2015-06-07 21:49:22 更新

概要

前作はコチラ→http://sstokosokuho.com/ss/read/2024
『save you』の最終章になります

おしまい♪


前書き

save youの最終章です
前作はこちら→
http://sstokosokuho.com/ss/read/2024







#4










あなたがいつも笑えていますように


心から幸せでありますように


それだけがこの世界の全てで


どこかで同じように願う


人の全て





出典:高橋優/福笑い(一部抜粋)













-とある海辺-










ザァーン…ザザァーン










少女「うーん」ノビー










少女「ぷはっ」










少女「天気良いなー」アシ プラプラ










少女「今日学校終わったらどうしよっかなー、陸上部行ってー」アシパタパタ










少女「練習終わったら部のみんなとサイゼ○ヤでもいこっかなー」ウーン










少女「ま、いいや♪」トン










少女「」クルリ










ザーン…ザザーン…










少女「綺麗…」










少女「本当に綺麗」










少女「きらきらしてて…カモメが飛んでて…」










少女「海って…やっぱり綺麗」










少女「前まで…私たち、この海を守ってたんだよね」










少女「目が見えなかったなんて…嘘みたい」










少女(私は数年前まで、目が見えなかった…)










少女(でも私をいつも励ましてくれたのは…)










少女(いつもふざけて私をからかう優しい声の男の人)










少女(その人が私に会いにこなくなった直後に)










少女(『目』のドナーが見つかったそうだった)










少女(奇跡て、案外身近だったりして?)










少女(私と『その人』は適合率が、ほぼ100%に近く)










少女(まるで寄り添うようにゆっくりと、私の体に馴染んでくれた)










少女(どこかの『優しい人』のおかげで)










島風「ニヒヒ♪」










島風「『物が見られる』ってやっぱり幸せだなー♪」




















-どこかの喫茶店-










少女「」モキュモキュ










少女1「でねでね!こないだ2組の男子から告白されちゃってさー!」










少女2「えー!」










少女「」ハムハム










少女1「えへへ///秘密だヨ?」










少女2「うんうん!それでそれで!?どんな人?」










少女「」パクパク










少女「」チュルリララー










少女(あ、ココア無くなっちゃった)プヘッ










少女「ドリンクバー行ってきまーす♪」










少女1「少女、また行くのー!?」










少女2「最近、太ったでしょー!?はい!今日はもう終わりオワリ!」パンパン










少女「えー!太ってませんよー!」ブンブン










少女1「じゃあ今からアタシの家にきて体重計乗ってよ」










少女2「あ、コウカイショケイってやつ?」










少女「いやですよ!?絶対に!!」










少女2「…っぷ」










アハハハ!!










少女(ちょっと前まで、私はほとんどの物が食べられませんでした)










少女(胃や消化器官、その他、栄養の吸収に必要な臓器のほとんどが)










少女(機能していなかったのです)










少女(でも、そんな私を近くで…ずっと声を掛け続けてくれた人がいました)










少女(あきらめず、決して焦らずに私を受け止めてくれた人)










少女(ある日、その人はパッタリと来てくれなくなりました)










少女(何も言わず、さよならも言えず…)










少女(でもそれと同時に、奇跡的に私とほぼ100%の適合率のドナーが現れたのです)










少女(拒絶反応も無く、今でも私の命を紡いでくれています)










少女(どこかの『優しい人』のおかげで)










…パクッ










五月雨「んー♪美味しい♪」










五月雨「はー、物が美味しく食べられるって幸せです♪」










マタ タベテルー!?




















-とある教室 放課後-










男子「と、突然…ごめんね呼び出して」










少女「良いわよ別に、で?なんか用?」










男子「あ、あの…」










男子「その…」










男子「ぇと…」










少女「言いたい事は、すぐ言う!!」カベドン!










男子「はいぃ!!」










男子「」スゥ










男子「」ハァ










男子「あ、あの…すすす…好きです!!」










男子「ぼく…ぼ、ぼくとお付き合いしてくだひゃい!!」










少女「…っぷ…」










少女「あははは!!そこ噛む!?凄いトコで噛んだわねアンタ!」アハハ!










男子「///」モジモジ










少女「はーっ…はーお腹痛い」ケラケラ










少女「うーん、どうしよっかなぁ?」チラッ










男子「!」ビクッ










少女「弱い男は嫌いなのよねぇ」










男子「きょ、今日から体鍛えるからっ!」スクワット!










少女「あー、甘いものが苦手な人もちょっとねぇ」










男子「パフェ大好き!!炭水化物ヒャッハー!!」バンザーイ










少女「優しく無いのは論外ね」










男子「おーい!!誰か困ってる人はいないかー!?」










少女「…」










男子「」ゼェゼェ










少女「…ま、良いわよ!」










少女「こちらこそ宜しくね♪」










男子「ぃ…」










男子「ぃやったぁぁぁぁ!!」










少女「ちょっ…うっさいうっさい!!」










少女「顔、近いんだから大声あげない事!!」メッ!










男子「ご、ごめん」










少女「」クスッ










少女(ちょっと前まで…この学校に来る前)










少女(私は施設にいた)










少女(とある事件がきっかけで両足の腱を切断する事になってしまった)










少女(車椅子生活を余儀無くされて絶望していた所にあのへっぽこが来た…ううん)










少女(来て『くれていた』の)










少女(いっぱいふざけて…私にコスプレまでさせて…茶化して)










少女(いっぱい構ってくれて…励ましてくれて)










少女(私の『初恋』だった人)










少女(でもある日…その人は来なくなった)










少女(それと同時に私の『左足』のドナーが見つかった、適合率が極めて高い)



















少女(松葉づえだけどちゃんと自分の足で立てている)










少女(どこかの『優しい人』のおかげで)










叢雲「好きな人と同じ視線で立っていられるって…幸せね…」クスッ










男子「今、幸せって言った!?ねぇねぇ!もう一回!もう一回言って!!」ネェネェ










叢雲「聞くなバカァァ!!///」




















-とあるマンション一室-










ガチャ










少女「ただいまー♪」










義母「あ、ふみちゃ~んお帰りなさい」










少女「ママただいまー♪あのねあのね!今日ね体育で先生に褒められたのー♪」










義母「ホント!?さすがふみちゃんね」










少女「えへへー♪」










義母「今日のおやつはプリンよー、手洗ってらっしゃいな」










少女「わぁーい♪」トタトタ










義母「あ、ふみちゃん、それ食べたらちょっとおつかい頼んでも良いかしら?」










少女「なんですかなんですかー♪」










義母「スーパーでパン買ってきて欲しいの、お願いできる?」










少女「はーい!」ピョンコピョンコ










義母「自転車乗ってく?」










少女「ううん、歩いて散歩しながらー♪」










義母「ふみちゃんは歩くの好きね」クスッ










義母「車に気をつけてね」










義母「あまったお金はお小遣いで良いわよ~」










少女「わーい♪やったー♪」










少女(ちょっと前までアタシは右足がありませんでした)










少女(艦娘として戦っている最中に失って、そのままにされて)










少女(お薬使っても体も元に戻らなくなってとってもとっても悲しかったです)










少女(でもアタシには『お兄ちゃん』がいたので寂しくなんかありませんでした)










少女(いつもいつも施設に遊びに来てくれて、玩具もいっぱい持ってきてくれて)










少女(お兄ちゃんが来る日はクリスマスみたいでした)










少女(でもお兄ちゃんはある日来なくなりました)










少女(それからすぐにとっても素敵な事がありました)










少女(私の右足の『どなぁ』が見つかったんです)










少女(つないだばっかりの時は大きかった男の人みたいな右足も)










少女(今では、左足と同じ大きさになってほとんど見分けがつきません)








少女(どこかの『優しい人』のおかげで)










文月「ご馳走様でした―!行ってきまーす♪」スタタ










ガチャ…










文月「今日も良い天気~♪」トテトテ










文月「歩けるって幸せ~♪」トテトテ




















-とある撮影スタジオ-










カメラマン「」パシャッ










少女「」クイッ










カメラマン「良いよ~、素敵だよ~」パシャッ










少女「」スッ










カメラマン「ああ、ソレ良いね~、最高」パシャッ










少女「ふふ、お口がお上手ですこと♪」










カメラマン「笑顔が素敵だよ~、Kちゃん」パシャッ










キュウケイ ハイリマース










プロデューサー「よっ!」










少女「あら、プロデューサーお疲れ様です」










プロデューサー「うんおつかれ!どう?この仕事には慣れてきた?」










少女「ええ♪御蔭さまで、艦娘だった頃よりも、とても充実していますぅ♪」










プロデューサー「はは、よかった!この記事見てよ!Kちゃんの事書いてあるんだよ!?」










プロデューサー「読むよ…」コホン










プロデューサー「『超新星(スーパーノヴァ)!!』」










プロデューサー「『不動の那珂ちゃん危うし!?元・艦娘のジュニアアイドル!期待のK!』」










プロデューサー「『大手化粧品メーカーからのオファーが殺到!』」










プロデューサー「だってさ!なんだか嬉しいね!」










少女「ええ♪でもプロデューサーのおかげですよ?」










プロデューサー「照れるなぁ///」










少女「ふふ♪あ、そろそろ休憩終わりですよ?」










プロデューサー「そ、そうだね!」










Kサン ハイリマース!










少女(少し前まで、私は自信を失っていました)










少女(艦娘として、私は前線で戦い、酷使されとある戦闘中に爆発に巻き込まれて)










少女(上半身をピンポイントで焼かれて、一命を取り留めたものの)










少女(鏡なんて…見たくもありませんでした)










少女(でもあの人は…いつも傍で温もりを伝えてくれていました)










少女(いつもヨレヨレの黒スーツの男性で、傷ついた私の顔の汚れを拭いて下さいました)










少女(でも、ある日、パッタリと…来て下さらなくなったの…)










少女(それと同じ時期に私の顔の治療が出来る方法が見つかったという連絡がありました)










少女(どこかの『優しい人』が健康的な皮膚を提供して下さったらしいのです)










少女(拒絶反応なんてものは無く、元から私のお肌だったように…いいえそれ以上に輝くような肌を手に入れられました…)










少女(奇跡なんてものを完全に信じていたわけではありませんでした)










少女(雨のように降り注ぐ奇跡の連続が身に起きれば信じざるをえませんよね)










如月「ふふ♪」










如月「みてみて~、この輝く肌♪」










如月「あはっ、もっと近くで見てよ♪」










―パシャッ




















-どこかの鎮守府-










提督「はぁーっはっは!!」










天龍「お、おい!弁当忘れてるぞ!」










提督「おぉっとこれは失礼しました天龍さぁん!」










天龍「ちゃ、ちゃんと全部食べるんだぞ…その、べ、別に感想とかいわなくて良いんだからな!///」モヂモヂ










提督「…」










天龍「///」チラッチラッ










提督「」カパッ










提督「」パクパク…










提督「」モグモグ…










天龍「ばっ…なにやってんだよ!朝飯食ったばっかりだろ!」










提督「」ゲフッ










提督「はぁーっはっはっは!!いやこりゃ参った参った!!思わず本能が天龍さんのお料理が食べたいと申してましてぇ!」










提督「気がついたら無くなってました」ケフッ










天龍「ほ、本能から///」










天龍「そ、そんなに俺の料理が美味かったのかヨ///」カァァ










提督「はーっはっは!!美味いなんて生ぬるぅぅいです!!」










提督「舌がメルトダウンしてしまいました!!んん!!これは困った!緊急記者会見物です!」










天龍「むぁあああ!!///」ゴン!










提督「ヘグッ!!」










天龍「はぁはぁ…ちょ、調子にのんなー!!」ポコスカ










天龍「はぁ…はぁ…まったく!前の事件で色々提督が

警察に根回しして熊野保護してくれて…それで見直したけど…調子にのんなよ!?///」










提督「正確には惚れ直しました?」ヒョコ










天龍「せいやーっ!!」ズゴン










提督「み゛ゃぁあ゛!!」ビクンビクン










加古「良いな~アレ」










古鷹「ね、ねぇ加古ぉ///」










加古「うん?///」










古鷹「こ、今夜、二人で食事しない?だ、大事な話があるの///」










加古「ん~?良いよ?」










古鷹「ホント!?やった♪」










古鷹「じゃあ今夜の―」










キャーキャー!










提督(鎮守府は…)










提督(鎮守府は今日も平和です、SPくん)




















-どこかの田舎の一軒家-










少女「あ!おはようございます!」










男性「お、おはおはよう」










少女「朝食、出来てますよ?昨日のおヒタシとお味噌汁と目玉焼きです♪」










男性「う、うん、あ、ニンジン…入ってる」ウワ










少女「『幼稚園の先生』がお残ししてはいけませんよ!園児のお手本にならなくては!!」フンス










男性「ま、まま、真面目すぎるよぉ~」










少女「普通です!!あ、ほら!もうそろそろ出勤の時間ですよ!!」










少女「さっさと済ませてください!私だって学校があるんですから!あ、それとお豆腐が切れてたので帰りにスーパーでー!」










少女「?」










少女「なにを笑っているんですか?」










男性「え?えへへ…なんだかさー」










男性「今さ」










茶髪「浜風ちゃんと一緒で、とっても幸せだなーって」










浜風「な…///」カァァ










浜風「あああ朝から何を仰ってるんですか!!///」










浜風「は、恥ずかしい…///」










茶髪「もっと顔を良く見せてよ」










浜風「ま、毎日見てるでしょ///飽きるくらい!」










茶髪「飽きないよ」










茶髪「飽きるわけがないよ」










浜風「~///」










浜風「私も…茶髪さんと同じ場所で生活できて…」










浜風「この上なく…!幸せ…です///」










浜風「あ、あの…茶髪さん///」クイクイ










茶髪「な、なんだい?」










浜風「そ、そろそろ…『子供』…欲しいです///」










茶髪「 」




















-どこかの事務所-










所長「―以上で会議を終わります、お疲れ様です」










オツカレーッス










同僚「…」ゴクゴク










同僚A「おいっす同僚!あんだよ…またマックスコーヒーなんて飲んでんのかよ」










同僚「あら?割と美味しいのヨこれ?文句ある?」










同僚A「いや、なんだかアイツみたいだなーってな」










同僚「そうね…SPちゃん好きだったものねぇ」ゴクゴク










同僚A「…なぁ、知ってるか?」










同僚A「噂じゃあよ…アイツ死んd」










同僚「」メキッ










同僚「んな訳ないでしょ?ただ、帰ってこないだけよ」ベコン










同僚A(スチール缶が握力でベコベコに…)










同僚「それ以上言ったら…ただじゃ済まさないわよ」










同僚A「じょ、冗談だよ!ただの噂だって!」アハハ










同僚「はぁ…早く帰ってきなさいよね」










同僚「SPちゃん…寂しくて、このままじゃアタシ糖尿になっちゃうわよ…」ゴクゴク










同僚「飽きもせず…仕事そっちのけで、どっかで人助けでもしてんのかしらあのアホは…」




















-どこかの施設裏-










職員「おいっすアホ」










墓「」










職員「こんな形ですまんなアホ」










墓「」










職員「…供え物に蟻がたかってるじゃねぇかよ…」シッシッ










蟻「」ウゾゾウゾ










職員「…おいアホ」










職員「今日はハー○ンダッツ様だ、感謝しろ」










墓「」










職員「ま、墓が喋るわけないか…」コトン










墓「」










職員「なんでいなくなったか理由もわかんないし」










職員「そもそも死んだかどうかもわからんけど」










職員「勝手に墓立てさせてもらったよアホ」










職員「立派な物はたてらんないからカマボコの板で良いよなアホ」










職員「…」










職員「勝手に行方不明になってんじゃねぇよアホ」










職員「あの子たちになんていえば良いか分からんから適当に言っといたよアホ」










職員「おまえが消える前にここに顔出さなかった罰だアホ」










墓「」










職員「全国のスイーツを巡る旅とか言っといた、ザマーミロアホ」










職員「…なぁ」










職員「聞いてくれよ『SP』」










職員「おまえが消えてから妙な事が起きすぎてるんだよ」










職員「『アンパンマン』名義で億を越える寄付金が立て続けにあちこちの艦娘保護団体に振り込まれるし…」










職員「あの子達…『文月』『島風』『叢雲』『五月雨』『如月』…あの子達全員にほぼ同時期、ほぼ100%に近いドナーが見つかったんだよ…」










職員「奇跡ってよ…信じたくはないよ…でもよ…こんなに…こんな世界にこんな…」










職員「『優しさの連鎖』が続くなんておかしすぎるだろぉ…」グスッ










職員「おまえは何か知ってるんじゃないのかよ…」










職員「答えてくれよ…」










職員「じゃないと…ここでずっとアホって言い続けるぞアホ…」










職員「帰ってこいよ…」










職員「…『SP』」




















-とあるビル最上階 社長室-










女社長「―うん、じゃあいつも通りねー!!」










女社長「うん…うん、大丈夫もみ消すから!お金の力で!」










女社長「うん…じゃあ旧式の高速修復材剤の製造ラインも中止させてぇ…」










女社長「たぶん裏倉庫とかどっかに軟禁された艦娘がいるかもだから、うん、保護を最優先ね~はいはぁ~い」










ピッ…










女社長「ふぅ~…」ギシッ










女社長「ん~…」ノビー










女社長「お金の力ってスゴいんだなー、簡単に企業乗っ取れるし…」










女社長「好き勝手に研究できるし」










女社長「艦娘ちゃんたちを守れるし…案外お金って侮れないなー♪」










女社長(ちょっと前までこの、会社は艦娘を材料とした高速修復剤の有名なメーカーだったの)










女社長(んで、私はそこでもっと効率の良い製造方法がないかの研究をしていたんだけど)










女社長(ボロボロの正義の味方っての?そんな人が会社をひっかきまわしたんだよね)










女社長(ここの元・社長がベタベタとその人の『逆鱗』に触れたせいなんだよね)










女社長(とってもおもしろい人だったから私も真似したくなっちゃってー)










闇医者(あの正義の味方から口座を引き継いで、艦娘保護団体に寄付しまくってるんだよねー)










闇医者(私の口座自体もまだまだ潤ってるし、そもそも今まで使い道が無かったからねー)










闇医者(正義の味方…案外悪くないもんだねー、解剖よりもずっとずぅっと気持ち良いもんだねー♪)










闇医者(…)










闇医者(…)




















-数年前 地下研究室-










SP「あ゛っぐ…う゛ぁぁぁ゛!!!」メキメキ










闇医者「汗がひどいよ?ダイジョーブ?」










SP「んっぐ…あああぁぁ!!!」メキメキ…










闇医者「全身の細胞を高速で作りかえてるんだもんねー、痛いなんて生易しいもんじゃないよね」アセフキフキ










SP「あ…っか…っはぁ…!!」メキメキ










闇医者「気絶すんなよー!」ペシペシ










闇医者「気絶したら意味ないぞー!痛みを知覚しないと細胞が変わんないぞー!!」










SP「っは…っは…っぐ…ぅ!」










SP「やく…そ…く…」










闇医者「…」










闇医者「うん…あとは任せて、変異したあとの君の体はちゃんと」










闇医者「ちゃんと」










闇医者「『届ける』から」










SP「っは…ぅ……ぁ」










SP「ふぅ…ふ…ぅ」










SP「…」ニコ










ピーッ…










SP「」










SP「」










闇医者「…」










闇医者「心拍停止を、確認っと…」










闇医者「はい、お疲れさま」










闇医者「あとは、艦娘の素体化したこの人から心臓を取り出して…」










闇医者「このお嬢ちゃんに移植するだけね…」










熊野「」










SP「」










闇医者「…」










闇医者「さよなら『優しい人』」




















-とある小学校 校庭-










婦警「はーいみなさん!横断歩道を渡るときは?」










児童「みぎみてひだりみてもういっかいみぎー!!」










婦警「はい♪よくできましたー♪」










婦警「さぁ!この後はポリスゆるきゃら『ポリ公左衛門』とのお遊びの時間ですわー♪」










警察「あ!ちょ、ちょっと婦警さん!口調口調!!」










婦警「あ、お、お遊びのお時間『ですよー』!!」




















ポリ公左衛門「ミンナー!『シートベルト』ハー!?」










児童「みのあんぜん!こころのあんぜーん!!」










ポリ公左衛門「んん~!声が小さいでゴザルー!!」










ポリ公左衛門「サァ!ミンナ ワンモアセイ!!でゴザル!!」










ワッチャワッチャ!










婦警「あら?」










男子「」モジモジ










婦警「どうしたのボク?私に何か?」










男子「あ、あのケイサツのお姉さん…」モジモジ










婦警「?」










男子「お、教えてほしい…んです…」










婦警「なぁに?」










男子「」ユビサシ










婦警(…向こうに…女の子…?)










少女「」ポツーン










男子「あの子…みんなから…無視されて…イジメられてるんだ」










婦警「…」










男子「僕、あの子の友達になりたいけど…」










男子「…関わったら、僕までイジメられそうで…怖いんだ」










婦警「…そうですの」










男子「どうしたら良いのかな?」










婦警「…大丈夫ですわ」










婦警「自信を持ちなさい?」










婦警「あなたの中のその、小さな優しさを大事にしなさい」










婦警「周りからいじめられる?そんなものは、あなたの中のあなた自身の優しさを無視する罪に比べたら」










婦警「…些細な問題ですわ」










男子「え…っと…」










婦警「大丈夫」










婦警「あなたは『間違っていません』」