ご注文は魔法少女ですか?第42話
第42話「堕天使デーモン」
前回のあらすじ
界王様「前回、氷の幹部コールドと戦ったメグ。苦戦を強いられるも、守護闘神とゴッドアーマーが目覚めた事で、コールドを撃破、鍵を手に入れたのであった」
シュン!
マヤ「メグ!良かった、鍵手に入れたんだね‼︎」
メグ「うん、マヤちゃん達皆んなも無事鍵ゲットしたんだね」
チノ「はい、でも幹部との戦いにちょっと苦戦しました」
メグ「私もだよ、でもモカさんが戻って来たら、次は」
チノ「そうですね、いよいよダークとの戦い」
マヤ「大丈夫だよ、私達皆んないれば、倒せるよ!」
メグ「そうだね、大丈夫だね」
チノ「でも、そのダークの戦いより、まだ戻って来てないモカさんの方も心配です」
マヤ「確かにでも、モカさんなら大丈夫だよ、鍵持って来て無事帰ってくるよ」
チノ「そうだと良いんですが」
その頃モカは・・・シュン
モカ「此処ね、幹部の部屋は」
モカ「でも、暗いわねこの部屋、明かりを灯さないと、光よ!」パァーーン!
モカ「よし、明るくなった早く幹部を見つけて、鍵を手に入れないと」カツン、カツン
モカ「にしてもこの部屋から感じる禍々しい、気配嫌な予感ね」
カサカサ!
モカ「何か来る!」
カサカサ、カサカサ
モカ「何、足音が速い、ゴキブリ?いや、羽音もするしコウモリかしら?」
?「グギャア!」ビュン!
モカ「キャ、何今の生き物は」
?「俺が召喚した、リトルデビルさ」
モカ「貴方は誰?」
デーモン「おっと、自己紹介が遅れてすまない、俺は第8幹部、堕天使デーモン以後、お見知り置きよ」
モカ「堕天使!そうこの部屋から感じてた禍々しいオーラは貴方だったのね‼︎」
デーモン「おやおや、俺のオーラに気付くとは流石天使モノフェルの娘」
モカ「貴方、私を知ってるの」
デーモン「もちろん知っている、何故ならモノフェルは俺の友だったからなぁ‼︎」
モカ「友?堕天使である貴方が?」
デーモン「堕天する前の事さ、今は友だとも思ってないさ」
デーモン「此処で少し、昔話をしてやろう、俺とモノフェルの話だ」
モカ「そんな話を聞いてる暇は!」
デーモン「聞け、お前にも関係のある事なんだからなぁ」
モカ「なんですって‼︎」
デーモン「まぁ落ち着け、今から話してやる」
デーモン「昔、天界に二人の天使が居ました。モノフェルとデーモン、二人は掛け替えのない友でした」
デーモン「ある日、モノフェルがデーモンある話をしました」
モノフェル「デーモン、話したい事があるの少し良い?」
デーモン「ああ、良いよ」
モノフェル「私、この前地上に行ったの、それである一人の人間に恋をしちゃったの」
デーモン「なっ、モノフェル悪い事は言わない、今すぐその人と別れろ、人間と恋だなんて、天界の掟に背く事だぞ!」
モノフェル「分かってるでも私は」
天使A「おいそこ、何してる‼︎」
デーモン「取り敢えず、その話はまた後だ、でもモノフェル人間の恋するのはダメなんだ天界の為にも別れる必要があるんだ、分かってくれ」
デーモン「それから数ヶ月後、モノフェルは人間と結婚し更には、子供まで持ってしまったのです。これによってモノフェルは天界から追放されてしまいました」
デーモン「モノフェル、何故だ、何故僕の忠告を無視した」
モノフェル「ごめんなさい、でもやっぱり諦めきれなかったの、分かってくれとは言わないわ」
デーモン「上は君を追放する役目を僕に託した、でも親友である君を自分の手で追放したくない、モノフェル僕はどうすれば良いんだ」
モノフェル「デーモン、貴方は迷わなくても良いの、ためらう必要はないの」
デーモン「でも、君に手を出す事になってしまう、友である事を裏切ってしまう!」
モノフェル「良いのよ、私は気にしないだから、私からもお願い、デーモン」
デーモン「そして、追放の日、デーモンは友モノフェルを自らの手で追放するのでした」
デーモン「モノフェル、本当にすまないと思っている、君を止められなかったり、君の刑を無くす事さえ出来なかった」
モノフェル「いいえ、貴方は悪くない悪いのは私なのだから」
デーモン「モノフェル」
モノフェル「さぁ、デーモン早く私を追放してそうすれば、貴方や天界は救われる」
デーモン「クゥ、すまない、だがモノフェル最後にこれだけ言わせてくれ」
モノフェル「何?」
デーモン「デーモンはモノフェルの耳元でこう言ったのです」
デーモン「モノフェル、これらは全て俺が仕向けた罠だったのさ」
モノフェル「なっ、そんな貴方は私を騙して!」
デーモン「そうさ、君があの男と恋に落ち結婚したのも、君を天界から追放させたのも、全て俺の計画だったのさアハハハハ!」
モノフェル「デーモン貴方!、キャ!」
デーモン「さらばだ、モノフェル、精々頑張るのだな!」
デーモン「これが俺とモノフェルの昔話さ、どうだ面白かっただろ?」
モカ「デーモン何て事を‼︎」
デーモン「モノフェルを追放させたのはある目的が有ったのさ」
モカ「目的ですって?」
デーモン「そうだ、俺は当日魔界の扉を開き、天界を手に入れようとしていた。だが、魔界の扉を開くためにある物が必要だった」
デーモン「恨みの念を持った天使の心、それが必要だった」
モカ「まさか、モノフェルを騙して、追放させたのは、その心を手に入れる為!」
デーモン「その通り、魔界の扉を開くために必要だった、だが、仲の良かった天使は身近に居なかった、それでモノフェルを見つけて、そして仲良くする振りをしていたのさ」
デーモン「あいつは本当に役に立ったよ、仲良くすれば何でも話してくれた、だから利用できたのさ‼︎」
デーモン「良い奴ほど簡単に利用出来るからなぁ、本当真実を話した時の奴の顔は最高だったよ、あの絶望した顔、今思い出しただけでも、笑いが止まらない!」
デーモン「だが、天界の奴らに気付かれ、天界を手に入れる計画は失敗に終わり、俺はこの地上に堕とされた」
デーモン「だが、俺は運が良かった、堕天し、行き場も無くさ迷っていて俺をあのお方が見つけてくれた」
モカ「それが、ダークだったのね」
デーモン「そうさ、俺はあの方に着いて行き供に世界を手に入れようとした、だが、あの魔法少女ココラテが邪魔をした事で我々は何百年もの眠りに尽かされた!」
デーモン「だが、我々とは違く、早くに目覚めたダーク様が我々の眠りを解いてくれて今に至るのさ!」
デーモン「しかし、戦う相手があのモノフェルの娘とは思ってもいなかったがな」
モカ「デーモン、私は貴方を絶対に倒す!」
デーモン「俺を倒す?笑わせるな、出でよ我が魔獣、破壊神シヴァ‼︎」
シヴァ「ウォーーーー‼︎」
デーモン「貴様なんぞ、このシヴァで跡形も無く消し去ってくれるわ‼︎」
デーモン「行けシヴァ、あの小娘を消し去れ!」
シヴァ「ハァーーー‼︎」ドゴーーーン!
デーモン「モノフェルの娘だとしても、所詮は人間、俺の敵ではない!」
シュ〜
モカ「それどうかしらね、デーモン」
デーモン「なっ、バカな死んでいないだと‼︎」
モカ「私の中に眠る天使の力が守ってくれたのよ」バサ!
デーモン「己、何をしてるシヴァあいつをさっさと消し去れ!」
シヴァ「・・・・」
デーモン「何をして、動け動かんか‼︎」
モカ「無駄よ、ホーリーチェーンで動きを封じたわ」
デーモン「貴様、良くも!」
モカ「次は私の場よ、来なさい光の守護闘神、ガーディアンジェルコーン!」シュン!
ガーディアンジェルコーン「まさか、聖獣になってバラバラになっていた力をお前自身が元に戻すとはな」
モカ「ガーディアン、エンジェル、ユニコーン、案外この三体の力を元の一体に戻すの大変だったんだからね」
ガーディアンジェルコーン「そうか、と言うか話して暇な無さそうだな」
モカ「そうね、行くわよ!」
デーモン「良かろう、ならば俺自身が貴様らに死を送ってやる!」パァーーン!
モカ「何この光は!」
ガーディアンジェルコーン「分からん、だがあいつの召喚した、魔獣の方も光っている、何が起きるんだ‼︎」
デーモン「見せてやろう幹部の力を、このダークアーマーの力を!」
モカ「何あれは鎧?」
ガーディアンジェルコーン「どうやら、召喚した魔獣の力を鎧にして身に纏ったんだ。とてつもない力を感じる」
モカ「そんな、じゃあどうするの?私達の方もあんな感じの鎧にはなれないの?」
ガーディアンジェルコーン「いや、出来るむしろそれしか、あいつに対抗出来ない!」
モカ「だったらやりましょう、それしか手がないのであれば尚更」
ガーディアンジェルコーン「わかった、それじゃあ行くぞ!」
モカ「ええ!」パァーーン
デーモン「無駄だ、何をしようとも貴様らは終わるのだ‼︎」
モカ「いいえ、終わるのは貴方の方よデーモン!」
デーモン「なんだと‼︎」
モカ「これが私のアーマー」
ガーディアンジェルコーン(そうだ、ゴッドアーマーと言うんだ)
モカ「ゴッドアーマー、よし早速あいつを倒すわよ!」
モカ「喰らいなさい、ガーディアンジェルアロー‼︎」ヒュン‼︎
デーモン「ならばこれで沈めてやる、デーモンブラスト‼︎」ドーーーン‼︎
「ハァーーー‼︎」
ドカーーーン‼︎
デーモン「バカな、この俺が負けただと、こんな人間如きに、何故だ、何故だーーー‼︎」シュ〜ン
モカ「貴方は闇に頼りすぎたのよデーモン」
ヒュン、ヒュン、ヒュン
モカ「これが最後の鍵ね、よし、みんなの所に急がないと‼︎」ヒュン‼︎
モカ「ごめん、みんな遅くなっちゃった!」
ココア「お姉ちゃん!良かった無事に帰ってきて」
チノ「ココアさん、安心するのまだ早いです」
ココア「そうだったね、それじゃあ鍵をはめ込んで、扉を開けよう」
カチン、カチン、カチン
ココア「これで全部、開くよみんな」
ギギギギギ‼︎
ココア「行こうみんな、最後の戦いに!」
完
次回予告
悟空「オッス、オラ悟空」
ティッピー「ティッピーです」
悟空「次回はいよいよなんだな、ダーク戦」
ティッピー「そうですね、皆さん無事ダークを倒して帰ってきてください」
次回「決戦、動き出す魔王」
ぜったいみてくださいね(^ω^)
このSSへのコメント