穂乃果「ほんとに！？」

ことり「ほんと！この前、凛ちゃんも透明になってびっくり！」

穂乃果「す、すごい！穂乃果飲んでみたい！」

ことり「えー、でもこれあと1錠しかないし…けっこう高かったし…」

穂乃果「うう…だめかあ」

ことり「…でも穂乃果ちゃんならあげてもいいかも！」

穂乃果「え、いいの！？」

ことり「うん！効果は30分くらいしかないからせいぜいイタズラに使う程度だけどいい？」

穂乃果「30分もあれば充分だよ！」

穂乃果(これで海未ちゃんを驚かせやろーっと！)

ことり「はい、じゃあこれ！」

穂乃果「ありがとう！さっそく飲んでみていい？」

ことり「いいよー。ことりが透明になってるか確認してあげる！」

穂乃果「それじゃ…」ｺﾞｸｺﾞｸ

ことり「透明になっても自分の目には自身は見えてるから、そこは気を付けてね」

穂乃果「どういうこと？」

ことり「…えーっと手鏡手鏡」

ことり「顔は…この辺かな？」

穂乃果「え、もう見えてないの！？」

ことり「うん！服が浮いてるから大体この辺かなって！」

穂乃果「私は鏡に写ってるけど…自分の足とか手も見えてるし…」

ことり「穂乃果ちゃん自身には自分がちゃんと見える仕組みなの」

ことり「でもことりにはもう見えてないよ！」

穂乃果「す、すごい！」

ことり「でもいたずらに使うには服を脱がないとバレちゃうね」

穂乃果「服を…///」

ことり「あと28分。ちゃんと時間を見ながら行動しないと！」

穂乃果「はわわわ！海未ちゃんにいたずら出来ないで終わっちゃう！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

ことり「やっぱり海未ちゃんかー」

穂乃果「一番いい反応しそうだしね！」

穂乃果「あと…全部脱がないとやっぱり駄目かな…？」

ことり「う、うん」

穂乃果「ええい、ままよ！」ｶﾞﾊﾞｯ

ことり「あ、これでもうどこにいるかわかんなくなっちゃった…」

穂乃果(は、恥ずかしい…///でも見えてないから大丈夫だよね！)

ことり(…計画通り！！！)

ことり(透明人間になんてなれるわけないよ穂乃果ちゃん…これは海未ちゃん協力の元、二人でうはうはしちゃおう作戦なのです…！)

ことり(これで穂乃果ちゃんの全裸、見放題だよ！)ﾊｱﾊｱﾊｱﾊｱ

穂乃果(へっへっへー！最初の獲物はことりちゃんだよ！)

穂乃果(ほっぺをつん！)

ことり「ひゃあ！？ほ、穂乃果ちゃん… ？」

穂乃果(おもしろーい！わかってても怖いものなのかな？)

ことり「穂乃果ちゃーん…？黙りこむの無しにしよー…？」

穂乃果(嫌でーす！いっしっしっ)

穂乃果(耳にフーッ)

ことり「ひょわ！？」

穂乃果(でこぴん)

ことり「うひゃ！」

穂乃果(こちょこちょ)

ことり「あははは！や、やめてえー！」

穂乃果(面白い！最高だよ！)

ことり「こ、降参～…」

ことり(全部見えてるけどね！！全裸でイタズラしてるの見えてるけどね！！)

穂乃果「えへへー、すっごい楽しいね！」

ことり(私も楽しいﾁｭﾝ！)

ことり「やっと喋ってくれた…けっこう怖いんだよ？」

穂乃果「ごめんごめん、つい」

ことり「あ、ちなみに海未ちゃんにイタズラすると思って呼んであるから」

穂乃果「おお、さすがことりちゃん！」

ｶﾞﾁｬ

海未「こんにちは」

穂乃果(噂をすれば！)

海未(ほああああ！全裸穂乃果！全裸穂乃果がいますぅうう！！)

ことり(とか思ってるんだろうなー)

ことり「あ、海未ちゃん」

海未「…ことりだけですか？」

ことり「そうだよー」(演技うまいなあ)

穂乃果(穂乃果もいるよーん！)

海未「…もう一人いる気配がするのですが」

ことり「え」

穂乃果(ひぃいいいい！？)

海未「…きっと気のせいですね」

ことり「そうだよ。あはは…」

穂乃果(こっわー…海未ちゃんこっわー)

海未「あ、ことり、次の衣装のことなのですが」

穂乃果(これは気付かれる前にちゃっちゃっとイタズラしないとね！)

穂乃果(うーん、でもなにをしようかな)

穂乃果(海未ちゃんは心霊的な感じで脅かそう！)

穂乃果(机をがたがたっと…)ｶﾞﾀｶﾞﾀ

海未「！？」

海未「だ、誰ですか！？」

海未「…誰もいない？」

ことり「なんだったんだろうね」

海未「てっきり穂乃果が机の下にでも隠れてるものかと」

ことり「おばけかな？なんちゃって」

海未「や、やめてくださいよ」

ことり「ごめんごめん」

穂乃果(驚いてる驚いてる！)

穂乃果(次は窓開けちゃお)ｶﾞﾗｯ

海未「…え？」

ことり「勝手に開いた…」

穂乃果(これも地味だけど怖いでしょ！)

海未「な、なんなんですか…鍵つきの窓が勝手に開くわけないですよ！」

ことり「海未ちゃん落ち着いて…元々鍵が閉まってなくて、風で開いちゃったのかも」

穂乃果(うわー、海未ちゃん泣きそう)

海未(んほおおおお！穂乃果の全裸が外の人に見られたかもしれないですぅううう！！)

ことり(あぶねー！穂乃果ちゃんそれは危険だよ！)

海未「…なんだか寒気がします」

ことり「大丈夫？」

穂乃果(まだまだ終わらないよ！)

穂乃果(髪の毛を軽くひっぱって…)

海未「きゃ！」

海未「だ、誰！？」ｸﾙｯ

ことり「どうしたの海未ちゃん」

海未「い、いえ。髪の毛を引っ張られた気がして…」

海未(め、目の前に全裸が！全裸があります！！！)

海未「誰かいるのですか！？」

ことり(探すふりしてめっちゃ近づいてる)

穂乃果(ふふふ！どんだけ近づいても見えないよー！ほらほら海未ちゃん！穂乃果は目の前だよーん！)ﾋﾟｮﾝﾋﾟﾖﾝ

海未(全裸穂乃果が超至近距離で跳び跳ねてるぅううう！しぬううう！興奮しすぎてしぬううう！！！)

ことり(あ、いいなそれ)

海未「…気のせい、だったんですかね」

ことり「疲れてるのかも」

海未「かもしれません…」

穂乃果(…ちょっとやり過ぎちゃったかな？)

海未「でも大丈夫です。話の続きをしましょう」

穂乃果(次でラストくらいにしておこう！残り時間もないし！)

ことり「こういう衣装にしようと思ってるんだけど…」

海未「なるほど」

穂乃果(そーっと…そーっと…)

海未「……そこです！」ｸﾙｯ

ﾋﾞｼｯ

穂乃果「痛ッ！」

海未「…いない？」

穂乃果(声出ちゃった！！！)

海未「いや…たしかに声がしました。後ろに誰かいたはずです」

海未「それに攻撃が当たった感触もありました」

穂乃果(ひぃいいい！)

海未「隠れてないでかかってきなさい！」

穂乃果(ど、どうしよおお！)

海未「…来る気がないならこちらから行きますよ」

海未「ここですか！」ｼｭｯ!

穂乃果(危な！)

海未「やあ！」ｼｭｯ

穂乃果(ひえ！)

海未「ｷｬｵﾗ！」ｶﾞｯ

海未「…見つけましたよ」

穂乃果(つ、捕まった！)

ことり(見てるのめっちゃ面白い)

海未「観念しなさ…！」

海未「………」

穂乃果(あ、あれ？)

海未「ほ、穂乃果？」

ことり(あーなるほ。いい脚本してるなあ)

穂乃果「え？！も、もしかして薬の効果が…」

海未「は、裸でなにをやっているのですか…！」

穂乃果「きゃあああ！み、見ないでえええ！！////」

海未「お、落ち着きなさい！」ﾊｱﾊｱ

穂乃果「やだああ！見ちゃやああ！////」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

海未「…なるほど。わかりました」

穂乃果「…ｺﾞﾒﾝ/////」

ことり「私もごめんね。薬の時間のこと数えてはいたけど穂乃果ちゃんもわかってると思ってたから…」

穂乃果「あと5分くらいは大丈夫だったと思ったんだけど…」

ことり「薬も完璧ってわけじゃなかったみたい」

穂乃果「ほ、穂乃果は大丈夫…だよ///」

海未「…こほん。私もなにも見なかったことにしておきます」

穂乃果「ありがとう…」

穂乃果「うぅ…え、えと…穂乃果もう帰るね！///」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

海未「やはり耐えきれなかったですか…」

ことり「まあ私も全裸見られたら嫌だもん」

海未「…それにしても幸せな時間でしたね」

ことり「最高だったね」

海未「…録画してあるんでしたっけ？」

ことり「うん」

海未「おいくらですか？」

ことり「39800円かな」

海未「買います」

ことり「毎度あり」

海未「…あ、股が濡れて気持ち悪い」

完