2018-07-13 22:33:09 更新

概要

皆さん、お久しぶりです。hiromchi23です。本当に長くお待たせしました、ようやくご注文は魔法少女ですか⁇第4話が完成したので、投稿しました。色々と仕事が増えてリアルが忙しく中々、遅くなってしまいましたが、楽しんでもらえたら嬉しいです


第4話「鋼の錬金術師」


前回のあらすじ

界王様「旅立ったチノ達が着いた次の世界は、天人によって支配された江戸の町、チノ達はそこで坂田銀時と出会う。そんなチノ達の前に現れた新たな刺客スラッシャー、リゼは新たな魔神器を使ってスラッシャーを撃退、銀時達を仲間に入れ旅立ったが、チノと銀時の二人だけが、謎の白い空間に出て巨大な扉に吸い寄せられてしまうのだった」


・・・


?「・ッ!・ノッ!チノ!」


チノ「リ、リゼさん?あれここは?」


リゼ「良かった、目が覚めたんだな」


チノ「あれ、私何があったんですか?あ!そうだ銀時さん!銀時さんは何処に!」


リゼ「銀時なら、隣で寝てるよ」


銀時「グガーーーー!グガーーーー!」


チノ「全く、しょうがない人ですね」


リゼ「そんな事より、何があったんだよチノ。ここに着いた時、お前達二人が居なかったから心配したんだぞ?」


チノ「すみません、心配させてしまって。私と銀時さんの二人は、あの時、真っ白い空間と巨大な扉の前に居たんです。その後、扉に吸い込ませた所までは覚えて居ますが、中にいた時の記憶が」


リゼ「そうだったのか、でも二人共無事で良かった。銀時を起こしてシャロ達と合流しよう、バラバラに別れてお前達二人を探してたんだから」


チノ「銀時さん、起きてください。銀時さん!」


銀時「ンァ?もう、朝飯の時間?俺はもう少し寝る」


チノ「寝ぼけないでください!」


少女移動中・・・


銀時「あぁ〜、寝みぃ〜」


チノ「さっき、あんなに爆睡してたのにまだ眠いとかどんな体してるんですか」


銀時「俺はな、1日ジャンプを読んで、1日糖分を摂取して、1日中寝て過ごすのが生きがいなんだよ」


チノ「銀時さん、それ完全に働かない人の生活リズムですよ」


リゼ「おい、二人共そろそろ集合場所だぞ」


リゼ「おーい、皆んな!二人共見つかったぞ」


シャロ「チノちゃん!銀時さんも無事だったのね」


チヤ「よかった、何事も無く二人と合流出来て」


チノ「それはそうとこの世界は何処なんですか?リアさんに聞きたいんですが」


リゼ「リアは今、街が無いか調べに行ってもらってる。でも、そろそろ帰って来ると思うぞ」


シューン!


リア「いやぁ〜悪い悪い遅くなった」


リゼ「いや、問題無いぞリア、こっちも今チノ達と合流したところだ」


リア「おっ、そうか、ならちょうどよかった近くに街があったから色々と説明する」


リア「まず、近くにあった街がセントラルと言って、中心となってる街らしい、そんでもってこの世界では魔法は無い主に使われているのは錬金術を使っている。以上だ」


リゼ「何か変わった事は無かったのか?」


リア「そこら辺までは分からなかった。まぁ、行ってみればわかる事だろう」


チノ「行って見ましょう、セントラルに」


セントラル・・・


リア「おお!人がいっぱい居て賑やかなところだな」


チノ「見た所、何も変な事は起きてないように見えますね」


リゼ「そうだな、でもチノお前も感じてるだろ?」


チノ「はい、この街に入ってから妙な気配は感じます。具体的なものは出てきませんが、地下の方から」


リゼ「クリーチャーじゃない、一体地下に何があるんだ?」


チノ「それも一緒にこの街で調べて行きましょう」


リゼ「そうだな、リアこの世界にいる錬金術師はどんな奴らなんだ?」


リア「この世界では、錬金術は国家資格みたいなもので、その資格を持った錬金術師の事を国家錬金術師て言うらしい。目印としては銀時計を持っている奴らが国家錬金術師だ」


リゼ「なるほど、他には何か無いのか?ニックネームみたいな奴とか」


リア「おっと、そうだったな忘れてた。国家錬金術師には、一人一人が貰う錬金術師としての称号があってだな、俺がこの街で聞いた時に一人気になった錬金術師がいるんだよ」


リゼ「気になった奴?誰なんだ?」


リア「最年少、しかも12歳で国家錬金術師の資格を取った錬金術師、名前までは聞いてねーが、そいつの錬金術師としての呼び名は聞けた、そいつは鋼の」ドカーン!


リゼ「なんだ!爆発音!」


住人A「怪物だ!怪物が現れたぞ‼︎」


住人B「みんな逃げろ!喰われちまうぞ‼︎」


リゼ「怪物、クリーチャーか!」


リア「たく、話の途中だってのにタイミング悪りぃ時に来るんだかな」


チノ「話の続きは後です。みんな行きましょう‼︎」


少女移動中・・・


クリーチャー「ブォーーーーー‼︎」


チノ「クリーチャー!やはりこの世界にもいるんですね」


リゼ「この世界にも何かしらの異変があるはずだ。あいつを倒して色々調べるぞ!」


シャロ「了解です!」


シャロ「サンダースピア!」シューン!


リゼ「烈風斬!」ザン!


クリーチャー「ブギャーー‼︎」ドカーーン!


リゼ「やったか!」


銀時「おいバカヤロウ‼︎そう言うセリフはまだ終わっていないフラグ系のセリフだからあんまし言うんじゃねー!」


クリーチャー「ブォーーーーー‼︎」


銀時「ほら見ろ!しかもこいつまだ元気ありすぎじゃねーか‼︎」


リゼ「訳の分からない事言ってないでお前も戦え銀時!」


銀時「俺は依頼以外仕事は受け付けないんだよ!めんどくせぇ事はお前らに任せた‼︎」


ピカーン!


リゼ「なんだ!なんの光だ!」


リア「友情石の光だ。どうやら助っ人が出てきてくれるらしい」


パァーーン!


新八「皆さん、すみません内のクソ上司が面倒を掛けてしまって」


神楽「銀ちゃん、こう言う時ぐらい男見せないと絶対モテないアルよ」


銀時「うるせえ!良いからお前達は戦っておけ!」


新八「あんた、本当にクズ過ぎろ!自分が受けた依頼ぐらい真っ当にやれ!」


銀時「主役は後で活躍するもんなんだよ、ぱっつぁん。だからその為の準備をお前達に任せた!」


神楽「本当にどうしようもなさ過ぎるアルよ銀ちゃん」


リゼ「言い争ってないで、目の前の敵に準備しろ!」


シャロ「あの、先輩そうこう言ってる間にクリーチャーが逃げそうです」


リゼ「何!早く追いかけるぞ!」


ドゴーーーン!


リゼ「な、今度はなんだ!」


シャロ「周りの道、全部に岩の壁が」


?「よかったの?兄さんあっちのキメラの方を追わなくて」


?「ああ、大丈夫だ。キメラを追わなくてもこいつらに、洗いざらい吐いてもらえば、万事解決だ」ジャラ


リゼ「誰なんだお前達は!」


チノ「リゼさん、あの人がぶら下げてるの銀時計じゃないですか?」


リゼ「本当だ、とう言う事はお前達が国家錬金術師」


エドワード「そうだ、一応自己紹介はしといてやるよ。俺は、鋼の錬金術師エドワード・エルリック」


アルフォンス「そして、僕が弟のアルフォンス・エルリックです。よろしく」


リア「お前が最年少の国家錬金術師、鋼の錬金術師なのか!こんな、ちっこい奴が!」


エドワード「誰が豆粒チビだ!コノヤロー‼︎」ドゴーーーン!


リア「ウァーーー!」ヒューーン!


アルフォンス「兄さん、身長の事で本当に怒りすぎだよ。て言うか、あの人の声どこか聞き覚えのある声だったんだけど」


エドワード「知るか声なんて、チビとか豆粒とか言った奴は関係ねーよ!」


神楽「声で、思い出したネ。おいそこの鎧」


アルフォンス「鎧?あ、僕ね、どうしたの?」


神楽「お前の声を聞いた時に何か親近感がわく感じがあったアル」


アルフォンス「あ、それは僕も感じたんだ。君と何か共通点があるような気は感じてたんだよ」


神楽「それは多分声アル。お前も中に釘宮を飼ってるアルな」


アルフォンス「もしかして君もなのかい!僕、他の釘宮を飼ってる人に会うのが夢だったんだ!」


新八「おいお前らぁ‼︎これはssだからな!声とか無いんだから、中の人ネタをぶっ混んでくるんじゃねー‼︎」


神楽「うるせぇよ、メガネ本体のくせに、自分と同じ声のキャラがいないからって嫉妬してるんじゃねーよ」


新八「別に嫉妬してないよ。でも、確かに少し羨ましい所とか同じ声のキャラ出て欲しい気持ちはあるけど」


エドワード「んな事はどうでも良いから、さっさと話を済ませても良いか?」


新八「あ、すみません」


リゼ「そう言えばそうだったな。私達に何を聞こうとしてたんだ?」


エドワード「今、この世界で起きてる異変にあんた達が関与してると俺達は睨んでいる。その服装や錬金術とはまた別の力、色々知ってるんだろ?」


チノ「私達も全てを知ってるわけではありません。でも、私達はこの世界や他の世界でも起きてる異変を解決するために今、旅をしています。それと、探してる人もいるので」


チノ「それに、私もこの世界に来て気になった事があります。それについても聞いても良いですか?」


エドワード「ああ、別に構わない」


アルフォンス「兄さん、話なら別の所でしない?ここじゃ人目につくよ」


エドワード「そうだな、でも別の場所つってもな」


プップー


エド・アル「大佐‼︎」


マスタング「奇遇だな鋼の、話をする場所が必要なのだろう?乗りたまえ、そこの君達も」


少女移動中・・・


マスタング「入りたまえ、私のオフィスだ」


エドワード「悪いな大佐、部屋借りちまって」


マスタング「別に構わん、それにその話はこの世界で起きてる異変についての事だろう?」


アルフォンス「はい、そうです」


マスタング「そう言えば、君達にまだ、自己紹介をしてなかったな。私は焔の錬金術師ロイ・マスタングだ。よろしく」


リゼ「そう言えば、チノ私達もまだ自己紹介をしてないぞ」


チノ「そうでしたね、私は香風チノです。私達は魔法少女で信じてもらえないでしょうが、異世界からやって来ました」


マスタング「なるほどな、普通なら信じられん事だが、外見の服装からしても見た事無いもの、しかも君達の持っている力は錬金術じゃなく魔法を使ってる」


エドワード「俺らも最初見た時はびっくりしたぜ。それにこいつらはキメラの事をクリーチャーと言っていた。異世界から来たて言うのは信じられると俺は思うぜ」


マスタング「確かにな、しかし、彼女達がどうやって異世界を移動してるのかそれもきになる」


リア「それは、俺の力を使っているんだよ」ヒュン!


チノ「リアさん!」


リゼ「良かった無事だったんだな」


エドワード「あ、お前!さっき俺の身長の事を言った奴じゃねーか‼︎」


リア「いやぁ〜悪いな、まさか身長の事を気にしてるとは知らなかったからよ」


エドワード「別に今はきにしてねーけど、気をつけろよな。てか、大佐?どうしたんだよボケ〜としてけど大丈夫か?」


マスタング「いや、すまん、聞き覚えのある声だったからつい、ボーッとしてしまってた」


エドワード「まぁ、わからねーわけじゃねーけどあの人はもう居ないんだからな」


コンコン


?「大佐、失礼します」


マスタング「お、中尉じゃないか、ちょうど紹介しよう私の部下の一人、リザ・ホークアイ中尉だ」


ホークアイ「リザ・ホークアイよ。よろしくね」


マスタング「所でどうしたんだ中尉?」


ホークアイ「客人が多く来てると聞きましたので、お茶をお持ちしました。後、例の事件の話もしに」


マスタング「なるほど、ちょうどいい、今それらに関しての事も話そうとしてた所だ中尉も混ざってくれ」


ホークアイ「了解です」


エドワード「そういやチノて、言ったか?さっき言ってたこの世界に来て気になった事ってなんだよ?」


チノ「はい、私は最初この世界に来た時、大っきな扉がある真っ白な空間に居たんです。その事でちょっと聞こうと思いまして」


アルフォンス「兄さん、扉がある真っ白な空間てまさか」


エドワード「ああ、あそこしかねーよ。チノ、そこに誰か居なかったか?」


チノ「居たのは、私と銀時さん、後は扉の前に全身真っ白な人のような姿をした人が居ました」


エドワード「そこは、錬金術最大の禁忌とされる人体錬成を行なったものが送られる場所で、そこにあるでかい扉は真理の扉て言うんだ」


マスタング「鋼の、彼女達にも色々教えてやった方が良いんじゃないのか?」


エドワード「確かにそうなんだが、アルどうする?」


アルフォンス「兄さんに任せる、兄さんの決めた事なら僕は全然問題ないから」


エドワード「よし、んじゃお前達魔法少女にも俺達兄弟の秘密を教えておく」


エドワード「俺達兄弟は、昔人体錬成をやったんだ。その目的は死んだ母親を復活させてまた、昔の様に暮らす事だった」


エドワード「でも結果、錬成されたのは母親じゃなかった、更には人体錬成をやった対価として、俺は右腕と左脚を弟は体ごと真理の扉に持っていかれた」


エドワード「たった一人の家族を失いたくなかった俺は、鎧の弟の魂を定着させたんだ」


チノ「そんな、暗い過去があったんですね」


エドワード「人体錬成は、錬金術最大の禁忌とされているやつで、俺らはそれを知っててやった。でも、実際にやったら成功する、母さんを生き返らせる事が出来るって、心の何処かで思ってたのかもしれない」


エドワード「その結果、俺は腕と脚を失って、弟は体を持っていかれた、俺たち兄弟はそれらを取り戻す為の方法を探す為に旅をしてる」


アルフォンス「でも、ある物が有れば体を取り戻せるて事が今までの旅でわかったんだよ」


チノ「ある物?それはどんな物なんですか?」


エドワード「賢者の石、それが有れば体を取り戻せる、最近になってその手掛かりを見つけたんだがな」


アルフォンス「ちょっと、訳があって賢者の石以外の方法を今探しているんだよ」


エドワード「でも、そんな中にお前達が現れた、他の世界から来たお前達が」


チノ「私達ですか?」


アルフォンス「そう、君達だよ。他の世界から来た、錬金術とは違う魔法という力を持った君達」


エドワード「俺達は、お前たちに力を借りたいと思ってる。もちろんタダでとは言わない、俺達もお前達の手伝いもする」


チノ「私は、一向に問題は無いですが、リゼさん達はどうですか?」


リゼ「私も全然構わない、むしろ錬金術に興味が湧いた!」


シャロ「私も、錬金術に興味があるけれど、その前にこの世界で起きてる異変を解決するのが先だと思うわ」


エドワード「そうだったな、今この世界では、人が行方不明になる事が多く起きていて、更にはさっきの怪物俺たちはキメラて呼んでんだけど、そいつらが多く出現する事が起きている」


シャロ「その怪物は、クリーチャーと言う奴らで、おそらく裏で糸を引いている奴が攫った人達をクリーチャーにしていると思われるわ」


エドワード「人を化け物に変えるか」


アルフォンス「兄さん、これってあの時と同じだね」


エドワード「たく、嫌な事思い出させるぜ」


シャロ「何かあったの?」


エドワード「いや、こっちの話だ気にしないでくれ」


エドワード「とりあえず、今回の事件を早く解決しちまおうぜ」


シャロ「そうね、でも情報が足りない、街とかで何かしらの情報を集めましょう」


ブラッドレイ「何やら面白い話をしてるじゃないか諸君」


マスタング「だ、大総統閣下!」


シャロ「ど、どこから、いきなり現れた!」


チノ「この方は誰なんですか?」


マスタング「この方は、キング・ブラッドレイ大総統、我がアメストリトを束ねられているお方だ」


リゼ「そんな偉い方が私達に何の用です?」


ブラッドレイ「いやなに、錬金術とは違う面白い力を使う少女達がいると聞いたのでねどんなのかと見に来ただけさ」


マスタング「申し訳ございません大総統、我々はこれからやる事があるので、彼女たちの事は後日改めて」


ブラッドレイ「構わんさ、私はただ見に来ただけだ、それでは私はこれで失礼するよ」ガチャ


エドワード「本当、あのおっさん急に現れてスッと居なくなるな」


アルフォンス「兄さん、ダメだよそんな事言っちゃ」


シャロ「それはそうと、早く街に行って情報を集めましょう」


エドワード「そうだな、とっととこの事件を終わらせようぜ!」


セントラル地下空洞・・・


ブラッドレイ「彼女達が鋼の錬金術師達と行動を始めた」


ラスト「あら、それじゃあ私も動くのかしら?」


グラトニー「魔法少女、食べていいの?フフフ」


エンヴィー「グラトニー、お前そのうち腹壊すぞ、ともあれ魔法少女が鋼のおチビさんと動いてるとなると、ラストの言うとうりこっちも動かないといけないねぇ」


?「まぁ待てホムンクルス達、まだ動く時ではない、もう少し奴らを泳がせておく、時が来たら動いてもらう」


エンヴィー「俺達は確かに協力するとは言ったけどさ、それはあくまで魔法少女達を倒すことで、鋼のおチビさん達を倒すことに関しては指図しないでもらえるかい、アルケミさんよう」


アルケミ「まぁ、好きにするがいいさ、だが魔法少女達を倒す時はしっかり動いてもらうからな」


お父様「お前達、少しは仲良く出来ないのか」


エンヴィー「仲良く?冗談はよしてくれよお父様、なんでこんな奴と仲良くしなきゃいけないんだよ」


お父様「はぁ、まったくすまないな、アルケミ、しかし魔法少女達をしばらく泳がせるのはいいが何か策があるの?」


アルケミ「ああ、俺の部下で一人使える奴がいる、そいつに任せてある。連絡が来たら、我々も動く」


お父様「わかった」


セントラル住宅街・・・


シャロ「さて、ここで情報収集しましょうかね、と言っても私一人だけどね」


シャロ「まぁ、この子も連れて来てるから寂しくはないんだけど。ワイルドギース」


2年前・・・


ワイルドギース「シャロ、最後にこれをお前に渡す、どうだ俺にそっくりな兎だろ?」


シャロ「ええ、本当あんたそっくり、特に目の傷跡とかがね」


ワイルドギース「はは、んじゃそろそろ行くよ、またいつか会おうぜ」


シャロ「うん、またいつか」


現在・・・・


シャロ「またいつか、会えるのかしらワイルドギース達に」


ニーナ「ねぇ、お姉ちゃんそこで何してるの?」


シャロ「ううん、何でもないよ。ねぇ、最近この辺りで変な事起きてない?」


?「ううん、何もないよ」


?「ワン!」ダッ!


シャロ「えっ!何‼︎」


?「あ、こらアレキサンダー!」


シャロ「ギャァァァァァァ!」


数分後・・・


シャロ「はぁ、はぁ、何なのこの犬は」


タッカー「すみません、この子はニーナ、こっちはペットのアレキサンダーです。私は、この近くの教会で神父をしてるショータッカーです」


シャロ「全然、大丈夫です。私はシャロです。あの、突然なんですがここ最近変な事とかありましたか?」


タッカー「いえ、変な事は特にはありませんよ。そうだ、こんな所で話すよりは、うちの教会に来てください。ニーナ以外の子供達も喜びます」


教会・・・・・


タッカー「ただいま、みんな今帰ったよ」


子供A「あ、タッカーさん!お帰りなさい!」


子供B「そのお姉ちゃんて、新しい人?」


タッカー「違うよ、この人はお客さんだよ。みんな、挨拶しないさ」


子供達「こんにちは‼︎」


シャロ「タッカーさん、この子達は一体」


タッカー「ああ、この子達やニーナ、アレキサンダーは、捨てられていたんだよ。そして、2週間前に私がここに教会を建てて、みんなと生活し始めたんだ」


シャロ「2週間前、それって確か」


数時間前・・・・


シャロ「そういえば、エドワードさん、怪物が現れたり、異変なんかが起きたりしたのはいつ頃なの?」


エドワード「2週間前だ、その時に突然と人が居なくなったり、怪物が現れたりした」


そして現在・・・・


シャロ「異変なんかが起き始めた頃、あのタッカーさんこの街に来た時何か変わった事はありませんでしたか?」


タッカー「変わった事?いや特に変わった事は無かったよ」


タッカー「あっ、でもその時に物騒な噂を聞いたよ」


シャロ「物騒な噂、それはどんな事でしたか?」


タッカー「怪物が現れたり、人が居なくなってるていう噂だよ。そういえば、まだその事件は解決して居ないんだろ?」


シャロ「はい、でも安心してください。私達が必ず解決してみせます!」


タッカー「私達?シャロ君てもしかして国家錬金術師なのかい?」


シャロ「いえ、私は違います。信じてもらえないでしょうが、私は他の世界から来たもので、錬金術じゃなく魔法を使う、魔法少女で私以外にも何人か居るんですよ」


タッカー「ま、魔法少女!本当かいそれは!」


シャロ「はい、私は主に雷の魔法を使います。こんな風に」ビリビリビリ‼︎


タッカー「凄い、これが魔法か!錬金術とは確かに異なった能力だ」


シャロ「はい、でも私錬金術も使ってみたいんですよ」


タッカー「錬金術を使ってみたい、それはどうしてなんだい?」


シャロ「今、私達と一緒に異変解決を協力してくれてる、錬金術師エドワード・エルリックていうちょっと背が小さい人が使っているのを見て興味が湧いたんですよ」


タッカー「そうか、やはり彼も動いていたんだね」


シャロ「どうかしたんですか、タッカーさん?」


タッカー「いや、何でもない、そうだシャロ君、ちょっとこっちに来てくれ」


シャロ「はい、何ですか?」


タッカーの部屋・・・


シャロ「凄い本の量、もしかしてここってタッカーさんの部屋ですか?」


タッカー「ああ、私は主に生物学の研究に携わっているんだ。後は生物系の錬金術についても少し研究しているんだよ」


シャロ「その研究て、もしかして人体錬成の研究ですか?」


タッカー「いや、生物系といってもあくまでも医学的なものさ。あ、あったこの本を君にみせたかったんだよ。」


シャロ「これは何ですか?」


タッカー「錬金術で最も重要なもの、錬成陣の本だよ」


タッカー「錬金術は、物質を理解して、それらを分解再構築する科学、それらの基盤となるのは錬成陣だ。錬金術を覚えたいのであれば、君に必要だろうと思ってね」


シャロ「貰ったてもいいんですか!この本!」


タッカー「ああ、勿論だ。」


シャロ「やった!ありがとうございます!タッカーさん!」


タッカー「喜んでもらえて嬉しいよ。もしよかったら、明日もうちに来てくれないだろうか、うちの教会の子供達も喜ぶ」


シャロ「はい、全然大丈夫ですよ」


タッカー「それは良かった。これで君に特別なものを見せれるよ」


シャロ「特別なもの?それは何ですか?」


タッカー「それは明日までのお楽しみだよ」


シャロ「そんな〜、教えてくださいよタッカーさん」


タッカー「それより、今日は早く帰って錬金術を練習した方が良いんじゃないのかい?」


シャロ「あ、確かにそうですね。よし、錬金術を覚えてみんなに自慢しちゃお‼︎」


シャロ「それじゃ、タッカーさんまた明日来ます」ガチャ


タッカー「ああ、気をつけて帰るんだよ。」


ニーナ「お姉ちゃん、もう帰っちゃうの?」


子供A「もっと、一緒に遊ぼうよ、シャロお姉ちゃん」


子供B「そうだよ、もっと遊んでよ!」


シャロ「ごめんね、お姉ちゃんやる事があるから帰らなくちゃダメなの、それに明日もまた来るからその時に遊ぼうね皆んな」


アレキサンダー「ワン‼︎」


シャロ「アレキサンダーも、また明日遊ぼう」


アレキサンダー「ワンワン‼︎」


タッカー「こらこら、みんな余りお姉ちゃんを困らせちゃダメだよ」


タッカー「ごめんね、シャロ君うちの子供達が困らせちゃって」


シャロ「いえ、大丈夫ですよ。私はこの子達以上の子供を相手してたので、全然平気ですよ。」


タッカー「シャロ君にも、子供がいたのかい‼︎」


シャロ「いえ、ちょっと子供っぽい友達が居たんですよ。でも、その子ちょっと前に居なくなっちゃって、本当に何処に居るのやら」


タッカー「ハハ、お互い大変だね」


シャロ「全くです。それじゃあ、私はこれで」


タッカー「ああ、また明日」バタン!


住宅街・・・


シャロ「それにしても、あの子達元気が良かったなぁ、まるでココアを見てるようだった」


シャロ(ココア、あんた本当に何処に居るのよ。皆んな、あんたの帰りを待ってるわよ)


シャロ「よし!早く帰って錬金術を勉強しよ!」


地下空洞・・・


アルケミ「ふむ、そうか魔法少女の1人と接触したのか」


?「はい、また明日、接触します。その時に」


アルケミ「わかった、此方も準備をしとく、期待しているぞタッカー」


タッカー「は!お任せください、アルケミ様」


アルケミ「と言うわけで、いよいよ動いてもらうぞ、ホムンクルス達よ」


ラスト「いよいよ、魔法少女達と戦うのね、ウフフ」


グラトニー「魔法少女、どんな味がするのかなぁ?」


エンヴィー「まぁ、こっちはこっちで鋼のおチビさんや、他の連中の足止めはしっかりやっておくよ。」


アルケミ「ああ、任せた、では明日、結構する」


ホテル・・・


シャロ「皆んな、ただいま。今、帰った」


リゼ「おお!シャロ、遅かったな何かあったのか?」


シャロ「いえ、これといって何も無かったです。」


リゼ「そうか、こっちも何も無しだ。明日、また情報収集活動だ」


シャロ「これだけ、事件が大きいから何かしら見つかると思ったんですがね、中々上手く行かないですね」


リゼ「そうだな、まぁ明日も無理せずやっていこう、そうすれば異変解決に近づく」


シャロ「ですね、それじゃあ私はそろそろ部屋に戻ります。」


リゼ「ああ、ゆっくり休めよシャロ」


シャロ「はい、それじゃあ失礼します」


シャロの部屋・・・


シャロ「さて、タッカーさんから貰ったこの本を使って錬金術の勉強を始めよう」


シャロ「とは言っても、そう簡単に覚えられるものなのかしら、錬金術はあくまでもこの世界の技術で、他の世界から来た私が出来るものなのか」


シャロ「いえ、グタグタ考えるより、実際にやって見なくちゃ、わからないわ!」


シャロ「やっぱり、魔法と同じで錬金術でも円は力の流れとして使われているのね」


シャロ「えっと、雷の錬成陣はどれなのかしら?」ペラペラ


シャロ「あ、あった!これが雷の錬成陣ね、よし!」


それから数時間後・・・


バゴーン‼︎


シャロ「ハァ、ハァ、なんとか出来るようにはなった、これで明日タッカーさんに見せれる」


シャロ「でも、やっぱり慣れないことだから、体力の消耗が激しい、余り無茶はしないようにしなくちゃ」バタン!


シャロ「疲れた、寝よ。ZZZ」


次の日・・・


リゼ「ふぁ〜あ、おはよう」


チノ「あ、リゼさんおはようございます」


リゼ「おう、チノおはよう、他のみんなはまだ起きてこないのか?」


チノ「はい、と言ってもシャロさんだけが、今日早く起きて、出掛けましたよ」


リゼ「ハハ、あいつはやる気があるなぁ、よしチノ、他の皆んなを起こして私達も行こう!」


チノ「はい!」


タッカーの教会・・・


コンコン!


シャロ「タッカーさん、おはようございます!今日もお願いします!」


シャロ「おかしいな、返事が無い、タッカーとから忙しくて出れないと思うけど、あの子達ならすぐ来ると思ったんだけど」ガチャ


シャロ「扉は開いてるようね、タッカーさん入りますよ」


シャロ「誰もいない、まだ皆んな寝てるのかしら?」


シャロ「タッカーさんの部屋に行って見ましょう」


タッカーの部屋・・・


シャロ「失礼します、タッカーさんいらっしゃいますか?」


シャロ「部屋にも居ない、妙ね何かあったのかしら?」


ヒュ〜


シャロ「風の音が聞こえる、あの本棚辺りから」


ヒュ〜


シャロ「この本棚の裏に何かありそうね、よし!」ズズズズズ‼︎


シャロ「これは、地下への階段!」ブル!


シャロ「何、この胸騒ぎはもしかして皆んなこの下に」カツーン、カツーン


地下の研究室・・・


シャロ「地下にこんな所があったなんて」


タッカー「シャロ君、こっちだ来てくれ」


シャロ「タッカーさんの声、あっちね」


キメラA「ギャーオ!ギャーオ!」


キメラB「ウォーーー!」


シャロ「な、何これは!」


タッカー「僕が作り上げて来たもの達さ」


シャロ「タッカーさん!皆んな、あの子達は何処に!」


タッカー「落ち着いてくれ、まずはこれを見てくれ、人の言葉を喋るキメラが完成したんだ」


シャロ「昨日、言っていた私に見せたかったものはこの怪物達の事なんですか?」


タッカー「ああ、そしてこの子達が君に見せたかったものだ」


シャロ(信じたくは無いけど、まさか、まさかこれは魔力の気配)


タッカー「良いかい、この人はシャロ君だ」


人語を喋るキメラ「シャ、ロ?」


タッカー「そうだ!良い子だね!」


シャロ「ほ、本当に人の言葉を喋ってる」


人語を喋るキメラ「シャロ、シャロ、お姉ぢゃん」


シャロ(やっぱり、この子は)


タッカー「いやぁ〜、昨日からずっと、徹夜付けだったから疲れたよ、でもこの子達を君に見せれて良かった」


シャロ「タッカーさん、質問しても良いですか?」


タッカー「ああ、何かな?」


シャロ「あなたがこの街に来たのはいつですか?」


タッカー「話たろう、2週間前だ」


シャロ「異変が起きたのはいつですか?」


タッカー「2週間前だね」


シャロ「もう一つ、質問良いですか」


タッカー「何かね?魔法少女シャロ君」


シャロ「ニーナやアレキサンダー、他の子供達や誘拐した人達は何処へやった‼︎」


タッカー「ハァ、君も彼と同じだね、シャロ君、僕はね、君やエドワード君みたいな、勘のいい子は嫌いなんだよ!」


ドカーーン‼︎


シャロ「きょ、教会が!」


タッカー「ああ、それともう一つこれらはキメラではない、クリーチャーだ、人語を喋るクリーチャー達さ」


シャロ「タッカー、貴方だけは絶対に許さない!」


タッカー「それにしても、魔法というものは、便利だねぇ、錬金術では禁忌とされて出来ない、死者の復活が出来る」


タッカー「シャロ君、君には言ってなかったけど実を言うと、私やニーナなどの子供達は元々死んだ者たちなんだよ、更に言うとニーナとアレキサンダーは僕の本当の家族だ」


タッカー「僕は、今と同じように、キメラの研究とその制作をやっていてね、人語を喋るキメラを二度作る事に成功している」


シャロ「いったい、誰を犠牲にして作ったの、そのキメラ達は」


タッカー「ふふ、決まっているだろう、自分の家族さ、最初は自分の妻を、次にペットと娘を使ったのさ」


シャロ「エドワードさん達が、今回の異変が『あの時の事件』と似ていると言っていたのが今、ようやく理解した」


シャロ「タッカー、貴方はここで私が倒す!」


タッカー「倒す?アハハ!面白い事を言うねぇ、でも良いのかい?クリーチャー達が街の方に行ってしまったよ」


シャロ「しまった!クゥ、タッカー!」


タッカー「ハハ、では僕も街の方に行かないとね、クリーチャー達の行動を観察しなきゃ」


クリーチャー「グェーーー!」バサ!


タッカー「では、シャロ君また街の方で会おう」


シャロ「待ちなさい、タッカー!」


シャロ「クソ!逃げられた、でも街の方にはリゼ先輩やチノちゃん達がいるはず、私が街に着くまでなんとか持ちこたえてほしいわ」


セントラル・・・


住民A「ギャァァァァァァ、また化け物が現れた!」


住民B「逃げろ皆んな!殺されるぞ‼︎」


アルフォンス「兄さん、何あのデカイ怪物は?」


エドワード「知るかよ、こっちが聞きたいぐらいだ」


マスタング「だが、危険である事には変わりない、街が壊される前にやるぞ!」


銀時「んじゃ、その仕事俺達も手伝ってやるよ、錬金術師!」


新八「街が危険な中、ただ見てるわけには行きませんからね」


神楽「どうせ、お前達だけじゃ手こずるから、このスーパーチャイナ、神楽ちゃんが特別に手伝ってやるアル!」


エドワード「お前ら、チノ達と一緒にいた、何だけ?」


銀時「万屋銀ちゃんだ、よく覚えておきやがれ」


エドワード「だけど、手伝ってくれることには充分感謝するぜ!」


銀時「でも、あのデカ物どうやって止めるんだよ?」


エドワード「錬金術であいつの周りに壁を作れば何とかなると思うんだが、あっさりと壊されそうだしな、どうするか」


?「ならば、ここは我輩にお任せあれ」


エド・アル「あ、アンタは!」


アームストロング「豪腕の錬金術師、アレックス・ルイ・アームストロング、我輩の芸術的錬金法を特と見よ‼︎」ドカーーン‼︎


アームストロング「行け!エルリック兄弟よ!」


エドワード「助かったぜ、少佐!」ドゴーーーン!


アルフォンス「あ、待ってよ!兄さん!」ドゴーーーン


巨大クリーチャーの上・・・


巨大クリーチャー「ウォォォォォォン‼︎」


エドワード「よう、デカ物、お前には悪いんだがここで倒させて貰うぜ」


アルフォンス「兄さん、一人で突っ走りすぎだよ」


エドワード「そう怒んなよ、アル、取り敢えずこいつをさっさと片付けようぜ」


エドワード「ぶっ飛ばす前に、俺の名前を良く覚えておきやがれ、俺の名前はエドワード・エルリック、この名前を良く覚えてあの世に行きやがれ!」


巨大クリーチャー「エド、ワード?」


アルフォンス「兄さん!ちょっと待って!」


エドワード「ああ?どうしたアル?」


巨大クリーチャー「エド、ワード、エド、ワード、お兄ちゃん」


エド・アル「⁉︎」


エドワード「おい、まさかお前」


アルフォンス「ニーナなの?」


エドワード「んなわけあるか!ニーナやアレキサンダーは、前にスカーの野郎に殺されたんだ、あのクソ野郎と一緒に!」


タッカー「クソ野郎とは酷いねぇ、エドワード君」


エドワード「タッカー!テメェ、何で生きてやがる!」


アルフォンス「そうですよ、あなたはスカーに殺されたはず、まさか誰かが人体錬成で!」


エドワード「んなわけあるか!人体錬成は絶対に成功するはずがねぇ!賢者の石を使わなければな、尚更だ‼︎」


タッカー「君達の言いたい事はわかる、だけど僕は人体錬成で復活したんじゃあない、あるお方の蘇生魔法でこの世に再び蘇ったのさ」


エドワード「あるお方だと、それはまさか、ホムンクルス達が言っているお父様て言う奴のことか!」


タッカー「ふふ、これから死んで行く君達に教える必要性は無いよ、そうだろう魔法少女諸君」


チノ「あなたが、今回の異変の黒幕ですね!」


リゼ「人々をクリーチャーに変えるとは許さん!命をなんだと思っているんだ!」


チヤ「それに、私達の仲間が見当たらないのだけど知らないかしら?」


タッカー「ああ、シャロ君の事かい、彼女なら、そろそろ此方に来るんじゃないかな、それにあの方々もそろそろ」


パチン!ドゴーーーン‼︎


リゼ「なんだ、こんな晴れ間なのに稲妻が」


チノ「あれ、避けたほうがいいんじゃないですか」


?「大丈夫、皆んなには当たりませんから」


タッカー「グァァァァァァァ‼︎」ドカーーン‼︎


?「どうです、タッカーさん、最高電圧の稲妻を喰らった気分は、まるで天に昇るような気分でしょう?」


リゼ「お、お前はシャロ!」


シャロ「すみません、遅くなりました」


チヤ「良かった、無事だったのねシャロちゃん」


リゼ「それより、お前今の稲妻はなんだ?お前も、力が」


シャロ「それもありますが、今のは魔法じゃなく、錬金術なんです」


リゼ「お前、いつの間にそんな事を」


シャロ「皮肉な事にあのタッカーから貰った本で覚えて、そして、そのタッカーへの怒りが私の力の覚醒してくれたお陰で錬金術を完全なる物に出来たという事はあまり考えたくないですね」


タッカー「グギギ、ま、魔法、少女」ビキキ


リゼ「あ、あいつ再生している!稲妻をもろに喰らったのに生きている!」


エドワード「やっぱり、奴はもう普通の人間じゃないって事だ」


?「そういう事だ、錬金術師そして魔法少女諸君」


シャロ「あなたが、タッカーの裏で糸を引いていた、今回の異変の本当の黒幕ね」


アルケミ「アルケミだ、以後お見知り置きよ」


タッカー「あぁ、アルケミ様ぁ」


ラスト「あら、随分とぼろぼろねぇタッカー」


グラトニー「あいつも魔法少女と鋼の錬金術師も皆んな食べていいの?」


エンヴィー「流石に辞めておきなよグラトニー、腹壊すだけじゃ済まないと思うぜ」


エドワード「ホムンクルス‼︎なんでお前らが!」


チノ「ホムンクルスてまさか‼︎」


アルケミ「魔法少女、お前達が知っているホムンクルスと此方のホムンクルス達はまったく別の物だ」


チノ「確かに、私達の知っているホムンクルス達にはあんな入れ墨はありませんでした」


アルケミ「まぁ、その話はいいじゃないか、早いとこ戦いを始めようじゃないか」


シャロ「ええ、そうね、早い所あなた達を倒して私達は、次へ進む」シュン!


アルケミ「消えた?いや、後ろか!ングァ‼︎」ドゴーーーン!


シャロ「皆んな、そいつらは任せたわ!私はアルケミを倒す!」シュン‼︎


リゼ「早い、まるで稲妻のような速さ」


エンヴィー「よそ見してんじゃねーぞ、糞カスどもが‼︎」ドゴーーーン‼︎


リゼ「皆んな、行くぞ‼︎」


「うん‼︎」


セントラル住宅街・・・ヒューン!


ドゴーーーン!


住民C「な、なんだ!空から何か降って来たぞ!」


住民B「も、もしかしこっちにまで化け物が来たのか」


住民C「ば、化け物て、まさかさっきラジオで言ってた中央指令部付近で現れた怪物の事か!」


住民B「皆んな!ここから避難するぞ急げ!」


住民達「ギャァァァァァァ‼︎逃げろ!!」


アルケミ「チッ!騒がしい奴らだ、こっちは今吹っ飛ばされて来たというのに、それにしてもシャロのあのパワーは一体」


シューン!


アルケミ「ハハ、お早いご到着だな、シャロ」


シャロ「アルケミ、タッカー同様貴方も私が倒す‼︎」


アルケミ「面白い事を言う、しかしシャロ、さっきのスピードとパワー中々のものだったぞ、電光石火の早業とはよく言ったものだが、お前のまさにそれだ」


シャロ「それはどうも、電光石火!」シュン!


シャロ「ライトニングショット‼︎」ドン‼︎


アルケミ「グハァ!な、何ぃ!」


シャロ「どうしたの?そんな程度じゃないでしょ?」


アルケミ「ふっ、言ってくれるじゃないか、後悔しても遅いからな!」パン!


アルケミ「ロックドーム!」ドドドドド!


アルケミ「そして、その岩の中で焼き死ね、フレイムアルケミスタ‼︎」パチン!


ブフォォォォォン‼︎


アルケミ「あまり錬金術を甘く見るなよ、魔法少女」


シャロ「それは貴方自身に言ってるのかしら?アルケミ」


アルケミ「何!何故生きている!いや、どうやってあの中から脱出を!」


アルケミ「あのロックドームは、鋼鉄以上の強度と厚みを持っている、簡単に雷や稲妻で破壊出来るものでもない、しかも中は灼熱の炎で覆われていた、脱出は不可能なはず!」


シャロ「そうね、前の私だったら死んでいたわね。でも、今の私は違う、今の私は魔法だけじゃない錬金術と言う新たな力を身につけた」


シャロ「そして、さっきあの灼熱の炎から抜け出せたのは、その錬金術のお陰、地面にトンネルを作ってそこから電光石火で抜け出したのよ」


アルケミ「ハハ、ハハハハハハハ‼︎完敗だよ、シャロ俺はどうやらお前ら魔法少女甘く見すぎていた」


アルケミ「どれ、本気で遊んでやるよ!」ドン!


アルケミ「リミッターブレイク‼︎」パァーーーン‼︎


シャロ「やっぱり、あいつも他の奴らと一緒でもう一つ上の力を持っている」


アルケミ「魔術の錬金術師、マギカルアルケミスト、これが俺の力だ」


シャロ「じゃあ、私も本気で行かせてもらうわね」パァーーーン!


シャロ「天から降り注ぐ稲妻の如く、敵を貫く、ライトニングランス!」


アルケミ「ふふ、たかが槍一本で何が出来ると言うのだ?」


シャロ「なら、試してみればいいわ」ヒュン!


シャロ「ライトニングドーム!」シューン!


アルケミ「ふっ、ただの俺の真似事だろう、何があると言うのだ?」


シュン、シュン、シュン


アルケミ「なんだこの、魔法陣は見たことが無いぞ」


シャロ「それはそうよ、だってそれは私が作った奴なのだからな」ヒューン


アルケミ「なんだとどう言う意味だ!グハァ!」


アルケミ「な、なんだ何か飛んできた、これは槍だ!何故、さっきドームを作った時に消えたはずの槍が」


シャロ「喰らいなさいアルケミ、これが私がこの世界で編み出した技、ゲート・オブ・ランス!」シュシュシュシュシュシューン!


アルケミ「グァァァァァァァ!ま、まさか貴様も俺と同じように出来るというのか」


シャロ「そうよ、その陣は魔法陣と錬成陣を合わせて作り上げた、雷の錬成魔法陣、魔法で雷を作りそれを錬金術で槍へと構築して、放つ技よ」


アルケミ「フ、フフフハハハハ、面白い、やはり魔法少女は面白いものだ、だがシャロ、貴様は雷だけ一つの属性しか扱えない、だが俺は違う俺は主となる四大元素の力を全て使いこなせるのだ!」


アルケミ「喰らえシャロ、四大元素の力、フォースエレントス‼︎」ドゴーーーン‼︎


シャロ「稲妻の一撃を味わいなさい、ライトニングランス‼︎」ヒューーーン!


シャロ・アルケミ「ウォーーーーーー‼︎」ドカーーーーン‼︎


アルケミ「フフ、貴様に負けてアソコに堕ちるのであれば、本望だシャロよ」ジャラジャラジャラ



シャロ「アルケミ!その鎖は何なの!」


アルケミ「敗北した者は不要なのだ、よって咎めの鎖に繋がれ、無限の地獄へと堕とされる」


アルケミ「同情なんてするなよ、これは我々クリーチャーの定めだ、何をやってもあの方々には敵わないのさ」


アルケミ「さらばだシャロ、貴様に一つ忠告しておく、貴様らも堕とされるかもしれない、だから気をつけるのだぞ!」ヒュン!


シャロ「私達も堕ちるかもしれないか、あなたの忠告しっかりと届いたからね、アルケミ」


タッカー「ま、まさかアルケミ様が敗れたのか!」


シャロ「タッカー!あなた生きてたのね!」


エドワード「待ちやがれ!タッカー!テメェだけは逃がさねぇぞ‼︎」


チノ「シャロさん!そいつを止めてください!」


シャロ「皆んな、良かった無事だったのね」


シャロ「わかってるわよ、何が何でもタッカーだけは止める!」


タッカー「フフ、アルケミ様が居なくなったのであればもう僕は自由だ!誰も僕の邪魔は出来ないのだからな!」シュン!


シャロ「待ちなさい!タッカー!」


タッカー「では、さらばだ魔法少女諸君、そしてエドワード君またどこかで出会おう」ヒュン!


シャロ「逃げられた、タッカーあなただけは絶対に倒す!あの子達の為にも!」


セントラル・・・


マスタング「まずはともあれ、異変は無事に解決した、だが街の被害が尋常じゃ無い為、復興には時間が掛かる」


チノ「私達も何か手伝いますか、マスタングさん」


マスタング「いや、君達に頼ってばかりではいられない、この世界の事は我々がきっちりとケリをつけなければならない、君達は君達の目的の為に旅を続けてくれ」


チノ「はい!わかりました!」


マスタング「そうだ、鋼のお前達もどうせ彼女達に付いて行くのだろう?」


エドワード「ケッ!なんでも御見通しみたいに言うなよな大佐!」


アルフォンス「まぁ、まぁ、兄さん、せっかく大佐が行っても良いて言ってくれてんだからいいじゃない」


シャロ「あら、貴方達付いてきてくれるの!ならもっと錬金術の事を教えてほしいことがあるんだけど良い?」


エドワード「言っておくが、俺達も俺達自身の目的の為の旅でもあるからな!別にお前達への借りを返すためとかそう言うんじゃないからな‼︎」


アルフォンス「兄さん、誤魔化せていないよ」


エドワード「う、うるせえぞ、アル別に俺は」


ウィンディー「ちょっとあんた達、私を置いて勝手に行かないでよね!」


エドワード「おう、わりーなウィンディー」


アルフォンス「別に置いて行くつもりは無かったんだよ、ウィンディー」


エド・アル「て、なんでお前が居るんだウィンディー!」


ウィンディー「なんでって、どうせあんた達、また無茶するでしょ?その時の為の修理誰がすると思ってるのよ!私が側にいた方がすぐ直せるでしょ!」


エドワード「そうだけどなぁ、今回のはちょっとやばいんだよ、出来ることならお前は巻き込みたくないんだ!」


ウィンディー「何かあっても、あんたがいつも助けてくれるから私はそれを昔から知っている」


エドワード「な、なな何言ってるんだよお前は!」


チノ「別に問題は無いですよ、この友情の石の中にいれば、何が起きても絶対に安全なので」


ウィンディー「この子達も言ってるんだしさ、ねぇ!」


エドワード「わかったよ、だけど一つだけ無茶だけはするなよ」


チノ「それじゃあ、手をこの石に触れてください」


ウィンディー「あんたも、無茶しないでよ、エド」ヒュン!


チノ「皆んな、準備出来ましたね、それじゃあリアさんお願いします!」


リア「おう、任せろ!んじゃ、行くぞお前ら!」


ヒューーーン‼︎


真理の扉・・・


リゼ「なんだ、この白い世界はここが新しい世界なのか?」


シャロ「何もない、気配も何も」


チノ「まさか、ここは!」


エドワード「ああ、真理の扉の所だ」


真理「よう、魔法少女諸君、それと久しぶりだなぁ、身の程知らずのバカヤロー」


エドワード「テメェ、俺らをここに呼んで何をする気だ!」


真理「別にお前に用はない、用があるのは魔法少女の方だ」


チノ「私も貴方に用があります。私がここに初めて来た時、扉の中に入った所までの記憶しかないんですが、中にいた時の記憶を返して貰いたいのですが」


真理「ああ、その時の記憶も一緒に渡す、畜生本来ならこの世界のルールに則って等価交換しなきゃいけねーんだが、あいつとのココアとの約束だから仕方ねー」


チノ「ちょっと待ってください!ココアさん!ココアさんがここに来たんですか!」


真理「落ち着けって、それも全部ちゃんと扉の中で見せてやるから、まず魔法少女全員、扉の前に来い」


ギギギギギギ!


真理「んじゃ、見せてやるよ、ココアがお前達の為に残していったやつを」


リゼ「な、なんだこの黒い手は!」


シャロ「いやだ、気持ち悪い、なんか扉の中も目玉だらけ」


チノ「でも、この中にはココアさんが私達の為に残してくれたものがある、行きましょう!」


ドォーーーン!


エドワード「おい!あいつらは本当に大丈夫なんだろうな!」


真理「ああ、一々心配しなくても無事に戻ってくるから黙って待ってろ」


真理の扉の中・・・


チノ「ここが扉の中、凄い色々な情報が頭の中を流れて行く、ここにココアさんが残してくれたものがある」


パァーーーン!


チノ(ここは、ココアさんと最後に話した所、そうココアさんが居なくなってしまった所だ)


チノ「嫌です、離れたくないです。ココアさん‼︎」


ココア「大丈夫、離れて居ても私達はいつも一緒だよ、それにいつまでもチノちゃんや皆んなの事は見守っているから」


チノ「ウゥ、ココアさん」


ココア「じゃあね、チノちゃん」


チノ(今、見ているのがココアさんの記憶、ここまでは私もある、でも問題はここらから先)


ココア「皆んな、元気そうで良かった、あーあ、私もあの中に混ざりたいなぁ」


ココア「大丈夫なんて、チノちゃんに言ったけど、やっぱり寂しいな」


デウス・デア「ならば、我々が変えてやるぞ、ココアよ」


ココア「貴方達は、まさか破壊神デウスとデア!何故、封印されて居たはずなのに!」


デウス・デア「ココア、お前の力我らが頂く!」ピカーン!


ココア「それは盗まれたはずの時空の宝玉!貴方達が持って居たのね!」


ココア「クゥ、力が抜けて行く、ドラフェオン!」


ココア「なんで、なんで出てこないの」


デウス「無駄だ、お前の力はもうゼロに近い、守護闘神を呼び出す魔力もない、これで終わりだ!」ドゴーーーン!


ココア「うぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


・・・


ココア「こ、ここは一体」


真理「よう、初めましてだな外の世界の住民さん」


ココア「貴方誰?その扉は何」


真理「まぁ、落ち着けよ、俺はお前ら人間が世界という存在、あるいは宇宙、あるいは神、あるいは真理、あるいは善、あるいは一」


真理「ここを通りたければ、それ相当の対価を支払って貰おうか、何を出す、命か?心臓か?」


ココア「いいえ、私の記憶を全て貴方に渡す、それでその扉を通り、戦える力を得る」


真理「なるほど、そう来たか、だが良いのか、記憶を失えば、二度と取り戻す事が出来ないかもしれないんだぞ」


ココア「それでも、構わない私の大切な人達を守れるのであれば、記憶を失うぐらいなんともない」


真理「良い覚悟だ!良いだろう通るが良い、お前が守りたいものの為に!」


ココア「ねぇ、一つだけ約束してもらえる?」


ココア「もし、私と同じような人達が来たら、その子達から何も取らないであげて欲しいの」


真理「別に構わないぜ、お前のその覚悟を見せてもらったからな」


ココア「それと、もしこの世界になんらかの異変が起きたら、その子達が来ると思うから、その時にチノって言う名前の子が居るんだけどその子を最初にこの場所に来るようにして」


ココア「そして、記憶を少し抜いて、異変を解決出来たら、私の記憶を見せてから記憶を返してあげて」


真理「ああ、わかったよ」


パァーーーン


真理の扉・・・


真理「どうだった、ココアの想いちゃんと届いたか?」


チノ「はい、これで全てがわかりました、本当にココアさん貴女は一人で無茶し過ぎですよ」


真理「それが伝わっているのであれば、大丈夫だ。んじゃ行ってこい、全ての世界の希望魔法少女!」


リゼ「行こう、チノあいつを探して叱ってやるぞ‼︎」


チノ「行きましょう、一人で無茶ばかりしているダメなお姉ちゃんを探しに‼︎」


「おう‼︎」



次回予告


悟空「オッス!オラ悟空!皆んな、久しぶりだなぁ、随分長い事待たせちまって悪いなぁ」


悟空「色々とあったけど、無事完成したからよ、楽しんでくれたらオラも嬉しいぞ!」


悟空「ちゅうわけで、次回予告に戻るけど、次回はまたすげぇ奴らが、出てくるぞ!なんだ、その呼吸は、なんだからすげぇパワーを持っているオーラが溢れてっぞ!」


次回「誇り高き血統!」

ぜってい、みてくれよな!(^ω^)


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