2016-01-22 21:32:19 更新

概要

共通の口癖キャラネタ。・・・何でこんなの思いつくかな・・・
禁書1巻・アニメ1期1~6話の範囲です。
超電磁砲も何気に絡んでますが、スケジュールの都合でアニレー準拠で。
矛盾点は少しだけ目をつぶってください、すみません。
一応、アニポケでは超常的な力を使う人出てきますが、今回は禁書重視でオカルトは表向き存在しないことになっています。

いきなり修正。
上条さん「何がハルカスペシャルだデリシャスだろうがこの野郎!!」バキッ!

1/22 いや本当にすみませんっ!今怒涛の勢いで完結に向かっています!!




ハルカ「・・・えーと、大丈夫・・・ですか?」オソルオソル 



インデックス「・・・おなかへった」



ハルカ「・・・へ?」



インデックス「・・・おなか減ったって言ってるんだよ」



ハルカ「・・・まさかこの状況でご飯をねだってるの!?」



インデックス「おなかいっぱい食べさせてくれると、嬉しいな!」ニコッ



ハルカ(え~と、ウチも昨日冷蔵庫の中空っぽにしちゃったし・・・)ゴソ・・・



ハルカ(・・・この子には遠い所で幸せになってもらうかも!)つゴンベ専用ハルカデリシャス



ハルカ「え、えーっと、こんなのでよかったら・・・」ソーッ



インデックス「え、そのお菓子くれるの!?」キラキラ



ハルカ「え、ええ・・・」



インデックス「ありがとう、そしていただきます!」アーン



ハルカ「へ・・・?」



ガブッ!






ハルカ「・・・」ジ~ン



インデックス「・・・ごめんなさい、痛かったよね?」バクバク



ハルカ「う、ううん!これくらい大丈夫かも!」アハハ



インデックス「良かった!これで心おきなく食べられるんだよ!」バクバク



ハルカ(さっきから遠慮なくむさぼり食ってるけどね・・・)ハァ



ハルカ(それにしても、ポケモンフーズも平気で食べるなんて・・・この子の胃袋、頑丈かも!)タケシアリガトウ



インデックス「・・・そういえば、自己紹介がまだだったね」ゴックン



インデックス「私の名前は、インデックスっていうんだよ!」



ハルカ「インデックス?目次?」キョトン



インデックス「日本語では『禁書目録』って言った方がいいのかな?」



ハルカ「・・・とにかく、インデックスでいいのね。私はハルカ、よろしく!」



ハルカ「ねえ、あなた何でベランダなんかに引っかかってたの?」



インデックス「・・・追われてたんだよ」



ハルカ「追われてた?・・・まさかロケット団に!?」ガタッ!



インデックス「・・・『ろけっとだん』が何か知らないけど、違うよ。魔術結社に追われてたの」



ハルカ「魔術結社?」キョトン



インデックス「それで屋上から屋上に飛び移ろうとしたんだけど・・・」



ハルカ「ええっ!!?ケガとかない!?大丈夫なの!?」アセアセ



インデックス「大丈夫だよ。受身とってたし、私には『歩く協会』があるから」



ハルカ「歩く教会?」ヘンナノ



インデックス「・・・そこはかとなく馬鹿にしてるね?」



ハルカ「いや、だって~」ヘヘ



インデックス「そこはかとなく馬鹿にしてるね!」ムッ



ハルカ「そりゃあこの学園都市は能力開発なんてやってて私自身もポケモントレーナーだけど・・・」



ハルカ「『魔術結社』って、あのいかがわしい『魔術』で『儀式』とかやっちゃう人達よね?いくらなんでもそんなオカルト実在しないかも~」アハハ



インデックス「じゃあいいもん、だったら証拠見せてあげる!」ダッ



ハルカ「ちょっと、台所に行って何するつもり!?」



キラーン!



インデックス「論より証拠!この包丁で私のお腹を刺してみる!!」ブンブン



ハルカ「わわわ危ない危ない!!第一そんなのできる訳ないじゃない!」



インデックス「とにかく!この『歩く教会』はキズひとつ付けられない極上の防御結界なんだから!!」ムッ



ハルカ「ふ~ん・・・じゃあ、ホントにキズひとつ付かないのね?」



インデックス「もちろん!なんなら神に誓ったっていいんだよ!!」フンス



ハルカ「・・・私の手持ちの中に、凄く不思議な『能力』を持っているポケモンがいて」



ハルカ「そのポケモンの右手に触れるだけでポケモンの『わざ』や能力者の攻撃が無効化されちゃうの」



インデックス「へ~、じゃあ見せてみてよ!」



ハルカ「出ておいで、ゴンベ!」カチッ



ゴンベ「ご~ん!」ボム!



インデックス「・・・さすが学園都市の科学技術。動物をカプセルに閉じ込めることもできちゃうんだね・・・」



ハルカ「こんなの大したことじゃないわよ。むしろ魔術のほうが信じられないかも」ニッ



インデックス「・・・まだ信じてないんだ」ムッ



ハルカ「当たり前でしょ、とにかく、今からゴンベがそれを証明するわ」ホラオイデ



ゴンベ「ごん?」ヨイショッ



インデックス(この子の『能力』がどんなものかは知らないけど、そんなもの『歩く協会』が防いでやるんだよ!)



スーッ ピト 



キュイン!



・・・・・・



インデックス「・・・別に何も起こらないけど?」フッフーン



ビリッ!



ハルカ「あ・・・///」



ゴンベ「ごん?「ゴンベ見ちゃダメ!!!」ダキッ!



インデックス「・・・?」



チラッ



インデックス「!!!???」カアア



キャアアアア!! ガブッ!






ゴンベ「ご~ん・・・」ヒリヒリ・・・



ハルカ「もう酷いじゃないゴンベの頭に噛みつくなんて!」ダイジョウブ?



インデックス「・・・悪かったと思ってるんだよ」チクチク



ハルカ「・・・ムスっとしちゃって、自分からけしかけた癖に」ガサゴソ・・・ アッタキズグスリ



ハルカ「お待たせゴンベ、今キズぐすり塗ってあげるからね」スッ



ハルカ(でも、この子の『右手』が反応したってことは、あの修道服には不思議なチカラが宿ってるってことよね・・・)ヌリヌリ



ハルカ(・・・って事は、『魔術』も実在するってこと?)ハッ



インデックス「・・・できた!」



ハルカ「?」クルッ



ジャジャーン!



ハルカ「・・・何なのそのアイアンメイデン・・・」ジト・・・



インデックス「またの名を針のむしろという!」エッヘン!



・・・・・・



インデックス「はぁ・・・」ガックリ



ハルカ(そりゃそうかも・・・)ヤレヤレ



ハルカ「・・・そういえば、あなたこれからどうするの?」



インデックス「・・・もう行くよ、長くいると危険だからね」ヒョイ



ハルカ「え!?でもあなた狙われてるんじゃ・・・」



インデックス「・・・じゃあ、私と一緒に地獄の底まで付き合ってくれる?」



ハルカ「インデックス・・・」



インデックス「そういうこと。じゃあ行くね」ガチャ!



インデックス「・・・ごはん、美味しかった、ありがとう」タタッ



ハルカ「・・・また何かあったら、来ていいからね!」



ウン!マタタベニクルヨ!エチョットナニコレヒャワワ・・・ ウイーン



ハルカ「・・・大丈夫かなあの子」ウーン



♪~トウゼンノ~クルシ~ミ~ヲ~



ハルカ(あ、カナタからだ。セブンスミストで買い物か・・・)ピピッ



ハルカ(・・・とにかく、気持ち切り替えて出かける支度かも!)フンフフ~ン





~完全下校時刻・駅前~



ハルカ「あ~楽しかった!新しい水着も買ったし、これで夏休みはカンペキかも!」ウ~ン!



ハルカ(そういえば、あの子大丈夫かな・・・)ア、イタイタ!



美琴「見つけたわよアンタ!」



ハルカ「あ、ビリビリ先p「ビリビリ言うな!!」



美琴「あたしには御坂美琴っていうちゃんとした名前があんのよ!」



ハルカ「あ、すみません・・・で、どうしたんですかそんな血相変えて?」



美琴「どうしたもこうしたもないわよ!この前の事、忘れたとは言わせないわよ!!」



ハルカ「え~と・・・何でしたっけ?」キョトン



美琴「・・・なんですってぇ~!?」ドン!



ビリッ! キャア! ナンダ!?



ハルカ「~っ!」ケイタイダイジョウブカナ



美琴「・・・いいわ、忘れたんなら思い出させてあげる」フン!



美琴「アンタの連れてるポケモンがあたしと友達のケーキを食べちゃった事よ!まだちゃんと謝ってもらってないわよね!?」



ハルカ「・・・あれ?確かこの前風紀委員の支部まで謝りに行ったような・・・」



美琴「それは1週間前のパスタの話!今言ってるのは3日前のケーキ屋さんのことよ!!」クワッ



美琴「楽しみにしてた限定ケーキ食べられて初春さん今でも落ち込んでるし、佐天さんだってカンカンよ!!」



ハルカ(あ、確か研究所へ急いでたんだっけ)ヨクオボエテナイケド



ハルカ「・・・すみませんでした、後でしっかり注意するので・・・」ペコリ



美琴「・・・まあ反省してるならいいわ、また177支部まで来てもらうのもなんだし」



美琴「皆にはあたしから、ちゃんと謝ってくれたって伝えておくから」



ハルカ(ほっ、良かった)



ハルカ(でも、ずっとハルカデリシャスで収まってたのに、なんでまた他人の食べ物を・・・)



美琴「・・・ちょっと、聞いてる!?」



ハルカ「はっ!・・・すみません、ゴンベ最近どうしちゃったのかな~って」



美琴「・・・あの子にも事情がありそうね」フゥ



美琴「わかったわ!あたしたちも一緒に考えてあげるから、今度ファミレス会議しましょ?」パチ!



ハルカ「いいんですか?ありがとうございます!」



美琴「アンタもあの子の食費大変だろうから、あの子の分はあたしが出してあげる」



ハルカ「やっぱり分かります?いろいろ申し訳ないです・・・」テヘヘ



美琴「まったく、アンタも世話焼ける子ゲットしたわ・・・」



メッセージ、メッセージ 電波法ニ違反スル攻撃性電磁波ヲ感知 システムノ異常ヲ感知シマシタ



みこハル「え・・・」



ギュン!



みこハル「わああ!!」ダッシュ



ハルカ「もう!先輩があんな所でビリビリするから!」ダダッ



美琴「う、うるさい!わめいてないで走りなさい!!」ダダッ



ピーピーピーピーピー…






~学生寮~



ハルカ「はあ、はあ・・・もうビリビリ先輩ったら。サトシのピカチュウでもあんな乱暴じゃないかも」



ハルカ「・・・とにかく、警備ロボは撒いたし、早く部屋で休もう」ヨイショット



ハルカ(・・・そういえば、あの子修道服のフードをベッドの上に置いていったような・・・)



ハルカ(・・・気付いたら取りに戻ってくるか・・・ん?)ザシッ



ウイーン ガシガシ



ハルカ「・・・お掃除ロボ?ウチの前で何やってるんだろう」



ハルカ(誰かがゴミ散らかしたのかなあ、嫌だなあ・・・)



ウイーン ガシガシ



ハルカ「こらこらどいてどいて、今から掃除するから・・・あ!」



インデックス「・・・・・・」グッタリ



ハルカ「・・・あはは!インデックス、もしかしてお腹空かせてここまできたの?」ハハッ



ハルカ(ずっと私を待って力つきちゃったんだ・・・まったく)フウ



ハルカ「待ってて!今から鍵開けるから、材料買ってくるまでゆっくり休んでて!」ガチャ!



ハルカ「あとフードうちに置いていったままだから、忘れずにね!・・・って聞いてるのインデックス!?」チラッ



インデックス「・・・・・・」



ハルカ「・・・ねえホントに大丈夫?・・・ねえインデックス!しっかりして!!」ユサユサ



ベチャッ!



ハルカ「・・・え・・・?」



ネチョネチョ・・・



ハルカ「・・・何よコレ・・・血・・・?」ワナワナ



ハルカ「そんな・・・しっかりしてインデックス!?誰がこんな酷いことを・・・!?」カツカツ・・・



ザシッ!



ステイル「うん?・・・僕達、魔術師だけど?」



ハルカ「・・・魔術師・・・!じゃあ、あなたがこんな事を!?」ゴクッ



ステイル「・・・正確には『神裂が』だけどね。しかし、話に聞いていたけど、相当酷いもんだね」ハァ



ハルカ「どうしてここが分かったの!?」



ステイル「フードを被っていなかったから、どこかに置き忘れてきた可能性を考えて、残った魔力を探査してここを突き止めたのさ」



ステイル「きっと、ここに取りに戻ってくると踏んで、待ち伏せしていたんだよ」



ハルカ「・・・この子を監視していたのね・・・!」



ステイル「ああ、『それ』を回収するために、僕達は派遣されているからね」



ハルカ「『それ』・・・?インデックスはモノじゃないわ!そんな呼び方しないで!!」



ステイル「いや、僕達は『それ』を回収しに来たのさ。10万3千冊の魔道書・『禁書目録(インデックス)』をね」



ハルカ「・・・どういう事よ・・・」キッ



ステイル「Index Librorum Prohibitrum・・・教会が目を通しただけで魂まで汚れると指定した邪本悪書をズラリと並べたリストの事さ」



ハルカ「・・・そんなもの、どこにもないじゃない!!」



ステイル「あるのさ、『それ』の頭の中に」



ハルカ「え・・・?」



ステイル「『完全記憶能力』っていうのは分かるかな?一度目にしただけであらゆる情報を記憶してしまう特異能力」



ステイル「その能力を生かして世界中あらゆる魔道書を記憶した、いわゆる『魔道書図書館』ってところかな?」



ハルカ「・・・『魔道書図書館』・・・!」グッ



ステイル「とにかく、『それ』を狙う輩は多くいてね。酷い事になる前に僕達が『保護』しに来たってわけさ」



ハルカ「ほ・・・ご・・・・・・?」



ステイル「そう。いくら『それ』に良心があっても拷問やクスリには耐えられないだろう?そんな危険な輩に女の子の体を預けるのは気が引けるしね」



ハルカ「・・・ふっざけないで・・・」ギリ・・・



ステイル「ん?」



ハルカ「あなたいい加減にしなさいよ!なにが『この子を保護する』よ!逆に傷付けておいてよくそんな事が言えるかも!!」



ステイル「・・・やはり分かってくれないか、やれやれ。どうして『それ』は、行く先々で関わった人を虜にするのだろうね」ハァ



ステイル「自己紹介が遅れたね、僕はステイル=マグヌス。イギリス清教『必要悪の教会(ネセサリウス)』所属の魔術師」



ステイル「そして、魔法名は『Fortis931』、その意味は『強者』といったところかな」



ハルカ「・・・魔法名・・・?」



ステイル「そう。魔術師が同士が名乗りあう『殺し名』のようなものさ。光栄に思うがいい、魔術師の口からその『名』を告げさせた事を!!」ザッ!



ステイル『炎よ、人に苦痛の贈「出てきて、カメール!」シュン!



ステイル「ぐはっ!!」ゴンッ!



カメール「めーる!」ボム!



ハルカ「ハイドロポンプ!!」ビシッ!



カメール「めーる!!」ブシャ!



ステイル「うわあっ!!!」ドンッ!



ハルカ「許さない・・・」



ステイル「・・・ひっ!」



ハルカ「・・・あなただけは、絶対に許さない!!!」



ステイル「くっ・・・!『イノケン「ゴンベ!のしかかり!!」ボム!



ゴンベ「ご~ん!」ドサッ!



ステイル「ぐああっ!!!」ベキベキッ!



ハルカ「・・・・・・」



ゴンベ「ごん!」ピトッ!



ステイル「げほっげほっ!くそ、だがまだだ・・・」



ステイル『灰は灰に、塵は塵に・・・』



ハルカ「・・・」カツカツ・・・



ステイル『・・・吸血殺しの、紅十字!!!』カッ!



シーン・・・



ステイル「・・・・・・?」



ハルカ「・・・それで終わり?」



ステイル「そんな・・・なぜだ!なぜ何も起こらない!!?」



ステイル『灰は灰に、塵は塵に、吸血殺しの紅十字!!』カッ!



シーン・・・



ステイル「・・・そんな・・・」ズルッ



ハルカ「その子の右手はあらゆる能力を打ち消す。もちろん、『魔術』もね」



ハルカ「・・・皮肉にも、あの子を守っていた『結界』を壊したのも、その右手だけどね」



ハルカ(それさえなければ、あの子は・・・!)ギリッ



ステイル「それじゃあ、『結界』の大きな反応が途絶えたのは・・・」ワナワナ



ハルカ「そう。この『能力』のせいよ」



ステイル「・・・・・・ッ!」ブルブル



ハルカ「ゴンベの『のしかかり』で身体もまともに動かせない。あなたの負けかも」



ステイル「・・・ど、どうするつもりだ!?」ガタガタ

























ハルカ「・・・まずはあの子を助ける!そのあと、お説教!!!」クワッ!






















※その後、なんだかんだあってインデックスは助かり、ステイルは説教の末追い出された






~3日後~



インデックス「おっふろ、おっふろ、おっふっろ~♪」フンフン



ハルカ『どうお湯加減は?』



インデックス「うん!最高なんだよ!」イェイ!



~脱衣所~



ハルカ「そう、良かったかも!」



インデックス『はるかもおいでよ!背中流してあげる!』バシャ!



ハルカ「私は後でもらうわ、まだ用事があるし」



インデックス『そっか・・・』チャプ



ハルカ(ごめんね、だけど・・・)



ハルカ(もうあなたを傷付けさせない。その為に、こっちから動かなきゃ!)キュッ!



ハルカ「・・・じゃあ頼んだわね。フシギバナ、カメール、グレイシア」



バナ! メール! シャ!



ハルカ(・・・待っててインデックス)ガチャ!



ハルカ(悪者は必ず、私が追い払う!!)バタン!






~交差点~



ハルカ(・・・アゲハントからの合図はまだない、か・・・)



ハルカ(そもそも空から見つからないように移動していたらあの子には見つけられない・・・失敗だったかな?)ハァ



ハルカ(それに、どう考えても『侵入者』っぽいから、学園都市に見つからないように動いているだろうし・・・)



ハルカ「そう簡単にはいかないか・・・」ガックリ


























???「いえ、当たりですよ。まさか偵察要員まで味方にしているとは・・・いくら我々でも隠れきれないと思いました」



























ハルカ「!?」



???「・・・もっとも、『何もしていなければ』の話ですがね」



ハルカ(人が、いない・・・?何かされた!?)キョロキョロ



神裂「・・・ステイルが『人払い』のルーンを刻んだんですよ」スッ・・・



ハルカ「・・・ステイルって、この前の・・・」ゴクリ



神裂「ええ・・・」



ハルカ「・・・迷惑男!!」クワッ!



神裂「は!!?」キョトン



ハルカ「あの人、そのルーンっていうのを書いたカードを寮のあちこちに貼り付けてたのよ!」



ハルカ「放っておくわけにもいかないから、インデックスが落ち着いてからバシャーモを見張りに付けて一緒に剥がしに行ったわよ!それも夜中に!!」



ハルカ「しかもスキを突こうとして何度も抵抗してくるし!何回ブレイズキック受けたら気が済むのよ!!」フンッ!



神裂「そ、そうでしたか・・・その節はご迷惑を・・・」ペコリ



ハルカ「・・・あなたが謝ってもどうにもならないかも・・・」フン



神裂「・・・と、ともかく、あなたが放ったあの蝶は『人払い』によって近付けません」ゴホン



神裂「・・・そして、あの子は返してもらいます」



ドオーン!



ハルカ「・・・そう来ると思ってたかも」



神裂「・・・え・・・?」






~学生寮~



フシギバナ「バナ!」シュルル!



ステイル「いたいいたい!ツルで叩くな!!」バチンバチン!



カメール「メール!」ブシャ!



ステイル「なんだこれは『しおみず』か!?傷にしみる!」イタイイタイ!



グレイシア「レイーシャ!」ボン! ←シャドーボールの発射音



ステイル「っ―――――ひっ!」



ドゴン!



ステイル「どうしてこうなるんだあああああ!!!!!」ヒュウウウウ キラン!



フシギバナ「・・・バナ!」フン!



インデックス「・・・騒がしいけど、何かあったの?」キョトン



グレイシア「ノー・プロブレム」キラン



インデックス「?」






神裂「っ~!」(あの役立たずがあああ!)



ハルカ「残念ながら、もう戦力はあなたしかいないようね」



神裂「・・・そのようですね」(あの野郎後ではっ倒す!!)ゴキッ



ハルカ「・・・それで、あなたは何者なの・・・?」キッ



神裂「・・・既にあのでくのぼうから聞いているでしょう。・・・神裂、火織・・・」



神裂「・・・この手であの子を『斬った』女ですよ」



ハルカ「・・・・・・!」




































<とある魔術のいんでっくすたん>



いんでっくすたん「まったく、いつもより見せ場減らされてるのに、痛い目に遭うのだけは相変わらずなんだよ!」プンプン



いんでっくすたん「そもそも、何で今回の相手が女の子なのかな!?これじゃ私がヒロインの意味がないんだよ!!」プンスカ



ハルカ「仕方ないじゃない、今回は『同じ口癖を持つキャラ繋がり』でやってるんだから」



ハルカ「まさか私が主人公になると思ってなかったし、物語を動かすには相手が必要だから、大人しく従うしかないんじゃない?」



いんでっくすたん「それにしたって、『自動書記(ヨハネのペン)』カットはないんだよ!どんだけ作者めんどくさがってるんだよ!かまちーはちゃんと書いたよ!?』キーッ



ハルカ「落ち着いていんでっくす。作者とかまちーには天と地ほどの差があるかも。月イチ刊行連続16ヶ月未だに自己記録を更新中の電撃の化け物と、昨日今日デビューして限られた時間で脳内の妄想を必死こいて書き出しているウチの作者を比べている時点であなたにはメインヒロインの資格がないの」



いんでっくすたん「断言!!?最後のトコ口癖でいいから『かも』って付けてほしかったんだよ!!なんなんだよ鴨厨とかグラーフとかお○ぱい目当ての変態とかに持ち上げられて調子乗ってんじゃないんすかねぇ!!!」ムカー!



ハルカ「・・・キャラ崩壊してるわよ」ハァ



いんでっくすたん「あと『いんでっくす』って呼び方、今連載中の4コマスピンオフみたいなんだよ!実質別作品なんだからやめてくんないかな!?」フンガー!



ハルカ「いいじゃないあれ面白いし。それにあっちじゃあなたが主人公なんだから、本編のうっぷん晴らせてるかも」



ハルカ「・・・ところで、今の今まで一回も『かも』って言ってないわよね、あなた」



・・・・・・・・・・・・



いんでっくすたん「うっちゃいうっちゃいうっちゃい!!!はげちゃえはげちゃえ・・・ってバンダナだから抜けない!!なら前髪を引っこ抜いてやるーってあわわわわ!!!???」



ハルカ「・・・そんなにムキにならないで。ほらメロンパンあげるから」ヒョイ!



いんでっくすたん「・・・今日のところはこれで我慢してやるんだよ」バリッ






バクバクモグモグムシャムシャ! ソンナニガッツクトオナカコワスカモ ウッチャイウッチャイウッチャイ!






































ハルカ「・・・あなたが、神裂火織・・・!」ゴクリ



神裂「ええ」



ハルカ「・・・どうして・・・」ギリッ



神裂「・・・」



ハルカ「どうして、あの子にあんな酷いことしたのよ!!」



神裂「・・・そんなつもり、なかったんです」



ハルカ「・・・どういう意味よ・・・!?」キッ!



神裂「『歩く教会』越しに衝撃を与えて動きを止める、それだけのはずだった」



神裂「なのに、私の一閃はあの子を傷付けてしまったんです」



神裂「その時、私達は『歩く教会』の効力が無くなっている事に気がつきました」



ハルカ「それが言い訳になると思ってるの!?」



神裂「・・・確かにそうです。私は、あの子を傷付けたことに変わりはない」



神裂「でも、そうしてでも、あの子の『敵』に回ってでも、あの子を救いたかった・・・!」クッ



ハルカ「・・・どういう事?」



神裂「・・・あの子は・・・」






禁書と2人の関係・記憶消去について説明






ハルカ「そんな・・・!それじゃあの子の記憶は・・・!?」



神裂「ええ、今から3日後の午前0時までに消去しなければなりません」



ハルカ「そんな・・・そんなのって・・・!!」ワナワナ



神裂「・・・私もあなたと同じ心境でしたよ。もちろん、ステイルも」



神裂「でも、そうしなければあの子を救えない。あの子の脳は特殊なんです」



ハルカ「・・・!」



神裂「あの子は魔術サイドの事情で苦しんでいます。だから、あの子を救えるのは我々だけ」



神裂「だから、あの子をこちらへ引き渡してください。私が『魔法名』を名乗る前に」



ハルカ(『魔法名』・・・!)



神裂「・・・元々、あなたが関わるはずじゃなかったんですよ」



ハルカ「・・・だとしても」



神裂「・・・?」

















ハルカ「だとしても、私はあの子に出会った!傷ついたあの子を見て憤った!危ないとわかっててあの子をうちに匿った!!」






ハルカ「・・・もうそれだけで、あの子を守るには十分過ぎるかも!!!」





















神裂「・・・そうですか。なら、仕方ありません」チャキ・・・



ハルカ(・・・来る!)ザッ



神裂「・・・『七閃』」



ヒュン!



ハルカ「なっ!?」チッ!



神裂「・・・あなたを傷付けたくはありません。私が『魔法名』を名乗る前に、あの子をこちらへ引き渡してください」



ハルカ(遠距離からの斬撃・・・!?刀を抜く動作はフェイクね!)



ハルカ「・・・なるほど、それがあなたの魔術なのね?」



神裂「・・・」チャキ



ハルカ「・・・」ゴクッ



ヒュン!



ハルカ「きゃっ!」ドサッ!



カチッ!



神裂「・・・もう終わりです」



ハルカ「・・・どうかしら?」ニッ



神裂「?」



バッ!



ハルカ「ブレイズキック!!」



バシャーモ「シャモ!」ズオ!



神裂「なっ・・・!」(頭上から!?)ガキン!



ハルカ(ポケモンの一撃を生身で・・・そっちが『本命』ってわけね!)



ハルカ「バシャーモ、『こうそくいどう』!!」



バシャーモ「シャモ!」ザザ・・・



神裂「!!」(速くなった!?能力強化系ですか・・・!)



ハルカ(でも、スピードもパワーも追いつけない。上手くいくか・・・!)



ドガン! バキン! ズガン!



ハルカ「『ビルドアップ』!!」



バシャーモ「シャーモ!!」ググッ!



神裂(・・・強い!『加減』していたらこっちが・・・)ガキン!



バッ!



ゴンベ「ごーん!!」ズオッ!



神裂「な!?」



ハルカ「『のしかかり』!!!」



ズゴオオオオオン!! 



神裂「ぐああああっ!!!」バキバキッ!



オオオオン・・・



神裂「ぐっ・・・そんな・・・これは一体・・・?」



ハルカ「・・・あなたが始めから『手加減』していたことは分かってた。そのつもりなら、私を一撃で殺せたはずだもの」



ハルカ「だから、『何をしても』あなたが手を抜いてくると思って、賭けに出たのよ」



ハルカ「・・・高速肉弾戦に強いバシャーモの陰で、ゴンベが奇襲の準備をする・・・一発勝負に近い賭けをね」



神裂「・・・ですが、この生物が私を押し潰している圧倒的な力は・・・?」ググッ



ハルカ「・・・『のろい』・・・」



神裂「・・・!?彼も魔術を使えるのですか!?」



ハルカ「違うわ。スピードを犠牲にして、パワーと防御力を高める。そうして、せめて手加減しているあなたのパワーを超えようとしたの」



ハルカ「結果は大当たり。ゴンベを背負っているバシャーモが強くなっていくたび気を逸らせなくなったあなたのスキを突くことができた」



ハルカ「そして、物理的な体重も増えるように、『くろいてっきゅう』を持たせていたの。『のしかかり』の威力を高めるためにね」注)実際の道具にそんな効果はありません。



神裂「・・・なるほど、私と打ち合っていたその生物も肉体強化を図っていたのは、私に対抗するだけでなく、背中に隠れている仲間の体重増加に耐えるためだったと・・・」



神裂(完全にしてやられましたね・・・)フッ



ハルカ「・・・落ち着いたところで、あなたに聞いておきたいことがあるの」



神裂「・・・何でしょうか?」

















ハルカ「・・・あなた、ウチのアニメに出てきたような声「うっせえんだよド素人が!!」



ドバキャッ! ハルカ「ゴンベ!!」ゴ~ン



神裂「・・・私だって頑張った!頑張ったんですよ!!」ガシッ!



神裂「超ベテランばかりが集うあの現場で、同じ深夜アニメの仲間が結構いるから、何とかやっていける!そう思ってた!」バキッ!



ハルカ「バシャーモ!!!」



神裂「なのに、毎度おなじみのアニメ改悪で、可愛らしいドジっ娘が超あわてんぼうのフルスロットル娘にされてしまって!」ドカッ!バキッ! 



神裂「あげくの果てに『レベルを上げて物理で殴ればいい』を地で行く戦闘スタイルまでネタにされてしまった!!」シャモ!シャモ!



神裂「しかも、先の震災で予定が狂って以降番組自体も失速!歴代でも一番評判の悪いシリーズと揶揄される始末!」グシャッ! ズガン!



神裂「それでも、そこそこいい歳になったし、結婚したし、メインを支える脇役にシフトしていくかな~とか考えていたら、未だに主役か主役級!どんだけ私の後釜いないんですか!?」ベキッ!メキッ!



神裂「常に足元に死体が埋まっている系の変人ヒロインに、お○ぱい揉みしだかれて××捏ねくりまわされる上官って・・・///」ズコッ!バコッ!



神裂「・・・この気持ち、あなたなんかに分かるんですかぁぁぁ!!!」ドギャッ!



ハルカ「・・・バシャーモォォォォォ!!!!!」ダダッ!



神裂「・・・今日のところはこれで引き上げます・・・」ハァ・・・ハァ・・・



神裂「ですが、3日後の午前0時、必ず『儀式』を行います。覚悟しておいてください」スッ・・・



ハルカ「バシャーモ・・・ごめんなさい・・・」ウル・・・



バシャーモ「・・・シャモ・・・」



ゴンベ「ごん・・・」



ハルカ「ゴンベ、あなたも無事でよかった・・・」



ゴンベ「ご~ん!」



ハルカ「・・・とにかく、救急車・・・ポケモンセンターへ運ばないと・・・!」グシッ





















ピッ ピッ ピッ・・・




















・・・起きて、はるか、起きて 




















ハルカ「ん・・・ここは・・・」ゴソ






インデックス「あ、気付いたんだね!よかったんだよ!」



ハルカ「インデックス・・・」






~ポケモンセンター~



ハルカ「そうか、私、バシャーモの看病してて・・・」ウト・・・



インデックス「友達も心配してお家に来てくれたんだよ。ずっとけーたいに出ないからって」



ハルカ「そう・・・後でメール送っておかないと・・・」



ハルカ「・・・って、今日は!?あれから何日経ったの!?」ガバッ!



インデックス「ん?もう3日経ってるよ?」キョトン



ハルカ(嘘!?看病してるうちにそんなに・・・!)



ジョーイ「治療が終わってから寝ずに看病してたからね。起こすと悪いからそのままにしておいたの」



ハルカ「そ、そうですか・・・」



インデックス「・・・どうしたの?顔色悪いよ?」



ハルカ「う、ううん!何でもないかも!」アセアセ



インデックス「?」



ハルカ(まずいわね、自分のポケモンの事とはいえ、看病疲れで寝過ごしてしまうなんて・・・)



ハルカ(このままじゃ、インデックスは・・・!)



ジョーイ「それじゃ私は失礼するわね」ガラッ・・・



ピシャッ!



インデックス「・・・ごめんなさい」



ハルカ「・・・え・・・?」



インデックス「あの日、はるかが街に出て行ったのって、私のためだったんだよね?」



ハルカ「・・・・・・」



インデックス「はるかがお家に残していったぽけもん達が私を守ってくれた」



インデックス「・・・私、それで大喜びしてた。その時、はるか達が敵と戦って、傷付いたことなんて知らなかった!」



インデックス「ごめんなさい、私のために・・・」グスッ



ハルカ「・・・泣かないで、何も言わずに出て行った私が悪いの。バシャーモもジョーイさん達に任せれば大丈夫だから、心配しないで」ナデナデ



ハルカ「それに、まだあなたの問題が解決したわけじゃない。帰って、これからの事を考えましょう?」



インデックス「うん・・・ありがとう・・・」グシ・・・



ハルカ(今からじゃどうする事もできないかもしれないけど・・・)ゴソ・・・



つ引き分けのコンテストリボン



ハルカ(絶対に諦めない!ギリギリまで!!)グッ!






~3日後・深夜~



ハルカ「うん、そう・・・ありがとねカナタ」



ピッ



ハルカ「はぁ~」ガックリ



ハルカ(結局、打開策は見つからなかった・・・神裂っていう人からも電話が掛かってきたし、もう時間がない)



ハルカ(この子の脳を圧迫している85%の魔道書の知識・・・その圧迫から解放するには、残り15%の記憶を消すしか方法はない)チラ・・・



ハルカ(ならその85%が脳を圧迫しないようにすれば良いんだけど・・・)



ハルカ(正直、・・・どうすればいいの?)ウーン



ゴンベ「ご~ん・・・」



ハルカ「・・・大丈夫よゴンベ。絶対にインデックスを守ってみせるから」



ゴンベ「ごん!」



ハルカ「・・・ねえインデックス、どこか悪いところとかある?」クルッ






インデックス「・・・・・・」






ハルカ「ねえ、インデックス・・・ちょっと、大丈夫!?」ユサユサ



ハルカ(うそ、まさかもう『発作』が・・・)



ピピピピピ!



ハルカ(目覚まし・・・これが鳴ったという事は・・・!)



a.m.12:00



ハルカ「・・・くッ!」ギリ・・・






ボンッ!






ハルカ「!」(来た!!)






ステイル「あちっ!なんだこのドアはビクともしないぞ!この前は簡単に破れたのに!!」



神裂「・・・どうやら私の力でもってもダメなようです」ガン! ガン!






管理人「二度と破られんようにオニオン装甲と同じ工法でつくらせた最強のドアじゃからのォ」ズズ・・・






ステイル『・・・開けろ!もうリミットは過ぎているんだ!早くしないとその子の身が・・・!』ドンドン!



ハルカ「・・・だとしても、記憶を消すことが最善だとは思えないかも!私がそこを開けない限りはあなた達も入れない、もう少し待って!!」



ステイル「神裂から聞いた、お前は『科学の力を借りてどうにかする』、と言ったそうだな」



ステイル「・・・屈辱的だ!あんな人間をモルモットとしか思っていない研究者共にその子の身体を委ねるなど!」ドンッ!



ステイル「薬漬けにされ、身体中をいじられ・・・想像もしたくない!!」



ステイル「・・・答えろ、お前は人間の心を捨てたバケモノなのか!?」



ハルカ「・・・そんな事しなくても、この子は救い出せる・・・!」



神裂「・・・・・・」



ハルカ「薬漬けになんかしなくても、身体中をいじらなくても、この子を『科学』で救うことはできる!だからお願い!もう少しだけ時間をちょうだい!!」



ステイル「キサマ、まだそんな事を・・・「ステイル」



神裂「・・・このドアを破ることができない以上、私達は今すぐに中には踏み込めません」



神裂「裏から回り込んでベランダから突入するにも辿りつくまで時間が掛かります」



神裂「・・・その時間も含めて、儀式開始予定の0時15分まであと10分」



神裂「・・・彼女に、あの子との最後の時間を作ってはやれませんか?」



神裂「・・・私達も、初めての夜は一晩中あの子の側で泣きじゃくっていたじゃないですか、ステイル」



ステイル「・・・・・・」



ハルカ「・・・神裂さん・・・」



ステイル「・・・10分だけだぞ!」



カツカツカツ・・・



ハルカ(良かった・・・今の内に85%の情報をどうにかしないと)ホッ






・・・85%?






・・・おかしい、脳の15%をわずか1年で消費してしまうなんて・・・



絶対記憶能力者は珍しいといっても、世界中でこの子だけってこともないはず・・・



その世界中の能力者は、いちいち記憶を魔術で消したりなんかしない。それでも、どうしてもこの子『だけ』が1年で15%も脳を使う体質だったとしても・・・





ハルカ「・・・それじゃ、6歳か7歳で死んでしまう計算になるわ・・・」



ハルカ「そもそも、神裂さん達はどうやって85%や15%っていう数字を出したの?いや、そもそも・・・」





































―――その数字は、本当に根拠のあるものなの?―――





































ハルカ「・・・・・・!」ピッ!






~学園都市外・とあるポケモン病院~



prrrr・・・ ガチャ!



タケシ「おおハルカか!久し振りだなぁ~元気にしてるか?今学園都市にいるんだって?どうだそっち『タケシ急いでるの質問に答えて!!』



ハルカ「―――完全記憶能力って、1年に15%も脳を消費するほどのものなの!?6歳か7歳で死んでしまうような、そんな体質なの!?」



タケシ『ハハハ、どういう理由で聞いてきたかは知らないが、そんな訳ないよ』



タケシ「いいか?確かに彼らはどんな記憶でも溜め込んでしまう体質だが、それで脳がパンクすることは絶対にありえない。100年分の記憶を墓場まで持っていくだけだ」



タケシ『それに、人間の脳は元々140年分の記憶を溜め込むことができる』



ハルカ「でも、ものすごい勢いでモノを覚えていったら!?例えば、図書館の本の内容を全部記憶してしまったとしたら・・・!」



タケシ『ハハ、そもそも人間の記憶っていうのは、1つだけじゃないんだよ』



タケシ「言葉や知識を司る『意味記憶』、運動の慣れなどを司る『手続記憶』、そして思い出を司る『エピソード記憶』、という具合にそれぞれ『容れ物』があるんだ」



タケシ『例えば、頭をガツーンと打ったところで、その辺りをハイハイする訳じゃないだろ?』



ハルカ「それって、つまり・・・!」



タケシ『うん、気付いたかハルカ。つまりだな~』





































タケシ『どれだけ図書館の本を覚えて『意味記憶』を増やしたところで、思い出を司る『エピソード記憶』が圧迫されるようなことは、脳科学上『絶対にありえない』んだよ』





































ハルカ「・・・・・・!!!」



タケシ「・・・とまあ、そういう事だ!なんでポケモンドクターの俺に人間の記憶のことなんて聞いてきたかは分からないけど、役に立てたなら嬉しいよ」



ハルカ(・・・やっぱり、持つべきものは仲間かも・・・)グス・・・



ハルカ「・・・ありがとうタケシ、このお礼は絶対にするから!」



タケシ『ああ、だったら学園都市のお土産を頼もうかな!ぜひとも美しい研究者のおねえさんを』ピッ!



ツーツーツー・・・



タケシ「・・・残念・・・」ハァ



タケシ(何があったかは知らないが、ムチャはするなよ、ハルカ・・・)








後書き

この話から思いついたネタは、落ち着いてからゆっくり考えます。これ以上は限界だわ・・・

※ゴンベの『幻想殺し』で無効化できるポケモンの『わざ』ですが、
基本、炎とか電撃、冷凍ビームとかの遠距離特殊技は無効。エスパーやゴーストは言わずもがな。
直接攻撃でも、ほのおのパンチとかドレインパンチとか、現実ではありえない『付加効果』は無効化されます。
はがね技なら、アイアンテールは通るけど、メタルバーストとかは無効化されますね。
でも、ガチガチに設定してないので当然矛盾点は出てきます。そもそも相手がポケモン使わないからあんまり意味ないけどね。


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2016-01-12 17:19:53

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