2018-07-27 00:28:51 更新

概要

世にも奇妙な物語 ファイナルやってもμ'sファンのみんなファイトだよ特別編 花陽編です。読みづらいのはごめんなさい
ホラーでちょいグロです。サイコパス系ですので苦手な方はご遠慮ください


語り手

人が自分よりいいものを持っていると羨ましいと思ってしまうことがあります。それからは我慢するか、マネするのか。もし、それが人の長所であった場合、どうするのでしょうか?


【1位の...】


花陽「今月のスクールアイドル特集、この子が可愛いんだよ」


希「花陽ちゃんは本当にスクールアイドルが好きなんやね」


にこ「私たちも敗けてられないわ!!それじゃあ」

「にこにっこに」


真姫「ハイハイ、それまで」


にこ「ちょっと!!私の邪魔をしないでよ!!」


ことり「はは、、、」


凛「あ、かよちんが出てる!!」


最近、スクールアイドルの個人で長所をランキング形式で紹介するコーナーができた


穂乃果「何々?キュートなほっぺたランキング2位だって!!」


絵里「凄いじゃない!!」


花陽「えへへ」


にこ「今回は譲ってあげるわ」


真姫「いままで取り上げられたことないでしょう」


海未「私達、個人では花陽だけですね」


凛「えー、かよちんだけずるい!!」


花陽「えへへ」


・・・


花陽「やった!!一位取れなかったのは残念だけど、もっと頑張ろう!!」

「うーんどうすればいいのかな?」

「あ!!あれは一位になった人だ」


ほっぺた部門1位の学生Aが居た


学生Aに蜂が飛んできた


「あ、蜂だ!!ほっぺたについた!!」


蜂を払おうとしてほっぺたを刺されてしまい、赤くはれていた


花陽は急いで駆け寄った


花陽「大丈夫!?」


大事をとって救急車を呼んだ。


救急車が到着した。幸い、命に別状はなく、顔は腫れていたがよくなるらしい。

だが、メイクの撮影があるけど、出れないみたいだ。


カメラマン「困ったな、怪我した子は可哀想だけど、特集くんじゃったよ。あー!!君、2位になった子だよね。ごめん、今回だけ代わりに撮影出てよ!!」


花陽「え!!でもあの子は。。。しかも、私、そんなに可愛くないし」


カメラマン「今回だけの代わりであの子は今度から出てもらうよ。代わりで悪いんだけど今回だけよろしく頼む!!」


熱意に負け、代わりに撮影されることになった


数日後、花陽が出る週刊誌が出た


凛「あーかよちんがメイクされてる!!」


希「きれいやん!!」


絵里「ハラショー!!」


にこ「今回は譲ってあげるわ!!」


真姫「今までもなかったでしょ」


凛「いいな、凛も写りたい!!」


花陽「カメラマンさんの腕がいいだけだよ」


・・・


他校の生徒「あ!!小泉花陽さんだ!!写真可愛かったです!!実物はもっと可愛いな!!」


花陽「えへへありがとうございます」


・・・


花陽「嬉しかった、また写りたいな!!でも、今回だけだし、後は優勝してメンバーで写ろう!!」

「でも、個人では私だけだし、また、出たい!!」

「そうだ!!いい方法があった!!でも、これは絶対だめだよ!!」


「わざと怪我させて、また出ようなんて間違ってるよ!!」


「そうだ!!また出れるように研究しよう!!次回の撮影場を教えてもらったから、行ってみよう」


撮影場


花陽「こんにちは!!勉強させてください!!」

カメラマン「いいよ!!」


色々なメイクを教えてもらった


花陽「いろいろ学べて、楽しい!!にこちゃんを超えれたかな?帰ったらにこちゃんにも教えてあげよう」


モデルの子を撮影している


カメラマン「あーいいね」


花陽(自分はまだまだだと思っていたけど、あの子より花陽のほうが絶対可愛いよ!!

うーん、何とかして出たいけど、どうすれば?メイクをやり直しになれば、今の花陽のメイクなら代わりに出れるかも)

(でも、ダメダメ、絶対ダメ!!こんなこと考えるなんて花陽どうかしてるよ。

もう、帰ろう)


花陽「失礼します。」


花陽は悔しさの余り、機材の部品が落ちていて蹴とばした。


カツン


花陽(アシスタントさんの足元に行っちゃった!!教えなきゃ!!)


花陽「すいません!!」


ドスン!!


アシスタントがコケて、持っていたアクリル板を落としてしまい、モデルの顔に当たり、メイクを台無しにしてしまった。


カメラマン「あー!!何やってるんだよ!!残り、半分の撮影があるんだぞ!!この子も遠くから来てるから、途中で帰さなきゃいけないし、間に合わないよ、そうだ!!花陽ちゃん、残りのページ、また出てくれない?」


トクン


花陽「いいですよ。」


花陽の中で何かが壊れた。


・・・


凛「あー!!また、かよちんが出てる!!1位の子と共演だ!!」


ことり「すごいね!!花陽ちゃん!!」


穂乃果「花陽先生!!穂乃果にも伝授してください!!」


にこ「穂乃果、あなたはまだ早いわ!!花陽、師匠として鼻が高いわ!!聞いてあげてもいいわよ!!」


真姫「なんでそんなに偉そうなのよ」


花陽「じゃあ、教えるね」


皆「お願いしまーす」


・・・


花陽(皆で綺麗になって、次回のライブでは最高のメイクで出よう!!)

(でも、皆きれいになったけど花陽が一番だよ)


(他のものでも撮影されたいな。今度はネイルで。)


・・・


(ネイル部門の1位の子はこの店に通ってるんだっけ、あ、居た!!)


ネイル部門1位の学生Bはネイルを選んでいた


(あの子が選ぼうとしてるのは一つしかない!!花陽が手に入れてみせる!!)


花陽「あのう、落とし物ですよ」


学生B「え」


花陽(今のうちに!!)

花陽はその子が手に入れようとしているものを横取りした。


学生B「それ違います。私のじゃないです」

「あ」


花陽「そうですか、解りました。何かありました?」


学生B「いいえ」


カラン

綺羅 ツバサが入ってきた


花陽「こんにちは」


ツバサ「こんにちは、小泉さん。今」


花陽「急いでるので失礼します。」


タタ・・・


学生B「ツバサさん、こんにちは」


ツバサ「こんにちは、今度のネイル部門も1位狙ってるんでしょ? 2位だったあんじゅは次はあなたを抜くって意気込んでるわ!!」


学生B「でも、私が選ぼうとしてたのは、今、取られちゃって」


ツバサ「今から選び直せばいいじゃない!!私も付き合うわ」


学生B「お言葉は嬉しいんですけど、自分の力で手に入れます!!」

「では!!店から探さなきゃ!!」


ツバサ(小泉さん。さっき、明らかに奪ったんじゃ?考え過ぎね)


アイドル雑誌の発売日


凛「あーかよちんが今度はネイル部門に出てる、2位だ!!3位はA-RISEの優木 あんじゅさんだ!!」


花陽「嘘!!」


学生Bは違うネイルを付けていた。

あの後、様々な店を歩き回り、やっと見つけたのだ


インタビュー

学生B「今回は色々な店を歩き回り、自分が納得いくものを見つけられました。おかげで選択肢が増えました。」


花陽(花陽が1位だと思ったのに!!)


海未「なんですか?そんなに驚いて」


穂乃果「花陽ちゃん!!見せてよ」


花陽の手を触る穂乃果


花陽「触らないで!!」


花陽の余りの剣幕に静まり返る一同


にこ「悔しいのはわかるけど、次、頑張りなさい!!にこも敗けないわ!!」


花陽(五月蠅い)


花陽「ゴメン!!悔しくて、でも、次は負けないよ!!」


絵里「この撮影もあるんだから気を静めなさい」


花陽「そうだね!!次頑張るよ!!」


花陽(そうだ!!その時だ!!)


撮影日


会場にはA-RISEの他のメンバーも参考にしたいので見に来ていた


参加可能だが、μ'sのメンバーには見学NGといい参加させなかった


ツバサ「他のメンバーは?」


花陽「用事があって来れないって言ってました」


あんじゅ「小泉さん、今回は負けたけど、次は負けないわ」


花陽「私も敗けないよ」


花陽(次の1位は私だよ、)


英玲奈「小泉花陽、顔色悪いぞ」


カメラマン「よろしく!!じゃあ、1位の子から行こうか」


花陽(行かせないよ)


ドン!!


花陽は機材にぶつかり、それが原因で機材が学生Bの指に落ち、ネイルが割れた


カメラマン「大丈夫!!」


学生B「ああ、」


カメラマン「至急治療!!」


幸い、指にけがはなかったが撮影は無理らしい。


カメラマン「今度は君だけの特集を組むから、今回は大事を取って休もう!!」

「今回は花陽ちゃんとあんじゅちゃんよろしく」


ツバサ「待ちなさい!!」


英玲奈「小泉花陽、今、わざとだろ!!」


花陽「違います!!わざとじゃないです!!」


あんじゅ「確かに見たわ!!」


花陽「証拠はあるんですか!!」

「もしかして、嫉妬してるんじゃないですか?」


あんじゅ「違うわ!!」


カメラマン「まあまあ、落ち着いて、そんなわざと落とすような酷いことするわけないだろ、下手すれば爪ごとわれてたかもしれないのに」


あんじゅ「今回は辞退させていただきます!!」


A-RISEのメンバーは帰ってしまった


カメラマン「じゃあ、花陽ちゃんだけでも。頼む。。。」


花陽「はい!!」


撮影後カメラマン帰宅


カメラマン「2度目までは偶然かもしれないけど、3度目はA-RISEの子達が言うとおり、おかしい、普通に撮影をこなしたけど、もっと可哀想という感情がまったく見えなかった。もしかして本当に。。。まさかな」

「今度はμ's特集だから流石にないだろ」


帰って写真を現像するカメラマン


カメラマン「滑って機材が落ちたとこ1枚間違えて撮影しちゃったな、人がそんな酷いことできるわけわけないだろ、どれどれ」

「これは!!」


目が見開き、楽しそうな顔で機材を落とす。花陽の姿だった。


・・・


ツバサ「どう思う?」


英玲奈「信じたくないが明らかに故意だと思う」


あんじゅ「それよりあの子の様子、別人でA-RISEになる前に見たことがあるわ」


ツバサ「ええ、目的のためなら手段を選ばない人の顔よ!!」


英玲奈「今度はμ's特集らしい」


ツバサ「まずい!!今のあの子ならどんなことをするかわからないわ」


・・・


にこ「皆、μ's特集を組んでもらえることになったわ!!」


穂乃果「すごい!!」


絵里「やったじゃない!!」


海未「早速、ミーティングしましょう」


真姫「そうね」


花陽「皆、椅子に座って、花陽が淹れたお茶とおにぎりでも食べながらやろう」


絵里「ありがとう、気が利くわね」


数秒後


全員寝てしまった


花陽「μ's特集をやると撮影場で聞いてから色々迷ったけど、得意分野で勝負されてしまったら、私は1位を取れなくなちゃう。1位は私一人だけでいいんだ」

「そのために色々準備してきた」


目覚めたらメンバーは椅子に縛られていた


海未「これは?」


花陽「おはよう」


絵里「誰がこんなことを」


花陽「私だよ」


真姫「花陽、悪い冗談はよして早く、解きなさい」


凛「かよちん、そんな趣味が?」


花陽「単刀直入に言うよ、皆、花陽が1位を取るために障害になるから今回は辞退してほしいんだ」


にこ「何を馬鹿なこと言ってんのよ!!早く解きなさい」


希「悪ふざけも大概にせんと怒るよ!!」


花陽「やっぱり、そう言うと思った。」

「皆の長所を無くしてくね」


花陽ははさみを取り出し、海未に近づき、髪を引っ張った


海未「痛い、離しなさい!!」


ジョキジョキ


海未の長い髪を切った


花陽「海未ちゃんのきれいな髪を無くした」

「穂乃果ちゃん、プレゼントがあるんだ!!」


ミュージックプレイヤーを取り出し、穂乃果の耳にはめた、さほど大きくなく、音楽が聞こえる大きさだ


穂乃果「嫌ー止めてー!!」

穂乃果「嫌あああ!!」


花陽「私は前まで受け付けなかったけど今はとても好きな音だけどね」

「穂乃果ちゃんの天真爛漫さを無くした」


真姫「もう十分でしょ!!早く止めなさい!!」


花陽「頼み方があるんんじゃない?」


真姫「な!!」


花陽「穂乃果ちゃんの可哀そうだよ?」


真姫「・・・お願いします!!」


花陽「後、靴舐めてよ?」


真姫「何を!!」


にこ「いい加減にしなさい!!」


花陽「後々、真姫ちゃんのためにもなるんだよ?」

「将来の彼氏を喜ばせるために」

「穂乃果ちゃん、辛そうだよ」


穂乃果「嫌ー!!」



真姫「ぐ・・・お願いします。」

靴に舌を付ける寸前、足を引っ込めた


花陽「真姫ちゃんのプライドを砕いた」

「靴を舐められても汚いもんね、遠慮しとくよ」

「後、何回か、私に逆らったから」


ミュージックプレイヤーの音量を上げた。


穂乃果「もう、止めてー!!」


真姫「お願いします。止めてあげてください!!」


花陽「しょうがないな、始めから素直にそういえばよかったのに」


ミュージックプレイヤーの音量を切った


穂乃果「あ、あ」


凛「かよちん!!こんなの駄目だよ!!皆を傷つけて!!早く、解きなよ!!」


花陽「凛ちゃんは昔からの仲良しだから、助けてあげないこともないよ、でも、条件がある」


ペンチを取り出し、凛にペンチを渡した。


ことりの指を掴んだ


ことり「痛い!!何するの!!」


ペンチをことりの指にあてがわせた


ことり「嘘。。。」


凛「え、そんな、酷すぎるよ」


花陽「ことりちゃんの長所はどんな裁縫もこなす、器用な指先にあるの」


花陽「ことりちゃんの指を切れたら助けてあげる。」

「できなきゃ、凛ちゃんの腱を切り、ことりちゃんは私がやる。」


凛・ことり(ガクガク)


花陽「時間切れ」


凛からペンチを奪いことりの指にペンチをあてがい、力を入れようとした


ことり「痛い!!花陽ちゃん止めて!!」


ギシギシ


希「ことりちゃんが居なくなったら、衣装が着れんよ!!」


花陽「それもそうだね」


ペンチから指を離した


花陽「次は希ちゃん」


希「私は屈服したりせんよ!!」

「なんでもやり!!」


花陽「そんな、強情張っていいのかな?絵里ちゃんは?」


絵里は横で日焼けの道具で肌を焼かれかけていた


希「絵里ち!!」


数分でも火傷するには十分な温度だ


花陽「絵里ちゃんのきれいな白い肌が羨ましい!!」


希「解った!!辞退する!!だから許して!!」


花陽「流石、物分かりがいいね」


装置を止めた


次はにこちゃん


花陽「小悪魔な所がうらやましい」


にこ「あんたは本当の悪魔よ!!」


花陽「褒めないでよ」

「その前に」

  

皆の口をテープで塞いでいった。


にこ「何するのよ!!」


花陽「皆の声がきれいだから」


花陽「にこちゃんは全てがアイドルみたいで花陽の障害になりそうだから」


ロープを取出した


にこ「何するのよ!!」


にこの首に巻きつけようとした。


花陽「やめた!!」


皆の塞いだ口を解放した


希「わかってくれたんやね。はやく縄を解いて謝ろう」


花陽「違うよ。みんな障害になりそうだから、皆、消そうと思って」


ガソリンを取出した


にこ「やるんなら。私だけにして皆は解放しなさい!!」


絵里「私にしなさい!!」


希「うちや!!」


花陽「解った」


花陽「3年生以外の全員をやるね!!」


ガソリンを振り掛ける


凛「止めて!!」


にこ「止めなさい!!」


皆が悲鳴を上げている


火をつけようとした時


カメラマン「止めろ!!」


カメラマンが入り、花陽を取り押さえた。


花陽「離せえ!!」


A-RISEが到着した


ツバサ「大丈夫!?」


皆の縄を解いた


花陽は警察に連行されることになった


花陽「私、一番?」


カメラマン「ああ、最悪のスクールアイドルで永劫No1だ」


花陽「やったあ!!誰も花陽に勝てないよ!!」


警察に連行される直前、煙幕があがった


花陽は消え、その日からメンバーは会わなくなった



その日のうちにカメラマンも行方不明になった。




数日後




希「なあ、絵里ち、皆、変わってしまったね」


絵里「・・・そうね」


希「凛ちゃんはすっかり塞ぎ込んでしまって、にこっちはアイドル好きを引退したって」

「真姫ちゃんは全て敬語で話すようになって、海未ちゃん以上だって」


絵里「・・・」


希「問題は穂乃果ちゃんや。海未ちゃんとことりちゃんが毎日お見舞いに行ってるけど、会ってくれないらしいんよ。まるで居ないと思うことがあるらしい。」


絵里「私たちもお見舞いに行ったけど、駄目だったわ、どうすればいいの」


廊下


生徒「どこ見てるのよ!!」


凛「・・・」


生徒「なによ!!」


希「それまでにしとき!!凛ちゃん中においで」


生徒会室に凛を入れる


希「元気ないの凛ちゃんらしくないよ」


凛「凛のせいでかよちんが・・・」

「凛がかよちんの様子を見ておけば」


絵里「A-RISEの方が言うには学校外でことを起こしてたからわかりようがないわ」

「私達にも責任はあるわ」


凛「うわーん」


真姫「失礼します」


絵里「真姫、あなたらしくしなさい。あなたのせいではないわ」


真姫「私が素直にならないから穂乃果が」


海未・ことり「失礼します」


絵里「海未・ことり、穂乃果は大丈夫なの?」


海未「それが全然、会ってもらえなくて」


絵里「私達で会いに行きましょう!!」


にこ「私を忘れてない?」


希「にこっち!!」


にこ「あのことが原因で起きた問題は私たちの力で解決しなきゃいけないわ!!皆で行きましょう」


ドアが勢いよく開いた


穂乃果「おはよう!!」


海未「穂乃果!!」

ことり「「穂乃果ちゃん!!」


真姫「穂乃果先輩、大丈夫なんですか?」


穂乃果「もう大丈夫だよ、そんなかしこまって真姫ちゃんらしくないよ」


真姫「よかったあああ、このまま戻らなかったら私」

   「うああああああ」


絵里「ハラショー!!」


凛「かよちん。。。」


にこ「花陽はそのうち、警察に捕まって更生して帰ってくるわ。それまで我慢よ」


凛「うん、かよちんが帰ってきたら、いっぱい叱ってあげるんだから」


にこ「おとなしく待ちましょう」


穂乃果「その必要はないよ」


凛「それ、どういうこと?」


希「凛ちゃん、穂乃果ちゃんは花陽ちゃんのことがまだ許せないんよ」

「穂乃果ちゃんも許せるようになるまで待ってあげよう」


穂乃果「ごめんね凛ちゃん」


凛「うん」


穂乃果(もう、とっくに許してるよ)

(でも、凛ちゃんが喧嘩することはできないけどね)



・・・



刑事A「これは惨い。」


刑事B「一緒に現場にいたとされる人物が居ました」


憔悴しきった顔をしていて、目は恐怖のあまり見開かれ、怯えた表情をしていた。

両手はカメラの脚立に縛り付けられていてぶつぶつと独り言をつぶやいていた


それはカメラマンだった


カメラマン「俺は一位しか撮らない。俺は一位しか撮らない。」

「言われたとおりにするから婚約者だけは助けてくれ。助けてくれ」


精神が崩壊していた。


刑事A「おい、大丈夫か?」


手を肩に置いた


カメラマン「うあああああ、ちゃん撮ってます、一位になる写真を撮っていますから」

「違う、俺が撮ってるんじゃない!!俺の手がシャッターを押しているんだ!!」


フィルムが切れた写真を持ち、シャッターを押し続けている


刑事B「この仏さんの写真ですね」


あったのはポラロイド写真で撮った一枚の写真だけだった


写真で被写体の顔は恐怖と激痛のあまり見開かれ、それ以外は解らないほどひどく損傷していた

体は目を覆うほどの激しい損傷だった。

誰か判別ができなかった


刑事B「こんなのを撮影していたら精神が崩壊しますね」


刑事A「この人の婚約者は無事だったことを彼に伝えたがもう聞こえていないらしい」

「婚約者は数日前に誰かの視線を感じたといっていた」


刑事B「ほかの体はどこに?これでは被害者が、誰かわかりませんね」


刑事A「被害者はこの日に一緒に居なくなったあの子だと思うが解らない、身元が判別できるものは何もない」

「全てはこの男が知っているが、もう駄目だろう」


カメラマン「あああああ」


・・・カメラマンの回想


眠らされ、起きたら脚立に縛り付けられていた


カメラマン「これは?君は!!」


目の前には椅子に縛り付けられた少女がいた。

ほっぺたがかわいい子だった。自分が撮影していた子だ


カメラマン「誰だ!!こんなことをする奴は!!」

「君は!!」


???A「この子は一位が好きみたいなの、だから、一番の写真を撮ってあげてほしいの」


カメラマン「やめろ!!」


椅子に縛り付けられている少女のほっぺたに薬品をつけた。


少女は悲鳴を上げている


カメラマン「やめろ!!」


???A「きれいな婚約者さんだね。写真撮ってくれないなら、この人に変えようか」


婚約者の写真を出した


カメラマン「わかったからやめてくれ!!」


撮影は進み


カメラマン「もう、許してあげてもいいだろう!!」

「え、とっくに許してるだって、だったら」

「え、もっとだって」

「こんなのを見てるお前は正気じゃない!!」


???A「だって、この子が一位になりたいって言ってるんだもん。最後だから最高の写真にしなきゃね」

「二人ともファイトだよ!!」


カメラマン「もうやめてくれー!!」


少女は悲鳴を上げ続け、損傷で顔が解らなくなった


カメラマン「ああああああああ!!」


その後、ずっとシャッターを押し続けた


・・・


穂乃果宅


穂乃果は一人で暗い部屋にいる

穂乃果「ふう、久しぶりだから疲れちゃった」

「花陽ちゃん、穂乃果も花陽ちゃんが聞かせてくれた音、受け付けなかったけど、もうこれなしではだめだね」

「花陽ちゃんはあの時も音、録音してたけど、それは私がもらったよ」

「でも今では、それに勝る最高の音を手に入れたよ」


音楽を流した


[悲鳴]


穂乃果「次」


[μ'sの悲鳴]


穂乃果「皆のハーモニーが最高だよ、でも次」

「これだよ!!やっぱり最高だよ」


タイトル

[一位の、、、]






「悲鳴」






穂乃果「特に指のところは最高だね」


穂乃果「これにはこれももかかせないね。せっかくカメラマンさんが撮ってくれたんだもん」


穂乃果はたくさんのプロマイド写真を取り出した


穂乃果「一枚ないけど我慢しよう!!」


ポチ・・・


「止めて誰か助けてー!!」


「ぎゃああああああああ!!」


穂乃果


ニタァ


【奇】


語り手「何事も目標を成し遂げるにはあくまで自分の実力の範囲で、とらないといけないようです。でないと

大変な目に合うかもしれません。あれ?私は大丈夫ですよ。きっと」



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