ご注文は魔法少女ですか?第22話
第22話「大地を裂く拳」
前回のあらすじ
界王様「前回、シャロ達のチームは、元雷神ボルトルと激しい戦いをした。その戦いの中で、シャロは危険な状況まで、追い込まれたが、助けに来たワイルドギースによって、助かり、シャロとワイルドギース二人の力で、ボルトルを撃破。その後、二人は、同じ部屋で、自分の心の叫びを打ち明け、二人に、愛が芽生えたのであった」
ラビットハウス一階・・・
リゼ「シャロとワイルドギースは、もう寝るという事だし、私達だけで食事を済ませるか」
チノ「そうですね」
ココア「ハァ〜、お腹が空いた〜」
チヤ「あれだけ、激しい戦いを後ですもん、お腹が空いたり、疲れがあるのも、無理はないわ」
チヤ祖母「あんた達、少し待ってな、すぐ作ってやるから」
「はーい」
数十分後・・・
チヤ祖母「さぁ、出来たよ」
マヤ「やった、やっとご飯だ!」
モカ「もう今日は疲れたから、いっぱい食べて、明日も頑張らないと」
チヤ祖母「今日は、ヒールハーブを使って、ダメージ回復を高める料理を作ったよ」
チヤ「ありがとう、おばあちゃん」
チヤ「良いてって事さ、あんた達のお陰でこの街も、守られているんだから」
ココア「よーし、皆んな食べよう!」
「いただきます‼︎」
マヤ「ウメーーー!」
メグ「チヤさんのおばあさんの作る料理は、やっぱり最高だね」
チヤ祖母「マヤちゃん、メグちゃんに言ってもらえて嬉しいよ」
リゼ「明日はどうする、皆んな?」
ココア「そうだね、明日も二班に別れて、捜査する?」
チヤ祖母「あんた達、明日は、休みにしたらどうだい?」
リゼ「休みか」
チノ「確かに、今日は皆んなかなり疲れがありますし、1日休んでからにしましょう」
ココア「それじゃあ、明日はしっかり休んで、また次の日から頑張ろう!」
チノ「ココアさんはいつも元気ですね」
ココア「だって私は、いつだって元気だよ」
チヤ祖母「まぁ、話は後にして、さっさと食っちゃいな」
数十分後・・・
マヤ「フゥ〜食べた、食べた」
メグ「今日は、いっぱい食べたねマヤちゃん」
マヤ「だって、いっぱい食べておけば、体力も回復するし、エネルギーだっていっぱい溜まるし、中々良いよ」
メグ「それもそうだね」
リゼ「おーい、お前ら部屋に行って、寝る準備しとけよ」
マヤ・メグ「はーい」
チヤ「私も寝る準備しようかな」
チヤ祖母「チヤ、ちょっと来ておくれ」
チヤ「はーい」
チヤ祖母「ちょっと、片付けの手伝いをしてくれないかい?」
チヤ「分かったわ。このお皿はあっちの棚の方で良いの?」
チヤ祖母「そうだよ。ありがとね、チヤ」
チヤ「良いのよ、だっておばあちゃんは私達の為にご飯を作ってくれてるんだし、感謝しないと」
チヤ祖母「明日、あんたはどうするつもりだったんだい?」
チヤ「久しぶりに、お店の手伝いするわ」
チヤ祖母「そうかいなら、明日も頼むよ」
チヤ「片付けそろそろ、終わりそうね」
チヤ祖母「終わったら後は寝てて大丈夫だよ」
チヤ「そうなら、お言葉に甘えて、お休み、おばあちゃん」
チヤ祖母「うん、お休み」
場所は移り、魔界・・・
クルセス「次はどうするんだい、アクロス」
アクロス「次の手は、既に立ててあるわ」
クルセス「次の手と言っても、もう君が従えていた、二体の神はやられたんだよ。彼ら以上の実力者がいるのかい?」
アクロス「ええ、私の部下の中で一番、戦闘が得意な奴がいるわ」
アクロス「ランドロックという奴よ」
クルセス「そうかい、なら今回の目的は、あの魔法少女達を支えている、邪魔なバァバァを消してもらうか」
アクロス「ランドロック!」
ランドロック「はい、お呼びですか。アクロス様」
アクロス「貴方に命令するわ。人間界に行って、この老人を消しなさい」
ランドロック「分かりました」シュン!
クルセス「結果が楽しみだよ。アクロス」
アクロス「心配しなくても、大丈夫よ、ランドロックは抜かりのない奴なのだから」
クルセス「そうかい、なら楽しみにしてるよ」ヒュン
アクロス「心配性な奴だ」ヒュン
次の日・・・
チュンチュン
チヤ「あーあ、よく寝た」
ガチャ
シャロ「あ、チヤ」
チヤ「シャロちゃん、おはよう」
シャロ「おはよう」
チヤ「昨夜はよく寝れた?」
シャロ「ええ、色々心がすっきりして、よく眠れたわ」
チヤ「そうなら良かった」
シャロ「そう言えば、今日はどうなるの?」
チヤ「今日はお休みよ」
シャロ「そうなの!」
チヤ「ええ、明日にはまた、捜査を再開すると言ってたわ」
シャロ「そうなの、あんたはどうするの?」
チヤ「今日は、甘兎庵に行って、手伝いをして来るわ」
シャロ「そうなら、気をつけてね」
チヤ「ええ、それじゃあ行ってくるわ」
チヤ「さて、今日も頑張らないと」
甘兎庵・・・チリーン
チヤ祖母「お、来たねチヤ」
チヤ「おばあちゃん、おはよう」
チヤ祖母「おはよう、早速だけど、仕込みを手伝ってちょうだい」
チヤ「ええ、この小豆も茹でておくわね」
チヤ祖母「ありがとう」
チヤ祖母「もう少ししたら、開店時間だから、急ぐよ」
チヤ「ええ!」
チヤ「おばあちゃん、こっちの仕込み終わりよ」
チヤ祖母「こっちもだよ。なんとか開店時間まで、間に合ったね」
チリーン
チヤ「あ、お客さん来た」
チヤ祖母「こっちはやっておくから、頼んだよ」
チヤ「うん、いらっしゃいませ!」
お客A「あら、チヤちゃん、最近見てなかったから、心配してたんだよ?」
チヤ「アハハ、色々あってちょっと、お店の手伝いが出来なかったんです」
お客A「そうだったんだね。まぁこれからは、またいつもの様にお店にいるんしょ?」
チヤ「そうですね、でもまだちょっと忙しいので、どうなるか」
お客A「そうかい、まぁ良いさ、チヤちゃんの元気そうな所観れたから」
チヤ「そうですか、なら良かったです。それで、ご注文の方は?」
お客A「ああ、そうだったね、それじゃあ餡蜜と抹茶をお願い」
チヤ「かしこまりました」
チヤ「おばあちゃん、餡蜜と抹茶一つづつお願い」
チヤ祖母「わかったよ」
チヤ祖母「出来たよ、早く持って行きな」
チヤ「ええ、ありがとう」
チヤ「お待たせしました。餡蜜と抹茶です」
お客A「ありがとうチヤちゃん」
お客A「やっぱりここの、抹茶とお菓子はいつ食べても美味しいね」
チヤ「ありがとうございます」
お客A「それじゃあ、お会計、お願いしようかね」
チヤ「餡蜜、250円、抹茶、150円、合計400円です」
お客A「はい」
チヤ「ありがとうございます。ちょうどですね、どうぞレシートです」
お客A「美味しかったよ。また来るよ」
チヤ「ありがとうございしまた!」
チヤ祖母「久々にしては、鈍っていないねチヤ」
チヤ「それはやっぱり、今までやってたから、体に染み付いてるんだよ」
チヤ祖母「まぁ、鈍っていなかったから良かったよ。それじゃあ、頑張るよ!」
チヤ「うん!」
「キャーーーー!」
チヤ「悲鳴!」
チヤ祖母「外からだったよ」
お客A「ああ、化け物!」
ランドロック「貴様に用はない、消えろ」
チヤ「ハァ!」
ランドロック「グゥ!」
お客A「チヤちゃん!」
チヤ「早く、安全な所に逃げてください」
お客A「何がなんだかわからないけど、助かったよ」
ランドロック「己、魔法少女か」
チヤ「あなたの相手は私よ!」
ランドロック「邪魔するのであれば、消す!」
チヤ「やれるなら、やってみなさい!」
ランドロック「ハァ!」
チヤ「ていや!」
バキィン!
ランドロック「クゥ、このままではらちがあかん」
ランドロック「石流拳!」
チヤ「ならこっちも、重力拳‼︎」
ランドロック「遅い!」
チヤ「なぁ!」
ランドロック「ふん!」ズドン‼︎
チヤ「グゥ‼︎」
ランドロック「なぜ、こんな小娘如きに、他の奴らがやられたのか、不思議でならんが、まぁ良い、ここで死ね」ヒュン
チヤ「こ、このままじゃ」
ズドン!
チヤ「クゥ、あれ痛みがない?」
ボタン
チヤ「こ、これは血?」
チヤ「⁉︎」
チヤ祖母「がはぁ!」
チヤ「お、おばあちゃん!」
ランドロック「これは、目的の奴から来るとは、有難いものだ」
チヤ祖母「だ、大丈夫かいチヤ」
チヤ「私の事より、おばあちゃん!」
ランドロック「ふん、目的は、果たしたこれで後は、帰還するだけか」
チヤ祖母「チヤ、あんたが無事であるなら、それで良いんだよ。私は十分だ。この先の戦い、油断せずに、戦っていくんだよ」
チヤ「おばあちゃん」
ランドロック「今回は、貴様は命拾いしたが、次は確実に消す」
チヤ「その必要はないわ」
ランドロック「なんだと?」
チヤ「私がここで、貴方を倒すからよ」
チヤ「私は、守れなかった、自分の力の無さに悔しいわ。でも、だからこそ、おばあちゃんの分も生きる」
ランドロック「安っぽい感情を、そんな心すぐ、消し去ってやる」
パァーーン!
ランドロック「な、なんだこの光‼︎」
ランドロック「まさか、魔法少女の覚醒‼︎」
チヤ「初代、大地の魔法少女は、武術の達人で世界に名が知られていた。でも、ある時、自分の拳のせいで、事故が発生して、関係のない人の命を殺めてしまった。でも、そんな彼女の元に、ココラテが手を差し伸べられた。彼女は、その後、自分の拳を誰かを守る為に使うと決意した。」
チヤ「そして、これが初代、大地の魔法チャンフォンの鋼鉄の拳、アイアンナックル」
ランドロック「き、貴様!」
ランドロック「その拳で、何が出来るというのだ!」
チヤ「今見せるわ、この子と一緒に。大地をかけるサイ、第二の聖獣、グランドライナサラス‼︎」
チヤ「ライナサラス、行くわよ。アイアンショットガン!」ズドン
ランドロック「何‼︎」
ランドロック「バカな、俺が一撃で、やられるはずがないんだ、この俺が!」
ランドロック「ウァーーーー‼︎」シューン
チヤ「おばあちゃん、仇は取ったよ」
完
次回予告
悟空「オッス、オラ悟空。いやぁ今回はまぁ良かったな。次回も楽しみだ。そんな次回は、マヤの元に、一人の男が現れる」
次回「幻影使い」
ぜってい見てくれよな(^ω^)
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