ラブライブif 第15話
!注意!
オリジナルキャラ有り
オリジナルの設定有り
設定の一部変更有り
非公式の情報の抜粋
基本アニメ版設定を軸に展開
ネタバレ有り
"ラブライブ!"の世界観とズレる可能性有り
以上、よろしければお付き合い下さい。
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ラブライブif主人公 "北河 ひかり" プロフィール
年齢 16才 (高校2年生)
誕生日 2月29日
血液型 A型
身長 162cm
3サイズ B72 W56 H80
好きな食べ物 ない (本当は甘いもの)
嫌いな食べ物 ない (本当は辛いもの)
趣味 テレビゲーム
特技 人の選別眼。目を見ればそいつがどんな人間か大体わかるぞ。
チャームポイント ない、よく男に間違われる。
得意科目 基本どの教科もそつなくこなす
子供の頃の夢 正義の味方、だったかな?
得意料理 日本食なら基本なんでも
備考
高坂穂乃果の唯一無二の幼馴染
冷静沈着な性格の持ち主
外見の第一印象は、花の女子高生と言うよりは、美少年を彷彿させるが、正真正銘の女子高生
相手のことは名字で呼び、心から気を許している相手のみ名前で呼ぶ癖がある
制服姿の際は、ブレザーの前のボタンは開けており、スカートの下にはスパッツを着用
男口調で話し、服装も男物を好むため、プロフィール上のチャームポイントに、よく男と間違われると記している
人の説得に長け、かつ下手な大人の男性よりも力がつよく、「弁解力と力ずくを兼ね揃えている」
彼女の目は常に物事の核心を見抜いている
A-RISEのメンバー、綺羅ツバサ、優木あんじゅ、統堂英玲奈の3人を引き合わせたのも彼女である
幼馴染の穂乃果とは、生まれこそ彼女より遅いものの、彼女の姉のように振舞って同じ時間を過ごしてきた
西木野大病院に投資もしている、北河財閥跡取り候補であり、当主、北河 護皇の孫娘
小学生の頃に両親を失い、一時期は祖父のもとに引き取られていたが、幼馴染の穂乃果の頼みで音ノ木に戻り、祖父の援助を受け、一人暮らしをしている
周りの人間と距離を置こうとしているのには、昔何らかの理由で他人を傷つけてしまったことが原因のようだが、本人は多くは語っていない
μ'sというグループが形になったら自らは彼女たちのもとを離れようとしていたが、自分が彼女たちに必要とされていることを教えられ、μ'sの監視役として残ることを決意した
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ーー夜 ひかりの家ーー
クサフグ「・・・・・」スイスイ
ひかり「・・・・・」
女子生徒『きゃあっ!?』
ガラガラガラッ!
ひかり『・・・!?大丈夫か!?』
観客1『お・・・おい!ゴールが落ちたぞ!!』
観客2『誰か下敷きになってないか!?大丈夫なのか!?』
女子生徒『・・・・・』
ひかり『おい!しっかりしてくれ!誰か!救急車を!急いでくれ!!』
???『そ・・・それ見たことか!生徒に監督なんか任せるからこんなことになるんだ!』
???『偉そうなことばかり言って、やっぱり何もできない子供だったじゃないか!!』
ひかり『・・・・・』
???『・・・やっぱりそうだ!僕は悪くない・・・!』
???『お前のせいだ!お前がみんなに無理をさせたから!』
???『僕が監督していればこんなことにはならなかった!』
???『こいつがみんなの夢を潰したんだ!』
???『この疫病神めっ!!』
ひかり「・・・・・」ツーッ
クサフグ「・・・?」プクーッ
#15 report10 星空 凛
ーー秋葉原ーー
凛「にゃーっ!」タタタタタ
ことり「凛ちゃーん!そんなに走ると危ないよぉ!」パタパタ
凛「だって、みんなでお出かけなんて久しぶりで、テンション上がるにゃあ♪」タタタ
穂乃果「凛ちゃーん!」タタタ
ひかり「星空ー!今日は遊びに来たわけじゃないんだからなー!?」
ひかり「ことりが衣装作りに必要なものの買い出しに来てるってことを忘れるなー!?」
凛「わかってるにゃー!」タタタタタ
ひかり「・・・本当にわかってるんだろうな・・・?」
穂乃果「凛ちゃん・・・いつにも増して元気だねぇ・・・」ゼェ・・・ゼェ・・・
ひかり「大丈夫か穂乃果?息が上がってるぞ?」
ことり「2人とも、早くしないと凛ちゃん見失っちゃいますよ!」
ひかり「わかってる、まったく・・・まるで穂乃果がもう1人増えたみたいだな・・・」
穂乃果「むーっ!それってどういう意味?」
ひかり「さぁな」
ことり「あはは・・・」
ーー橋の上ーー
凛「おーい!みんなー!何してるにゃー?早くしないと置いてっちゃうよー?」
ことり「・・・!凛ちゃん!そんなとこにいると危ないよ!」
凛「大丈夫大丈夫ーー」
グラッ
凛「あ・・・?」
ことり「・・・!!!」
穂乃果「凛ちゃんっ!!」
ひかり「ふっ!」タタタタタ!
凛「わ・・・わわわ・・・!」グラッ
ひかり「・・・・・」タタタタタ!
ガシッ!
凛「わっ・・・?」
ひかり「ふっ!」バッ!
穂乃果「ひかりちゃん!」
ヒューッ
タン! タン!
スタッ
ひかり「・・・・・」
凛「あ・・・」
スッ
ひかり「・・・怪我はないか?」
凛「う・・・うん・・・ありがとう・・・///」
穂乃果「凛ちゃーん!ひかりちゃーん!!大丈夫ー!?」
ひかり「大丈夫だ!今戻る!」
ひかり「まったく・・・気をつけろよ?やんちゃ坊主、あんな場所ではしゃいだら危ないだろう」
凛「はい・・・ごめんなさい・・・」
凛「って!"やんちゃ坊主"ってなぁに!?凛は一応女の子なんだよぉ!?」プンプン!
ひかり「悪い悪い、冗談だよ、さぁ戻りましょうか、お嬢さん♪」スタスタ
凛「むーっ!不本意だにゃー!」プンプン!
ひかり「・・・よし、これだけあれば大丈夫か?」ガサッ
ことり「はい♪ありがとうございます♪」
穂乃果「ごめんねひかりちゃん、荷物持ちしてもらって」
ひかり「私のことなら気にするな、さぁ音ノ木に戻るぞ」
穂乃果「はーい!」トコトコ
ことり「ふふっ♪」トコトコ
ひかり「・・・ん?」クルッ
凛「・・・・・」
ひかり「星空?」
凛「・・・!」
ひかり「どうした?」
凛「う・・・ううん!なんでもないよ・・・」
ひかり「そうか?」
凛「う・・・うん!早く行くにゃー!」タタタタタ
ひかり「お、おい!またはしゃぎ過ぎるなよー?」スタスタ
ーー音ノ木坂学院ーー
絵里「ひかり、このパートのフォーメーションで相談があるんだけど」
ひかり「どれ、見せてみろ」
凛「・・・・・」
絵里「・・・どうかしら?」
ひかり「ふむ、このあたりは悪くないが、このあたりの園田は少々動き過ぎじゃないか?」
ひかり「こちらから反対側まで回って、その後また戻ってくる訳だろう?周りと比べて負担が大きいように見える」
ひかり「それならこの部分をこう変えてみたらどうだ?」
絵里「なるほどね・・・」
ひかり「そしたらこの部分で星空を・・・」クルッ
凛「・・・・・」フルフル
ひかり「・・・いや、この部分は東條に担当してもらおう」
絵里「えぇ、わかったわ」
凛「・・・ホッ・・・」
真姫「・・・・・」
花陽「・・・・・」
ーー放課後ーー
凛「バイバーイ♪」タタタタタ
ひかり「おう、気をつけて帰れよ」
真姫「・・・ちょっとあんた」
ひかり「ん?」
花陽「・・・少しお話いいですか・・・?」
ひかり「西木野に小泉?どうした?何か相談か?」
真姫「・・・凛のことで聞きたいことがあるの」
ひかり「星空がどうかしたのか?」
真姫「ライブのフォーメーションを決めてるのは基本的にはあんたでしょ?何でいつも凛を端っこに置いてるの?」
ひかり「・・・・・」
花陽「はい・・・いつも気になってたんです、映像で観てみると凛ちゃん、ソロパートくらいしか目立ってなくて・・・」
真姫「・・・ちゃんと理由があるんでしょうね?凛だけをセンターポジションから省くことに納得できる理由が?」
ひかり「・・・やはりバレていたか・・・」
真姫「・・・!あんた、やっぱりわざと・・・!」
花陽「どうして・・・そんなことを・・・?」
ひかり「・・・星空本人から頼まれたんだよ」
花陽「え・・・?」
真姫「頼まれた?どうして?」
ひかり「そうだな・・・お前たちが加入してまだ間もない頃だったか・・・」
ひかり『・・・ふぅ・・・』
コンコン
ひかり『・・・誰だ?』
ガチャ
凛『・・・失礼します』
ひかり『なんだ星空か、そんなにかしこまることはないぞ』
凛『あ・・・あの、プロデューサー先輩ーー』
ひかり『北河 ひかりだ』
凛『じ・・・じゃあひかり先輩、その・・・お願いがあるんです・・・』
ひかり『何だ?』
凛『え・・・えっとね・・・』チョイチョイ
ひかり『何だ?どうしたんだ?』スタスタ
凛『えっとね・・・アイドルってことは・・・やっぱりライブしたりとかするんでしょ・・・?』コショコショ
ひかり『当然だろう、それがどうした?』
凛『その時ね・・・凛はあまり目立たないようにしてほしいの・・・』コショコショ
ひかり『ん?何故だ?』
凛『い・・・いやぁ・・・凛あんまり踊ったりするのは得意じゃないし・・・』
ひかり『そうか?運動神経は学園内でもトップクラスだと聞いているが?』
凛『・・・!と、とにかく・・・!凛はあんまり真ん中に出して欲しくないの・・・!』コショコショ
ひかり『・・・本当にそれでいいのか?』
凛『・・・はい』
ひかり『・・・わかった、私のほうで検討しよう』
ひかり「って頼まれてな」
花陽「凛ちゃん・・・」
真姫「どうしてそんなことを・・・?」
ひかり「理由までは聞き出せなかった、踊ったりするのが得意じゃないってのも本当だとは思えないしな」
ひかり「むしろあいつの側にいるお前たちの方が何か知ってるんじゃないか?」
真姫「そんなこと言っても・・・」
花陽「・・・・・」
ひかり「星空に黙ってこっそりあいつをセンターにしようとしたこともあるが・・・見つかった瞬間に"変えてくれ"の一点張りだった」
真姫「そうだったの・・・」
ひかり「しかしそうだな・・・あのやんちゃ坊主なら率先して前に出たがると思っていたのだが・・・」
花陽「・・・・・」ピクッ
真姫「・・・?花陽?」
ひかり「どうした小泉?」
花陽「・・・今なんて・・・?」
ひかり「・・・星空をこっそりセンターにしようとしたーー」
花陽「その後です・・・」
ひかり「・・・あのやんちゃ坊主なら率先してーー」
花陽「・・・やんちゃ"坊主"・・・それって凛ちゃん本人に言いました・・・?」
ひかり「ん?あぁ・・・言ったな確か、昨日の買い出し中に」
花陽「やっぱり・・・」ハァ・・・
ひかり「一体それが何だっていうんだ?」
花陽「ひかりさん、明日凛ちゃんにそのことを必ず謝ってくださいね・・・」
ひかり「え?」
花陽「昨日の凛ちゃん、酷く落ち込んでいたんです」
花陽「"あの時"と同じ顔をしていたんです・・・」
ひかり「"あの時"?」
真姫「"あの時"って何のことよ?」
花陽「・・・小学生の頃の話です・・・」
はなよ『わぁ・・・♪かわいいよ♪凛ちゃんスカートすごい似合うよ♪』
りん『そうかな・・・?えへへ・・・♪』
男の子『あーっ!スカートだ!』
りん『・・・!』
男の子『いっつもズボンなのに、スカート持ってたんだー!似合わねー!あはは!』タタタタタ
りん『・・・・・』
りん『・・・や、やっぱり・・・凛、着替えて来るね・・・』グスッ
はなよ『あ・・・!』
りん『・・・・・』タタタタタ
花陽「・・・それ以来凛ちゃん、より一層自信をなくしちゃって、自分のことを女の子っぽくないってずっと言ってて・・・」
ひかり「過去の古傷をずっと気にしてしまっているということか・・・」
ひかり「自分を目立たせないようにしてくれっていうのも、自分に自信が無いからなのか?」
花陽「・・・恐らくは・・・」
ひかり「やれやれ・・・それはまたデリカシーのないことをしてしまったな・・・小泉が怒るのも頷ける・・・」
花陽「また・・・?」
ひかり「あぁ、どうやら私は昔からデリカシーってものがないらしくてな、穂乃果にもよく怒られていたのを思い出したよ」
真姫「あんたがデリカシーがないのは知ってたけどね」
ひかり「・・・そうハッキリ言われるとキツいな、事実だから仕方ないが・・・」
ひかり「そうだな・・・確かに私は今まであまりにも星空のことを知らな過ぎたのかもしれん・・・」
ひかり「わかった、ありがとう、今回は星空のことを知るいい機会なんだろうな」ガタッ
真姫「まずは明日凛にちゃんと謝ること、わかってるわよね?」
ひかり「もちろんだ、それを忘れたら小泉の逆鱗に触れることになる」
花陽「あはは・・・」
ーー凛の家ーー
凛「・・・・・」スッ
凛「・・・・・」つスカート
男の子『いっつもズボンなのに、スカート持ってたんだー!似合わねー!あはは!』
ひかり『気をつけろよ?やんちゃ"坊主"』
パサッ
凛「やっぱり・・・凛には似合わないよね・・・」
ーー翌日 土曜日 音ノ木坂学院ーー
凛「・・・・・」グッ グッ
ひかり「星空」
凛「ひゃっ・・・!?」ビクッ!
凛「あ・・・ひかりちゃん?どうしたの・・・?」
ひかり「星空・・・おとといはすまなかったな」
凛「おと・・・とい・・・?」
ひかり「買い出しに行ったときだよ、私が星空にデリカシーのないことを言ってしまっただろう?」
凛「あ・・・」
ひかり「・・・・・」
凛「な・・・なーんだ!そんなことでわざわざ謝りに来てくれたの?」
凛「大丈夫大丈夫!凛は全然気にしてないにゃ♪」
ひかり「・・・そうか・・・」
ひかり「ところで1つ頼みがあるんだが・・・」
ひかり「にゃん?」
ひかり「明日は練習を休みにしているだろう?街に出かけようと思うんだが、ついて来てくれないか?」
凛「お出かけ!?うん!いいよ!」
ひかり「それはよかった、待ち合わせ場所と時間は後で私から伝える」
凛「うん♪楽しみだなぁ♪」
ガチャッ
穂乃果「おはよー!」
絵里「おはよう、凛にひかり、今日はずいぶん早いのね?」
花陽「おはようございます」
ひかり「お、どうやら全員集まったようだな」
ひかり「なら練習開始としよう」
凛「はーい♪」
ーー練習終了後 夕方ーー
お疲れ様でしたー!
穂乃果「ふぇー!疲れたぁ・・・」
にこ「ふん!このくらいで根を上げてるようじゃあまだまだね!」
真姫「そういうにこちゃんも途中でバテてたじゃない」
にこ「なっ・・・!」
ことり「でも、今日はみんないつもより出来てたと思うよ!」
海未「そうですね、まだまだこれからですが、現状としては上々です」
希「じゃあ今日はこれくらいにして帰ろか」
凛「よーっし!今日は早く帰ってゆっくり寝るにゃあ♪」タタタタタ
花陽「凛ちゃん、何だか楽しそう♪」
凛「うん♪だって明日はみんなとお出かけだもん!楽しみだにゃあ♪」
花陽「え・・・?」
凛「それじゃあねー!」タタタ
ひかり「星空、気をつけて帰れよ?」
凛「うん!ひかりちゃんもまた明日ねー!」
ひかり「あぁ、また会おう」
タタタタタ
絵里「"みんなとお出かけ"・・・?」
希「みんな何か聞いてる?」
海未「いえ、私は何も・・・」
ことり「家族でってことかな・・・?」
花陽「・・・?」
ひかり「・・・・・」
ーー翌日 朝 凛の家ーー
凛「・・・♪」
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from ひかりちゃん
件名 明日の集合場所と時間について
待たせたな
明日の集合場所と時間だが、
朝9:00に音ノ木坂学院前に来てくれ
楽しみに待っている
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凛「よし!」ガタッ
凛「行ってきまーす!」ガチャッ
タタタタタ
ーー音ノ木坂学院前ーー
ひかり「・・・・・」
タタタタタ
凛「おーい!」タタタ
ひかり「お・・・」
凛「お待たせひかりちゃん!」
ひかり「よく来てくれたな、星空」
凛「もちろん!昨日から楽しみにしてたんだもん♪」
ひかり「よし、ならここに長居は無用だ、行くぞ」
凛「あれ?ひかりちゃん?」
ひかり「どうした?」
凛「いや、みんなは?待たなくていいの?」
ひかり「みんな?何のことだ?」
凛「え?え?だって・・・みんなでお出かけなんじゃ・・・?」
ひかり「みんなで・・・あぁ、他のメンバーなら誰も来ないぞ?私が呼んだのは星空だけだ」
凛「あ・・・あれれ?」
ひかり「あれ?伝わってなかったか?そもそも私はみんなでお出かけだなんて一言も言ってないぞ?」
凛「あ・・・そ、そうだったかにゃぁ
・・・?」
ひかり「やれやれ・・・それじゃあ行こう、時間が勿体無いぞ?」
凛「う・・・うん・・・」
ーー秋葉原ーー
ひかり「そういえば星空、朝はちゃんと食べてきたか?」
凛「あ、うん・・・」
ひかり「そうか、なら何か軽めのものをーー」キョロキョロ
ひかり「・・・お」スタスタ
凛「あ・・・ひかりちゃん・・・?」
ひかり「・・・食べるか?」つクレープ
凛「あ・・・ありがとう・・・」スッ
ひかり「いつもワンパターンですまないな」
ひかり「さて、どこか座れそうな場所はーー」キョロキョロ
ひかり「・・・そのあたりでいいか」スタスタ
ひかり「・・・ふーっ」ドカッ
凛「・・・・・」ゴソゴソ
ひかり「ん?どうした星空?」
凛「あ、ううん!なんでもないよ」ゴソゴソ
ひかり(・・・ん?)
凛「・・・・・」つハンカチ
パサッ
凛「・・・よいしょ」
ひかり「・・・・・」
凛「ん〜♪クレープ美味しいね♪ひかりちゃん♪」
ひかり「そうか、それはよかった」
ひかり「・・・・・」
凛「♪〜」
ツルッ
ひかり「おっと・・・?」
ベシャッ
ひかり「む・・・しまったな・・」
凛「あっ!大丈夫ひかりちゃん?」タタタ
ひかり「大丈夫だ、少しこぼしてしまっただけーー」
凛「動かないで!・・・ちょっと待ってて!」ゴソゴソ
ひかり「ん・・・?」
凛「・・・んしょ・・・んしょ・・・」フキフキ
ひかり「あぁ、悪いなわざわざ、ありがとう星空」
凛「ううん!気にしないで」
凛「はい、もう大丈夫だよ♪」
ひかり「すまない、情けないところを見られてしまったな」
ひかり「これは2人だけの秘密だぞ?」
凛「うん♪約束♪」
ーーブティック前ーー
ひかり「う〜ん・・・」
凛「ん?どうしたのひかりちゃん?」パタパタ
ひかり「あぁ、ちょっとな」
凛「・・・!ひかりちゃん・・・ここ・・・!」
ひかり「あぁ、星空はこういうのは興味ないのか?」
凛「・・・・・」
凛「む・・・無理無理無理!凛にはこういうのは似合わないよぉ・・・」
ひかり「ん?そうか?」
凛「そうだよ・・・」
ひかり「んー・・・前にことりを連れてきた時あいつは興味津々だったんだがーー」
ひかり「やはり同じ女の子でも好みは違うものだな」
凛「ことりちゃん・・・?」
凛「そうだよね、ことりちゃんってホントに女の子らしくてかわいいよね」
凛「・・・凛みたいな女の子っぽくないのとは大違いだよね・・・」
ひかり「・・・そうか?ことりのことはともかく、私は星空のことはそうは思わんがな?」
凛「・・・!」
凛「もういいから!行こうひかりちゃん!」ガシッ
ひかり「あ?あぁ・・・」
ーー街中ーー
凛「ねーねー!ひかりちゃん!次どこ行こっかー?」
ひかり「おい待て落ち着けって、急に元気になったなお前?」
凛「うん♪せっかくのお出かけなんだから楽しまなきゃね♪」
ひかり「・・・あぁ、そうだな」
凛「にゃーっ!」
ミカ「あれ?ひかりさんじゃない!」
ひかり「ん?」
凛「・・・!」
ヒデコ「街中で会うなんて珍しいね?」
ひかり「お前たちか」
凛「・・・・・」ソワソワ
ひかり「お前たちはいつも3人一緒にいるな?」
フミコ「まーねー」
ヒデコ「ひかりさんたちは今日は何の用なの?」
ひかり「特に用事というわけではない、ただの散歩だ、なぁ星空?」
凛「・・・・・」オドオド
ひかり「・・・星空?」
フミコ「ふふっ♪1年生の星空 凛ちゃんだよね?」
凛「は・・・はい・・・」オドオド
ミカ「そういえば、凛ちゃんとこうして話すのって初めてだったよね?」
凛「え・・・?」
ひかり「そうだったかもしれんな、星空、彼女たちは穂乃果の知り合いで、いつもお前たちのライブのアシスタントを担当してくれている人たちだ」
凛「あ・・・」
ヒデコ「初めてまして、かな?私らはずっと見てたからそんな気しないけどさ」
フミコ「んー、でもさすがにスクールアイドルやってるだけあってかわいいよねぇ♪」
凛「そ・・・そんなこと・・・ない・・・です・・・」モジモジ
ミカ「あはは♪そうやって恥じらってるとこがまたかわいいねぇ、よしよし♪」なでなで
凛「・・・・・///」
ひかり「おいやめてやれ、星空が困ってるだろう?」
ミカ「あはは、ごめんごめん」
ヒデコ「それじゃあね凛ちゃん、スクールアイドル頑張ってね、応援してるからさ!」
凛「あ・・・ありがとうございます・・・」
フミコ「じゃあ、ひかりさんも」
ひかり「あぁ、今後もよろしく頼むぞ」
スタスタ・・・
凛「・・・・・」
ひかり「どうした星空?いくらなんでもそこまでかしこまる必要はなかったと思うが?」
凛「いやぁ・・・あはは・・・」
凛「実は凛ね、昔から人見知りなの・・・」
ひかり「そうなのか?」
凛「うん、知らない人と顔を合わせて話すとどうしても・・・えへへ・・・」
ひかり「そうか・・・穂乃果みたいに人懐っこいのかとばかり思ったがーー」
ひかり「これはまた、意外な星空少女の真実が見れたかもしれんな・・・」
凛「え?なになに?」
ひかり「いや何でもない、気にしないでくれ」
ーー路地裏付近ーー
ひかり「・・・・・」スタスタ
ニャー
凛「あれ?」キョロキョロ
ニャー
ひかり「ん?星空?何か言ったか?」
凛「いやいや、凛じゃないにゃ!・・・ひかりちゃんも聞こえた?」
ニャー
ひかり「・・・こっちか?」ズイッ
猫「ニャー」
凛「わぁ・・・♪猫ちゃんだにゃあ・・・♪」
ひかり「こんなところにいたのか」
猫「ニャー♪」スタスタ
凛「あ・・・あれれ?」
ひかり「お、星空のことが気に入ったみたいだな」
猫「ニャー♪」スタスタ
凛「や・・・!ちょ、ちょっと待って・・・!」
ひかり「どうした星空?猫苦手なのか?」
凛「いや・・・そうじゃないけどーー」
猫「ニャー♪」スリスリ
凛「へ・・・」
ひかり「へ?」
凛「へくちっ!」クシュン!
猫「・・・!」ビクッ!
タタタタタ
ひかり「ありゃりゃ・・・?」
凛「・・・・・」ズーッ
ひかり「星空・・・もしかして猫アレルギーか何かか?」
凛「うん・・・昔かよちんと一緒に捨て猫をあやしてたことがあって、その時にわかったんだよね・・・」
ひかり「そうなのか・・・」
凛「だから、猫が好きで、ずっと飼いたいって思ってたんだけど・・・この体質じゃあね・・・」
ひかり「ん?そこを行くと星空、お前の口癖ってもしかしてーー」
凛「あー・・・うん、かよちんと猫ちゃんをあやしてた時から自然に・・・」
ひかり「なるほどなるほど・・・これまた面白い話が聞けたな」
凛「あー!ひかりちゃんもしかして今凛のことバカにした!?」
ひかり「とんでもない!決してそんな意図はーー」
???「・・・?」
凛「いーや!絶対そうだにゃあ!ぶーっ!」
???「・・・!」
ひかり「だから誤解だって・・・!」
???「・・・星空・・・?」
凛「へ・・・?」
ひかり「ん?」
少年「よ・・・よぉ・・・」
凛「・・・!!」
ひかり「何だ?知り合いか?」
凛「・・・・・」
少年「ひ・・・久しぶりだな・・・小学校以来かな・・・?」
少年「覚えてるか?オレのことーー」
凛「・・・!」ダッ!
ひかり「わっ?おい?星空?」
少年「・・・!」
凛「・・・・・」タタタタタ
ひかり「星空!どこ行くんだ!?おーい!!」
少年「・・・・・」
ひかり「・・・一体何だったーー」
少年「・・・はぁ・・・」スタスタ
ひかり「おい坊主」
少年「・・・?」
ひかり「・・・話がある、ついてこい」
♪ エンディングテーマ 同じ星が見たい ♪
♯15 report10 星空 凛 「星空少女の真実」fin
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