ご注文は魔法少女ですか?第20話
第20話「風神と雷神の怒り」(前編)
前回のあらすじ
界王様「前回、マンモンとの戦いで酷くダメージを受けたココア達、そんなココア達を治療してくれたのはチヤの祖母であった。チヤの祖母によって回復したココア達は、凛から、ダーク達の目的と八大守護闘神の神話を聞く。そして、ココア達にまた新たな恐怖が迫る」
リゼ「昨日1日しっかり休んだから、また動けるな」
チノ「そうですね、でもまた戦いとなると、ダメージや疲労がまた出ちゃいますよ?」
リゼ「そうなんだよなぁ〜そこをどうするか」
チヤ祖母「ちょっとあんた達、こっち来な」
チノ「チヤさんのおばあさん、何ですか?」
チヤ祖母「あんた達にこれ渡すよ。」
チノ「これはお守りですか?」
チヤ祖母「ああ、あんた達が昨日休んでる間に私が作っておいた、回復のお守りさ。」
チヤ祖母「そのお守りなら、ダメージや疲労は大抵回復するから、しっかり持っておきな」
チノ「ありがとうございます」
リゼ「ココア達にも後で、渡しておきます。」
チヤ祖母「ああ、そうして貰えると助かるよ。あんた達も気をつけるんだよ。」
チノ「はい、ありがとうございました」
リゼ「よし、ココアの所に戻るか。」
チノ「そうですね、ココアさん達にも渡しておかないと」
ココアの部屋・・・ガチャン
チノ「ココア居ますか?」
ココア「あ、チノちゃんどうしたの?」
チノ「これ、チヤさんのおばあさんが作ってくれたお守りです」
ココア「わぁ〜凄い、これがあれば回復には困らないね」
チノ「そうですね。」
ココア「これて、みんな貰ってるの?」
チノ「そうですね、残りはリゼさんが渡してると思いますよ」
ココア「そっか、じゃあその後みんなで外に出て、見回りだね。」
チノ「はい、今日も頑張っていきましょう」
ココア「うん!」
リゼ「おーい、ココア、チノ!」
ココア「あ、リゼちゃんだ。」
チノ「渡し終わってるみたいですね。それじゃあ行きましょう」
ラビットハウス一階・・・
リゼ「二人共来たな。よし、みんな準備は出来てるな」
チノ「はい、いつでも行けます。」
リゼ「よし、それじゃあ今日は二手に別れて、見回りだ」
ココア「八人いるから、四人に別れる感じだね」
チノ「どのようにするんですか?」
リゼ「私のチームとシャロのチームこのニ班だ」
リゼ「私の方に、チノ、マヤ、モカさん」
シャロ「となると、私の方は、ココア、チヤ、メグちゃん」
シャロ(私のチーム凄い不安なんだけど)
チヤ「あら、シャロちゃん大丈夫、顔色悪いわよ」
シャロ「へ、平気よ、アハハハ」
チヤ「そうなら良いんだけど」
リゼ「ニ班に別れたな、それじゃあシャロ達は、東を頼む。私達は西側に行く」
シャロ「分かりました」
リゼ「シャロ気をつけるんだぞ」
シャロ「分かってますって。先輩の方も無事に帰ってきてくださいよ」
リゼ「ああ、もちろんだ!」
リゼ「よし、じゃあみんな行くぞ」
チノ「はい!」
マヤ「よーし、やってやる〜!」
モカ「みんなを守れるように頑張らないと」
リゼ「こっちの西側には、別に変わった気配はないな」
チノ「そうですね。となるとこっちは問題無さそうですね。」
マヤ「そうやって言ってると、敵が出ちゃうよ。チノ」
ズドーン!
リゼ「何‼︎」
マヤ「本当に出ちゃった!」
モカ「みんな、気を付けて!」
?「見つけたぞ、魔法少女」
リゼ「お前は、新手だな!」
トルドル「我が名は、トルドル、元風神だ」
モカ「風神!何で元は神様だったのが、闇に堕ちているの!」
トルドル「これから死んで行く、お前達に言っても何の意味もない事だ」
マヤ「神様だが何だか知らないけど、敵なら倒させてもらうよ!」
リゼ「マヤ、待て勝手に攻めるな!」
マヤ「ポイズンスラッシャー!」ズザン!
トルドル「やはり魔法少女など、この程度の攻撃たかが知れている」
トルドル「ふん!」
マヤ「な、手の風圧だけで、吹き飛ばした!」
トルドル「次はこっちの番だ、サイクロンスピア」ヒュン!
マヤ「避けきれない!」ドカーン!
マヤ「あれ?何ともない」
リゼ「大丈夫か、マヤ」
マヤ「リゼ!」
リゼ「お前は無茶しすぎだ、マヤ」
マヤ「ごめん、今度からは一人で突っ込まないよ。」
リゼ「分かってくれたなら良い。反撃行くぞ!」
マヤ「おう!」
チノ「モカさん、私達も行きましょう」
モカ「うん!」
リゼ「ウィンドスナイパー!」
トルドル「ほう、銃か。」
リゼ「これでもくらえ、突風弾!」
トルドル「サイクロンスラッシュ!」
リゼ「チノ!」
チノ「はい!」
リゼ・チノ「渦潮砲!」ドーン!
トルドル「何だと!」
トルドル「タイフーンウォール‼︎」
トルドル「ウォーーーー‼︎」
ドカーン‼︎
リゼ「なんてパワーの衝撃だ」
マヤ「リゼここ一旦離れよう!」
リゼ「いや、大丈夫だ」
マヤ「いや、危険だって!」
モカ「マヤちゃん、様子を見ていましょう」
リゼ「吸風」ふぉーーーん
マヤ「あの衝撃波を吸い込んでる」
リゼ「よし、少しは魔力の足しにはなったな」
トルドル「己、人間如きが!」
マヤ「あいつ、やっぱりあの爆発では、死なないか」
モカ「なら私がやる」
モカ「アローレイン‼︎』ヒュンヒュンヒュン!
トルドル「舐めるなーーー!」
トルドル「天風斬‼︎」
モカ「くっ、ガードされた!」
チノ「あの風、まだ来ますよ!」
トルドル「ウォーーーーくらえ!」
リゼ「みんな、避けろ!」
「ウワァーーー!」ズドーン
トルドル「これで、終わったか。」
リゼ「チノ、マヤ、モカさん!」
リゼ「貴様‼︎」
トルドル「神に逆らうからこうなるのだ!」
リゼ「何が神だ。闇に堕ちてる時点でお前は神でも何でもない!」
トルドル「黙れ!貴様に何が分かる!」
トルドル「人間は、神を崇めていればそれで良いのだ!」
リゼ「何でそんなに闇に堕ちた。何がお前を変えたんだ?」
トルドル「言っても仕方ないが、教えてやる私の苦しみを」
トルドル「私は昔は人間達に、崇められていた。だが、時代が流れるに連れ、人間は神すら信じなくなって言った。挙げ句の果てに神などこの世に存在しないなどと言い出した」
トルドル「人間達は、神を崇めている、祠や神社を破壊し、自分達の環境に変えていった。神々が気づき上げてきた神聖な大地や命を燃やし破壊し次々と人間達は神へ逆らっていった。」
トルドル「それによって私は、人間達を憎んだ。その後私はダーク様に出会いこの闇の力を貰ったのだ!」
トルドル「この世は力が全てだ。力があれば支配できる!」
リゼ「それは違う、力とは人々を守るためにあるんだ。復讐の為に使っているお前をこれ以上見過ごす訳には行かない!」
トルドル「ならば仕方ない、ここで消し去ってくれる!」
リゼ「私も全力で行かせてもらう!」
リゼ「ハァーーー‼︎」パァーーン‼︎
チノ「う、ううリゼさん」
マヤ「リゼの覚醒だ」
モカ「という事はあれがリゼちゃんの真の魔神器」
モカ「初代風の魔法少女は、忍びの一族であらゆる戦場に赴いて来た。そんな彼女が心惹かれて、唯一無二の友になったココラテに危機が迫った時に自分の扱い慣れている、一本の長刀を使ったとさせているわ。そうあれが、初代風の魔法少女、鈴瞬の疾風刀」
リゼ「来い、第二の聖獣、ウィンドコンドル‼︎」
コンドル「フゥ〜やっと外に出れたぜこれで思う存分戦える」
リゼ「コンドル行くぞ!」
コンドル「ああ、目の前の奴だな了解した!」
トルドル「ふん、武器が変わって新たな聖獣を出し所で何も変わらん、ここで全て消すのみだ!」
リゼ「なら行くぞ!」
トルドル「望むところだ‼︎」
リゼ「天風流、一の風、突風斬撃!」
トルドル「タイフーンスラッシャー!」
リゼ「ウォーーーー‼︎」
トルドル「ハァーーー‼︎」
ドゴーーーン!
マヤ「決着はどうなったの!」
モカ「煙でよく見えない」
チノ「段々見えて来ましたよ。」
リゼ「ハァ、ハァ、ハァ。」
トルドル「ハァ、ハァ、ハァ」
トルドル「グフゥ、何故俺の方が」
リゼ「簡単な話だ、お前には、守るものが何も無いんだ。誰かを守りたい強い思いがあれば、勝敗はお前になっていただろう」
トルドル「なるほどな、人間とは守るものがあって始めて、本気で戦えるのだな」シューーン
トルドル「リゼと言ったな、もしまた会えたら少し教えてくれ。貴様のその心を」シューーン
リゼ「ああ、会えた時に。」
トルドル「さらばだ。」シューーン
リゼ「フゥ、無事終わったか」
チノ「リゼさん、大丈夫ですか?」
リゼ「ああ、大丈夫だ。貰ったお守りで、回復する所だ。」
チノ「そうですか、なら良かったです。」
リゼ「でも、一番心配なのはシャロ達の方だ」
チノ「確かにシャロさん達大丈夫ですかね?」
マヤ「シャロ達なら大丈夫だよ、だってココアやチヤ、メグだって居るんだし」
リゼ「なら良いんだけどな」
モカ「回復次第行きましょう」
チノ「そうですね」
リゼ「何も無ければ良いんだけどな」
街の東側・・・
シャロ「う、うう」
チヤ「シャロちゃん、逃げて!」
ココア「シャロちゃんお願い目を開けて!」
メグ「シャロさん!」
?「魔法少女よ、貴様はここで終わりだ。死ぬが良い」シューーン‼︎
チヤ「シャロちゃーーーん」
20話完
次回予告
悟空「オッス、オラ悟空いや〜、今回もすげー戦いだったな、次回も楽しみだ。そんな次回は、東側に行った、シャロ達の話だ。戦闘は激しくなり、瀕死になったシャロのにピンチが。それを救ったのはまさかのあいつ!」
次回「風神と雷神の怒り」(後編)
ぜってぃ、見てくれよな(^ω^)
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