???「ファイブス…ファイブスなのか…?」ファイブス「なんでお前がここに…」
死んだはずのARCトルーパー、ファイブスは目を覚ますとそこには死んだはずの兄弟達が居た…
注意 このSSはシーズン6の後の話のため盛大なネタバレを含みます。概要を見て「えっ…ファイブス死んだの…」と思った方は申し訳ありませんでした。また読みにくいかも知れませんがそれでも良いと言う方は見ていってください。
俺の名前はファイブス。生まれはカミーノ。俺は共和国の為にカミーノ人によって作り出されたクローンの1人だ。今まで多くの兄弟達を失いながらも分離主義者と戦ってきた。リシ基地、カミーノ、シタデル、アンバラ…だがあの日リンゴ・ヴィンダでの闘いの中同じ501大隊の戦友タップはジェダイナイトの1人ティプラー将軍を突然射殺。のちに拘束し、検査をしたが現地での治療は困難と判断し、タップをシャトルに乗せカミーノへと向かわせた。だが分離主義者がタップを乗せたシャトルが襲撃にされタップが誘拐された。そこでキャプテン・レックス、スカイウォーカー将軍それに俺を加えた3人でタップを救出した。だがタップの容体は悪化していた。
すぐさまカミーノへ向かいすぐさまタップの治療へ。そこにカミーノにいるシャク・ティ将軍が俺も分離主義者のウィルスに感染をしてるのではと判断し、カミーノに残る事に。キャプテンは戦線に戻らなくてならない為カミーノを後にした。その後俺とタップを診察していたAZI-3(医療ドロイド)がタップの頭の中に腫瘍がある事を発見した。だがカミーノ人はタップは分離主義者によるウィルスか毒によるものと判断し、タップを検死しようとする。そこで俺とAZは協力し、検死を行う寸前施設に偽の警報を鳴らし隙を作りタップから腫瘍を取り出した。取り出した腫瘍は少し黒ずんでいた。しかしタップは腫瘍の摘出に耐えられず死んでしまった。だがタップは死ぬ直前にある事を言っていた。
タップ「自由だ…ミッション解除…お前もよく知ってるミッションだ…夢に出てくるミッションだ…終わらない夢…あぁ兄弟…これで終わりだ…ミッションは忘れろ…あの悪夢…俺は自由だ…」
その後俺は、タップを殺した罪とカミーノ人に逆らった罪で営倉へ送られることになったが、脱走を図り逃げした。途中AZを拾い1人と1体でタップに何があったのか、そしてあの腫瘍は何だったのかを調べる事に。まず調べたのは腫瘍だ。あの腫瘍は俺たちクローンのオリジナルである『ジャンゴ・フェット』が既にあったのかを調べたが、記録には頭の中に腫瘍は無かった。次に腫瘍は俺にもあるのか。AZと俺は元いた病室に戻り俺の頭をスキャンさせたら腫瘍があった。もしこのまま腫瘍を取り出さなかったらタップの様におかしくなるのではと考えた。だがもしタップの様に腫瘍を取り出したら死ぬかも知れない…だがこれもタップの身に何が起きたのかを調べるためと思い、頭の中にある腫瘍を取り出した。無事腫瘍を取り出し、それを見てみたらタップと同じものが。しかし1つだけ違ったのは、タップの腫瘍の様な物と比べ俺のは黒ずんでいなかった。これも何か原因があるのかも知れない。次にこの腫瘍はいつ埋め込まれたのかだ。俺が覚える限りでは頭の手術は受けてないはず…だとしたらいつ埋め込まれた…そこに1つの答えらしきものが浮かんだが考えたくもない事だった。俺たちはクローン。つまりカミーノ人に作られた人間だ。俺たちの記憶に手術した記憶がないのは俺たちが自我を持つ前、つまりまだカプセルの中にいる赤ん坊の頃に埋め込める事が出来る。もしそれが事実だったら数千万人以上のクローンがジェダイを殺害する可能性がある。そんな事はあって欲しくない…事実を確かめるためカプセル全体を調べると全てのクローンに腫瘍があった…信じられない事だった…この事実をシャアク・ティ将軍だけでは全てジェダイに知らせなくてはと行動しようとした所にカミーノ人が現れた。奴は俺からタップと俺の腫瘍を奪わおうとしたが、そこにシャク・ティ将軍が現れた。状況を説明しようとしたが、カミーノ人はこの腫瘍を『行動抑制チップ』と説明した。オリジナルである『ジャンゴ・フェット』は賞金稼ぎで荒々しい性格をしていた為、ジェダイに仕えるためその行動を抑制するためだと言っていた。嘘くさい話だがタップが突然ティプラー将軍を殺したのもそのチップが何らかの原因で壊れ行動が抑えきれず殺したという可能性はある…だがカミーノ人の話は信じられなかった。何故こいつは1人で俺を捜したのか、何故チップを奪おうとしたのか、何故タップをよく調べずにウィルスに感染していると決めつけ殺そうとしたのか…様々な不審な点が多すぎて信じられなかった。その後、シャアク・ティ将軍から『コルサント』でパルパティーン最高議長と話す事になった。しかし、シャトルで移動中、俺は囚人の様に拘束されていた。そこにカミーノ人が俺に何らかの薬を入れやがった…が、その後の記憶がない…『コルサント』に到着しいよいよパルパティーン最高議長と話す事になったが、2人きりになり思う存分カミーノ人が何を考えるかを話そうとしたが、奴はとんでもない事を話した。その話を聞き、何もかもが信じられなくなった…俺は奴を突き飛ばし部屋から逃げた。道中、クローン用のBARで一先ず身を隠そうとした。そこに同じ501大隊の仲間である、『ジェシー』と出会った。何故『コルサント』に来てるのかを聞くと、俺を捜しに来たらしい。中でも『スカイウォーカー』将軍と『キャプテン・レックス』は今でも俺を捜していると聞いた。俺は、あの2人ならパルパティーン最高議長とカミーノ人が何を企んでいるかを聞いてくれるはずだと踏み、ジェシーにある座標を教えた。それと2人で来る様にとお願いをした。
ジェシーと別れ、指定した座標に着く。が、酷い目眩が襲って来た。しっかりと立てないほどの目眩だった。数分後2人が到着し、武器を解除させ、レイシールドで2人を拘束し、話を始めた。だが、余りにも巨大すぎる陰謀だった為上手く話せなかった。やっと全てを話せると思ったが、そこに『コルサント・ガード』の『コマンダー・ソーン』が現れた。咄嗟にキャプテンのブラスターを構えたが敵対行為とみなされてしまい射殺されてしまった…あの事をちゃんとキャプテンに話せなかったのはいくら悔やんでも悔やみきれない…そこで俺の記憶は途絶えた…
が、眼を覚ますと、真っ白な空間に何千万人という兄弟が居た。たが、少し違和感を感じた。兄弟の中にクローン大戦初期に使われていたアーマーやクローン大戦後期に使われていたアーマー、パイロットスーツ、士官の制服…それぞれの格好がバラバラだった。よく見ると、俺の格好もカミーノで奪ったアーマーではなく『ARCトルーパー』のアーマーだった…
???「ファイブス…ファイブスなのか?」
その声が聞こえ振り向いたら奴がいた。かつて同じ『ドミノ分隊』で訓練し、リシ基地で自らを犠牲となりカミーノに迫っている危機を知らせた兄弟がいた
ヘヴィ「やっぱりお前なのか、ファイブス…」
ファイブス「ヘヴィ…なのか…」
そう、ヘヴィがいた…
ヘヴィ「ついにお前も来ちまったんだな」
ファイブス「何故お前がいる…お前は…」
ヘヴィ「あぁ…死んだよ…よく覚えてるよ」
???「わしもおるよ」
再び声が聞こえ振り向いたら、また死んだはずの兄弟がいた。彼は俺たち『ドミノ分隊』
として、カミーノで訓練している時からいて、カミーノ攻防戦で勇敢な死を遂げた兄弟がいた
99号「お前さんも来たんじゃな」
ファイブス「99号!何故お前までが…ここは一体…」
99号「わしにも分からんが、多分じゃがわし達死んだクローン達が集まる場所なのかもしれん」
死んだクローンが集まる場所…
???「はっ俺たちよりは長生きしたみたいだな」
???「お前も来たんだな」
ファイブス「カタップ!ドロイドベイト!」
カタップ「見ない間に随分昇進したな」
ドロイドベイト「同じ分隊の仲間として誇らしいよ」
かつての仲間が現れた。しかし1人足りない事に続いた。
ファイブス「エコーは!エコーはここに居ないのか!」
ヘヴィ「エコーだと…あいつも死んだのか」
カタップ「これで本当のドミノ倒しだな」
ドロイドベイト「カタップ…流石にそれは不謹慎だぞ…」
99号「いいや、見とらん。何かあったのか?」
ファイブス「エコーはイーブンピール将軍を分離主義者の砦から救出した時に、敵に囲まれて動けない状況でシャトルを奪い、脱出しようと1人でシャトルに向かったが『コマンダドー・ドロイド』が乗った砲台でシャトルが爆発…足元にはエコーのヘルメットだけがあった…」
99号「ここに居ないと言うことは、もしかしたらエコーは生きてるのかもしれないのぉ」
ファイブス「なんだと!そんな馬鹿な!」
ヘヴィ「じゃあその場でエコーの死体を見たのか?」
ファイブス「…いや、見てない…」
ヘヴィ「だったらエコーが今でも生きてるに賭けようぜ」
カタップ「さっきの冗談は撤回か」
ドロイドベイト「だから不謹慎だぞって…まぁエコーがここに居ないって事は生きてる可能性は高いな」
ファイブス「何故、そう言い切れる?」
99号「ここは死んでしまった兄弟が大勢来る場所じゃ。わしが居た時で酷い時にはクルーザー2隻分の兄弟が来たんじゃよ」
ヘヴィ「つまり、死んだクローンは必ずここに来るんだよ」
つまり、エコーは生きてる…だがあの爆発で生きてるのか?
???「お前は501大隊所属の兄弟か?」
4人と話しているとまた声が聞こえて来た、振り返ると会ったことのない兄弟だった
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