2021-05-10 12:44:20 更新

概要

この作品は幻想郷闇汚染危機 5の続きです
ゆっくり見ていってね


前書き

ライル・ディスト(偽名)

外の世界から来た外来人
風を自由自在に操ることができ、自分の世界の中心核となる存在
多重人格も持っていて、いろいろな能力が使える
性格は至って普通 かなりの仲間思いで特に女性には優しい(厳しくする時は厳しくする)
名前は偽名らしい


ミレイユ・ディスト(本名 ミレイユ・ブリリアント)

回復担当の多重人格者の一人
性格は天然でいつものほほーんとしてる
怒ると怖いかはわからないが本気にするととんでもなく強くなる
画像検索で【ミレイユ・ブリリアント】と入力すると元ネタにしたキャラが出てきます 検索してみてくださいね?


ブレイク・ディスト

無効を操る多重人格者の一人
性格は危ない この多重人格者と接する時は危ないから気をつけながら話しかけた方がいい
能力が無効しか使えないため攻撃方法は素手で攻撃しかないため単体で出てくることはほぼないだろう


キール・ディスト

諸刃の拳を使う多重人格者の一人
性格は言葉使いは多少荒いが根はいい人
能力を無効にされても諸刃の拳を使う事が出来る
体力を大幅に使うため、あまり多用することが出来ない上ブレイクと同じく素手で攻撃しかない為単体で出てくることはほぼないだろう


ぜウル・ディスト

未来を見る事が出来る多重人格者の一人
性格は不明
能力もたまにしか使えないためあまり役には立たない…?


ナイト・ディスト

闇を操る事が出来る多重人格者の一人
性格はブレイク以上に危険
敵味方関係なく攻撃する危ない人格者
ライルに止めてもらわなければかなり危険な者の為、あまり姿は出されない


勇那

東方玉新楽に出てくる狐の妖怪
詳しいことは東方玉新楽と検索すれば出てきます
なかなかかわいい(もはや作者の感想)


ラティス&アイビスの家



ラティス 「…はい紅茶よ 冷めないうちに飲んでね?」コトッ


ライル 「…ありがと」カタッズズ…


ラティス 「…びっくりしたよ ライルくんが闇の世界に来てるなんて」カタッ


アイビス 「ほんとよ しかもここら辺はミントの管理内だからよけいに心配したわよ?」


アイビス 「あなたがライルだって知られたらみんなに総攻撃されるわ ミントから命令されてるから」


ライル 「…だから俺のことラーって呼んでたのか 名前を出さないために」


アイビス 「…ねぇライル なぜあなたがここにいるの?闇の世界はあなたが来ていいところじゃないわ」


ラティス 「私もそう思うよ なんで闇の世界に?」


ライル 「…」ズズ…


ライル 「…ロランドを殺しにきた」カタッ


ラティス&アイビス 「「ーっ!!」」


ライル 「……と、言いたいが 今回はロランドを殺すことは後回しにして別の目的でここに来た」


アイビス 「別の目的……?」


ライル 「仲間がロランドに攫われた あと数時間経たない内に闇の住民にされると聞いて助けるために来た」


ライル 「ロランドの居場所を教えて欲しい やつはどこにいるんだ?」


ラティス 「………」


アイビス 「……ライル 気持ちはわかるけど、あいつのところだけは行っちゃダメ」


ライル 「理由は?」


アイビス 「あいつの拠点周りには魔獣がいっぱいいるの しかも私たちが元いた世界の魔獣と比べ物にならないくらいの強さを持つ魔獣がね」


ラティス 「私たち闇の住民が一斉にロランドを倒すために動いたこともあったんだけど……」


アイビス 「あっけなくやられたわ 仲間の半数以上はやられ…わたしの腕はその時にクールシュのようにされたわ」


アイビス 「指揮を取ってたミントは相当悔しがってたわ どんなことをしてでもロランドを殺そうとしたけど…今指揮を取ってるミントがやられたらまずいから私たちが止めたわ」


ラティス 「でも未だに無理しようとしてるよね?ミントちゃん たしかに私たちの世界を壊した張本人だから倒したい気持ちはわかるけど……」


ライル 「…ミントも同じ考えか そうだよな…お前たちの世界を壊したんだ 普通に殺したいと思うよな」


ライル 「でも俺はやつのところに行く 仲間を救うために何がなんでも行かねぇといけないんだ!」


ライル 「だから教えてくれ あのバカのところを!!」


ラティス 「………」


アイビス 「…なに言っても聞かないようね あの時と同じ目をしてるわ」


アイビス 「……わかったわ あいつの場所、教えてあげる」


ラティス 「アイビスさん!!」


ライル 「ありがとう 助かるよ」


アイビス 「礼なんて言わないで ほんとは教えたくないの」


アイビス 「あなたはすぐムリするから教えたくないのよ 過去にムリして死にかけたことがあるのに…また同じ道を進ませようとしてると思うといやなのよ!」


アイビス 「だから約束しなさい 教える代わりに必ず生きて帰ってきなさい!それが絶対条件よ!」


ラティス 「………」


ライル 「…」スゥ…


ライル 「わかった 約束する!必ず生きて帰ってくる!」


ライル 「倒すことは考えないで仲間を救うことに専念する 少しでも生きて帰れる可能性を高めるために!」


アイビス 「可能性をじゃないわ 必ずよ!」


ライル 「…必ず 生きて帰ってくる!」


アイビス 「…ここから東に約100km離れた場所に闇の森があるわ 闇の森を抜けたところにロランドの城が建ってる」


アイビス 「空飛べばロランドの城がすぐ見えるけど絶対に空飛んじゃダメよ 空には魔獣がうようよと飛んでるの」


アイビス 「もちろん森の中にも存在するわ でも空と比べたら森の中は隠れることができる それを利用して行きなさい」


ライル 「わかった 情報ありがとう 早速行ってくるよ」カタッ


ラティス 「まって!ほんとに…行くの?しかもひとりで」


ライル 「あぁ 仲間を助けなくちゃいけないからな?他のみんなにも迷惑かけるわけにはいかない」


ライル 「紅茶ごちそうさま 必ず帰ってくるから安心しててね?」タッタッタッ…


アイビス 「………」


ラティス 「…まって!」


ライル 「なに?もう行かないといけないんだけど」ガチャッ


ラティス 「わたしも行く!」


ライル 「……っえ」


アイビス 「ラティス!?あなた何言ってるの!」


アイビス 「これ以上ライルと関わってたら私たちが危なくなるのよ!一緒についてったら確実にバレるわ!」


ラティス 「でもライルくんをひとりで行かせるなんて危なすぎるよ!ましてロランドの所に行くとなるとよけいに!!」


アイビス 「だとしても… ……っ」ギリッ…


ラティス 「ライルくん ひとりで行くのはかなり危険よ!だから私もついて行く!」


ライル 「いやそういうわけにはいかないよ ラティス姉たちはラティス姉たちの立場があるんだから!」


ライル 「ミントから言われてるんでしょ?俺はこの闇の世界の敵だって」


ラティス 「そんなこと関係ない!ライルくんは私たちの大事な仲間なの!」


ラティス 「あっちがう 仲間じゃなくて……」


ラティス 「…すっ好きな人、だから♡」///エヘヘ


ライル 「っ……」///カァァ…


ライル 「(らっラティス姉の照れ顔…かわいすぎ)」///


アイビス 「っ…ならわたしも行くわ!私だってライルのこと好きなんだから!」///ガタッ


ライル 「ちょっアイビスさんあなたまで…(この人も平然と言っちゃったよ!)」///


ラティス 「それじゃ決まりだね!ライルくん 道案内は任せて!」


アイビス 「援護は任せて?魔力が弱まってるから前に出ることはできないけど 必ず役に立つわ!」キリッ


ライル 「いやだから 気持ちは嬉しいけど、ラティス姉たちの立場を考えたら……」



…いいこと聞いちゃったー?ガチャッ


全員 「「ーっ!!」」バッ!!


ミント 「やっほー!ライル 久しぶりだね?」ニッコリ


ライル 「みっミント!!」


ミント 「まさかライルがこっちの世界に来てるなんてねー?驚きだなー」


ミント 「…しかも裏切り者までいるなんてね?ふたりには失望したよ」ハイライト


アイビス&ラティス 「「ーっ!!」」ゾクゥ!!!!


ライル 「…排除するのか?するなら俺は許さないぞ」スゥ… ふたりを庇うように片手を広げて手を出させないようする


ミント 「んー…本来ならそうする予定だったんだけど ちょっと今回はいいかな?むしろ許してあげようとも思ってるし」


全員 「「……っえ?」」


ミント 「ねぇライル 今からロランドのところに行くんだよね?なら私もついて行きたいんだけどいいかな」


ライル 「………。は?」


アイビス 「…どういうこと?あなたも着いてくるって」


ラティス 「ミントちゃんも協力するってこと……?」


ミント 「うん 敵同士でも目的はほぼ一緒でしょ?ならここはひとつ 協力するのも手だなって思ったの」


ミント 「ライルが強いことは私も知ってる だってわたし、【ライルの手で殺されたんだもんね?】」ハイライト


ライル 「っ…それは……」


ミント 「まぁしかたないよね?その時 わたしの身体の中にロランドが入っちゃって操られちゃったんだもんね?私を殺す以外なかったからね」


ミント 「痛かったなーあの時は?心臓部に大穴あけるぐらいの攻撃をしてきたんだから当たり前だよね 痛くても」


ライル 「………」


ミント 「…でも、今はそんなことどうでもいい 過去のことより今のことを優先する方が大事だから」


ミント 「ライル 今は争うときじゃないわ 今はお互い同じ目的を達しようとしてるから、それまで協力するってどう?」


ミント 「もしそうしてくれたらお姉ちゃんたちのことは許してあげるよ!協力してくれるよね?」ハイライト


ライル 「……そんな脅しいれなくても協力するよ 俺だって最終的には殺さないといけないんだ 今殺しても問題ない」


ライル 「ミント 俺からも頼む 協力してくれ」スゥ… 片手を差し出して握手を求める


ミント 「ふふっ!交渉成立 期待してるよ?ライル」ガシッ


ライル 「俺も期待してるぞ?ミント」


ミント 「それじゃ早速行こうか?みんなに気づかれないうちに行って殺すわよ!」


アイビス 「…っえ みんなに気づかれないうちにって……なんで?他のみんなにも伝えて協力してもらえば……」


ミント 「それはダメ この世界の闇の住民…もといこの辺、私が管理してる住民たちにライルを殺すことを伝えてあるでしょ?」


ミント 「指揮をとってる私から言ったのに、なんで私がライルと協力してるのかと言われたらなにも言えないわ いくらロランドを殺すために協力してくれてるって言っても それで通せるわけない」


ミント 「一度決めたルールを崩すわけにはいかないわ だから誰にもバレないうちに行って倒すわよ」


ラティス 「…ジェシカちゃんたちなら平気だと思うけど?」


ミント 「わたしがこんな性格になってから皆になんて言われてるか知ってるでしょ?変わり者で自分勝手な指揮官って言われてるの」


ミント 「それでもまだみんな 同じ目的を持ってるから着いてきてくれてるけど、これでもしライルと協力するなんて言ったら…わたし、消されるわ」


ミント 「私だってこんな性格になりたくなかったよ…でも、感情が出てきちゃうの 闇の感情が出る度にあんな態度をとっちゃって……」


ライル 「…自分でも気づいてたのか?」


ミント 「当たり前でしょ?こんなの私の性格じゃないことぐらい知ってるよ ほんとならあなたのことだって殺したくないのに……」


ミント(闇) 「あぁだめ やっぱり殺したい?殺したくて殺したくてしょうがない だってそうだよね?わたし、あなたに殺されたんだから!」ニタァ


ライル 「ーっ! ミント!!」ガシッ ミントの肩を掴んで正気を取り戻させる


ミント 「ーっ!! …ごめん また感情が……」スゥ…


ライル 「…ごめん ミント」ギュッ


ミント 「……っえ」ライルに抱きしめられる


ライル 「俺が…俺があのとき、守れてれば……こんなことには、ならなかったんだ…!!」ツツー…


ライル 「みんなも守れてれば…お前たちは闇の住民になることもなかった 俺のせいでみんなは……!!」ポタッポタッ…


ミント 「……そうだよね ライルが私たちを助けれなかったから、こうなったんだよね」


ミント 「ほんとひどいよね ライルは…」


ミント 「……でも、敵とみなしても 私のために泣いてくれるんだね?ほんとに優しすぎるよ」


ミント 「…ごめんねライル 闇に落ちちゃって」


ライル 「謝らないでくれ 俺のせいでこうなったんだ お前は悪くない…」


ミント 「うん じゃあそういうことにしておくね?私は思ってないけどね」


アイビス 「…ライル 私も抱きしめて欲しいんだけど」プクー


ラティス 「あっわたしも…」///


ライル 「…あの、今大事なところなんだけど 雰囲気壊すのやめてくれないかな?」


アイビス 「だって…」


ラティス 「ミントちゃんだけずるい」プクー


ライル 「いやずるいって…」


ミント 「ふふ!あげないよ ライルは私だけのものだもん!」ギュッ


ライル 「ちょっミント 火に油注がないで…」


アイビス 「ミントだけってのは認めるのね」


ライル 「いやそれも違うけど…」


ラティス 「…ふふ!いつものミントちゃんに戻ったね 闇は抜けてないけど」


ミント 「そう?まだ完全に戻ってないよ だって私は基本敬語が多かったでしょ?」


ミント 「お姉ちゃんにはタメ口だったけど 他の人はみんな敬語で話してたよ」


ラティス 「…言われてみれば そうかも」


ライル 「俺と話すときも常に敬語だったよな」


ミント 「うん だってタメで話すと恥ずかしいんだもん…」///カァァ…


ライル 「っ…」///ドキッ


アイビス 「…ライル 鼻伸びてるわよ」


ラティス 「ずるいー!」(`・н・´)プクー


ライル 「そっそんなこと言われても…」///


ミント 「ふふ!さてと おふざけもこれくらいにして?」


ミント 「早く仲間を助けないといけないね 急がないと手遅れになるわ!」


ライル 「…そうだな 早く魔理沙を助けないと!」


アイビス 「ラティス 私たちもサポートするわよ!」


ラティス 「うん!」













闇の森ー入口



ギャァァ!!ギャァァ!!…


クエェェェ!!!!ギャギャギャギャッ!!!!…



ライル 「…なんか、明らかに動物らしくない声が響いてるんだが?」


ミント 「この森に住む魔獣よ さらにロランドが作り出した魔獣もいるからそいつらの鳴き声だと思うわ」


アイビス 「この森に入った仲間が何百人も殺されたの ロランドのもとに着く前に魔獣の手によってね」


ラティス 「かなり強くてまったく歯が立たなかったの しかも倒せそうになるとなぜか傷がふさがって再び襲いかかってくるの」


ライル 「それはおそらくダメージヒールだと思う あらかじめロランドがかけてたんだろ?」


アイビス 「ダメージヒール…?」


ライル 「あぁ ダメージヒールってのは一撃殺しの技には適用されないが倒れそうになった時に発動するんだ」


ライル 「瞬時に全身の治療が開始されて完全回復するやっかいな回復魔法だ 同じやつに一回までしか加護を付けられないうえに事前につける必要があるから使いどころが難しいんだ」


ミント 「そんな魔法があるの!?初めて聞いたよ」


ライル 「ダメージヒールはマイナーな魔法だからな 知らなくて当然だ」


ライル 「とにかくだ 今この人数で魔獣と戦うのは非常に危険だ できる限り戦闘は避けていくぞ」


アイビス 「そうしたいのは山々だけど…どうやって抜けるつもり?まさかこのままこそこそ行くわけじゃないでしょうね」


ライル 「さすがにそれはないよ…魔獣には気配や音に敏感なやつがいるからこのまま行くのは不可能だ」


ライル 「だから…」ヒュー…


ラティス 「? ライルくん風吹かせて何やってるの」


ライル 「…いいかお前ら 俺が合図したら一気に走ってくれ」ヒュー…


ミント 「……っえ」


ライル 「……ふんっ!!」ギュッ!!




パァンッ!!!!パパパパァン!!!!!! ライルたちのいる場所からかなり離れたら場所で爆発音が鳴り響く


アイビス 「っ!? なに!今の音!?」


ライル 「今だ!走れ!!」ダッ!!


ラティス 「っえ ちょ、まって!?」タッタッタッ!!…


ミント 「…なるほど そういうことね」タッタッタッ!!…


ミント 「今の爆発音…ライルの風ね?遠くに吹かせて魔獣たちを陽動したのね」


ライル 「正解!音に敏感な魔獣はもちろん 音に敏感じゃない魔獣でもあんな爆発音が聞こえたら何事かと思い確かめに行くはずだ」


ライル 「音に反応した魔獣は聞こえた方にかけていくはずだ 俺の吹かせた風は左右一列ずつに吹かして爆発させたから!」


アイビス 「その中間に道ができるわけね!」


ライル 「そういうことだ!だから魔獣が戻ってこないうちに駆け抜けるぞ!」


全員 「「えぇ!!」」


タッタッタッ!!…




? 「…」タッタッタッ!!…














ロランドの城ー城門前



ライル 「…ここがロランドの城か」


アイビス 「思ったよりでかいわね 遠くからでしか見たことなかったけど」


ラティス 「…闇の森から魔獣たち来ないね 上手くいったみたいだね?」


ミント 「そうだね もし気づかれてたら追いかけてきてるはずだから」


ライル 「…待ってろ魔理沙 あと少しだからな!」ググッ…


ライル 「よし 中に入るぞ!」タッタッタッ…


ミント 「あっ…まって!」



ーッガシ!!


ライル 「っ!!」


イブ 「待てライル その門に気安く触るな!」ライルの手を掴んで門に触れさせないようさせる


ライル 「イブ!なんでお前がここに!?」


イブ 「お前たちのあとを追いかけてきたんだ 街から出るお前たちを見かけたからどこに行くのかと思えば…」


ラティス 「…」


アイビス 「…」


ミント 「…あなた どこの者?わたしの管理してるところの者じゃないわね」


イブ 「俺はフリーだよ どこのものでもない」


イブ 「それよりライル その門には呪いがかかってる 触ると死ぬぞ」


ライル 「わかってるよ だからブレイクを出してる 呪いさえ解いちまえば」


イブ 「そうするとロランドにバレるぞ 呪いを解いたらあいつのところに通達が行くはずだ」


イブ 「いくなら呪いを解かないでいくしかない バレた瞬間お前の仲間がどうなるかわからない」


ライル 「解かないで行くって…どうやって?」


イブ 「簡単だ 要は触れなければいいだけだ 風で開ければなんも問題はない」ヒュー…カチャンッ 自身の能力で風を吹かせて門の鍵を開ける


イブ 「よし これでいけるぞ あとは中にいる見張り魔獣の目を盗んで通り抜ければロランドのところに行けるはずだ」


イブ 「中に入るぞ ここからは俺もついて行く あいつと戦うなら人数が多くて越したことはないだろ?俺も参戦させてもらうよ」


ライル 「それはありがたいが…いいのか?かなり危険な目に遭うことが予想されるが」


イブ 「ならなぜ女を連れてる?お前なら置いてひとりで来てたと思うが」


ライル 「それは…」


イブ 「まぁ大方、着いてくると言って聞かなかったから連れてきたとみていいだろうな?お前自ら連れてくるとは到底思えない」


アイビス 「まったくその通りよ あなたけっこうライルのこと知ってるのね」


イブ 「これでもライルとは付き合いが長いからな 本来なら始末する対象なんだが俺はそんなのどうでもいいと思ってる」


イブ 「闇の住民なのに変だよな 人を殺さないなんて…闇の住民として有るまじきことだ」


ラティス 「でも、それはいい事だと思うよ!わたしだってライルくんを殺したくないし…」


ミント… 「わたしだって殺したくは…あぁダメ やっぱり殺したい!!ズッタズタにして引き裂きたい!!」ニヤッ


ライル 「ミント落ちつけ 闇が出てる」


ミント 「っ…ごめん 制御できなくて」


イブ 「お前たちも大変だな やっぱり闇の住民になっていいことなんてないな」


イブ 「ライル お前だけでも落ちるなよ?お前が闇に落ちたら…自分の世界は愚か、今お前がいる世界も終わるぞ!」


ライル 「…わかってる それは絶対にさせない!」ググッ…


ライル 「行こう ロランドを倒しに!」


全員 「「おう!、えぇ!」」


タッタッタッ…













ロランドの城内部ー中間通路



タッタッタッ…


イブ 「…」タッタッタッ…


ミント 「…ねぇ この城の構造って…」タッタッタッ…


ライル 「学園の構造と一緒だ ジェシカたちが通ってた魔法学園の内部と瓜二つだ」タッタッタッ…


アイビス 「わたしは中に入ったことないからわからないけど…そうなの?」


ラティス 「私も分からない…魔法使えなかったから生徒にもなれなかったし」


イブ 「ならロランドの居場所とかわかるか?構造が一緒ならいつもいるところにいるだろ」


ライル 「…理事長室 あいつがいる場所といえばそこだろうな」


ミント 「たぶんあそこだね あの部屋でロランドといがみ合ってたもんね」


ライル 「あぁ…その後部屋粉砕したがな あいつの魔法でバラバラになった」


ライル 「部屋の位置も全部一緒なら理事長室は向こうだ 行くぞ!」


タッタッタッ…













理事長室



…ーっバゴォォォン!!!!


ライル 「ロランド 来てやったぞ 魔理沙を返せ」 ガシャァン!!!!… 扉を蹴っ飛ばしてぶっ壊す


ミント 「ーっ…」タッタッタッ!!


アイビス 「っ…あれ いない?」キョロキョロ


ラティス 「……いないね どこいったんだろ?」


イブ 「……」ヒュー… 風を吹かせてロランドの居場所を探知している


ライル 「……っち ならあそこか あの悪趣味な部屋に行きたくねぇんだが」タッタッタッ…


ミント 「…悪趣味?」


ライル 「理事長室の奥に隠し部屋があるんだ 魔法で見えないようにしてるんだが…」タッタッタッ


ライル 「…ーっふん!!!!」ブンッ!!!!



ドゴォォォンっっ!!!!!!バラバラ… 理事長室の奥にある壁に拳を入れて粉砕する


ライル 「…ビンゴ やっぱりあったか」


ミント 「この部屋にこんなものが…」


イブ 「その奥に悪趣味な部屋があるのか?」


ライル 「あぁ おそらくこの奥に魔理沙もいる 行くぞ!」


タッタッタッ…








隠し部屋通路



タッタッタッ…


ライル 「…」タッタッタッ…


ラティス 「…ねぇライルくん この隠し部屋にはなにがあるの?悪趣味な部屋だって言ってたけど」タッタッタッ…


ライル 「人体実験室だ 部屋の中には死体を入れる水槽があって、その死体にあらゆる薬品を入れて化け物に変えてるんだ」


アイビス 「ば、化け物に…」ゴクッ…


ミント 「てことは攫われた子も化け物にされそうになってるの?」


ライル 「おそらくは 俺の仲間がそう言ってた」


ラティス 「仲間…?」


ライル 「…っ!」スッ 片手を広げてみんなに止まれと合図する


全員 「「っ!」」ピタッ












ロランド 「…」コポポポポ… 黒い液体を水槽と繋がっている機械に流し入れて混ぜ合わせている


ロランド 「…ふむ 闇の素はこのくらいでいいでしょう」コトッ


ロランド 「あとは水槽の水と早く混ざるように巡回を早めて…」カチカチカチッ


水槽 「魔理沙 「」」コポポポポ… 水槽の中に入れられている魔理沙に闇の素が 混ざり巡回し始める


ロランド 「…これでよし あとは数時間もすれば、この者は闇の住民に……!」ニヤッ



…闇 抜刀剣!!


ロランド 「っ!!」バッ!!



ライル 「うおぉぉぉっ!!!!」 ブンッ!!!! なにも持っていない手をロランドに向けて振りかざす


ロランド 「闇 Crazy nighT!!」スッ



シュウゥゥゥゥッ!!!!!!… ロランドが作り出したブラックホールにライルの抜刀剣が吸い込まれる



ライル 「っち!抜刀剣が吸い込まれた!」


ラティス 「ーっ…は!」バシュンッ



矢 「」カァンッ!! 部屋に置かれている機械に矢を当ててブラックホールに吸い込まれないよう跳弾させてロランドを狙…


ロランド 「小賢しい」カキィン!! 手に持っている魔法の杖で矢をはじき返す


ラティス 「っち!」


アイビス 「喰らいなさい メテオ・インパクト!!」バァンッ!!



隕石 「」ヒュヒュヒュヒュヒュンッ!!!!!! 天井に魔法陣を展開させて隕石を振らせ…


ロランド 「絶対防壁 Shine・shield!!」バァンッ!!



ガガガガガキィンッッ!!!!!! 機械や自分のまわりに防壁を張って全てを守る


アイビス「あいかわらずのとんでも魔力ね!」チッ


ミント 「みんな飛んで!」スゥ…


全員 「「っ!」」バッ!!


ミント 「アース・インパクト!!」タンッ



グシャアァァッ!!!!!! 床を踏みつけて全体的に粉々に粉砕して機械やロランドを倒そうと…



ロランド 「耐震 Break・down!!」コンッ



ゴゴゴゴゴツ!!!!!!……… 魔法の杖を床に当ててミントの地震魔法を収める


ミント 「うそでしょ!?上級魔法をたった耐震魔法のひとつで防ぐなんて!」


ロランド 「詰めが甘いですよミント・レンティルくん フレイム・アロー!!」ボゥンッ!!


ミント 「そんな初級魔法!!」スゥ… すぐに防御魔法を展開させようと…


ロランド 「と、見せかけて」コンッ 杖を床に付けさせる


ロランド 「アース・プリズンブレイク!!」



岩の柱 「「」」ズシャアァァッ!!!! 数多くの岩の柱が床から貫いてきてミントに襲いかかる


ミント 「下から!?(やばっ間に合わ……)」



ライル 「闇 抜刀剣!!」ブォンッ!!!!


岩の柱 「「」」ズバンッ!!!!ボゥゥ… 床から生えてきた岩の柱が抜刀剣で切られて黒い炎に包まれて燃え尽きる



ライル 「ミント!」ヒューッ!!


ミント 「っ!」ビュンッ!! ライルの風に引き寄せられてライルの方へ飛んでいく



ロランド 「させませんよ 風火・エアロファイア…」スゥ… ライルの元に引き寄せられているミントに目掛けて魔法を飛ばそうと…


イブ 「俺もさせねぇぞ クソ野郎が!!」シュンッ… ロランドの背後を取りナイフを構える


ロランド 「ーっな!?(いつのま…)」


イブ 「オラァ!!」ブンッ!!


ロランド 「くぅっ!!」ガキィン!! 持ってる杖でナイフ攻撃を防ぐ


イブ 「闇風 風爆散!!」バァンッ!!!! 風を爆発させて目の前に風の破片を撒き散らす


ロランド 「テレポート!!」コンッ



ヒュンッ!!スタッ 床に手に持ってる杖をつついてその場から出入口の方へワープする


イブ 「っち!」



ライル 「ーっと」ポスンッ


ミント 「助かったわ ありがとう」ヨット


ライル 「どういたしまして」


アイビス 「ロランドが装置から離れたわ!今のうちに装置からあの子を…!」



ロランド 「させませんよ」スゥ…


ロランド 「グラビティ・プレス!!」コンッ



全員 「「ーっ!!」」バタァンッ!!!!!! 重量のGが高まって全員身体が重くなり床にへばりつく



ロランド 「危ないですね 危うくやられるところでしたよ」


ロランド 「にしても、まさかあなたがここまで追いかけてくるとは思いませんでしたね?ライルくん 闇に落ちる可能性があるのによく来ましたね」


ライル 「ーっ…くぅ!!」ミシミシ…


ライル 「(ブレイク…頼む!)」スゥ… 左手にブレイクを出そうと…


ロランド 「させません」コンッ



グシャアァァッ!!!!!!


ライル 「ガアァァッ!!!!!!」左手中心に重量が重くなり左手が潰される


ミント 「ライル!!」


ラティス 「くぅ…ライルくん!!」


アイビス 「ーっロランド キサマァァ!!!!」ビキッ


イブ 「(まずい…ライルが!!)」


ロランド 「ふふふ あなたの左手は潰させてもらいました まぁあなたの場合は左手のみならず、全て潰させてもらわなくてはいけませんがね」


ロランド 「しかし多重人格の能力増幅を成功させるなんてやはりあなたはすごい 普通なら人格増やした時点で精神が崩壊、または人格崩壊する可能性があるというのに」


ロランド 「君のような才能を持ったものを殺すのはもったいない 今からでもわたしの元に着く気は…」


ライル 「ーっ誰が仲間になるか!!てめぇの仲間になるくらいなら死んだ方がマシだ!!」


ロランド 「……そうですか 残念です」スゥ…



コンっ…


グシャアァァッ!!!!!!


ライル 「ーっ!!!!」胴体部分の重量が重くなり背骨や脇腹などの骨が粉々に折れる


ミント 「っ…」


ラティス 「ーっら」


アイビス 「ライルーっ!!!!」


イブ 「ーっ…」ググッ…


ロランド 「…惜しい方でしたよ ゆっくり眠りなさい」



ライル 「」


ミント 「…らっライル 生きてる…よね」


ライル 「」


ミント 「…ねっねぇ 返事してよ 起きてるんでしょ?」プルプル…


ライル 「」


ミント 「……わ、悪ふざけが過ぎますよ?ライル…さん」ツツー…


ライル 「」


ミント 「………ライルさん」スゥ… 目が真っ黒になり光が全て失う


ラティス 「ーっ!! みっミント?」ゾクッ



ロランド 「さてと わたしは実験の続きをしなくてはいけません」タッタッタッ…


ロランド 「あなた達はあとで始末してあげますので暫し その場に這いつくばって…」



…闇、解放


ヒュオォォォン!!!!!! この場にいる全員に闇の寒気が襲いかかる



全員 「「ーっ!!!!」」ゾクゥ!!!!



ミント(?) 「………」スク… 闇を解放と同時に重力が元通りになり立ち上がる


ラティス 「…みっミント……ちゃん?」


イブ 「おいおい…マジかよ ありえねぇよ」


イブ 「【おまえ、無限まで落ちてたのかよ!?】」



ミント(無限) 「………」ユラァ…


闇の邪気 「アーッHAHAHA!!!!闇が充満してるぜェェ!!!!」ミントの背後から出てる邪気が喋り出す


闇の邪気 「ぶち殺してやるぅゥ!!!!ヒャッハァァァ!!!!」


ロランド 「っ…バカな ありえない なぜ無限の闇をキミみたいな子に!!」タジッ…


ロランド 「ライルくんならまだ期待はあった!あの子の実力は相当なもので過去に私を倒したほど もし闇に落ちていたら無限の可能性は考えられた!」


ロランド 「だが君は違う!!君にそんな実力はない!なのになぜ無限を使える!?」


ミント(無限) 「…うるさいです」スゥ…


ロランド 「っ!! WORLD SHIELD!!」キィンッ!! 自分の周りに最強のシールドを張り守りを…


ミント(無限) 「無限 抜刀剣!!」ブンッ!!



ズバァァァンッ!!!!!! ライルが使った抜刀剣とは比べ物にならない程の威力がロランドに襲いかかる



ロランド 「ーっな!?」バリィン!!!! WORLD SHIELDはミントの抜刀剣に当たるといとも容易く粉々に粉砕する


ロランド 「(わっWORLD SHIELDが破られた!?私の最強防御魔法が!?)」


ロランド 「(しかたない 無詠唱は体に負担をかけますが使わなければ間に合わない!!)」スゥ…


ロランド 「ふんっ!!」シュゥゥー!!!! CRAZY nightを無詠唱で使い指先にブラックホールを作り出し【無限 抜刀剣】を吸い込む


ミント(無限) 「…抜刀剣吸い込んだんですか さすがですね」


ミント(無限) 「でもこれが私の本気だと思わないでくださいね?私の本気はこんなもんじゃありませんよ」ユラァ…


ロランド 「っ!(空間が歪んで…!!)」


ミント(無限) 「無限 Bad∞End∞Night!!」スゥ… 指先をロランドに向けて放つ


ロランド 「ーっく!(直接攻撃の闇魔法!!避けられない…!!)」スゥ…


ロランド 「とっトリニティ・ライフ!!」ヒュオン… 自身の体力を三倍にして受けるダメージを減らすため防御魔法陣を唱える



ズドォォォンッ!!!!!!


ロランド 「ーっがはぁ!!!!」ビチャァ!!!! 心臓部に強烈な衝撃を受けて血反吐を床一面に撒き散らす


ロランド 「(あ…あぶない!!三倍にしといて正解でした もししてなければ即死…!!)」ハァー…ハァー…


ミント(無限) 「…体力三倍にして生き残りましたか そこまでして生き残りたいんですか?」


ミント(無限) 「早く死んでくださいよ!死んで永遠の闇に落ちなさい!!」


ロランド 「くっ…!!」



ラティス 「ライルくん!ライルくんしっかり!!」


アイビス 「起きなさいライル!あんな攻撃で死ぬような男じゃないでしょ!!」


イブ 「起きろライル!生きてんだろ 目覚ませよ!!」


ライル 「」


ラティス 「ーっ…ライルくん 目覚ましてよ!!」ツツー…


ライル 「」


アイビス 「……回復魔法、使って……治るかしら?」ポタッポタッ…


イブ 「ムリだよ…死んだやつを生き返らせるのは、蘇生魔法じゃないと……!!」ギリッ!!


ライル 「」


アイビス 「…ーっライル!!」
























ライル 「………」


ライル 「……っ あれ…ここは?」


ライル 「(暗い…足場がない 周りも俺のところ以外真っ暗だ 重力も働いてないみたいだ…)」


ライル 「(どっちが上だ?今向いてる方角は?足場は?ここは…どこなんだ?)」


ライル 「(……あぁ そうか 闇の世界で死んだから永遠の闇に落とされたのか たしか闇の世界で死ぬと魂は一生闇の世界でさまよい続けるって)」


ライル 「(誰から聞いたんだっけ?ミレイユだったかな いやイブだったか?誰かに聞いたのは覚えてるんだが 誰かまでは忘れたな…)」


ライル 「(…死んじまったのか おれ…誰も守れないで、ひとり先に旅立っちまった……)」


ライル 「(みんなには悪いことしたな 先にこっちに来て…まぁこっちの世界に関しては誰も来たくないか 落ちたら最後…永久に………)」


ライル 「………」


ライル 「(…もう考えるだけ無駄だな この世界から出ることは不可能 一度入ったら消滅もせず、ずっとこの世界で孤独にさまよい続けるしかない)」


ライル 「(ちょうどよかったよ ずっとひとりになりたいと思ってたからなれてうれしい…)」


ライル 「(ひとりでいる方が落ち着くし安心する ずっとこの世界でさまよい続けても問題ないだろ)」


ライル 「…やっと落ち着ける もうみんなに会わなくて済むんだ こんなにも嬉しいことはない」


ライル 「最後に霊夢だけにはお別れ言いたかったが仕方ないよな 近くにいないんだから仕方ない うん、しかたな……」




霊夢 『ラーイル!!』ニコッ



霊夢 『大好きだよ ライル!!』///



霊夢 『…死なないでね ライル』



霊夢 『…絶対、生きて帰ってきてね 待ってるから!』



ライル 「……っ」ツツー…


ライル 「(あぁ…そうか 仕方なくないか)」ポタッポタッ…


ライル 「(俺の帰り…待ってる人がいるんだ さっきケンカしたばかりなのに……)」


ライル 「(霊夢は俺の帰りを待ってる 他のみんならわからないけど…霊夢だけは確実に待ってくれてる!)」グシッ


ライル 「…帰らないと こんな世界から出て、帰らないと!!」


ライル 「ーっ禁忌 黒魔術 冥土返し!!」バァンッ!!!! 頭上に黒くおびただしい魔法陣を展開させる



シュゥゥ… 展開させた魔法陣にライル自身吸い込まれていく
















ミント(無限) 「ーっはぁ!!」ビュンッ!! 闇で作り出した無数の槍をロランドに向けて放つ


ロランド 「World shield!!」キィンッ!! 全ての闇の槍を防いで自身の身を守る



キキキキキキィン!!!!!!… ミントの作り出した闇の槍は全て防がれて消滅する


ミント(無限) 「っち ほんとにしぶといですね いい加減諦めて死んでください」


ロランド 「…っふ!そういうわけにはいかないんですよ 私の計画を止められるわけにはいきません!」ハァ…ハァ…


ロランド 「あと数時間後には最強の闇が取り付いた少女ができるんです その間はなんとしても生きてなければなりません!」


ミント(無限) 「…そうですか ならすぐに殺してあげます!!」ブワァッ!!!!




アイビス 「ーっ…ライル 目覚ましなさい!」シュゥゥ… ライルに回復魔法をかけて治療している


ラティス 「ふーっ!!…ライルくん生き返って!!ふーっ!!……」人工呼吸してライルを目覚めさせようとしている


イブ 「ーっ!…ーっ!…ライル!!目覚ませ!!」グッ!!グッ!!… 心臓マッサージしてライルの心臓を動かそうとしている


ライル 「」グッ!!グッ!!フーッ!!シュゥゥ…


ライル 「…っ」ピクッ


イブ 「っ! 全員手を止めろ!」


アイビス&ラティス 「「っ!!」」パッ


ライル 「………」スゥ… 今まで閉じていた目を開けて意識を取り戻す


アイビス 「ライルっ!!」


ラティス 「ライルくん!生き返った!!」


イブ 「……?」


イブ 「(…なんだ?この感じ 生き返っ……たのか?)」


ライル 「………」ムクッ…スクッ すぐさま起き上がりすかさず立ち上がる


アイビス 「あっちょ!まって まだ動いちゃ……」


ライル 「……っ!」フルフル…ドンッ!! 首を横に振って自分の胸に拳を当てる


アイビス 「っえ なっなに?それだいじょうぶって言ってるの?」


ライル 「…」コクンッ


ラティス 「…ライルくん なんでしゃべらないの?もしかしてしゃべれない…わけないよね」


ライル 「………」


イブ 「…おまえ、まさか蘇生魔法使ったのか?」


ライル 「…」コクンッ


アイビス 「っえ!?あなた、蘇生魔法使えたの!?てかどうやって使ったの…?」


アイビス 「死んでからじゃ使えないはず…一体どうやって?」


ライル 「…」(。-ω´-)ンー


ラティス 「…しゃべれないの?」


ライル 「…」コクンッ


イブ 「一体どんな魔法使ったんだ?しゃべれなくなる蘇生魔法ってかなり限られてると思うが…」


ライル 「…」スッフルフル…ユビサシ 自身に指さして首を振り、ロランドの方へ指差す


アイビス 「…俺のことよりロランドを倒すぞって言ってるの?」


ライル 「…」コクンッ


イブ 「…そうだな あいつを倒すことが先決だな」


アイビス 「なんとしてもあいつは倒さないといけないわね これ以上悪事を働かせないように!!」


ラティス 「ライルくん 微力ながら援護は任せて!」スゥ…ギリリッ!!


ライル 「…」コクンッ



ロランド 「くらいなさい ブラック・トライアングル!!」ボゥンッ!!!! 一回の魔法で炎、雷、氷が混ざった球体がミントに向かって飛んでいく


ミント(無限) 「無限 ブラック・ブレス!!」スゥ…



ボワァァァンッッ!!!!!!シュゥゥ… 闇の咆哮がブラック・トライアングルをいとも容易く飲み込んでロランドに向かっていく


ロランド 「ーっく!闇 crazy night!!」スッ



シュゥゥッ!!!!… crazy nightでブラック・ブレスを吸い込んで消滅させる


ミント(無限) 「また吸い込みましたか…ならこれはどうですか?」ヒュンッ!!スチャッ 手に闇の槍を作り出し構える


ミント(無限) 「無限 ブラック・スピア・グングニール!!」ビュンッ!!!! 光の速さを超える速度でロランドに闇の槍が向かって飛ばす


ロランド 「そんなの吸い込んで…」スゥ… 向かってくる槍に向けてブラックホールを動か…



闇の槍 「」カクンカクンッ 軌道が急に変わりブラックホールの真上を通ってロランドに向かっていく


ロランド 「ーっな!?(軌道が変わって!!)」



ドスゥッ!!!!


ロランド 「がはぁっ!!!!」ズキンッ!!!! 闇の槍が容赦なくロランドの腕や太ももに刺さり貫く


ミント(無限) 「今度は刺さりましたね さすがに光の速度には追いつけなかったようですね」


ロランド 「ぐぅぅ…!!」ズキズキ…


ロランド 「(完全に油断しましたね…まさか光の速度で軌道を変えてくるとは思わなかった おかげで二箇所大穴が空いてしまった…!!)」ダラダラ…


ロランド 「(このままではまずい この少女が完全な闇を取り込むまで耐えなければいけないのに、このケガでは……)」フゥー…フゥー…


ミント(無限) 「もう観念して死んでください じっとしてれば楽に死ねますよ?」スゥ…スチャッ 闇の槍を再び作りだして構える


ミント(無限) 「わたしも拷問かけるようなことは好きじゃないんです 人の痛がる声を聞いてて心が痛いです」


ロランド 「ーっ…何言ってるんですか 無限の闇に落ちてる方が言うセリフではありませんよ」スゥ… 手に持っている杖を再び構えて戦闘態勢にはいる


ロランド 「あなたはもう立派な闇の住民なんですよ?そんな方が心痛いだなんて片腹痛い 冗談は死んでから言ってください」


ミント(無限) 「っ…へぇ そんなこと言うんですか?」ピキッ


ミント(無限) 「そうですか なら仕方ありません 無様にわめきちらしながら死んでください」ユラァ… 尋常じゃない闇のオーラが背後から出て辺りに漂わせる


ロランド 「やってみなさい わたしを倒せるなら…ーっな!?」ギョッ!!


ミント(無限) 「? どうかしましたか?なにかありえないものを見たような目で……」チラッ



ライル 「…」タッタッタッ…


ミント(無限) 「……うそ ライル…?」


ロランド 「ば、バカな!?先ほど息の根を止めたはず!!なのになぜ生きて!?」


ライル 「……っ」スゥ…ダンッ!! 勢いよく踏み込んでロランドに向かって走り込む


ロランド 「ーっち!ならもう一度死になさい!!」スゥ… 杖を構えてライルに向けて魔法を放とうと…


ライル 「…」フヨォ…スゥゥ…… ライルはその場から風のように消えていなくなる


ロランド 「ーっ!?消えた……?」



ライル 「…」スゥゥ… 風のようにロランドの背後に現れて拳を構える


ロランド 「ーっな!?いつのま…」


ライル 「ーっ!!」ブンッ!!



グシャアァァッ!!!!!! ロランドの溝部分に拳(徹甲弾)が入り肋骨がバラバラに砕ける


ロランド 「がはぁぁっ!!!!」ゴパッ!!


ライル 「ーっ!!」グシャグシャベキバキッ!!!!!!


ロランド 「ーっ…」ブヘェッ!!!! 至る所を殴られて骨が折れまくる


ライル 「…」ヒュー…スチャッヒュン!! 風の剣を作り出してロランドの首元に目掛けて振るう


ロランド 「ーっ!!」コンッ



ヒュンッ!!…スタッ ロランドは杖を床に付いてライルから離れた場所にテレポートする


ライル 「っ!」ビュンッ!! ライルの攻撃は思いっきり空振り外れる



ロランド 「ーっ…あ、あぶない もう少しで死ぬかと…ーっがはぁ!!!!」ドクンッ!!


ロランド 「(こっ拳の技…徹甲弾ですか 今のはかなり効きましたね 回復しなければ……)」シュゥゥ…


イブ 「させるかよ!!闇風 ボンバーブレイク!!」ヒュー…バァンッ!!!! ロランドに向けて風を吹かせて爆発させる


アイビス 「アイス・ランス!!」ピキピキッヒュン!!!! 氷の槍がロランドに向かって伸びていく


ラティス 「ーっはぁ!!」バシュンッ!! 矢をロランドに向けて放つ


ロランド 「ーっち うるさい小物どもが」スゥ…


ロランド 「グラウンド・ゼロ!!」コンッ



バァンッ!!!!シュゥゥ… ロランドの近くに飛んできたものがすべて消し炭になって消える


イブ 「遠距離攻撃系を無効にする技か 高度な魔法持ってんな?」


アイビス 「でもそう何度も使えないはずよ 自分の治療もしないといけないから必ずボロが出るはずよ!」


ラティス 「そのボロが出た瞬間を狙えればいいのね わかった!」スチャッギリリ…


ロランド 「…っく!」ハァ…ハァ…



ライル 「っ……」ハァ…ハァ…


ミント(無限) 「…ライルさん だいじょうぶですか?」


ライル 「……っ」コクンッ


ミント(無限) 「…? ライルさん?なぜ言葉で平気と言わないんですか?」


ミント(無限) 「それになぜ…生きてるんですか?先ほど殺されたはずじゃ」


ライル 「………」


ミント(無限) 「…まさか 蘇生術使ったんですか!?話せなくなるものだと……」


ミント(無限) 「……黒魔術 禁忌技の冥土返し、ですか?」


ライル 「…」コクンッ


ミント(無限) 「ーっ…な、なぜ あれは死んだ後では使えないはず 誰かが使ったとしても、姉さんたちが使えるとは思えません 一体どうやって……?」


ライル 「…」スッフルフル…ユビサシ 自分に指さして首を横に降りロランドに指さす(意味、俺の事よりロランドを優先するぞ)


ミント(無限) 「…そうでした 先にあの方を倒さないといけませんね」


ミント(無限) 「あの方を倒して彼女を助けたら聞かせてください どうやって生き返ったのか」


ライル 「…」コクンッ



イブ 「オラオラァ!!さっさとくたばりやがれ!!」ヒュー…バァンッ!!!!


アイビス 「ファイヤー・バルカン!!」バシュンッ!!


ラティス 「ーっ…はぁ!!」ギリリ…パシュンッ!!



ロランド 「SHIELD!!」キィンッ!!キキキキキキィン!!!!!!アイビスたちの攻撃を全て防ぐ


イブ 「まだまだァ!!闇風 風神斬撃!!」ブォンッ!!!!ヒュヒュヒュヒュン!!!!!! 手刀構えでロランドの向けてかまいたちが放たれる


アイビス 「アクアサンダー・ショット!!」バシュンッ!!ヒュヒュヒュヒュン!!!!!! 水にまとわりついた電気がロランドに向かって飛んでいく


ラティス 「ーっ…複数本 食らえっ!!」ギリリ…バシュシュンッ!! 二本の矢を同時にロランドに向けて放つ



ロランド 「喰らいませんよ SHIELD!!」キィンッ!!キキキキキキィン!!!!!! 先ほどと同じく全ての攻撃を防ぐ


イブ 「ーっち!やっぱり並の攻撃じゃ全部防がれるか やっかいだぜ」


アイビス 「わたしも片腕やられてるから並の攻撃しか出来ないからキツいわね こんな手にされてなければ…!」ギリッ


ラティス 「でもやめるわけにはいかない どんな手を使ってでもあいつを倒さないと!」


ロランド 「やれるものならやってみなさい 倒せるものならね!」


ロランド 「この少女が完全な闇に落ちるまでわたしは倒れるわけにはいかない!落ちるまで私は耐えなければ…!!」



ガシャァァァン!!!!!!ザバァー… 魔理沙が入っていた水槽が突如割れて中の水が流れ出てくる


魔理沙…? 「………」スゥ…スタッ 水槽を自らの拳で割り裸の状態で外に出てくる



ロランド 「ーっな!?」


ラティス 「なっなに!?いきなり水槽が割れたよ!?」


アイビス 「いいえ違うわ あの子がぶっ壊したのよ!まさかもう完成したの!?」


イブ 「…いや 違うみたいだぜ あいつも焦ってやがる」



魔理沙…? 「………」ポタッポタッ…


ロランド 「バッバかな 完全な闇に染まるまであと数時間とあるはず…なぜもう出てきた?」


ロランド 「しかも拳で開けられるほど、あの水槽はやわではない 男の力でも割れるかわからない強度を持つガラスを割ることが出来るなんて……」


魔理沙…? 「…うっせぇんだよ さっきからゴチャゴチャとよぉ」ギロッ


ロランド 「ーっ…」ゾワッ!!


ロランド 「(なっなんという威圧 たかが少女の睨みで、私がここまで押されるとは…!!)」


魔理沙…? 「…おい ライルはいるか?水槽から出てまだ目が馴染んでないんだ いるなら前に出ろ」



ライル 「………」タッタッタッ… 魔理沙に呼ばれてアイビスたちとロランドの間に立つ


魔理沙…? 「…今そこに歩いてきたやつ ライルか?ライルなら返事しろ」


ライル 「………」スゥ…パンパンッ!! 喋れないため手を叩いてそうだと伝える


魔理沙…? 「…なんだ しゃべれないのか?手叩いて知らせてきたが」


ライル 「…」パンッ


魔理沙…? 「…そうか まぁいい しゃべれないなら喋れないで構わない」


魔理沙…? 「……守ってくれるって言ったよな なんで守ってくれなかったんだよ」


魔理沙…? 「わたしはお前のこと信じてたのに…あいつに攫われた時、助けてくれるって思ってたのに なのにお前は……助けてくれなかった」


魔理沙…? 「邪魔が入ったからって助けられないわけじゃなかっただろ!無理すれば助けられたはずだ なのになんで助けてくれなかったんだよ!!」


ライル 「っ……」ググッ…


魔理沙…? 「お前のこと信じてたのに…信じてたのに 信じてたのに!!」ユラァ…


ミント(無限) 「っ!! ライル離れて!!」


ライル 「っ!」バッ!!



魔理沙… 「嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つきウソツキウソツキウソツキウソツキ!!!!」ブワァッ!!!! 魔理沙の背後から尋常じゃない闇のオーラが出てくる



イブ 「おっおい 嘘だろ!?」


ラティス 「…そんな まさか……」


アイビス 「…むっ無限……」ゾクッ



ロランド 「おぉ…おぉ!!か…完成したのですか!!完成するまで時間が早すぎたはずですが」ワナワナ…


ロランド 「では早速 奴らを一掃しなさい!!あなたの無限の力で!!」


魔理沙(無限) 「…っは?なにいってんだてめぇ 誰に命令してんだ」


ロランド 「…っえ」


魔理沙(無限) 「てかお前が一番の元凶犯なんだから消えろよ 死ね」ユラァ…


ロランド 「っ!(なにかがくる!防御を…)」瞬時にシールドを張ろうと…



バグゥンッ!!!!ブチィ…


ロランド 「……っえ」グラ…ドサッ 胴体が何者かに食いちぎられて残された肩から上が地面に落ちる



魔理沙(無限) 「…まずひとり 排除完了」ユラァ…


無限闇竜 「グオォォォン!!!!!!」グワァァッ!!!! 魔理沙の背後から出ている闇のオーラで生成された龍がロランドを噛みちぎって飲み込む



ロランド 「(…ばっバカな 気配なんて微塵の欠片も感じなかった……)」ドバァ…


ロランド 「(……ざ、ザオリク………)」ググッ…トンッ 意識がなくなる前に指を床に付けて魔法を唱える



蘇生魔法陣 バァンっ!!!!シュゥゥ… ロランドの指先から魔法陣が展開されて吸い込まれて姿を消す



アイビス 「ーっな 消えた…?」


ミント(無限) 「ちがう あれは吸収型蘇生魔法陣です 魔法陣の中に吸収されて時間が経てば身体が治療されて蘇生されるものです!」


イブ 「逃げたってことか…くそ 悪あがきしやがって」


ライル 「………」



魔理沙(無限) 「…逃げたか まぁいいや まだ私のやることは終わってない」


魔理沙(無限) 「次はお前だライル よくもわたしを見捨ててくれたな 助けてくれなかった恨み、はらさせてもらうぞ!!」スゥ…


魔理沙 「いけ!!ブラックドラゴン あいつを食い殺せ!!」ヒュンッ!!


無限闇竜 「グオォォォン!!!!!!」ゴォォッ!!!! 目にも止まらない速さでライルに鋭い牙をギラつかせながら向かっていく



ミント(無限) 「させないわ!無限 レジェンドスライサー…」


ライル 「っ…」スゥ… ミントの前方に手を広げて何もするなと合図を送る


ミント(無限) 「……っえ」


ライル 「…っ」スゥ…ブンッ!! なにもない素手でブラックドラゴンに向けて拳を入れる



ゴスンッ!!!!


無限闇竜 「グエェェッ!!!!」ブヘェ!!!! 顎に拳を入れられて上空にぶっ飛ばされる



魔理沙(無限) 「ーっな!!?」


ミント(無限) 「うそっ!!?」


イブ 「こっ拳であの龍を……!!」


ラティス 「ナイスアッパー!!」


アイビス 「なっなんで能力使わないで拳なのかしら…?」



ライル 「っ…」ガシッ!!グワッ 上にぶん投げたブラックドラゴンを掴んで口を大きく開けて…


ライル 「」ガブゥッ!! 顔面からかぶりつく



全員 「「ーっえ!!!?」」


ライル 「」ガツガツモグモグガツガツモグモグ!!!!!!


無限闇竜 「ギャアォォォォン!!!!!!」ブチブチブチブチッ!!!!!! ライルに食べられてだんだんと小さくなっていく


魔理沙(無限) 「ーっう ウソだろ!?おまっ無限闇竜を食ってるのか!?」


魔理沙(無限) 「そいつは無限の闇が纏った龍だぞ!そんなもの食べたらひとたまりも!!」


ライル 「ーっ…!!」ガクガクバクバク!!…


ライル 「……っ」モグモグ…ゴクンッ!!


ライル 「……ふぅ やっとしゃべれるようになった さすがにキツすぎるよしゃべれないのわ」ケプッ


アイビス 「っえ!?しゃ、しゃべった!?」


ラティス 「なっなんで?さっきまで黙りだったじゃん!」


イブ 「……まさか 今の龍食って体力回復したのか……?」


ライル 「そうだよ 俺が使った蘇生術は体力を大幅に削って声が出せなくなるんだ」


ライル 「体力を回復するにはなんでもいいから口に入れて消化させればいいんだが 今この近くに手頃な食べ物がなかったからな」


ミント(無限) 「それであの龍を食べたんですね でも…食べて平気だったんですか?さすがに無限の闇を食べたら体に影響が出るのでは……」


ライル 「それならへいきだ 冥土返しで使った分の体力を回復するために口にした物は全部栄養とかなんもなしにされて溶かされるんだ」


ライル 「それが闇を含んだものであってもろ過されて、なんも栄養分が含まれてない食材になるんだ」


ミント(無限) 「なっなるほど 龍を食べた分の闇はなんともないってことですか」


ライル 「そういうことだ」


ライル 「…さてと 俺の問題も解決したし次はお前だな?魔理沙」


魔理沙(無限) 「…ふん なにが次はわたしだ 見捨てたやつがなにを言う」


ライル 「俺はお前を見捨てたつもりはない もし見捨てていたらここには俺はいないだろ?」


魔理沙(無限) 「霊夢の友だちだから救いに来たんだろ?霊夢が悲しむといやだからいやでも救いにきた…ちがうか?」


ライル 「ちがうな たしかに霊夢が悲しむのはいやだが、仲間がいなくなるのはもっと嫌だ!」


魔理沙(無限) 「笑わせるな!なにが仲間がいなくなるのはいやだ お前のせいで何人の人間妖怪が迷惑かけてると思うんだ!!」


魔理沙(無限) 「お前が来たことによって幻想郷は毎日が異変状態だ!!お前が連れてきた闇の住民が来たせいで死者も出てるじゃないか!!」


魔理沙(無限) 「霊夢やアリス、早苗だって被害にあってる!!霊夢とアリスは死にかけもしたんだぞ!!」


魔理沙(無限) 「おまえが来たことによって幻想郷はおかしくなってる!!お前さえいなければ!!」ギリッ!!


ライル 「…たしかにそれに関しては否定しない 俺が来たことによってみんなに迷惑をかけてることは間違いない」


イブ 「っ! ライル…おまえ」


魔理沙(無限) 「認めやがったな やっぱり自分でも自覚して!!」


ライル 「だから俺はみんなを守るために戦ってる だれも失いたくないから全力で守ってる」


ライル 「アリスも言ってたが俺の限界で守ればいいと言ってた もし守れなかったとしても…だれも俺を恨んだりはしないと霊夢は言ってくれた」


ライル 「助けを求められれば必ず助ける 誰も見捨てはしない 例えそれが今は敵であるやつでも!」


アイビス 「…ライル……」


魔理沙(無限) 「…その敵がお前を本気で殺しにかかってきてもか?」


ライル 「もちろん 最初から敵なら迷うが元々仲間だったやつなら助ける!」


魔理沙(無限) 「…そうか 愉快なやつだな」スゥ… 八卦炉を構えてライルたちに向ける


魔理沙(無限) 「無限 ナイト・スパーク!!」



バシュゥゥゥンッッッ!!!!!!


全員 「「ーっ!!」」ザッ!!



ドゴォォォォンッッッ!!!!!!… 魔理沙が放ったナイト・スパークは直線上のありとあらゆるものを破壊してどでかい穴が空く



魔理沙(無限) 「………」シュゥゥ…


ライル 「…恐ろしいものだな お前のその技、そんなに威力あったのか」


ライル 「それ食らったら一瞬にして死ぬだろうな 後形もなく焼け焦げるな」


魔理沙(無限) 「…そのまま焼け焦げてくれればよかったのに」


ライル 「それは無理だな 俺は死ぬわけにはいかないし、お前を助けないといけない」


ライル 「使命が残ってる状態で死ぬわけにはいかない それに俺の帰りを待ってくれてる人もいるからな!」


魔理沙(無限) 「…霊夢のことか?」


ライル 「あぁ 他のみんなはわからないが霊夢だけは俺の帰りを待ってくれてる!それだけは確信が持てるんだ」


ライル 「ネガティブでマイナス思考な俺が唯一ポジティブに考えれることだ どんなにケンカしてもあいつは俺を待ってくれてる!」


ライル 「もちろんお前の帰りも待ってるよ たとえどんなに手を汚したとしてもお前はお前だ」


ライル 「だから帰ろうぜ?まだ戻れるよ 今だって自分の意思で動いてるじゃないか 現にロランドの命令を聞かなかった」


ライル 「無限の闇は付いちまったみたいだが、ただ付いただけなら戻れる 完全な闇に染っていなければ…」


魔理沙(無限) 「…だまれ」


魔理沙(無限) 「だまれだまれ黙れ黙れっ!!!!私を見捨てたやつがなにを言う!!」


魔理沙(無限) 「まだ戻れる?帰りを待ってる!?闇に染ってもへいき!?」


魔理沙(無限) 「ふざけるな!!今更おせぇんだよ もう闇に染った時点で手遅れなんだよ!!」


魔理沙(無限) 「闇に染ったら殺すことしか考えられなくなるってお前言ってただろうが!殺人衝動に襲われてるやつが戻れるわけないだろ!!」


魔理沙(無限) 「今だってお前を殺したくて殺したくて仕方ねぇんだよ 私を見捨てたお前が憎すぎて チリも残らず消し飛ばしたくて…!!」ウズウズ…


魔理沙(無限) 「あぁダメだ ガマンしようとしてもやっぱり衝動が湧き上がってくる!お前を殺したくて殺したくて……」フヨォ… 抑えていた闇のオーラが湧き出てきて辺りを黒く染めていく


ミント(無限) 「っ! まずいです 闇のオーラが漂ってます!」


ミント(無限) 「まだ制御もできてない方が無限の闇を扱うのは非常に危険です!!早く倒さなくてはっ!!」


ライル 「待て 倒すのはもう少し待って」タッタッタッ…


ミント(無限) 「…っえ ライルさん!?」



魔理沙(無限) 「あははは!!わざわざ殺されに来たのか?こいつは好都合だ!!」


魔理沙(無限) 「今お前を殺せば私の目的はひとつ達成できる!!おとなしくしねぇ!!」スチャッ ライルに八卦炉を構えてナイトスパークを放とうと…


ライル 「…」シュンッ!!ガシッ 目にも留まらぬ速さで魔理沙の正面に立ち腕を掴んで八卦炉を使わせないよう防ぐ


魔理沙(無限) 「ーっな!?はや…んんっ!!?」///


ライル 「…」魔理沙にキスをして動きを封じる



アイビス 「」ブフゥ!!


ラティス 「きゃぁぁ〜っ!!」///


イブ 「らっライル なにやって…」


ミント(無限) 「…っ!」ハッ



ライル 「…」スゥゥ… 魔理沙の口から息を吸うと同時に闇が一緒に抜けて吸い込まれていく


魔理沙(無限) 「んっんん!!んぅぅーっ!!」///ググッ… 離れようともがくが闇を吸い込まれていき力が抜けていく


魔理沙(無限) 「(やっ闇が…抜けていく 力も……抜けて………!!)」///プルプル…


魔理沙(無限…) 「(無限が抜けるわけないのに…なんで、抜けていく感じが……)」///


魔理沙(…) 「(やめろ やめろやめろ!!まだわたしはこいつを殺してない!こいつを殺さないといけないに まだ私の目的は達成してないのに……!!)」///


魔理沙(…) 「(達成してないのに…たっせい、してないのに………)」///ググッ……


ライル 「…」スゥゥ…


魔理沙(…) 「(…なんで、こいつはそこまでして私を助けようとすんだよ わたしはお前を殺そうとしたのに……)」///


魔理沙(…) 「(しかもわたしのファーストキスまで奪いやがって…こいつ、いろんなやつにして)」///


魔理沙(…) 「(……でも、嫌な気持ちはしない こいつに無理やりされてるのに…好きでもないやつにされてるのに……)」///スゥ…


魔理沙 「(…なんで、こんなにも心臓が熱いんだよ……)」///ツツー… 透き通るような涙が出てきて無限の闇が完全に吸われてなくなる



アイビス 「っ! 涙が…透明!?」


イブ 「そうか ライルのやつ闇を吸い込んだのか!キスすると同時に」


ミント(無限) 「まだ蘇生術で消費した分の体力枠があれば平気ですが もしなかったら……」


ラティス 「……っえ」



魔理沙 「っ……」ポタッ…ポタッ……


ライル 「…ふぅ 落ち着いたか?」ツー…


魔理沙 「ーっ…おちつく、わけねぇだろうが こんなことされて…落ち着けるわけないだろ」///ポタポタ…


魔理沙 「しかも私のファーストキスまで奪いやがって……いろんな女に手を出して 恥ずかしくないのかよ?」///グシッ…


ライル 「んっん〜…それ今言うか それ言われるとなにも言い返せないんだが……」


ライル 「…でもその様子だと落ち着いたみたいだな 闇も全部吸い出せたみたいだしよかったよ」


ライル 「もう誰かを殺したいなんて思わないだろ?俺を殺したいとも思ってないはずだ」


魔理沙 「…ある意味殺したいぜ 私のファーストキス奪ったことで怒ってるぜ」///


ライル 「それは… ……ごめん 闇を吸い出すのに効率がいいのは口から吸うことなんだ」


ライル 「魔理沙が自分で闇を払ってくれればそうしなくて済んだんだが さすがに無限の闇が取り付いた状態で自分から捨てるとは思えないから…」


魔理沙 「…たしかにそうだけどよ」



ーっドクン!!!!


ライル 「がはぁっ!!!!」ビチャアッ!!!! 心臓部に強い衝撃が走り大量に血を吐く


魔理沙 「……っえ」


ライル 「あっあァァ…っ!!ゴボォッ!!!!」ビチャビチャッ…!!!! あまりの激痛にその場に蹲り血の嘔吐が床一面に広がる



ミント(無限) 「ーっら ライルさん!!」タッタッタッ!!


イブ 「おい大丈夫かライル!!しっかりしろ!?」


ライル 「ーっ……ごふっ!!」ヒュー…ヒュー……


ラティス 「無限を吸いきれなかったの!?だとしたらまずいよ!!ライルくんの体が持たないよ!!」


アイビス 「ライル 理性は保ってるかしら?あったらなにか合図して!」


ライル 「……っ」コクンッ 微弱ながら頷き理性があることを教える


ミント(無限) 「理性はあるようですね でもかなり体力が消耗してます…このままでは闇に侵されてしまいます!」


イブ 「なにか手はないのか?闇を取り除く方法なんて…」


ミント(無限) 「あります ライルさん失礼します」スゥ…



チュッ…


ライル 「っ!!」/// ミントにキスされる


アイビス 「ーっな!?」///


ラティス 「みっミントちゃん!?いきなりなにやって!!」///アワワワ


イブ 「…っ!」ハッ


ミント(無限) 「ーっ……」スゥゥ… ライルの息を吸って同時に闇も一緒に吸い込んで取り除いている


ライル 「ーっ……」ヒュゥゥ…


ミント(無限) 「(ライルさんは魔理沙さんの闇を取り除いた…なら私でも同じ方法をやれば闇を取り除けるはず)」スゥゥ…


ミント(無限) 「(今無限を解放してるから取り込んでも影響は受けないはず 私しかできないことだから私がやらないと!)」


ライル 「ーっ……(みっミント…おまえ……)」フゥゥ…


魔理沙 「…おっおい まさかおまえ、闇を吸ってんのか?闇吸ったらライルみたいに……」


イブ 「いやだいじょうぶだ ミントは今無限の闇を使ってる ライルが吸った分の闇ぐらいどうってことないはずだ」


イブ 「あんたも平気そうだな ライルが全部吸ったみたいだから闇の影響もなさそうだ」


イブ 「だけど一度闇に染まっちまったから落ちやすくなってる 染まるのは簡単だが取り除くのは難しいからまた染まろうとすんじゃねぇぞ」


魔理沙 「わ、わかってる もうあんな思いをするのは……」



ライル 「……っ」トントン


ミント(無限) 「っ! …ぷはぁ ……もう平気なんですか?」ツツー…


ライル 「…あぁ もう大丈夫だ あとは体の治療すればなんとかなる」ハァ…ハァ…


ライル 「ありがとな 敵同士なのに助けてもらって」


ミント(無限) 「かまいませんよ 今はお互い協力し合っていますので助けるのは当然です」


ミント(無限) 「たとえこれが終わったあと 敵になるとしても…ライルさんなら助けずにはいられません」


ライル 「…ミント……」


ミント(無限) 「…さて ロランドはどこかに行って、魔理沙さんは助けられたのでもうここには用ありませんね」


ミント(無限) 「イブさん、ラティスさん 私と一緒にこの城を破壊するのを手伝ってください お姉ちゃんはライルさんの治療をおねがい」


イブ 「おう!ぜんぶぶっ壊してやろうぜ!!」


ラティス 「がっがんばります!」


アイビス 「あんた回復魔法は使える?使えるなら手伝って欲しいんだけど」


魔理沙 「っえ あっわるい 回復魔法は……」


アイビス 「じゃあ魔力私に分けてちょうだい 私が魔力吸うから隣に来て」


魔理沙 「わ、わかった!」タッタッタッ…


ライル 「だいじょうぶだ キールの自然治癒速度を上げる技を使えばなんとかなる…お前たちもこの城を破壊してくれ」ヨロ…スクッ


アイビス 「ムリしないで 無限の闇を吸って肉体崩壊してるのに大丈夫なわけないでしょ?」


アイビス 「ミレイユみたいに光魔法は使えないけど普通の治療魔法でもかけないよりかはマシでしょ?だからかけさせなさい」


ライル 「…そうか あいかわらずやさしいな?昔と変わらず」ハァ…ハァ…


アイビス 「あなたと比べたら全然だけどね あなたの方が優しすぎるわよ」


アイビス 「ここだと危ないから外に出るわよ あんたも肩貸しなさい ライルを外まで運ぶから」


魔理沙 「おっおう!」


ライル 「だいじょうぶだって ひとりで歩けるから…」ヨロッ…


アイビス 「いいからムリすんじゃない!!おとなしく運ばれなさい!!」クワッ!!


ライル 「っ!」ビクッ!!


魔理沙 「おっおい なにもそこまで言わなくても…」


アイビス 「このくらい言わないとライルは聞かないのよ 過去にも何度言っても聞かなかったことがあるから仕方ないでしょ?」


アイビス 「軽めに言うと毎回無理するのよ ほんと困った人よ…」ハァ…


魔理沙 「…たしかにライルはすぐ無理するな 言われてみれば」


ライル 「………(なんも言えない…)」ハァ…ハァ…


アイビス 「ほら行くわよ 肩貸す…よりおぶった方が早いわね」


アイビス 「乗りなさい 言い訳は聞かないわ」スゥ…


ライル 「……わかったよ わるいけどお願いするよ」ポスッ しゃがんだアイビスの背中に体を預けておぶってもらう


アイビス 「任されたわ 行くわよ」


魔理沙 「おう!」













数時間後……



ロランドの城ー城門前



アイビス 「………」シュゥゥ… ライルに回復魔法をかけながら魔理沙の魔力を吸っている


魔理沙 「っ…なんか 吸われるのって感じ悪いな 身体が悲鳴上げてるというかむず痒いというか」スゥゥ…


アイビス 「ガマンしてちょうだい 魔力を吸われるということは自分の生命線…はさすがに言いすぎだけど、それを吸われてるのと一緒だから仕方ないわ」


アイビス 「ライル 身体の方はどう?楽になってきてるかしら」


ライル 「……あぁ だいぶ楽になってきた さっきまで体全体痛かったのに今は落ち着いてきてる」シュゥゥ…


ライル 「もう平気だからやめてもいい ありがとな」


アイビス 「バカ言うんじゃないわよ まだ完全に治ってないでしょ 完全じゃなくてもある程度は治さないとダメよ」シュゥゥ…


アイビス 「時間かかるかもしれないけどじっとしてなさい いいわね?」


ライル 「…でも魔理沙が吸われるの嫌がってるだろ?ムリにしてもらうのも……」


魔理沙 「ライル 私はお前に助けられたんだからこれぐらい我慢するぜ お前がケガしたのは私のせいなんだから」


ライル 「いやべつにそんな恩がましいことは……」


魔理沙 「じゃあ私がお前の治療分の魔力をあげたいから渡してる これでいいか?」


ライル 「……わかったよ それじゃ悪いけどもう少したのむよ(これは何言っても無駄だな 気持ちは嬉しいんだけどな…)」ハァ…


魔理沙 「おう!」




ズドォォォンッッ!!!!!!ガラガラガラガラ… ロランドの城に強大な爆発が発生して木っ端微塵になる



ミント(無限) 「やっと壊れましたね はぁー…ずいぶんと手間をかけさせましたね かなり固く作ってあって」ヒュー…スタッ


イブ 「まったくだ てかお前の爆発魔法異常だな これ使えば内部壊さなくても消し飛ばせたんじゃないか?」


ミント(無限) 「無茶言わないでください さすがの私だってあそこまで強固された建物を内部壊してない状態で消し飛ばすのはムリです」


ミント(無限) 「しかも内部には外部から攻撃されたときの防衛魔法が備え付けられた魔道器具があったじゃないですか あれがあっては一回や二回では破壊できません」


イブ 「…それもそうか しかもあの爆発魔法も何回も使ってたら魔力持たないか」


ミント(無限) 「まったくもってその通りです」



アイビス 「おかえりなさい 城の破壊ご苦労さま」シュゥゥ…


ミント 「お姉ちゃん ライルさんの様子は?」スゥゥ… 無限を解いて普通の闇状態に戻る


アイビス 「順調よ ライルがムリしようとする以外問題ないわ」


ミント 「…ライルさん あなたは本当に治りませんね?その癖」ハァ…


ライル 「…別にいいだろ ムリしても」


ミント 「よくありません!まったくライルさんは昔から無理してばかりで……」ハァ…


ライル 「小言は聞きたくない」


魔理沙 「…え、えと ありがとな?みんな わたしを助けてくれて 本来なら敵同士なのに……」


ラティス 「別にお礼なんていいのよ!私たちは当たり前のことをしたまでだよ」


アイビス 「でも勘違いはしないでちょうだい 今は味方だけど、これで別れたら次会うときは敵同士よ」


アイビス 「昨日の敵は今日の友とは言わないから気をつけなさい いいわね?」


魔理沙 「……あぁ わかってるよ」


魔理沙 「…ミントって言ったよな お前にも助けてもらった恩はあるが…正直、許せない部分もある」


魔理沙 「お前は今までいろんな奴に手を出してきたんだよな?霊夢や早苗にも……」


魔理沙 「もちろん感謝はしてる してるんだが……わかんねぇよ お前にお礼言っていいのか」


ミント 「…別にお礼なんて言わなくていいですよ わたしはあなたのお友達を傷つけたんですから言われる権利なんてありません」


ミント 「闇に落ちてからは誰かを殺すことが使命と化してますからね 殺したくなくても闇の感情がそのような思いを抑制し、闇に心を操られる…」


ミント 「…ごめんなさい あなたのお友達を傷つけて それに関しては謝らせてください」


ミント 「言いわけかもしれませんが闇の感情に抑えきれずにやってしまいました それだけは信じてください」


魔理沙 「…それはわかってる わたしもさっきまで同じ思いをしてたんだ お前が自分の意思で誰かを殺したいと思ってないことは今わかった」


魔理沙 「敵であるわたしに普通謝ってくるわけない ……ありがとな 私を救ってくれて」


ミント 「っ! …はい!」


ライル 「…一時的とはいえ 仲良くなれたようでよかった」


ライル 「それじゃここにはもう用ないし帰るか ミントに俺がなんで生き返れたのかも話さないといけないしな」


イブ 「ミントだけじゃなくて俺たちにも教えてくれよ マジでどうやったのか気になる」


ライル 「わかってるよ みんなも聞きたいなら教えるから!」


ミント 「それじゃ帰りましょうか!私の家でお話しを……」


ミント 「……はまずいですね 私もあの街に家があるので、もし誰かにライルさんを連れてることがバレたら……」


イブ 「っん なら俺の家でするか?俺の家は街から離れた闇の竹林にあるから そこなら誰も来ないだろ」


アイビス 「っえ あそこに家建ててるの?」


ラティス 「闇の竹林って…たしか 闇鼬がいたよね?かなり凶暴な性格でかまいたちのように切りつけてくる闇の動物」


イブ 「あぁいるぞ あれ俺のペットだから俺が一緒なら襲ってこないよ」


ミント 「ペット!?あの凶暴な闇動物がですか!?」


イブ 「あぁ 俺ははぐれ者だからな なにかあった時に誰かの助けなんてもらえないから少しでも戦力を上げるために飼い慣らしたんだ」


イブ 「奴らは風使いで俺も風使いだったから気があったのかは知らないが意外にも俺を受け入れてくれてな 今となっちゃ癒しのペットだよ!」


アイビス 「癒しのペット…」


ラティス 「…すごいペットですね」


ミント 「ある意味最強の番人ですね…」


ライル 「…まぁイブがいれば平気なら行くか それじゃ案内たのむ」


イブ 「おう!任せとけ」















闇の竹林



ガサガサ…ガサガサ……


キィィ!!キィィ…!!



ライル 「…めっちゃへんな声聞こえんな さっきの闇の森みたいに」


イブ 「動物だからな 鳴き声ぐらい上げるよ」


イブ 「今群れを仕切ってるやつを呼ぶからまだ入るなよ?…ピーッ!!」


ミント 「…そういえばライルさん 先ほど闇の森に入ったとき、ロランドが作り出した魔獣いませんでしたね」


ライル 「いなかったな おそらくロランドがいなくなったことによって消滅したんだろ」


ライル 「あいつが作り出した魔獣だからおそらく魔法の類で作ったものだ しかも量産型だから手抜いたんだろうな?自分がやられても残るようにするのはひと手間いるから」


アイビス 「…なるほどね たしかにあれだけの数を残るようひと手間加えてたら時間かかってしょうがないものね」


ラティス 「でもそれが仇となったね 全部いなくなってくれたからあの森は安全になるね!」


ミント 「そうですね 手が空いた時でも手入れして動物が住めるようにしましょう!」


魔理沙 「…なぁ あの森ってキノコ生えてるのか?」ワクワク


ミント 「っえ キノコですか?」


魔理沙 「あったら持ち帰って調べたいんだ!あとどんな味化するのか気になる!!」(✪▽✪)キラキラ


ラティス 「めっ目が輝いてますね…」


アイビス 「キノコ好きみたいね…」


魔理沙 「なぁなぁあるのか!?あるならあとで寄りたいんだが!!」

✧(✪д✪)✧


ミント 「え、えっと…あの森にはたしかキノコ類は生えてなかった気が……」


魔理沙 「…ないのか?」( ´・ω・)


ミント 「私は見たことありませんね あの森は果実や食用植物などは育たないはずなのでおそらくは…」


魔理沙 「…そうか 残念だぜ」(´・ω・`)


イブ 「…っ! 来たな」



ガサガサ…ガサッ!!


闇鼬 「キー!」毛が黒くて目にところに傷がついたいたちが草むらから出てくる


イブ 「おっす!ただいま 異常はないか?」


闇鼬 「キー!」コクンッ


イブ 「そうかそうか ならよかった!」ナデナデ


闇鼬 「キー…!」ゴロゴロ…



アイビス 「ーっ…」///ウズッ…


ラティス 「かっかわいい…!ものすごく触りたい!!」///ワナワナ


魔理沙 「かわいい!!なっなぁ触ってもいいか!?」///


イブ 「っえ あー…だいじょうぶか?」


闇鼬 「………」ジー…


ラティス 「っ…」///ウズウズ


アイビス 「……っ」ウズウズ


魔理沙 「カモンカモン!!」///クイクイッ



闇鼬 「……キー」シュンッ!!タタタッ


ライル 「…っん おれ?」闇鼬は三人のところではなくライルの目の前に座り込む


闇鼬 「キー」フリフリ… かわいらしい尻尾を振っておねだりする


イブ 「撫でて欲しいみたいだぞ お前に!」ニヤニヤ


アイビス 「ちょっと!私たちの誰かを選ぶならまだわかるけど なんで触ろうとしてなかったライルのところに行くのよ!おかしいでしょ!!」


ラティス 「ひどいよライルくん!私たちから愛くるしい動物を奪ってたのしい!?」


魔理沙 「(´・ω・`)」ショボーン…


ライル 「いやまて なんで俺が悪いことになってんだ!?俺無関係だよな!」


ミント 「ふふ!ライルさんは罪深いですね みなさんから癒しを盗るなんて…」


闇鼬 「キー」タタタッ…ストンッ ライルから離れてミントの前に座り込み撫でてもらうのを待っている


ミント 「……あれ?」


イブ 「おっ?なんだボス その子にも撫でてもらいたいのか?」


闇鼬 「キー」フリフリ…


アイビス 「ミント!!あなたまで!!」


ラティス 「ひどいよーっ!!ふたりして奪ってー!!」ムキー


魔理沙 「(๐•̆ ·̭ •̆๐)」ムスッ


ミント 「いや待ってください!?なんで急に私のところに来たんですか!まだライルさんに撫でてもらってませんよね!?」アタフタ


イブ 「ボス ライルは風使いだからまだわかるけどなんでミントのところに?その子は風使いじゃないぞ」


闇鼬 「キー…?」クイッ 首を傾げて自分でもわからないと表現する


イブ 「…自分でもわからないのか」


ライル 「…まぁ触ってほしいなら触ってやるけど」スゥ…


ライル 「(イタチってどう触ればいいんだろう 初めて触るからわからないが……)」


ライル 「(犬や猫触る感覚でいいのかな?)」サワ…


闇鼬 「〜♪」スリスリ… ライルに頭を撫でられて喜んでいる


ライル 「(あっこれでいいみたいだな 意外にかわいいな)」ナデナデ



アイビス 「ーっ…!!」ムググ…


ラティス 「うー…いいな わたしも触りたい」(*Ծ﹏Ծ)


魔理沙 「わたしも……」( •́ㅿ•̀。 )


イブ 「あはは…わるいな あいつも人を選ぶんだ ガマンしてくれ」


アイビス&ラティス&魔理沙 「「むぐぅ……」」



闇鼬 「キー!」フリフリ… 次はミントの方を向いて尻尾を振り出す


ミント 「次はわたしですか?いいですよ あまり動物には好かれない体質なのでうまく触れるかわかりませんが…」


ライル 「犬や猫は触ったことあるだろ?それと同じ感覚で触れば嬉しがるよ」


ミント 「んー…何度かはあるんですがあまり多くはないので触り方がちょっと……」スゥ…


闇鼬 「キー♪」スリスリ…


ミント 「わっわぁぁ…!!サラサラして気持ちいい 毛並みもよくて触り心地が……!!」パァァ


ライル 「イタチも気持ちよさそうだな 触れてよかったな!」


ミント 「はい!」



アイビス 「っ…ライルと良い雰囲気ね お姉ちゃんを差し置いて!」ギリッ!!


ラティス 「…ねぇ矢打っていい?ちょっと闇が湧いてきたから」ニタァ


魔理沙 「やめろ それはシャレにならん」


イブ 「………(手がつけられん…)」



ミント 「よしよし!かわいいですね」サワサワ


闇鼬 「キー…♪」ゴロゴロ…


イブ 「…えっと、ボス 触ってもらいたいのはわかるがそろそろいいかな?群れに手出ししないよう言ってもらって」


闇鼬 「っ! キー!」シュパッ


闇鼬 「キー…キッ!!」スゥ…タタタッ!! ライルたちに頭を下げてお礼して群れに指示を出しに森の中へ戻る


ライル 「…お礼までできるのか すげぇ頭いいな?」


イブ 「闇鼬は人間と同じくらい…と言ったら言い過ぎだがそれくらい頭良いからな お礼なんて朝飯前だ」


ミント 「えへへ〜♪いっぱい触っちゃいました かわいかったです」///

(*´﹃`*)デレデレ


ライル 「ほんとだな ……」チラ



アイビス 「っっ……」イライラ


ラティス 「っ……」(#^ω^)


魔理沙 「………」(¯―¯٥)


ライル 「(…うん なにも見なかったことにしておこう!)」ドンッ!!



キキィーッ!!!! 竹林中に甲高い鳴き声が響いて全体的に響き渡る


キィーッ!!キィーッッ!! その声に反応したと言わんばかりにまた甲高い鳴き声が響き渡る



イブ 「っお 全体的に響き渡ったな」


イブ 「よし俺の家に行こう もう入って平気だ!」


ライル 「よし行こう!さっさと行って話しをまとめよう!」


ミント 「はい!」



アイビス 「…っち!」(°⊿°`)チッ


ラティス…? 「あははは?闇が湧いて出てきちゃうな〜」フヨォ…


魔理沙 「ちょっ!?おぉ落ち着けって!さすがに出すのはまずい!!」アタフタ


魔理沙 「そっそれよりも早く行こうぜ!行かないとイブの家わからないんだから」


アイビス 「…そうね 行きましょうか」


ラティス 「…すぅ……ふぅ 抑えるの大変だよ 少しでも妬ましいとすぐ出ちゃう」ハァ…


ラティス 「あなたも気をつけてね?私みたいになっちゃだけだよ!」ビシッ


魔理沙 「あっあぁ ならないように気をつけるぜ(多分ならないと思うが…)」


ザッザッザッ…













イブの家



イブ 「…っと 着いたぞ ここが俺の家だ」ザッザッザッ


ライル 「へぇー お前の家竹で作られてるのか この竹林の竹で作ったのか?」


イブ 「あぁ!工作系は結構好きだから自分で作ったんだ 材料は全部竹だ!」


イブ 「もちろん釘とかそういうのは一切使ってない 竹の紐を作って縛りまくって作ったんだ!」( *¯ ꒳¯*)


ミント 「器用ですね 竹だけで家を作ってしまうなんて…」


アイビス 「…竹だけだとすきま風ひどいんじゃないの?雨漏りとかもひどそうだけど」


イブ 「さすがに竹とたけの間に藁や草を詰めてあるよ 屋根は固めた土を火で焼いて水に強いよう工夫してある」


ラティス 「…それ、竹だけ使用したと言いますか?」


イブ 「おっとお嬢さんそれ以上はいけない そこまで徹底してたら雨漏り大量の風通し最高になっちまうからな!」


全員 「(思ってた(のね)んですね)」


ライル 「…っん?家の隣に置いてあるこれはなんだ なんか犬小屋に見えるが」


イブ 「あぁそれか?さっきのボスの小屋だ」


ライル 「…っえ ここで寝てるのか?群れと一緒じゃなくて」


イブ 「あぁ 最初は群れと一緒に寝てたみたいだが俺と気が合うようになってからはここで寝てるんだ」


イブ 「最初は小屋なんて作ってなかったから家の中に入ってきてな 何しに入ってきたかと思えば俺のベッドの上で寝始めたんだ」


アイビス 「えぇっ!?ベッドで寝たって…まさか、一緒に寝れたりもしたの!?」


イブ 「もちろん!今は冬だけだが寒い日は一緒の布団の中で寝てるぞ あいつけっこう暖かくて湯たんぽみたいなんだ!」


イブ 「しかも毛ふさふさでノミとか一切いないし埃臭くもないから最高なんだよ!夏でも抱き枕替わりにして寝たいくらいにな」


アイビス 「っち!自慢ばかりしやがって」( ゚д゚)ケッ


ラティス… 「羨ましすぎて闇が出てきちゃいますねー ちょっと矢を打ち込んでいいでしょうか?」フヨォ…


魔理沙 「やめろやめろっ!!」



イブ 「…よし 中に入るか」


ライル 「あっあぁ(逃げた…)」


ミント 「おっお邪魔します(お姉ちゃんたちすごく怖い…変に刺激しないでおこう)」



ガチャっ


イブ 「今紅茶入れるから座っててくれ 適当なところに!」タッタッタッ…


ライル 「…おおー!テーブルやイスも竹で作ったのか すごいな!」


ミント 「棚やベッドなんかも竹で作られてます 凄いですね!」


アイビス 「…でも辺り一面真緑ね 全部竹で作られてるから」


ラティス 「そうだね でもこれはこれで落ち着くかも!」


魔理沙 「…竹の香りがまたいい匂いだな これなら快適に過ごせそうだ」


イブ 「おいおいそんなお世辞言ってもなんも出ないぜ?紅茶は出すけどよ」コポポ…


ライル 「お世話なんか言ってねぇよ 普通に思ったことを言ったんだよ」


イブ 「ははっ!ありがとよ」カタカタッ


アイビス 「…あら良い匂い なんの紅茶?」


イブ 「ダージリンだよ 少し甘めにしてあるがこれがまた美味いんだ!」コトコトッ


ラティス 「ほんとにおいしそうだね!いただきます!」カタッ


魔理沙 「…ほぉ 甘くて美味いぜ 香りもいいから落ち着くぜ」ホッ


イブ 「お前は落ち着いた方がいいからなるべく多めに飲め おかわりも入れてやるから!」


魔理沙 「ありがとよ …にしても、お前らほんとに闇の住民なのか?今こうして普通に話してるけど」


魔理沙 「私は闇がなくなったから殺したいという気持ちはなくなったけど…お前たちはまだ闇あるよな?」


アイビス 「えぇ もちろんあるわよ あるけど今は落ち着いてるから平気よ」


ラティス 「私たちは比較的理性が聞く方で毎回誰かを殺したいとは思わないの 私はちょっとのことですぐ反応しちゃうけど…」


アイビス 「わたしはそれなりね 右手が化け物化されてから少しひどくなったけど、今のところは落ち着いてるわ」


アイビス 「…ちなみに私の闇落ち方法だけど、ライルがいろんな女にデレデレしてたらなるから気をつけてね?」クスッ


ライル 「いやなんでだよ…デレデレする以前にする相手がいないから安心しろ」


魔理沙 「いやよく霊夢としてるだろ 霊夢以外にもアリスや慧音ともしてるところ何度も見たぜ?」


ライル 「ちょっ魔理沙おま!」アタフタ


アイビス 「………」(#^ω^)


ライル 「……落ちてないじゃん」


アイビス 「…目の前でされてないからまだ耐えられるわ もし目の前でされたら闇が出るわ」フゥ…


ライル 「…うん 気をつけるよ」


魔理沙 「…ミントはどうなんだ?最初と比べたら性格すげぇ変わってるけど」


ミント 「んー…私はちょっと特殊なんですよね 落ち着いてる時もあれば闇に落ちてる時もあるので」


魔理沙 「そうなのか?アイビスたちとは違ってなにかあったら落ちるとかじゃないのか?」


ミント 「姉さんたちみたいに落ちる要素がないんですよ 定期的に落ちて、たまに普通に戻るといった感じです」


ミント 「しかもほぼ普通に戻るときはないのでこれがまたくせ者で…」


魔理沙 「…そうなのか あんたはどうなんだ?」


イブ 「んっおれ?俺はそんな衝動ないよ」


全員 「「……っえ」」


イブ 「不思議だよな 闇の住民なのに殺人衝動が出てこないなんて 普通ならありえない」


イブ 「だが今まで一度も出てきたことがないんだ だれかを殺したいとか闇が溢れ出して衝動が抑えられなかったことは今のところない」


アイビス 「なにそれ すごく羨ましいじゃない!闇に落ちないなんて最高すぎるわ!」ガタッ


ラティス 「なっなにか特別なことしたの!?魔法で抑えたとか薬で抑えたとか!!」ズイッ


イブ 「ちょっおぉ落ち着け!別になにかしたわけじゃない 闇に落ちてからずっと衝動が襲ってこないんだ」


アイビス 「ウソよ!なんで私たちは襲ってきてあなたには襲ってこないのよ 同じ闇の住民なのにおかしいわ!」


ラティス 「教えて!闇を抑える方法 私たちも知りたいの!!」


イブ 「いやだから!ほんとになにもしてないってば!」



ライル 「…大変だな イブのやつ」ズズ…


ミント 「ですね…」


魔理沙 「…ライルは平気なんだよな よく闇技使ってるけど」


ライル 「いや、正確には平気じゃない 闇を使うと普通の技を使ったときより何倍もの負担がかかる」


ライル 「使い過ぎると体力切れで倒れることだってあるし 最悪、闇に落ちる可能性もある」


ライル 「魔理沙が連れていかれる前に俺は闇を使っただろ?普通の闇までなら使い過ぎなければ平気なんだが、あの時使った闇は漆黒と言って一段階上の闇なんだ」


魔理沙 「あっそういえばあのロランドってやつもそう言ってたな たしか使えば血反吐が出るって…」


ライル 「あぁ 俺は完全な闇には落ちてないから普通は闇自体使うことなんてできないんだが、落ちかけたことによってある程度は使えるんだ」


ライル 「普通に戦うより闇の方が強いからな 闇技で相手にケガを追わせれば重症を負わせるほか、普通の治療魔法じゃ回復できない」


ライル 「だが漆黒まで使うと体が耐えきれなくて肉体的にダメージを負うんだ ダメージだけならまだいいんだが下手したら闇に落ちる可能性もある」


魔理沙 「…それをわかって使ったのか?私を助けるために」


ライル 「あぁ 俺はタフで悪運だけは強いからな 今まで闇を使って落ちかけたことは何度もあるけど落ちたことはない」


ライル 「内部が傷ついたところで死ぬことはないだろうしな まぁ傷ついたらミレイユに治してもらえば万事解決!」


ミント 「なんの解決にもなってませんが…」


魔理沙 「…ごめん あと改めてありがと」///カァァ…


ライル 「いいっていいって!俺も悪かったな お前の初めて奪っちまって」



アイビス 「」ブフゥ!!


ラティス 「」ブー!!


イブ 「ちょおまっ!俺に向けて吐くな!!」



魔理沙 「ーっ!!」(//〇□〇//)


ミント 「…ライルさん その言い方は……」


ライル 「えっ?……っあ」ハッ


魔理沙 「ーっ…!!」///プシュー…


ライル 「ごっごめん!言い方が悪かった えっと…ファーストキスを奪ってわるい お前の初めてが俺になって……」


ミント 「ライルさん変わってないです!ただ付け足しただけで最後が変わってないと意味がありません!」


ライル 「えっダメなのか?最初にファーストキスって付けたが…」


アイビス 「…ライル あなたそんなに天然だったかしら?それとも頭悪くなった?」


ライル 「ひどい!頭悪くした覚えはないけど…」


ラティス 「ライルくんがライルくんじゃなくなった…!!?」

:(;゙゚'ω゚'):


ライル 「いやもうわけがわかんないよ…」


ミント 「…ライルさん そろそろ蘇生術のことをお聞きしてよろしいでしょうか?あなたが死んでからどうやって使ったのか」


ライル 「っ! …そうだな そろそろ話そうか」


ライル 「だがその前にちょっと聞きたいことがある たしかイブかミレイユのどっちからか聞いたような気がするんだが…」


イブ 「…おれ?」


ライル 「あぁ 闇の世界で死んだら魂は永遠の闇に飲み込まれて一生さまよい続けるって聞いたんだが…イブから聞いたんだっけ?」


イブ 「……いや 俺はそんな話したことないぞ しかも永遠の闇というのも初めて聞いたが?」


ライル 「あれ それじゃミレイユからだったかな?魂がその世界に行って蘇生術を使ったんだ」


ライル 「ふつうは死んだら使えないんだが魂がそっちに飲み込まれたから使うことが出来たんだ 霊夢が俺の帰りを待ってくれてるって信じてたから闇にも落ちずに済んだ」


アイビス 「けっ!惚気話はいいから早く進めなさい」


ライル 「…えっと、説明は以上だよ」


全員 「「……っえ?」」


ミント 「…そっそれだけ、なんですか?」


ライル 「あぁ それだけだ」


ラティス 「…なにかもっとないの?もっと…こう 永遠の闇に落ちた際に強敵と戦って生き返る権利を得たとか!」


ライル 「いや永遠の闇にはなにもいないから…ほんとにそれだけだよ」


魔理沙 「………」


イブ 「…なんか、拍子抜けだな それだけなんて」


アイビス 「ほんとね しかも闇に落ちなかったのが惚れた女のことを思ってたなんて…あーぶん殴りたい」イライラ


ライル 「やめてね」


ミント 「でもそれでライルさんが闇に落ちずに済んだんですからいいじゃないですか!」


ミント 「もしこれで落ちてたら私たちは愚か、闇の世界もロランドの手によって落ちてたかもしれません」


ミント 「ライルさんも闇をまとった状態で出てきてたら…闇の世界は愚か、全世界をも破壊しかねません」


全員 「「………」」


ライル 「…えっと、ミント さすがにそれはないと思うんだが……」


ミント 「ライルさんはご自分の強さを過小評価してるようですがそんなことありませんからね あなたの力は世界を揺るがすほど強いです」


ミント 「普通の人間が多重人格を作り、能力多用所持できると思いますか?私たちみたいに魔法を使っていろんな技を出すならまだしも あなたの場合は違います」


ミント 「【能力自体を身に付けることは普通の人間では不可能です ライルさんはそれをやり遂げてるんです】」


ミント 「【しかも多重能力を身につければなにかしら体に害が出ます 多様摂取した能力が暴走して死に至る可能性だってあります】」


ミント 「【そこであなたは多重人格を使い押さえ込みました 人格にひとつひとつ能力を埋め込み、ひとりで抱えないよう工夫しました】」


ミント 「【さらにあなたは多重人格をも身につけました 普通の方が人格を増やしたら人格崩壊します】」


ミント 「【しかもひとりふたり分の人格ではありません あなたは複数の人格を作り出したんですからありえないことなんです】」


ミント 「あなたがどれだけ強いのかここにいる皆さんはわかっています なのであなたが闇に落ちて暴走したら世界が滅びます!」


ミント 「もっとご自分の力を把握してください 過小評価するのは構いませんがそれで闇に落ちられては困ります!」ビシッ


ライル 「…き、気をつけるよ なるべく」


ミント 「お願いします」


ラティス 「…ねぇミントちゃん ちょっといいかな?」


ミント 「はい なんでしょうか?」


ラティス 「……お姉ちゃんのことなんだけど」オソルオソル


ミント 「っ!」ピクッ


ライル 「ラティス姉 サラ姉のことは俺が話すよ ラティス姉が話すより俺が話した方が聞いてくれると思う」


ラティス 「…わかった それじゃおねがい」


ミント 「…なにかあるんですか?」


ライル 「あぁ 実はな…」



ライル、サラが敵じゃないことを説明中…



ライル 「…というわけなんだ」


ミント 「なるほど 自らスパイになるようしたというわけですか」


ミント 「ほんとは私たちを裏切りたくなかった…でもなにを企んでるのか知るためには裏切って近づくしかなかったと言うことですね」


ライル 「そういうことだ だからサラ姉のことを悪く思わないでくれ」


ラティス 「ごめんねミントちゃん わたしも薄々は気づいてはいたんだけど…ミントちゃんかなり怒ってたから話せなくて」


アイビス 「逆に話したら私たちまで殺されそうだったもの 今落ち着いてる状態なら話してたけど」


ミント 「………」


ライル 「…どうかな 信じてもらえるか?」


ミント 「…ライルさんがそう言うなら信じるしかありません あなたがそういうことで嘘をつかないことは知ってますから」


ライル 「それじゃ!」


ミント 「ですが私たちのもとに戻すことはできません どんな理由出会っても」


ライル 「……っえ」


ラティス 「…やっぱり、そうだよね 私たちのところには戻れないよね」


アイビス 「……仕方ないわね」


イブ 「…なんだ なにかあるのか?」


ミント 「私が仕切ってる街のみなさんにサラさんは敵だと知らせてるんです ロランドの仲間になった裏切り者だと…」


ライル 「…それがなんだよ みんなにサラ姉はもう敵じゃないと言えば!」


ミント 「それができたら苦労しません 私はみなさんからよく思われてないので一度決めたことを訂正などできません」


ミント 「下手に刺激すると反乱が起きて私は殺されてしまいます まだロランドが完全に死んでない状態でそのようなことが起きたら非常に大変なことになります」


ミント 「なので訂正はできません 私たちの間では敵として認識はしませんが他の方は…」


ライル 「……そうか なら、仕方ないか」ズズッ…カタッ


イブ 「…話はだいたいまとまったな 他になにか話しておくことはあるか?」


イブ 「俺たち同士ならまだいいがライルとそこのお嬢さんは元の世界に戻ったらもう話し合えなくなるかもしれない」


イブ 「今のうちに話しておきたいことを話しといた方がいいぞ なにか話しておきたいことはあるか?」


ライル 「俺はへいきだが…」


魔理沙 「…じゃあいいか?」


イブ 「なんだ?」


魔理沙 「…あんたは平気なんだよな 闇の住民でもライルのこと敵として見てないって言ってたが」


イブ 「あぁ 俺はライルのこと敵だと思ってない だから安心してくれ」


魔理沙 「……ミントたちはダメなのか?もうこれっきりで次会ったときは…殺し合いになるのか?」


ミント 「えぇ ほぼ確実になります なりたくなくてもなってしまいます」


ミント 「今は落ち着いていますが再び闇に覆われると性格が一転してライルさんを殺そうとします もちろんその周りにいる方々もろとも」


アイビス 「私たちは一応平気だけど…なにか話をするってなるとそう簡単には話せないわね」


ラティス 「うん…ミントちゃんの闇の人格が出てる時はとくに無理だよ 下手したら私たちまで殺されちゃう…」


魔理沙 「抑えることは…」


ミント 「できたらやってます できないから無理なんです」


ミント 「何度も抑えようとしましたができないんです 抑えようとすればするほど闇に抑え込まれて侵食されてしまいます」


ミント 「そして押さえ込んでいた分まで加算されて当初起きるはずだった闇の感情がさらに酷くなってしまうんです なので抑えることさえできないんです」


魔理沙 「……そうなのか」


ライル 「…無限使えてもだめなのか?無限くらい操れるなら闇に飲み込まれることないんじゃないか?」


ミント 「無限は基本使えません 先ほどはライルさんがロランドに殺されたことによってキレたので使えたんです」


ミント 「私の闇は普通の闇のみです 頑張れば漆黒まで使えますが」


ライル 「なんか代償受けたか?使えない無限を使ったらなにかしら体に異変が起きると思うんだが」


ミント 「えっ?……そういえば、なにもないような…?」


アイビス 「…ちょっとまって まさか、抑えられるようになったってこと!?」


ラティス 「うそ!?」


ミント 「いやまだ決まったわけではありません もしかしたらと言うだけで…」


ライル 「今ガマンしてみてくれないか?もし闇の人格が出てきたら即座に魔理沙を連れて逃げるから」


イブ 「おい待て 俺殺されないよな?さすがに無限まで使える相手と戦ったら洒落にならないぞ」


ライル 「お前は闇の住民だから平気だろ 俺と魔理沙は闇の住民じゃないから殺されるのが目に見えてる」


ライル 「もし殺されそうになったら逃げろ 死んだらアイビスさんたちが骨だけは拾っとくから」


イブ 「せめてお前が拾えよ!!」


魔理沙 「…ミント やってみてくれないか?」


ミント 「…あまり気が進みませんがやってみます 危なくなったら逃げてくださいね」


ラティス 「わかった!」


ミント 「………」頭の中で闇の人格を抑えようと強く念じる


ライル 「…」ヒュー… 風を吹かせていつでも魔理沙を連れて逃げれるように準備する


魔理沙 「…」


全員 「「………」」


ミント 「…おかしいです 闇に飲まれる感覚がありません!」


アイビス 「それじゃ!?」


ライル 「抑えられるようになったんだな さすがだミント!」


イブ 「マジか まさか闇の人格を抑えられるなんて……」


魔理沙 「じゃあ今後も平気ってことだよな!話したいときに行ってもいいよな!?」:*・'(*°∇°*)'・*:


ミント 「いえ話したいときに来るのはちょっと…私の方から行くならともかく、魔理沙さんの方から来るのはまずいです」


ミント 「今ここにいるみなさんは平気でも他の方はいけません 闇の住民でもない方がこちらに来たらなにされるか……」


ライル 「でも俺が来たときはなにもされなかったぞ?しかも闇まとってないことも気づいてたのに」


ミント 「ライルさんは…んー……闇を扱えるのでそのおかげではないでしょうか あとジェシカさんたちにも見つかってませんし…」


魔理沙 「わたしも闇まとってたぜ?今はまとってないけど元々使えたなら平気じゃないか?」


ミント 「んー……わかりませんね 平気なんでしょうか?」ウーン…


ミント 「でも来ないことをオススメします ここへ来たらほんとになにされるかわからないので…」


魔理沙 「なにかされたらさっきのマスパぶっぱなすぜ!」


ミント 「騒ぎを起こすのだけはやめてくださいね それこそ何が起きるかわかりません」


魔理沙 「ぶー…わかったよ」


ライル 「…これで平気かな?他になにかあるか」


全員 「「………」」


ライル 「…なさそうだな それじゃそろそろ解散するか」


ライル 「こっちに来るとき霊夢に伝えるよう頼んだサラ姉が心配だ 霊夢になにもされてなければいいけど…」


魔理沙 「さすがにされてないんじゃないか?そのサラって人 ミレイユと知り合いだったりしないか?」


ライル 「っん そうだが」


魔理沙 「なら平気だよ 霊夢だけならまずかったがミレイユもいるなら止めてくれるさ!その人が味方だって話しはしてあるんだよな?」


ライル 「一応してあるが…」


魔理沙 「じゃあなにも心配することないさ!帰ったら茶の間でお茶でもすすってんじゃないか?」


ライル 「……そうかな それならいいんだけど」


イブ 「よし!それじゃ解散しよう ロランドのやつもしばらくは生き返ってこないだろうから心配しなくても平気だろ」


イブ 「竹林から出るまで送っていく ここは闇鼬以外にも危ない魔物がいるからな」


ライル 「そうなのか?それじゃすまないがたのむ」













竹林入口



イブ 「…よし ここまで来れば平気だな」ザッザッザッ


イブ 「もう警戒解いていいぞ ありがとなボス!」ナデナデ


闇鼬 「キー!」フリフリ



ラティス 「いいなー 結局触らせてもらえなかった…」(´・ω・)


アイビス 「わたしも触れなかったわ 今からでも飛びついて触ろうかしら」ウズウズ


ライル 「そっそれはやめた方がいいと思うけど…」


魔理沙 「なんでライルとミントは触れるんだよ 不公平だ!差別だ!」


ミント 「そ、それを私たちに言われても……」



イブ 「それじゃ自分の持ち場に戻ってくれ あとでうまい飯やるからな!」


闇鼬 「キー!」ザザザッ…


イブ 「…さてと、ここからならもう安全に帰れるな まだ日が登ってるから夜行性の魔物も活動してない」


イブ 「帰るなら今のうちだ また何かあったら知らせてくれ」


ライル 「あぁ そうさせてもらうよ お前も気をつけろよ」


イブ 「わかってるよ じゃあな!」


ザッザッザッ…



ライル 「…」


ミント 「…ライルさん 私たちは元の居場所に戻ります なにかありましたら誰にもバレないよう連絡ください」


アイビス 「なんなら定期的にあなたのところに行ってもいいわよ?むしろ行きたいから行ってもいいわよね」


ラティス 「えっならわたしも行きたい!」


ライル 「あはは…闇の住民がぞろぞろと来たら騒ぎになるからそれはやめてな?」


ライル 「なにかあったら俺の方から行くよ お前たち以外にはバレないようにな」


ミント 「お願いします それでは失礼します」


ラティス 「じゃあねライルくん 闇に落ちちゃダメだからね!」


アイビス 「次会ったときはまた美味しい紅茶でも飲みましょ?」


ライル 「あぁ!そうさせてもらうよ」


ザッザッザッ…



ライル 「…」


魔理沙 「…よかったぜ またあいつらと話しができるとわかって」


魔理沙 「最初は敵視してたのに闇のせいで人格が変わっちまったことを聞いて考え方が変わった 次からは警戒しなくていいな!」


ライル 「そうだな あいつらに関してはもう平気だな 俺もミント達だけでも敵じゃなくなったことが嬉しいよ」


ライル 「あとはジェシカ、マリー、レイスだけだな あの三人も闇に飲み込まれなくなれば敵として見なくて済む」


ライル 「…抑えられればいいけどな こればかりは俺にはどうしようもできない」


ライル 「闇は謎が多くて闇の住民ですらよくわかっていない どういう原理で闇が付くのか、どんな時に闇が出てくるのか、なにをもって人によって闇の濃度がちがうのか」


ライル 「俺もけっこう調べたけどまったくわからなかった 闇の住民でもわからないんだから俺が調べてもわかるわけがない」


ライル 「だめだな…敵として認識したのにまだ助けたいと思ってる 本来、ミントも敵として見たのに」


魔理沙 「でも助けたいって気持ちがあったから倒さなかったんだろ?お前は優しいからな!」


ライル 「優しくなんてないさ 男として当たり前なことをしてるまでだ」


魔理沙 「男でも女でも関係ないと思うけどな 一度敵だと思ったやつを助けたいって思うのは男じゃなくても思うことだぜ?」


ライル 「そうか?」


魔理沙 「あぁ!まぁそんな今後のことは後回しにしてはやく帰ろうぜ サラっひとが心配なんだろ?」


ライル 「あぁそうだ はやく帰ろう!」


ライル 「…帰りのゲート 開門!!」バンッ!!



現世の門 「」ドスゥン!!!!ギィィ… 幻想郷に帰るゲートが目の前に現れ扉が開く


魔理沙 「…でっでけぇ こんなでかい扉を作るなんて、やっぱりお前はすごいな」


ライル 「あはは…扉がでかいだけですごいと言われてもちょっと反応にこまるんだが」


ライル 「ここをくぐれば幻想郷に戻れる 早くみんなに会おうぜ?」


魔理沙 「あぁ!」


ザッザッザッ…


シュゥゥ………













博麗神社ー鳥居前



…シュンっ


ライル 「よっと!」スタッ


魔理沙 「おっと!こ、こうやって出るのか なんか瞬間移動した気分だぜ」スタッ


ライル 「感覚的には間違ってないな ゲートをくぐったらすぐ出されるからそんな感じするよな」


ライル 「それじゃはやく霊夢たちのところに行こう」


魔理沙 「おう!」


ザッザッザッ…








通路



ライル 「…おかしいな 霊夢たちがいない 茶の間にもいなかったけど…どこいったんだ?」タッタッタッ…


魔理沙 「出かけたのかな サラってやつと話し終わったからミレイユとアリスも一緒に」


ライル 「んー…サラ姉が魔理沙がロランドに捕まったことを話して帰ったとは思いにくいな まして霊夢も闇の住民であるやつをのこのこ帰させるとは思えないし」


魔理沙 「…たしかに」


ライル 「まぁいい 帰ってくるまで待ってるか 今お茶用意するから茶の間に行っててくれ」タッタッタッ…


魔理沙 「おう!」








茶の間ー数十分後…



ライル 「………」ズズッ…


魔理沙 「………」ズズッ…


ライル 「………」パリッポリポリ… 戸棚にしまってあったせんべいを食べる


魔理沙 「……おそいな あいつらなにやってんだ?どっか遠くに出かけてんのか?」バリッボリボリ…


ライル 「いやまだ三十分ぐらいしか経ってないんだが…てかもう少し落ちついて食べろ 食べかすがボロボロこぼれてる」


魔理沙 「あっわるい」


ライル 「………」






数時間後………






ライル 「………」


魔理沙 「……おそいな さすがに遅すぎるよな」


ライル 「…そうだな 飯や風呂済ませても帰ってこないなんて、なにかあったのか?」


ライル 「(でも嫌な予感はしないんだよな 霊夢たちの身になにかあった感じはしないから多分平気だとは思うんだが…)」


ライル 「(だがさすがに遅すぎる ちょっと捜索してくるか)」スクッ


魔理沙 「っん どうした?立ち上がって」


ライル 「ちょっと探しに行ってくる 辺りを見渡してくるから魔理沙は待っててくれ」タッタッタッ…


魔理沙 「えっ…ちょ、待てよ!」ガシッ


ライル 「っ!」グイッ 腕を掴まれて止められる


魔理沙 「探しに行くなら私もいくぜ ひとりだといろいろ危ないだろ?」


ライル 「いや俺は男だからへいきだよ 魔理沙は先に休んでるなりして…」ハッ


ライル 「……魔理沙をひとりにするのはあぶないか 今神社には誰もいないし、いくら脅威が去ったとはいえ 闇の住民が攻めてきても不思議じゃないから一緒に行った方がいいか」ンー…


ライル 「それじゃ一緒に行くか 疲れてると思うが無理しないでくれよ?」


魔理沙 「おう!わかった」スクッ













神社近くー上空飛行中



ヒュー…


ライル 「んー…近くにはいないな 辺り見渡しても誰もいない」ヒュー…


魔理沙 「だな まったくどこいったんだ?あのさんにんは」ヒュー… 箒に乗ってライルの隣を飛んでいる


ライル 「(どこまで出かけたんだ?そんな遠くまで出かけないと思うんだが…)」


ライル 「(…てか、今何時だっけ?たしかまだ八時(二十時)回ってなかったよな)」


ライル 「(月の登りがかなり上にあるけど…幻想郷から見える月ってこの時間から外の世界なら十二時(零時)なのかな?)」


ライル 「…なぁ魔理沙 幻想郷の月ってこの時間帯からもう真上に上がってるのか?今まで気にしてなかったんだが」


魔理沙 「えっ?…あれ、言われてみれば たしかに真上に上がってるな この時間から真上に上がってるのはおかしいな」


ライル 「っえ やっぱりそうなのか?じゃあなんでこの時間から真上に上がってるんだろ」


魔理沙 「さぁ…そこまでは」


ライル 「(…なんだろ、この胸騒ぎ さっきまでしなかったのに月がおかしい事に気づいたら急に嫌な予感が……)」


ライル 「(……まさか いやそんなはずは)」タラー…


魔理沙 「…ライル?」


ライル 「…なあ魔理沙 俺たち、普通にこっちの世界に戻ってきたよな?」


魔理沙 「えっ?あっあぁ お前と一緒に神社の鳥居前に出たぞ」


ライル 「さっきの神社は博麗神社だったよな?」


魔理沙 「? なに言ってんだ 完全に博麗神社だったろ 早苗んところの神社にでも見えたか?」


ライル 「いやちがう そういう意味じゃない いやでもそんなことがありえるわけが……」


魔理沙 「…ライル さっきからなにを…?」


ライル 「……魔理沙 この近辺から出てみよう」


魔理沙 「…っえ なんで?」


ライル 「まだ確証はないが…嫌な予感がする もしかしたら今、とんでもないことが起きてるかもしれない」


魔理沙 「とっとんでもないことってなんだよ なにが起きてんだよ!」


ライル 「まだ確信がない 確かめたいから行くぞ!」ヒュー…


魔理沙 「おっおい待てよ!」ヒュー…








幻想郷ではない場所ー名も無き平原



サァァ…ユラユラ…… 弱い風が綺麗に長さを整えられた草がなびいて月光に反射してキレイに踊っている



魔理沙 「……なっなんだここ?今私たち、普通に飛んでたらここに来たよな?」ヒュー…


ライル 「…やっぱりか 嫌な予感が的中してたよ」ヒュー…スタッ


魔理沙 「なんだよ なにがおきてんだよ」


ライル 「…ごめん魔理沙 おれ、お前を巻き込んじまったようだ」


魔理沙 「だからなにがだよ!説明しろよ なにが起きてんだ!」


ライル 「【……この世界は俺の闇の中だ いわゆる妄想空間みたいなものだ】」


魔理沙 「…っは?闇の中?おまえの妄想……?」


ライル 「…ふつうにゲート作って通ってきたと思ったんだが、なんらかの影響で俺の闇に繋がっちまったみたいだな」


ライル 「たぶん無限の闇を取り込んだときだな 全部抜いたとはいえ、影響があったみたいだ」


ライル 「あっべつに魔理沙のせいじゃないからな?責めてるわけじゃないから変に誤解はしないくれ」


魔理沙 「…帰れんのか?」


ライル 「……今のおれじゃ帰れない 帰るためにはshining・gate(シャイニング・ゲート)を作らないといけない」


ライル 「それを作れるのはミレイユだけだ 何度かこの世界には来たことあるんだがその時は俺の中にミレイユがいたから帰れた」


ライル 「今の俺の中にはいない…となると、別の方法で帰らないといけない」


魔理沙 「他にも方法あるのか?」


ライル 「いちおうな あんまり効率的じゃないがこの世界を探索するんだ」


ライル 「探索してどこかに帰還用のゲートがある それを見つければ帰れる」


魔理沙 「なんだ簡単じゃねぇか!ならパパっと見つけて帰ろうぜ!」


ライル 「そう簡単にはいかないよ 見つけるにしてもヒントなしで見つけないといけないんだぞ?」


ライル 「俺もこの世界に来て探索するのは初めてだ なにがどこにあるのかまったく検討がつかない」


魔理沙 「えっそうなのか?じゃあなんでゲートがあるってわかるんだ」


ライル 「いろいろ調べたからな 闇の住人のことは全然だが自分の闇の世界のことは他にも経験した奴がいたみたいで情報があった」


ライル 「shining・gateを通らなくとも自分の闇の世界にあるゲートを通ったら現実世界に戻ってこれたと記録が残されてた ただ見つけるのに相当時間はかかったみたいだがな」


ライル 「しかも自分の闇は自分の中で印象が強く残った場所が現れていかにもここにいたような感じになるらしい 気づいた時にはもう何日も過ごしていたやつもいるみたいだ」


魔理沙 「…となると、今日中にはまず帰れないということか」


ライル 「そうなるな 運がよければ今日中に帰れるが…まぁそれは期待しない方がいいな」


ライル 「とりあえず探索できるところまで探索しよう 探索しないことには始まらない」


魔理沙 「そうだな ちなみにここはなんなんだ?一面草が生えてるが」


ライル 「ここは名も無き平原 俺の世界に存在する場所だ」


ライル 「山の高いところにある場所で見晴らしがいい場所なんだ 嫌なこととかあるとそこで景色見ると少し忘れられるんだ」


ライル 「まさかその場所が俺の闇に出てくるなんて…驚いたよ 博麗神社はなんとなく予想はしてたが」


魔理沙 「…そうなのか」


ライル 「ここは障害物とかないから探す手間が省けるな このまま進んでいこう」


魔理沙 「わかった」


ザッザッザッ…








ライルの家



…ヒュンッ


ライル 「っと 平原から出たか いきなりワープするようになってるのか」スタッ


魔理沙 「みたいだな ふつうに進んでたのに…てかここは?」


ライル 「俺の家だ しかも俺の部屋か…またなんでここに」


魔理沙 「ここがライルの部屋なのか?なんか殺風景だな ベッドがあって机があって本棚があって……」


魔理沙 「…なんで机の上にはなにもないんだ?しかも本棚にも本がないぜ」


ライル 「魔術系の本や筆記具は反映されないみたいだな 普通の本はほとんど捨てちまったから残ってないし」


魔理沙 「えぇーっ!?魔術系の本見たかったなー!お前の読んだものがどんな内容なのか気になってたのに」


ライル 「いや気になってたて…」


魔理沙 「他にないのか?魔術じゃなくても魔法の本とか!」


ライル 「それも反映されてないよ その本棚にしまってあったはずだが魔術系の本と一緒で写ってない」


魔理沙 「しょぼーん」(´・ω・)


ライル 「早く次行くぞ 俺の部屋にはゲートないみたいだから」


魔理沙 「おう!」








ライルの家捜索中…



ライル 「…ないな」


魔理沙 「ないな ここじゃないみたいだな」


魔理沙 「あと残ってる部屋は何部屋くらいあるんだ?」


ライル 「あと一部屋だけだな でもあそこは……」


魔理沙 「? どうした?急に難しい顔して」


ライル 「……あまり確認したくないな あの部屋だけは」


魔理沙 「っえ?なんでだよ なにかあるのか?」


ライル 「………」


魔理沙 「…確認してみないとわからないだろ 案内してくれ」


ライル 「…わかった こっちだ」


タッタッタッ…








ライルの親父の部屋前



ライル 「……ついたぞ」


魔理沙 「ここは…なんの部屋だ?しかもここだけ襖なんだな 他は扉だったのに」


ライル 「親父の部屋だ 親父は和風にこだわってたからこの部屋だけ和風建築なんだ」


ライル 「……ただ、確認したくない もしこの中にゲートがあったとしても入りたくない」


ライル 「叶うならここはスルーしたい …魔理沙、お前にも見てほしくないんだ だから他を探してからでも……」


魔理沙 「はいはいそんなこと言ってないで確かめるぞ 邪魔するぞ」スーッ…


ライル 「ーっ!? ばっ開けるな!!」


魔理沙 「……っえ」



血に染みった畳 「」ビチャァ…

傷だらけの壁 「」ボロ…

バラバラになった作業机 「」グシャァ…


部屋の中は血まみれでありとあらゆるところに鈍器や刃物で傷つけられた痕に真っ二つに粉砕された作業机が至るところに散らばっている…



魔理沙 「……な、なんだよ これ」サー…


魔理沙 「こっこの畳に染みついてるのって…血か?それにこの壁の傷跡…刃物と鈍器か?」


魔理沙 「机もバラバラになってやがる…なんだよこの部屋 親父の部屋じゃないのか!?」


ライル 「……親父の部屋だよ 殺されたときと同じ形になってやがる!」ギリッ


魔理沙 「っえ!?こっ殺された!?」


ライル 「……ここにゲートはなかったからもういいだろ 次行くぞ」


魔理沙 「あっあぁ そうだな」スー…ストンッ


ライル 「(…次はどこに行くんだか)」


タッタッタッ…








とある中学校



…ヒュンッ


ライル 「…次は学校か しかも俺の通ってた中学校か」


魔理沙 「ここが外の学校…」キョロキョロ


ライル 「そんな物珍しいものはないだろ?寺子屋となんも変わらないだろ」


魔理沙 「いや全然ちがうから… …おまえはここ通ってたんだよな」


ライル 「あぁ 嫌な思い出しかないけどな」


魔理沙 「…いじめ、だよな」


ライル 「あんまり思い出させるな 余計なことは聞かないでくれ」


魔理沙 「あっわるい…」


ライル 「しかし学校か…ここは広いから探すの手間取るな 時間かかるが探すぞ」


魔理沙 「了解!」


タッタッタッ…



ライル 「…」タッタッタッ…


魔理沙 「………なぁライル ちょっと聞いていいかな」タッタッタッ…


ライル 「なんだ?」


魔理沙 「さっきのお前の親父の部屋のことなんだが…」


ライル 「…今余計なことは聞かないでくれって言ったよな」


魔理沙 「…ごめん でも気になってさ」


ライル 「…なんだよ」


魔理沙 「えっと…お前の親父さん、さっき殺されたって言ってたよな 他の家族はどうしたんだろうと思って」


ライル 「殺されたよ あの部屋でな」


魔理沙 「……っえ」


ライル 「俺は四人家族だった 父さんに母さん、妹がいた」


ライル 「俺が出かけてるときに襲われたみたいでな 親父の部屋で惨殺されていた」


ライル 「…精細までは言わないからな 聞こうとしないでくれよ」


魔理沙 「いやさすがにそこまでは聞こうとしないぜ…」


ライル 「ならいいが」


ライル 「…っと ここから確かめるか」


魔理沙 「っえ なんでここからなんだ?端っこから見た方がよくないか」


ライル 「ここは俺の教室なんだ 多分あるとしたらここだろう」


魔理沙 「あっそうなんだ」



ガララっ…


教室内部 「「」」ガラーン… 整頓された机がずらりと並べられている


ひとつの机 「」ストンッ… とある机の上に本が置かれている


魔理沙 「わぁー…キレイに並べられてるな ここが外の世界の教室か」


ライル 「…」タッタッタッ…スッ ひとつの机の上に置かれている本に手をかける


魔理沙 「…その本は?」


ライル 「……なんでこの本がここにある?しかも俺の机の上に」ペラッ


魔理沙 「っえ ここおまえの机なのか?」


ライル 「………」ペラ…ペラ…


ライル 「(…書いている内容も全部一緒だ なんでこれがここに……?)」


ライル 「ーっち いやなこと思い出させやがって!」バタンッ!!


魔理沙 「っ!?」ビクッ!!


ライル 「あっ…ごめん 驚かせたな」


魔理沙 「ほっほんとだよ いきなりどうしたんだよ」ドキドキ…


ライル 「ちょっと思い出し怒りしてた あまりにムカついてついな」


魔理沙 「おっ思い出し怒り…?」


ライル 「これは俺の日記帳だ 昔なにが起こってたかを記録してたものだ」


ライル 「…まぁ ろくなことは書いてないけどな 昔が昔だから」ストンッ


ライル 「中身は見るなよ 見てもおもしろくないし…なにより、俺の過去ことを詳しく知ってほしくない」


魔理沙 「わ、わかった」


ライル 「…ここにはなさそうだな 次行くぞ」


魔理沙 「…うん」








体育館



ガチャッギィィ…


魔理沙 「…広いな ここは?」タッタッタッ…


ライル 「体育館だ 集会や体育がある時に雨が降ってたりしたらここで運動をする場所だ」


ライル 「災害時の避難場所やイベントとかでも使われるからかなり広い構造だが見ての通り何もないことが判明してる 倉庫や二階の部屋にあるかどうかだけ調べればいい」


ライル 「…あんまり調べたくねぇけどな」ボソッ


魔理沙 「………」


ライル 「とりあえず倉庫の中見るか ゲートは俺の作ったゲートと同じくらいの大きさだから開ければわかる」タッタッタッ…


ライル 「鍵は…」ガチャンッ


ライル 「…んだよ なんで鍵かかってんだよめんどくせぇな」


魔理沙 「わたしのマスパで開けるか?」


ライル 「開け方が豪快だな…このくらいの鍵なら風で開けられるよ 風で形を把握してその通りに作れば…」ヒュー…


カチャンッ…


ライル 「よし 空いたな」


魔理沙 「便利だなおまえの風 鍵も開けられるのか」


ライル 「アナログならな デジタルの鍵は無理だが」ガララッ…



体育倉庫の中 「「」」ズラッ… 跳び箱やバスケットボール、その他様々な道具が至るところに置かれている


魔理沙 「おぉー なんかいろんなもん置いてあるな?見たことないものがいっぱいあるぜ!」


ライル 「…ないなここにも 次は反対側見に行くぞ」


魔理沙 「えっいやちょっと待てよ!もう少し見させてくれよ 物珍しいもんがいっぱいあるんだからさ!」


ライル 「そんな悠長なこと言ってる暇ないだろ さっさと現実世界に戻って帰るんだろ?」


魔理沙 「それは、そうだけどよ…」


ライル 「ならさっさと行くぞ こんなところ一分一秒と居たくないのに…」タッタッタッ…


魔理沙 「………」


ライル 「(早くこんなところから出て霊夢たちに俺たちの安否を報告しないと)」


ライル 「(こんなところで時間使ってたらサラ姉が危ない 俺が闇の世界から帰ってこないなんて霊夢が判断したら……!!)」ギリッ


魔理沙 「……なぁライル」


ライル 「なんだ さっきの倉庫なら見てる暇ないぞ 見たくても俺達には悠長なことしてる時間はない さっさと帰って……」


魔理沙 「今のお前と一緒に居たくない 今から別行動するぜ」


ライル 「……っえ」


魔理沙 「…わるいが今のお前と一緒に居たくないから別行動させてもらう 先に行きたければさっさと行ってろ」


魔理沙 「わたしはもう少しさっきの倉庫を調べてから行くから気にするな じゃあそういうことで」タッタッタッ…


ライル 「ちょっおい待て!おまえなに言ってんだ!」ガシッ 魔理沙の肩をつかんで引き止める


魔理沙 「はなせ さっさと行って調べてこいよ?私のことなんて気にしないでよ」パシッ


ライル 「気にしないで行けるか!いきなりどうしたんだ 今ここで二手に分かれて調べるなんて自殺行為だ!」


ライル 「ここは俺の闇の世界なんだぞ ここがどういうところかもわかってないやつを一人置いていけるわけないだろ!」


魔理沙 「じゃあもう少しあの部屋を調べたいから時間くれ そしたら一緒に行ってやる」


ライル 「いやだから時間がないって…」


魔理沙 「………」


ライル 「…魔理沙 いつまでもここにいるわけにはいかないんだぞ?遊んでる場合じゃないんだ」


ライル 「物珍しいもんがあって興味を引かれるのはわかるがそんなの調べてる場合じゃない わがまま言ってないでさっさと…」


魔理沙 「わがままなのはおまえだよ!!」キーンっ!!


ライル 「ーっ!?」ビクッ!!


魔理沙 「自分でわかってないのかよ!おまえさっきからイラついて当たってることによ!」


魔理沙 「過去に嫌なことがあったのは私も知ってる お前からも聞いてるが霊夢からも話は聞いてる」


魔理沙 「私だって過去に嫌なことあったよ 親父と絶縁して何年も連絡取り合ってないからお前の気持ちは少なからずわからなくはない」


魔理沙 「でもその事で誰かに当たったことなんてない!自分の親のことを話したところで意味ないし なによりそんなことで当たったところで何になる!」


魔理沙 「それと同じでお前も当たっても意味ないだろ!なんもないだろ!意味もないのに当たるんじゃねぇ!!」


ライル 「………」唖然


魔理沙 「…たのむからいつものお前に戻ってくれ 私だってこの世界に来て帰れるか不安なんだからさ」


魔理沙 「頼りのお前がそんな調子じゃ安心したくてもできやしない 不満があるなら聞いてやるから」


ライル 「……いや、だいじょうぶだ わるい お前の言う通りイラついてた」


ライル 「関係ないやつに当たるなんて最低だ …ーっふん!!」パァンっ!! 自分の両頬に手のひらをいれて喝を入れる


ライル 「……よし それじゃもう少しここを探索してみよう なにもなさそうだったら次行くぞ!」


魔理沙 「あぁ!」


タッタッタッ…








数十分後…



魔理沙 「…ライル これはなんだ?」ゴソゴソ…スッ


ライル 「それはボールに空気入れる針だな ボールに挿す穴があるからそこから刺して空気入れるんだ」



魔理沙 「これでか?…口で空気入れるのか?」


ライル 「いや空気入れる機械があるからそれで入れるんだ 口で入れられなくないが…まぁ満タンまではムリだな」


ライル 「機械どっかにあるかな?その針があるなら近くにあると思うんだが…」キョロキョロ…


ライル 「……ねぇな なんで針だけあって機械はねぇんだ?」


魔理沙 「ないのか?ならライルの風で入れてみてくれ!」


ライル 「別にかまわないが…それじゃいつも俺が風吹かしてるのと変わらなくないか?」


魔理沙 「…たしかに」


ライル 「……てか今何時だ?外はずっと真っ暗だから時間がまったくわからないんだが」


ライル 「時計はたしかあそこにかけてあったはず…あった」タッタッタッ



時計 「現在深夜二時です」体育館に付けられているスピーカーの真横に時計がかけられている


ライル 「二時…もうこんな時間だったか 倉庫の中のものを拝見しててかなり時間経ったな」


ライル 「魔理沙 今日はもう休もう いろいろあってお前も疲れてるだろ?」


魔理沙 「…そうだな 今思うと一気に疲れが……ふぁぁ」(´Q)。oO


ライル 「幸いにもここにはマットやシート、防災布団がある 寝る道具には問題ない」


ライル 「トイレや電気も使えるから不備はないだろ とりあえず準備するか」ヒュー…ガタガタッ 倉庫の中にしまってある道具を風ではじっこにずらして自分たちの寝るスペースにマットなどを敷く


魔理沙 「…ほんとに便利だな 鍵開けもそうだが一瞬にして寝るところを作るなんて」


ライル 「まぁな それじゃ俺は壁によりかかって寝るから魔理沙はそこで寝てくれ」


魔理沙 「っえ …なんで?お前は布団で寝ないのか?」


ライル 「俺はいいよ 霊夢がいるなら一緒に寝てもいいんだが…さすがにお前とふたりで寝るわけにはいかないだろ」


ライル 「いろいろと…さっきのこともあるし」ポリポリ…


魔理沙 「ーっ!!」///ボッ!!


ライル 「……まぁ俺のことは気にしないで寝てくれ 不安なら近くにいるから遠慮なく話しかけてくれ」ヨット


ライル 「あっ一応倉庫鍵かけとくか もし万が一、なにか襲ってきたら困るし 外側からじゃ鍵使わないと開けられないしな」ガチャンッ


ライル 「トイレは倉庫から出ないと行けないからもし行くときは俺に声かけてくれ 魔理沙をひとりにさせてる時になにかあったらまずいからな」


魔理沙 「えっ…と、トイレもついてくるのか!?」///カァァ…


ライル 「ついて行くとしても扉前までだからな さすがに中まで入らないぞ」


魔理沙 「あっそ、そうだよな!さすがに中に入ってこないよな?んなことわかってるって!」///アハハッ!!


ライル 「(完全に俺も中に入ると思ってたよな…)」


魔理沙 「…でっでもさ いくら夏の夜でも壁に寄りかかってたら寒いんじゃないか?布団かけてたとしても床が冷たいからさ」


ライル 「俺もマット敷くからへいきだよ 寒ければ温かい風吹かせるから言ってくれれば暖かくするよ」


魔理沙 「っ…だっだけど!体勢がわるいだろ 壁に寄りかかりながら寝ると身体痛くなるんじゃないか?」アセアセ


ライル 「すぐ反応できる体勢が寄りかかりながらなんだ 完全に寝っ転がってると反応できないから…」


魔理沙 「〜っ…」( Ŏ﹏Ŏ)うぐぐ…


ライル 「……魔理沙?」


魔理沙 「……な、ならさ 一緒に寝たいって言ったら…寝てくれるか?」///モジモジ


ライル 「………っえ」


魔理沙 「っ…」///ジッ…


ライル 「…え、えっと 魔理沙?自分でなに言ってるかわかってるか 今の状況で一緒に寝るのはちょっと……」///


魔理沙 「霊夢とはよくて私はダメなのか?」///


ライル 「いやダメというわけじゃ…」///


魔理沙 「じゃあ一緒に寝ようぜ!霊夢には言わないから安心してくれ てか言ったら私も怒られる!」///


ライル 「そっそういう問題じゃ…」///


魔理沙 「……いいだろ寝るくらい 安心しながら寝たいんだよ」///


魔理沙 「今この状況でひとりで寝るのは怖いんだ だからたのむよ…」///ジッ…


ライル 「ーっ…」///ドキッ…


魔理沙 「…だっダメか?」///


ライル 「〜…わ、わかったよ おまえが寝付くまで一緒の布団に入ってやるよ」///


魔理沙 「一緒に寝ないとダメだ!一緒じゃないと悪夢見るぜ!」///


ライル 「あ、悪夢って…ひとりで寝たら見ること確定してるのか?」///


魔理沙 「そうだ!!」///ドンッ!!


ライル 「そっそんな強調しなくても……」///


ライル 「……わかったよ それじゃ一緒に寝るか」///


魔理沙 「っ! おう!」///











ライル 「………」


魔理沙 「ーっ…」///ドキドキ… ライルと背中合わせで一緒の布団の中に入っている


魔理沙 「(やっやばい…めちゃくちゃ心臓が暴れる!ライルが隣に寝てると思うと全然鳴り止まない!)」///バクバクッ!!…


魔理沙 「(しかも寒くないように温かい風吹かせてるし…そっそれに、背中もくっつけて寝てくれてるし……)」///カァァ…


魔理沙 「(てかこいつはよく平気で寝れるよな!ひとがこんなにも落ち着けないって言うのに!)」///ヌググ…


ライル 「………」


ライル 「(…魔理沙、めっちゃ心拍早いな 俺と寝てるから意識してるんだな)」///


ライル 「(怖くて寝れないって言ってたが…これだとむしろ逆効果なんじゃないか?意識しすぎて寝れないだろ…)」///


ライル 「(俺的には…まぁ、意識してくれてるのは嬉しいことだが でも今は落ち着いて寝て欲しいんだが…)」///


魔理沙 「……な、なぁライル 起きてるか?」///


ライル 「…(寝たふりするか そうすれば俺は寝てると思って落ち着いてくれるだろ)」///


魔理沙 「……寝てる、のか?」///


ライル 「(寝てまーす だから早く寝てくれー)」///


魔理沙 「……ほんとに、寝てるか?」///


ライル 「(起きてるが寝てるよ 頼むから寝てくれ!)」///


魔理沙 「……寝てる、んだな」///ムクッ


ライル 「(? 起き上がった?なんで……?)」


魔理沙 「っ……」///タタッモゾモゾ… 布団から出てライルの顔が向いてる方に潜り込んで布団に入る


ライル 「(ーっ!? まっ魔理沙!?なんで俺の前に来て!?)」///


魔理沙 「ーっ…んしょっと」///モゾモゾ…スポッ ライルの右腕を自分の首元に置いて体の中にすっぽり収まる


ライル 「(ちょっと魔理沙!!ほんとになにやってるの!?こっちに来たと思ったら俺の体ん中に入って!!)」///


魔理沙 「……ふぅ、落ちつくぜ 背中越しよりも包み込まれたほうがより落ちつく…♡」///ウットリ