2016-03-09 12:24:10 更新

第13話「受け継がれるもう一つの証」

界王様「前回のあらすじ」

界王様「前回、修行を始めたココア達たが、そんな彼女たちのいない街では、ダークの新たな刺客ミノタウロスが街で暴れていた。だか、そこに現れた、仮面ライダーウィザード、操真晴人によって、街の平和は保たれたのであった」

忘却の館・・・炎の間

ココア母「ココア、もっと魔力を集中させなさい!」

ココア「はい!」ホワァーン

ココア母「そうよ、そのまま一気に放ちなさい!」

ココア「ハァーーー!」

ココア母「そうよ、そのまま一気に放ちなさい!」

ココア「ハァーーー!」

ココアの手に集中的に圧縮されたその炎の玉は龍のごとく、部屋の壁を貫いた。

ココア「火炎龍玉砲!」

ドーーーン‼︎

ココア母「やれば出来るじゃない、ココア」

ココア「ハァ、ハァ、」

ココア母「ほら、休んでる暇はないのよ、他のみんなだって頑張っているんだから。」

風の間

リゼ母「もっとだ、リゼ、魔力と風の流れを合わせるんだ!」

リゼ「ハァーーー!」

リゼ「魔風弾‼︎」バァーーン!

リゼのウィンドスナイパーから放たれた、その弾丸は風と魔力を混合させた特殊弾、その威力は疾風以上の速さと破壊力を持っていた。

リゼ母「ふむ、大分うまく風と魔力を扱えるようになってきたな、リゼ、だが、まだそれでは駄目だ。」

リゼ「どういう事だ?」

リゼ「遠距離からの攻撃や援護が風の魔法少女じゃなかったのか?」

リゼ母「確かに、今までの魔法少女は遠距離からの攻撃や援護が主な役割だった、たがこの先全て遠距離で戦っていくのは厳しい相手だっている、だからお前は近距離での戦い方も身につけなければならない。」

リゼ「近距離での戦い方?」

リゼ母「そうだ、何故ならお前いや、私達、天々座家は忍びの一族でもあるんだ。」

リゼ「忍び!」

リゼ母「そうだ、だかその話はまた後だ、修行を再開するぞ。」

雷の間

シャロ「サンダーレイン!」ドゴーーン‼︎

シャロ母「あんたも大分出来るようになったじゃないか、シャロ」

シャロ母「でも、それじゃあ、まだホムンクルス達には勝てないよ。」

シャロ「どういう事?」

シャロ母「あんたの場合、電磁波とかの流れが微妙にまだズレが生じていてね、完全の威力ではないのさ。」

シャロ母「でも、あんたの中に眠っているある力が目覚めれば、完全の力を手に入れれる。」

シャロ「眠っている、力」

シャロ母「そうさ、だからそのためにも修行をまたやるよ。」

シャロ「はい!」

大地の間

チヤ「ハァ、とりゃ、せいや‼︎」

チヤ母「大分、動きが良くなってきたね、チヤ、でもまだ動きに無駄がある。」

チヤ「ハァ‼︎」

チヤ母「ほっと、下ががら空きだよ。」

チヤ母「ほいさ!」

足技で、体制を崩された、チヤは一瞬の反応すらできずにそのまま地面に倒れこんだ。

チヤ「キャ!」ドン

チヤ「イタタ、やっぱりお母さんは強いね。」

チヤ母「そりゃあそうさ、伊達に長い事格闘家や魔法使いなんてやってないさ。」

チヤ「私も早くお母さんみたく、強くなりたいわ。」

チヤ母「じゃあ、そのためにも修行やっていくよ、魔法だけじゃ勝てない相手だっているからね、格闘技を身につけて置くのも、悪くないよ、チヤ」

チヤ「わかってるわ、お母さん」シューン

チヤ「ほりゃあー!」ドン

チヤ母「良い、攻撃だね、チヤでもまだ隙があるよ」

チヤ母「ハァーーー‼︎」

チヤ母「反転重力拳!」

その時チヤの体は逆さになり、チヤの体にかかっていた重力を反転させたのである!

チヤ母「こう言う技もあるからね、覚えておいた方が良いよ、チヤ」

チヤ「ありがと、お母さんでもそろそろ降ろしてもらえる?」

チヤ母「なら、自力でやってみな。」

毒の間

マヤ「ポイズンニードル!」シューン

マヤ母「毒壁!」カーン、カーン!

マヤ「まだまだ、行くよ!」

マヤ「ハァーーー‼︎」

マヤ「スネークポイズンショット‼︎」

マヤ母「へぇー、中々やるじゃん、マヤ」

マヤ母「でも、そんな単純な攻撃、当たらないよ。」シューン

マヤ「そんなの分かってたよ、狙いはこのタイミングだったのさ。!」

マヤ母「なんだって!」

マヤ「ポイズンマシンガン‼︎」ドドドドドン‼︎

マヤ母「キャーー!」ドーン!

マヤ「よし、今のは当たった。‼︎」

マヤ母「と思った?」ポンポン

マヤ「え、いつの間に!」

マヤ母「蛇砲!」ドーン

マヤ「ウワァーーー!」

マヤ「ち、チクショウ!」

マヤ母「あんたの攻撃のタイミングは良かったよ、マヤでも、私の毒の人形にすり替わっていたのをもう少し、早く気づいとくんだったね。」

マヤ母「次はうまくいくと思うよ、マヤ」

マヤ「絶対、次は1発お見舞いしてやる!」

マヤ母「まぁ、今日はこの辺で修行はお開きにしましょう、疲れたわ。」

マヤ母「散歩がてら、他の所にも行きましょ、マヤ」

マヤ「まぁ、気晴らしには丁度良いのかもね。」

マヤ母「何処の修行場所に行く?」

マヤ「じゃあ、メグが修行してる所!」

マヤ母「じゃあ、行くか、氷の間は下だからね、行くよ。」

マヤ「はーい」

氷の間

メグ「・・・・」

メグ母「すごい、集中力ね、周りの空気が凍り始めてる。」

数分前・・・

メグ母「じゃあ、メグあなたにある技を身につけてもらうわよ」

メグ「うん!」

メグ母「その技とは、絶対零度空間」

メグ「絶対零度空間?」

メグ母「そう、絶対零度空間とは、その名の通り、絶対零度の空間、全てを凍り付けにしてしまう、空間の事よ。」

メグ「なんか、意外と普通の技なんだね。」

メグ母「本来の絶対零度は、-400度以上の温度もある、危険な現象の事だけど、魔法となると、そんな生易しいものではないわ。」

メグ母「絶対零度空間の場合は、およそ-5000度近くまでなる恐ろしい技よ。」

メグ「そ、そんな危険な技なんだ。」

メグ母「これを身につけてるには、大体2ヶ月半はかかるわ。」

メグ「そ、そんなに掛かるんだ!」

メグ母「そう、でもあなた達にはそんな時間はないわ、だから私が昔やったやり方をやるわ。」

メグ「どんなやり方なの?」

メグ母「意識を集中して、自分の周りの空気は全て凍っていると言う事をイメージして、具現化させるのよ。」

メグ母「一見簡単な事だと思っているだろうけど、違うわよ、イメージするのはすぐ出来るけど、具現化が問題なのよ」

メグ「具現化が?」

メグ母「そう、この具現化はそう簡単にいくものではないのよ、特に現象とかの具現化よ」

メグ母「通常の武器や物は簡単に具現化出来るけど、天気や現象はすぐには出来ない、かなりの時間と体力を消耗してしまう。」

メグ母「でも、メグ私は貴方なら私よりももっと短期間の間で出来ると信じてるわ、頑張りなさい。」

メグ「うん!」

・・・そして現在

メグ母「あれから何分か経っているけど、すごい成長速度ね、メグの周りの空間があっという間に凍っている」

メグ母「あっぱれとしか言いようがないわね。」

メグ母「メグ、今日はもう良いわ、また明日やりましょう」

メグ「ん、はーい」

マヤ母「凄いわね、あんたの友達」

マヤ「でしょでしょ、やっぱメグは凄い才能の持ち主なんだよ。‼︎」

マヤ母「少し、侮っていたわね。」

マヤ母「じゃあ、光の間に行くわよ」

マヤ「了解!」

光の間

モカ「ハァ、ハァ、ハァ」

ラテ「ほら、休んでる暇はないわよ、モカ!」

モカ「は、はいラテ叔母さん!」

ラテ「次、行くわよ、ホーリーレイン‼︎」シューン

モカ「ホーリーウォール‼︎」シュン シュン

モカ「次は私から、行きます。‼︎」

モカ「シャイニングスター!」ドーン

ラテ「キャーー!」

モカ「ハァ、ハァ、やっと当たった。」

ラテ「当てた事は、素直に褒めてあげるわ、モカでも、力がまだ足りないわ、もっと力を上げるのよ。‼︎」

ラテ「とは言っても、もうヘトヘトじゃない、これじゃあ動けそうにないわね、しょうがない、今日はもう終わりにするわよ。」

モカ「は、はい」

モカ「今日はかなりの魔力を消耗してしまったわ、まだまだ、ダメね、明日からもっと頑張んないと」

とその時であった、館内の集合の鐘がなった。

カンカン カカン カンカン

モカ「こ、これは?」

ラテ「こんな時に集合のようね」

忘却の館・・・客間

チノ母「みんな、集まったわね。」

マヤ母「一体、何があったのさ?」

チノ母「別に事件といったわけではないわ」

チヤ「事件じゃないのなら、一体?」

チノ母「今から話すわ。」

チノ母「みんなは異世界転移魔法は、聞いた事ある?」

ココア「何それ?」

リゼ「さっぱりだ」

リゼ母「おい、あれはもう禁じられた、魔法だぞ!」

チノ母「ええ、確かに禁じられてるわ、でもね、今再び使わなければならない事態になり始めてるのよ。」

マヤ母「なるほどね、分かったわ」

マヤ「どういう事なのさ、お母さん?」

マヤ母「マヤ、あんた達魔法少女はまだ受け継ぐもう一つの証があるんだよ」

チノ「まだあるんですか‼︎」

チノ母「そうよ、チノそしてその証は今、ある異世界にあるの」

シャロ「え、まさか、私達が取りに行くの!」

チノ母「違うわよ、ちゃんとある人物が持ってきてくれるのよ」

チヤ「ある人物?」

チノ母「まぁ、話すより、見た方が早いわね、今からその異世界と繋がっているゲートを開くから、みんな少し下がって」

チノ母「届かざる果てしない世界への扉よ、今こそその扉を開けろ‼︎」

チノ母「ワンダーゲート!」

パァーーン‼︎

その時、眩い光が部屋全体に広がっていった。

目の前にあったのは見た事のない白い扉が一つだけ、ポツンとあった。

チノ「こ、これが異世界と繋がっている扉ですか。」

チノ母「そうよ、そろそろ来るわね」

ギィーー、ゆっくりと白い扉が開き始めてた。

リゼ「だ、誰か来る!」

カツン、カツン、カツン

ガチャン

?「フゥ、無事に着いたみてえーだな。」

ココア「赤ちゃん?」

?「チャッオス、挨拶が遅れて悪りぃな、俺の名は、リボーンだ」

マヤ「え、えええ!」

メグ「マ、マヤちゃんどうしたの?」

マヤ「だって、本物だよ、本物のリボーンだよ。‼︎」

チノ「マヤさんが、いつも以上に元気になってる」

メグ「マヤちゃんて、案外ジャンプ見てるんだね」

マヤ「だって、リボーンは一番ハマったやつだもん!」

チノ母「まぁ、話は後よ、彼には重要な物を預かってもらっているんだから」

リボーン「おっと、そうだったな、忘れちまうところだった、こいつを渡さねーとな」

ココア「箱?」

チノ母「この中にはあなた達が受け継ぐもう一つの証が入ってるわ」

マヤ「開けてみようぜ!」

パカン

マヤ「何だこれ?」

シャロ「指輪?」

チノ母「それがもう一つの証、マギカルリング」

ココア「マギカルリング?」

チノ母「そう、リングなどの技術は昔から魔法使い達の間でも多くしようされた、アイテムなの」

チノ「何で、異世界の技術がこの世界でも使われているんですか?」

リボーン「それは俺から話すぞ。」

リボーン「俺の世界にある、ボンゴレと言うマフィアがある。

そのボンゴレの初代ボスは昔、ある事件に巻き込まれて行方不明になっちまったんだ」

リボーン「行方不明になった、ボスを探して、3ヶ月後に発見された。

その時に部下達が聞いた話で、初代ボスは異世界に飛んじまってたらしいんだ。」

ココア「もしかして、その世界が私達の世界?」

リボーン「ああ、そうだ、初代ボスはこの世界に助けてもらったお礼として、リングなどの技術をこの世界に残していったんだ」

チノ「なるほど、それで私達の世界でもリングが大きく発達したんですね」

リボーン「ああ、そうだ」

リゼ「でも、何で私達のリングがそちらの世界にあるんだ?」

チノ母「それは私から説明するわ」

チノ母「昔、魔法使いの間で、多く出回っていた、リングを求めて大きな戦いが起こってしまったの。

その戦いの引き金になったのが、マギカルリング。

戦いを大きくさせないために、初代炎の魔法少女は唯一異世界の友であった、初代ボンゴレのボスにリングを預かってもらったの。

戦いを止めるために」

ココア「そうだったんだ」

リボーン「まぁ、話はまた後にするんだ、とりあえずこのリングを受け取れ」

リボーン「お前達の属性のリングがあるから、それを持っていけ」

チノ母「これであなた達は今受け継ぐ事が出来る物は全て受け継いだ、明日からはそのリングを使っての修行をやるわよ。‼︎」

リボーン「俺はしばらくこの世界にいるつもりだから、その間、みっちりお前達の家庭教師をやってやる」

ココア「明日からもっと大変なのか、やだなー」

リゼ「弱音を吐いても何も始まらないぞ、ココアとりあえず明日からまた頑張るぞ!」

チノ「リゼさんの言う通りです、頑張りましょう、ココアさん!」

ココア「よし、ならやってやるぞー!」

「おーー‼︎」

13話完

次回予告

悟空「オッス、オラ悟空いやーこの話も大分色々ぶっ込みすぎてるけど、まぁその話はいいとして、次回はリングを使っての修行を開始する、ココア達果たして、どんな事が待ち受けているのか!」

次回「希望の炎」

ぜってい、見てくれよな(^ω^)


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください