2016-03-02 15:22:50 更新

第5話「闇に浮かぶ月」

界王様「これまでのあらすじ」

界王様「チノの母親から、託された、魔法石、それを受け継ぐ事になった、チノ達は、ダーク達と戦っていき、本来の力が、目覚めていく、そんなある時、Dr.マルコスと言う、男が、現れたが、魔王ダークの手先に捕まってしまう、そして、魔法少女達は、サラマンダースと戦うが、危険な所まで、追い込まれたが、月の光を浴びた、ワイルドギースとあんこに救われ、サラマンダースを撃破、そして、ティッピーの姿が、戻ったが、同時に現れた、謎の女性の正体は、一体」


チノ「貴方は、一体誰なんですか?」

ワイルドギース「お、ティッピー人間の姿になったのか。」

あんこ「ティッピー、久しぶりだね。」

チノ祖父「何じゃ、わしは元の姿に戻ったのか?」

ティッピー「はい、そうですよ。」

チノ祖父「お主は?」

チノ「ティッピーが、人間の姿になったんですよ、おじいちゃん」

青山「マスター‼︎」

チノ祖父「おお、青山」

青山「ご無事だったんですね。‼︎」

ティッピー「では、色々と説明しますね。」

ワイルドギース「なぜ、俺たちが、兎になってたのかも、説明する」

ティッピー「あれは、もう何年も前の事です、私達3人が暮らしてた世界、ラビットワールド」

あんこ「僕達は、そこで平和に暮らしてた」

ワイルドギース「だが、ある時、奴らが、俺達の世界を襲って来た。‼︎」

チノ「もしかして、それはダーク達ですか?」

あんこ「ああ、僕達の王様、ラビットキング様が、戦った。」

ティッピー「ですか、ダーク達の恐ろしい闇の力には、敵わなかったとです。」

ワイルドギース「王様は、最後の力を振り絞って、俺たちを、この人間界に送ったのさ。」

ティッピー「そして、王様は、私達にこう言ったのです。」

ラビットキング「いつか、現れる、光の魔法少女達と共に協力して、ダークを倒してくれ、そして、全ての世界を救ってくれ‼︎」

あんこ「それが、王様の最後の言葉だった。」

ワイルドギース「そして、俺達は、人間界にやって来た、だが本来の姿ではダメだから、擬化魔法で、兎の姿になった。」

ティッピー「ですが、私の時は、予想外でした。」

ティッピー「私は、この世界にいる兎の種類で、アンゴラ兎になり、このラビットハウスで、飼われてましたが、ある時マスターである、チノさんのお爺さんといつもの公園に行った時です。」

ティッピー「マスターは、その時こう言ったのです。」

チノ祖父「ああ、兎になりたいものじゃのう、ティッピーお前は苦労も何もないから、楽じゃろ?」

ティッピー「その時、そんなマスターと私の前にある一人の女の子が、現れたんです。」

?「じゃあ、私が、魔法を掛けてあげるね。」

チノ祖父「ありがとう、お嬢ちゃん」

?「えへへ」

?「ココアーー、もう行くってよ。‼︎」

ココア(幼女時代)

ティッピー「その時の女の子が、ココアさん、貴方だったんです。」

ココア「え、私‼︎」

ティッピー「はい、そしてその次の日です、私の体にマスターの意識が入って、マスターは、兎となったのです。」

チノ祖父「成る程のう、納得した」

ココア「そんな、私が、チノちゃんのお嬢ちゃんを兎に」

チノ「でも、今日戻ったんですから、良いじゃないですか、ココアさん」

チノ祖父「そうじゃよ、わしも兎になってからも、中々楽しかったぞ。」

ココア「なら良いんですけど」

ティッピー「以上です。」

ワイルドギース「まぁ、こんな感じだぜ、俺達が、兎になった理由は」

リゼ「つまり、ダークを倒して、ラビットワールドも元の姿に戻すと言う事で、良いんだな。」

あんこ「ああ、簡単に言えば、そういう事だよ。」

マヤ「なら、さっさと、ぶっ飛ばせば、早い話じゃん‼︎」

ティッピー「それは、まだ無理です、明らかに、皆さんの今の魔力や力では、ダークを倒す事は、難しいでしょうね」

ワイルドギース「お前達は、もっと力を付けて、それから、ダーク達を、倒すんだ。」


チヤ「ダーク達は、グールの力よりもっと上の力があると言う事でも、あるの?」

あんこ「そうだよ、チヤ」

ワイルドギース「昨日サラマンダースとの戦いでみたら、あの力、奴らは、まだ何か持ってるんだ。」

シャロ「確かに、賢者の魔石を使ってあの力となると、幹部達やダークはもっと強い力がある」

ココア「でも、修行とかやれば、大丈夫だよ。‼︎」

青山「あの、私から一つ宜しいでしょうか?」

チノ「なんですか、青山さん?」

青山「数日後、私の師匠のもとで修行しようと、思うのですがどうですか?」

チノ「お母さんの所でですか。‼︎」

青山「はい、そうです。」

リゼ「確かに、一番魔法の経験のある人のもとでやれば、大丈夫そうだな」

ココア「よし、決まりだね。‼︎」

青山「行く日が決まったら、報告します。」

モカ「青山さん、ありがとうございます」

青山「いえいえ、私ももっと強くなりたいので、頑張りましょう」

モカ「はい!」

マヤ「あたし、ちょっと出かけ来るね」

メグ「あ、マヤちゃん待って、私も行く。」

チノ祖父「チノは、行かなくて良いのか?」

チノ「はい、私は大丈夫です、ちょっと私もやりたい事があるので、部屋に行きますね」

メグ「マヤちゃん待ってよ。‼︎」

マヤ「メグ、私決めた。」

メグ「決めたって何を?」

マヤ「私は、自分なりにもっと強くなる為に修行をやるよ。‼︎」

メグ「チノちゃんのお母さんの所で?」

マヤ「それも行くけど、私なりの修行をやるのさ。」

メグ「だったら、私もやる。‼︎」

マヤ「良いけど、メグ着いて来れるの?」

メグ「もちろん、私だって、魔法少女だもの!」

マヤ「よし、じゃあ、二人で頑張るよ。‼︎」

マヤ・「おおーー‼︎」

シュドーーン‼︎

マヤ「何‼︎」

メグ「何か、落ちてきた‼︎」

?「うん、ここが人間界か、案外良いところじゃないか。」

マヤ「誰だ、あんたは‼︎」

?「ん、貴様ら、魔法少女か?」

マヤ「そうだけど?」

メグ「マヤちゃん、あれグールだよ。」

マヤ「丁度良いじゃん、ここであいつを倒せば、一気に強くなれるよ。」

メグ「そうだけど、ああ、マヤちゃん‼︎」

マヤ「おい、あんたなんて言うのさ?」

?「俺は、グランドール成る程、貴様らが、魔法少女か。」

マヤ「だったらどうするつもりさ。‼︎」シュン‼︎

グランドール「殺す、それだけの事だ。‼︎」

グランドール「ふん‼︎」

マヤ「どりゃあ‼︎」

人々「なんだなんだ、喧嘩か?」

メグ「マヤちゃん、ここは街だから、何処か人のいない所でやろう‼︎」

マヤ「それも、そうだね、グランドール、あんたもそれで良いでしょ?」

グランドール「しょうがないな、ならば、移動するぞ。‼︎」パァーーン

マヤ「なんだこれは、眩しい。‼︎」

メグ「キャァーーーー‼︎」

ボン!

住民A「さっきの女の子や、変な男が、消えた」

住民B「一体全体、何が起きたんだ。?」

マヤ「ん、此処は?」

メグ「ウゥン」

マヤ「メグ大丈夫‼︎」

グランドール「やっと目が覚めたか、此処は魔界と地獄の狭間」

マヤ「なんだって‼︎」

グランドール「此処なら、人もいない、自由に戦える。」

メグ「う、此処は、マヤちゃん?」

マヤ「メグ、大変だ私達とんでもない所にいるよ。」

メグ「どういう事、此処は何処なの?」

マヤ「此処は、魔界と地獄の狭間」

メグ「そんな、私達どうやって帰るの‼︎」

グランドール「俺を倒せば、良いのさ。」

マヤ「成る程、そういう事か。」

メグ「マヤちゃん」

マヤ「おう、やってやるさ。‼︎」

グランドール「来い、魔法少女よ。‼︎」

マヤ・メグ「ハァーーー‼︎」

ガキィン‼︎

マヤ「こいつ、硬い‼︎」

メグ「私達の攻撃が通用しないよ。‼︎」

グランドール「ふん、無駄だ、お前達は、俺の硬い殻を壊す事は、出来ない。」

マヤ「メグ、ちょっと」

メグ「何、マヤちゃん?」

マヤ「ゴニョゴニョゴニョ」

グランドール「おい、話を聞いているのか‼︎」

メグ「そっか、そうすれば‼︎」

マヤ「これで、うまく行くよ。」

グランドール「貴様ら、何を、ゴチャゴチャ話してるんだ。‼︎」

マヤ「お前を倒す、作戦が出来たのさ。」

グランドール「作戦だと?」

メグ「アイスショット‼︎」

グランドール「ふん、そんなので、俺を倒すと言うのか、無駄な事を」

グランドール「ガードすれば、良い事」パァーーン‼︎

マヤ「ふふ、引っかかったね‼︎」

グランドール「なんだと?」カチカチカチ

グランドール「何、凍って来ている。‼︎」

グランドール「なんだこれは、動けん‼︎」

パキィーン

グランドール「か、体が完全に凍ってしまった。‼︎」

マヤ「次は、あたしだよ。‼︎」

マヤ「ポイズンライフル‼︎」ピューン、ビチャ‼︎

グランドール「凍っている所に、だが毒もすぐ凍るはず」

マヤ「残念だけど、その毒は凍らないよ。」

グランドール「なんだと‼︎」

マヤ「その毒は、王水、どんな物も、溶かしてしまう毒さ。」

グランドール「そうか、そう言う事だったのか。‼︎」

グランドール「俺の体は、凍っていて、動けない、そして、凍っている所に、毒をやれば、俺の殻事、溶かす。」

マヤ「そう、それが一番手っ取り早い方法だったのさ。」

グランドール「貴様ーーー‼︎」ジュワァ〜

マヤ「これで、倒せたね、メグ」

メグ「うん、やったねマヤちゃん‼︎」

グランドール「残念だが、俺の負けだ」

マヤ「まぁ、あんたは強かったよ。」

グランドール「ふん、俺の不甲斐なさ故の敗北、まぁ良い、最後にこれだけは言っておく。」

グランドール「上を、見ろ。」

マヤ「何あの月?」

メグ「紫色のお月様」

グランドール「あれは、ダークムーン、感情で出来た月」

マヤ「感情で?」

グランドール「そうだ、だがあれは感情だけでは、完成しない。」

メグ「他にも何かあるの?」

グランドール「あの月には、感情の塊である、心も吸収されるのだ。」

グランドール「ダーク達は、貴様ら魔法少女を使って、ダークムーンを完成させようとしている。」

マヤ「どうしてそんな事をあたし達に?」

グランドール「それは、」ヒューーン、ドカァーン‼︎

マヤ「何‼︎」

?「全く、余計な事を言う奴だね、お前は」

?「まぁ始末したから、もう良いでしょ。」

メグ「あなた達は?」

5話完

次回予告

界王様「突如、二人の目の前に現れた、謎の二人組、一体何者なのか、その目的とは、一体‼︎」

次回「マヤ・メグ怒りの一撃‼︎」

お楽しみに(^ω^)


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