それを考えたらこのまま俺たちだけで戦った方が安全だ」


ヲーちゃん 「目つけられてもそんなこと言えるのね?」


提督 「………」


ヲーちゃん 「…平和を考えるなら手を取りあった方がいいのね このままだと滅ぶのね」


ヲーちゃん 「提督だって誰かを失うことしたくないでしょ?今までこの基地を作り上げてから誰も沈ませてないんだから」


提督 「…当たり前だろ もう誰かを失うことはしたくない」


提督 「瑞鳳が殺された時だってかなりショック受けたのにまた同じことが起きたら……それこそ立ち直れなくなる」


提督 「誰かを失うくらいなら海軍だろうが深海棲艦だろうが手を組んで生存した方がいい もう誰かを失うのはごめんだ…!!」ブル…


ヲーちゃん 「なら…」


提督 「でもそれはできない 俺だって考えなしに否定してるわけじゃない」


提督 「俺のことだけなら仲間の安全を優先してるが俺だけの問題じゃない ヲ級以外にも艦娘や海軍のことをよく思ってないやつがいるのに勝手なことはできない」


提督 「ヲーちゃんが説得してくれても不満に思うやつはいる いくらみんなから親しまれてるとはいえ、海軍のことが絡むとどうしても不審に思う」


提督 「それこそ自分の首を絞めるこになるぞ お前もあまり変なことは言わない方がいい」


ヲーちゃん 「首締まってなんぼなのね やられるくらいなら武力行使してでも納得させるのね とくにヲ級なら半殺しするのね」


ヲーちゃん 「全員を生かすためならなんでもするのね たとえ暴行受けようが犯されようがみんなが助かるなら受け入れるのね」


提督 「…何でもするという言葉はあまり使わない方がいい ほんとになにされるかわからないぞ」


ヲーちゃん 「上等なのね 仲間を救うためなら手段を選ばないのね!」


提督 「……本気のようだな 自分を犠牲にしてまでみんなを救いたいか」


提督 「(俺だってそれができたらやってる みんなを救うためなら自分の立場なんてどうでもいい)」


提督 「(成績を気にする指揮官は自分を優先して部下の管理を疎かにする そんなことをすれば部下から不満を抱かれる)」


提督 「(みんなが賛成するなら俺だって賛成する 俺一人のわがままでみんなの意見を押しのけるわけにはいかない)」


提督 「(だがこの基地に属する深海棲艦は何人反対する?ヲ級は確実だが他に何人反対する)」


提督 「(半数賛成超えたとしても反対派は不満を持つ 不満を持つやつが海軍と手を組んだときになにかしたら戦争の火種になる)」


提督 「(もしくは基地内部で争いが勃発する 仲間同士で撃ち合いになったらこの基地は崩壊する!)」


提督 「(だが海軍と協力しないと新型深海棲艦を倒せないのも事実 今の戦力じゃ到底かなうはずがない…他の深海棲艦と手を組むなら海軍と手を組んだ方がまだ楽だ)」


提督 「(……どうするか)」


ヲーちゃん 「………」


提督 「…アンケートを取ろう ヲ級を除いてみんなに海軍と手を組むことに賛成か反対かを聞いて決めよう」


提督 「ただ半数だと内乱が起きたとき抑えるのが大変だから三分の二以上が賛成したら海軍と手を組もう」


提督 「反対派が多かったら手を組まない それでいいか?」


ヲーちゃん 「…とりあえずはいいのね 三分の二以上にならなかったらまた言うのね」


提督 「いや投票で決めてんだから賛成に押し切ろうとしないでくれ…」


提督 「とりあえずそれで話を進めよう あとはどうやってみんなに聞くか…ヲ級にバレないようしないといけないからひとりずつ聞いた方がいいか?」


提督 「本来なら総合的に聞いた方が早いんだがヲ級にバレると大変なことになる 時間かかるが一人ひとり聞くか」


ヲーちゃん 「なら私がヲ級を引き連れようか?挑発すれば殺し合いになると思うけど」


提督 「引き寄せ方が乱暴だな…またケガすると作戦に影響が出るからそれはやめておこう」


提督 「明日からみんなの部屋に回って聞いていこう そのときはヲーちゃんも手伝ってくれ」


ヲーちゃん 「それはいいけど…三分の二以上賛成してもヲ級が納得しなかったらどうするのね?私が止めていいなら息の根を止めるけど」


提督 「それはやめろと何度も言ってるだろ …なんとか説得するよ 今の状況を考えてくれとな」


ヲーちゃん 「絶対納得しないのね そんな容易く済むなら苦労しないのね」


ヲーちゃん 「…なにかあった時すぐ呼ぶのね もし艦娘と共闘するなんて聞いたらブチギレるのね」


ヲーちゃん 「キレたら何するかわからないのね 下手したら殺されるよ」


提督 「いやさすがにそこまでには…」


ヲーちゃん 「高いと思うよ ヲ級は海軍を滅ぼすことを絶対としてるから妨害なんてされたら提督であろうと関係なしに襲うのね」


ヲーちゃん 「殺されなくてもいいように利用される可能性もあるのね 警戒しておくのね」


提督 「ないと思うけど…まぁ警戒しとくよ」


提督 「それじゃ悪いが明日頼む 今日はもう休んでくれ」


ヲーちゃん 「わかったのね おやすみなのね」


タッタッタッ…ガチャッ


パタンっ…


提督 「………」


提督 「…反逆する、か ありえないと言ったが……どうなんだろうな」


提督 「(たしかにヲ級は海軍を滅ぼして海を侵略すると言ってた 海軍だけは絶対に滅ぼすと口にしてたな)」


提督 「(あの時のあいつの目や口調からは本気を感じとれた よほど海軍に恨みを持ってるみたいで俺が止めなければ艦娘もズタボロになるまで攻撃してるだろう)」


提督 「(当初も含め、あいつの強さは異常だったからな 戦闘を望むだけの強さを持ってる)」


提督 「(他の奴には成し遂げなかった単独での艦娘拉致にあいつは成功してる しかも相手は複数体居たのにいとも簡単にだ)」


提督 「(説得に応じない…ヲーちゃんが心配する気持ちもわかる 正直なところ…俺もなんとなくそう思う)」


提督 「(艦娘を滅ぼすことを目標としてるのにそれをできなくさせるんだから反発もする 共闘してるときにヲ級がなにかすれば大変なことになる)」


提督 「(それだけは避けたい せっかく共闘できるならそれを有効活用しなければならない ヲ級ひとりのために台無しになるのは勘弁だ)」


提督 「(…それと、あいつが祥鳳だという疑問もあるからな それも確かめたいが……)」


後書き

反乱軍基地に存在する深海棲艦


ヲ級(秘書艦)
ヲーちゃん(副秘書艦&偵察班)
タ級(戦闘班)
戦艦棲姫(戦闘班)
レ級(戦闘班)
ル級(戦闘班)
ホ級(戦闘班)
南方棲戦鬼(戦闘班)
南方凄戦姫(戦闘班)
イ級(遠征&壁役班)
ワ級(遠征班)
駆逐棲姫(調理班)
港湾棲姫(医務班)
重巡ネ級(工作班)
離島棲鬼(二軍戦闘班&工作班)
北方棲姫(通信班)


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SS好きの名無しさんから
2022-06-19 16:24:48

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SS好きの名無しさんから
2022-06-19 16:29:05

このSSへのコメント

4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2022-06-19 16:28:36 ID: S:VXWWHH

ふーむ、何か引っかかる………しかしネタ潰しはいけませんからね、ちょっといろいろと考察しましたが、やはり話すのはやめておきます。投稿頑張って下さい、ダイル・クライスさん。

2: ダイル・クライス 2022-06-23 06:57:13 ID: S:bYCGqW

SS好きの名無しさんコメント&応援ありがとうございます
なにか違和感があれば遠慮なくコメントしてください 間違いやおかしなところがないかを報告してくださると修正など致しますのでよろしくお願いします。

3: SS好きの名無しさん 2022-11-23 15:51:31 ID: S:8rOMch

こっちはどちらかと言えば外伝に近いような話だが……元提督の親父って、マジでなんちゃらベイダーとウイルスばらまいて神になるとかいう黒グラサンを組み合わせたような悪役やなあ………

4: ダイル・クライス 2022-11-25 22:34:39 ID: S:vtXMg8

SS好きの名無しさん、コメントありがとうございます
たしかに言われてみればそれに近かったですね笑 当初この作品を作った際、悪役は他所のキャラを使おうとは思っていなく完全に自分で考えていたのですが似てる部分がありますね。
そこの部分は大目に見てください


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