ご注文は魔法少女ですか?第25話
第25話「天使、目覚める」
前回のあらすじ
界王様「前回、公園や広場などを調査したココア達。その日、公園ではバレエの踊りの発表会があり、休憩しながら、観ていた。だが、その時上空から、敵が襲いかかってきた。観客を皆避難させ、メグが一人敵と戦った。そして、会場を破壊された事、バレーを馬鹿にされた事で、メグの怒りは頂点まで達し、覚醒して敵を撃破するのであった」
ココア「ごちそうさまでした。そう言えば今日朝からお姉ちゃんの姿見てないんだけど、知らない?」
チノ「モカさんなら、今日一人で早めにご飯済ませて、散歩に行きましたよ」
ココア「そうなんだ」
チノ「まぁ、早めに戻っては来るとは思いますよ」
ココア「まぁ何もなければいいけど」
その頃モカは・・・
モカ「今日は朝から晴れてるから気持ちが良い、こう言う時は野原で、寝っ転がりたいなぁ〜」
住人A「あら、モカちゃんおはよう」
モカ「おはようございます!」
住人A「今日は一人でお散歩かい?」
モカ「はい、またには気晴らしに散歩でもしようかなと思って」
住人A「そうかい、まぁ無理した身体とか壊さないようにね」
モカ「はい、お気遣いありがとうございます」
モカ「やっぱり、朝から元気に挨拶するとテンション上がるな」
住人B「あら、モカちゃん、おはよう。今日新鮮な野菜が入ったんだけどどうだい?」
モカ「まぁ凄い、こんな野菜何処で仕入れたんですか?」
住人B「うちの知り合いの農家が今年は豊作だと言っててね、多くとれたものだから内に出荷してくれたんだよ」
モカ「へぇ〜、凄いなぁ、私が住んでた街とかでも良く、新鮮な食材は見ましたけどここまで良いのは、初めてです」
住人B「そう言えば、お出かけの途中なのかい?」
モカ「ああ、散歩してました。帰り途中にでもよって買いますよ。」
住人B「そうかいなら、待ってるよ」
モカ「はい、それじゃあまた後で、来ます」
モカ「さてと、今日は何処まで散歩しようかな」
モカ「船で競争した湖にでも行こうかな、いやでも公園で一休みも悪くないしどうしよう」
青山「あら、モカさん」
モカ「青山さん!こんにちは」
青山「こんにちは、朝からお散歩ですか?」
モカ「はい、もしかして青山さんもですか?」
青山「そうなんです、良かったら一緒にどうですか?」
モカ「良いんですか!それじゃあ行きましょう」
公園・・・
モカ「そう言えば、初めて青山さんに会ったのって、この公園でしたね』
青山「そう言えば、そうでしたね。あの時はココアさんのお姉さんとは知りませんでしたもん」
モカ「今思えば、懐かしいですね」
青山「そうですね。でも良く考えてみたら、ココアさんや他の皆さんがまさか魔法少女を受け継ぐとはあの頃は思いませんでした」
モカ「私も最初、魔法少女と聞いた時は何かのドッキリかと思いましたよ」
青山「まぁ、無理もありませんよ、最初そんな事言われたら誰だって嘘だと思いますよ」
モカ「あはは、まぁ母や伯母から聞いたのもあって納得しました」
青山「そうですか。」
青山「それにしても、この湖はカップルなどの人がとても多いですね」
モカ「確かにそうですね」
青山「モカさんとかは、彼氏さんとかいらっしゃらないんですか?」
モカ「私は居ません、そういう青山さんは?」
青山「私もモカさんと同じで、居ません」
モカ「お互い、同じですね」
青山「そうですね。でも本当に楽しそうですね」
モカ「そうですね、こんな幸せな場所に敵が来なければ良いんですが」
「キャアーーーー‼︎」
青山「悲鳴‼︎」
モカ「行ってみましょう!」
彼氏「化け物だ!」
彼女「キャアーー!」
?「ふん、人間は幸せな物だな。誰のお陰でこの地上に住めているのか分かっていないようだ」
モカ「そこまでよ、ホムンクルス‼︎」
?「なんだ、貴様は魔法少女か」
青山「皆さん、早く避難してください!」
モカ「皆んな避難しましたね、では青山さん行きましょう!」
青山「はい!」
エルジュ「では、そろそろ自己紹介させて貰う、俺はエルジュ、元天使、いわば堕天使だ」
モカ「以前戦った、シャイネルと同じ堕天使ですって!」
エルジュ「そうだ、だがあいつよりは実力はある」
エルジュ「まぁそんな話はどうでも良い、取り敢えず貴様らを消せとの命令だからな、ここで消えてくれ」
モカ「それは無理な相談よ。だって消えるのは貴方なんだから」
エルジュ「よく、ほざく奴だ」ヒュン!
モカ「ハァ‼︎」ドカン!
エルジュ「ほう中々やるじゃないか、だがこれならどうだ?」
モカ「シールド!」
エルジュ「スピアレイン!」ヒュン、ヒュン、ヒュン
モカ「次は私の番よ!」
青山「モカさん、私も手伝います」
モカ「ありがとうございます!じゃあ二人で一気に倒しましょう」
エルジュ「貴様ら、二人がかりでやれるかな?』
モカ「やってみれば分かる事」
青山「今見せてあげます」
青山・モカ「アクアホーリーアロー‼︎」
エルジュ「ならば、こちらも見せよう」
エルジュ「フォールンアロー‼︎」
ズドーン!
モカ「ハァ、ハァ、少しぐらいダメージあると思いますか?」
青山「少しぐらいダメージは与えれたと思いますよ」
エルジュ「なるほど、少しはやる様だな」
エルジュ「ならば、これでどうだ!」ヒュン
モカ「青山さん、来ます!」
青山「ングゥ!」
モカ「青山!」
青山「な、何が起きたのですか?」
エルジュ「今放ったのは、残像斬、残像と本当の斬撃をわずかにずらし相手を惑わし、攻撃する技」
バタン
モカ「青山さん!」
青山「モ、モカさん、私の事は気にせず、あいつを倒してください」
モカ「すぐ、倒して治療するので待っててください」
エルジュ「さて、これで一対一の戦いが出来る、お互い本気が出せる」
モカ「私達魔法少女を怒らせて、覚醒させると言うやり方、確かに理にかなっているけど、その作戦のミスで今まで貴方たちは負けているのよ?」
エルジュ「そんな事分かっている。それに我々はただ死んでいる訳ではないのだからな」
モカ「何ですって?」
エルジュ「貴様らには、関係のない事だ。取り敢えず貴様は今覚醒できるのであろう、早く覚醒しろ、そしてお互い本気の戦いをしようじゃないか」
モカ「言われなくとも、覚醒するわ」パァーーン
モカ「ハァーーー‼︎」
モカ「来なさい、光の守護神、シャイニングガーディアン、光の使者、シャイニングエンジェル‼︎」
エルジュ「やはり、貴様はそいつらか」
モカ「貴方、この子達を知ってるの?」
エルジュ「貴様も知っての通り、そいつらは初代光の魔法少女の聖獣。だがそれだけではない、貴様のもう一つの血によって受け継がれている宿命でもある」
モカ「どういう事なの?」
エルジュ「初代光の魔法少女は、天使だったのさ。だがある時奴は、下界に降り人間達を守る様になって行った、その影響がココラテだった。奴は、貴様と同じ弓を得意としていた。だが、人間と関わり、恋をしてしまい、更には子供すらも授かっていたのだ。これに怒りを覚えた天界は、奴をモノフェルを追放し、更には、その子供の天使の力を封印した。モノフェルは二度と天界には戻れなかったが、天使の力は残してもらえたのだ。だが、人間と恋をしたと言う罪はある、あざになって残っていたと言う」
モカ「まさか、その痣が私にあるとでも?」
エルジュ「そのまさかさ、貴様は初代光の魔法少女、モノフェルの娘、天使なのさ。魔法少女の力の覚醒と共にその力も目覚める、そして、その新しい武器は、モノフェルのシャイニングアーチェリーだ」
モカ「私が天使の娘、そんな筈がないわ私は人間よ!」
エルジュ「ならば、その弓を放ってみれば良い、その弓は天使の力がなければ、使えないのだから」
モカ「だから、私は人間だって言ってるじゃない‼︎」バサ、バサ
モカ「これは、翼!嘘でしょ」
エルジュ「それが現実だ」
モカ「ウァーーーー‼︎」ヒュン!
エルジュ「グハァ!これで分かっただろう。貴様は人とは違うのだ」シューン
モカ「ハァ、ハァ、私は」
タッタッタッタ‼︎
ココア「お姉ちゃん!」
モカ「ココア」
ココア「お姉ちゃん、大丈夫?」
モカ「私は大丈夫よ。それよりも青山さんの事お願い、私先に帰ってるわ」
ココア「あ、お姉ちゃん」
チノ「ココアさん、まずは青山さんの方が先です」
完
次回予告
悟空「オッス、オラ悟空。いやぁ〜今回はすげー回だったなぁ、まさかモカが天使の子供だったとは。まぁそれは後にして、次回は、あの強欲の悪魔が再びココア達の前に現れる‼︎その時、ココアの最後の聖獣が目を覚ます‼︎」
次回「強欲再び、目覚めた、最後の聖獣」
ぜってい、見てくれよな(^ω^)
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