Left4Undertale
6
Last Dream
「旅立ちの日、亡くなった戦友と共に」
主演
ビル
ゾーイ
フランシス
ルイス
エリス
コーチ
ロシェル
ニック
フランシス「クソッタレ!橋が止まりやがったぞ!」
ゾーイ「もう!分かってたことよ!発電機なんて大っ嫌い!」
フランシス「ああ最高だ、、しかもTank3体のお出ましときたぜ、、ありがとよルイス」
ルイス「何だよ、俺が何かしたか?」
フランシス「楽観が俺達を祟りやがった」『Spas12に残り少ない弾を込めながら』フランシス「やるぞ、、俺等はもっとヤバい状況でも切り抜いてきた、、こんなの屁でもねえ」『銃を構える』
ゾーイ「フランシス、、もう弾が残り少ないわ、、」『弾切れのM16a2を捨ててピストルを抜く』「だからわたし達がしなきゃいけないのは、、ああクソ!こんな遠くまで来たのよ!こんなところで死ぬなんて嫌だわ!!」
ルイス「愛してるよゾーイ、愛してるよ皆」『UZIを押し寄せる大群に向けて』「聞くんだ、俺が少し時間を稼ぐ、自害する覚悟が決まったら、、その、、」
ビル「やめておけルイス、、」『M16a2に最後のマガジンを挿して』「援護しろ!ワシが何とかする!!」『橋から飛び降りる』
ゾーイ「ちょっとビル!!」
フランシス「聞いただろ!爺さんを援護するんだよ!」
ビル(やっと安全になったと思ったらすぐ災難じゃ、、、じゃが今回こそはそうはさせん、、)『大群を蹴散らし、掻い潜りながら』
ゾーイ「ビルは何を考えてるのよ!殺されにいくようなものじゃないの!!」
フランシス「安心しなゾーイ、、爺さんはきっと戻ってくる、、俺が会った中で一番しぶといオイボレなんだぜ?」
ビル(見つけたぞ、コレで、、)『発電機のボタンを押す、、そして橋が上がり始める』
ゾーイ「やったわ!橋が上がり始めた!」
ビル(よし上手くいったぞ、、まだ戻れる、急げ、、)
Tank「グォゥゥ!!」『ビルを殴り飛ばす』
ビル「グハッ、、ハァハァ、、クソッタレめ、、」『壁に叩きつけられ、血が口から滴り落ちる』
3体のTank「グォゥゥゥ」『ビルが横たわる部屋の入り口からゆっくりと入る』
ビル「まあ待たんかい、死神共、、一服くらいの余裕はあるじゃろう、、」『最後の1本に火を着けて吸う、、』「ふぅ、、、、よし、良いぞ、、来やがれ、、」
ビル「!、、」『花畑で目を覚ます』
Flowey「やあ爺さん」
ビル「、、、なるほどな、、ワシは遂に逝っちまったか、、」
Flowey「そうだ、そして君が見たのは“本来の世界”での君の最後だよ」
ビル「ふんっ、どっちにしろ自分を犠牲にしたんか、ワシの勘は大当たりじゃったようだ」
Flowey「そうだね、本当に君は勘が鋭いよ」
ビル「まあワシが死んだってことは、、ゾーイ等はいつでも地上に出れるワケじゃな」
Flowey「実際に直ぐに出るかどうかは分からないね、でも彼女の事だから、、」
ビル「じゃな、、さっきのを見て確信したわい、じゃあワシはまた少し寝るかの、花畑の上でぐっすりとな、、おやすみ、、」『安らかな顔で』
フランシス「はぁ、、未だに信じらんねえぜ、、隠すこたぁ無かっただろうが爺さんよ、、」『棺桶に眠るビルを見ながら』
ゾーイ「癌ならまだ治るかもしれなかったじゃないの、、何で教えてくれなかったのよ、、」
ルイス「彼は、、自分を犠牲にしようとしたんだろう、、そして俺達が地上に出れるように魂を、、」
Asgore「そうだ、彼は私に直々に頼みに来た、、そしてその事を皆に秘密にしてくれと」『3人に対して』「、、彼は私にとって最高の友だった、一緒に昔話を語り合い、紅茶を飲んでチェスを楽しんだ、、」「残念だよ、もう君と会えないなんて、、」『泣きながら遺体に金色の花束を備える』
ゾーイ「王様、これで魂は揃った、、行こうよ、結界の向こうへ」
Asgore「待ちたまえ、、それは危険じゃないのか?だってまだゾンビが彷徨いてるかもしれないじゃないか」
ゾーイ「ビルが自分を犠牲にした、それを無駄にしたくないのよ、、」「それに、、何故か出ても大丈夫なような気がしてね、、根拠は無いわ、でも何故か確信出来るの、、」『強い眼差しでAsgoreを見る』
Asgore「、、分かった、その前に王国騎士団の全員を集めてからにしよう」
Undyne「気の毒だったな、、ゾーイ、、」
ゾーイ「ありがとう、、でもごめんね、、わたしの我儘で皆を危険な目にあわせるかもしれない、、」
Undyne「良いって気にすんな!地上で戦ってきたお前等とわたし達王国騎士団が揃ってるんだぜ?もし奴等がいても大丈夫さ、きっと」『鎧を着て兜を被る』
ニック「ふぅ、、さて、、出た先は地獄か天国か」
エリス「気楽に行こうぜニック、きっと大丈夫だ」
ロシェル「今回はエリスのその根拠の無い勘に賭けてみるわ、もし外れたら、、覚えておきなさいよ?」『笑いながらエリスの肩をド突く』
コーチ「待ってろよ地上、そしてバーガータンク、、やっぱりお前の味は忘れられねえぜ」
ゾーイ「王様、準備は出来てるわ、お願い」
Asgore「分かった、、」『6つの魂を取り込み、、そして、、結界は壊された!』
ゾーイ「よし!行くよ皆!」『光りが射し込む外への入り口へ向かう』
ゾンビ「ゥ、、ゥゥゥ、、」『ガリガリの体で倒れてて、目だけを向けながら』
ゾーイ「ある映画のラストシーンを思い出すわ、、」『倒れてるゾンビの頭を撃つ』「見てきた死体の殆どは餓死によるもの、、ほぼ確定ね」
フランシス「ああだろうな」
エリス「さてどうする?この後よ」
ゾーイ「そうね、、元はと言えばわたし達は軍の前哨基地を目指してた、、一回そこに行ってみようと考えてるわ」
Undyne「拍子抜けしたな、てっきり奴等の大群と戦えると思ってたが、、」
Papyrus「良いじゃないかUndyne!それよりも地上にやっと出れたんだぜ?!喜ぼうよ!!」
Undyne「ふふっ、確かにそうだな!!」
ゾーイ「さてと、、わたし達はもう一度軍の前哨基地を目指そうと思ってるけど、、貴方達はどうする?」『岩に腰掛けて』
Undyne「着いていくよ、Blood harvestの続きといこうじゃないか、、なあPapyrus?!」
Papyrus「そうだな!、、だけどUndyne、今回はゲームじゃないんだから俺様を殺さないでくれよ?」
Alphys「わたしも行くわ、中途半端にこのステージは終わらせてしまったもの、確認して、ちゃんとした続きを作らないとね」
Undyne「Alphys、、分かった、ちゃんとわたしが責任を持ってエスコートするぜ」
Sans「俺も行く、ムードメーカーは必要だろ?」
ゾーイ「ふふっ、わたしからすれば皆ムードメーカーよ」「そっちはどうする?」
エリス「俺等はニューオリンズに向かおうと思ってる、当初の予定通りにな」
ゾーイ「分かったわ、じゃあコレで暫くお別れね」
エリス「ああ、でもまたいつか会えるさ」『ゾーイと握手する』
ロシェル「じゃあね、フランシス、、貴方のベスト、大ッ嫌いよ」
フランシス「ふんっ、言ってくれるねぇ、また会おう」『ロシェルを抱き締める』
ニック「本当はお前と組みてぇがな、エリスと交換でよ、、」「でもまあ良いさ、無駄話要員が消えちまうからな」
ルイス「忘れるなよ、何事もポジティブに、だぜ」「それとコーチ、直ぐバーガータンクにありつけることを祈るよ」
コーチ「ありがとなルイス、、じゃあ皆!行くぞ!」『反対の道を歩いていく』
ゾーイ「さてと、わたし達も行きましょうか」
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