2021-05-04 23:07:59 更新

概要

『Weapon Girl's』 のハンスと契約した剣崎 
ある日のバイト終わりの夜にハンスと共に帰宅途中に見えざる敵の銃弾が彼らを襲う…


前書き

文章等に誤字、脱字が有りましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
また、それでも大丈夫と言う方でしたら、暇つぶし程度に読んでいって下さい。


weapon girl's 銃とビルと標的


 街が静まり返っている夜に


『weapon girl's 』が彼らを苦しめていた…


剣崎「クソッ!クソッ!クソっ⁉︎」


ハンス「落ち着いて、死に至る怪我じゃないわよ!」


剣崎は右肩の一部を弾丸で抉り取られ


混乱し、ハンスがそれを対処していた


その行為を行った者は、廃ビルの上から


『L96(市街地戦闘迷彩塗装)』を持った


白銀の髪をした少女と


まるで漫画の中から出てきたのでは無いかと


言わんばかりの不良だった…


事の始まりは、数十分前…


剣崎は、今も生活費を稼ぐため


コンビニで働いている。


ハンスには辞める様に説得されたが


自分が生きていく中で金は大事だった。


その事をハンスに話し行きと帰りにハンスが


同伴し、送迎すると言う事で落ち着いた。


今日もまたバイトが終わり、帰ろうとすると


電柱の陰からハンスが現れた。


ハンス「今日は少し早いわね」


剣崎「まぁね、先輩が早めに上がって良いって言ってくれてね」


そんな淡いのない雑談をしながら帰宅して


いると、小さな石で躓いてしまった。


咄嗟の事で受け身が取れず地面と


キスをしてしまった。


ハンス「はぁ何やってるの…」


ハンスが皆まで言おうとしたら


空気を切る音と同時に地面に何が当たった。


ハンスがその音と『何か』を瞬時に理解し


隣にいた剣崎を壁側に蹴り飛ばした


その際、横腹に見事に入り


泣きそうになっていた


訳の分からない剣崎はハンスに


説明を頼もうとしたがハンスが


地面に当たった、『何か』を指を刺した。


地面遠見ると地面に穴が空き


黒に近い金色の『何か』が潰れた状態で


残っていた。それは『銃弾』だった。


ハンスに声を掛けようと横に目をやると


ハンスの元の武器『バスタードソード』を


出現させ、臨戦態勢を取っていた。


一方、ハンス達を狙撃した犯人はと言うと…


???「は、外した…素早い…で、でも転んだだけ?」


???「何やってんだよッ⁉︎早く仕留めろよ⁉︎」


銀髪の少女と絵に描いたようなヤンキーが


とあるビルの上にいた。


 場面が戻り、剣崎とハンスはと言うと…


ハンスが冷静に状況を分析していた。


まず、敵の武器は銃器のライフル系で


高射から撃ってきた事


さらには剣崎が転んだ瞬間に着弾した


と言うことはここから約1km程離れている


と、判断した


剣崎「敵⁉︎どこから⁉︎」


ハンス「落ち着いて、今は多分、敵はこちらを見えてないはずよ」


そう言って弾痕をよく見ると


さっきまで立っていた所


約1m後ろにあった。


つまり今、自分達がいる場所は真正面から


撃ってきた位置から壁により見えない。


剣崎「だけど、これからどうする?」


ハンス「やらなきゃ、やられる。ただそれだけよ」


そう言うと、ハンスは移動し始めた。


剣崎「だ、大丈夫なのか?いくら敵には見えてないからって…」


ハンス「分かっているわよ。着弾位置から見ると敵は地上から約20m以上の高さから狙撃してるはずよ。で、この辺りでさっきまで居た場所を狙撃できて、かつ、約1km離れている建物はあそこしか無いのよ」


ハンスはある建物を指差した。


その建物は今から2ヶ月前に建てられた


ビルだった。が、建設中、発注していた


会社が倒産し、骨組みと各階コンクリートで


固められた床が剥き出しの状態で残っている


ビルだった。


ハンス「今移動している位置ならあそこから丁度死角になって見えてないから大丈夫なはずよ」


そう言い、徐々にビルに近づいて行く


剣崎たち…移動し始めて数分


ハンスに蹴られた脇腹が痛んでくるのを


感じた。


痛みに耐えら得ず左に少しよろけ


左手を右脇腹に添えた瞬間だった、


右肩が後ろに持っていかれた。


訳が分からなかったが、異変があった右肩に


目を向けると、肩自体は繋がっていたが、


2cm程肩の肉と骨が抉られていた。


剣崎「イッッッ⁉︎」


状況をうまく把握出来ていなかったが、


咄嗟に傷口を左手で押さえつけた。


しかし撃たれた直後で身体に力が入らず


止血出来ずに赤い血液が流れ出していた。


剣崎「は、ハンス⁉︎う、撃たれたッ⁉︎」


ハンス「クッ!」


すぐにハンスは剣崎の首襟を掴み


小さい路地へと半端無理やり連れ込んだ。


そこで剣崎を座れさせ、


今できる手当てをし始めた。


剣崎が撃たれる数分前


???「おい、クロッ!確実に仕留めろよな!じゃねぇとまた殴るからな!」


クロ「は、はい…マスター…」


ビルでは、いかにも漫画から出てきた様な


柄の悪いヤンキー安藤 幽が


アウトドア用の椅子で深く腰を掛けていた。


彼の周りには、食い散らかした


カップラーメンや菓子の袋、ペットボルトが


転がっていた。


一方、クロと呼ばれた『weapon girl's』は


L96を構えている。


『L96』とは

イギリスで開発された軍用狙撃銃

ボルトアクション式で装弾数は、

薬室を含め10発

最大射程(弾の種類に異なり)1500mとなっている



クロ「…射線から隠れて移動している…賢い…」


相手の意図を読み、クロはすぐに立ち上がり


L96を肩に掛け、人間にはできない様な


身のこなしで上の階へと上がった。


再び、体を伏せ、銃に備え付けられている


バイポッドを立て、スコープを覗いた。


スコープ越しに見えたのは


壁沿いを歩いている2人の姿だった。


先程は外したが今度こそ仕留める勢いで


タイミングを図った。


相手を確実に仕留めるために少しでも動きを


止めた瞬間を狙った。


その時だった。


一瞬だけだったが、標的が動きが


止めたのだった。今しかない。


ずっとトリガーに掛けていた人差し指を


慎重に引いた。


銃を撃った反動によりスコープから標的が


ほんの一瞬だけ視界から外れた。


クロには未来が見えていた。


きっと、私が放った弾丸はあの人の


心臓付近に当たり、跪いている、と


しかし、結果は違っていた。


クロが放った弾丸は標的の右肩を


少し抉り取り、蹲ると、すぐに首の襟を


掴まれて居る光景だった


すぐ様に次を放とうとするが、


標的が路地に入り見失った為撃てなかった…


一方剣崎達は……


路地に隠れ、ハンスが剣崎に


応急処置をしていた。

ズボンのベルトを抜き取り新たに穴を開け


剣崎の右腕の脇ギリギリに当てて


おもっきり締め上げ新しく開けた穴に


金具に通し、出血を止めていた。


ハンス「一先ずは出血は止めたわよ」


剣崎「う…腕が…」


ハンス「大丈夫よ、今は止血してるから取り敢えずは安心よ」


しかし、ハンスには焦りが見えていた。


今の状態でビルまでにはあと500m


離れていていた。


今の剣崎は走る事でさえ儘ならないのに、


もし、敵の射線に入れば


ただの的にしかならない。


さらには、この銃声を聞き、別のチームが


漁夫の利を狙って来るかもしれない。


その時だった。ハンスはある事を


思い出した。


前に剣崎が見ていたアニメを。


それは、今の状況に似ていた。


どこにいるか分からないスナイパーに対し、


主人公チームがジグザグに走り、


数秒止まり、また走ると言うのを繰り返し


スナイパーに照準を合わせない様にする、


と言うものだった。


この状況を打破できるのは


この作戦しか無い。


ハンスは覚悟を決めた


『Weapon Girly's』は並の人間より


力はある。人1人ぐらいなら簡単に運べる。


今、迷ってたらまた場所を移動され、


ここを狙撃され、剣崎を失う。


そんなことはさせない。その事を胸に刻み、


行動に起こした。


ハンス「マスター。今から賭けに出るわよ。マスターを私が抱えて、あのビルまで走る。良い?」


剣崎は腕の傷でそれどころでは無かったが、ハンスに信じ、託した。


剣崎「は…ハンス…お前に任せるよ…」


すぐにハンスは剣崎を抱え


走る準備を始めた。


ハンス「ふぅ…1…2…3…今ッ!! 」


ハンスは猛スピードで駆け出した。


場所はクロが居るビルに移り…


クロは、先程と同様な要領で路地の入り口を


スコープ越しで覗いていた。


まだか、まだか、と内心焦っていたが


深呼吸を一度行い、自分を落ち着かせた。


その一瞬のことだった。路地から標的が


出てきたのだ。


咄嗟の事で対応出来なかったが


走るだけならまだ目で追える範囲だった。


標的に照準を合わせるのでは無く、


標的が次に来るであろう場所に照準を


移動させた。


クロ「ここだ…!」


弾丸を放ったが標的には当たらなかった。


何故なら次に現れると思っていた位置には


居なく、2、3歩後ろで止まって


居たのだった。


クロ「そんな…でも、次は外さない」


もう一度スコープを覗きに今度は標的が


止まりそうな位置に照準を合わせ、


弾丸を放った。


しかし、また当たらなかった。


次は、標的が通り過ぎていたのだ。


再び外し、標的は着々とこのビルに


近づいている。


その焦りは、下にいる安藤 幽も


感じ取っていた


安藤「おいクロッ!!!何外してるんだよ!!奴等はもうすぐだぞ!」


そんな、怒声のような情けない声が


クロの位置まで聞こえていた。


その、主人である安藤 幽から


急かされた所為なのか


うちに秘めている悔しさのせいか分からない


がクロ自身も焦っていた。


その焦りを助長するかの様にビル内部に


何者かが侵入して来たのを知らせる音が鳴る


仕掛けが聞こえてきた。


すぐにクロは主人がいる階まで


降りて行った…


その頃のハンス達は…


ビルに到着するなり、空き缶が


括り付けられているワイヤーに


足が引っかかり、ビルには盛大な音が


響き渡った。


ハンス「はぁ…これで私達の存在があっちに知られたわね…」


剣崎「ど、どうする気だい?」


ハンスに抱えられている剣崎が


質問してきた。


剣崎の質問にハンスは神妙な顔を保ちつつ


ハンス「勿論、登るのよ!」


そう言い切ると、ハンスは勢いよく階段を


登って行った。


ハンスが上りきり相手が居るであろう


階層に近づく。


ハンスが入り口付近に近づき、


壁に背を向け、一瞬中の状況を確認しようと


顔を出す。


一発の銃弾と銃声が同時に着弾し聞こえた。


幸い、ハンスの顔に当たらずに済んだ。


安藤「ダボが!外してんじゃねッッ!!!」


向こうから契約者と思わしき声が聞こえた。


クロ「い、今のは…威嚇」


次に彼のWeapon girl'sの声が聞こえた。


ハンスは「やっぱり」と呟き、


話しかけてきた。


ハンス「マスター?彼女はスナイパーライフルL96のクロ。あの子は優しい子なの。 

上手く説得すればこの闘いを誰も死なずに

終わらせられるわ」


剣崎「そ、そうなのか?」


ハンス「えぇ。この戦いは生か死何方かの。だけど、戦闘中に命乞いをし、相手が認めれば、命乞いをした契約者の記憶から戦闘の記憶が消え、今までの生活が送れるの」


剣崎「ち、因みにその成功例は…」


ハンス「噂では死人に口なしって事になってるわ」


つまり、成功例はほぼゼロに近い。


しかしハンスはそれを踏まえて


相手に投降を促す様だ。


ハンス「やはりL96のクロね。手を打ちましょう?私だって無駄な殺生は出来ればしたく無いの。そちらが投降すれば此方は何もしないわ」


正直、これは双方メリットがあるはずだ。


此方は相手を傷付けずに戦闘を終了 


相手は契約中の記憶を失うが


平凡な生活を送れる。  


悪い話では無いはずだ。


しかし、その望みは消えた 


安藤「うるせぇッ!テメェらが死ねば良いだろうがッッ」


クロ「ま、マスター…」


安藤「俺はよぉ〜今までサツの世話になり過ぎて親共やダチ達から見放されたんだよ…だからこの訳の分からねぇ闘いに勝ってヤツらに目にモノ見せてやるんだよ!!!」


彼も不純な理由であるがこの闘いを


勝ち残りたい様だ。


ハンス「はぁ〜不純な理由ね。それぐらいなら貴方が死ぬより、投降して元の生活を送って勉強なりして、見返したほうが良いんじゃ無い?」


ハンスが彼の発言に対し、反論で返した。


ハンス「良いマスター?交渉は決裂よ?隙を見て、私が突っ込んで奴をやるわ。」


剣崎「だ、だけど相手は銃だ…此方が近く前に…」


俺はハンスの作戦に反対しようとした。


するとハンスは落ち着いた表情で 


話しかけてきた。


ハンス「心配してくれてありがとうね。でも、接近戦に持ち込めば此方に部があるわ」


剣崎「でも、一度でも当たれば…」


ハンス「大丈夫よ。必ず終わらせるわ」


安藤「良いかクロ?ヤツらが来たら迷わず撃てッ!」


クロ「りょ…了解です…」


それぞれのWeapon girl'sに指示を伝え 


どちらが先に動くか、


と言う駆け引きとなった。


先に動いたのはハンスだ。


すかさず相手も反応し発砲したが


ハンスが飛び出したのと同時に身体を


小さくしクロの銃弾を避けた。


ハンスは素早く敵マスターを押さえつけた。


ハンス「私だって殺しは本望じゃ無いわ。今すぐ降参すれば命は助かるわ。」


安藤「な、何してやがる!!!早く撃て!!」


安藤はクロにハンスを撃つ様に指示した。


既にクロはハンスに銃口を向けていた。


しかし、クロの銃口は徐々に下げて行った。


クロ「マスター…降参すれば貴方の命は助かる筈です…」


意外にもクロはハンスの言う事を


受け入れていた。


安藤「て、テメェェまで裏切る気かよッ⁉︎」


しかし、クロは主人を


裏切るつもりは無かった。 


クロ自身もこんな争いは元々好きでは


無かった。


しかし、無理矢理参加されて


辛い思いをしながらも戦い続けた。


だからこそ、今の状況は自分の主人だけでも


助かるなら、と思いで 


銃口を下げたのだった。


ハンス「さぁ、早く神に『私はこの闘いから投降します』と言いなさい。そうすれば二度と私たちに関わる事に無いわ」


安藤の顔を怒りや恨み、恥らい様々な感情を


一度に起き顔がぐちゃぐちゃに歪んでいた。


クロ「マスター…もう終わりにしましょう…降参すればマスターは死ななくて済みます…」

クロがマスターである安藤を鎮めようとする


ハンス「ここで、ただ死ぬかここから逃げて新しい人生を送るか、考えなさい!」


安藤「クソがッッ!!!分かったよッ!

『俺はこの闘いから降りる!!』」


突如と夜というのに空から光が降ってきて


安藤を照らした。


数十秒後、その光は消えていった。 


すぐに安藤に近寄ると


安藤「あ、アンタら誰だよッ⁉︎こ、ここは⁉︎」


どうやら、神が記憶を弄ったらしく


剣崎達の記憶だけを消した様だった。


記憶を失った安藤はすぐにビルから


消えていった。


残ったのは剣崎とハンスそして主人を


失ったクロだけだった。


ハンス「無駄に死ななくて良かったわね…」


クロ「ありがとうね、ハンス…マスターが死なずに済んで私も嬉しい…」


そう言うクロだが


徐々に彼女の足が薄くなって行っていた。 


剣崎「キミは…優しいんだね…」


徐々に消えていく彼女はここで


死ぬわけではない。


一度記憶をリセットされまた闘いがあるまで


訓練をする。 


ただそれだけのことなのだが


剣崎にとっては死に値すると考えていた。


彼女は最後の最後まで自分の事より、


主人である安藤の命を優先させた。  


その行為は誇らしく感じた。


クロ「ハンス…いつか…こんな馬鹿らしい闘いが終わったら、一緒にお出掛けしようね」 


彼女は涙を零した笑顔でハンスにそう言い、


消えていった。


その言葉は神への冒涜とも取れるが、


それが彼女の本心なのだろう。


本当はクロの様に闘いを好まない者も


いるのかも知れない。  


しかし、神の命令で闘いを


続けなければならない。 


何と悲しい事なんだろか。


もし、この馬鹿らしい闘いを勝ち抜き、


神への願いを


この戦いの根絶を願ったら


どうなるのだろうか。


剣崎はふと考えたが


今は目の前の戦いに集中して


行かなければならないと改めて


気を引き締めて行った……










後書き

最後まで読んでくださりありがとうございます。
そして、お久しぶりの方、お久しぶりです。
久々の投稿となります。相変わらず仕事と文章の方で中々進まず毎度毎度遅くなってしまい。すいません。これからも頑張りますので、私から言うのは難ですが気長に待って頂ければ幸いです。
また、これからは『俺ガイル×GGO』 と『怪獣娘とウルトラマン』 『俺ガイル×かぐや様は告らせたい』を制作しています。もしご興味あれば、もう少しお付き合い下さい。では、また別の作品で


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください