世にも奇妙な物語 ファイナルやってもμ'sファンのみんなファイトだよ特別編 真姫編 +エンディング
世にも奇妙な物語 ファイナルやってもμ'sファンのみんなファイトだよ特別編 真姫編です。
語り手「もう一人の自分と会うと死んでしまうと言われています」
「自分と同じ存在が許せないのか、自分自身の行いが許せないのか」
「さあ、始まります」
【真姫】
真姫「うん?」
真姫は目覚めた
食堂で配給された水を飲んだ後、急激に眠気が襲い、そこからの記憶がない
真姫「ここは?」
周りにメスなどの医療器具がある、場所から推測して手術室にいるようだ
真姫「何よこれ」
顔には何か巻いてあるようだった
手術台に縛り付けられていた
少女「目覚めたのね」
少女がいた。声から推測して自分と同じ年代だと思う、顔は俯いているので見えなかった
真姫「あなただれよ」
「早く解放しなさいよ」
少女「寂しい、覚えてくれてないのね」
「まあ、患者の家族の名前と顔と声なんていちいち覚えてないわよね」
真姫「もしかして、私のファン?」
「可愛いから当然よね」
少女「プププ(笑)、ええそうよ、大ファンなの」
真姫「でも、これは立派な犯罪よ、今なら許してあげるから解放しなさい」
少女「嫌よ、私はあなたとおしゃべりしたいの」
真姫「なんで私が付き合わなきゃいけないのよ!!」
少女「自分の置かれている状況考えたほうがいいわよ」
この状況から逃げれる方法を考えたがなかったので大人しく従うほうが安全だと判断した
真姫「・・・解ったわよ、付き合ってあげるわ」
「終わったら離しなさいよ」
少女「うーん、考えとくわ」
真姫「で、何の話よ?とっとと終わらせましょう」
少女「この病院は貧しい人たちでも招いてるけど、どうして?」
真姫「それは治療の為よ」
「この町から病人を無くしたいの」
少女「お金は?」
真姫「お金のない人はお金が稼げるようになったら返してもらうわ」
少女「返してくれなかったら?」
真姫「良心を信じるわ」
少女「ふーん、殊勝な人」
真姫「もういいかしら?」
少女「そう・・・」
真姫「信じられないのであれば、信じなくてもいいわ」
「もういいでしょ」
少女「退院した人達は何か盲目的にこの病院のいい噂を流しているみたいね」
真姫「退院してもそこまで、言われるなんて最高だわ」
「お母さんたちの治療がいいのね」
少女「まあ、そうでしょうね」
真姫「何が言いたいの」
少女「別に」
真姫「いい加減に解放しなさい!!怒るわよ」
少女「先週、ここに入院してきたおじさん、酷い頭痛もちだったらしいわね」
「前の医者からは投薬で治療する方針だったけど、ここに無理に決めて治ったらしいわね」
「どうやって直したの」
真姫「頭に腫瘍があったのよ、脳外科なんだから当たり前でしょ」
「あなたに何が解るのよ!!」
「いい加減に解放しなさい!!」
少女「その後、退院したらここの病院のいい噂を流していたみたいね」
真姫「ここの治療がよかったんでしょ、光栄だわ」
少女「治療前にレントゲンを撮ったら何も映ってなかったそうよ」
真姫「そこの病院の装置がおかしいんじゃないの」
少女(ぎり・・・)
「手術後のレントゲンを見たら」
「思考をつかさどる大脳新皮質がほとんど削り取られて代わりに機械が埋まっていたそうよ」
「ほとんど思考のない歩くスピーカーらしいわ」
「その人は踏切に突っ込んで轢かれたらしいわ」
「自殺したらしいわ」
「そのおじいさんは首だけでもこの病院のいい所を言い続けていたらしいわ」
真姫「何が言いたいのよ」
少女「先々週、救急車で運ばれてきたおじさんも脳の手術をしたらしいわね」
真姫「それがどうしたのよ」
少女「救急隊員の見解で症状はただの脱水症状らしいわね」
「退院した患者には頭に手術の跡があったそうね」
「そのおじいさんもこの病院のいいところを言い続けていたらしいわ」
真姫「違うわ!!頭に腫瘍があったのよ」
「いい加減に解放しなさいよ!!」
ぎしぎし
真姫「何よ!!」
少女「この病院、異様に脳外科の技術だけは秀でているけど何で?」
真姫「ここの技術が最高だからよ」
「さあ、もう一つは何よ?」
少女「健康な人も無料診断の名目で集めてるわね」
真姫「早期発見に努めてるのよ」
少女「帰ってこないんだけど、何処に行ったの?」
真姫「え」
少女は伏せていた顔を上げた
包帯が頭部を覆い隠すようにつけられていた
真姫「きゃあ」
少女「びっくりした?」
「あなたも同じよね」
真姫の顔にも包帯が巻きついていたのを思い出した
少女「さっきの質問だけど、何で?」
真姫「知らないわよ」
少女「恍けちゃって」
「知ってるのよ、何が起こってるか」
真姫「!!」
真姫「何を証拠に」
少女「これが証拠よ」
一本のDVDがあり、ポータブルプレイヤーで再生した
手術室で男が寝ている
本来なら手術室に入れないはずの真姫がいた
真姫「でかい腫瘍ね」
真姫母「そうね、取り除くのに苦労しそうね」
・・・・
真姫「取れたわ」
真姫母「ふう、大変だったわね」
「本来なら入れないけど、あなたの腕前がすごすぎて、本来なら助からない患者を助けるためにやむを得ず入れているのを忘れないようにね」
「真姫、あなたがいなければ駄目だったわ」
真姫「後、貧しい人の面倒は私に見させて」
真姫母「ええ、よろしく」
真姫「今度は」
真姫は患者を連れてきた
頭痛と診断されて患者だった
真姫「さあ始めるわよ」
患者A「こんな少女が?」
真姫「金がないのに治療が受けられるだけでも感謝しなさい」
患者A「もうこの際だ、悪いのを取ってください」
真姫「そんなのないわ」
患者A「え」
真姫「だって偏頭痛だものあるわけないじゃない」
患者A「でも、腫瘍があるって」
真姫「嘘に決まってるじゃない」
患者A「え」
真姫「私の医療の役に立てるんだから感謝しなさい」
麻酔を流し込んだ
真姫「これは意識があるけど体が動かせなくなり、しゃべることができなくなる麻酔よ」
患者A「やめて」
「・・・」
真姫「私のことを考えているあなたの脳をスパークさせてあげる」
くちゃくちゃ
真姫「さてと、今回も有意義な調査ができたわ」
患者A「・・・」
真姫「じゃあ、仕上げね」
大脳新皮質をごっそりとりだし、ホルマリン漬けにし、
真姫「コレクションが増えた」
「後は」
脳の代わりに機械を入れた
真姫「ふう、次は」
患者B「・・・」
真姫「健康な脳ね」
「よし、ここを切り取ったら」
「あら、白目を向いたわ」
「じゃあ、ここは、こうなるのね」
少女「これがあなたの正体よ」
真姫「じゃあ、何だっていうのよ」
「貧乏人でも人のためになるんだから本望でしょ」
少女(ぎりぎり・・・)
少女「じゃあ、これは」
再生を続けると、新しい患者が出てきた
真姫「あなたは知りすぎたのよ」
患者C「こんなことが長く続くとでも」
真姫「私の診察に黙って従えばいいものを尚且つ探ろうとするから」
「でもこれで私の邪魔をする者は居なくなるわ」
「ついでにあなたの娘も後を追わせてあげるわ」
患者C「無理だ探せれない」
真姫「あの世で再会なさい」
患者C「真姫、元気でな」
真姫「娘を私の名前と被らせるんじゃないわよ!!」
患者C「・・・」
真姫「じゃあ、始めるわよ!!」
・・・
真姫「これで私に逆らう者は居なくなったわ!!」
DVDの再生が終わった
真姫「そうだったわ!!娘を探さなきゃ」
「あなた、家来にしてあげるから探してらっしゃい」
少女「それは無理よ、その患者が娘を捕まらないように細工をしたの」
真姫「なんですって!!」
少女「その少女は私よ」
真姫「なんですって!!」
少女「そしてあなたと私は入れ替わるわ」
真姫「どういうことよ!!」
少女「こういうことよ」
少女は包帯をとった
顔は真姫だった
真姫「あなた!!」
少女「あなたは私」
少女は真姫の包帯をとった
患者Cの娘の顔だった
少女「最後に脳をいじくった患者は私のパパよ!!」
「パパはここの病院の不正を暴くべく行動していた」
「身の危険を感じたパパは私の顔を整形させるため、ここの息のかかっていない病院に移したわ」
「その時、このビデオが届いたの」
真姫「どうやって?」
少女「無線ビデオを使ったらしいわ」
少女「パパは復讐を忘れて生きろって言ったわ」
「でも、私は復讐することを誓ったわ」
真姫「私をどうするの?」
少女「皆と同じ目に合わせてあげるわ」
真姫「取引しましょう?」
「財産の半分をあなたにあげるわ」
少女「要らない」
真姫「財産の3/4をあなたにあげるわ」
少女「要らない」
真姫「じゃあ、全財産ををあなたにあげるわ」
「それでいいでしょ」
少女「救えない」
麻酔をいれる
少女「あなたの手術記録はいただくわ」
「これでお金に困っている人たちを無償で治してあげる」
「本望でしょ」
真姫「ふざけないでよ」
「やってみなさいよ、蘇ってあなたを殺しに行くわ」
少女「本性が出たわね」
真姫「あなただけ幸せになるのは許せない」
「覚悟しておきなさい」
少女「あなたの顔で生きることが罰よ」
真姫「なんです・・・」
少女「じゃあ、始めるわ」
・・・
真姫ママ「終わったの」
真姫の顔で少女は言った
少女「ええ、直せなかったのは残念だわ」
「研究のために脳は保存させてもらうわ」
真姫ママ「顔は」
「ひっ!!」
少女の顔の真姫は殺気立った目で虚空を睨み付けていた
少女「醜い顔ね。性格が出てるみたいだわ」
「行きましょう」
真姫の脳をホルマリンに入れた
(狂人の脳)
真姫ママ「そういえば、来週から学校ね」
少女「学校か・・・」
真姫ママ「音ノ木坂学院だったわね」
「病院ばっかりだったから、友達できるといいわね」
少女「友達?」
少女=真姫「イミワカンナイ」
保管庫に脳を入れて勢いよくドアを閉めた
バタン
(狂人の脳)が入った瓶が落ちた
バリン!!
ズルズル・・・
ズルズル・・・
【奇】
語り手「命を粗末に扱うと報いを受けるのかもしれませんね」
包帯を巻いた男が目の前にいる
語り手「見たくない」
包帯をとる
語り手「あなたは・・・」
・・・
タモリ「誰かが、この屋敷に忍び込んだようです!!」
「私がいない間に誰かが、ストーリーを進行させていたようです」
「誰だ!!」
バタン
部屋はいつものままだった
タモリ「誰もいない?」
床に紙が落ちていた
タモリ「これは」
(偽ムーサより)
タモリ「ムーサ気取りの輩が忍び込んでいたようです」
「裏にも何か書かれているようです。なになに」
「クイズの答え、推しは真姫だって」
「くだらない」
紙を破り捨てた
タモリ「改めて」
TVの放映に入る
語り手「さてと、今度は何処に行きましょうか」
リアカーを引いている
中にはμ`sのメンバーの写真があった
カラカラ・・・
最後まで付き合ってくださり、ありがとうございました。
推しは真姫でしたが、全員の物語を書いている内に全員好きになりました。
今後も投稿したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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