2017-10-01 22:41:34 更新

概要

修正が完了しました
この作品には設定があります(詳しくは前書きをご覧ください)
この作品は和野方長谷(オリ)と学園生活部メンバーをメインにした作品です
話しのスタートは美紀が居る+太郎丸が生きてるアニメ版を使います(後々から本の方のストーリーになります)
この作品はanother story【もう一つの話】なので本作品とはまったく異なりますので予めご了承下さい


前書き

和野方長谷(なぎのがたながや)

性別 男
年齢 19
接近武器 刀
サブ接近武器 サバイバルナイフ
遠距離武器 スナイパーライフル
荷物 食料や水、組み立て式スナイパーライフルケース、酒を持っている
情報
右手に包帯を巻いてる(深い傷跡あり)
かなりの低体温(通常体温26度)
学校には行ってない(高校も行ってない)
身体能力は高いが頭は残念
動物に好かれない
利き手は両利き(基本右)






設定内容(重要)

1、和野方長谷の右手の深い傷は一生治りません
2、和野方長谷にはめぐねぇが見える事にします(見える時と見えない時があります)
3、バイオハザードに出てくるネメシス(追跡者)やゾンビ犬が登場します(ハンターやリッカー、その他は出しません)
4、雨の日や夜でもゾンビが外や学校内に居る事にします(原作の方では生前の記憶があるとの事で少なくなっているらしいですがその設定は若干なしにします)
5、戦闘要員は基本恵飛須沢胡桃、和野方長谷とします(例外の時あり)
6、スナイパーライフルの弾数制限は無限とします(チートですがごめんなさい…)
7、本作と同様ゾンビは走れない、思考能力がない、音や光に反応、動くものに反応することにします(ネメシスは走って追跡ありにします)
8、設定削除
9、未成年ですがお酒を飲むシーンを入れます(タバコはなしとします)
10、和野方長谷は戦闘能力は高いが頭が悪い事にします(頭が悪いはフリです)
11、一応恋愛を入れるつもりはありませんが良い雰囲気や抱きつき、酔ってキスシーンを入れるかも知れません(断定はできません)
12、バイオハザードに出てくるハーブや救急スプレー等は出てきません
13、本の方では美紀が居る時点で太郎丸は死んでいますがTVアニメ版を使うので太郎丸は生きていることにします(元々美紀と一緒に居た圭以外の生存者はアニメ版の方では出て来ないので圭以外の生存者はいなかったことにします)
14、文がなんかおかしいと思うところが存在しますが間違えてません ちゃんとした理由がありますのでご注意ください(脱字や誤字、文脈がおかしいと思う所は存在すると思いますがごめんなさい…自分頭良くないので?)
15、最初はアニメ版を使いましたが後々本の方のストーリーになっていきます


ネタバレも入っていますがご勘弁下さいm(_ _)m



由紀 「全部はだめだよ!みんなだって食べるんだから分けて食べないとダメ!」


美紀 「私はいいです 唐揚げ味なんてなんか不気味なんで食べたくありません」


悠里 「私も唐揚げ味はちょっと…」


胡桃 「欲しいならくれてやるぞ?私コーンポタージュ派だから」


由紀 「私はチーズ味…♡」サクサク… またう〇い棒を食べてる


和野方 「…それじゃ、その唐揚げ味食べていいか?」ワクワク


悠里 「全部は食べ過ぎだけど、う〇い棒も貴重な食料源だから考えて食べてくださいね?」


和野方 「それはわかってるよ?さすがに1日で全部食ったりはしないよ 食べたとしても絶対飽きるからな…」


美紀 「…まぁ、確かに同じ味のものを食べ続けたら飽きますね」


和野方 「だろ?大体一日二〜三本あれば俺も充分だしそんな大量には食べないから安心してくれ?」


悠里 「それならいいんですが…」


胡桃 「…みんな大体欲しいものは取ったか?取ったなら次行くけど」


悠里 「私は大丈夫よ 大体必要なものは揃ったから行けるわ」


美紀 「私も大丈夫です」


由紀 「私も平気だよ!」


和野方 「俺も大丈夫だ てか次どこ行くんだ?」


胡桃 「りーさんとみきが図書室で借りたい本があるから行きたいんだってさ?」


和野方 「なるほど」


悠里 「それじゃみんな平気なら次は図書室に行きましょ?くるみと長谷さんは先程と同様前後ろで奴らが来ないか見てもらえる?」


胡桃 「了解!任せとけ?」


和野方 「わかった」


由紀 「それじゃしゅっぱーつ!」


太郎丸 「アンっ!」


タッタッタッ…











図書室



ガララッ


由紀 「やっぱり暗いね?電気つけよっか?」


悠里 「そうね?でもここは外から見えちゃうから…」


由紀 「あ、そっか!肝試し中だもんね?電気つけたらお化け逃げちゃうよね」


胡桃 「ここは懐中電灯で見た方が良さそうだな?」


和野方 「だな?外から見えるんだったら電気つけない方がいいからな」


胡桃 「それじゃ私と太郎丸はここで見張りしてるからみんなは欲しい本を調達してきてくれ」


太郎丸 「アンっ!」


悠里 「一人で平気なの?なんだったら長谷さんと一緒の居た方が…」


胡桃 「長谷までここに居たら、万が一奴らが中に居たらまずいだろ?」


悠里 「確かにそうだけど…」


和野方 「胡桃なら平気だろ?それになにかあった時は呼んでくれれば俺がすぐ行くからここは胡桃に任せてもいいんじゃないか?」


悠里 「…そうね?わかったわ それじゃくるみ、なにかあったらすぐ呼んでね?」


胡桃 「わかってるって!りーさん達も気をつけろよ?」


悠里 「わかってるわ それじゃ行きましょう」


美紀&由紀&和野方 「「はい!(はーい!)おう!」」


タッタッタッ…








本棚前ー本探し中



美紀 「…」いい本がないか探してる


悠里 「…あ、あった」スゥ… 本棚からひとつの本を取り出す


美紀 「…数学の教本ですか?」


悠里 「えぇ ゆきちゃんこの前数学わからないって言ってたから必要でね?探していたの」パサッ 本を開いて中身を確認する


美紀 「なるほど」


悠里 「それと長谷さんにも教えようと思ってるから余計に必要だったのよ 言っては悪いけどあの人かなり…」ウーン


美紀 「…そんなに頭悪いんですか?」


悠里 「えぇ…右手と左手を間違えたぐらいかなりひどいわ」


美紀 「っえ!?長谷さん右手と左手間違えたんですか!?」


悠里 「そうなの…まさかそこまでひどいとは思わなかったわ」ハァ…


美紀 「…あの人、仮にもゆうり先輩達よりひとつ年上ですよね?それで左右を間違えるのは別の意味でまずいんじゃないですか?」


悠里 「美紀さん あなた結構ズバズバ言うわね?それ長谷さんの前で言わないであげてね?」


美紀 「さすがに言いませんよ 言ったらあの人怒りそうですし…」


悠里 「怒らない人はいないと思うわ?」


美紀 「確かに…」








一方和野方達の方は…



由紀 「漫画本まんが本〜♪」漫画本が入ってる本棚を見てなににしようか選んでる


和野方 「…なんで学校に漫画本が置いてあるんだ?明らかに要らないだろ」


由紀 「私は必要だよ!夜寝る時に寝付けない時読むとすぐに寝れるから学校にあっても良いんだよ!」


和野方 「いや絶対要らないだろ?教本なら必要だけど漫画本なんていらないだろ」


由紀 「いいの!あって損はしないよ!」


和野方 「…あぁそうか?もう聞かないから早く欲しい本選んでくれ」ハァ…


由紀 「はーい!」


和野方 「(絶対いらないよな?学校に漫画本って…)」 ドレニシヨウカナー?


ナガヤサンヤツラガキマス!ケイカイシテクダサイ! 和野方の背後から強い口調で言われる


和野方 「っ!?」バッ!! 後ろから声が聞こえて振り向くが…誰もいない


由紀 「どれにしようかなぁ?」o(*゚▽゚)o~ウキウキ♪♬ ウキウキしながら漫画本を選んでる


和野方 「(…またあの人の声が…それに奴らが来るって言ってたがまさかここに居るのか!?)」


由紀 「…ながなが?どうしたの…ってあれ?」フイッ 和野方が居る逆方向に目を向ける


和野方 「? どうした…っ!」


ゾンビ 「アァー…」ノソ…ノソ… こちらには気づいてないがのそのそと本棚の間の通路を歩いている


由紀 「…おばけ?」


和野方 「しっ!」スッ!! すぐさま由紀の口を塞いで喋らせないようする


ゾンビ 「アァ…?」由紀の声に反応する


和野方 「(やばい見つかったか!?仕方ない殺るか!)」スチャッ 刀に手をかける


ユキチャンノマエデハヤラナイデクダサイ! 再び背後から強い口調で言われる


和野方 「(っえ!?由紀の前でやるな!?マジかよ!)」スッ… 刀から手を離す


ゾンビ 「アァー…」ノソ…ノソ… 和野方達に近づいてくる


和野方 「(仕方ない ここは一旦隠れるか!)」


和野方 「(【俺が壁になればあいつは俺も由紀も感知することは出来ない 由紀を隠れさせてあいつを殺る!】)」


和野方 「由紀 一旦向こう行くぞ?物音立てるなよ」ヒソヒソ


由紀 「うっうん わかった?」ヒソヒソ


ゾンビ 「アァー…」ノソ…ノソ…


和野方 「行くぞ!」ヒソヒソ


タッタッタッ… 静かに歩いて本棚の間の通路に入っていく


ゾンビ 「アァー…」ノソ…ノソ…








一方悠里達の方は…



悠里 「うーん…一応英語の勉強もしておいた方がいいわね?今後必要になるかわからないけど」英語の教本を探してる


美紀 「それはゆき先輩に教えるやつですか?」


悠里 「ゆきちゃんもそうだけど長谷さんにも教えた方がいいわね?確かあの人英語苦手って言ってたわね」


美紀 「言ってましたね 高校も大学も言ってないから知識関係は私達より悪いと…」


悠里 「いっその事全科目教えた方がいいかしら?どのくらい出来るのか確かめることも兼ねてね」


美紀 「…悲惨な結果にならなければいいですが…」


悠里 「…まぁ、さすがに高校生の勉強が出来なくても中学生の勉強ぐらいはできるはずよ?」


悠里 「たぶん…」


美紀 「…」


…アァー…


悠里 「…っん?みきさん なにか言った?」


美紀 「っえ?いえ、なにも言ってませんが?」


悠里 「…そう?今なにか聞こえた気がしたのだけど…」


アァー… 再び聞こえてくる


悠里 「っ! やっぱり聞こえるわ!」


美紀 「私も聞こえました 今の声…まさか奴らの声!?」


悠里 「まずいわね ゆきちゃんは長谷さんと一緒に居るはずだから大丈夫だと思うけど早く倒さないと!」


美紀 「早くくるみ先輩のもとに行きましよう!」


悠里 「えぇ!」


タッタッタッ…






本棚の間通路



ゾンビ 「アァー…」ノソ…ノソ…


和野方 「…」由紀を抱き込むように座っている


由紀 「…」和野方に抱き込まれるように座っている


ゾンビ 「アァー…」ノソ…ノソ… 和野方達の近くをうろついている


和野方 「(…やっぱり奴には俺の姿は見えてないか?由紀は普通の人間だから俺が居なかったら今ごろ奴に見つかって襲われてただろうな)」


和野方 「(しかし、あいついつまでここをうろついてるんだよ?早く向こう行けよ!)」


和野方 「(…いや、だめだ!どこか別の場所に行ったら悠里達が危ない!悠里達は戦えないから奴らに見つかったら対抗手段がない!)」


ゾンビ 「アァー…」


和野方 「(…殺るしかないか?由紀の前で殺るしかないのか?でも由紀の前では殺るなって言われてるし…どうすればいい?)」


由紀 「…ねぇながなが あれなに?ほんとにオバケ?」ヒソヒソ


和野方 「…静かにしてろ 静かにしてればあいつはお前に気づくことはないから安心しろ」ヒソヒソ


由紀 「…うん わかった」ヒソヒソ


和野方 「(とは言ったが安心はできないな 由紀は平気だが悠里達の元に行ったらマジでやばいな?どうしたらいい…)」


ガンガンガンガンッ!!!! 図書室の出入口辺りからなにかを叩く音が響いてくる


和野方 「っ!」 ガンガンガンガンッ!!!!


ゾンビ 「アァー…?」音が聞こえてくる方へ振り向く


和野方 「(なんだこの音?なにかを叩くような音がするが…悠里達がなにかやってるのか?)」 ガンガンガンガンッ!!!!


由紀 「…ながなが この音なに?」ヒソヒソ ガンガンガンガンッ!!!!


和野方 「…大丈夫だ安心しろ なにがあっても守ってやるから」ヒソヒソ


由紀 「…うん わかった」ヒソヒソ








一方胡桃達の方では…



図書室出入口



美紀 「」ガンガンガンガンッ!!!! 先程購買で持ってきたバケツを叩いている


悠里 「…来たわ!」 ガンガンガンガンッ!!!!


太郎丸 「アンアンっ!ウゥー…」悠里に抱き抱えられ吠えて唸っている


ゾンビ 「アァー…」ノソ…ノソ…


美紀 「…1人だけみたいですね?少なくて助かりましたね」


悠里 「そうね 本当に良かったわ…」


太郎丸 「アンアンっ!」


ゾンビ 「アァー…」 悠里達に近づいていく


…オイ、コッチダ! ゾンビの背後から問いかけられる


ゾンビ 「アァー…?」声のする方に体を向ける


胡桃 「でゃあぁぁぁっ!」タッタッタッ!!… シャベルを構えてゾンビに近づいていく


ザシュッ!!








一方和野方達の方では…



和野方 「…」未だに本棚の間通路で由紀を抱き込んだまま動かない


由紀 「…」


和野方 「(…静かになったな さっきまでガンガンなにかを叩いてる音がしたのにしなくなったな?一体悠里達はなにやってたんだ?)」


和野方 「(…もしかして悠里達も奴がここに居ることに気づいて向こうに誘導したのか?音が聞こえたのは出入口辺りの方だったから胡桃のところに誘導したのか?)」


由紀 「…ねぇながなが 音が聞こえなくなったけどなんだったの?さっきのお化けもそうだったけど…」ヒソヒソ


和野方 「…大丈夫だ?おそらくお化けがなにかを叩いてたんだろ 気にすることじゃないよ?」ヒソヒソ


由紀 「…わかった」ヒソヒソ


和野方 「(しかし、胡桃の方に誘導させたと言うことは奴は胡桃達の方に行ってるってことだよな?だとしたらまずいな 胡桃はともかく悠里と美紀は奴らに対抗する手段がないから万が一なにかあった時まずいな)」


和野方 「(かといって由紀を置いていくわけにはいかない 一緒に連れていくにしても背後から奴らに襲われないという保証はない さすがに俺も背後までは守ってやれない)」


和野方 「(…どうするか?)」


ダイジョウブデス ソノママジットシテテクダサイ 背後から女性と思われる人の声が聞こえる


和野方 「っ!」


和野方 「(今の声…佐倉って人の声だよな?ここでじっとしてても平気だって言ってたがほんとに平気なのか?)」


ヘイキデスヨ ユウリサントミキサンハクルミサンノモトニイルノデアンゼンハカクホシテイマス ナノデユウリサンタチガクルマデココデマッテイテクダサイ


和野方 「(悠里達が来るまで待ってろ…か?まぁ悠里達が安全ならいいんだが…)」


由紀 「…ねぇながなが りーさん達大丈夫かな?お化けたちに襲われてないかな?」


和野方 「…大丈夫だよ 襲われてないから安心しろ」


由紀 「…なら、いいんだけど…」


和野方 「(…やっぱり心配なんだな?みんなのこと…当たり前か 今までみんなと過ごしてきたんだから心配するに決まってるか 早く安心させてあげないとな?)」ナデナデ… 由紀の頭を撫でて安心させようとする


由紀 「…えへへー?ながながの手おっきいね?」ニヘラ ナデナデ…


和野方 「そうか?普通だと思うんだが」


由紀 「〜♪」ナデナデ…


タッタッタッ…


悠里 「ゆきちゃん!長谷さん!」タッタッタッ…


由紀 「あっりーさん!」 タッタッタッ


美紀 「2人とも無事みたいですね?怪我してなくて良かったです」


和野方 「悪いな?心配させちまって」スッ 由紀から離れる


胡桃 「奴は私がやっといたからもう安心だぜ!さすがシャベルは万能だぜ!」


和野方 「よくシャベルで倒せるな?シャベルだと結構力いるだろ?」


胡桃 「まぁ確かに力は使うがそこは慣れでなんとかなるぜ!」


和野方 「慣れでなんとかなるものなのか?」


悠里 「長谷さん ゆきちゃんを守ってくれてありがとございます」


和野方 「別に礼を言われるようなことはしてないよ?俺は当たり前のことをしただけなんだから」


美紀 「長谷さん達の方にも奴は来たんですか?」


和野方 「あぁ 最初は由紀が気づいて一瞬見つかったがなんとかここまで来てやり過ごしたんだ」


由紀 「すごく怖かったよ?いきなりお化けが現れて私達に近付いてくるから私慌てちゃったよ!」


由紀 「でもながながが私をここまで連れてきてくれてお化けに捕まらないで済んだんだよ!」


悠里 「そう?それは良かったわね!」


和野方 「…」タッタッタッ… ウン! 胡桃に近づく


胡桃 「? どうした?」 ソレデユキチャンハナンノホウヲカリヨウトシテタノカシラ?


和野方 「…さっきガンガン鳴らしてた音ってお前達がやってたのか?」ヒソヒソ ッエ!?エット…ソレハ?


胡桃 「あぁ さっきみきが購買から持ってきたバケツを叩いて奴を呼び出したんだ」ヒソヒソ …モシカシテマタマンガヲカリヨウトシテタノカシラ?


和野方 「なるほど それであんな音が響いてたのか」ヒソヒソ ッエ、エーット…ソノー?


和野方 「でも、あんまり無茶しないでくれよ?万が一奴に噛まれたりしたら大変だからなるべく俺に頼るようしてくれ?」ヒソヒソ …マァイイワ?ヨルチャントネテアサオキテクレレバアタラシイマンガヲカリテイイワ?


胡桃 「それを言ったらお前だって噛まれたりしたら大変だろ?それはお互い様なんだからお前だけにまかせたりしないぜ!」ヒソヒソ ホントッ!?


和野方 「…そうだな?確かに言われてみれば俺も噛まれたらまずいな」ヒソヒソ タダシ、アマリオオクハカリチャダメヨ?


和野方 「わかった 奴らがまた来た時は一緒に協力して倒そう その時は協力してくれ?」ヒソヒソ ハーイ!


胡桃 「おう!」ヒソヒソ


悠里 「それじゃ、ゆきちゃん以外はみんな必要な物は揃ったかしら?」


美紀 「私は大丈夫ですかくるみ先輩は…」


胡桃 「私は基本的に本は読まないから平気だぜ!長谷はなんも持ってないけどいいのか?」


和野方 「うーん…そうだな?あったとしてもここに置いてあるとは思えないんだよな?」ウーン


悠里 「なんの本が見たいの?」


和野方 「【化学式が大量に書かれた本が見たいんだが…ここに化学式が多く書かれた本ってあるか?】」


美紀 「化学式?化学式となると理系になりますね」


悠里 「理系ならさっき私たちが見てた場所にも置いてあったわね?この学校で習う教本」


胡桃 「てか、なんで化学式なんだ?お前頭悪いのに化学式が書かれてる教本見てもわからないだろ?」


由紀 「っえ?ながなが頭悪いの?先生になるのに?」


和野方 「確かに俺は頭悪いが化学式だけは得意だぜ?」


胡桃 「なら聞くが二酸化炭素の化学式は?」


和野方 「簡単 CO2だ」


美紀 「塩化水素の化学式は?」


和野方 「HCIだ」


悠里 「酢酸の化学式は?」


和野方 「CH3COOHだ」


胡桃 「…水素は?」


和野方 「H2だ」


美紀 「エタノールは?」


和野方 「C2H5OHだ」


悠里 「…難しいですがコレステロールは?」


和野方 「C27H46Oだ 全部合ってるだろ?」


美紀 「…全部正解です よくエタノールやコレステロールの化学式もわかりましたね?」


和野方 「化学式だけは得意だからな?他はズタボロだけど…」


悠里 「…理系は得意なんですか?」


和野方 「いや、化学式だけが得意だからそれ以外は…」


悠里 「…なんで化学式だけが得意なのかが不思議ね?」


美紀 「ですね?」


和野方 「まぁいいじゃないか?それより、その本はどこにあるんだ?あるなら借りときたいんだが?」


悠里 「こっちよ 付いてきて?」


和野方 「おう!」


タッタッタッ…



由紀 「…行っちゃったね?」


美紀 「行っちゃいましたね?私たちも行きますか?」


胡桃 「そうだな 長谷が本選び終わったらさっさと寝室に戻るか?」


美紀 「そうですね?そろそろ寝る時間ですからね 早く戻って休まないと明日に響きますからね?」


由紀 「早く戻って漫画読みたいな〜!」(^^♪


胡桃 「あんまり遅くまで読むなよ?朝起きないとりーさんに叱られるぞ?」


由紀 「わかってるよ?私がそんなに夜起きてたことあると思い?」


胡桃&美紀 「「ある(あります)」」


由紀 「はぅっ!?」グサッ 事実を言われて心に刺さる













資料室(寝室)



ガチャッ


胡桃 「はぁー…つっかれたー?やっと休めるぜ…」ハァ… タッタッタッ…


悠里 「ご苦労さま?今日は助かったわ ありがとね?くるみ」タッタッタッ…


胡桃 「別に礼を言われるようなことはしてないぜ!私は当たり前のことをしたんだからな?」


由紀 「肝試し楽しかったね!しかも本当にお化けも出てきてすっごく楽しかったよ!」


美紀 「ほんとですね?」


太郎丸 「アンアンっ!」ハッハッ… 由紀に抱き抱えられてる


悠里 「それじゃ、そろそろ寝る時間だから寝る支度するわよ?」


由紀 「はーい!」

胡桃 「おう!」

美紀 「はい!」

太郎丸 「アンアンっ!」








放送室(和野方の寝室)



ガラッ…


和野方 「ふぅ…やっと帰って来れた?けっこう疲れたな…」ハァ… パタンッ


和野方 「やっぱり誰かを守りながらだと周りを集中して見ないといけないからよけい疲れるな?」タッタッタッ…スッ 敷いてある布団の上に座り込む


和野方 「…でも、それは仕方ないよな?こんな世界になっちまったのは…」


和野方 「…やめよう 今はそんなこと考えてないでこの地獄からどうやって出るかを考えよう まずはそれからが先だ!」


和野方 「とは言っても…今このウイルスはどこまで広がってるんだ?ここら辺は完全にアウトだけどまだ広がってない場所はあるのか?」


和野方 「あったとしてもすぐウイルスに汚染させる可能性が高いよな…それを考えたら安全な場所ってまだあるのか?」


和野方 「…キツイな この地獄からどうやって抜け出せばいいんだ?と言うか抜け出せるのか?下手すればこのままずっと…」


和野方 「…やめよう これ以上不吉なことを考えるのはやめといた方がいいな?正直、現実になりかねない」ハァ…


和野方 「今は今の現状をどうにかすることを考えよう まずはそれからが先だ」


和野方 「…」チラッ


ザー… 外は雨降っている


和野方 「…今日は屋上で飲めないな?別にここでもいいんだが雰囲気がな…」


和野方 「…今日は我慢するか?いや、やっぱり飲みたいな…」ウーン


和野方 「…ここでもいっか?」スッ ゴソゴソ… リュックを漁る


和野方 「やっぱりこれだよなー!この酒はほんとにうまいんだよなぁ!」ニカッ スッ 笑顔満喫にさせながらお酒を取り出す


和野方 「今日は一人酒だからちょっと寂しいが…まぁいいか?」カパッ


和野方 「それじゃ、いっただっきまーす!」スッ


コンコンッ


和野方 「っ!?」ビクッ!!


…ナガヤ、マダオキテルカ?


和野方 「っえ!?あっなんだ 胡桃か?起きてるよ 中に入っていいぞ?」


ガチャッ


胡桃 「邪魔するぜ?」タッタッタッ…パタンッ


和野方 「脅かさないでくれよ?今ちょうど酒を飲もうとしてたところに誰か来たから、もしかしたら悠里かと思ったよ?」


胡桃 「悪いわるい?でも長谷 まだりーさん達起きてるからまだ飲まない方いいぞ?」


胡桃 「それにもうすぐでりーさんもここに来るぞ?」


和野方 「…っえ?マジで?」


胡桃 「あぁ?」 タッタッタッ…


コンコンッ ナガヤサン、マダオキテイマスカ?ナカニハイッテモイイカシラ


和野方 「っえ!?あっいいよ?入っていいぞ!」カポッ ゴソゴソ… すぐさまフタを戻してリュックにしまう


ガチャッ


悠里 「失礼します」タッタッタッ…パタンッ


和野方 「どうした?二人揃ってここに来るなんて 俺になにか用か?」


胡桃 「あぁ 実はな?さっき私とりーさんにスナイパーライフルの撃ち方を教えてくれるって言ったよな?」


和野方 「あぁ さっきは由紀が来たから撃てなくなっちまったからな?」


悠里 「それでまだゆきちゃんは起きてるけど、少しでもいいから教えてほしいの?」


和野方 「…こんな時間にか?」


胡桃 「ダメか?」


和野方 「いやダメじゃないが…ただ、夜だから外に撃つにしても的が見えにくいから厳しいと思うぞ?しかも雨降ってるから尚更見えにくいし…」


悠里 「あっ…確かにそうね?的が見えないと困るわね」


和野方 「どうする?それでもいいなら教えるけど?」


悠里 「うーん…」


胡桃 「…どうする?りーさん 私はどっちでもいいぜ?」


悠里 「…そうね 暗いだけならまだしも、雨も降ってるから視界が悪くなってるし今日はやめときましょうか?」


胡桃 「了解だぜ!」


和野方 「やらないんだな?わかった それならスナイパーライフルを準備する必要はないな?」


悠里 「えぇ ごめんなさい長谷さん せっかく練習する時間が出来たのに…」


和野方 「別にいいよ?無理してこんな悪天候な日にやる必要はない 逆に暗くて雨が降ってる時に練習しても的に当たらないから練習にならないしな?」


胡桃 「ちなみに長谷はこんな悪天候でも外の標識に当てることはできるのか?」


和野方 「うーん…そうだな?暗くて雨が降ってるだけならまだ当てられるな これでさらに風が入ってくると話は別だけどな?」


悠里 「風?なぜ風が入ると別なんですか?」


和野方 「風が吹いてると撃った時、弾が起動を変えて別の場所に行っちゃうんだ なんでもそうだが風が吹いてると投げたものは狙った所に行かないで別の場所に落ちるだろ?それと一緒だ」


胡桃 「へぇー?ライフルの弾って風に弱いのか 初めて知ったな?」


和野方 「使う時は覚えておいた方がいいぞ?風が吹いてる時は動きを読んで撃たないと当たらないからな」


悠里 「…風を読むのは難しいですね 見方とかってあるんですか?」


和野方 「うーん…俺も完全にはわかるわけじゃないが、俺は周りを見て風の動きを見るな?」


胡桃 「周りを?」


和野方 「あぁ 周りの木や風で動くものを見て今どういう動きをしてるのかとかどのくらい風が強いのかを測るんだ?」


悠里 「…それは慣れてない人でも出来るかしら?」


和野方 「風の吹いてる方角はわかると思うがどのくらい強いかは測れないと思う 俺も最初は全然わからなかったから…」


悠里 「…どのくらいでわかるようになったの?」


和野方 「大体1年ぐらいかな?吹いてる方角はすぐ覚えられたんだが…」


胡桃 「1年…」


悠里 「長いわね…」


和野方 「でもそこまで難しく考えなくても平気だと思うぞ?基本的にはまっすぐ飛んでいくから風の動きなんかは無視して撃っても大丈夫だと思うぞ?」


悠里 「…そうなの?」


和野方 「そよ風程度なら平気だ?台風並みに強い風なら別だがな」


胡桃 「それなら平気だな?」 タッタッタッ…


ガチャッ


由紀 「ながながー!私も遊びに来たよ!」


和野方 「いや遊びに来たって…」


悠里 「ゆきちゃん 私たちは遊びにここに来たんじゃないのよ?それにもう遅いんだから早く寝ないとだめよ?」


由紀 「えぇー?だってりーさんたちがながながのところに行くから先に寝ててって言ってたから、もしかしたら遊びに行ったんじゃないかと思ったのに…」


胡桃 「だから遊びじゃないって言ったろ?第一、こんな時間に遊んだら明日寝不足になるだろ?」


由紀 「…言われてみればそうだね?」 タッタッタッ…


ガチャッ


美紀 「ゆき先輩!」


由紀 「ひぃっ!?みーくん!」ビクッ!!


美紀 「ゆうり先輩達に早く寝るよう言われてましたよね!私が目を離した隙に出ていってダメじゃないですか!」


由紀 「うぅ…だって?りーさん達がながながと遊びに行ったんじゃないかと思って…」


美紀 「遊びに行くわけじゃないと言ってたじゃないですか!ただでさえ起きるの遅いんですから早く寝てください!」


由紀 「みーくん怖い!助けてりーさん!」ガバッ 悠里に抱きつく


悠里 「あらあら?だめよみきさん そんなにゆきちゃんを強く叱っちゃ?」


美紀 「ですが、悠里先輩達に早く寝るよう言われていたので…」


悠里 「そんなに強く叱っても逆効果よ?もっと優しく言わないと?」


美紀 「…わかりました」


悠里 「ゆきちゃんも、次から怒られるような事をしちゃダメよ?いいわね?」


由紀 「はい ごめんなさい…」


胡桃 「…」コソコソッ… 徐々に和野方に近づいていく


和野方 「…? どうした?」ヒソヒソ


胡桃 「…後でまた来るから一緒に酒飲まないか?また飲みたくなってな」ヒソヒソ


和野方 「…早めに来てくれよ?俺も早く飲みたいんだから」ヒソヒソ


胡桃 「わかった」ヒソヒソ


悠里 「? どうしたのくるみ?なんか長谷さんと話してたみたいだけど?」


胡桃 「なんでもないぜ!それじゃ、早く部屋に戻って寝ようぜ?」


美紀 「そうですね?明日も早いのではやく寝ましょう」


由紀 「でも明日から夏休みだよね?休みなんだから早く起きなくてもいいんじゃないかな?」


悠里 「だめよ?朝はちゃんと起きないと朝ごはんなしよ?」


由紀 「えぇっ!?まじ!?」Σ(゚д゚;)


胡桃 「マジだぜ?」


美紀 「マジです」


和野方 「マジじゃないか?」


由紀 「こっこうしちゃいられない!早く寝ないと私の朝ごはんがなくなっちゃう!?」


由紀 「みーくん早く戻って寝るよ!早く起きれるようにもう寝ないと朝ごはんががなくなっちゃうよ!」


美紀 「私は朝ちゃんと起きてるので平気ですが…」


悠里 「それじゃ、私たちも部屋に戻って休みましょう?長谷さん また機械がありましたら宜しくお願いします」


和野方 「おう!また機会があればな?」


由紀 「それじゃ部屋にレッツゴー!」タッタッタッ…ガチャッ


タッタッタッ!!…


美紀 「あっゆき先輩!走って先に行かないでください!」タッタッタッ!!…


悠里 「それではおやすみなさい 長谷さん」


胡桃 「またな?」


和野方 「おう!おやすみ」


キィィ…パタンッ


和野方 「…」


和野方 「あっぶねー…もう少しで悠里に俺が酒持ってることをバレるところだった?バレたら絶対何か言ってくるよな?…まぁ、言わないわけないか?あいつは真面目そうだからな」


和野方 「しかし、胡桃に酒飲ませたのは不味かったかな?まだ未成年なのに酒飲んで害が出なければいいんだが…」


和野方 「しかも酒を好んじまったし、余計に心配だな?まだ高校生なのに…」


和野方 「…まぁ、その原因を作ったのは俺なんだけどな?あの時見られちまったから…」ハァ…


和野方 「…まぁいいか?とりあえず、胡桃が来るまで酒は我慢して刀の整備でもしておくか?」カタッ 置いてある刀を手に取る


和野方 「最近怠ってたからな?見れる時に見ておかないと?」クンッスー… 刀を鞘から抜き取る













夜中ー外 巡々丘学院高校から離れた場所



ザー…



ゾンビ 「アァー…」パシャッ…パシャッ… 水が溜まった場所を適当に歩っている


ゾンビ 「アァー…」 ザー…


バシャッバシャッ… 後ろからズカズカと水溜りを歩く音が聞こえてくる


ゾンビ 「アァー…?」フィッ


ガシッ


ゾンビ 「アァー…」頭を掴まれて持ち上げられる


? 「フシュー…」


グシャッ!!バシャンッ


ゾンビ 「」 ザー… 頭を握りつぶされて水溜りの上に落ちる


? 「フシュー…」


? 「スッタァァアァァァァズ!!!!!!」


ザー…













それから数日経過…



朝ー学園生活部



胡桃 「…」ペラッ…ペラッ… 漫画を読んで椅子に座ってる


美紀 「…」カリカリ… 教科書を見ながら勉強をしてる


太郎丸 「…」スゥ…スゥ… 椅子の上に座って寝てる


由紀 「…っあ?くるみちゃん また雨だよ?」


胡桃 「またか?ほんとよく降るな」


美紀 「ここ最近よく降りますね?困りますね」


由紀 「ほんとだね?」


全員 「「…っあ!洗濯物!」」







屋上



和野方 「ふんっ!ふんっ!」ブンッブンッ!!刀を持って素振りをしてる


悠里 「…」佐倉先生のお墓の前で拝んでいる


和野方 「…ふぅ?今日はこのくらいでいいかな やっぱり毎日素振りしてないと劣るな?面倒くさくてついサボっちまう…」ハァ…


…ポツッ


悠里 「…あら?」


和野方 「っん?どうした 悠里?」


ポツッ…ポツッ… まだ弱いが雨が降り始めてくる


和野方 「…また雨か?ここ最近よくふるな?」スチャンッ 刀を鞘にしまう


悠里 「そうね?このままだと電気がまずいわね 今日はシャワー使わない方が良さそうね?」


和野方 「そうだな?本当は毎日入りたいが仕方ない 今日は電気の節電の為、我慢するしかなさそうだな?」


和野方 「それと早く洗濯物を取り込んだ方がいいな?雨に濡れてダメになっちまう」


悠里 「そうね?早く取り込みましょう」 タッタッタッ…


ガチャッ


胡桃 「りーさん 雨降ってきたから洗濯物しまうぜ?」タッタッタッ…


悠里 「えぇ 今私たちもそうしようとしてたところよ?」


美紀 「それにしてもほんとによく降りますね?残りの電力が心配です」


和野方 「それも今話してたところだ 今日はみんな我慢してシャワーはなしだそうだ?」


胡桃 「うげっ?マジかよ…」


由紀 「ガーン…」


美紀 「仕方ありませんね?ここのシャワーは電熱式ですからね」


和野方 「俺は真水でも構わないけど、皆はそういうわけにはいかないからな?」


悠里 「真水でもいいって…風邪引くわよ?」


和野方 「…まぁ、ありえなくはないな?」


胡桃 「それより早くしまおうぜ?雨が強くなってきたぜ」 ポツッポツッ…


悠里 「そうね?早くしまいましょう」


タッタッタッ…


和野方 「よっと?」カタッ 干してある物干しを取る


美紀 「…」カタッ 同じく干してある物干しを取る


由紀 「…っ! ねぇくるみちゃん?ながなが?」パチンッ 一つの洗濯物を外して取る


胡桃 「なんだ?」カタッ


由紀 「ほらほらボインだよ!」( •̀∀•́ )✧キラン 悠里のブラを付けたように見せて遊ぶ


和野方 「子供かお前は?てか、俺にそれを見せるな」


由紀 「えぇ〜?」


悠里 「もうゆきちゃん!私ので遊ばないで!」///シュパッ 素早く由紀が手に持っていた悠里のブラを取り上げる


由紀 「あぁ!?私の胸が貧乳になっちゃった!」


胡桃 「いや元から貧乳だろ?」


和野方 「…」タッタッタッ…








お昼ー学園生活部(色々スキップ)



キーンコーン


自動放送 「お昼になりました 午後の授業のためにもしっかり栄養をとりましょう」


悠里 「それじゃ、いただきます?」


全員 「「いただきます!」」


パクッボリボリ… (今日の昼食はかんぱん)


胡桃 「うぅむ…やっぱりかんぱんはパサパサするな?」ボリボリ…


悠里 「節電しないといけないからね 今日は我慢して?」


和野方 「確かに我慢するしかないな?電気が使えなくなるといろいろと大変だからな?」パクッボリボリ


由紀 「んー…」


美紀 「…それにしても本当に困りましたね?雨ばかり降って…」 ザー… 窓の外を見ると少し強めな雨が降っている


悠里 「そうね 本当に困ったわね?」


胡桃 「…長谷 食べ終わったら明るい内に見回り行こうぜ?」


和野方 「そうだな?暗くなると危ないからそうするか」


由紀 「…そうだ!」ガタッ


悠里 「どうしたの?ゆきちゃん 食事中に大声を出して行儀悪いわよ?」


由紀 「ごめんごめん?それよりりーさん 今日キャンプしようよ!」


全員 「「…キャンプ?」」


由紀 「ほら、えーっと?遠足でキャンプとかするでしょ?学園生活部だから学校でキャンプするの!」


胡桃 「なるほど 確かにキャンプなら電気とかないもんな?」


和野方 「学校でキャンプするっておかしいような気がするけど…まぁいいか?」


胡桃 「キャンプか テントあったかな?」


美紀 「確か部室にあったはずです あれならに5人は入るはずです」


由紀 「ちょっ!?みーくんめぐねぇ入れるの忘れてない!?」


美紀 「あっ!すっすみません そんなつもりじゃ…」


由紀 「…めぐねぇ いつもお疲れ様!」


胡桃 「めぐねぇおつかれさま」


悠里 「お疲れさまです めぐねぇ」


美紀 「おつかれさまです」


和野方 「っえ?あっお疲れさまです」


和野方 「(いない人にお疲れ様って言うのはなんか変な感じだな まっ仕方ないか 由紀には見えてるんだから合わせないとな?)」


胡桃 「…っあ」ピクッ


悠里 「っん?どうしたのくるみ」


胡桃 「…そう言えば、長谷も一緒にテントの中で寝るのか?私は別に構わないってわけじゃないが…」


悠里 「あっ…」


和野方 「あいにくだが俺は一緒に寝る気はない えっと…臨時教師と言っても副顧問だからな?夜の見回りはしないといけない」


由紀 「えぇー?ながながも一緒に寝ようよ?見回りはめぐねぇと交代制にしてさ」


和野方 「めぐねぇは女だからなにかあった時危ないだろ?とは言っても俺だって夜ずっと起きてることは出来ないから交代制で見回りをしないといけないけどな」


由紀 「それならここで寝れるじゃん!2人で交代しながら…」


和野方 「学校全体見ないといけないんだぞ?時間かかる上にテントから行き来するよりちゃんと部屋から行き来した方が楽なんだ」


由紀 「確かにそうだけど…」


悠里 「ほらゆきちゃん わがまま言わないの?長谷さんは臨時教師とはいえ教師なんだから夜の見回りはしないといけないのよ」


美紀 「しかも長谷さんは男ですからね 一緒のテントの中で寝るのはちょっと…」


由紀 「? 男だからどうしたの?」


美紀 「いや、その…」


和野方 「…俺は男だから女子の中に入るのはいろいろとまずいということだよ」


由紀 「別に気にしなくてもいいと思うんだけど?」


和野方 「お前は気にしないかもしれないがみんなは気にするんだよ だから俺は別のところで寝る」


由紀 「そうなの?みーくん」


美紀 「っえ、あっえと…」そうだと言ったら和野方に失礼と思って言えない


和野方 「…」クイッ 顔を動かしてそうだと言えと合図する


美紀 「っ! はいそうです 長谷さんは男なので…」


胡桃 「私も美紀と同意だ?さすがに男と寝るのは…」


悠里 「…正直、警戒するわね」


由紀 「…そう?わかった それじゃながながには悪いけど今日のよる見回りをお願いするね」


和野方 「あぁ みんなが安心して寝れるようにちゃんと見回りするよ?」


由紀 「めぐねぇもよろしくね!」













夜ー寝室



テントの中



ザー… 外はまだ雨降っている


由紀 「やっぱりテントの中だと雰囲気あるね!」


悠里 「そうね?」


太郎丸 「アンっ!」由紀に抱き抱えられてる


美紀 「…」静かに座ってる


胡桃 「(…今日は和野方と酒飲むのは無理そうだな はぁ…せっかくの楽しみが?)」


由紀 「ねぇねぇ どんな話する?こういう時に盛り上がることって何かな?」


悠里 「そうね?それなら怪談とかどうかしら」


由紀 「っえ 確かに雰囲気はあるけど…」


美紀 「さすがにこの時に怪談は…」


胡桃 「やーだ!」


悠里 「…知ってる?今日みたいな雨の日はね…」


胡桃 「〜〜チョップー!」ビターンッ!!


悠里 「いたーい!」(≧∇≦) さほど強くないチョップで頭を叩かれる


胡桃 「そんな話よりもっと明るい話しようぜ!たとえば恋バナとか」


美紀 「っえ 恋バナ…ですか?」


悠里 「…誰かこの中で好きな人ができた人っているかしら?もちろん恋愛的な意味で」


胡桃 「…」スッ… 手を上げる


3人 「「…」」手を上げず


胡桃 「私だけかよ!」


悠里 「…まぁ、できるかできないかは人それぞれだから仕方ないわ」


美紀 「ですね」


由紀 「私も友達的な意味だったらみんな好きだったけどなぁ?」


胡桃 「…ええぃ!もうこの話はなしだ 別の話をするぞ!」


悠里 「それじゃ 話を戻して怪談を…」


胡桃 「却下!」


美紀 「ゆうり先輩 話を戻さなくていいです」


悠里 「ざんねんね…」


タッタッタッ…


由紀 「っ! 誰か近付いてくる きっとめぐねぇだ!」


胡桃 「マジか!?急いで寝ないと!」アタフタ


悠里 「みきさん明かりを消してもらえる?」


美紀 「わかりました」カチッ 明かりを消す


パサッ… 全員布団の中に入って寝たふりする


悠里 「…」


胡桃 「…」


美紀 「…」


由紀 「…」パサッ… 布団から出てくる


スッ… 由紀はテントの入口から覗く


由紀 「…もう大丈夫だよ めぐねぇ行ったよ」


胡桃 「ぷはぁ!行ったか」


美紀 「いきなり来ると結構驚きますね?すぐ寝たふりしないといけないので大変です」


悠里 「そうね でもめぐねぇは私たちの安全を確かめてくれてるのだから仕方ないわ」


全員 「「…ぷっ!」」


ハハハハッ!!…













一方和野方は…



巡々丘学院高等学校ー1階



ゾンビ 「アァー…」スタ…スタ… フラフラと徘徊している


ゾンビ2 「アァー…」スタ…スタ… フラフラと徘徊している


和野方 「…」タッタッタッ… 刀を腰に付けながら、抜かないでゾンビの群れの中を歩いていく


ゾンビ 「アァー…」スタ…スタ…


ゾンビ2 「アァー…」スタ…スタ…


和野方 「(【…やっぱり、ここの奴らも一緒か 俺のこと見向きもしねぇ…俺に気づいてないのか?堂々と歩いてるのに】)」タッタッタッ…


和野方 「(【ネメシスの奴らは俺のこと見えてるのにそこら辺の奴は俺を同類だと思ってるのか?…それはそれで嫌だな 確かに似たような者だが…】)」


和野方 「…あいつらを必ず助けてやらないとな?俺はもう助からないからせめてあいつらだけでも…」


…ドクンッ!!


和野方 「がぁっ!?」カタンッ 心臓に激痛が走り膝が床に付く


周辺のゾンビ 「「アァー…?」」和野方が腰に付けてる刀が床に当たった音に反応する


和野方 「(嘘だろ…!このタイミングで!?)」ハァー!!…ハァー!!…


和野方 「(やばい!急いで打たないと…)」スッ… 懐に手を突っ込…


周辺のゾンビ 「「アァー!」」ザッザッザッ… 和野方に向かって近づいていく


和野方 「ーっち!邪魔するな!!」スッ すかさず刀に手をかける


ザンッ!!


ゾンビ 「」ズルッ…


ドサッ… ゾンビは首を切られて頭が地面にずれ落ちる


和野方 「おぅらっ!」ゲシッ!! ゾンビの首を蹴る


ガァンッ!! 偶然にも近くにあった消火栓に当たる


周辺のゾンビ 「「アァー…?」」音のした方に顔を傾ける


和野方 「(よし!今のうちに薬を…)」カチャカチャッ 小ケースから薬を取り出す


プスッ… 腕に注射針を刺して薬を打つ


和野方 「…はぁ 間に合った…」ハァー…


和野方 「(【あぶねぇ…危うく死ぬところだった…いや、もう死んでるか】)」


和野方 「…」スッ… 腕に指を当てて脈を図る


【…脈は全くと言っていいほど測れていない】


和野方 「(【動いてない…やっぱり生命活動は停止してるな 体温は薬の副作用か知らんが多少は残ってるみたいだが…まっそれだけでもあるだけありがたいか?まだ自分が生きてるって実感が湧くからな】)」


和野方 「…はぁ、嫌になるぜ…」


周辺のゾンビ 「「アァー…」」スタ…スタ… 近くにある消火栓の近くを徘徊している


和野方 「…むやみに殺すとまたネメシスが来た時めんどうだからあのままにしておくか あいつは自分が殺した以外の死体を見ると近くを徘徊する癖を持ってるからな?バレたらめんどうだ」ヒュンッヒュンッ!!…スチャンッ 刀に付いた血を払って鞘にしまう


和野方 「さて、面倒なことになる前に早く自分の寝室に行くか?早く寝ないと明日も早いからな」


和野方 「…なんで生命活動停止してるのに疲れが出るんだろうな これも薬の副作用か?」


和野方 「…まぁいいか この疲れも生きてるって実感が湧くからあった方がいいか?本当はなくても良かったんだけどな」


和野方 「さぁて、寝室に行ったら酒さけ〜!」(^^♪タッタッタッ…













朝ー学園生活部部室



全員 「「いただきます!」」


胡桃 「今日の朝はうどんかぁ!うまそうだぜ!」


美紀 「ですね?」


和野方 「久々に麺類食べたな?今までカンパンとかだったからまた口に出来て嬉しいな」チュルチュル…


悠里 「そう言ってもらえると作った甲斐があったわ!」


由紀 「おかわり!」スッ お椀を突き出す


胡桃 「早いな!もっとよく噛んでたべろよ」


由紀 「ちゃんと噛んだよ〜」


悠里 「ごめんね おかわりはないのよ?取りに行かないと」


胡桃 「また肝試しか?」チュルチュル…


悠里 「ううん 購買にはもうないからまた外に出ないと…」


胡桃 「…」


和野方 「外か…となるとかなり危険だな?足がないと奴らに接触する上荷物を手で運ばないといけないからかなり大変だな」


悠里 「足はめぐねぇの車があるから平気よ 前にも一度使ったことがあるからまだ燃料も残ってるわ」


和野方 「…誰が運転したんだ?てか、高校生って免許取って平気だったっけ?」


美紀 「本来はだめです …ちなみに私も知らないんですが誰が運転してたんですか?」


胡桃 「私と!」


悠里 「私よ?」


和野方 「うん なんとなく予測してた」


美紀 「ゆうり先輩も運転したんですか?意外です」


胡桃 「それどういう意味だ美紀!それは私はいつも乗り回してるとでも思ってたのか!?」


美紀 「あっいえ!別にそういうわけでは…」


和野方 「性格的にありえそう」チュルチュル…


胡桃 「あぁっ!?」(ꐦ°᷄д°᷅)


悠里 「長谷さんは免許持ってるの?」


和野方 「いや、バイクしかもってない しかも原付」


悠里 「車の運転とかは?」


和野方 「無免許で乗り回した事は何回かあるが期待しないでほしい」


胡桃 「なんだよ?長谷免許持ってないのか それは期待はずれだったなぁ?」ハァ…


和野方 「そんなこと言われても…前にも言ったが俺はお前らより頭悪いんだから取ろうと思っても取れないだろ」


胡桃 「…それもそうだな?」納得


和野方 「納得するなよ!そこはフォローしてくれよ!」


美紀 「あはは…」


由紀 「また外に出るの?」


悠里 「そうね?またあのデパートでも良いけど、必要な物を取ってこないといけないからね?」


由紀 「それじゃめぐねぇに聞いてこないとね?私聞いてくる!」カタッ


悠里 「お願いできる?」


由紀 「うん!あっあとごはんごちそうさまー」タッタッタッ…


ガラッ…ピシャンッ


胡桃 「…またあそこに行くのか?確かにこの前行った時は必要な分だけ取って来ただけだからまだあるかもしれないけど…」


和野方 「…けど、なんだ?」


悠里 「デパートだから奴らがかなりいるのよ 1階だけじゃなく他の階にも多くてかなり危ないのよ」


和野方 「…上に逃げ込んだやつの中に噛まれた奴がいたのか それで周りに広がったのか…めんどうだな?」


美紀 「…」


胡桃 「…みきはあまり行きたくないよな 元々あそこで助けを待ってたのもあるし 噛まれそうにもなったから…」


和野方 「っえ?美紀は最初からお前達と一緒じゃなかったのか?」


美紀 「…はい 元々は今話してたデパートで助けが来るまで篭っていたんです…」


和野方 「…1人でか?」


美紀 「…」


胡桃 「…」←美紀の書いた生徒手帳の日記を見ているため2人で助けを待っていたことを知ってる


悠里 「…みきさん?」 タッタッタッ…


ガラッ


由紀 「ただいまー おっけーもらったよ!」


和野方 「っん そうか?ならすぐ準備をしないとな」カタッ


悠里 「そうね くるみ 長谷さんと一緒に車をお願いできる?」


胡桃 「了解だぜ!」


和野方 「わかった」


悠里 「みきさんは私と一緒にゆきちゃんと準備でき次第下へ降りるわ」


由紀 「はーい!」


美紀 「…わかりました」


和野方 「…」













デパートー1階(移動スキップ&太郎丸は学校でお留守番)



周囲のゾンビ 「「アァー…」」スタ…スタ…



和野方 「…結構いるな?集まられるとめんどうだな」出入口から中の様子を見てる


胡桃 「だな?前来た時より増えてるぜ めんどうだな…」


悠里 「中に入れなさそう?」


胡桃 「ちょっとキツイな 無理に入ろうとすれば気づかれちまうぜ」


由紀 「? 何に気づかれるの?」


美紀 「中に今、不良と思われる方々が居るんです その方たちに気づかれて目をつけられてしまうと面倒なことになってしまうんです」


由紀 「えぇっ!?不良がいるの!?怖いよ…」ブルッ


和野方 「大丈夫だよ 何かあったら守ってやるから安心しろ」


由紀 「…うん!」


悠里 「頼りにしてるわね?長谷さん」


和野方 「まかせろ!」


胡桃 「…いっかい物を投げて誘導させた方がいいな?このままじゃ日が暮れちまうぜ」


和野方 「それならそこら辺に落ちてる石を投げて誘導させるか 中に入ったらどの道を歩いていくんだ?」


胡桃 「入ったらまっすぐ行くから奴らを両端に誘導できれば行けるぜ!」


和野方 「わかった それじゃ俺は右に投げるから胡桃は左に投げてくれ」


胡桃 「ちゃんと合わせろよ?」スッ 石ころを拾う


和野方 「わかってるって?」スッ 同じく石を拾う


胡桃 「みんな 行くよ?」


全員 「「はい!(うん!)ええ!」」


胡桃 「せーのっ!」


和野方&胡桃 「「」」ヒュンッ!! 2人で両端に石ころを投げる


カツーンッ!!カラカラカラカラ… 石ころは通路に当たって音が鳴り響く


周囲のゾンビ 「「アァー…?」」ノソ…ノソ… 音に反応して音がした方へ歩き出す


胡桃 「よし いまだ!」


タッタッタッ!!…













1階ー通路



和野方 「…」タッタッタッ…


胡桃 「…ここら辺は奴らいないな?まっいない方がいいんだが」タッタッタッ…


悠里 「そうね」タッタッタッ…


美紀 「…それにしても、あいつらはあの時からずっといたんでしょうか?もう誰もいなかったはずなのに…」タッタッタッ…


胡桃 「…どうだろうな?それはわからないけど…」


由紀 「…静かだね?今日はお客さん来てないのかな?」タッタッタッ…


悠里 「そうみたいね でもお店の中でふざけちゃダメよ?」


由紀 「わかってるよ?さすがに私もそこまで馬鹿じゃないよ」


胡桃 「バカじゃん」


美紀 「ですね」


由紀 「みーくんまで!?ひどい!」


和野方 「あまり騒ぐな さっきの不良が来ても知らないぞ?」


由紀 「あっごめん…」


悠里 「…くるみ なるべく早めに必要なものを集めたいからここは二手に分かれて集めない?」


胡桃 「私は構わないぜ?今回は長谷が居るから二手に分かれて集めても」


悠里 「長谷さんもいいかしら?」


和野方 「別にいいぞ?」


悠里 「それじゃ私とゆきちゃん、くるみで必要なものを集めてくるから長谷さんはみきさんと一緒にお願いできるかしら?」


和野方 「わかった」


美紀 「わかりました」


悠里 「なにかあったらすぐ呼ぶのよ?それじゃ、また1時間後に車でね?」


和野方 「了解 1時間後車でな?」


胡桃 「みきの事頼むぜ?長谷」


和野方 「わかってるよ なにかあれば必ず助ける」


由紀 「それじゃまた後でねー!」


タッタッタッ…


和野方 「…」 タッタッタッ…


美紀 「…長谷さん 物資を集める前にちょっと行きたい場所があるんですけどいいですか?」


和野方 「っん?別に構わないぞ 道案内頼めるか?」


美紀 「わかりました」


タッタッタッ…








とある倉庫



ガチャッ


美紀 「…」タッタッタッ…


和野方 「…倉庫か?中はけっこう綺麗だな ここには奴ら入ってきてないようだな?」


美紀 「…」


和野方 「…美紀?」


美紀 「…」


和野方 「…なぁ美紀 ちょっと聞いてもいいか?」


美紀 「…なんでしょうか」


和野方 「…俺の勘違いだったらスルーしてくれ」


和野方 「【お前…ここに居た時、2人で居たりしなかったか?】」


美紀 「…っえ?」


和野方 「…違うか?」


美紀 「…なんで知ってるんですか?わたし…だれにも話してないはずです」


和野方 「…多分なんだが、お前のことを言ってたんたと思うけど…その…」


美紀 「…もしかして、圭に会ったんですか!?」


和野方 「…あの子、圭って言うのか?お前と同じ制服着て、リボンの色も一緒だったからもしかしたらと思ってたけど…やっぱりあの子はお前のことを言ってたのか」


美紀 「会ったんですか!?圭は、圭は生きてるんですか!?」


和野方 「…」


美紀 「…そんな…」ドサッ 力が抜けて床に膝をつける


和野方 「…すまない 俺が駆けつけた時にはもう…」


美紀 「…圭…」


和野方 「…なぁ美紀 お前はその圭って子とは仲がよかったのか?」


美紀 「…はい かなりよかったです」


美紀 「圭は…私の、一番の親友でした…」


和野方 「…そうか だからあの子が死ぬ前にお前を助けて欲しいって言ってたのか?一番の親友なら仲間を助けて欲しいと言うのは当たり前だな」


美紀 「…っえ?」


和野方 「実はな 俺は一度このデパートに来てるんだ その子に美紀って人がこのデパートに居るから助けて欲しいと死ぬ間際に頼まれたんだ」








和野方の過去ーとある道中



和野方 「…」タッタッタッ…


周辺のゾンビ 「「アァー…」」スタ…スタ… 和野方の近くを歩いている


和野方 「(…やっぱりこの辺にも生存者がいないか けっこう隠れられそうな場所はありそうだが、ダメか…)」


和野方 「(1人でもいいから生存者が居て欲しいな たった1人でもいいから…)」


キャアァァァァッッッ!!!!!!


和野方 「っ!? 今の声…まさか生存者か!?」


和野方 「確か向こうから聞こえたような…間に合うか!?」タッタッタッ!!…











ゾンビ 「アァー…アァー…」グチャッグチャッ…


ゾンビ2 「アァー…アァー…」グチャッグチャッ…


ゾンビ3 「アァー…アァー…」グチャッグチャッ…


圭 「いや…やめて…痛いよ…」 グチャッグチャッ… 激痛で麻痺して痛みの感覚が鈍って自分の身体を食べられている


圭 「(わたし…食べられてる せっかくここまで来たのに…死にたくなかったのに…)」 グチャッグチャッ…


圭 「(…だれか、誰でもいいから…美紀だけでも…)」 グチャッグチャッ…


タッタッタッ!!…


和野方 「はぁっ!!」ズバァッ!!


ゾンビ 「」ズル…ボトンッコロコロ… 首を切られて落ちて転がっていく


圭 「…っえ…?」


ゾンビ2〜3 「「アァー…?」」フイッ 和野方の方に顔を向ける


和野方 「死ね!!」ザンザンッッ!!!!


ゾンビ2〜3 「「」」ズル…


ボトンッコロコロ…


和野方 「大丈夫か!?まだ生きて…っ!」


圭 「…」ヒュー…ヒュー… 既にもう虫の息状態


和野方 「(かなり食われてる…それに噛まれた場所も多数あってもはや手遅れだ…)」


和野方 「(くそっ!せっかく見つけたと思ったのに!!間に合わなかったか…!!)」ギリッ!!


圭 「…あなた…救助隊…?」ヒュー…ヒュー…


和野方 「…いや、俺は救助隊じゃない お前と一緒で生存者だ」


圭 「…そう、生存者なんだ… やっと、助けが来たと思ったのに…」ヒュー…ヒュー…


和野方 「…」


圭 「…ねぇ、あなたでもいいから…お願いがあるの…」ヒュー…ヒュー…


和野方 「…なんだ?」


圭 「…とあるデパートに、私の…私の、大事な親友がいるの」


和野方 「お前の親友?てことは、まだ生存者がいるのか!?」


圭 「…うん 私の友達…美紀って人が、倉庫の中で…助けを待ってるの…」ヒュー…ヒュー…


圭 「おねがい…美紀を、助けてあげて…?」ヒュー…ヒュー…


和野方 「…それが、最後の願いか?」


圭 「…うん もう、私はだめだから…せめて美紀だけでも…」ヒュー…ヒュー…


和野方 「…そうか わかった」


和野方 「その約束 必ず守ってやる!その美紀って子が見つかり次第絶対救ってやる!だから」


和野方 「安心して…眠ってくれ」


圭 「…うん ありがとう…名前も知らない…ひ、と…」スゥ…


和野方 「…」


圭 「」息を引き取る…


和野方 「…必ず 守ってやるからな?」


和野方 「…じゃあな」


タッタッタッ!!…











和野方 「…これが俺とその圭って子と会ったことだ」


美紀 「…圭が、死ぬ前に私を…」


和野方 「一度ここに着いた時、倉庫って言われたから至る所を探したんだがお前を見つけられなくてな?」


和野方 「もしかしたら もう閉じこもってるのは嫌になって出てったんじゃないかと思ってたんだが…そんなことはなかったな」


和野方 「やっと見つけられてよかったよ?しかもまだ生きてたから尚更よかった 約束が守れてな?」


美紀 「…圭…」ジワ… 涙目になる


和野方 「…よかったな いい親友が居て?」


美紀 「うっうぅ…圭…圭!」ポタッポタッ…


和野方 「…俺はバカだから慰め方とかわからないけど、今は泣くといいよ?」


和野方 「俺がもっと早く駆けつけていれば圭って子は救えたかもしれない…後で愚痴でもなんでも聞いてやるから、今は気が済むまで泣いてくれ」


美紀 「うわあぁぁあぁぁぁんっっ!!!!!!」ポタポタ…


和野方 「(…ごめんな?美紀)」











和野方 「…落ち着いたか?」


美紀 「…はい すみません うるさくしてしまって」グスッ


和野方 「なぁに?別に気にしてないよ 落ち着いたならそれでいい」


和野方 「それより、早く必要なものを集めないと集まる時間になっちまうぞ?」


美紀 「そうでしたね 早く必要なものを集めましょう」


和野方 「この部屋には食料とかってあるのか?」


美紀 「あります 私と圭がここで過ごしていたのでまだ水や食料などは残っています」


和野方 「それならそれを持っていくか かなりあるのか?」


美紀 「まだかなり余っています 全部持っていくとなるとかなり大変です」


和野方 「…持てるぶんだけ持っていくか?」


美紀 「そうですね それと長谷さん」


和野方 「なんだ?」


美紀 「…慰めてくれてありがとうございます おかげで心がすぅっとしました!」


和野方 「別に礼を言われるようなことはしてないよ 当たり前のことをしたまでだ?」


美紀 「…そうですか」


和野方 「それじゃ、運べるだけ運ぶぞ?」


美紀 「はい!」








数時間後ー駐車場(全員集合)



和野方 「よいしょっと?」ズシッ 持ってきた荷物をトランクに入れる


美紀 「これで全部ですね」


胡桃 「そうだな 大体必要なものは持ってこれたな?」


悠里 「これぐらいあればしばらくは持つわね?」


由紀 「そうだね!」


胡桃 「それじゃ そろそろ学校に戻るか?」


悠里 「そうね 私が最初に運転するから胡桃はその次にお願いね?」


胡桃 「了解!」


和野方 「それじゃ俺は来た時と同様に車の上に乗るか?」ヨット ボンネット(車の上)に乗る


悠里 「またボンネットの上に乗るの?かなり危ないわよ」


和野方 「店員オーバーだから仕方ないだろ?この車4人よりなんだから」


由紀 「でも車の上に乗ってたら店員オーバーじゃなくても捕まるんじゃないかな…?」


和野方 「細かいことは気にするな?何かあれば俺が何とかするから」


美紀 「そういう問題じゃないかと…」


悠里 「…まぁ、長谷さんがそれでいいなら構わないわ」


胡桃 「捕まるのは長谷だからな?私達は関係ない」


和野方 「ひどいな!?」


悠里 「それじゃみんな車に乗って?帰るわよ」


全員 「「はーい!」」













帰宅中ー道中走行中



ブロロ…


和野方 「…」 ブロロ… 車の上に座っている


悠里 「…長谷さん 特に異常はない?」車を運転してる


和野方 「今のところはないよ このまま走行しても平気だと思う」


悠里 「わかったわ」


由紀 「すぅ…すぅ…」


美紀 「ゆき先輩寝ちゃいましたね?久々に歩き回って疲れたんですね」


胡桃 「だと思うぜ?みき達と別れた後、ゆきがいろんなところに行くから大変だったんだぜ?」


美紀 「そうなんですか?」


悠里 「えぇ ゆきちゃん子供みたいにはしゃいでたわ?」


美紀 「…先輩らしいですね?こんな状況でもはしゃいでられるなんて…」


胡桃 「…そうだな」


和野方 「…」


和野方 「(確かに由紀はこんな状況だと言うのにはしゃいでる…普通のやつならありえないだろうな こんな状況ではしゃいでなんかいられないからな…)」


和野方 「(…でも、そんな奴がいるからこそ生きる希望を持てるんだよな?今のみんなには由紀がいるから生きる希望を持てる…まったく、由紀はすごいな?別の意味でな)」ブロロ…


悠里 「…っん?なにかしら…あれ?」


胡桃 「んーっ?どうしたりーさん?」


悠里 「…なにか前に黒い服…?を来た人がいるような?」


胡桃 「…黒い服?」


和野方 「…っ!!」



? 「フシュー…」和野方達が通る道に立ちふさがっている



胡桃 「ーっ嘘だろ!?あいつなんでここに!?」


悠里 「っえ?あいつ?」


和野方 「悠里!Uターンしろ!!急げ!!!!」


悠里 「…っえ?」


? 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」


ダンッ!! 和野方達の方へ走ってくる


悠里 「なっなに!?あの人こっちに向かってくるわ!?」


胡桃 「りーさん早く逃げろ!あいつはまずい!!」


悠里 「わ、わかったわ!」ブロロ… Uターンする


和野方 「全速力で逃げろ!!思いっきりアクセルを踏め!!」


悠里 「みんな!しっかり捕まってて!!」ググクッ!! アクセルを一気に踏み込む


ブォォォンッ!!!!!! 車の速度を一気に上げて逃げる


? 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」ドスッドスッドスッ!!… 車と同じ速度で走ってくる


美紀 「はっ早い!?全速力で逃げてるのに!」


胡桃 「マジかよ!?どんだけ早いんだよあいつ!」


悠里 「みきさん!由紀ちゃんは!?」


美紀 「大丈夫です!まだ寝てます」


悠里 「長谷さん!あの化け物とは一度会ってるのよね?その時はどうやって巻いたのか教えてもらえる?」


和野方 「無理だ!あの時は細かい死角を利用して巻いたが今回は車で走行してるから死角を取ることが出来ない!」


胡桃 「そんな!それじゃどうすればいいんだ!?あいつずっと追いかけてくるぞ!」


和野方 「(…どうする あいつは一度見た獲物を見失うまで追いかけてくるやつだ!細かい死角を利用すれば巻くことはできるが車じゃ細かい死角を取ることはできない…マジでどうする!!)」


? 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」ダンッダンッダンッ!!…


和野方 「(…仕方ない 期待はできないがなんとかするしかない!)」スチャッ スナイパーライフルを構える


和野方 「悠里!俺がライフルであいつを何とかしてみるから逃げることだけを考えてくれ!」


悠里 「わかったわ!」


胡桃 「でもあいつにはライフルとか効かないんだろ!?どうやってあいつを殺るんだよ!」


和野方 「あまり期待はできないが邪魔するぐらいなら出来ると思う!胡桃たちは悠里のサポートをしてくれ!」


美紀 「わかりました!」


? 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」ダンッダンッダンッ!!…


和野方 「(ネメシス お前は本当にしつこい奴だな?お前のせいでいろんなやつが死んだ…お前さえいなければ)」


和野方 「(【俺だって死ぬことはなかったのに!】)」ダァンッ!!


バシュッ!!


ネメシス 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」ダンッダンッダンッ!!… ライフルの弾を撃ち込まれるが微動だにしない


和野方 「」ダァンッダァンッダァンッ!!!!!!


ネメシス 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」バシュッバシュッバシュッ!!!!!! 複数発撃ち込まれるが微動だにしない


胡桃 「まったく効いてないぜ!?アイツどんだけ強いんだよ!」


美紀 「ゆうり先輩!前に奴らが!」


悠里 「っく!」キィィッ!! ゾンビを避けて走る


和野方 「うぉっと!」グラッ 急な方向転換でバランスを崩す


悠里 「っあ!?大丈夫ですか長谷さん!」


和野方 「大丈夫だ!俺のことは気にしないで走ってくれ!」


悠里 「はい!」ブォォォンッ!!!!!!


和野方 「(しかしまいったな やっぱりあいつにライフルを撃ち込んでも微動だにしないか?となると他の手は…)」


和野方 「(…万が一のために持ってきてたが本当に使うとは思ってなかったな?使うしかないな)」


和野方 「悠里 まだ速度は上げられるか?」


悠里 「上げられるけどこれ以上あげたら操作が効かなくなるわ!」


和野方 「直進で走れそうな場所ってこの辺にあるか?あるならそこを走ってほしいんだが」


美紀 「今調べてみます!」バサッ 地図帳を開く


胡桃 「なにか良い方法があるのか!?」


和野方 「…正直、あまりやりたくはないがある」


胡桃 「…それはどういうことだ?あまりやりたくないって一体何をする気だ?」


和野方 「まぁ見てればわかるって?それとあまり窓から顔出すなよ 首がなくなっても知らないぞ?」


胡桃 「…っは?」


美紀 「…ありました!この先を曲がったところに直進に進む車道があります!」


和野方 「よし、そこを全速力で走ろう 悠里お願いできるか?」


悠里 「…わかったわ 長谷さんも何するのかわからないけどあいつの対象お願いします!」


和野方 「任せとけ!必ずなんとかしてやる!」


美紀 「ゆうり先輩 そこを右に曲がってください!」


悠里 「わかったわ!みんなしっかり捕まってて!」グイッ


キィィィィッ!!!! 速度をかなり出しながら急カーブさせる


和野方 「うぉっと!」グイッ!! 勢いとは逆の方へ身体を傾けて全体のバランスを取る


悠里 「くぅっ!」グググッ!!!! 一気にアクセルを踏み込む


ブォォォンッ!!!!!! 先程より早い速度で走る


ネメシス 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」ダンッダンッダンッ!!… 速度を上げて車と同じ速度で走る


悠里 「嘘でしょ!?MAXで走ってるのに同じ速度!?あの化け物どれだけ早いのよ!!」


和野方 「大丈夫だ これだけ速度を出してればなんとかなる」


胡桃 「どうするんだ?長谷 どうやってあいつを倒すんだ?」


和野方 「…万が一のために持ってきてたんだが、まさか使う事になるとは思わなかったよ?」スッ… 自分の横に置いてあるバッグの中に手を入れる


胡桃 「…っえ?」


和野方 「悠里 今から爆風が起きるから運転頼むぞ?」ゴソゴソ…スッ バッグから黒くて円形状の細丸い筒を取り出す(たとえで言うなら卒業式に貰う黒い筒)


悠里 「…っえ?爆風?」


ネメシス 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」ダンッダンッダンッ!!…


和野方 「これでも食らってくたばりな?ばけもの」ポイッ…スチャッ 黒い筒をネメシスに投げつけスナイパーライフルを構える


ネメシス 「フシュウゥゥッ!!!!!!」ダンッダンッダンッ!!…


和野方 「…死ね!」ダァンッ!!


ガキィンッ!! 黒い筒に銃弾が当たる


ドガアァァァァァンンッッッ!!!!!!!!!!!! 黒い筒は大規模に大爆発する


悠里 「きゃあぁぁぁぁぁっ!!!!!?」キィィィィィッッ!!!!!! 爆風で運転操作が効かなくなる


胡桃 「うわぁぁぁっ!!!!!!」


美紀 「くぅぅぅっ!!!!!!」


由紀 「っ!!!!!? なっなに今の音!!!!!?」 爆音の音で起きる


和野方 「…」


モクモクモクモク… 爆発したところはモクモクと煙が出てネメシスの姿は未だ見えない


悠里 「…殺った…の?」


和野方 「…どうだろうな?まだ煙がたってるから姿は見えないがたぶん殺れてないと思う」


胡桃 「マジかよ…あの爆発でも死なないのか?てか長谷 お前さっきなに投げたんだ?」


和野方 「火薬の入った真空の木の筒だ スナイパーライフルの弾薬に使う火薬で作った爆弾だ」


美紀 「ばっ爆弾!?そんなものを今まで持ち歩いてたんですか!?」


和野方 「あぁ 万が一の時に備えて1本だけ作っておいたんだ?まさか使う時が来るとは思ってなかったよ」


由紀 「ねぇみんな!今のでっかい音はなに!?それになんであそこから大きな煙が立ってるの!?」


悠里 「…あそこで事故でもあったのかしら?もしくはなにかのイベントで爆音が鳴ったんじゃないかしら」


由紀 「っえ そうなの?今の爆音ってなにかのイベントで鳴ったの?」


胡桃 「多分そうだと思うぜ?まっ私らには関係ないがな」


美紀 「ですね」


由紀 「…ふーん?」


和野方 「…悠里 今あいつが見えてない内に学校に戻ろう?まだ生きてると思うから見られるとめんどうだ」


悠里 「わかりました」


悠里 「みんな 思わぬ事に時間が経ったけど帰るわよ?いいわね」


全員(長谷除く) 「「はーい!」」


悠里 「長谷さん 走るからどこかに捕まってて?」


和野方 「わかった」


ブロロロロ…


和野方 「…」先ほど爆発して煙が立ってる所を見てる


和野方 「(なんとか一時的だが難は逃れたな?さすがのあいつも今の爆発は多少ながらダメージを負ったはずだから数時間は動かないだろ)」


和野方 「(…だが、あいつはダメージを負っても再生するから時間稼ぎにしかならないな 完全にトドメ刺すにはあの爆発力じゃ到底無理だ)」


和野方 「…みんなを安全なところに連れていくまでにはなんとかしないとな」


ブロロロロ…






ネメシス 「フゥー…フゥー…」チリチリ… 爆炎がまだそこらで燃えている


ネメシス 「フシュー…」スクッ 再生を終えて立ち上がる


ヒュー… 爆煙が晴れて視界が戻るが和野方達の姿はもう見えない


ネメシス 「スッタァァアァァァズ!!!!!!」













夜ーとあるガソリンスタンド



胡桃 「…やっぱり夜になっちまったな?片道だけでも結構時間かかるのにあいつが追いかけてきたから思わぬ時間が食ったな?」


和野方 「そうだな みんなも精神的にも疲れてぐっすり寝てるからな?あいつが現れたせいでな」


胡桃 「…あいつ、まだ生きてるのか?あんなでかい爆音を上げてたのに死んでないのか?」


和野方 「まずありえないだろう あいつはあんな爆弾じゃ死なない…絶対にな?」


胡桃 「…それじゃ、またあいつに会ったらどうすればいいんだ?今回は長谷が居てくれたからあいつから巻くことはできたが、次会ったらどうすれば…」


和野方 「…そんなのまた会った時に考えればいい 今考える必要はない」


胡桃 「だけど…」


和野方 「静かにしてろ 今はそんなこと考えてないでみんなの安全を守ることを考えろ?」


胡桃 「…わかった」


和野方 「…」


胡桃 「…」ブル… 若干だが身体を震えさせてる


和野方 「…寒いのか?」


胡桃 「…いや、またあいつが来たらと思うと…な?」ブルブル…


和野方 「…はぁ」ジー…


…パサッ


胡桃 「…っえ?」和野方から上着を渡される


和野方 「着てろ まだ寒い時期じゃないが夜は冷えるから少しでも厚着してろ」


胡桃 「いや、だから寒いわけじゃ…」


和野方 「いいから着てろ 体を温めれば多少は落ち着くだろ?」


和野方 「そんな状況で見張りなんかしてたら奴らにやられるだけだ それでも無理そうならお前も中に入って休め 俺が見張っておくから?」


胡桃 「…長谷…」


胡桃 「…悪い 心配かけて…」


和野方 「別に気にしてない それに俺だってまたあいつが来たら次はどう対応すれば良いのかわからないから心配だ」


和野方 「だけど今はそんなことよりみんなを守ることを優先することが優先だ あいつの事よりみんなを安全に寝かせてやろうぜ?」


胡桃 「…そうだな?今はあいつの事よりみんなを守らないとな!」


胡桃 「うん!おかげで気分が晴れたよ ありがとな!長谷」


和野方 「別に礼を言われるようなことはしてない 元気になってくれたならそれでいい?」


和野方 「本当なら酒でも飲ませて気を紛らわせた方が効果的だったんだが さすがにみんなを守らないといけないから飲ませることが出来ないからな」


胡桃 「確かに しかもりーさん達がすぐそこで寝てるから飲んでる時に起きてきたら言い逃れできないからな?」


和野方 「そうなんだよな?俺も飲みたいんだが同じ状況だから飲むことが出来ないんだよな…」ハァ…


胡桃 「まったくだ…」ハァ…


胡桃 「…ちなみに聞くが長谷 お前、あのデパートで酒とかって持ってきたか?」


和野方 「もちろん!美紀と一緒に必要な物を調達してる時にバレないよう取ってきたよ!」d('∀'*)


胡桃 「マジか!?お手柄だぜ長谷!」


胡桃 「私はりーさんが居たから持ってこようにも取れなくて…」ハァ…


和野方 「…まぁ、それは仕方ない?悠里に気づかれたら面倒なことになりそうだからな」


胡桃 「ほんとだよ?怒られるのは勘弁だ…」ハァ…


和野方 「…それにしても静かだな?奴らも全然見かけないが」


胡桃 「…確かにそうだな?今のところ奴らは来ないな」


和野方 「まぁ来ないことに越したことはないけどな?」


胡桃 「確かに…ふぁっ…」 口元を塞いであくびをする


和野方 「落ち着いたら眠たくなってきたか?なんだったらお前も中に入って仮眠してていいぞ?」


胡桃 「いや、大丈夫だ?まだ交代の時間じゃないから寝るわけにはいかない」


和野方 「俺が見てるから仮眠してていいよ 寝ぼけながらだとみんなを守ることは出来ないぞ?」


胡桃 「だけど…ふぁっ…」再び口元を塞いであくびをする


和野方 「…」


胡桃 「…わかった すまないが少し仮眠するわ」スクッ


和野方 「おう!十分休めよ?」


胡桃 「うん…」ガチャッ…ポスッ 助っ席に乗り込む


パタンッ…


和野方 「…」


胡桃 「…すぅ…すぅ…」


和野方 「…もう寝たのか?やっぱり胡桃も疲れてたのか まっそれもそうか?胡桃は戦闘班だから一番疲れるからな」


佐倉 「ですね?」


和野方 「…」


和野方 「っ!?」ビクッ!! 少し遅れてめぐねぇが隣にいることに気づいて驚く


佐倉 「お久しぶりです?長谷さん 元気そうでなによりです!」


和野方 「…あんたは確か、佐倉慈…だったか?」


佐倉 「はい!名前覚えててくれたんですね?先生感激です!」


佐倉 「いつもみなさんからはめぐねぇめぐねぇと呼ばれているので久々に呼ばれて嬉しいです!」


和野方 「…それは良かったな?てか、なんで俺に見えてるんだよ あんたもう死んでるんだろ?」


佐倉 「…」


和野方 「…まぁ、死んでる死んでないは置いておこう?それよりも なんであんたは俺と由紀には見えてるんだ?由紀だけならともかくなんで俺まで?」


佐倉 「うーん…なぜと言われましても 私にもわかりかねますね?」


和野方 「あんた自身もわからないって…まぁいいか?別に見えてても害があるわけじゃないし」


佐倉 「…怖がったりはしないんですか?」


和野方 「別に幽霊なんか見えても怖くない そんな非科学的なこと?」


佐倉 「現に見えてるじゃないですか…」


和野方 「…」


佐倉 「…それはそうと、今日は皆さんを助けてくれてありがとうございます あなたのおかげで助かりました」


和野方 「礼なんて言わないでくれ 俺は当たり前のことをしたまでだ」


佐倉 「その当たり前なことがなかなか出来ないんですよ?長谷さんは本当に優しい方ですね」


和野方 「別に優しくねぇよ 男が女を守るのは当たり前なことだからな?」


佐倉 「これからも皆さんをよろしくおねがいしますね?長谷さん」


和野方 「言われなくてもわかってるよ みんなを安全なところまで送り届けてやるまで必ず助けてやる!」


佐倉 「頼もしい限りです!」


…ナガヤサン?


和野方 「っ!」


悠里 「…だれとお話してるの?」


和野方 「あっいや、なんでもない?それよりどうした まだ交代の時間じゃないぞ?」


悠里 「あっいえ、なぜか目が覚めてしまっただけです」


和野方 「…そうか?ならいいんだが」


和野方 「(悠里が起きてきた瞬間 佐倉って人居なくなったな?やっぱり誰かが居たりすると姿を表さないのか)」


悠里 「…隣いいかしら?」


和野方 「俺の隣で良ければな?」


悠里 「それじゃお言葉に甘えて?」スッ 和野方の隣に座る


和野方 「…」


悠里 「…ふぅ?やっぱり外に出ると空気が美味しいわね」


和野方 「奴らがいるのにか?」


悠里 「…それは言わないで欲しかったわ」


和野方 「…わるい」


悠里 「まったく…」


和野方 「…」


悠里 「…ねぇ、長谷さん」


和野方 「なんだ?」


悠里 「…私達、助かりますよね?」


和野方 「…」


悠里 「時々心配になるの このまま助けを待ち続けても来ないんじゃないかと思っちゃうの…」


悠里 「しかもあんなバケモノが居たと思うと余計に心配なの あんなのが居たんじゃ助けなんて来ないんじゃないかと…」


和野方 「…不吉なことを考えるな 必ず助けは来るはずだから安心しろ」


悠里 「でも…」


和野方 「胡桃もそう言って心配してたよ?またあのバケモノが来たらどうしようってな」


悠里 「…やっぱりくるみも悩んでいたのね あのバケモノにまた会ったらどうすればいいのか…」


和野方 「だから俺はまた会ったときに考えればいいんじゃないかと答えた 今考えてもなにも始まらないしな?」


悠里 「確かにそうだけど…」


和野方 「とにかく今は休んでろ そんな状態で見張りなんか交代できないから落ち着くまで休め 交代の時間になっても俺が見とくから?」


悠里 「それだと長谷さんは休めないじゃない さすがに休みなしでさせるのは…」


和野方 「別に平気だよ ただじっとして奴らが来ないかを見てればいいだけなんだからそこまで疲れるような事じゃない」


悠里 「でも…」


和野方 「俺のことより自分の事を考えてから言ってくれ そんな落ち着いてない状態で見張り交代なんか出来るわけないだろ?」


和野方 「落ち着いたら交代してくれればいい その間は俺が見るから今は休んでてくれ」


悠里 「…わかりました 気持ちが落ち着くまで休んでるわ 迷惑をかけてすみません長谷さん」


和野方 「良いって?別に気にしてないよ」


悠里 「長谷さんもムリしないでね?だめそうならちゃんと言ってね?」タッタッタッ…


和野方 「わかってるよ 無理はしないから安心しろ」


悠里 「それじゃ、おやすみなさい」ガチャッ 運転席のドアを開ける


和野方 「あぁ おやすみ」


パタンッ


和野方 「…」 シーン…


和野方 「…静かだな やっぱり誰もいなくなると話し相手がいないうえに奴らもいないから不気味なくらい静かだな」


和野方 「…まっ俺は元々1人で行動してたから話し相手がいないのはもう慣れてるけどな」


和野方 「…助かるかどうか…か」


和野方 「(確かに今の状況で助かるかどうか心配するのは当たり前だな みんな助かりたいんだからな?)」


和野方 「(…でも、これで救助隊が来たとしても俺を除いて悠里達をちゃんと保護してくれるかと言われたらわからないな?)」


和野方 「(噛まれてるかもしれないし、なによりこの感染者がうろうろしてる中で生きていたからなにかしら疑いを持たれるんじゃないか…)」


和野方 「【…最悪 殺されるな?救助隊に…】」


和野方 「…っち!ふざけてるぜ せっかく救助隊が来たとしても助からないなんて…そんなふざけた話があるか!」


和野方 「どうにかしてみんなを助けないとな?俺の手で必ず…せめてもの償いで?」













朝ーガソリンスタンド



胡桃 「…っん」スゥ


胡桃 「…朝か」


悠里 「すぴー…すぴー…」


美紀 「すぅ…すぅ…」


由紀 「すー…すー…」


胡桃 「…みんな寝てるのか?てことは今見張りしてるのは長谷…あれ?おかしいな」


胡桃 「たしか1時間ごとに交代のはずだから最後はりーさんになるはず…でもりーさんは隣で寝てる」


胡桃 「しかも私も最初の見張り以外に起きた覚えがない…ただ単に覚えてないだけか?」ガチャッ


和野方 「っん?おう胡桃 起きたのか?」


胡桃 「おっす!長谷 お前りーさんの番とかわったのか?」


和野方 「いや?無理に起こしても寝ぼけながらじゃ危ないからそのまま寝かせてただけだぞ?」


胡桃 「…っえ?」


和野方 「胡桃達もまだ寝たそうにしてたから寝かせたままにして俺がずっと見張りしてたよ」


胡桃 「ずっと!?てことはお前夜ぶっ通しで見張りしてたのか!?」


和野方 「あぁ そうだ」


胡桃 「…眠くないのか?」


和野方 「…正直、そろそろ限界かな?今半分寝ぼけてる…」ボー…


胡桃 「無理しないで眠たければ言えよ?さすがに1日通しはきついだろ」


和野方 「たしかに…」


ガチャッ


美紀 「…おはようございます」ボー… 寝ぼけて車から降りてくる


胡桃 「おっす!おはよみき」


和野方 「おはよ 美紀」


美紀 「…あれ?朝…ですか?」


和野方 「そうだが?」


美紀 「…わたし 見張り交代した記憶がないんですが…」


和野方 「俺がずっと見張りしてたからな?ないのは当たり前だ」


美紀 「っえ!?ずっと見張りしてた!?」


胡桃 「そうみたいなんだ 私も最初の見張り以外記憶にないんだ」


美紀 「…眠たくないんですか?」


和野方 「…半分寝ぼけてるよ」ボー…


美紀 「無理しないで交代するよう言えば良かったじゃないですか…」


胡桃 「お前私と同じことを言われてるな?」


和野方 「…」


ガチャッ


悠里 「おはよう みんな?」ヨイショッ 運転席から降りてくる


胡桃 「おっす!りーさん おはよ?」


美紀 「おはようございます」


和野方 「おはよ 悠里」


悠里 「長谷さん 私のこと起こした?見張りした記憶がないんだけど…」


胡桃 「ずっと見張りしてたんだとよ?今のいままでな」


悠里 「っえ!?通しで見てたの!?」


美紀 「しかも半分寝ぼけてるらしいです」


悠里 「…無理しないで交代してもらえばよかったのに?」


和野方 「やめてくれないか 2人にも言われてさらに悠里まで言うのやめてくれないか?」


胡桃 「だってその通りじゃないか?なぁみき」


美紀 「ですね」


和野方 「…あぁ 耳にタコができそうだ?」ハァ…


ガチャッ


由紀 「みんなおっはよー!」


胡桃 「おーっす」


美紀 「おはようございます ゆき先輩」


悠里 「おはよう ゆきちゃん」


和野方 「おはよ…ふぁぁ…」


由紀 「およ?ながなが大きなあくびかいて眠いの?」


和野方 「あぁ お前が夜車から出て夜遊びしないかを見てたからな?」


由紀 「そんなことしないよ たぶん」


胡桃 「たぶんかよ…」


悠里 「それじゃ みんな起きたことだしそろそろ帰る準備をするわよ」


由紀 「朝ごはんは!?」


悠里 「昨日デパートで買ったカンパンがあるでしょ?それを車を走らせながら食べましょ?」


由紀 「おっけー!」


和野方 「ふぁぁ…それじゃ、俺は車の上に乗って…」


悠里 「長谷さんは助っ席に乗って?胡桃はキツイけど後ろに乗ってくれるかしら?」


胡桃 「わかった」


和野方 「いいのか?俺が助っ席に乗ったら後ろきついだろ」


悠里 「そんないつ寝てもおかしくない状態で車の上に寝かせられないわ 寝るなら助っ席で寝て?」


和野方 「…わかった それじゃお言葉に甘えてそうさせてもらうよ」


由紀 「店員オーバーで捕まらないかな…?」


胡桃 「大丈夫じゃないか?デパートに行くときだって長谷は車の上に乗ってて捕まらなかったんだなら平気だろ」


由紀 「…それもそうだね?」


美紀 「納得するんですか…」


悠里 「それじゃ帰るわよ?」


全員 「「はーい」」


和野方 「ふぁぁ…了解」













巡々丘学院高校付近



ブロロ…


悠里 「みんな もう少しで学校よ?」


胡桃 「やっと学校かぁ 長かったなぁ?」


由紀 「早く帰ってシャワー浴びたいよ!」


美紀 「そうですね 私もシャワー浴びたいです」


和野方 「すー…すー…」助っ席で寝てる


悠里 「長谷さん そろそろ学校に着くので起きてください」


和野方 「…んぁ?もう着くのか…んんっ!」ググッ!!


由紀 「おはよながなが よく眠れた?」


和野方 「だからながなが言うのやめろ まぁだいたいは寝れたかな?まだ寝足りないけど…ふぁぁ…」


悠里 「荷物を下ろし終わったら休んでいいわ だからそれまで起きてて?」


和野方 「わかった」


ブロロ…













巡々丘学院高校



ブロロ…キィッ


悠里 「着いたわ」


胡桃 「おっし!後は荷物運ぶだけだな?」ガチャッ 車から出る


美紀 「けっこうありますからね?運ぶのは大変ですが…」タッタッタッ…ガチャッ トランクを開ける


和野方 「重い荷物は俺が運ぶからみんなは軽いものを持ってくれ」ヨット 水の入ったダンボールを軽々しく持つ


由紀 「おおー!ながなが力持ち!」


和野方 「いやこれくらい普通だから…」


悠里 「くるみ 周りを警戒してもらえないかしら?奴らが来るとめんどうだから」


胡桃 「了解!」


美紀 「それじゃ運びましょう」








学園生活部



和野方 「よっと!」ドサッ 荷物を机の上に置く


和野方 「ふぅ…これで全部だな?」


悠里 「そうね 運んでくれてありがとうございます 長谷さん」


和野方 「別にこれくらいどうってことない!それより俺はまだ眠いから少し寝させてもらうぞ?」


悠里 「えぇ 今日はゆっくり休んでください」


和野方 「あぁ そうさせてもらうよ?」タッタッタッ…


ガララ…ピシャッ


胡桃 「…長谷が運んでくれたからかなり楽だったな?けっこう荷物が多かったから助かったぜ」


悠里 「そうね やっぱり男子は女子と違って力があるから助かるわね?」


美紀 「ほとんどの荷物持ってくれましたよね?私たちほとんど持ってません」


由紀 「ながなが力持ちだねー!」


太郎丸 「アンアンっ!」ハッハッ…


由紀 「あっ太郎丸!ごめんね 昨日は帰ってこれなくて?」


太郎丸 「くぅーん…」


由紀 「お腹減ってるの?それじゃごはんにしよっか!」


太郎丸 「アンっ!」


悠里 「そういえばもうお昼近くね?ごはんの支度しないと」


胡桃 「長谷は…と言いたいが、あいつは部屋に戻って寝に行ったから食うわけないか」


美紀 「私達だけでご飯にしますか?」


悠里 「そうね そうしましょ?」


由紀 「わーい!ごはんだごはんだ!」


太郎丸 「アンアンっ!」


悠里 「それじゃ 準備するからみんな手伝って?」


全員 「「はーい!」」


太郎丸 「アンっ!」













放送室ー和野方の部屋



和野方 「かはっ!あっあぁぁ…!!」ハァーッ!ハァーッ!…


和野方 「(あっあぶねぇ…!もう少しでみんなにバレる所だった…早く打たないと!!)」カチャカチャ… 注射器を手に取る


プスッ…


和野方 「かはぁっ…はぁ…はぁ…なんとか間に合った…」ハァ…ハァ…


和野方 「みんなのいる前で薬なんか打てないからな?我慢するのがマジで大変だった…」ハァ…


和野方 「…」チラッ


小ケースの中に入ってる薬は残り数が少なくなっている


和野方 「…残りが少なくなってきたな?まいったな…」


和野方 「(このペースで打ち続けていけばおそらく、長くて半年…早ければもっと早いだろうな?)」


和野方 「(薬打つタイミングが毎回バラバラだから今日から毎日打ってもおかしくない…前までは1週間に1本で済んでたのに…)」


和野方 「…その間に、あいつらを救えるかな?もし救えなかったらあいつらは…」


和野方 「…それまでになんとか安全なところまで連れていかないとな?なんとしてでも…」


和野方 「…今はそんなこと考えなくていいか?まだ時間はあるからなんとかなるだろ…」


和野方 「なんとかなればいいが…」













数日後…



朝ー学園生活部



全員 「「ごちそうさま」」


胡桃 「ふぅ?腹いっぱいだぜー」ケプッ


由紀 「私もお腹いっぱーい」フゥ…


太郎丸 「アンっ!」


美紀 「お皿片付けますね?」カチャカチャ…


和野方 「たのむ」 カチャカチャ…


由紀 「おいで太郎丸」


太郎丸 「アンっ!」ピョコッ ゆきの膝の上に乗る


悠里 「うーん…」


胡桃 「どうしたりーさん なに考えてるんだ?」


悠里 「…たしか理科室にヘリウムガスってあったわよね?」


美紀 「ありましたね それがどうかしたんですか?」ジャーカチャカチャ


悠里 「…手紙書いておこうかなって思ったんだけど?」


和野方 「手紙?…あぁなるほど ヘリウムガス使って飛ばすのか」


悠里 「そう 私達はここにいるってことを知らせるの!」


胡桃 「えぇー?風船使って飛ばすのか?」


和野方 「風船以外になにで飛ばすんだよ」


胡桃 「やっぱり手紙と言えば伝書鳩だろ!」((๑✧ꈊ✧๑))


和野方 「…鳩いないだろ?」


胡桃 「捕まえるんだよ!なんとかしてな!」


和野方 「…キツイな…」


太郎丸 「アンアンっ!」ペロペロ


由紀 「あはは!もう太郎丸舐めすぎ」 太郎丸に顔をなめられてる


太郎丸 「アンアンっ!」


和野方 「それじゃ俺がヘリウムガス取ってくるよ?胡桃は鳩を捕まえてきてくれ」カタッ


胡桃 「了解!」カタッ


美紀 「では私はペンとかを用意します」タッタッタッ…


悠里 「ゆきちゃん みんなでお手紙書くから手伝ってね?」


由紀 「わかったよりーさん!」













屋上



和野方 「…よし これで全部だな?」シュー…キュッ 風船をふくらませて縛る


悠里 「ごくろうさま 長谷さん」


美紀 「それでは飛ばしますか?誰かに見てもらえるといいですが…」


胡桃 「そんな不吉な事考えるなよ?拾ってもらえるよ!」


美紀 「…だといいんですが?」


由紀 「それにしてもくるみちゃん 本当に鳩を捕まえてくるなんてすごいね?素手で捕まえたの?」


胡桃 「いやさすがに手じゃ捕まえられねぇよ…籠を使って捕まえたんだよ?」


由紀 「…籠?」


和野方 「昔で言うエサをかごの下に置いて紐で引っ張ったらかごの中に閉じ込めるやり方だろ?よくそれで捕まえられたな」


胡桃 「まぁな!私も本当に捕まえられるとは思ってなかったけどな?」


鳩 「クルックー」


由紀 「それじゃ鳩子ちゃん 頑張ってね!」


胡桃 「ちょとまて 誰が鳩子だ?」


由紀 「その子だよ 鳩綿鳩子ちゃん」


胡桃 「鳩子ちゃんじゃない!こいつはアルノーだ!」


由紀 「えぇー!私も名前付けたい!」


悠里 「それじゃ間をとってアルノー・鳩綿でどうかしら?」


由紀&胡桃 「「オッケー!」」


和野方 「アルノー・鳩綿って…どんな名前だよ?てか、鳩綿鳩子って名前もすごいけど…」


美紀 「たしかに…」


胡桃 「なんかハーフっぽいな!」


由紀 「アメリカとかまで飛んでいくかもしれないよ?」


和野方 「アメリカって…まぁ鳥だから普通に行くと思うが?」


胡桃 「それじゃアルノー・鳩綿 飛んでくれよ!」


アルノー・鳩綿 「クルッポー」


由紀 「じゃ 1、2の3で行くよ?せーの」


胡桃 「1!」


悠里 「2の!」


美紀 「3!」パッ


ファァ… 風船を手放して飛んでいく


アルノー・鳩綿 「」バサッ パタパタ… 風船と共に飛んでいく


和野方 「…ちゃんと飛んでったな?後はちゃんと返事(助け)が来ればいいけど」


悠里 「来るわよ きっと?」


胡桃 「来なかったらまた出せばいいじゃん?」


由紀 「だね!くるみちゃん賢い!」


美紀 「(…届けばいいですが…)」


悠里 「…きっと 来るわよ?」


和野方 「…」













数日後ー屋上



悠里 「さぁみんな!今日は頑張って掃除するわよ!」


全員 「「…おおー!」」全員水着姿になっている


太郎丸 「アンアンっ!」


和野方 「…なぁ、ひとつ聞いてもいいか?」


悠里 「なにかしら?」


和野方 「…掃除する意味あるのか?この…ビオトープだっけ?」


悠里 「もちろん 誰も洗う人がいないのだから私たちが洗わなかった誰が洗うの?」


和野方 「いやそういう意味じゃなくて…」


胡桃 「まぁまぁ?いいじゃないか 洗い終わったらプールにして思いっきり遊ぶんだから綺麗にもなって一石二鳥だろ!」


和野方 「そこで一石二鳥使うか…?」


美紀 「まぁいいじゃないですか?どうせやることもなかったんですから」


和野方 「まぁ確かにそうだけどよ?もっと別にやることがあったんじゃ…」


由紀 「それじゃ早く洗って遊ぼー!」


和野方 「お前は元気だな?…まぁいいか さっさと洗うか?」








ビオトープ掃除中



悠里 「…」ゴシゴシ… デッキブラシで掃除してる


胡桃 「かなり汚れてるな?なかなか落ちないぜ」ゴシゴシ…


美紀 「ずっと放っておいてましたからね?汚れがこべりついてますね」ゴシゴシ…


和野方 「おわぁっ!」ツルッ


ガンッ!!


和野方 「いってぇぇぇっっ!!!!!!」滑って頭をもろ当てる


由紀 「ぶふっ!ながながかっこわる!」クククッ


悠里 「だっだいじょうぶ長谷さん!?今すごい音がしたけど!」


和野方 「おぉぉ…!頭もろ打った…めっちゃいてぇ!!」ズキズキッ!!!!


胡桃 「…私らも気をつけないとな?」


美紀 「ですね…」


由紀 「にゃあぁぁっ!」ツルッ


悠里 「ゆきちゃん!?」 ダッ!!


バシャアァァッ!!


由紀 「うぅ…って、あれ?痛くない…」


和野方 「そりゃそうだ?俺が下敷きになったからな」転ぶ由紀の下に滑り込んで自らクッションになって由紀を助ける


由紀 「っえ?わあぁっ!?ごめんながなが もろのしかかっちゃって」


和野方 「別にいいよ 怪我しなくてよかったな?」イテテ スクッ


由紀 「うっうん それよりながながの方こそだいじょうぶ?さっきすごい勢いで頭ぶつけてたけど…」


和野方 「うーん…下手すれば頭蓋骨にヒビが入ったかもしれないな?」


由紀 「えぇっ!?骨にヒビ入ったの!?それじゃ早く保健室に行って…」


和野方 「冗談だよ?現に入ってればこんなんじゃ済まないよ …てか、保健室に行っても治せないからな?」


由紀 「たしかに…」


悠里 「ほらゆきちゃん 長谷さん?手が止まってるわよ だいじょうぶそうなら早く掃除するわよ?」


由紀 「はーい!」


和野方 「はいはい」








数時間後…



由紀 「おわったー!やっと入れるー」


胡桃 「やっと終わったな?これで遊べるぜ!」


悠里 「そうね」


太郎丸 「アンアンっ!」


美紀 「…あれ?長谷さんはどこ行ったんでしょう?」


胡桃 「あぁ 長谷なら…」


和野方 『俺は男だから入らない 目のやり場にも困るというのもあるからな お前達だけで楽しんでくれ』


胡桃 「と言って部屋に戻って行ったぞ?」


美紀 「…まぁ、たしかに長谷さんは男ですからね?なんとなくわかりますが…」


由紀 「ながながと一緒に遊びたかったなぁ…」(´・ω・)ショボーン…


悠里 「仕方ないわ 長谷さんもお仕事があるんだから私たちで遊びましょ?」


由紀 「はーい…」(´・ω・)













一方和野方の方は…



和野方 「…」ペラッ…ペラッ… 図書室で持ってきた化学式の本を読んでる


和野方 「(やっぱりこの薬品を混ぜるとこうなるか…ま、知ってたけど?)」


和野方 「…だめだ やっぱり高校用に作られてるからそこまで難しいことは書いてないな?これじゃ話にならん」パタンッ


和野方 「…暇だな?寝ようにも眠たくないから寝れないしな」ゴロンッ 床に寝っ転がる


和野方 「かと言ってあいつらと混ざって遊ぶのは気が引けるし…まして水遊びだからな?男の俺が混ざったらまずいからな」


和野方 「…」スッ 胸ポケットから写真が付けられたペンダントを取り出す


和野方 「…こんな事しなければ、この世界は滅ぶことなかったのに…」


和野方 「…俺のせいで、みんなに迷惑をかけちまった…本当にごめん」


和野方 「【…麻莉愛 お前が生きてたら…こんなことには…】」


和野方 「…本当にすまない みんな…」













とある日の夜…



資料室



悠里 「すぴー…すぴー…」


由紀 「すぅー…すぅー…」


美紀 「すぅ…すぅ…」


太郎丸 「…」丸まって寝てる


胡桃 「…」起きてる







数十分前…放送室の扉前



胡桃 「…っえ?今日は飲まないのか?」


和野方 『あぁ…悪いな?今日はどうも調子がすぐれなくてな…飲む気になれないんだ…』


胡桃 「だいじょうぶか?熱っぽいなら氷水持ってきてやるぞ?」


和野方 『いや、熱はないと思うからだいじょうぶだ 心配しないでくれ…』


胡桃 「…そうか?それじゃ仕方ないな 今日はおとなしく寝るとするよ?」


和野方 『わるい そうしてくれ…』






胡桃 「…長谷 かなりしんどそうだったけど本当にだいじょうぶか?ここ最近力仕事は長谷にしてもらってたから疲れが出たのかな?」


胡桃 「…」


胡桃 「やっぱり気になるな もう一回様子を見てくるか」パサッ


胡桃 「ライトとシャベルっと?」スチャッ


タッタッタッ…ガチャッ


パタンッ…








放送室



和野方 「はぁっ!はぁっ!…っく!」プスッ 腕に注射を刺して薬を体内に入れる


和野方 「はぁっ!はぁっ…くそっ!」ゼー…ゼー…


和野方 「(まずいな…薬が効かなくなってきたか?1週間で何本打った?)」ハァ…ハァ…


和野方 「(【時短抗生物質】もあと残り僅かなのに1日1本ペースで打ったら何日持つ?確実に1ヶ月も持たないぞ!)」


和野方 「…くそっ!このままじゃみんなを救うどころか見殺しにしちまうじゃねぇか!なんとかして助けないといけないのに…!」ギリッ


ドクンッ!!


和野方 「かはぁっ!?」


和野方 「(嘘だろ!?今打ったばかりだぞ!?なのになんでまた…!)」ドクンッ!!


和野方 「あぁっ!!あぁぁ…っ!!!!!!」プルプル…


…ナガヤ?


和野方 「っ!?」


ダイジョウブカ?ナンカスゴイウメキゴエガキコエタンダガ…


和野方 「くっ胡桃!?なんでおま、いつからそこに!」ドクンッ!!


和野方 「がはぁっ!!」


ナガヤ!? ガチャッ


和野方 「あっあぁぁ…っ!!!!!!」プルプル…


胡桃 「おっおい!?どうした!?苦しいのか!?」


和野方 「ーっく!だっだいじょうぶだ?平気だから…今すぐ出ていけ!」ゼー…ゼー…


胡桃 「全然だいじょうぶそうに見えねぇよ!一体どうしたんだよ!?」


和野方 「いいから!早く出ていけ!でないとお前は…」ドクンッ!!


和野方 「かはぁっ!!!!」


胡桃 「長谷!…って、あれ?なんだこれ」スッ 先ほど和野方が使っていた注射器を手に取る


和野方 「はぁっ!はぁっ…はぁ…」ヒュー…ヒュー… 遅れて段々と薬が効いてきて落ち着いてくる


胡桃 「…注射器?なんでお前、こんなものを…?」


和野方 「ーっ!」ギクッ


胡桃 「長谷 これは一体どういうことだ?なんでお前、こんなのを持ってんだ?」


和野方 「そっそれは…」ハァ…ハァ…


胡桃 「…」


和野方 「…すまん 言えない」


胡桃 「…なぜだ?」


和野方 「なんでもだ 今はまだ話せない…すまないが聞かないでもらえるか?」


胡桃 「…」


和野方 「(…無理か、まいったな バレるわけにはいかなかったんだが…見られちまったものは仕方ない 素直に答えるしか…)」


胡桃 「…なぁ長谷 これって…麻薬とかじゃないよな?」


和野方 「…っえ?」


胡桃 「たしか注射型のやつってヒロポンって言うんだっけか?日本で禁止されてる薬 それじゃないよな?」


和野方 「…違うよ 麻薬間類の薬じゃないことは確かだ?それだけは断定して言う」


胡桃 「…そうか ならいいんだが…」


和野方 「…聞かないでくれるのか?」


胡桃 「…正直話してほしいけど、今は話せないんだろ?怪しい薬じゃないなら今はいいよ」


和野方 「…すまない こんな怪しげなことをして…」


胡桃 「いいよ?みんなにも秘密にしておくよ この事を話してよけいな心配をさせたくないからな?」


和野方 「…ありがとう 胡桃」


胡桃 「別にいいよ?それより、さっき苦しそうだったけど今は平気なのか?」


和野方 「あぁ どうやら薬の効果がすぐに効かかなかったらしく、少し発症してただけだ?心配させてわるい」


胡桃 「大丈夫ならいいよ まだつらいんだったらなにかしら看病をしてやろうと思ったけど、その必要はなさそうだな?」


和野方 「あぁ!その心配はないから安心してくれ?」


和野方 「それより、今体調も良くなったことだし一杯どうだ?俺は飲もうと思うんだが!」


胡桃 「だいじょうぶなのか?病み上がりからすぐ飲むのは…」


和野方 「平気だよ?逆に飲もうと思った時に飲めなかったんじゃあと残りが悪いだろ?お前だって飲みたかったんだろ?」


胡桃 「それはそうだけど…」


和野方 「嫌ならいいよ?俺ひとりで飲むから」ゴソゴソ…コトッ リュックからワンカップ(焼酎)を取り出す


胡桃 「ちょっ!?誰も飲まないとは言ってないだろ!私にもくれ!」


和野方 「素直にそう言えばいいんだよ?変に気を使わなくても平気だよ」スッ ワンカップを胡桃に手渡す


胡桃 「…意地悪なやつだな?おまえ」スッ


和野方 「そうか?別に意地悪くしたつもりじゃなかったんだが?」


胡桃 「…まっそんなことはどうてもいいとして?」


和野方 「いいんだ…」


胡桃 「ここで飲むより屋上で飲まないか?今日は雨ふってないから月見酒が飲めるぜ!」


和野方 「おっ?それはいいな!それじゃ屋上に行って飲むか!」


胡桃 「おう!」


タッタッタッ…











数日後…雨の日



学園生活部部室(由紀はめぐねぇと勉強中&美紀は由紀の見張り中)



ザー…


悠里 「…」カリカリ… 家計簿帳に今日のことをまとめてる


和野方 「…もう少し腰を曲げた方がいいかな?」


胡桃 「…こうか?」スッ スナイパーライフルの撃ち方を教えてもらっている


和野方 「あぁ その調子だ?それで撃ってみてくれ」


胡桃 「わかった!」スゥ…


パシュンッ


カァーン!! 外に立ってる標識に弾が当たる


胡桃 「おっしゃ!だいぶ当たるようになってきたぜ!」


和野方 「なかなか良くなってきたな?撃ち方もちゃんとしてるし安定もしてきてる 飲み込みが早いな?」


胡桃 「ふふーん!まぁざっとこんなもんよ!」


悠里 「…」カリカリ…


胡桃 「りーさん まだ書き終わらないのか?」


悠里 「もう終わるわ?あとは今日の夕飯のことを書けば…」カリカリ…


悠里 「…よし これで大丈夫ね?」パタンッ


和野方 「それじゃ次は悠里の番だな やるか?」


悠里 「えぇ 指導お願いします」


和野方 「おう!」


悠里 「…」スチャッ スナイパーライフルを構えて外に立ってる標識に狙いを定める


和野方 「その持ち方だと反動で指を痛めるぞ?もう少し力入れて持って」


悠里 「えっと…こう?」スチャッ


和野方 「あぁ それで狙いを定めて」


悠里 「わかったわ」スッ 外に立っている標識に狙いを定める


胡桃 「…」


和野方 「…」


悠里 「…」スッ…


パシュンッ


ザー…


胡桃 「…」


和野方 「…外れたな」


悠里 「うーん…なかなか当たらないわね?くるみはよく当たるのに…やっぱり向いてないのかしら?」


和野方 「それは仕方ないだろ?向き不向きもあるがまだ練習し始めたばかりだから外すのは仕方ない」


胡桃 「そうだぜ!りーさん 練習してうまくなっていけば良いだけだぜ!」


悠里 「…それしかなさそうね?」


和野方 「それじゃ、練習の続きをするぞ?」


悠里 「えぇ!お願いするわ」













夜ー和野方の部屋



ザー… 外はまだ雨が降っている


和野方 「…」ペラッ…ペラッ… 美紀から貸してもらった本を読んでる


和野方 「…うん 飽きた」パタンッ


和野方 「やっぱり人の趣味とは合わないな?美紀から本を借りたのはいいが俺には合わない しかも内容もいまいちわからん」ハァ…


コンコンッ ガチャッ


胡桃 「邪魔するぜー?」タッタッタッ…パタンッ


和野方 「おう胡桃 今日も酒飲みに来たのか?」


胡桃 「あぁ!…と言いたいんだが、その前に今日はだいじょうぶなのか?今は顔色良いように見えるけど?」


和野方 「平気だよ 今のところは発症してないから体調は良いよ?」


胡桃 「それなら良かった!それじゃ早く飲もうぜ!」


和野方 「あぁ!」


和野方 「(胡桃はあれ以来から酒を飲む時、俺の発症を気にしてくれてる…俺がゾンビになりそうな事は知らないからこうやって心配してくれるのは嬉しいが、これでいいんだろうか?)」


和野方 「(薬だってもうあと僅かなのに…このままだと胡桃達を救えない それ以前に、ゾンビ化して胡桃たちを襲っちまうんじゃないか…?)」


和野方 「(…やっぱり、話しておいた方がいいかな?胡桃にだけでも俺があと残りわずかしかないことを話しておけば…後はなんとかやってくれるかな?)」


和野方 「(…だけど、これを今話したら追い出される可能性があるからな あと残りわずかな間にみんなを助け出すことができるかもしれない…話そうにも話せないな?)」


和野方 「(かと言って感染する直前で話すことだってできない…発症はいつもいきなり襲ってくるから事前に話すことは出来ない)」


和野方 「(…一体、どうすれば…)」


胡桃 「…い おい?長谷 なーがや?」


和野方 「…っん?あっわるい なんだ?」


胡桃 「どうかしたのか?なんか悩んでるように見えたが…?」


和野方 「…」


和野方 「なんでもない 気にしないでくれ」


胡桃 「…そうか?」


和野方 「あぁ それより早く飲もうぜ?」ゴソゴソ…スッ リュックから酒を取り出す


胡桃 「おう!」スッ


和野方 「(…やっぱり 話せないな?まだ時間はあるんだから急いで話す必要はない もう少し時間が経ってから話してもいいだろう?)」


和野方 「(…その間に、みんなを助けられればいいが…)」


胡桃 「…?」ゴクッゴクッ…


胡桃 「(長谷のやつ さっきから難しい顔してるけどなに考えてるんだ?酒にも口付けてないし…)」


和野方「…」


胡桃 「…なぁ長谷 まじでどうしたんだ?酒も飲まないで難しい顔して?」


和野方 「…」


胡桃 「…ーっ長谷!」


和野方 「っ! あっわるい なんだ?聞いてなかった」


胡桃 「さっきからなに考えてんだ?酒にも口付けないでずっと難しい顔してるけど?」


和野方 「…」


胡桃 「…私でよければ相談相手になるぜ?長谷」


和野方 「…」


和野方 「(相談相手になってくれる…か?ここは素直に話しておいた方がいいのかな?)」


和野方 「(胡桃には俺が注射器で薬を打ってるところを見られてるから今さら隠す必要もないといえばないんだよな?)」


和野方 「(…だけど、今ここで話したら追い出されるよな?そんな危険人物を一緒のところに置いておくわけがない 俺だったらすぐそいつを追い出す…)」


胡桃 「…」


和野方 「…いや、いいよ?気にしないでくれ 別にどうでもいいことだから?」


胡桃 「…ほんとうか?どうでもいいようなこととは思えないが…」


和野方 「…」


胡桃 「…長谷 1人で悩みを抱えるのはよくないぜ?ゆきもショックや悩みを抱え込み過ぎてあぁなったんだ もしかしたらお前もあぁなっちまうかとしれないんだぞ?」


胡桃 「私じゃなくてもいい りーさんでも誰でもいいから相談してもらった方がいいぜ?」


和野方 「…」


胡桃 「…」


和野方 「…それじゃ胡桃 ちょっと聞いてもいいか?」


胡桃 「なんだ?」


和野方 「…もしも、俺が奴らに噛まれて感染しそうになってたとしたら…お前はどうする?」


胡桃 「…っえ?」


和野方 「まだ意識あったとしたら…お前は俺を追い出すか?それとも…殺すか?」


胡桃 「…急になに言ってんだ?長谷 お前らしくないぜ?いきなりなにをいうかと思えば…」


和野方 「…」


胡桃 「みんなで無事に脱出するんだろ?長谷だって言ってたじゃないか なのにどうしたんだよ?」


胡桃 「長谷はいつだって私たちのことを考えてるし、私たちが不安を抱えてたら大丈夫だと励ましてくれてるのに…一体なにがあったんだ?」


和野方 「…」


胡桃 「…まさかとは思うが…お前、奴らに噛まれたのか?」


和野方 「…」


胡桃 「…なんで黙りなんだよ?おい」


胡桃 「嘘だろ!ここ最近ずっと三階に篭ってるのに噛まれるわけないだろ!!」


胡桃 「見回りだって私と一緒に回ってたんだから噛まれてるはずがない…っ! まさか…」


胡桃 「お前!夜1人で下に降りたのか!?」


胡桃 「あれほど1人で単独行動はするなと言ったのにしたのか!!その時に噛まれたのか!?」


和野方 「ちょっ落ち着け胡桃 それは違うから安心しろ?」


和野方 「確かに何度か単独行動はしてるが噛まれてはない それは断定して言う」


胡桃 「そっそうか?なら良いんだが…ってよくない!」


胡桃 「お前今なんて言った!?単独行動してたと言ったか!」


和野方 「あっやべ…」


胡桃 「…まぁいい それよりよかったよ?噛まれてないようで本当に安心した」


胡桃 「もし噛まれてたりしたら…私はどうすればいいかわからなかったから…本当によかった」


和野方 「…ごめん 心配させて?」