2016-01-11 11:25:31 更新

概要

『ラビットハウスの珍客』まさかの続編!
今回は他作品とのクロスオーバーで中の人ネタを兼ねています。
誰と魂を同じくするキャラが出てくるのか、お楽しみに!(ヒント:ラビットハウスの中だけとは限らない)

1/10 前作に比べあまりにもPVが少なく、タイトルに問題があると判断したため改題。かなり尖ったタイトルだったからなあ・・・
もし不快な思いされた方いらっしゃれば申し訳ありません。
しかし、ネットで付けられた蔑称や特徴をラベリングした呼称も、創作上ではキャラの「個性」の一つであると私は思いたいです。
そして種ちゃんの名前間違ってました。ごめんなさい!


前書き

<現在のゲスト候補>
CV:佐倉綾音
CV:水瀬いのり
CV:種田梨沙
CV:佐藤聡美
CV:内田真礼
CV:早見沙織


<前作>




~ラビットハウス~



リゼ「また今回も留守番とはな~」



ココア「仕方ないよ、大事な町内会の会合だったらさ!」フッフフ~ン



チノ「・・・ココアさんは楽しそうですね」



チノ「以前は本当に大変な1日だったのに・・・」※回想中



ココア「でも、チノちゃんもリゼちゃんも『何だかんだ楽しかった』って言ってたじゃん!」



ココア「最初からみんな揃ってるし、今回だって大丈夫だよ!!」グッ



リゼ「・・・だと良いんだけどな」ハァ



カランカラン・・・



ココア「あ、いらっしゃいませ~!」



繭「少し早いけど、構わないかしら?」カランカラン・・・



ココア「はい!今日はお1人様ですか?」ニコ



ギロッ!



ココア「ひっ!!」ゾクッ!



繭「・・・そこの窓の席、いいかしら?」



ココア「ハ、ハイ、ドウゾ・・・」ガクガク



リゼ(あのココアが・・・怯えているだと?)



チノ(凄い威圧感です・・・)



リゼ(しかし気のせいか?雰囲気は違うけど、どことなく私に声が・・・)ウーン



繭「・・・」ピラッ



ココア「・・・」ゾクゾク



繭「・・・カプチーノをいただけるかしら?」スッ



ココア「か、かしこまりました!!」ドキッ!



繭「貴女、さっきからどうしたの?」



ココア「い、いえ!何でもありましぇん!!」ドビューン!



繭(・・・少し効きすぎたかしらね)ハァ



チノ「・・・大丈夫ですかココアさん」



ココア「あの人、何だか怖いよお・・・」ガクブル



リゼ(確かに、離れていた私でさえも一瞬、殺気を覚えたが・・・)



ココア「・・・あの人の側にいると、どこかよく分からない白い窓の部屋が頭の中で・・・」ブルブル



リゼ「何だそれは!?」



チノ「・・・とにかくココアさんは休んでください、その状態じゃ無理です」サスサス



リゼ「そうだな、ここは私が代わりにいくよ」



ココア「ありがとぉ2人共ぉ~」シクシク



繭「・・・」ジー






リゼ「お待たせしました、カプチーノです!」カチャ



繭「・・・貴方達、仲が良いのね」フウ



リゼ「え・・・///そりゃあ、バイト仲間ですし・・・」モジモジ



繭「・・・羨ましいわね」カチャ



リゼ(・・・?)



カチャカチャ・・・



チノ「・・・どうでしたか?」



リゼ「何も問題なかったよ。それよりココアの調子は?」



チノ「先程よりは落ち着きましたが、まだ入ってもらうのは・・・」



リゼ「だろうな・・・」チラ・・・



スーッ



リゼ(上から下まで真っ白で凄い不思議な感じだ・・・)



リゼ(所作も綺麗だし、どこかのお嬢様か?)



繭「・・・」



カチャ!



リゼ(・・・何だ!?急に動きが荒くなったぞ!!)






ドンッ!






繭「どうしてよ・・・」






リゼ「え・・・?」






































繭「どうして私の周りには誰もいないのよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」






































リゼ「!!?」






繭「いつもいつも、どうして・・・」






繭「私はずっと、あの部屋で一人ぼっち・・・」











繭「どうして私だけが、こんな寂しい思いをし続けなきゃならないのよおおおおお!!!!!」











リゼ(そうか、あの時の・・・)






ココア『お1人様ですか?』



ギロッ!



ココア『ひっ!!』






リゼ(あれは、『1人』というフレーズに反応しての睨みだったんだ・・・)



カツカツ・・・



チノ「リ、リゼさん・・・」



リゼ「・・・もしよろしければ、私がお話相手になりますよ」



繭「・・・何よ、私が哀れに見えたわけ!?」グスッ



リゼ「・・・そんなんじゃありません。ただ、お客様と私には、何となく惹かれ合うものを感じて・・・」



繭「・・・え・・・?」



リゼ「・・・私に話していただけませんか?お客様のことを・・・」






~十数分後~



チノ(・・・凄いです、あれからずっと話し続けています・・・)



チノ(・・・ここからじゃ少し聞き取りづらいですが、何を話しているんでしょう?)



ティッピー「・・・やれやれ、面倒な客が尽きんのう」ピョン



チノ「・・・おじいちゃん、ずっと寝てましたよね、孫の頭の上で」



ティッピー「さっきの叫び声で飛び起きてしまったわい、人の安眠を邪魔しおって・・・」フアアア



リゼ「・・・ずっと、寂しい思いをされてきたんですね・・・」



繭「・・・ええ・・・、そんな私の唯一の暇つぶしが枕元に置いてあったカードゲーム」



繭「ずっとそれで一人遊びをしていたの・・・笑っちゃうでしょ?」ウフフ



リゼ「・・・いえ、何となく分かる気がします。私も小さい頃は同い年ぐらいの友達がいなくて・・・」



繭「そういえば、貴女からはとても高貴な雰囲気を感じるわ。どこかのお嬢様なの?」



リゼ「そんな立派なものじゃないですが、父が軍人で結構大きな家なので・・・」



繭「・・・それで、周りに使用人くらいしかいなかったのね」



リゼ「・・・ええ」ハハッ



チノ(お嬢様ならではの悩み・・・!興味深いです)



リゼ「学校へ行っても周りもお嬢様で、表向きの付き合いしかなくて・・・」



リゼ「・・・でも、ココアがこの店に来てから、変化がありました」



繭「・・・ココアって、さっき注文を取りに来た子?」



リゼ「はい・・・アイツのおかげで、学校の後輩とも仲良くなれたし、そこのチノの友達やココアの友達とも知り合って」



リゼ「今、私の周りにはたくさんの友達がいるんです」



繭「そう、良かったわね。・・・でも私には」



リゼ「繭さんも絶対、ココアみたいな友達と巡り会えますよ、きっと!」



繭「え・・・?」



リゼ「この世界、とても広いんだから、死ぬまでずっと一人ぼっちなんてありえない!だから!」ガタッ!



リゼ「・・・待ち続けてください。きっと、最っ高の友達が現れます!繭さんのところにも!!」ガシッ!



繭「え、ええ・・・///」



リゼ「・・・もちろん、私達も友達です」ギュッ



繭「う、ううっ、ありがとう、リゼ・・・」グスッ



チノ「感動的です・・・」ウル・・・



ティッピー「ついでにワシの安眠を返してほしいのう」



チノ「感動を返してください!!!」



ガタッ



チノ「あ、ココアさん・・・」



ココア「・・・大分落ち着いたよ~もう大丈夫だから」ヨロッ



チノ「そうは見えないんですが・・・」



繭「・・・あ、貴女がココアね」



ココア「いきなり名前で呼ばれたっ!?」



繭「・・・さっきは威圧してゴメンなさい、ついカッとなっちゃって」ペコリ



ココア「え?あ、はい・・・(何があったんだろう?)」



リゼ「もう心配はいらないぞココア、繭さんはもう私達の友達だ」



ココア(~本当に何があったのぉ~!?)






繭「今日は本当にありがとう、お陰でスッキリしたわ」



リゼ「いえ、またいつでもいらして下さい。お待ちしてます」オツリデス



繭「ええ、また来るわ・・・今度は友達を連れて」



リゼ「・・・ええ。楽しみにしてます」



カランカラン



ココチノリゼ「ありがとうございました~!」



繭「・・・バイバイ、みんな・・・」スーッ←体が消えていく音



ココチノリゼ「・・・え!?」



スッ カランカラン・・・



シーン



ココチノリゼ「・・・・・・」アゼン



リゼ「・・・おい、今の見たか?」オソルオソル



ココア「うん、足元からスーッて消えていったよね!?」コクリ



チノ「・・・あれってまさか・・・」ゾゾゾ






ココチノリゼ「ユーレイ!!!???」ゾワッ!






ティッピー(・・・まったく、うるさいのお・・・)フアア



カランカラン・・・



???「あら、なかなかいいお店ですわね。でも・・・」コツコツ



ジャアマユサンッテオバケダッタノ!? デモコンナマッピルマカラオバケナンテデルンデスカ!? オチツケコレハキットユメダホオヲツネッタラメヲサマス・・・



???「・・・貴方達、何を騒いでやがんですの?」キョトン




~つづくっ!~





後書き

というわけで最初のゲストは、カードゲームものアニメでは定番のゲスキャラ枠・『selector』シリーズの繭さんでした!
セレクターといえば丁度ごちうさ1期やってた頃にやってたんですよね。
リアルタイムでやってた時は見ていなくて、後で評判知って佳境に入ったくらいから見始めて・・・
最初から見ていなかったの凄く後悔しましたよ!もちろん一挙制覇したけど!!
2月から途中分岐の『distracted』上映ですが、もちろん見に行きますよ!楽しみですね!!

さて、次回は前期ひっそりと始まり徐々に火が点いてきたあのラノベアニメから某令嬢の登場です!もう大ヒントだわな!!
現在執筆中ですので心待ちにしやがってください!!


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください