【デレマス】美城「武内プロデュース~特撮編・おまけ」
【デレマス】美城「武内プロデュース~特撮編」の事後談となります。
【デレマス】美城「武内プロデュース~特撮編」のボリューム増加に伴い、動作不慮回避も兼ね、後半部分を「おまけ」としました。
~マスク・ド・ライバー P 第一話 鑑賞後~
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--346プロダクション CPルーム内(別名:武内Pオフィス)
凛 「はぁ…最近、奈緒と加蓮がニヤニヤしてたのが気になってたんだけど…これの事だったんだ…」
未央 「スポットライトの中に立ってるからシルエット状で黒影になってるんだけど…意外と分かるもんだね?」
卯月 「奈緒ちゃん、ノリノリのドヤ顔でした…」
凛 「加蓮が、それ横目に見て笑い堪えてブルブルしてるのもね…」
アーニャ 「Было весело…この時はPKが一緒で、寂しくなかったです。皆、結構ノリノリで…フミカ以外は」
美波 「…文香ちゃん、明らかに狼狽してるものね…それを見て、ありすちゃんが心配してるのも」
杏 「確かに"346プロ全社を上げて"とは言ってたけどさ…CP踏み台にして、しっかり"プロジェクト・クローネ(以下 PK)"売り込む気満々だよね」
卯月 「売り込むといえば…"女王"さんって、結局どなたが演じられてるんでしょう?」
CP 「「「…?!」」」ザワァッ?!
卯月 「…シルエットだし、ウェーブで表情は分からないし、音声エフェクトがかかってるし…バカな私には、分からなくって」
未央 「…!(さ、さすがしまむー!皆が気になって仕方無いけどあえて突っ込まなかった点をエゲつなく無邪気にエグってきやがる!)」
卯月 「?…私、気になりますっ!!」
凛 「…!(追い討ちで逃げ場を断った?まーさーに、しまむー!…んーもう、このウヅキエルが!)」
卯月 「…アーニャ、ちゃんっ♪」
アーニャ 「?!」ビクゥ!
卯月 「"女王"さんと共演してるのはー、アーニャちゃんだけ、ですよねー?」
アーニャ 「…!」ガタガタ…
卯月 「"女王"さん、誰なのかなー?教えてほしいなー?」チラッチラッ
アーニャ 「…К、Красивый замок…アアッ、さ、察して下さい!これ以上は、もう…」
美波 「…止めてあげて、卯月ちゃん!アーニャちゃんのライフ値は、もう0よっ!?」
CP 「「「…!(誰かこの状況、何とかしてっ!)」」」ブルブル
李衣菜「そんな事よりもさっ?!まーた私達の出番だけ無かったじゃんかっ?!」バンバンバンバンッ!
みく 「ちょっ…り、李衣菜ちゃん!気持ちは分かるけど落ち着くにゃ?!予告、予告で出てくるんだにゃ!EDスタッフロールにも出てたから大丈夫だにゃ…きっと!!」
李衣菜「きっと?きっとって何さ?!もうこういう"不幸弄られ特性"に我慢ならないのっ!みくだってそう思うでしょ?!」
みく 「そ、それはそうだけれどもにゃっ…!」
卯月 「…"そんな事"…?」ユラリ…
未央 「?!ちょいっ、しまむーステイッ!」
凛 「…!(…ヨシッ、良いねじ込み!さすが"*"。何時もの"KY"な部分が、今回は話題転換の切っ掛けになりそう!…いいね、皆?)」
CP 「「「…!(…了解!)」」」サムズアップ
きらり「…そもそも"*"のお二人は、どんな役柄だったんだにぃ?」
CP 「「「…!(…巧い、さすがきらりん!)」」」グッ!
李衣菜「"NG"や"CI"と同じだよ?!武P担当の"アイドルユニット"の一つとして、346プロに所属してるんだ!」
みく 「しかも!私達は346プロに常在。武P専属オペレーターとして、様々なフォローを行うのにゃ!!」
美波 「…それ、多分二話からのお話よ?ド・ライバーお約束の、専用戦闘車お披露目回らしいし」
みく 「…そういえば、専用戦闘車の発進シークエンスだって説明を受けてたような…」
李衣菜「ううっ…私達にしては珍しくRockな役柄だから、頑張って撮影に挑んでるんだけどなあ…」
みく 「まさか再び、デビュー先送りの気分を味わう事になるなんて思わなかったにゃ…」
みりあ「二人とも、泣かない泣かない♪」ナデナデ
卯月 「あのう…女王の件は…」
未央 「…?!(…この期に及んで、まだ尚ぶっ混んでくるか?!)」
凛 「…!(…卯月…逞しい子っ…!)」
智絵里「…そ!そういえば、初めて"アイドル"の戦闘シーンが出てきたねっ?卯月ちゃん達、カッコ良かったよ!!」
かな子「そ、そうそう!何か魔法少女ものみたいで、私は可愛かったと思ったなー?!」
杏 「…合成用のグリーンシートの前で、何の世界観のヒントも無い中で演技するの、大変だったでしょ?」
卯月 「え?エヘヘ…そ、そうですか?私達、頑張りました!」エヘガオwピース
未央 「…!(キ,キター!このCIが作ってくれたビッグウェーブ、乗らない手は無いねっ!)」
凛 「…!(…行くよ、アーニャ!)」
アーニャ 「…!(…Да !"流れ"を"大波"で、断ち切って見せます!)」
美波 「…!(あんまり巧くないけど、可愛いから良し!)」
未央 「…そうそう!でも私は楽しかったなー?文字通り"戦闘ごっこ"してるみたいで!!」
凛 「…うん、楽しかった。立ち位置の確認とか、体捌きの手順覚えるのが大変だったけど…ね、アーニャ?」
アーニャ 「Это было весело !…歌の踊りとはまた違うセッションみたいな感じで…最後まで演じきれた時は、最高の気分でしたね、リン?」
蘭子 「我々は本来、相容れぬ存在…故に、堕天使との共演により我が力はさらなる覚醒を遂げる!(それに、敵味方だと一緒に写る事自体が少ないから、同じカメラフレームに居れるだけでもテンションが上がるんですよ!)」
アーニャ 「…Это правильно!それ大事な事ですよね、ルァンコ?」
卯月 「…武Pさんも撮影にはずっと立ち会ってて、スーツアクターさんと動き合わせしたり…あ。時間の空いてる時は、私達皆でアドバイスをしあってました!」
美波 「…対等の立場での武Pさんとの触れ合い…確かに、悪くないわね?」
きらり「…そういえば杏ちゃん、さっきから言葉少なに何をしているのかにぃ?」
杏 「んー?…一話見て大体の設定や構成も分かったし、今後のストーリー展開を予想してた…この"名刺カード"を見ながらね」
莉嘉 「え?杏ちゃん、この後私達がどうなるか分かっちゃうの?!」
杏 「順番は分からないけれど…要素だけなら、多分"コイツ"が答えてくれる。」
みりあ「"コイツ"って…"変身ベルト"の事?」
美波 「"今後のストーリー展開"…確かに今、最も気になる話題だわ。雑誌には向こう一ヶ月分しか掲載されないし、そもそも情報規制も厳しいからよく分からないし…」
杏 「"今後のストーリー展開"の話をする前に…まずはこの"変身ベルト"と"名刺カード"の事を、皆に知ってもらう必要があるんだけど。」
美波 「うん。出来る限りフォローするね?」
杏 「…そもそも、この"変身ベルト"は"成りきりグッズ"と呼ばれる商品で…劇中の"ド・ライバー"に"成りきって"、"追体験を楽しむ"物なんだ」
美波 「その"追体験を楽しむ"には、家庭用ゲーム機で言うところの"ハード"にあたる"変身ベルト"と…」
杏 「"ゲームソフト"にあたる"名刺カード"の両方が必要となってくる。
…ちなみに、この"名刺カード"の販売の仕方がまたエグく、小さな子供達の細やかなお小遣いを絞り尽くすようなコレクション性の高い代物で…」
美波 「個人的な恨み辛みは後にして、説明の続きをお願いします。」
杏 「…あー、ゴメン。とにかくやって見せた方が早いね。じゃあこれから、皆の前で一話の"追体験"を見てもらおうか。」
未央 「…一体、何が始まると言うんです?」
杏 「まあまあ、見てれば分かるって。…美波ちゃん?悪いけど、その"名刺カード"の中から、第一話に登場したNGメンバーのカードだけ抜き出してくれる?」
美波 「はい、杏ちゃん。卯月ちゃん、凛ちゃん、未央ちゃんの各名刺カード。合わせて三枚!」
杏 「サンキュー…せっかくだからちゃんとやるかー。ベルト巻いて…っと、ベルトのバックル開いて、カード三枚セットしてっと…」
未央 「…(杏ちゃん、元々子供みたいな体型だから、違和感が仕事しないなー…)」
杏 「コラコラ、失礼な事考えない。…それじゃ、行くよー…?」
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ガシャッ…ジャキィッ!
〈ユニット・フォーム!〉 システムボイス
〈…キュイイー…ンッ!〉システムオン
〈行きますよ、卯月さん、凛さん、未央さん!〉タケピーイケボ
〈〈〈ニュージェネレーション!!!〉〉〉NGボイス
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ガシャッ…ジャキィッ!
〈ユニット・ライブ!〉 システムボイス
〈グォンッ…! 〉システムオン
〈う、おおおぉぉーーっ!!〉タケピーイケボ
〈〈〈流れ星ー…キセキッ!!!〉〉〉NGボイス
〈ズガガガーン!〉バクハツオン
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CP 「「「うわあーーっ?!」」」
みく 「ば、番組のまんまにゃ?!」
李衣菜「…ろ、Rockだねっ?!」
蘭子 「わ、我が友の囁きが、これ程とは…?!(た、武Pのセリフがこんなに入ってるんですか…?!)」
莉嘉 「…杏ちゃん、カッコ良いー!!」
みりあ「私もやってみたーい!」
杏 「…フウッ。"番組が最高の取説"ってね?…それにしても予想以上に再現性が高いよ!こりゃ検証が滾るね!!」ドヤァ
美波 「…"追体験"?…"再現性"…"検証"!そうか、分かった!!」
蘭子 「ピィッ?!」
アーニャ 「Я был удивлен !…どうしたのですか、ミィナミ?!」
美波 「お、驚かせちゃってゴメンね?蘭子ちゃん、アーニャちゃん。でも分かったの、先の展開を知る方法が!」
アーニャ 「?…私がどうなるかも、分かりますか?ミィナミ、アンズ?」
杏 「もちろん!…この"変身ベルト"には"追体験データ"が既に先行入力で登録されてるんだ。"名刺カード"は、それを引き出すキーでしかない!!」
美波 「…そう!つまり、"名刺カード"を適当に組合せ、反応のあったものこそが"今後のエピソード"になるって訳!!」
杏 「幸い、普通なら揃えるだけで大変な"名刺カード"を全てサンプルとしてお預かりしてるからね!」
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美波 「…!(ちなみに"何が"とは言わないけど、今は"ソフト側"に音声&動作データが入るようになっていて、後乗せ追加修正が可能となりつつあります。)」
杏 「…!(玩具だけのオリジナルモードも増えたから、一概に物語の先読みは出来ないんだけど…ここでは昔の方式で行くからね?)」
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きらり「…ね、ね、杏ちゃん?ちょこーっとベルト、貸して欲しいにぃ?」
杏 「お、試しちゃう?良いよー、ガンガンやっちゃって?」
莉嘉 「ハイ、みりあちゃん!私達のカード持ってきたよ?!」
みりあ「二人ともありがとう!…っと、ベルト巻いて…セットして…じゃあ、やってみるね?!」
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ガシャッ…ジャキィッ!
〈ユニット・フォーム!〉 システムボイス
〈…キュイイー…ンッ!〉システムオン
〈これからは、アイドルとしての皆さんを私が支えます。きらりさん、莉嘉さん、みりあさん!〉タケピーイケボ
〈〈〈私達、凸レーションですっ!!!〉〉〉凸Rボイス
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ガシャッ…ジャキィッ!
〈ユニット・ライブ!〉 システムボイス
〈グォンッ…! 〉システムオン
〈あなた達自身の力を信じて下さい…私と共に!!〉タケピーイケボ
〈〈〈レッツゴー…ハッピーッ!!〉〉〉凸Rボイス
〈ズガガガーン!〉バクハツオン
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みりあ「わぁーいっ!うまく行ったーっ!!」
莉嘉 「私達も、武Pクンと一緒に戦えるんだね?楽しみだなーっ!」
きらり「二人とも良かったにぃ?…でも、お店の方の凸レーションは、一体どうなるのぉ?」
杏 「…多分CPとPKとの戦いの激化で、お店自体に被害が生じてしまうんだ。武Pは改めてきらり達をスカウト。お店と同名のアイドル"凸レーション"として戦うんじゃないかな?」
莉嘉 「そこまで分かっちゃうんだぁ?!」
みりあ「他には他にはー?」
杏 「CPでの中では遅いデビューとなるため、実力不足に悩む事になると思う。でも武Pによって、自分達の本当の魅力に気が付くって感じかな?」
きらり「今の杏ちゃん、凄いと言うより、何か怖いにぃ?!」
杏 「!…うわ…気が付いてしまった…智絵里ちゃん?かな子ちゃん?」
智絵里「ど、どうしたの杏ちゃん?さっきまでのイケイケな勢いが、すっかり消えちゃってるよ?!」
杏 「…杏が二人に言ってた、私達の流れが見えるって話。私達、多分最低でも一回以上は戦う事になりそうだよ?」
かな子「え?無理ムリ無理ムリ!何でベルトもカードも使わないうちから分かるの?」
杏 「だって話の流れ上、絶対そうじゃん?特に前期は、私達CIと卯月ちゃん達NGが、交互に戦うスタイルになるよ…」
みく 「ちょっと待つにゃ?!私達"*"も準レギュラーにゃ!」
李衣菜「そうだ、そうだ!」
杏 「それにしたって三交代制だよ?凸Rがいつ合流してくるか…後は」
美波 「…」ドキドキ
アーニャ 「…」ドキドキ
蘭子 「…」ドキドキ
杏 「…あの三人の動向次第かな?…あーあ。嫌な予感してたんだよなあ…」
美波 「そ、それじゃあ…アーニャちゃん、任せたからね?」ドキドキ
アーニャ 「Переместить вас…うまく、行くと、良いのですが…」ドキドキ
蘭子 「…血の盟約に従い、我と共に魂の共鳴を奏でん…!(…大丈夫、きっと共演出来ますよ…!)」ドキドキ
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ガシャッ…ジャキィッ!
〈ユニット・フォーム!〉 システムボイス
〈…キュイイー…ンッ!〉システムオン
〈ようやく、夢のユニットが実現しました…!美波さん、アーニャさん、蘭子さん!!〉タケピーイケボ
〈〈〈ラブライカ&ローゼンブルクエンゲル!!!〉〉〉LL+REボイス
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ガシャッ…ジャキィッ!
〈ユニット・ライブ!〉 システムボイス
〈グォンッ…! 〉システムオン
〈今こそ、あなた達の想いの強さを見せる時です!!〉タケピーイケボ
〈〈〈メモリーズッ!!!〉〉〉LL+REボイス
〈ズガガガーン!〉バクハツオン
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杏 「…ああ。かなり後半になりそうだけど、美波ちゃんと蘭子ちゃんの尽力で、アーニャちゃんはF.I.P.抜け出してCP参加するんだね?ドラマチックな展開が期待出来そうだよ!」
アーニャ 「Хорошо!…やりました、ミィナミ?ルァンコ!」パァッ
美波 「良かったね?…私達、最後は一緒なのね!?」パァッ
蘭子 「みんなと見せるから…色あせない輝きを!(敵なのは最初のうちだけ…仲間になるまで挫けず頑張ろう!)」パァッ
未央 「…おい、しぶりんや?」
凛 「…何だい、未央さんや?」
未央 「…何かこの状況、昔あった気がしない?」
凛 「…"私達だけ"、チームの足並みがバラバラなこの状況の事だね?」
未央 「私はリーダー、しぶりんはエースって言われてるけどさ…」
凛 「NGのセンター…中心は、やっぱ卯月なんだよね…」
未央 「で、さ…うちのセンター、何時の間にどこ行ったのさ?」
凛 「…知らない、分からないよ…」
杏 「…ねえ、そんなに気になるなら、やって見れば?皆やってるよ、みくちゃん。李衣菜ちゃん。」
みく 「み、皆お子ちゃまだにゃ?あ、あんな玩具に一喜一憂しちゃって!」
杏 「…仕事じゃん。ま、杏はどっちでも良いけど…」
李衣菜「ま、全くRockじゃ…まあそこまで言うなら?やってみない事も無いけどさ。」
杏 「…("不幸弄られ特性"なのは、この面倒くささの影響大だと思うよ…自業自得ってヤツ)」
凛 「…(相変わらずだなー…"*"は…)」
未央 「…ねえ、しぶりん?私達また、同じ過ちを繰り返しちゃってないかな?」
凛 「ど、どういう事?」
未央 「つまり、さ…そうなる可能性がある事は充分分かっているはずなのに…見て見ぬ振りをしていないか?って事!」
みく 「さあて、ベルト。ベルトっと…あれぇ、見当たらないにゃあ?」
李衣菜「カード、カードっと…おやあ?こっちも見つからないよ。Rockじゃないなぁ?」
凛 「…!(…クッ、この大変な時に強引な振りを噛まして来るとは…まさに"*"!)」
未央 「しぶりん、この振りはヤバイって!しまむーは…しまむーはどこ?!」
凛 「?!…ああっ、う、卯月…こ、これはっ…!」
…ババァーンッ!
卯月 「ガンバリマス。ガンバリマス。」ガクガク
みりあ「あ、ガンバリマスロボだ!」
きらり「しっ!あまり見ちゃいけませんっ!」
莉嘉 「きらりちゃん、きらりちゃん。口調、口調。」
李衣菜「ああっ!ベルトを巻いた上に、凛ちゃん、奈緒ちゃん、加蓮ちゃんのカードを手にした卯月ちゃんが?!…これは一体?」
みく 「フッ…お笑い草にゃ。そんな生まれたての小鹿のような足取りで"ユニットライブ!"出来ると思ったら大間違いにゃ?!」
杏 「うぉっとみくちゃん、メチャクチャ変身ベルトに詳しいでやーんの!」
未央 「お笑いノリで、何でもかんでも煽ってんじゃあないよっ!」
凛 「卯月はあんたら"*"と違って繊細なの!!…ほーら卯月?良い子だからー、そんなカード、ポイッしよう?」
李衣菜「なんか…」
みく 「酷くない?」
卯月 「…大丈夫…信じてますから、凛ちゃんの事…!」ブルブル
凛 「私の事信じてくれるのは嬉しいけど、今回信用ならないのはド・ライバー制作陣だからね?!」
杏 「…それにしても意外!普通は味方の組合せのみを試そうとするのですが、今回は明らかに敵の組合せ!さすが素人!」
美波 「敵の組合せでもベルトは反応してくれるのか?成りきりは成りきりでも"ヤられる"成りきりグッズは前代未聞(※)!…興味深く見守ります!」
(※…現実では無いと思います。無いよね?)
未央 「おい、こらCPリーダー?!身内も信用ならないよ、本当にさ!!」
凛 「そんな事してる間にもっ…ああっ、卯月!そのレバーを引いちゃ…ダメーっ!!!」
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ガシャッ…ジャキィッ!
〈ユニット!〉 システムボイス
〈…キュイイー…ンッ!〉システムオン
〈F.I.P.の闇アイドル?…あ、貴女は、凛さんでは無いのですか?!〉タケピーイケボ
〈〈〈トライアドプリムス!!!〉〉〉TPボイス
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ガシャッ…ジャキィッ!
〈ユニット・ライブ!〉 システムボイス
〈グォンッ…! 〉システムオン
〈…CP?NG?何それ…私は凛…TPの凛さ!〉リンボイス
〈〈〈トランシング、パルスッ!!!〉〉〉TPボイス
〈ぐわあっ!…り、りんさ…〉タケピーイケボ
〈ズガガガーン!〉バクハツオン
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杏 「…こ…」
CP 「「「…!(これはヒドイ!)」」」
美波 「た、武Pさん、爆発しちゃってましたけど…」
杏 「音質が変わって別音に聞こえるけど、あれは爆発音では無くデジタライズ解除音。つまり、武Pの変身が解けちゃうんだ」
凛 「…ほ、本当に知らなかったんだよ!まさかド・ライバーでも私がクローネに入るだなんて…」
杏 「ま、でも想像はつくわな…」
凛 「そ、それはそうだけどさ…。だって音声仕事なんてさ?ゲーム・グッズ・ナレーション・アプリ等々…全部まとめて録るじゃない?」
未央 「…」
凛 「事務所の方でまとめてさ?スタジオ代高いから、借りた時に一気録り!一々細かくどこの仕事かなんて把握出来ないよ…」
未央 「フウッ…ゴメン、しぶりん。ほら、しまむー?これで分かったでしょ?しぶりんはしまむーを騙そうだなんてしないって」
卯月 「…ご、ごめんなさい凛ちゃん…あの時の事思い出したら、何だかいても立っても居られなくなっちゃって」
杏 「一応フォローで言っておくと…ゲームやアプリ、玩具用の音声は"単語"ごとに収録される事が多いんだ」
未央 「"単語"ごとに収録しておけば、その単語の組合せで色んな意味を持たせられる。現場もギリギリまで調整出来る。けど…」
杏 「収録した本人の意思とは無関係な言葉が、無尽蔵に増やされていく…ちょっと怖い話だよね?」
凛 「ゴメンね?卯月…もう今度から卯月を不安がらせないって決めてたのに…」
卯月 「ううん。私の方が悪いの…ごめんなさい」
未央 「フウッ…やれやれ。一時はどうなる事かと思ったよ…」
杏 「…あーあ。それにしても、武Pと敵味方に別れての戦いかあ…アーニャちゃんと対照的な立場が実にドラマチックだねー?」
未央 「…ん?」
杏 「味方時の淡い恋心と、敵に植え付けられた敵心の葛藤に身を焦がし、必死に追いすがる武Pを見ると何故か涙が止まらない!」
未央 「…んん?」
杏 「NGとTPの友情の板挟みとなり、気分はロミオとジュリエット!…そんな乙女心の駆け引きまくりな立場に…実は凛ちゃん、喜びを隠しきれないんじゃない?」
凛 「…フフッ…まあ、悪くないかな…」
卯月 「…凛ちゃん…?」
凛 「…ハッ!う、卯月?ウソウソ!そんな事これっぽっちも思ってないからっ!!」
卯月 「…笑えないんです…」
杏 「?今の会話に笑える部分なんて無いけど?」
未央 「その笑いじゃないよ?!」
卯月 「…笑顔なんて、誰でも出来るもんっ!!」ドタタッ!
未央 「?!ベルトは置いていきなさい、しまむー!!」
凛 「さ…三人じゃなきゃ、ヤラァッ!!」ドタタッ!
未央 「!!しぶりんまで?!廊下は走らないの!!」
杏 「フウッ…ようやく行ったね…」
未央 「…杏ちゃんがどうしたいのか、私にゃさっぱり分からないよ…」
杏 「…"女王"の件、蒸し返されずに済んで良かった…」
未央 「それだけかい」
アーニャ 「…Да …346プロの平和は、守られました…」
未央 「私達の絆は崩れ去る寸前だけどね」
杏 「それにしても…"女王"。奴は一体、何専務なんだ…」
みく 「…馬鹿話はそろそろ止めにしてにゃ。次の予告上映に行かないと…」
杏 「…予告?入ってないよ?」
みく 「…は?」
杏 「予告だけ間に合わなかったみたい。本放送迄には間に合わせるって言ってた」
みく 「…にゃ?!」
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--346プロダクション 美城専務オフィス内
ニ"ャ"-マタデバンナシギャーアバレンナジョオウノケンハモーイーワギャー…
美城 「?…今日は何だか騒がしいな…」
ちひろ「今ちょうどCPの皆さんが、美城専務提供の"マスク・ド・ライバーP 第一話"を観賞中なんです。…中々評判が良いみたいですよ?」
美城 「…ああ、そういう事か。全く落ち着かない連中だな?少しはPKの落ち着きを見習って欲しいものだが…」
ちひろ「…。(私のプロジェクトでCPが楽しんでくれたのなんて、初めてじゃないか?これは早くPKにも見てもらわなくちゃ!)」ニコニコ
美城 「本放送開始もまだだというのに…この程度で騒いでいたら、春から夏の商戦に向けたテコ入れに付いていけんぞ?」
ちひろ「…。(春から夏にかけて、まだまだ色々仕込んでいくから!…楽しませるよー?)」ニコニコ
美城 「…言いたい事があるなら、はっきり言いなさい。何だ?さっきからニヤニヤして…」
ちひろ「何でもありません。第一、私はいつだって笑顔ですよ?そうじゃありません?」ニコニコ
美城 「…フン、まあ良い。それにしても、撮影…立ち会いというのは、待ち時間が長いにも関わらず疲れるものだな…」
ちひろ「いつもお疲れ様です♪そんな貴女には、スタドリ&エナドリをお求め易い価格設定で…」
美城 「隙あらば勧めて来るのは、いい加減勘弁願いたい。」
ちひろ「誠心善意の心づもりなのですが…」
美城 「…それはそうと、君に一任した例の件…首尾はどんな感じだ?」
ちひろ「…私の"グリーン呑みニケーション"を嘗めて頂いては困りますね?既に"彼女"経由で、先方の"プロデューサー"からの大筋の許可は取り付けてあります。」
美城 「ほう?あの"アメリカに出向中"というプロデューサーと良く連絡が取れた物だ。…何か問題はあるか?」
ちひろ「先方から、当社から提出した基本提示項目に対し、幾つかの"提案"が提出されています。」
美城 「…"提案"?修正"要項"では無く、か?…ちょっと見せてみろ。」
ちひろ「こちらになります。」
美城 「フム…主にシナリオ…ストーリー面でか…なるほど。我々にまず"提案"し、監督や脚本家と直接話をするための"仁義"を通した訳だな?」
ちひろ「…如何致しますか?」
美城 「先方の思惑は分かった。"夢のコラボ実現"という話題性だけで、当社的には充分釣りが来る。出来る限り先方の希望に沿うように」
ちひろ「…よろしいのですか?」
美城 「何を驚く?先方の提示は、言わば双方が"win・win"となる物だ。拒否する理由が無い…フフ、それにしても…」
ちひろ「?」
美城 「流石、弱小プロダクションから超売れっ子へと育て上げた"名プロデューサー"だと思ってな?」
ちひろ「…普通なら、売れっ子の立場を利用して、自身にばかり有利な条件を吹っ掛けて来る物ですが…そうでは無い、と?」
美城 「その通りだ。しかも、穏便に見せながら"物作り"…いや"アイドルの魅せ方"に関しては貪欲。…アイドルPたるもの、こうでなくてはな…」
ちひろ「…武Pさんにとっても、良い刺激になる、ですか?」ニコニコ
美城 「…フンッ!彼は彼で、忙しさにかまけてアイドルの"魅せ方"にまで気が回っていないようだからな…まあ、私の無茶振りのせいなのだが」
ちひろ「フフッ…ああ。そういえば、もう一つ報告が。」
美城 「何だ?」
ちひろ「スタドリの一般販売に続き、エナドリの一般販売にも目処が立ちまして。春の商戦に間に合うよう、既に手配しておきました」
美城 「おいっ?!私は聞いてないぞ?!」
ちひろ「?今言いましたから。」
美城 「何で私が聞いていない物が、既に絶賛大量生産中なのかと聞いている!」
ちひろ「だって、そういうものですから。…大丈夫!このお陰で昨年対比125%の売上を達成予定です!!」
美城 「一番納得行かんのは、製造法と成分配合のパテント代が10%という事だ!どこの夢の国みたいな暴利を貪っているんだか?!」
ちひろ「当然の権利です。…では。」ニコニコ
ドアシメオン ガチャッ
美城 「…奴一人が"win・win"な気がする…鬼、悪魔、ちっひー…!」ガタガタ
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【次回予告】(ナレーション:立木 文彦)
--ついにその全容を露にする"プロジェクト・クローネ"の脅威!!
フレデリカ「ダディャーナザァーン!オンドゥルルラギッタンディスカ-?!」クロウィッグファサー
ありす「私の名前は"橘"ですっ!第一裏切ってもいないですし、何より文香さんはそんなダミ声なんかじゃありませんっ!!」
フレデリカ「ウゾダドンドコドーン!」クロウィッグフリミダシー
ありす「…(ムカッ)!」ビスビスビスビスビス…
フレデリカ「…あっ、ちょっ、ありすちゃ…あばら骨の間つつかないで?…地味にっ、痛っ!」
文香 「…あ、ありすちゃ…」オロオロ
--その脅威に翻弄されながらも、必死に闘うCPメンバー逹!!
みく 「…うん!みくはいつでもステージに立つ準備できてるよ?!」
李衣菜「…よしっ!今の私、最高に熱くてロックな気がするっ!!」
武P 「…今日は少々、Rockに行くとしますか…にゃっ!…"OωOver!!"」
--だがその闘いは、次第に武内プロデューサーの体をも蝕んでいく!!
前川 「…アイドルは、登録された基本データに基づき、デジタライズを行う度にある程度復元力による自己修復が行われますが…」
多田 「アイドルでは無い武Pがデジタライズ粒子を浴び続けた場合、ある一定量を越えた段階で自己崩壊が始まってしまうんです…」
武P 「…くっ…他のアイドルの皆さんには、まだ…黙っていて、もらえますか?」
凛 「…(…う、嘘…た、武Pが、いなくなっちゃう?)」
--そして物語は、更なる急展開へと雪崩れこんで行く!!
女王 「…何故、アイドルの力は、ファンのためにしか使ってはいけないのか…疑問に思った事は無いのか?」
凛 「わ、私は…っ!」
女王 「私と共に来い、凛!そうすれば…武Pを救うどころか…その"者"を手に入れられる!!」
蘭子 「天界の扉は既に開かれた!…聖なる泉の元で描かれしこの紋様は、すなわち…我を次なる覚醒へと導く、魂の天球儀…!(…あの時の私ではもうありません!貴女には他に戻るべき場所があるはずですっ…!)」
美波 「…アーニャちゃん!やっと…やっと会えたっ!」
アーニャ 「…Почему здесь ?!…来るな…来ないでっ…ミィナミ、ルァンコ!」
きらり「…あ、ああ…お父さんと…"ママ"のお店が…っ…うっ…えっ…うぐっ、ぐすっ…!」
莉嘉 「?!…きらりお姉ちゃん、しっかりして…ねぇっ、きらりちゃん!?」
みりあ「きらりお姉ちゃん?泣かないで…泣かないでよ…ぐすっ…うあっ…ああああ!」
--そこに現れる二つの影!!彼らは果たして、敵か?味方か?!
♪:挿入歌「M@STERPIECE 」(唄;765PRO ALLSTARS)
○○○P「…お前の、アイドルに対する想いは、そんな程度のものだったのか?武内!!」
武P 「!!…ハリウッドにいるはずの貴方が、何故今こんな所に?!」
●●P 「おおっと!この俺も忘れてもらっちゃあ困るぜぃっ?!」
武P 「?!…○○○先輩の後任として、アイドルと共に世界中を回っている貴方まで!!」
--次回の「マスク・ド・ライバー P」に、ご期待下さい!!
○○○P「…団結した俺たちは、きっと無敵だ!今日は俺とこいつ、そしてお前で…"トリプル・ド・ライバーP"だな!!」
【次回予告 終了】
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完。
お付き合い頂き、誠にありがとうございました。
本編の【デレマス】美城「武内プロデュース~特撮編」にて、書きたいことを書きたいだけ書いたら、とんでもないボリュームとなり、四万字を越えてから動作が不安定になってしまいました。
それでいながら一番書きたかった部分には全く到達せず。
なので書きたいことの触りだけ、本作「武内プロデュース~特撮編・おまけ」として、BCパート感想部&予告を作成し、一区切りとしました。
申請してきます。
重ね重ね、読んで頂きありがとうございました!
このSSへのコメント