2019-03-25 23:33:40 更新

概要

花陽が遅刻!?皆の絆はいかに
ストレス社会を頑張れ!!
海未ちゃん!!


前書き

前回のラブライブ!!

ことりと和解
雪歩は伊豆を攻め始めた


8:00


社長室前(穂乃果の部屋兼作業場)で海未とことりは穂乃果を起こしに来ていた


海未はノックをするが返事がかえらず、だんだんノックを強くするが、やはり返事は返ってこない


仕方がなく、声をかけることにした


海未「穂乃果、起きてください!!」


穂乃果「zzz」


穂乃果はイビキをかいて、返事を返した。

まるで起こすなと言わんばかりに


海未「穂乃果、起きてください!!」

「時間ですよ!!」


声を荒げる海未


それに対し、穂乃果は


穂乃果「ZZZZ!!」


意地でも起きんとばかりに、いびきを大きくして返した。


そばにいたことりは困ったように笑いながら、騒がしいな(懐かしいな)と思いながら、穂乃果が出てくるのを待っていた。


このままだと、穂乃果が起きてこないことを理解したことりは待ち合わせた友達を呼び出すように語りかけた


ことり「穂乃果ちゃん!!」

「ことりも来たよ!!」


イビキが止み、程なく


バン!!と勢いよくドアが開き、寝間姿で、寝起きらしく寝癖の髪のままでてきた


穂乃果「ことりちゃん!!」


ことり「穂乃果ちゃん!!」


穂乃果「元気になったんだね!!」


ことり「うん!!」


ことりは涙ぐみながら穂乃果と抱擁を交わした


その光景を微笑みながら、見つめる海未


海未「また、3人揃いましたね」


ことり、穂乃果「うん!!」


ことり「穂乃果ちゃん痩せた?」


雪穂から穂乃果のことを任されている海未はこのまま余韻に浸っていたいが、就業時間が迫っているので、いつもの日常に戻らざるを得なかった


気持ちを入れ替えるため、きつく目を結ぶ海未


海未「穂-乃―果―」


何故、ノックされて起きた時に出て行かず、呼ばれえた時に不躾にもイビキで返答したことを思い出した穂乃果


ひきつった笑みで海未を見直す穂乃果


穂乃果「海未ちゃん・・・」


慌てて、部屋に戻ろうとするが、首根っこを掴まれた


穂乃果「放してよ!!痛いよ!!」


海未「何事ですか!!私の時にはイビキで返答を返して、ことりの時は楽しげにでてくるなんて」


穂乃果「だってぇ」

「海未ちゃんは毎日、嫌でも来るし、ことりちゃんは久しぶりだし、海未ちゃんのようにお小言言わないし」


この小さな一言が海未の怒りに火を注いだ


海未「な」

「お小言って穂乃果、あなたって人は」


ことり「海未ちゃん落ち着いて」


優先事項を考え、怒りを鎮める海未


海未「はあ、とりあえず、仕事をする準備をしてください」


渋々、準備を始める穂乃果


ことり「はは」


苦笑いを浮かべながらことりはやっぱり思った騒がしい(懐かしいな)と


穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん」

「また、遊ぼうね!!」


海未「ええ」


ことり「うん」


8:15


■職場

仕事場に移動する二人、社長室からエレベーターで降りて、仕事場に移動した二人。


海未の座席から真後ろの壁に雪穂の肖像画が掲げられているのが目に入った

金曜には無かったから、土日の間に掲げられていたものだろうと思われる。


中には、絵里、真姫の2人が待機していた。


二人に挨拶をして席に戻った。


雪穂の肖像画があると見つめられているようで、変な緊張があった


暫くして海未は薬を飲んだ


絵里・真姫(あれは、、、)


真姫(薬局で中年の男性が買っているのを見た気がする)


絵里(確か、前職で他の支店長が本部の支店長に会いに来るときに持ってた気がする)


8時20分頃

にこ出社


にこ「おはよう」


海未「おはようございます」


絵里「おはよう」


真姫「おはよう」


凛「おっはようー」


8時25分頃

のぞみ出社


希「おはよう」


にこと同じように挨拶を返す、一同


凛は頻繁に時計を見た

凛「かよちん大丈夫かなぁ」


8:30


チャイムが鳴り、業務の準備を開始する一同、


ただ、管理職の立場である海未だけはしかめっ面をしている、時計を見る海未


8:35


扉が勢いよく開き花陽が出勤した


汗だくで息切れをしている花陽


花陽「ゼエゼエ」

「おはゼエゼエ」


海未「小泉さん」


花陽「ゼエゼエ」


海未「落ち着きなさい」


頷き、呼吸が落ち着くまでその場に佇み、呼吸を整える花陽


花陽「おぐれてすびまぜんでじた」


開口一番で怒る気だった海未は必死で出社した花陽に海未は責める気がなくなったが、軽く注意することにした


海未「次回から気を付けてくださいね」


座席に戻る花陽


小さく、ため息をつく海未


海未(真面目な花陽が遅刻するなんて、心配しましたが大丈夫なようですね)

(とはいえ、シャツが汗まみれで下着が透けて見えてます)


海未「シャツを変えましょう」

「代わりを持っていませんか?」


花陽「持っていないです」


ことり「試作品であればありますよ」


海未「じゃあ、それを着てください」


ことりからおしゃれなシャツを貰う花陽


花陽「どうもすみません」


ことり「いいよ」


着替える花陽


雪穂から会社専用の携帯を貰っていて、その会社専用の携帯が鳴った。

海未は嫌な予感が思考をよぎり、穂乃果が馬鹿なことを言って自分を困らせようとしていると願いつつ、携帯の発信者を確認した


発信者

高坂雪穂


嫌な予感が当たった海未は急いで部屋を出た


絵里と真姫は何の薬か思い出した

絵里・真姫(胃薬!!)


希「花陽ちゃん」

「何があったん?」


花陽「出るのが遅れちゃって」


凛「かよちんと出社中、遅刻しそうだったから、途中から走って、会社についてから後ろを振り返ったら」


「かよちんが居なかったの」


花陽「凛ちゃんのペースについていけなくて」


その時、凛以外が脳裏にダレカタスケテーと狼狽える花陽の姿が思い描かれた


凛「ごめんね、かよちん」

「凛が遅刻ギリギリで出なければ間に合ったのに」


凛以外は陸上競技が得意の凛に追いつくのは、そりゃ無理だと全員思った。

寧ろ、凛が早く出てれば十分に間に合ったんじゃないかと


でも、海未ならきっと追いつくだろうとも皆確信していた。


希「海未ちゃんももうちょっと、優しくしてくれればいいのになあ」

「試食品では一番先になくなるんやろ?」


引き攣った笑いを浮かべる花陽


花陽「はは」


海未自身は仲良く和気あいあいと作業したかったが副社長(雪穂)の指示で仕方なく、厳しく接しなければならないことに気付いているメンバー達は海未のことを理解しているとはいえ、かつての仲間が自分たちを管理する立場になったことに少なからず、反感を抱いていた


絵里「はあ、、、」


かつて自分たちとラブライブ優勝を共に果たした仲間

その仲間から上司と部下の関係で接するようになり、かつてはよき先輩として接してきた後輩のもとで働くことに少なからず、ショックを絵里は受けていた。


あの時、アルコール依存症にならずにいたら、こんな思いはしなかったに違いない

そう思うと過去の不甲斐無い自分を憎んだ


陰鬱な空気が漂う中、状況を少しでも良くしようことりは思った

ことり(せっかく、皆揃ったのに、心がばらばらなんてやだよ!!) 


ことり「皆、仕事しよう!!」


ことりが言い終えると同時に海未が戻ってきて、急いで自分の席に戻り、ノートパソコンを触った。

画面を確認した後、動きが止った。

もう一度パソコンを触り、何か確認した後、驚きの目をし、深いため息をつき、頭を抱えた。


暫くした後、海未は立ち上がり、ノートパソコンを持ち、花陽を別室に呼び出した


海未「遅刻のことではありませんよ」


海未の後をついていき、二人は別室に向かった


希「何なんよ」


凛「何年か前はラブライブ優勝のために力を合わせて頑張ったのに」


不穏な空気が流れ、その様子を天井の監視カメラが見ているのを誰も気づかなかった。


■副社長室

眉間に皺を寄せ、画面を見る雪穂


雪穂「まずいわね」


メールを触り、遠隔操作可能な海未のパソコンで海未のメールを読む雪穂


内容はヘッドハンティングで海未を好待遇で迎えたいとのことだった。


ライバル会社のヘッドハンティングはこれまで何回も来ていて、その都度、海未はセキュリティーを抜けてきた会社のヘッドハンティングを即答で断ってきた。


折しもこんなことが起こり、海未が勧誘のメールをいつもより長く見ていて、いつもは即答でする返信をしないので、雪穂は海未が裏切ることはないと思っていたが、慎重な雪穂は万が一の可能性を看過することができない


何処の企業も優秀な人材は喉から手が出るほど欲しい


今、海未が請け負っているツンデレを育てるゲーム


ツンデレマスター


略してデレ○ス


中々このゲームは面白いし、会社も儲かっているので万が一ということがあり得る


今、海未は複数の企業から取引を受けていて、ことりのファッションの仕事も売り上げが好調に上がり、他の皆も売り上げは徐々に伸びていた、それでも海未がもたらす会社の利益には勝てない


初めは業績が芳しくなければ、すぐ全員を解雇するつもりだったが、皆が担当している部署は業績がいいので、このまま維持したかった


事態を早く収束し、安心したい雪穂はボタンを押し、自分が座っているマホガニーの椅子が床の下に消え、椅子に乗っていた雪穂も一緒に消えた


■別室

海未はことりと話し合った別室に連れて行き、その後をついてきた花陽も一緒に部屋に入った


海未「小泉さん」


花陽「はい」


緊張感が漂い、お互いが見つめあう


意を決した海未が重い口を開いた


海未「あなた、試食品をすべて食べていますね」


驚きの顔を見せる花陽


花陽「何のことでしょうか?」


目が泳ぐ花陽


海未「これを見ても、まだ、しらを切りますか?」


ノートパソコンを開き、先ほど、雪穂からメールで送られてきた動画を見せる海未


そこには監視カメラの映像で試食品の我慢しながらも結局は誘惑に負けてしまい、試食品を完食してしまう花陽の姿があった


その数秒にはにこが見ていない隙を見計らって、お茶を飲んだ


いくら、穂乃果が作った和菓子がおいしいとはいえ、お客様に試食させるものを食べてしまうのは駄目

観念した表情になる花陽


海未「お茶はおいしかったですか?」


しばらく沈黙したのち


花陽「はい・・・」


海未「真面目だった貴女がなぜこのようなことを?」


花陽「食べなきゃいけないと思ったんです」


海未「・・・」

「はい?」


解りそうで解らない。

この問題に海未はしばらく固まった


花陽「こんなおいしいもの、時間が経つとまずくなってしまいます!!」

「その前に早く食べないといけないと思い、一つだけ食べて、やめようと思ったら、止められなくて」


間が空き


花陽「食べちゃいました」


海未「何故?」


劣化して味が落ちる前に食べたい人として気持ちは解る、だが、お客様に提供するものは食べてはいけない。これはグルメには到底、成し遂げれない。

そもそも、この仕事はライオンの前に生肉を置いておき、食べさせるのを我慢させるのに等しい


海未「でも、これはお客様が食べる試食のために」


花陽「じゃあ、園田さんは」

「こんなおいしいのをただ劣化しているのを待っているだけでいいんですか!!」


海未「う・・・」


海未は単なる言い訳であることは解っている。

ただ、こう強く言われると正論でないかと思ってしまう海未が居た


暫く考えていると、花陽と一緒に仕事をしているにこも花陽には若干劣るが、ちゃんと間食させて、尚且つ、売り上げも好調なのを思い出した


海未「ともかく、これはお客様に購入していただくための試作品です」

「文句があるんだったら、ちゃんと購入してください」


花陽「う・・・」


海未「小泉さん」

「あなたならできます」


花陽「・・・はい」

「大変申し訳ございません」


その頃、持ち場に着く時間が近づいているのに、職場は不満で殺伐とした雰囲気になっていて、仕事に影響が出るかもしれない危険性があった


■職場

殺伐とした雰囲気の中、海未と花陽が戻ってき席についた


異様な雰囲気に気付いた海未


探るような目で皆を見渡す


海未「皆どうしたんですか?」


その時後ろから


?「どうしたもこうしたもないわよ」


突然の声に全員は戦慄した


声は海未の背後、壁の上のほうから聞こえ、

真後ろから声を聴いた海未は皆より驚いた


後ろを振り向く海未


そこには誰もいなかった


海未「どこですか?」


?「はあ、、、ここよ」

「耳が遠くなったの?」


海未「副社長?」


辺りを見渡す一同だが雪穂の姿は見当たらない


雪穂「なにやってるのよ」

「上よ」


皆は壁の上の雪穂の肖像画を見た


そこに雪穂の肖像画の絵が雪穂の顔に変わっていた


驚く一同


海未「副社長そこで何を?」


雪穂「負け犬共が生意気に嫉妬をしてるから正しに来たのよ」


何が何だかわからない海未


海未「はあ?何のことかさっぱりわかりませんが」


ふんと舌打ちをする雪穂


雪穂「あなた達は園田さんと自分たちとの扱いの差に不満を感じているわね」


希「不公平や!!」


凛「そうにゃ!!」

「かつては身分関係なく、過ごしていたのに数年後に会って、待遇に差があるなんて不公平にゃ!!」

絵里とことりを除いて、皆が恨みがましい目で雪穂を見る


顔を伏せる海未


雪穂「揃いも揃って」


高笑いする雪穂


希「何がおかしいん?」


雪穂「教えてあげるわ」


全員は一斉に雪穂を見た


雪穂「あなた達は根本的に誤解をしているわ」


真姫「どこがよ!!」

髪の毛くるくる


雪穂「あなた達は自分で過ちを犯し、穂乃果社長と私が助けた」

「園田さんは違うわ」


ことり以外は驚愕の表情で海未を見た


皆の視線が辛く、顔を伏せる海未


雪穂「園田さんは嵌められて、買われそうになった所を私たちが助けたの」


AV落ち寸前で穂乃果達に救い出されたことを思い出した、にこ


にこ「そんな」


雪穂「まあ、あなた達は被害を自分自身で留めただけ、いいかしら」

「でも、誰かさんは妹まで巻き込んだけどね」


絵里を睨む雪穂


啜り泣く海未


道具としての婚姻届を了承しかけたあの時の屈辱を思い出した


雪穂「そうね、確かにあれは結婚というよりは物の売買だったわね」


もう少し二人の到着が遅れれば、海未は確実に性奴隷として、今頃壊れていただろうその時を想像して、泣いた


凛「ごめんなさい」


皆は勝手な想像で海未を恨んでいた自分たちを情けなく思った


雪穂「もうすぐ、仕事です」

「早く、持ち場に着きなさい」

海未に申し訳ないと思い、とぼとぼ、皆が部屋から出ようとした時


雪穂「小泉さんは先ほどの部屋に」


海未の面談のことを思い出した花陽は戸惑いながらも別室に向かった

暫くして泣き止んだ海未は仕事に就いた


■別室

花陽は部屋に入ると、一台のノートパソコンが一台置いてあり、画面にはムービープレイヤーが起動していた


机に座り、暫く待機しているとムービープレイヤーの画像が変わり、雪穂の顔が出てきた


雪穂「小泉さん」


花陽「はい」


雪穂「何で呼ばれたか、解っているわね」


花陽「…はい」

「大変申し訳ございませんでした」


雪穂「本来なら、貴女は解雇するところです」


花陽「…はい」


雪穂「でも貴女を解雇すると責任を感じた園田さんも辞めてしまうかもしれません」


花陽「そんな」


雪穂「貴女にチャンスを与えます」


無言で画面を見つめる花陽


雪穂「明日から研修を2週間行います」


花陽「明日からですか?」


雪穂「そうです」

「そうじゃなきゃ、解雇しますよ」

「園田さんを悲しませていいんですか?」

花陽「解りました」


雪穂「本日は通常作業に戻りなさい」

「園田さんには私から報告しておきます」


花陽「解りました」

「失礼します」


部屋を後にする花陽


■副社長室

雪穂「はあ、手間を掛けさせるんじゃないわよ」

「過去の仲間を泣かせて捨てるほど腐ってはいないようね」


亜里沙の写真を見る雪穂


雪穂「亜里沙を悲しませる奴は許さない」

「この不満の一因は園田さんの仕事のフォローが間に合っていないのも原因の一つ」

「園田さん一人では、流石に無理なようね」


電話を掛ける雪穂

「あの採用した3人を配属させるわ」


一言言った雪穂は電話を切った


時計を見る雪穂


「そろそろ行かなきゃ」


電話を掛ける雪穂


雪穂「綾瀬さん」


亜里沙「副社長」


雪穂「そろそろ行くわよ」


亜里沙「はい」


雪穂「伊豆は案外厄介ね」

「やっぱり、スクールアイドル優勝校のメンバーは手強いわね」

「・・・小原財閥」


「その前に」


床の下に消えた雪穂


■翌日職場

始業時間になっても、花陽が来ないので心配する海未

電話を掛けても繋がらない


腹痛が起こりつつ、状態を報告する海未


電話に出た、雪穂は電話を忘れてたことを簡単に謝罪し、研修中ということを報告した


海未「はあ、不安でしたよ」


雪穂「まあ、少し、当たっているわ」


海未「え?」


雪穂「今までの小泉さんのことは忘れるのね」

海未「それはどういうことですか?」


雪穂「大丈夫」

「死にはしないわ」

「多分」


海未「どういうことです?」


雪穂「あなたに追いつけたら生き残れるわよ」

「後、そっちに3人新しく配属させるから」


ガチャン


電話を切られる海未


雪穂の言い方に不満が残る海未


海未「あの言い方だと、私が原因になるみたいじゃないですか」

「新入社員ですか、どんな人なんでしょう」


■合宿場

内装は新しく、一台のTVがあり、ベンチプレスやランニングマシーン等などの筋トレ器具が置いてある


部屋は窓からの日光が照らしている



部屋の中心で寝ていた花陽は目覚めた


花陽「ここは?」


花陽は自分の身に降りかかった出来事を思い出した


合宿の集合場所につき、暫くすると急な眠気に襲われ、そこから意識がなかった


花陽の意識が戻るとTVの電源が付いた


そこに現れた雪穂

雪穂「おはようございます。小泉さん」


畏まる花陽


花陽「おはようございます」


雪穂「貴女は会社の商品に手を付けました」


花陽「済みませんでした」


雪穂「矯正します」


花陽「え?」


雪穂「貴女は弊社の求める人物像に一致しないため、矯正を行うことにしました」

「尚、貴女に何があっても弊社は何も、責任を負いません」


自分の置かれた状況が理解できない花陽


花陽「えー」


自分の服装を見ると学生時代の体操服を着ていた


雪穂「貴女は二週間外部との一切の接触ができません」


携帯で連絡を取ろうとするが、圏外の表示になっている


TVの画面が切り替わり、そこには同じく学生時代の制服を着た海未が居た


海未「腕立て伏せを始めます」


画面の海未は腕立て伏せのポーズをした


第一話で海未は様々なことをやらされたが、全ては会社の教育資料のための撮影だった


雪穂「小泉さん」

雪穂「貴女、海未さんのペースについてこれないと死ぬわよ」


画面の海未が腕立て伏せを始め、花陽が戸惑っていると天井が下に少しずつ落ちてくる


事態を察知した花陽は腕立て伏せを始めた


■職場

全員が持ち場に移ろうとした時

扉が開いた


?「よろしくお願いしまーす」


現れたのはヒデコ、フミコ、ミカ


壁の肖像画が雪穂の顔に変わる


雪穂「よく来てくれたわね」


後ろから急に声が聞こえたので、驚く海未


海未「は!?」


雪穂「3人には、皆のフォローをお願いするわ」


ヒデコ、フミコ、ミカ


ヒデコは卒業後、大学に進学したのち、軍隊に所属、空挺部隊に就役、除隊後、インストラクターとしては働いていたが雪穂の誘いで会社に入社


フミコは卒業後、看護学校に行き、看護師になる、雪穂の誘いで会社に入社


ミカは卒業後、大学に進学、秘書になったが、雪穂の誘いで会社に入社


3人の力量を知る皆は心なしか、活気が出た


ヒデコは凛の手伝いで、倍で運輸が可能になり、フミコは真姫の看護師、ミカは希、ことり、絵里の手伝いをした


3人の頼もしさの能力は学生時代のままだった


■合宿場

黙々とスクワットを行う花陽


花陽「ふ、ふ」


途中で力尽きかける花陽


天井がゆっくりと降りてくる


気力を持ち直す花陽


天井が戻っていく


画面の海未「まだまだ、余裕ですね」

「もっと頑張りましょう」


花陽「ふ、ふ」


目からも汗が流れていた


後書き

久しぶりに書けました
定期的に出そうと思います


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