2016-07-19 18:19:44 更新

第43話「決戦、動き出す魔王」

前回のあらすじ

界王様「前回、モカは自分のもう一人の母、天使モノフェルの友人だった堕天使デーモンと対決する。デーモンから話された事、それは自らの目的の為にモノフェルを騙していたという事だった。これに怒りの火が付いたモカは、守護闘神とゴッドアーマーに覚醒しデーモンを撃破した。そして、全ての鍵を手に入れココア達はダークとの戦いに臨む」

闇の玉座・・・

ダーク「とうとうこの日が来たのだな、魔法少女」

ココア「ダーク、ようやく貴方に辿り着いた、今ここで決着を付けてあげる!」

ダーク「ふっ、面白い時が満ちるまで少し遊んでやろう」

ココア「みんな行くよ!」

リゼ「ああ、ウィンドマグナム!」ヒュン!

リゼ「くらえ、烈風弾!」ドゴン!

ダーク「ウィグル、自分の祖父の武器か」

ダーク「ハァア!」バーン!

リゼ「何、だったら」

ダーク「遅い!」

リゼ「しまった!」

ダーク「ふん!」

シャロ「スラッシュスパーク!」ビリビリビリ!

ダーク「グァ!」

シャロ「先輩、大丈夫ですか!」

リゼ「すまん、シャロ助かった」

シャロ「先輩、合体技をやりましょう」

リゼ「合体技!そんないきなり出来るのか?」

シャロ「物は試しです、先輩は大きな竜巻を出してくださいその後に私が稲妻を出します」

リゼ「わかった」

ダーク「流石、雷の魔法少女、体を麻痺される程の電力とはな」

ゴゴゴゴゴ

ダーク「なんだ、あれは?」

リゼ「行くぞ、シャロ!」

シャロ「はい、先輩」

リゼ「天風忍法、大竜巻‼︎」ゴーーーン‼︎

シャロ「大電圧、大稲妻‼︎」ドーーーン‼︎

リゼ・シャロ「ストームブラスト‼︎」ドゴーーーン‼︎

ダーク「ウァーーーー‼︎」バーーーーン!

リゼ「やったのか?」

シャロ「そうだと良いんですが」

チノ「二人共、気をつけてください、まだ来ます!」

リゼ「何!」

シュン!

シャロ「先輩、避けて!」

リゼ「グハァ!」

シャロ「先輩!」

チヤ「リゼちゃん‼︎」

ダーク「悪魔の手、デーモンハンド当たったのは風の魔法少女だけか」

シャロ「貴方よくも!」

シャロ「喰らいなさい、避雷針‼︎」ドーーーン!

ガキィン!

シャロ「そんな防がれた!」

ダーク「怒りに頼ってる攻撃なんぞ、私には効かん」

シャロ「だったら!」

チヤ「シャロちゃん落ち着いて!リゼちゃんの方は今チノちゃんとモカさんが治療してるから、だから大丈夫よ」

シャロ「でもチヤ、先輩がやられたのよ、黙ってろって言うの‼︎」

チヤ「シャロちゃん、此処は私に任せて」

シャロ「チヤ」

チヤ「次は私よ」

ダーク「大地の魔法少女か、祖母を殺された事で怒りと憎しみを抱いているのか、悲しい奴よ」

チヤ「此処で貴方を倒せば簡単な話よ」

ダーク「簡単に行けば良いがな?」

マヤ「チヤ私も手伝うよ!」

メグ「チヤさん一人では戦わせない!」

チヤ「マヤちゃん、メグちゃん、二人共ありがとう」

ダーク「協力者が増えた所で何になるというのだ、貴様らは所詮は人間に過ぎんのだぞ」

チヤ「ダーク、余り人間を甘く見てると痛い目みるわよ?」

ダーク「ホゥ、それなら見せて貰うか、人間の力を」

チヤ「私も新しい技を見せせてあげる‼︎」

ダーク「重力拳の構え、残念だが、貴様らの今迄の戦いを見て知っている、俺には」

チヤ「効かないと言いたいんでしょ?」

チヤ「でも、今からやる技は新しい技どうなるかしらね?」

ダーク「ならば、その技を打つ前に貴様を倒す!」ググ!

ダーク「何、俺の足が凍っているだと!」

メグ「アイスロック、貴方の動きを封じさせてもらいました」

ダーク「氷の魔法少女、己貴様!」

マヤ「チヤ行くよ、毒弾‼︎」ドーーーン!ピチャン

チヤ「ありがとう、マヤちゃん‼︎」

チヤ「さぁ、喰らいなさいポイズンナックル‼︎」ドゴン‼︎

ダーク「グァ‼︎」

ダーク「また合体技か!」

チヤ「そうよ、まず貴方の動きをメグちゃんが止めて、私の拳に溜めた重力の塊に向かってマヤちゃんが毒を打つ、打たれた毒は重力に引きよれされるから、拳にとどまって、あの技は完成したのよ」

ダーク「何故だ、何故失敗を恐れない、何が貴様らをそこまで強くさせるのだ?」

ココア「心よダーク、心の繋がりが私達のいえ人の強さなのよ」

チヤ「ココアちゃん、リゼちゃんの方は大丈夫なの?」

ココア「うん、チノちゃんとお姉ちゃんが協力して治療したから早く回復した」

チヤ「そうなら良かった」

ダーク「炎の魔法少女、心の繋がりと言ったな、では貴様に問う、何故そこまで仲間を信じられる裏切られる恐怖はないのか?」

ココア「正直言うと、恐怖はある。いつも仲良くしてるチヤちゃん達が突然裏切ってしまうんじゃないかって、思ってしまう時はある」

ココア「でも、私は思うんだ、いつも仲良く、楽しく、一緒にいるからこそ、心は強く結びついている、どんなに強い闇でもどんなに怖い人でも、固く結ばれた心の糸は絶対に切れないものだって事」

ダーク「そうか、やはり貴様ら人間は甘い考えだな」

チヤ「なんでって!」

ダーク「信頼をすればするほど、裏切られた時強い憎しみや恨みを抱く、信頼など薄っぺらいものなんだよ!」

ゴゴゴゴゴ‼︎

ココア「何、地震‼︎」

チノ「ココアさん‼︎」

モカ「ココア、みんな大丈夫!」

ココア「チノちゃん、お姉ちゃん!」

ココア「お姉ちゃん、リゼちゃんとシャロちゃんは⁉︎」

モカ「二人は今来るはそれよりも、ココアあれは何」

ココア「そうだった、ダーク貴方一体何をしたの!」

ダーク「時は満ちた、今こそ扉を開く時‼︎」

ココア「そうはさせない!」

ビュルン‼︎

ココア「何これ、離してよ!」

チノ「クゥ、身動きが取れない!」

ココア「チノちゃん、みんな‼︎」

ココア「来なさい、ドラフェオン‼︎」

ダーク「無駄だ、守護闘神達は呼び出しても出て来ない」

ココア「何をしたの、ダーク!」

ダーク「貴様らの中に眠っている、光のハートキーを取り出すのさ、だから守護闘神達に邪魔されたくないのさ」

ダーク「魔法少女達よ、あれを見るがいい」

ダーク「お前達が今まで、グールやホムンクルス達を倒してくれたお陰で、たっぷりと心を吸ったダークムーンだ」

ココア「あれが、ダークムーン、なんて禍々しい月なの」

ダーク「更にあれを見てみろ」パァーーン‼︎

チノ「人間界、なっあれは私達の街‼︎」

チノ「ダーク、私達の街に何するつもりなんですか‼︎」

ダーク「儀式の場所にするのさ、世界の扉を開くには場所も必要なのでな」

チノ「そんな事やらせるものですか‼︎」ビリン‼︎

チノ「ぐぁーーー‼︎」

ダーク「少し大人しくしてろ」パチン!

シャロ「何この小さな扉は」

ダーク「それはお前達の心の扉だ、ハートキーはそこに封印されてるのだ」

ダーク「安心しろ、痛みは感じない」パァーーン‼︎

チヤ「何この感覚、心が苦しい!」シュン

シャロ「チヤ、しっかりしなさい、此処で私達が、やら・・れたら・・どうするの・よ」シュン

ココア「チヤちゃん、シャロちゃん‼︎」

ダーク「まず二本、さてお次は」

マヤ「来るな、こっちに来るな!ヒグ!」シュン

メグ「マヤちゃん!」

ダーク「次は貴様だ」

メグ「イヤーーー!」シュン

チノ「マヤさん、メグさん、二人共しっかりしてください!」

ダーク「やれやれ、騒がしい奴だ」

チノ「ダーク貴方だけは、ングゥ!」シュン

ダーク「少し黙っていろ」

ココア「嘘、チノちゃん、チノちゃん!」

ダーク「炎の魔法少女、貴様は最後だ」

ココア「なんですって!」

ダーク「ふん!」

モカ「グァ!」シュン

リゼ「意識が遠のいて」シュン

ココア「嘘でしょ、みんな」

ダーク「さて、貴様が最後だ、ココアという名前だったな」

ココア「ダーク、絶対に私は貴方を倒す、何が何でも!」

ダーク「フフフフ、威勢だけは一人前だな、だがそれも今だけだ」

ココア「何を言って、グァ、あっあああ!」シュン

ダーク「これで最後の一本」

ダーク「さて、貴様が最後だ、ココアという名前だったな」

ココア「ダーク、絶対に私は貴方を倒す、何が何でも!」

ダーク「フフフフ、威勢だけは一人前だな、だがそれも今だけだ」

ココア「何を言って、グァ、あっあああ!」シュン

ダーク「これで最後の一本」

ダーク「これで鍵は揃った、あとは」パン!

ダーク「魔界の奥深くに眠る三体の魔獣よ、今こそ深き眠りから覚めたまへ‼︎」パァーーン‼︎

バゴォーン!

ワイバーン「三代魔獣、ワイバーン」

グリフォン「同じく、グリフォン」

ケルベロス「同じく、ケルベロス」

「我ら、三代魔獣いた此処に、復活致しました‼︎」

ダーク「目覚めたか、魔獣達よ、では元の魔神へと戻って、一部となれ」

三代魔獣「はい、ダーク様」パァーーン‼︎

ダーク「ハァーーー‼︎」パァーーン‼︎

ダーク「サタンアーマー、遂に戻った、昔の力が!」

ダーク「魔神ワイグリフォーンベロスの力、全てが戻った、これで後は扉を開き、私の望む世界へ作り変えてやる‼︎」シュン

夢の中・・・

ココア「あれ私何やってたんだっけ、忘れちゃった」

チノ「ココアさん、もう時間ですよ」

ココア「チノちゃん、そっか学校か」

チノ「何言ってるんですか、今日も見回りじゃないですか」

ココア「見回り?私達見回りなんかやってたっけ?」

チノ「寝ぼけないでください、私達の役目じゃないですか」

ココア(そうだ、私は何か大切な事をやっていた、でもなんだっけ?)

ココア「私達何やってたっけ?」

チノ「・・・少女ですよ、忘れたんですか?」

ココア「少女?」

チノ「まだ、寝ぼけてる、良いですか、私達はこの世界を救う、魔法・・なんですよ」

ココア(魔法?少女?世界を救う、そうだ私は)パァーーン‼︎

魔界・・・

ココア「クゥ、そうだ私は魔法少女、みんなの為にこの世界の為に」

ドラフェオン(ようやく、お目覚めかい)

ココア「ドラフェオン」

ドラフェオン(ココア、みんなの心の中を見てみな)

パァーーン‼︎

チノ(ココアさん)

リゼ(ココア)

シャロ(ココア)

チヤ(ココアちゃん)

マヤ(ココア)

メグ(ココアさん)

モカ(ココア)

(私達の為にも、戦って、この世界を救って)

ココア「みんな」

ドラフェオン(こいつらも行きたいみたいだ)

ココア「チノちゃん達の守護闘神さん達」

ドラフェオン(ココア、やろうぜ、チノ達のため、この世界を救おうじゃねーか)

ココア(そうだ、私には皆んなが付いてる、私がやらないといけないんだ‼︎)パァーーン‼︎

ココア「何これは」

ドラフェオン(お前の事を信じる皆んなの希望の力が鎧になったんだ。言うならば、ホーリーアーマー、希望の鎧)

ココア「行こう、ダークを止めて、この世界を救おう‼︎」


次回予告

悟空「オッス、オラ悟空」

チノ「チノです」

悟空「やっとなんだな、次回」

チノ「そうですね、遂に次回は最終回」

チノ「ダークと最後の戦いに向かったココアさん。待って、やめて下さい、そんな事したら、ココアさんあなた自身が‼︎」

最終回「貴方は私の最高のお姉ちゃんです」

絶対見てくださいね(^ω^)


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