2016-01-10 12:09:10 更新

概要

今回は「クロスオーバー」ではなく、実在の人物がラビットハウスにやって来るというお話です。
次々にやって来るクセの多い客たちにココア達はどう対応する!?




~ラビットハウス~



タカヒロ「・・・済まない、どうしても外せない用事が入ってしまってね」



チノ「大丈夫です。今日はお客さん少ないですし、ココアさんと2人でもやっていけます」



ココア「リゼちゃんも遅れるけど来るって言ってたしね!任せてください!!」



タカヒロ「そうか、安心して出掛けられそうだ」



ココア「はい!」



チノ「・・・ココアさんが自信満々だと一番不安なんですけどね」ボソ



ココア「チノちゃん、なにか言った?」キョトン



チノ「・・・何でもありません」プイ



タカヒロ「はは。じゃ、行って来るよ。よほどのことがあったら、電話を掛けて来るんだよ」カラン・・・



タカヒロ(2人をよろしくな、父さん)パチッ



ティッピー(任せておけ息子よ!)フンッ



カランカラン・・・



ココア「・・・さ~て!張り切ってやるよ!!」ドンッ!



チノ「何ですかその効果音は」



ココア「・・・その前にぃ~」ニィ



チノ「・・・嫌な予感が「チ~ノちゃ~ん♪」ダキッ



チノ「・・・やっぱり」スリスリ



ココア「~定期的にチノちゃん成分を補給しないと、ココアお姉ちゃんは倒れてしまうのだぁ~!」スリスリ



チノ「・・・もう、ココアさんはしょうがないココアさんです」



ティッピー(んな事しとらんで仕事せんか仕事)



カランカラン・・・



ティッピー「ほれ言ってる間にお客がきたぞい!」



チノ「仕事しますよココアさん」スッ



ココア「あああああちのちゃああああああん!!!」ガーン






《①~とにかく『面倒な』客~》



ココチノ「いらっしゃいませー!」



野々村竜太郎「・・・・・・」



スッ



ティッピー(面倒そうな客が来たのう・・・)ジト



ココア「・・・どうしようチノちゃん、何か話しかけづらい雰囲気だね」



チノ「何言ってるんですか、注文とらないといけないでしょ。私が行ってきます」スッ



ティッピー(さすがわしの孫じゃ!)



野々村「・・・・・・」



チノ「いらっしゃいませ。ご注文はいかがなさいますか?」



野々村「・・・・・・はい?」



チノ「(え、聞こえなかったのかな・・・)ご、ご注文は・・・」



野々村「・・・アメリカンをお願いします」



チノ「・・・かしこまりました、すぐにお持ちします」トト



チノ(ほっ、揉め事にならなくて良かった)ドキドキ



ココア「頑張ったねチノちゃん!」ナデナデ



チノ「・・・こんなの当たり前です、早くコーヒーセット出してください」






チノ「・・・お待たせいたしました、アメリカンです」カチャ



野々村「・・・どうも」



ココア「おつかれさまチノちゃん♪」



チノ「・・・ちょっと緊張しました」



ティッピー「コーヒー一杯だけじゃし、直に出て行くじゃろ」ボソ



ティッピー(・・・暗いというよりも、何か『やばい』気がするんじゃよな・・・)



野々村「・・・・・・」サーッ



ココア「すごい砂糖を入れてるね。もう3本目だよ」



チノ「ミルクもけっこう入れてます。かなりの甘党ですね」



野々村「・・・・・・」カチャッ



ズズ・・・



野々村「・・・う・・・」



ココア(『う』!?)



チノ(ひょっとしてコーヒーが不味かったんじゃ・・・)アセアセ



ティッピー「はっ!・・・これはまずい!!!」



ココア「え?」



チノ「どういう事ですかおじいちゃん!」



ココア「おじいちゃん?」













































野々村「ゥオゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン!」












































チノ「~~~~~~~!?」



ココア「いきなりどうしたのあの人!?」



ティッピー「予想が的中したわい!とんだハズレくじじゃ!!」



ココア「っていうか腹話術してる場合じゃないでしょチノちゃん!!」



チノ「そっちの心配ですか!?」









































コーヒーナンデデー!ドンナ入れ方デモ!オンナジヤオンナジヤオモデェー!ンァッ↑ハッハッハッハーwwwwwwア゛ン!!



このコーヒーンフンフンッハ アアアアアアアアア↑↑↑アァン!!!!!!アゥッアゥオゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン!コノコーヒァゥァゥ……ア゛ー!



コデバ… ウッ…ヴマイ!コーヒーはぁ…グズッ…豆のみンドゥッハッハッハッハッハアアアアァァ↑豆のみンゥッハー↑グズッ豆のみな らずぅう!!イレガダ…入れ方の問題やないですかぁ…



入れ方次第でッヘッヘエエェエェエエイ↑↑↑↑ア゛ァアン!!!







































チノ「・・・泣きながらコーヒーの感想言ってるようですね」



チノ(とりあえず不味かったわけじゃなくて良かった・・・)ホッ



ココア「おかしい人なのかな?」



ティッピー「ええい!さっきからやかましい!コーヒーの感想くらい静かに言わんかい!!」



野々村「アダダニハワカラナイデショウネ エ!」



ティッピー「いやここの初代店主なんだけど!!?」



ココア「どういうことティッピー!!?」



チノ「ココアさんは気にしないで下さい」






~飲み終わるまで泣き叫び続けて数分後・・・~



チノ「・・・アメリカン1杯で400円になります」



野々村「・・・・・・」チャリン



チノ「ちょうどいただきます・・・レシートです」スッ



野々村「・・・・・・あの・・・」



チノ「な、何でしょう!?」ビクッ



野々村「・・・取り乱してしまい申し訳ありませんでした」



チノ「あ、いえ・・・」



カランカラン・・・



ティッピー「・・・やれやれ、せいせいしたわい・・・」



ココア「数分間が長く感じたね~」



チノ「・・・相手するこっちの身にもなってください・・・」



ティッピー「まあしかし、これ以上ああいう厄介な客が来ることはないじゃろう」



チノ「・・・だといいんですけどね」



ココア「まあまあ、もうすぐリゼちゃんも来るし、大丈夫だよ!!」



チノ「もう!他人事だと思って・・・」プクッ



カランカラン・・・



ココア「あ、お客さんだよ!いらっしゃいませ~!」



???『お、なかなかいい雰囲気の店だね』



???『言っただろ?何回も来日してるけど、一度入ってみたかったんだよね』



???(デディベア)『お、バーもやってるのか。なあ、ここ夜になったら貸し切りにしない?腹いっぱい食って酒飲みたいよね』



ココチノ「」



???『口も無いのにどうやって飲み食いするんだ?あ、このテーブル『3人』ね』



ココチノ(どうしよう、外国の人来ちゃった(来ちゃいました)~!!)




つづくっ!




<次回>





後書き

というわけで最初のゲストは、『号泣議員』で有名な元兵庫県議の野々村竜太郎氏でした。
テンプレ引っ張ってこれたので執筆が楽だったのですが、それがなかったらムリでしたね。
今また(悪い意味で)話題になっていますが、兵庫県民のためにも説明責任を果たして欲しいです。

さて、『号泣議員』が去って一段落したつかの間、今度は『三人組で有名な外国人』がやって来ました!てか何でデディベア!?
次回、ラビットハウスに歌声が響く!!!


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください