2016-08-31 01:33:16 更新

概要

世にも奇妙な物語 ファイナルやってもμ'sファンのみんなファイトだよ特別編 ことり編です。虫が苦手な方は要注意、ご飯を食べようとしている方、また、ご飯を食べ終わった方は時間をおいてからみたほうがいいですよ


前書き

生き物を飼うということは命を預かるということです。その義務を怠ったとき、どうなってしまうでしょうか
早速始まりです


【ことりさん】


ことり「もう少しで衣装ができる。」


次回のライブに向けて、ことりは衣装を作っていた


穂乃果「ことりちゃーん!!お疲れ様!!お菓子買ってきたよ!!」


海未「ことり、いつもお疲れ様です。少し、休んではどうですか?」


ことり「もう少しで仕上げ終わりそうだから、もうちょっと頑張るよ。」


・・・


ことり「できた!!」


穂乃果「すごーい!!早く着てみたいな!!」


海未「穂乃果!!お菓子食べた手で触ったら、折角の衣装が汚れるじゃありませんか!!」


穂乃果「うわ、海未ちゃんが怒った」


ことり「はは」


皆が部室に到着した。


絵里「衣装できたのね」


花陽「うわ!!すごい!!」


真姫「いつもながらいい出来栄えね」


ことり「真姫ちゃんは作曲してくれるし、海未ちゃんは歌詞作ってくれるし、皆がいるからこそ衣装を作る意欲がわくんだよ」


にこ「今回の衣装づくりには私のアイデアも少し含まれてるのよ」


希「せっかく、いいこと言ったのに、そんなこというとワシワシするで」


にこ「ちょっと、止めなさいよ!!」


逃げるにこ


凛「早く着て練習したいにゃあ!!」


穂乃果「じゃあ、早速衣装着て練習しようよ!!」


ことり「出来栄えも見たいし、着て練習して欲しいな」


練習後、帰宅するメンバー


通学路に見たことがないペットショップがあった。


ことり「あそこにペットショップできたんだ、寄ってみよう」


店はこじんまりとしていた


店の中にはこれまで見たことがない生物がたくさんいた


ことり(マニアさん向けのお店かな)


店の中を歩いていると籠の中に見たことがない種類の鳥が居た。


何故かその鳥から目が離せなかった。


ジーと見ていると店員が


店員「その鳥が気に入ったのですか?」


ことり「はい、でもお金がなくて」


店員「お嬢さんが可愛いから、ただで差し上げますよ」


ことり「いいんですか」


店員「ええ、でも、最後まで面倒見てくださいよ」


ことり「はい!!皆と一緒に育てます」


鳥をもらい、店を去ることり


店員「・・・最後までね」


翌日


昨日、買った鳥を部室に連れてきた


ことり「鳥、買ったんだ!!」


花陽「うわあ、とても可愛いね」


希「部室で育てようか」


穂乃果「賛成!!名前はどうする?」


凛「うーん、小さいとりだからことり?」


真姫「それじゃあ、ことりと被っちゃうでしょ」


凛「じゃあ、ことりさん?」


真姫「もう、それじゃあ、さん付けただけじゃない」


凛「真姫ちゃんは我儘さんだにゃ。じゃあ、真姫ちゃん考えてよ」


真姫「な?我儘さん?ムカ、わかったわよ。私が考えるわよ」


色々な名前を出したけど、どれもしっくりいかなかった


希「まあ、いいのが出るまでことりさんで行こう」


海未「不本意ですが、仕方ないですね」


ことりさん「ちゅんちゅん」


ことりは真似をした


ことり「よろしくね、ことりさん、ちゅんちゅん」


穂乃果「あーことりちゃん、似てる」


絵里「不気味なくらいそっくりだったわ。」


ことりさん「ちゅんちゅん」


翌日


ことり「ことりさんおはよう」


ことりさん「ちゅんちゅん」


朝ご飯を食べさせた。


アルパカの当番とことりさん毎日ご飯を食べさせるのが日課になった。


風が強くなりそうな朝


花陽「風が酷くなりそうだからアルパカの小屋を暴風しなきゃ!!手伝って」


ことり「わかった、今行くよ!!ことりさん朝ごはんは後でね」


防風対策をした後、ことりが餌をやりに来たとき、鳥籠は空いていて、ことりさんは逃げ出していた。


ことり「ことりさんどこ行ったの?」


部屋の中を捜索中、部屋の隅でことりさんを見つけた

何か食べているらしい


ことりさん「ごめんね。何食べてるの?」


ミミズを啄んでいた


ことり「きゃあ!!」


ことりは鳥が虫をつつくのを知らなかったので驚いた。


ことり(餌をやらなかったから、自分でとっちゃんたんだ。ことりさんごめんなさい)


ことりはことりさんが食事を終えた後、籠に戻し、餌を与えた


ことり「ことりさんごめんなさい」


ことりさん「ちゅんちゅん」


練習


ことりは先日作って着た衣装が破れて手直しをしたので遅れて練習に参加した。


ことり「皆、遅れてゴメン」


海未「・・・遅れてますよ!!ことり」


ことり「遅れてごめんなさい」


海未はことりを見ていなかった


ことり「海未ちゃんごめんなさい」


それでも海未はことりを見ていなかった


海未「まだ駄目です!!」


ことり「そんな」


立ち尽くしているとことりは海未が自分を見ていないことにようやく気付いた。


ことり「海未ちゃん?どこ見てるの」


視線の先にはことりさんが居た。


籠の中で皆が踊っているのにびっくりしているのか飛び回っていた。


海未「ことり!!ステップ遅れています!!」


海未はことりさんに振付を教えていた


ことり(海未ちゃん、どうしちゃったの?皆は何で何も言わないの?)


皆は何事もなく真剣に練習に取り組んでいた


ことり(そうか!!ことりが遅かったからことりさんに躍らせてことりの代わりにしようとしてたんだ!!皆、ことりが来たからおかしなことしてるのを指摘されるのが怖くて続けてるんだ)


ことり「遅れてごめんなさい。ちゅんちゅん」


海未「解ってくれればいいんです」

「なんですか?今、来たばかりのような涼しげな顔は」

「ステップ追加です」


皆「えー」


ことり「皆、ごめんなさい」


絵里「しょうがないわね、ことり早くしなさい」


練習は進んだ


・・・


翌日の練習


海未「ことり!!また、ステップ遅れてますよ!!」


ことり「ごめんなさい!!」


海未「また、遅れてます!!」


ことり「ごめんなさい!!」


海未「そんなに遠くで練習してふざけてるんですか!!」


ことり「そんな、こんなに近くにいるのに」


海未はことりの横をすり抜け、鳥籠を持ってきて、ことりの横に置いた。


海未「ここで練習です!!」


海未は鳥籠に向かって話しかけていた。


ことり(それはことりさんだよ、皆は何で何も言わないの?)

(もしかして)


ことり「ごめんなさい、ちゅんちゅん」


海未「解ってくれればいいんです。」

海未「なんで横に鳥籠があるんです?」


ことり(気づいてないの?)


海未「はい!!練習しますよ !!」



海未「ことり、やればできるじゃないですか!!」



ことり「はは」


・・・


ことり(皆、変だよ。ペットショップに行ってみよう)


・・・


ことり(あれ、たしかここだったはず)


確かにあったはずの店はなく、もとの喫茶店になっていた


店の店員に聞いた


ことり「すいません、ここにあったペットショップはどうなったか知りませんか?」


店員「何を言ってるんだい?ここは20年前からこの店をやってるよ。先週は旅行で一週間休みんだけど」


ことり「え」


店員「この店が開く前はペットショップがあったみたいだけど、火事で皆焼けて店長も死んだらしいよ」

「聞いた話ではその店長は一匹のことりを溺愛していたらしいよ、店長はそのことりを逃がしたらしいけど、鳥は店長から離れなくて、病院に搬送されたけど一緒に死んだんだって」


ことり「そうですか」


・・・


ことり(まさか、ことりさんが?)

(ことりさんがそんなことするかな?)

(バイトに行こう!!皆がんばってるから私も変わらなくちゃ!!)


ことり「いらっしゃいませ。ミナリンスキーです!!」

「おかえりなさいませ、ご主人様」

(あれ?何か視線を感じるような)


ジー

ことりさん「ちゅんちゅん」


翌日、部室に向かった


ことりさん「ちゅんちゅん」


穂乃果「あー!!ことりちゃん、学校休んだけど部活に来てる!!」


海未「ことり!!授業休んで部活に出るとはどうしたんですか?」


凛「授業が嫌すぎてサボったんだ!!ことりちゃん悪だね」


にこ「ことり、授業が退屈で部活に来たい気持ちは解るけど、ちゃんと授業は出ないとだめよ!!」


穂乃果「にこちゃんがまともなこと言ってる」


にこ「当然でしょ!!」


絵里「にこの言う通りよ、ことり、授業休んで、部活だけに来るのは認められないわ。

今日は帰りなさい。」


ことりさん「ちゅんちゅん」


真姫「え、ロッカーを見ろって?」

全員分の衣装があった。


花陽「うわーすごい!!」


希「いままで作った中でも最高やね!!」


絵里「ハラショー、、」

「これを作ってて授業出れなかったって?」


希「気持ちは嬉しいけど、授業出なきゃあかんよ」



ことり(授業ちゃんと出てたよ)

(それに、そんな衣装なんて作ってない)



絵里「駄目なものは駄目よ!!練習の参加は認められないわ」


ことり「ことりはここで、ちゃんと授業出てたよ,ちゅんちゅん」


絵里「ミナリンスキーはちょっと外してもらえるかしら?」


海未「ミナリンスキーは伝説のメイドかもしれませんが、ここは私たちの問題ですので」


凛「ミナリンスキーは不法侵入だよ」


ことり「ことりは私だよ!!皆なんで気づかないの!!」

「ことりさん、雨の日の朝ごはんが出せなかったことの仕返しをしてるんでしょ!!」

「これ以上はやりすぎだよ!!」


ことりさんに飛び掛かることり


にこ「だれかミナリンスキーを抑えなさい!!」


花陽「ミナリンスキーさん、ごめんね」


ことりは部室から追い出された


ことり「・・・」


家に帰宅して母親に呼び出された


ことり母「海外に留学してみない?」


海外に留学してデザインを学んだらという提案だった。


ことり「考えさせて」

ことり(皆とライブには出たいけど)


皆に相談しようか迷った


ことりさんをことりと思い込んでいる皆の姿を思い浮かべた。


ことり(ことりさんがいるから別に困らないよね)


ことり「海外に留学する」


ことり母「手続きを始めるわ、いいのね?」


ことり「うん」


翌日、

先生は皆にことりが留学することを伝えた

穂乃果と海未は気づいていないようだった。



帰り道、練習に励んでいる皆を見かけた、中心にはことりさんが居た。



ことり(じゃあね、皆)

(衣装だけもらっていくよ)


前回作った衣装を持ち帰った


部室を出たら

花陽「どうしたの?ミナリンスキーさん?」


ことり[ビク]


花陽「スパイなの?皆の邪魔するの止めてよ!!」


ことり「違うよ!!さよなら!!」


花陽「ちょっと!!」


ことり「やめて!!」


ドン


花陽を突き飛ばした


ことり「ごめんなさい」


ダダ


バイト先に挨拶をしに行った。

仲間や、ファンの人達が挨拶をしてくれた。


ことり「皆、ありがとう!!」


暖かく、見送られた。


その後、家に帰った。


ことり(明日から留学だよ。最後の夕食だね)


ことり母「御飯よ」


ことり「はーい」


「ちゅんちゅん」


ことり「え」


ことり母「最期の晩御飯だから好きなものを作ったわよ」


そこに鳥籠に入ったことりさんが居た。

ことり母はことりさんと会話していて、ことりを見ていなかった


ことり母「ことりの友達のミナリンスキーさんもたくさん食べて!!明日からことりは留学に行っちゃうから」


食卓にはみみずやバッタなどの昆虫が並んでいた。

中にはまだ生きているのもいた


ことり母「さあ、遠慮せず食べて!!」


ことり母はとてもおいしそうに食卓に並んだ食料をほおばった

時々、噛んでる所からブンブンと羽音が鳴っていた


ことり「うっぷ」

「遠慮します」


ピンポーン


ことり「お客さんが来たみたいだから、見に行ってくるね」


ガチャ


ことり「ハイ」


外に出たらμ'sの皆が居た。


花陽「返してよ、衣装」

にこ「早く返しなさいよ」


憎悪の眼差しでことりを見ていた


ことり「あれはことりが作ったものだから返してもらったんだよ!!」


穂乃果「一着だけ今度の衣装、持って行ったでしょう、早く返してよ」


ことり「違う!!穂乃果ちゃん、海未ちゃん信じてよ・・・」


穂乃果「ことりちゃんは中にいるよ。何言ってるの?ミナリンスキー」


海未「気でも狂いましたか?ミナリンスキー」


海未「早く返しなさい」


穂乃果「返してくれたら今なら許してあげる」


希「返せ」


真姫「返せ」


凛「返せえ」


穂乃果「カエセエエエエエエエエエエエエエ!!」


ことり「きゃあああ!!」


絵里はバックの中からガムテープと縄をとりだした


ことりは家に戻った!!


絵里「逃げたわ!!早く捕まえて!!」


ことり母「どうしたのミナリンスキー?そんなに慌てて」


ことり母が出迎えた


歯にはバッタの首がついていた。完全には噛みきれておらず、胴体がつながっていて、羽音が弱弱しく鳴っていた


ことり「きゃあああ!!」


ことりは鳥籠をもって自室に戻った。


ことり「返してよ!!皆を返して!!」


ガシャガシャ


ことり「明日からことりは海外に留学するから満足でしょ!!

明日から好きにできるんだから今日だけいい思い出でいさせてよ!!」


後ろから


店長「止めてくださいよ、ことりが怖がる」


ことり「きゃあ!!」


店長「ことりは私が死ぬ時も一緒にいてくれたんです。それを乱暴に扱うな!!」


ビク


店長「どこか調子が悪いんじゃないですか?ことりは何か訴えていたんじゃないですか?」


ことり「え」


店長「見ろ!!飼い主だからペットの調子を管理しろ!!」


店長はことりの頭を掴み、鳥籠に押し付けた


ことり「何かって」

「あ」


ことりは海未の言葉を思い出した


・・・海未「ことり!!ステップ遅れています!!」


ことり「足は」

「ああ」


ことりさんの足は爪の部分が一か所反対方向に向いていた


店長「よろしくお願いします。」

「衣装が一つだけ、違うのが余分に混ざっていましたよ。」


そう言うと頭を掴む手は無くなった。


ことり「そうか、雨の日に餌を取りに行こうとして失敗したんだね」

「ごめんね!!」


よく様子を見ると羽もだいぶ薄くなっていて、衰弱しきっていた


ことり「衣装は羽で作ったんだね」

「このままじゃことりさんは死んじゃう!!至急、病院に連れて行かなきゃ!!」




穂乃果「行けると思ってるの?」




ことり「きゃあ!!」



背後にはμ'sのメンバーが居た。


希「我儘なメイドにはお仕置きが必要やね」


真姫「たっぷりとね」


にこ「二人ともやりなさい」


ことりはすばやく移動し鞄から衣装を取り出した。


その中に今度の衣装があった。


ことり「これだよね。ごめんなさい、返します」


穂乃果「素直に出してくれればよかったんだよ」


絵里「これで解決ね。帰りましょう!!」

・・・

「とはいかない」


絵里「私たちをだました罰よ、うそつきな鳥は舌を切らないとね」


ことり「気づかなかったの、ごめんなさい」


絵里「そんな言い訳、ミトメラレナイワ!!」

「穂乃果、海未捕まえなさい!!」


ことり「そんな」


ことり(このまま捕まったら、ことりさんを助けられない、こうなったら)


ことり「皆、ごめんね!!用事がすんだら、おとなしく言うこと聞くから!!」


ことりは鳥かごを持って窓からとび降りた。

ことりの頭上を斧がかすめた


ドン!!

着地した。


海未「逃がしました!!捕まえましょう!!」


ことりは急いで近くのペット病院に持って行った


ことり「開けてください!!急患です!!」


店から返事がなかった。出張のため不在と書いてあった


ことり「駄目なの?」


ふと、町の闇医者を思い出した

生き物だったら全て治療することができるという評判だった

だが、報酬も高かった


ことり「でも、これしか」


意を決して闇医者に向かった。


ことり「開けてください!!」


闇「空いてますよぉ」


中に入れてもらった

書類が散乱して酒瓶が転がっていた

横にすぐ横の部屋に手術室らしきものがあった。

闇医者からはひどい酒のにおいがした


闇「このことりだねぇ。」


ことり「はいそうです。足をけがしてて、危ないんです!!」


闇「この鳥は!?」


少し取り乱したがすぐに戻った


闇「これは危ないね。急がないと手遅れだあ」


ことり「お願いします!!」


闇「報酬はあ?」


ことり「後払いになっちゃいますが言い値で払います

どうかよろしくお願いします」


闇「後払いは受け付けてないんだあ」

「しかし、今払える方法はあるねえ」


ことり「何ですか?」


闇「君の身体だあ」


ことり「え・・・・」


闇「断言しよう、その鳥は他の鳥とは体のつくりが違うから私しか直せない。

私は以前、治療したことがある」

「どうするんだい?」


ことり「解りました、でも、初めてなのでやさしくしてください」


闇「と思ったけど、私は子供の体に興味はないんだあ」

「その鞄の中身を見せてごらん」


衣装を出した。


闇「君はあのアイドルグループのメンバーだねぇ、何だったかな?まあいいや

これで手を打とう」


ことり「お願いします」

(しょうがない、また作ろう)


ドンドンドンドン!!

ドドドン!!ドドン!!


穂乃果「ねえ、居るんでしょう?」

「居るの解ってるの、逃げられないの解ってるんでしょう?開けてよ」


ガンガンガン!!


ことり(入れたら、病院ごと壊されちゃう、ここはおとなしく)

「今行くよ」



カチャ


絵里「さあ、こっちにいらっしゃい」


ダダ


勢いよく飛び出した!!


ことり「捕まえてみなよ!!捕まえられるならね!!」


逃げ出した。


ガ!!


足をかけられ倒れた。


海未「捕まえましたよ」


ことり「海未ちゃん、ことりだよ、小さいころからよく3人で遊んだよね」


海未「何を言ってるんですか?ミナリンスキー」


ことり「明日から留学するの」


海未「でも行けませんね。」


冷たく言い放った


絵里「さあ、舌を出しなさい」


口から舌を引っ張りだした


花陽「私がやる!!」

「さっき、突き飛ばされたもん!!」


ことり「ああ・・」


鋏が舌に触れようとした時


海未「待ってください!!」

「やっぱり、やりすぎじゃないでしょうか」


穂乃果「海未ちゃん、何言ってるの?」


海未「でも、返してくれましたし、反省していると思います」


穂乃果「同情しちゃったんだ?」

「花陽ちゃん、やっていいよ。海未ちゃんは抑えとく」


また、鋏が舌に触れようとした時


穂乃果「あれ?私、何やってるの?」

「海未ちゃん?」


海未「痛いです。離してください!!」


絵里「ここは?」

「ことり!!」


花陽「私?」

「何で鋏持ってるの?」

「ことりちゃん!!」


ふたりとも鋏と舌を掴んでる手を離した


ことり「ぷは!!」


にこ「私達何でここに?」


ことり「皆で催眠術掛け合っててそれでおかしくなっちゃったんだよ」

    「危なかった!!」


穂乃果「ことりちゃん!!ごめん」


ことり「いいよ、皆遅いから帰りなよ」


絵里「そうね、帰りましょう」


穂乃果「ことりちゃん!!またね!!」


ことり「さようなら!!」


皆、解散した


闇「手術は成功です」


ことり「よかった!!」


闇「じゃあ、これで」


鳥かごをもらい、途中でことりさんが居なくなっていることに気付いた


店長「ありがとうございまいした。やっと安心して逝けます」


ことりさん「ちゅんちゅん」


ふたりはお辞儀をして消えた


家に帰ってたら、ことり母も元に戻っていた。


家に居る大量の虫を外に追い払っていた


ことり(虫さん食べてたことは言わないでおこう)


翌日


ことり母「いってらっしゃい!!」


ことり「行ってきます!!」


ことり母は穂むらに向かった


穂乃果母「いらっしゃいませ、あら、珍しい」


ことり母「ことりが海外に留学したから寂しくて」


穂乃果母「え、穂乃果から何も聞いてないわよ」

      「穂乃果こっちにいらっしゃい」


穂乃果「まだ、眠いよー」


穂乃果母「ことりちゃん、留学したんだって」


穂乃果「そんな、何も聞いてないよ」

「いつ行ったの?」


ことり母「え、今日行ったけど?」


穂乃果はことりさんがことりに変わった時の記憶を取り戻した


穂乃果「あ、そういえば、聞いてた」

「何で忘れてたの?」

「そんなお別れの挨拶してないよ」


昨日の寂しそうな顔を思い出した


穂乃果 「引き留めてくる!!」


穂乃果母「やめなさい!!迷惑でしょ!!」


穂乃果 「電話する」


携帯はつながらなかった


ことり母「止めてきてちょうだい」

「今思うと多分行きたくなかったのよ、きっと」


それぞれの家


「ちゅんちゅん」


海未「ことり!!何でこんなこと忘れてたの!!」


皆、一斉に気づき、連絡を取り合い、空港に向かった


空港


ことり(よし!!行こう!!)


穂乃果 「待ってよ」


ことり「やっと思い出してくれたんだね」

    「でも決めたの」


穂乃果 「ごめんなさい、行かないで」


ことり「ごめん、もう行くね」


海未「待ってください」

「小さいころ3人でよく遊びましたね」

   「また、皆とラブライブ目指しましょう」


ことり「もう、遅いよ」


皆が揃った


絵里「ことり、ごめんなさい。」


穂乃果 「ことりちゃんがいないと駄目なんだよ」

「9人揃ってこそのμ'sなんだから」


ことり「うん、しょうがないな、また頑張ろう」


皆「やったー」


帰宅してお母さんに謝ったら、相手に電話したから

気にしなくていいのよと言われた


その日のニュースで闇医者が動脈破裂で死んだ報告が流れた。

アルコールの接種のしすぎらしい


翌日、アルパカの飼育で学校に行ったら、闇医者に渡した衣装が校門に置いてあった

とりあえず、部室で保管することにした。


・・・


前日


闇「衣装は持ってても使わないから返してきましょうかあ、校門に置いておけばいいだろう」


衣装を置いて帰ってきた


闇「さあ、飲もう」


前に店長が現れた


少し、驚いたけどすぐ冷静さを取り戻した。


闇「恨んでるんだろう?あの日、助けられるのに助けれなかったこと

、私、いや俺を迎えに来たんだな」


店長「真実を知ったらしょうがないと思えるようになったさ」

「あの日、あなたは自分の娘が事故にあい、すでに手遅れ状態なのは解っていたけど諦められなかった」

「結果、その日に火事にあった、私たちの治療に手を付けるのは遅れたんだ」


闇「本当にすまないことをした」


店長「その結果、あなたは患者を見殺しにしたことで非難を浴び、子供の命と私たちの命を抱えていかなきゃいけなくなった」

「私の鳥を助けてくれた、十分だ」

「どっちにしろ君は逝かなきゃならない」


闇「ああ」

「ああ、君は」


ポン


バタン


安らかな死に顔をしていた


・・・


部室


にこ「ラブライブの衣装はこれよ」


前回手直しした衣装を皆が使いたいと言ってる


ことり「これを着たいんだ」


ことりさんが作った衣装を取り出した


絵里「いつの間に」


ことり「ずっと前からあったよ」

「私が作ったものじゃないけど」


穂乃果「じゃあ誰が」


真姫「だいぶ傷んでるわね、そっちのほうがいいんじゃない」


ことり「ううん、これを補修して使う、その衣装から移植してね」


・・・


ことり「できた!!」


穂乃果「すごいよ」


希「今までで最高の出来やね」


絵里「ハラショー!!」


海未「流石、ことりですね」


ことり「ううん、ことりだけで作ったのじゃないの」


穂乃果「じゃあ、誰が」


ことり「ことりさん」


穂乃果「誰なのー」


「ちゅんちゅん」


【奇】


語り手


「ペットは飼い始めたら最後まで育てないといけない義務があります。」

「そうしないと」


「ちゅんちゅん」


語り手「ごめんなさい、ご飯忘れてました」





















後書き

ことりちゃん天使


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