2016-04-24 16:02:10 更新

第18話「現る、強欲の悪魔の本性」

前回のあらすじ

界王様「前回、修行を終えて、街へ戻ったココア達。だが、そこでココア達を待っていたのは、マンモンと言う、新たな刺客であった。そして、マンモンを追い詰めたと思ったその時、マンモンに新たな変化が起きた!」

マンモン「許さんぞ、貴様らーーーーー‼︎」

リゼ「何か来る、みんな離れろ!」

マンモン「ハァーーー!」

ドーーーン

地響きと共に炸裂した、強烈な爆風、それは街の半分を吹き飛ばすほどの威力であった。

ココア達「キャァーーー!」

マンモン「ハァ、ハァ、これで少しは、片付いたか。」

・・・ビル廃墟

ココア「みんな、大丈夫?」

リゼ「なんとかな。」

チノ「急いで戻りましょう、マンモンをこれ以上野放しにしていけません。」

シャロ「でも、どうやって倒すの、相手は今までの敵とは比べ物にならないほどの化け物よ。」

チヤ「でも、私達は修行で新しい力を身に付けた、それでなんとかするしかないのよ。」

マヤ「まぁ、物は試しだし、それに今までの敵は倒してきたんだし、今回も大丈夫だよ。」

メグ「みんなでやれば何とかなるよ。!」

モカ「行きましょう、みんな!」

ココア「よーし、ドラゴン!」

リゼ「待ったココア、此処は私の聖獣を使う。」

ココア「リゼちゃんの聖獣!」

チノ「一体どんなのが出てくるんですかね?」

リゼ「来い、ウィンドバード!」ピカァーーン!

その鳥は、風をまとい、鷹のような鋭い目と口ばしをしている。

チノ「これが、リゼさんの聖獣」

マヤ「すげー、鳥だ!」

シャロ「私達を街まで運んでくれた、あの大きいカラスのクロ並みのでかさよ、この鳥」

リゼ「みんな、こいつに乗ってくれ、街に戻るぞ!」

リゼ以外「うん!」

バード「全員乗ったか?」

リゼ「ああ、問題ない行っていいぞ。」

バード「よっしゃ、んじゃしっかり、掴まってろよ、お前ら!」ピューーーン!

ココア「凄い、スピードもう街に着くよ!」

リゼ「どうだ、みんなこいつのスピードは、速いだろ。」

チノ「速いですけど、今はそんな話してる場合じゃないですよ。」

リゼ「おっと、そうだったな、悪い」

マンモン「く、戻ってきたか、かなり遠くまで飛ばしたつもりだったんだけどな。」

ココア「もう、さっきの様には行かないからね、マンモン!」

チノ「此処で貴方を倒します。!」

マンモン「ふん、面白いやれるものならやってみろ。だか、俺もフルパワーで行かせてもらう。」

リゼ「そんな、今までのはフルパワーじゃなかったのか!」

マンモン「そういう事だから、気を付けろよ、お前ら」

マンモン「ウワァーーーー!」バキバキバキ!

ココア「また、変化し始めた。」

チノ「さっきより、大きくなっていきますよ。」

シャロ「それだけじゃない、凶々しさも、変身する前より、いやそれ以上になってる」

マンモン「ハァーーーーア!」パァーーン!

ココア「な、何あの姿。」

チノ「本当に元は人間だったんですか、あの人」

その姿は、全身の色は黒く、鋭い、爪、牙、角、更には凶々しい悪魔の翼を生やした姿。

マンモン「ハァ、ハァ、ハァ。」

マヤ「胸の辺りに何かあるよ!」

チノ「あれは、賢者の魔石ですかね?」

チヤ「そう見たいね、みんな気を付けて。」

マンモン「さて、手始めにこの街の生命エネルギーでも、貰うとするか。」

チノ「な、そんな事はさせません!」シューン!

ココア「チノちゃん、私も行く!」シューン!

マンモン「グリーディーゾーン!」(強欲の空間)

パァーーン!

ココア「チノちゃん、離れて!」

マンモン「もう遅い!」

チノ「アァアアア!」

ココア「チノちゃん‼︎」

ココア「よくも、チノちゃんを!」

ココア「ドラゴン、フェニックス!」

ドラゴン「ああ、任せておけ。」シュン

フェニックス「ひと暴れするか。」シュン

マンモン「ほう、龍に不死鳥か。」

ココア「フレイムバスターソード!」

リゼ「ココア、一人じゃ無理だ、私達も加勢する!」

マンモン「ふん、人が増えただけで、俺を倒せると思うな。」

マヤ「それは、やってみないとわかんないよ。」

マンモン「なんだと?」

ココア「デヤァ!」

マンモン「こいつ、いつの間に!」

ザン!

マンモン「く、ならばくらえ、強欲の力を!」

マンモン「鋼をまとい、ダイヤで、おおった拳」

マンモン「フルメタルダイヤ!」ドーーーン!

マンモン「潰れたか。」

シュ〜〜

チヤ「残念でした。!」

マンモン「何!」

チヤ「私の聖獣、グランドコング」

チヤ「パワーが自慢よ。」

マンモン「ならこの拳とどっちが強いか試してみようか。」

チヤ「良いわよ、パワー比べと言うやつね。」

ココア「チヤちゃん。」

チヤ「ココアちゃん、ちょっと下がってて。」

チヤ「あのアニメのラッシュが出来る、今此処で。」

マンモン「何を言ってる、さっさと来い。」

チヤ「言われなくても、行くわ。」

チヤ「グランドコング!」

コング「おうよ!」

マンモン「パワー比べなどと、貴様のパワーは俺の拳にはかなわないのだ!」

チヤ「あら、少し似てるわね。」

マンモン「何がだ、貴様のパワーなど、無駄なのだ!」

チヤ「なら、味わいさない、コングの力を!」

コング「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

マンモン「貴様、無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

マヤ「チヤて、意外にジョジョ好きだったんだね。」

シャロ「結構観てるわよ、チヤ」

マンモン「ほぅ、中々良いパワーだ。」

チヤ「私もの方も中々スッキリしたわ。」

マンモン「だが、貴様はやはり、俺に負けるのだ。」

チヤ「なんですって?」

マンモン「後ろをとった、ウォーーーラ!」

ドーーーン!

チヤ「グハァ!」

リゼ「チヤ!」

マンモン「ふん、まずは一人。」

リゼ「クソ、ウィンドバード!」

バード「ああ、あいつだな。」

マンモン「次は鳥か。

マンモン「拍子抜けだな。」

リゼ「余り、甘く見ない方が良いぞ。」

マンモン「ならば、来い、この女の様にしてやる。!」

リゼ「ウィンドスナイパー!」

リゼ「鷹弾!」(よくふうだん)パァーーン!

マンモン「ハァ!」パァーーン

リゼ「な、弾き返しただと!」

マンモン「こんな弾、すぐ弾くことが出来る。」

リゼ「なら、斬風弾乱れ打ち!」ドーン、ドーン、ドーン。

マンモン「全く、その程度か。」パァン、パァン、パァーーン!

リゼ「ぜ、全部弾き返した。」

マンモン「貴様、後ろをみてみろ。」

リゼ「後ろだと?」

リゼ「な、みんな‼︎」

マンモン「貴様の打った弾を俺は後ろの奴らに向かって、弾き返していたんだよ。」

リゼ「そ、そんな私の弾丸で、みんなが。」

マンモン「では、貴様もくたばれ!」

リゼ「しまった、ウワァーーーー!」

マンモン「さて、残ったのは、貴様だけか、ココアよ。」

ココア「みんな…。」

マンモン「悲しまなくても良い、直ぐに貴様も行くのだからな。」

ココア「く、フレイムバス・・、グハァ!」

マンモン「遅い、貴様の動きは、よく教えてもらったからな。」

ココア「そ、そんな攻撃する前より速く動いて私に一撃くらわせるなんて。」

マンモン「まぁ、貴様らの生命エネルギーは残しておいてやる、何も出来ないその状態で、世界が崩れて行くのを見て行くがよい。」

?「それはどうですかね、マンモン。」

マンモン「な、貴様、何故立っている!」

マンモン「香風チノ!」

チノ「私の水属性の希望の炎で、貴方から受けたダメージを和らいだんです。」

マンモン「なるほどなぁ、水属性の特性は中和、それでか。」

ココア「炎の特性?」

マンモン「各属性の炎には、特性がある、火は強調、水は中和、風は破壊、雷は鎮静、大地は包容、毒は拒絶、氷は構築、光は浄化。」

マンモン「全く、厄介な特性だ。」

チノ「貴方は、許しません。!」

チノ「ハァーーー!」

ココア「まさか、チノちゃんの新しい力が。」

ココア「修行中に、少しだけ聞いた、初代水の魔法少女は、ある国のお姫様で、彼女は中々友達が出来なかった。でも、そんな中で一番仲良く接してたのが、当時、義姉妹で、義理の姉だった、初代炎の魔法少女ココラテさんが、唯一の友達だった。そんなココラテさんや国なんかに危機が訪れた時に、彼女が使っていたのが、一本のランス、自分の愛馬に乗って、ランス一本で敵を薙ぎ払った。そして、あれが濁流とうたわれた、初代水の魔法少女、チェノフェルのアクアランス」

マンモン「そんな、ランス一本で俺を倒せるとでも?」

チノ「そうです。」

マンモン「面白い、冗談だ、やれるなら、やってみろ!」

チノ「なら、行きます。」ボァ!

マンモン「ランスに水属性の炎を纏わせたのか。」

チノ「アクアランスホーン!」ドーーーン!

マンモン「グァ、魔、魔石のある胸の部分を、こいつ!」

チノ「ランスに纏わせた、水属性の炎が、貴方のその闇を中和します。」

チノ「中和は、ダメージを和らいでくれるだけじゃなく、汚れた心や闇をかき消す効果もあるんです。」

マンモン「き、貴様ーーーー!」

マンモン「ウァーーー!」

チノ「これで、終わりましたよ、ココアさん」

ココア「チノちゃん、まだだよ。」

チノ「どういう事ですか?」

ココア「誰か来る。」

シュン!

?「やれやれ、ことごとく邪魔してくれるね、魔法少女。」

チノ「貴方は誰ですか。」

クルセス「僕か、僕は第8幹部の一人、第4幹部クルセス、以後お見知りおきよ。」

マンモン「ク、クルセス様!」

クルセス「ああ、別に消しに来たわけじゃないから、安心して、マンモン君も一緒に回収するから。」

チノ「貴方は、一体。」

クルセス「第4幹部である、僕の役目は研究、実験、だからその為に力を欲していて特殊は能力を持っている人間が必要だった、その時に見つけたのが彼、マンモンだったのさ。」

クルセス「マンモンを使って、実験を行っていた。昔世界を破滅まで追い込んだ、悪魔の力を目覚めさせて、それをコントロールさせる実験だ。」

クルセス「まぁ、君達、魔法少女のおかげで、あらからデータが集まった、それにマンモンはまだまだ使える力だ、此処で消されるわけにはいかなね〜。」

チノ「だったら、今此処で!」

ココア「待ってチノちゃん、今の実力じゃ無理だよ。!」

チノ「ココアさん…」

クルセス「賢明な判断だね、ココア君まぁ君達魔法少女には大いに期待してるからさ、これからも頑張ってよ。ダーク様の為にもさ。」

ココア「必ず、力を付けて貴方達を倒す。」

クルセス「ほぅ、興味深いね〜、僕達を倒す?アハハハハ」

クルセス「余りなめないでよ、クソガキが‼︎」

チノ・ココア「⁈」ビリビリ

クルセス「あ、ごめんごめん、君達が余りにも軽はずみな発言するから、少し本気になりかけちゃった。」

クルセス「まぁ、そういう訳だから、簡単に倒せると思わないでよ、僕達は君達よりも実力は上だ。まぁ、頑張ってよ、ココア君」シュン

チノ「行っちゃいましたね。」

ココア「う、うん、とんでも無いねあの力。」

チノ「前に戦った、マグレス以上ですね、あの人は。」

ココア「と、とりあえず回復して、みんなの治療をしよう」

チノ「そうですね、それにこれからの事も確認しましょう。」

ココア「うん」

18話完

次回予告

悟空「オッス、オラ悟空いやぁ〜相変わらずすげ〜戦いだな、俺も戦いてーぞ。そんな事より、次回は休憩を挟んでの日常話し、一時の休憩」

次回「日常の中にある、笑顔」

ぜってい、見てくれよな(^ω^)


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください