2016-07-06 09:18:27 更新

第34話「魔界突入」

前回のあらすじ

界王様「前回、ココア達の前に、異世界からやって来た、ゼムナスが姿を表す。目的は、ココア達魔法少女がどれ程までに成長したのかを試す為と言っていたが、本当の目的はココア達の心だった。ココア達の心を手に入れ、キングダムハーツを復活させようとしていたが、ココア達魔法少女が力を合わせ、ゼムナスを撃破した。そして、次なる、ココア達の戦いは魔界へと移る」

青山「皆さん、以前見た時とは比べ物にならない程に成長しましたね」

ココア「はい、でもこの成長は仲間が居たからこそでもあるし、お母さん達の所で修行したのもあります」

青山「確かにそうですね。皆さんは、あの修行を乗り越え、そして敵と戦って行き、成長を遂げた、私以上の力を付けて」

チノ「でも、私達はいよいよ魔界に行くし、実際にこの力が何処まで通じるのか、まだ分かりません」

リゼ「でも、私達は今までどんな敵すら倒してきたんだし、それに聖獣達だっている。」

チノ「そうですが、相手は幹部、それにダークです。何が起こるか分かりません」

青山「大丈夫ですよ、皆さんなら勝てます。それに、皆さんの力はまだまだ進化すると私は思いますよ」

リゼ「さらなる進化か、どんな物が飛び出してくるのか」

青山「皆さん、そろそろ着きますよ」パァーーン

リゼ「館か、修行以来だな」

チノ「そうですね、お母さん達も居るんですかね?」

青山「師匠達は、居ませんでも、明日は会えます」

ココア「どういう事ですか?」

青山「それはまた後でお話しします。さぁ行きましょう」

忘却の館・・・

ココア「やっぱりいつ見ても、この館は凄いね」

チノ「そうですね、相変わらず、この威圧される様な魔力を感じます」

ワイルドギース「お、シャロ達じゃねーか!」

シャロ「ワイルドギース!あんた、此処にいたの!」

ワイルドギース「ああ、ティッピー達も居るぜ?」

ワイルドギース「おーい、ティッピー、あんこ、シャロ達が来たぞ!」

あんこ「本当か、ワイルドギース!チヤ、それに皆んな久しぶりだね!」

ティッピー「皆んな、元気そうで何よりです。」

チヤ「あんこも、ずっと此処に居たのね。もう、心配させないでよね、でも元気で良かった」

チノ「なぜ、此処に居たんですか?」

ティッピー「私達は、青山さんに此処の警備を任されていたの」

チノ「そういう事でしたか、という事は、父や祖父も此処に居るんですね」

ティッピー「ええ、みんな此処に居るわ」

チノ「なら、良かったです」

あんこ「皆んな、パーティーが始まるまで、まだ時間あるから、部屋で休んで来たら?」

リゼ「なら、お言葉に甘えさせて、休ませて貰うよ」

ワイルドギース「ああ、始まる時間になったら、呼びに行くからよ。それまで、ゆっくりしてな」

シャロ「ええ、それじゃあ、また後で」

ワイルドギース「ああ、パーティーでな」

二階・・・

ココア「よーし、ゆっくり休もっと」ガチャ

チノ「二人部屋なんですね。」

ココア「結構広いね、チノちゃん」

チノ「そうですね、リゼさん達も同じ、二人部屋なんでしょうか?」

ココア「多分そうなんじゃない?あっでも、シャロちゃんは、ワイルドギースと一緒の部屋て言ってた」

チノ「え、じゃあリゼさん一人ですか?」

ココア「いや、お姉ちゃんが一緒の部屋だから、大丈夫だよ」

チノ「そうですか、なら良かったです」

ココア「ねぇ、チノちゃん一緒にお風呂入りに行かない?」

チノ「お風呂ですか?良いですよ、ちょうど私も汗とか流したかったので、行きましょう」

お風呂・・・

ココア「フゥ〜、体が温まるし、疲れも取れるね」

チノ「そうですね、此処のお湯は回復効果ある様です」

ココア「青山さんに、聞いたの?」

チノ「はい、それにこれに入れば、魔力の回復にもなると言ってました」

ココア「へぇ〜このお風呂、凄いね」

チノ「ですね、上がったらリゼさん達にも教えてあげましょう」

ココア「うん、皆んな元気になって、明日に備えよう!」

数分後・・・

ココア「よし、体も洗ったしそろそろ上がろう、チノちゃん」

チノ「はい、大分長く入ってましたね、もうパーティー始まってるんじゃないですか?」

ココア「もしそうだったとしたら、急ごうチノちゃん」

チノ「はい!」

ガチャン

ココア「よし、お風呂も入ったし、パーティーやる部屋に行こう!」

チノ「でも、何処でやるか、聞いてますか?」

ココア「あっ、聞いてない」

チノ「ハァ〜、だったらティッピー達探して、案内してもらいましょう」

ココア「そうだね」

あんこ「あれ、ココア達こんな所に居たの、今ちょうど、皆んなを呼びに行こうと思ってた所だったんだ」

ココア「あんこ!ナイスタイミング!」

あんこ「え、どいう事?」

チノ「ティッピー達の誰か探して、案内して貰おうと考えていた所だったんですよ。」

あんこ「なるほど、それで偶然僕がちょうど通りかかって来たから、案内して貰おうて事か」

ココア「そう、それじゃあ早速案内お願い」

あんこ「うん、こっちだよ」

チノ「こっちは大広間がある方ですね」

あんこ「そうだよ、会場は大広間なんだよ。」

ココア「あっ、あの大っきいドアだよね?」タッタッタッ!

ギギギギギ

ココア「広ーーーーい!」

チノ「ココアさん、はしゃぎ過ぎです」

ココア「だって、こんなに広いんだよ、それに料理だってあんなに!」

チノ祖父「おお、チノ、それにココアもよう来たな」

チノ「おじいちゃん!此処に居たんですね」

チノ祖父「タカヒロもおるぞ、と言ってもまだ、料理を作っておるから、また後でじゃ、ほれ、そろそろ皆んな来て始まる頃じゃぞ」

マヤ「スゲーーーー、此処めっちゃ広い!」

メグ「マヤちゃん、あんまり、はしゃがないでね」

マヤ「そんな硬い事、言わないで楽しもう!」ダッ!

メグ「あっ、マヤちゃん待って!」

リゼ「彼奴ら、元気だな」

シャロ「そうですね、あれぐらい元気なら、明日は大丈夫ですね」

チヤ「私達も、そろそろ行きましょう、マヤちゃんに全部食べられちゃう」

モカ「そうね、行きましょう!」

ココア「行こ、チノちゃん」

チノ「はい!」

マヤ「ウマ、この料理サイコー!」

メグ「そうだね、あ、マヤちゃんこれも美味しいよ」

マヤ「どれどれ、ウマーーー!」

リゼ「チヤ、そこにある、肉取ってくれ」

チヤ「はい、どうぞ」

リゼ「ありがとう、それにしても、相変わらずチノのお父さんの料理は最高だな」

チヤ「そうね、この美味しさは、誰も勝てないわね」

ココア「ねぇ、チノちゃんこのケーキ美味しいよ、食べてみて!」

チノ「それじゃあ、一口、‼︎」

ココア「ねぇ、美味しいでしょ?」

チノ「確かに、これは今まで食べてきた、ケーキよりも一番ですね」

モカ「ココア、こっちにある、クッキーとかも美味しいわよ」

ココア「本当!」

青山「皆さん、楽しそうですね」

タカヒロ「そうですね、あんなに元気なチノ達を見たのは、久々だ」

チノ祖父「だが、明日には魔界に行ってしまう、わしは心配じゃ」

タカヒロ「大丈夫さ、親父チノ達なら、やってくれる」

チノ祖父「そうじゃな、チノ達を信じよう!」

それから、数時間、ココア達は魔界出発前の前夜祭を思う存分楽しんだ、美味しい物を食べ、皆んなで楽しく喋る。彼女達はこの日を絶対に忘れないだろう。

部屋・・・

ココア「今日は楽しかったね、チノちゃん」

チノ「そうですね、今日は自分の中で、最高の思い出になりましたし、それに元気も貰えた。だから、ココアさん、明日は頑張っていきましょう!」

ココア「・・・zzz」

チノ「ココアさん?寝ちゃいましたか。無理もないですね、あんなにはしゃいだんですから」

チノ「そう言えば、あれを持ってきてあるから、今の内に書いておきましょう」ガサゴソ

チノ「あった、私の日記帳、今日の部分を書いて、今日は寝ましょう」

「◯月×日、今日は、青山さん達が、私達の為に、パーティーを開いてくれました。とても、美味しい料理が一杯あって、楽しかったし、ココアさん達も楽しんでました。私は、この日を絶対に忘れません。」

チノ「大体、こんな感じですね、最後にこれを」

「・・・さん、貴方は私にとって、最高の・・・ちゃんです。」

チノ「よしと、それじゃあ、明日も早いですし、寝ますか」

次の日・・・

ココア「チノちゃん、いよいよだね」

チノ「そうですね、忘れ物は無いですよね?」

ココア「うん、大丈夫だよ。」

チノ「それじゃあ、行きましょう」

一階・・・

リゼ「おっ、来たな」

ココア「皆んな、お待たせ、準備にちょっと時間かかり過ぎちゃった」

リゼ「全く、お前はこんな日でもか」

ココア「アハハ、ごめんごめん」

青山「それじゃあ、皆さんこれから、師匠達が居る、世界の果てと言う場所に行きます。魔界の入り口はそこにあり、師匠達が抑えてます」

リゼ「いよいよなんだな」

シャロ「緊張して来た」

チヤ「リラックスして行きましょう、魔界に行ったらもう最後の戦いが待っているんだから」

青山「それじゃあ、皆さん行きますよ」ヒュン!

ココア「行こう、皆んな!」

「うん!」

ヒュン!

ココア達「ウァーーーー!」

バタン!

ココア「イタタ、此処は?」

チノ「どうやら、着いた見たいですね」

世界の果て・・・

青山「皆さん、あそこにある、遺跡の様な物が見えますか、あそこにゲートがあります」

ココア「よし、皆んな行こう!」

チノ「待ってください、誰か来ました!」

チノ母「チノ、私よ」

チノ「お母さん!」

チノ母「皆んな、よく来たわね、さぁ、こっちよ」

リゼ「これが、魔界への入り口、なんて禍々しいんだ」

シャロ「此処に居るだけで、魔界の凄さが分かりますね」

ココア「そう言えば、他の、私達のお母さんは何処ですか?」

チノ母「私以外の人は、皆んな帰ったわ、貴方達の見送りは、私と青山、それから」

ココア「皆んな、上から何か来る!」

チノ母「来たわね」

バザン!

?「すまない、遅くなった」

チノ母「大丈夫よ、間に合ってるから」

フェオレ「自己紹介がまだだったな、俺はフェオレ、天界から来た、天使だ」

モカ「天使ですって?」

フェオレ「あんたにこうして会えるとはな、モカ」

モカ「私を知ってるみたいね」

フェオレ「まぁな、その話は戻ってきてからな、急がないとゲートが閉じちまう」

チノ母「そうね、それじゃあ皆んな、気を付けてね、私達は此処までだけど、信じて待ってるから」

チノ「はい、行ってきます!」

ココア「よーし、皆んないよいよ魔界に突入だよ!」

「オーーーー‼︎」

ヒュン!


次回予告

悟空「オッス、オラ悟空」

モカ「モカです」

悟空「いやぁ〜、次回はいよいよ魔界なんだなぁ、楽しみだ!」

モカ「そうですね、どんな事があるのか。次回は、いよいよ魔界に着いたココア達、ダークの城に着くも、謎ばかり、とその時であった!」

次回「闇の炎の魔法使い、再び」

ぜったい見てね


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2016-07-06 14:01:15

このSSへの応援

1件応援されています


SS好きの名無しさんから
2016-07-06 14:01:18

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください