2016-06-24 09:25:21 更新

第28話「怠惰と暴食の悪魔」

前回のあらすじ

界王「前回、マンモンを倒された、クルセスは次の手として、嫉妬のレビアタンを人間界に送り込んだ。その頃人間界では、ココアの聖獣ドラゴンが敵は力を抑えてる事や夜では敵の力が圧倒的に強い事を話していた。その後、夕食を済まし、一人悩んでいたチノ、シャークに悩みを打ち明けすっきりしていた二人の前にレビアタンが現れる!だが、チノの聖獣ホエールによって、レビアタンを撃破した」

とある日の昼・・・

リゼ「ハァ〜、今日は敵は居なかったな」

チノ「そうですね、何時もなら居てもおかしく無いんですが、何故何でしょう?」

ココア「多分、敵は夜の時間帯に攻める作戦に変えたんじゃ無いかな」

リゼ「なるほど、それはなるかもな」

チノ「じゃあ、今日夜に私行ってきますよ」

リゼ「いや、チノは昨日十分にやったから、私が行く、でも流石に一人はあれだからシャロ、一緒に来てくれ」

シャロ「分かりました先輩」

チノ「リゼさん」

ココア「チノちゃん、リゼちゃんもああ言ってるんだし、無理はダメだよ」

チノ「ココアさんまで、分かりました今日は止めておきます」

チヤ「それじゃあ、皆んなで久々に甘兎庵に行って、何かご馳走してあげるわ」

ココア「チヤちゃん本当!やったーー!」

シャロ「気晴らして、いつ敵が来てもおかしく無いのよ」

リゼ「まぁ、いいじゃ無いかたまには」

シャロ「先輩」

リゼ「それに私も久々に甘兎庵の和菓子食べたかったし」

チノ「皆んなで行きましょう」

「おおーーー‼︎」

魔界・・・

クルセス「全く、お気楽な奴らだ、いつ我々が攻め行ってもおかしく無いというのに」

アクロス「まぁ、良いじゃないか。それよりも次はどうするんだ?」

クルセス「次は二体送り込む」

アクロス「二体かそれで、その二体はどんな奴らだ?」

クルセス「怠惰と暴食だ」

アクロス「強いのか、そいつらは」

クルセス「まぁ、マンモンやレビアタンの様に簡単にやられる事は無いと良いんだけどね」

アクロス「奴らは、聖獣を持ってる、少し何かしらの準備は必要だと思うが?」

クルセス「ああ、その点は問題無い、何せ今回は怠惰や暴食だ。いくら魔法少女でもこいつらは手こずる」

アクロス「それだけ、自身があるという事は何か仕込んでるんだな」

クルセス「ああ、魔獣以外にこの二体の能力で魔法少女は終わる」

アクロス「ふむ、なら良いんだかな。それより、あいつの方はどうなっている」

クルセス「ああ、肉体はもう再生済みだ後は魂を入れるだけだ」

アクロス「あいつも復活すれば、全員揃うというわけだな」

クルセス「そうだ、だが暫く奴は来ない」

アクロス「何故?」

クルセス「地獄界で力を付けてから、戻ってくると言っていたよ。マグレスの奴は」

アクロス「そうか、まぁマグレスは一度魔法少女と戦っている、その時の敗北があいつを更に極めているだろう。期待して待とう」

クルセス「そうだな」

クルセス「では、僕は戻るよ。」ヒュン

アクロス「ああ、ではまた後で」ヒュン

場所は移り人間界・・・

チノ「久々に来ましたね、甘兎庵」

ココア「そうだね、早くチヤちゃんの和菓子が食べたいよ」

チヤ「それじゃあ、準備するから、中に入って席に座って待ってて」

チヤ以外「はーい」

モカ「和菓子か何食べよっかな、ココアは何にするの?」

ココア「私も久々だから、色々迷ってるんだね〜、黒蜜も良いし、抹茶アイスも捨てがたいし」

チヤ「注文は決まった、皆んな?」

リゼ「ああ、私は決まったぞ」

チノ「私もです」

シャロ「私もよ」

マヤ・メグ「私達も決まったよ」

チヤ「ココアちゃんとモカさんは?」

モカ「うん、じゃあこれにしよ。私もよ」

ココア「じゃあこれにする私は」

チヤ「はーい、リゼちゃんが、黒蜜アイスで、チノちゃん、マヤちゃんが、スペシャル抹茶パフェで、シャロちゃんが、三色の白玉団子で、メグちゃん、モカさんが、モナカ餅で、ココアちゃんが黒蜜抹茶アイスね」

チヤ「それじゃあ、待っててね」

ココア「ああ、早く食べたいよ」ジュルリ

チノ「ココアさんよだれ垂れてますよ」

ココア「アハハ、いけない、いけない」

シャロ「全くあんたって奴は」

「アハハハハ」

数十分後・・・

チヤ「皆んなお待たせ、出来たわよ」

マヤ「待ってました‼︎」

モカ「早く食べましょう!」

「いただきまーす」

マヤ「ウメーーー‼︎」

リゼ「ああ、この黒蜜甘さがアイスに絡んでたまらない!」

ココア「もうこれは、味の玉手箱‼︎」

チノ「どこの食レポさんですかそれ!」

チヤ「喜んで貰えて嬉しいわ、私も作った甲斐があったわ」

チノ「どうでしょう今日は、皆んなで甘兎庵に止まりませんか?」

ココア「それ良いね!」

リゼ「ああ、私も賛成だ」

チヤ「よし、それじゃあ今日は皆んなにいっぱい、料理作ってあげるわね」

ココア・マヤ「いやったーー‼︎」

リゼ「お前らはしゃぎ過ぎだぞ!」

モカ「まぁ今日ぐらいは良いんじゃない?ほらチヤちゃんだって楽しそうだし」

リゼ「まぁ、今日ぐらいは良いですか」

チヤ「あら、夕食に使う食材がもうない!」

シャロ「なら私が近くのスーパーまで買ってくるわ」

リゼ「それだったら、私も行く、シャロ」

シャロ「いえ、私一人で何とかなるので大丈夫ですよ」

リゼ「いや、もう暗くなり始めてきたし一人は危険だ」

シャロ「それじゃあ行きましょうか」ガチャン

ココア「二人共気をつけてね」

リゼ「ああ、それじゃあ行ってくる」バタン!

ココア「二人共大丈夫かなぁ?」

チヤ「あの二人なら大丈夫よ。私達は帰りを待ちましょう」

ココア「うん、そうだね」

リゼ「よし、それじゃあ行くかシャロ」

シャロ「はい、と言っても敵は来るんですかね?」

リゼ「さーな、でもこの時間帯には来て欲しくないものだ」

シャロ「此処から、30分程歩けば、スーパーがあります。そこで買いましょう」

リゼ「分かった」

30分後・・・

シャロ「此処です」

リゼ「よし、じゃあさっさと買って帰るか」

シャロ「そうですね」

リゼ「そう言えば、今日は何を作るんだ?」

シャロ「カレー作るって言ってました」

リゼ「カレーか、前にカレー作った時は、私の持って来た酒入りのお菓子をチノとココアが食べて酔っていたな」

シャロ「ああ、そんな事も有りましたね」

リゼ「あの時は大変だった」

シャロ「そうですね、チノちゃん何て酔っている状態で、先輩の事お姉ちゃんとか言ってましたね」

リゼ「止めろ、正直言うとあれは、私少し、興奮してしまったんだからな!」

シャロ「そうだったんですね」

リゼ「ああもう、この話は止めだ、早く買い物を済ませるぞ!」

お客A「ギャーーー‼︎」

リゼ「悲鳴‼︎」

シャロ「先輩行ってみましょう!」

リゼ「ああ!」

お客A「誰か、助けてくれーー‼︎」

?「おい、人間共この辺りで魔法少女は見なかったか?」

お客A「魔法少女何て見た事も聞いた事もないです!」

?「そうか、なら用無しだ死ね!」ザク!

お客A「ギャーーー‼︎」

?「おい、次に行くぞ!」

?「ああ、面倒くさいけど分かった」

リゼ「おい、お前らそこまでだ!」

?「何だお前らは?」

シャロ「私達は魔法少女、此処であなた達を倒す!」

?「ほう、こいつは驚いた、まさか目的の奴らが自分達から出てくるとはなぁ〜」

リゼ「お前達は何者だ!」

ベルゼブブ「俺か、俺は暴食のベルゼブブ、んでこっちが」

ベルフェゴール「怠惰のベルフェゴール、ああ面倒くせー」

ベルゼブブ「ともあれ、俺らの目的はもう察しがついてるだろう?」

シャロ「ええ、私達を始末しに来たんでしょ?」

ベルゼブブ「ご名答、という訳で早速だが死んで貰おうか‼︎」シュン!

シャロ「当たらないわよ、そんな物!」カキィン‼︎

リゼ「シャロ、あのベルゼブブと言う奴は任せた、私はあのベルフェゴールをやる!」

シャロ「分かりました!」

ベルゼブブ「ほう、お前が俺の相手か。所で名をまだ聞いてないな」

シャロ「私は、雷の魔法少女シャロ、よく覚えておきなさい!」シュン

ベルゼブブ「お前が俺を楽しませてくれるなら、覚えて置いてやるよ」シュン!

リゼ「私も名乗って置こう、私は風の魔法少女リゼだ!」

ベルフェゴール「・・・」

リゼ「おい、聞いているのか‼︎」

シュン!

リゼ「え、消えた!」

ベルフェゴール「ふん!」

リゼ「グハァ‼︎」

リゼ「い、いつの間に後ろに!」

シャロ「リゼ先輩‼︎」

ベルゼブブ「言い忘れたが、ベルフェゴールは面倒くさがりで動きが遅く見せそうだから、実はとてつもなく速くてな、しかもパワーもあるから俺も迂闊に手を出せないんだ」

ベルゼブブ「まぁ、精々頑張れよ、魔法少女」

シャロ「サンダーレイン!」ヒュン、ヒュン、ヒュン‼︎

ベルゼブブ「ほう、雷の雨か、なら、コォーーーー」

シャロ「なっ、私の攻撃を飲み込んだ‼︎」

ベルゼブブ「あいにく俺は、暴食なんでね、何でも食えるのさ。しかも、俺はその食った物を自分の力に変えられるのさ、こんな風にな!」

ベルゼブブ「ハァーーー‼︎」ドーーン!

シャロ「キャーーーー!」

リゼ「シャロ‼︎クソ、何て奴らだ」

ベルゼブブ「フハハハハ、これは明らかに俺らの勝利だ!フハハハハ!」

シャロ「まだ、終わってない」

リゼ「シャロ!」

ベルゼブブ「何だと?」

シャロ「まだ、私達は終わっていない!」

ベルゼブブ「死に損ないが、虫の息だと言うのにまだ立ち上がるか」

シャロ「まだ、諦めない、そうですよね、先輩」

リゼ「そうだったな、まだ私達は力がある、まだ、行ける!」

ベルゼブブ「チィッ、ベルフェゴール、一気にトドメを刺すぞ!」ヒュン

ベルフェゴール「面倒くさいが、やるか」ヒュン

シャロ・リゼ「ハァーーー‼︎」パァーーン‼︎

ベルゼブブ「何だこの光は!」

ベルフェゴール「クゥ、眩しい!」

ベルゼブブ「な、何だあれは!」

シャロ「これが、私達の最後の聖獣、雷鳴の如く敵を薙ぎはらう、サンダーホーン」

リゼ「風と大空を支配する、ウィンドファルコン」

ベルゼブブ「クゥ、ベルフェゴールこっちも行くぞ!」

ベルフェゴール「分かった」

「ウァーーーー‼︎」パァーーン

ベルゼブブ「これが俺の魔獣、グラトニスだ」

ベルフェゴール「魔獣、ゴーレム」

シャロ「ならそれらで、ケリを付けましょう」

ベルゼブブ「ああ、そうだなぁ、だが俺は!」

リゼ「何をする気だ‼︎」

ベルゼブブ「俺の一部となって貰うぞ、グラトニス!」ガブ!

シャロ「自分の魔獣を食った‼︎」

シャロ「いや、食って、自分の能力、食った物を力に変えるのやるのか」

ベルゼブブ「そういう事だ、さぁケリを付けよう!」

シャロ「言われなくても行くわよ!」ヒュン

リゼ「こっちも行くぞ!」ヒュン

シャロ「ライトニングホーン‼︎」ズドーーン‼︎

リゼ「ファルコンスマッシュ‼︎」ドーーン!

ベルゼブブ「貪り尽くしてやる、グラトニスホール!」フォーン!

ベルフェゴール「ゴーレムラッシュ‼︎」ズドドドド‼︎

「ウォーーーー‼︎」ドカーーン!

ベルゼブブ「ま、魔法少女、いつか絶対に‼︎」シュ〜ン

ベルフェゴール「最後まで、面倒くさかった」シュ〜ン

シャロ「や、やりましたね、先輩」

リゼ「ああ、何とかな、さぁそろそろ行こう、ココア達が待ってる」

シャロ「そうですね、行きましょう」


次回予告

悟空「オッス、オラ悟空!」

チノ「香風チノです」

悟空「ココアに続いてオメーモ来たんだな」

チノ「はい、まぁそれは置いといて次回予告行きましょう」

悟空「おっと、そうだったな、次回は憤怒の悪魔がチヤの前に現れる!チヤはこれを乗り越えられるのか!」

チノ「次回、憤怒対憤怒」

ぜったい見てくださいね


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