ご注文ば魔法少女ですか?第38話
第38話「怒りの雷」
前回のあらすじ
界王「前回、リゼはウィグルと戦った。だが、その仮面の正体はリゼ祖父だった。そして、守護闘神とアーマーが目覚め、祖父を撃破した」
リゼ「おっ、ココア、チノ!」
チノ「リゼさん、良かった無事鍵を手に入れたんですね」
リゼ「ああ、まぁ色々あったが、なんとかなったよ」
チノ「そうですか、でも無事で良かったです」
ココア「後は、シャロちゃん達だね」
リゼ「そうだな、まぁあいつらなら大丈夫だ」
その頃シャロは・・・ヒュン
シャロ「此処ね、幹部の居る部屋はそれにしても機械が多いわねこの部屋」
?「そりゃあそうだよ、何せこの部屋は僕の研究室なんだからね」
シャロ「あなた、クルセス!」
クルセス「久しぶりだね、前に会ったのは、君達が倒した実験段階のマンモンを回収に行った時だったね」
シャロ「そうね、あの時は勝てないと思っていたけど今は違うわよ」
クルセス「そうか、それなら少しは楽しませてくれよ?」
シャロ「楽しみたいなら一人で、楽しんでなさい」
クルセス「冷たいね〜、まぁ良いやそれじゃあ、始めよっか」
シャロ「そうね、早く貴方を倒して鍵を貰うわ」シュン!
シャロ「スラッシュスパーク‼︎」ビリビリビリ‼︎
クルセス「ウァーーーー‼︎」ドカーーン!
クルセス「中々やるじゃないか、こっちも負けていられないね」
クルセス「サイエントサンダー‼︎」ドーーン
シャロ「電波壁!」ガキィン‼︎
クルセス「防御されちゃったか」
シャロ「ギリギリよ、もう少しでこの防御壁が壊されるところだった」
クルセス「そうか、ならもう少し電力を上げて、威力を高くするよ」ビリビリビリ‼︎
シャロ「どれだけ、電気を持っているよの普通は無理よそんな電気量」
クルセス「僕は、電気を貯める、電気袋が体内にあってね、そこに蓄えているんだよ。でも、自分の力でも電気は作れるから、言ってしまえば、僕の電気は無限だ」
シャロ「とんでも無い奴ね、でもハッタリでは無い事はわかったわ」
シャロ「私も、負けていられないわね、行くわよ!」
シャロ「ライトニングレイン!」ヒュンヒュンヒュン!
クルセス「稲妻の雨か、怖いものだ。でも、大体分かっていたよ」
シャロ「なんですって?」
クルセス「ハァーーー‼︎」バーーーーン‼︎
シャロ「なっ、あの稲妻の雨をかき消した!」
シャロ「でも、ただ掻き消すだけで、何も変わらない、エレキスピア‼︎」ヒュン!
クルセス「グハァ!」
シャロ「避けるのが遅かったわね、今のは直撃よ!」
クルセス「やれやれ、何処に打ってるんだい、僕は後ろだよ」ヒュン
シャロ「いつの間に!」
クルセス「ダークプラズマ‼︎」ボガーーーン‼︎
シャロ「キャーーーー!」
シャロ「クゥ、一体どうやって後ろに、あの時確かに当たったはず」
クルセス「僕の能力で、電気や電波を通じて場所を移動する能力あってね、あの時、直撃する前に、仮の体を電波で作り、本体である僕はこの部屋に張り巡らされてる、電波の道を使って君の後ろに移動したのさ」
シャロ「じゃあ、さっき言ってた、分かっているてのは、一体どういう意味なの?」
クルセス「今まで、集めた君達魔法少女の戦闘データを元に技の種類、今後の成長によって上がる、能力や、予想外の事態を予想して、君達の動きを把握してるという事だよ」
シャロ「そんな、この戦いで全てを理解したと言うの?」
クルセス「いや、君達が此処に来る前いや、かなり前から、分かっていたことだ」
シャロ「どうやって、データだけでそこまで分かるはずが」
クルセス「そうだね、確かにデータだけでは難しい部分があるでも、そこを補う為にある物を裏で集めていたのさ、君達の知らない所でね」
シャロ「まさかその集めていた物て、心」
クルセス「大正解、そう心だ、君達が行動範囲に入れていない時間帯や街なんかを選び、集めていた、君達の事をよく知っている街の人なんかを選んでね」
シャロ「そう言う事、その集めた心で、私達の性格や行動を読み取ってそこから集めたデータと合わせて計算したと言う事ね」
クルセス「中々、頭が良いんだね、そうその通りだ」
クルセス「心から情報を読み取れば、色んな事が分かるからね発した言葉、行動、性格、ありとあらゆる事をね、全く心と言うものは便利でならない」
シャロ「・・・さない」
クルセス「なんだって?」
シャロ「クルセス、貴方だけは、絶対に許さない!」
クルセス「アハハハハ、許せない?面白い事だね」
シャロ「何がおかしいの?」
クルセス「だってそうじゃ無いか、実験や研究の為には犠牲は付き物だ。君達人間は、いつもそうやってきたじゃ無いか」
クルセス「たかが人間数人が犠牲になったぐらいで、許せない?笑わせるな!」プシュー!
クルセス「せっかくだから、見せてあげるよ、僕の今までの研究の結果を」
そこに広がっていたのは、巨大なガラスケースにホルマリン漬けにされた、臓器や人、生物の骨があった
シャロ「これは、一体」
クルセス「見ての通りさ、今まで集めた、人や生物を長期間保存し、その特徴能力を研究し、得たデータを元に新たな、グールやホムンクルスを作る為に使っているのさ‼︎」
シャロ「なんて事を、絶対に此処で、ウグゥ何この感覚は!」
クルセス「今君に、強い幻覚を与える特殊な電磁波を浴びせた、君は今自分には、力が無いという、嘘の現実に囚われている」
クルセス「時間が経てば、偽りの記憶が出てきて、更に幻覚は広がる」
シャロ「嘘、私が戦う力が無いから、みんな、死んでいったり、犠牲になっている!」
クルセス「そう、君が無力だから、こんな結果になった君が無力だからだ‼︎」
クルセス「君は、誰も守れない、君は力が無いから、誰かが君を庇い、死んで行く、君は、邪魔な存在なんだよ、君が居なければ、みんな安心して戦える、誰も犠牲者は出ないんだ‼︎」
シャロ「ウウ、アアア‼︎」
クルセス(やはり、心と言うものは、脆いものだな、絶望を与えれば簡単に崩れる)
クルセス(希望と言うもので、がっちりと守られた心の扉、それをこじ開ける為に、絶望と言う刺激を与え、扉を緩くするとこで、容易く、心は手に入る)
クルセス「見ろ、あのガラス瓶の中に入っている心達が、輝いているだろう、あれは君に希望を抱いているからだ、これで救われるそう思っている、だが、現実はどうだ、結局君は何も出来ない、誰も守れないのだ‼︎」
クルセス「絶望した心は、輝きを失い黒く染まっていく、そして我々はその心を使い、新たな存在となり、新たな世界を作り、全てを制する、それが、ダーク様の我々の目的」
クルセス「もう聞こえはしないか、まぁ良いでは、早速、君の魔法少女の心を頂こう」
シャロ「私は、まだ諦めたく無い」
クルセス「なんだと?」
シャロ「諦めたく無い、此処でクルセス、貴方を倒す‼︎」パァーーン!
クルセス「何故だ、さっきまで絶望していた筈、なんでまだそんな感情が有るんだ‼︎」
?「クルセス、お前は魔法少女の事を全く分かっていない、こいつらの信頼と心の強さを」
クルセス「何者だ‼︎」
パァーーン!
ウルフォックホーン「俺は、雷の守護闘神、ウルフォックホーン、シャロの中に眠っていた三体の聖獣が元の一体である、俺に戻ったんだよ」
クルセス「また、聖獣か鬱陶しい者め、まぁ良い、こんな予想外な事、データによって想定済みだ」
クルセス「それにもう良い、今わかった事がある、生きているよりも、死んだ状態の方が簡単に心を回収できる事がな‼︎」パァーーン!
シャロ「何この光!」
ウルフォックホーン「恐らくあいつの、魔獣だ」
クルセス「来い、フェンリル‼︎」
フェンリル「ウォーーーン‼︎」
クルセス「だが、まだ終わらん、ハァーーー‼︎」パァーーン
シャロ「また、光った今度何!」
クルセス「魔獣の力を鎧としみにつけた、ダークアーマーだ」
ウルフォックホーン「ならこっちも、やるぞ!」
シャロ「やるってまさか、あれと同じ鎧を!」
ウルフォックホーン「そうだ、それぐらいしかあいつと戦う方法は無い」
シャロ「分かった、なら行くわよ!」パァーーン!
シャロ「これが、私のアーマー」
ウルフォックホーン(神の力を鎧とした、ゴッドアーマーだこれで奴と対等だ)
シャロ「そう、ならもうさっさと決着を付けましょう」
クルセス「やっと用意が出来たようだな」
シャロ「ええ、待たせて悪かったわね」
クルセス「別に良い、それよりも、決着を付けようじゃないか‼︎」シュン!
シャロ「ええ、行くわよ!」シュン!
クルセス「ハァ‼︎」ドン‼︎
シャロ「ふん!」バキィン‼︎
シャロ「肉弾戦じゃあ、埒があかないわね、やっぱり自分の一番強い、技で肩をつけた方が良さそうね」
クルセス「そうだな、その方が都合が良い」
クルセス「そうとなれば、これで終わらせてやる、ライトニングフェンリル‼︎」ドゴーーーン‼︎
シャロ「ウルフォックスサンダー‼︎」ドーーーン‼︎
「ウォーーーー‼︎」
ドカーーーン‼︎
クルセス「グハァ、やはり結果は俺の負けか、何故闇は光に勝て無いのだろうな、魔法少女よ」シュ〜ン
シャロ「貴方は、心の事を何も分かっていなかったのよ」
ヒュン、ヒュン、ヒュン
シャロ「鍵ね、よしさっさと戻って扉を開けないと」
ドカーーーン‼︎
シャロ「な、何、何が起きたの!」
完
次回予告
悟空「オッス、オラ悟空」
マヤ「マヤだよ‼︎」
メグ「メグです」
悟空「今回は凄かっなぁ、あのクルセスとか言う、奴の研究とかな」
マヤ「そうだね、それに今回はシャロの戦いだったから、中々盛り上がったね」
メグ「でも、何か大きな爆発が発生一体何が起きたのか!」
次回「放て、極限の拳‼︎」
絶対、見てくださいね(^ω^)
このSSへのコメント