第26話「強欲再び、目覚めた最後の聖獣」

前回のあらすじ

界王「前回、一人、散歩をしていたモカ、周りの町の人々はいつもと変わらない日常を過ごしていた。その散歩の時、青山と出会って二人で、初めて会った、湖で、話す事になった。だが、そんな彼女達の前にアクロスの部下、エルジュが現れる、青山は倒されてしまった。そして、モカは自分が天使の子供だと知る。モカは覚醒し、エルジュを撃破する。だが、モカは自分は人間の子供だと信じ続け、現実から目を背けてしまう。」

魔界・・・

？「結局、エルジュも倒されてしまったな。どうするんだ、アクロス」

アクロス「そんなの決まっているでしょ、私自らが行く」

？「だが、結局同じ事だぜ、マグレスの時だってよう」

アクロス「マグレスはマグレス、私は私だ」

？「でも、新たに刺客を送るとしても、今の魔法少女達に対抗出来る奴はいない」

クルセス「あるぞ、魔法少女達に対抗出来る奴らが」

？「何‼︎どういう事だクルセス」

クルセス「ちょうど前に、アレらが完成した」

アクロス「まさか、あの8体の悪魔達か！」

クルセス「ああ、だがアレは以前、一回だけ魔法少女達と戦って、敗北してる」

クルセス「だが、あの時は未完成だった。でも今回は完全に完成してる、今のあいつを送れば魔法少女達はおろか、あの世界は滅びる」

ダーク「クルセス、今直ぐに人間界に送るのだ」

クルセス「はい、了解しました」

クルセス「おい、こっちに来い！」ヒュン

？「お呼びでしょうか、クルセス様」

クルセス「お前に良い知らせだ、人間界に行けとの命令だ」

？「それはつまり」

クルセス「ああ、魔法少女達に復讐して来い」

？「有り難き幸せです」ヒュン

クルセス「ふふ、期待してるぞ。マンモンよ」

マンモン「遂にこの時が来た、やっとお前らに復讐出来るぞ。魔法少女‼︎」シューン

人間界・・・

リゼ「ココア、あれからモカさんは大丈夫なのか？」

ココア「うん、今の所問題ないよ。でも」

リゼ「まぁ、無理もないか、自分が人の子ではないて知れば」

青山「それは少し、違いますよ、リゼさん」

リゼ「青山さん！もう大丈夫何ですか！」

青山「ええ、でもその前に、モカさんの事について少し、ご説明します。」

ココア「ぜひ、聞かせて下さい！」

青山「あれはまだ皆さんが魔法少女の修行をしてる時でした。私は師匠に呼ばれ、モカさんについてこう言われました」

チノ母「今の光の魔法少女、モカは人間と天使の間に産まれた天使の子供なの。でも、何故彼女がその天使の母親から産まれずに人間の母親から産まれたのか、それは、わざと天界がそうさせたのよ」

青山「天界が、でも何故そんな事を」

チノ母「余りにも強大な力だったのよ。その頃のモカは。天界はその時にモカに可能性を感じたの、だから天使としてではなく、人間として、産まれさせて、少しづつ力を覚醒させて行くとこにしたの」

青山「なるほど、確かに天使として産まれるよりは、人として産まれた方が、人との関わり、あらゆる感情が芽生える」

チノ母「そう、でもモカは初めてこの事を知ったらとても混乱するでしょうだから、その時は仲間である、ココア達を側に置き、彼女に一人ではない事を教えてあげなさい」

青山「という事です」

ココア「そうだったんですね」

リゼ「そうとなれば、ココア今直ぐに皆んなを呼んで、モカさんの所に」

ココア「いや、良いよリゼちゃん私が行くから」

リゼ「でも、ココア、お前だけじゃ！」

青山「リゼさん、此処は、ココアさんに任せましょう」

リゼ「青山さん」

二階・・・コンコン

モカ「誰？」

ココア「お姉ちゃん、私だよ」

モカ「ココア、ごめん今は一人にさせて」

ココア「お姉ちゃん、入るね」ガチャン

ココア「お姉ちゃん、さっき青山さんから聞いたよ。私は、お姉ちゃんを姉だと思ってるよ」

モカ「違うは、私は人じゃない、天使から産まれたのよ。私は本当の姉じゃない」

ココア「お姉ちゃん、天使だからとか、人間だからとかそんなの関係ないよ。だってお姉ちゃん、お姉ちゃん、私の大切な人なんだよ」

ココア「お姉ちゃんは、一人じゃない、私がいる、皆んながいる！」

モカ「ココア」

ココア「だから、もう人じゃいとか言わないで、お姉ちゃんは私のお姉ちゃんなんだから」

モカ「うん、ごめんね、一人でいじけちゃって、私、自分は人とは違うとしか思ってなくて、一番大切な事を忘れちゃってた」

ココア「お姉ちゃん」

モカ「ありがとう、ココア私を励ましてくれて」

ココア「ううん、良いんだよ、それじゃあ皆んなの所行こう！」

モカ「うん！」

一階・・・

モカ「ごめんね、皆んな心配掛けちゃって、でももう大丈夫だから」

リゼ「それにしても、本当に良かった、モカさんが元気になって」

チノ「そうですね、本当に心配しましたよモカさん」

モカ「うん、二人共ごめんね、それにシャロちゃんや他の皆んなも！」

青山「モカさん、良かったですね。大切な存在を思い出して」

モカ「はい、本当に周りに皆んながいたから、今私はこうやって戻って来れた、でも、本当に感謝しないといけないのは」

青山「ココアさん、ですよね」

モカ「はい、あの子が居なかったら私、ずっと暗いままだった。でも、あの子が語り掛けてくれたから、私は前を向く事が出来た」

青山「ココアさんには不思議な力が有りますよね」

モカ「確かに、あの子には人を惹き付けたり、元気にさせる何かがあるんでしょうね」

青山「ココアさんが、居るから今の皆さんは明るく元気にいられる」

モカ「ええ、あの子が私達にとって希望なのかもしれませんね」

青山「では、皆さんモカさんが元気になりましたし、そろそろご飯にしましょう」

「はーい」

とその時である。

ヒューーン、ズドーーン‼︎

ココア「何！」

リゼ「何だ、何が落ちた！」

チノ「行ってみましょう！」ガチャン！

リゼ「な、何だあれ！」

シャロ「何かの塊？」

チヤ「でも、強い気配を感じるわ」

マヤ「この気配、前に戦ったことあるよね？」

メグ「うん、これは前に戦った」

チノ「強欲の悪魔、マンモン」

ズドン！

マンモン「久しいな、魔法少女よ」

チノ「マンモン‼︎」

マンモン「貴様らに復讐するために、舞い戻ってきたぞ‼︎」

リゼ「お前らに、構えろ来るぞ！」

マンモン「ハァーーー！」

リゼ「ふん！」ガチン！

マンモン「ホゥ、前よりは成長してるのだな」

リゼ「ああ、あの時の借りをここで返す！」

マンモン「では、来るが良い」

リゼ「疾風刀！」ヒュン

リゼ「天風流、三の風、逆風斬！」

マンモン「風を逆流させ、斬撃として放つか、なるほど面白い」

マンモン「だが、カァッ‼︎」ボン！

リゼ「くっ、搔き消したか」

マンモン「良いぞ、前より楽しくなって来た、さぁどんどん来い！」

シャロ「なら、次は私が！」

ココア「皆んな、待って！」

シャロ「ココア？」

ココア「私が行くよ」

マンモン「お前が来るのか、保登心愛よ」

チノ「ココアさん、マンモンは私が行きますよ！」

ココア「チノちゃん大丈夫だよ。あの時、私は何も出来なかっただから、私が行く」

チノ「ココアさん」

マンモン「ココアよ、逃げるなら今のうちだぞ。またあの時の様に成りたくなかったらな」

ココア「私だって、前に比べれば成長してる。貴方こそ気をつけてね」

マンモン「ならば、見せてみろ、その成長した力を！」

ココア「フレイムバスターソード！」ヒュン

マンモン「グリードルアックス！」ヒュン

ココア「ハァ！」

マンモン「ふん！」

ガキィン‼︎

ココア「業火斬‼︎」ドーン

マンモン「強剣‼︎」

チノ「す、凄い」

リゼ「両者一歩も譲らずだな」

チヤ「でも、ココアちゃんはまだ聖獣を出してないわ。勝機はそこに有るはずよ」

マンモン「フゥ〜、中々やるじゃ無いか、前に比べれば楽しい戦いだ」

ココア「私も、今までの戦いに比べたら楽しくてしょうがない」

マンモン「では、ここでお互い本気を出そうじゃ無いか」

マンモン「本気を出し、どちらかが死んだら終わりだ」

ココア「デスマッチね」

マンモン「ああ、だが武器ではなく、本来の自分の力で勝負だ」

マンモン「ハァーーー‼︎」

リゼ「何だ、この爆発的な力は！」

チノ「マンモンの前に無かった新しい力！」

マンモン「ウァーーーー‼︎」バーーーン！

マンモン「これが、俺の新たな力、魔獣、グリゴルだ」

ココア「なら、私も最後の聖獣を出すわね」

ココア「ハァーーー！」

ココアの精神内・・・

ドラゴン「ふん、やっとお前の出番だぜ」

フェニックス「久々に暴れて来いよ！」

？「ああ、ようやくか」

？「久々に、やってやる！」シューン

ココア「ハァーーー‼︎」パァーーン

ココア「これが、私の最後の聖獣、炎の獅子、ファイヤーレオン‼︎」

レオン「久々の外か、暴れさせてもらうぜ‼︎」

ココア「ええ、行くわよ！」

マンモン「ヌァーー‼︎」

ココア「ハァーーー！」

ズドン‼︎

マンモン「クゥ、グリゴル！」

グリゴル「グガーーー！」

パァーーン

ココア「この光は！」

レオン「一体化だ、ココア、体を貸せ、俺らも行く！」

ココア「分かった、行くよ」パァーーン

マンモン「はやり、この形になるか」

ココア「マンモン、そろそろケリをつけましょう」

マンモン「そうだな、こちらもこの一体化の力を試す為に終わらせてもらう！」

マンモン「これで最後だ‼︎」

ココア「私もこれで決める‼︎」

マンモン「グリードルブラスト‼︎」ズドーーン！

ココア「獅子業火砲‼︎」ズドーーン

マンモン・ココア「ウォーーーー‼︎」パァーーン

ココア「ハァ、ハァ、ハァ」

マンモン「ハァ、ハァ、最後の戦い悪く無かった、悔いなく行ける」シューン

ココア「マンモン、貴方との戦い私も、楽しかったわ。」

完

次回予告

悟空「オッス、オラ悟空。今回は何時もよりすげー戦いが観れたな、こりゃあ次回も楽しみだ。次回は嫉妬の悪魔がチノを襲う‼︎」

次回「嫉妬の悪魔現る」

ぜってい見てくれよな（＾ω＾）